JP2623623B2 - シフトレバーのロツク装置 - Google Patents
シフトレバーのロツク装置Info
- Publication number
- JP2623623B2 JP2623623B2 JP33634087A JP33634087A JP2623623B2 JP 2623623 B2 JP2623623 B2 JP 2623623B2 JP 33634087 A JP33634087 A JP 33634087A JP 33634087 A JP33634087 A JP 33634087A JP 2623623 B2 JP2623623 B2 JP 2623623B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shift lever
- detent pin
- detent
- shift
- range
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
- Mechanical Control Devices (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、自動変速機を使用する車輌に適用する、シ
フトレバーのロック装置に関するものである。
フトレバーのロック装置に関するものである。
（従来の技術） 自動変速機を使用した自動車等の車輌においては、シ
フトレバーが変速位置の各段（Ｄ、２、３レンジ、以下
走行レンジという）あるいは駐車時の位置（以下Ｐレン
ジという）または中立位置（以下Ｎレンジという）に確
実に停止するように、デテントプレートの段孔にデテン
トピンを係合させるようになっている。そしてＰレンジ
においては、デテントピンの下にカムをスライドさせ、
デテントピンの操作ができないようにしている。
フトレバーが変速位置の各段（Ｄ、２、３レンジ、以下
走行レンジという）あるいは駐車時の位置（以下Ｐレン
ジという）または中立位置（以下Ｎレンジという）に確
実に停止するように、デテントプレートの段孔にデテン
トピンを係合させるようになっている。そしてＰレンジ
においては、デテントピンの下にカムをスライドさせ、
デテントピンの操作ができないようにしている。
（発明が解決しようとする問題点） このようにデテントピンのロックがＰレンジのみであ
ると、使用上不便なことがある。本発明はこの点に鑑み
て成されたものである。
ると、使用上不便なことがある。本発明はこの点に鑑み
て成されたものである。
（問題点を解決するための手段） 本発明は上記問題点を解決するための手段として、デ
テントピンを貫通させたシフトレバーに隣接させて、前
記デテントピンを貫通させる段孔を有するデテントプレ
ートを配設した自動変速機において、前記デテントプレ
ートのデテントピン先端側にデテントピンの動きを規制
するシフトロックプレートを設け、前記シフトレバーを
貫通するデテントピンの基端を、該デテントピンがシフ
トレバーの軸心方向及びシフトレバーの揺動方向に移動
可能に保持されるカム機構を介して、該デテントピンの
進退駆動をする機体に設けられた駆動機構に結合した構
成としたものである。
テントピンを貫通させたシフトレバーに隣接させて、前
記デテントピンを貫通させる段孔を有するデテントプレ
ートを配設した自動変速機において、前記デテントプレ
ートのデテントピン先端側にデテントピンの動きを規制
するシフトロックプレートを設け、前記シフトレバーを
貫通するデテントピンの基端を、該デテントピンがシフ
トレバーの軸心方向及びシフトレバーの揺動方向に移動
可能に保持されるカム機構を介して、該デテントピンの
進退駆動をする機体に設けられた駆動機構に結合した構
成としたものである。
（作用） このような構成とすれば、シフトロックプレートに設
けるデテントピンの動きを規制する部分の形状および駆
動機構によるデテントピンの動き方向およびタイミング
を適宜設定することにより、Ｐレンジのみならず、どの
レンジにもロックをきかすことができることになる。こ
のため使用性が著しく向上することになる。
けるデテントピンの動きを規制する部分の形状および駆
動機構によるデテントピンの動き方向およびタイミング
を適宜設定することにより、Ｐレンジのみならず、どの
レンジにもロックをきかすことができることになる。こ
のため使用性が著しく向上することになる。
（実施例） 以下、本発明の一実施例を第１図ないし第３図につい
て説明すると、１はシフトレバーであり、中空の内部に
デテントレリーズロッド２を図における上下方向に移動
自在に設けたものである。このデテントレリーズロッド
２は上端のボス部３においてデテントピン４を貫通させ
ており、シフトレバー１が下端の変速軸５を支点にして
回動（傾斜）するとき、その傾斜度合いにより、シフト
レバー１に隣接させて設けられたデテントプレート６の
段孔７内を移動し、シフトレバー１の傾斜角度に対応し
た段部に係合するようになっている。この部分の構造に
ついては従来のものと変るところはない。
て説明すると、１はシフトレバーであり、中空の内部に
デテントレリーズロッド２を図における上下方向に移動
自在に設けたものである。このデテントレリーズロッド
２は上端のボス部３においてデテントピン４を貫通させ
ており、シフトレバー１が下端の変速軸５を支点にして
回動（傾斜）するとき、その傾斜度合いにより、シフト
レバー１に隣接させて設けられたデテントプレート６の
段孔７内を移動し、シフトレバー１の傾斜角度に対応し
た段部に係合するようになっている。この部分の構造に
ついては従来のものと変るところはない。
デテントプレート６の隣接した位置で、第３図に示す
ようにシフトレバー１と反対側の位置には、上部にデテ
ントピンの係合段部８を設けたシフトロックプレート９
が溶接10によって取付けられており、後述のようにデテ
ントピン４の動きを規制するようになっている。デテン
トピン４はシフトレバー１のボス部３に対して軸方向に
動き得るように貫通しており、その基端部にはフランジ
部11が形成されて、第４図に示すような形状のスライド
カム12の溝13に係合している。スライドカム12の溝13は
第４図に示すように長手方向に伸びているので、デテン
トピン４はこの方向に自由に動き得ることになる。
ようにシフトレバー１と反対側の位置には、上部にデテ
ントピンの係合段部８を設けたシフトロックプレート９
が溶接10によって取付けられており、後述のようにデテ
ントピン４の動きを規制するようになっている。デテン
トピン４はシフトレバー１のボス部３に対して軸方向に
動き得るように貫通しており、その基端部にはフランジ
部11が形成されて、第４図に示すような形状のスライド
カム12の溝13に係合している。スライドカム12の溝13は
第４図に示すように長手方向に伸びているので、デテン
トピン４はこの方向に自由に動き得ることになる。
スライドカム12にはその後部両側に溝14が設けられて
おり、この溝14がスライドカム12の後部に配設されたム
ービングカム15の溝16に相互に係合している。スライド
カム12とムービングカム15とは、デテントピン４をシフ
トレバー１の軸心方向及びシフトレバー１の揺動方向に
移動可能に保持するカム機構を形成する。このカム機構
によって、デテントピン４は第１図における上下左右に
動き得ることになる。ムービングカム15の後方には駆動
機構としてのソレノイド17が機体21に設けられており、
その出力軸18がムービングカム15の後面に結合してい
る。19はムービングカム15を前方に押すスプリング、20
はムービングカム15を位置決めするフレートである。
おり、この溝14がスライドカム12の後部に配設されたム
ービングカム15の溝16に相互に係合している。スライド
カム12とムービングカム15とは、デテントピン４をシフ
トレバー１の軸心方向及びシフトレバー１の揺動方向に
移動可能に保持するカム機構を形成する。このカム機構
によって、デテントピン４は第１図における上下左右に
動き得ることになる。ムービングカム15の後方には駆動
機構としてのソレノイド17が機体21に設けられており、
その出力軸18がムービングカム15の後面に結合してい
る。19はムービングカム15を前方に押すスプリング、20
はムービングカム15を位置決めするフレートである。
このように構成されたこのシフレバーのロック装置
は、図示しないブレーキ機構にブレーキ作動時にオンと
なるスイッチを設け、このスイッチによってソレノイド
17が励磁されるようにして使用する。いまＰまたはＮレ
ンジにおいてブレーキオフのときには、デテントピン４
は第１図におけるａの位置にあり、下方への動きがシフ
トロックプレート９によって規制される状態にある。し
たがってシフトレバー１の動きは不能となる。Ｐまたは
Ｎレンジでブレーキオンになるとソレノイド17が出力軸
18を引込ます方向に作動し、デテントピン４をシフトロ
ックプレート９の規制を受けない位置まで変位させる。
これによりシフトレバー１は、デテントピン４がデテン
トプレート６の段孔７内で規制されるのみで自由にな動
き得ることになる。したがって自由な変速操作ができる
ことになる。
は、図示しないブレーキ機構にブレーキ作動時にオンと
なるスイッチを設け、このスイッチによってソレノイド
17が励磁されるようにして使用する。いまＰまたはＮレ
ンジにおいてブレーキオフのときには、デテントピン４
は第１図におけるａの位置にあり、下方への動きがシフ
トロックプレート９によって規制される状態にある。し
たがってシフトレバー１の動きは不能となる。Ｐまたは
Ｎレンジでブレーキオンになるとソレノイド17が出力軸
18を引込ます方向に作動し、デテントピン４をシフトロ
ックプレート９の規制を受けない位置まで変位させる。
これによりシフトレバー１は、デテントピン４がデテン
トプレート６の段孔７内で規制されるのみで自由にな動
き得ることになる。したがって自由な変速操作ができる
ことになる。
シフトロック作動時以外の場合、たとえば走行レンジ
の「２」のポジションにあるときには、デテントピン４
は第１図におけるｂの位置にあり、ソレノイド17の部分
に設けられたスプリング19によって前方に押されること
になるので、デテントピン４の先端はシフトロックプレ
ート９に当接した状態でデテントプレート６の段孔に沿
った動きをすることになる。
の「２」のポジションにあるときには、デテントピン４
は第１図におけるｂの位置にあり、ソレノイド17の部分
に設けられたスプリング19によって前方に押されること
になるので、デテントピン４の先端はシフトロックプレ
ート９に当接した状態でデテントプレート６の段孔に沿
った動きをすることになる。
（発明の効果） 本発明は以上説明したように構成したシフトレバーの
ロック装置であるから、従来構造ではＰレンジしかロッ
クできなかったものを、Ｎレンジでも、あるいはその他
の任意のレンジにでも自由にロックできることになる効
果がある。そして現行のＰレンジのみロックできるよう
にしたものに対して部品点数が殆ど変らず、デテントピ
ン以外についてシフトロック無しのものの部品を流用で
きる利点もある。
ロック装置であるから、従来構造ではＰレンジしかロッ
クできなかったものを、Ｎレンジでも、あるいはその他
の任意のレンジにでも自由にロックできることになる効
果がある。そして現行のＰレンジのみロックできるよう
にしたものに対して部品点数が殆ど変らず、デテントピ
ン以外についてシフトロック無しのものの部品を流用で
きる利点もある。
第１図は本発明の一実施例の正面図、第２図は第１図の
ものの平面図、第３図は第１図を側方から見た一部断面
図、第４図はスライドカムの傾斜図である。 １……シフトレバー ２……デテントレリーズロッド ４……デテントピン ６……デテントプレート ７……段孔 ８……係合段部 ９……シフトロックプレート 12……スライドカム 15……ムービングカム 17……ソレノイド 21……機体
ものの平面図、第３図は第１図を側方から見た一部断面
図、第４図はスライドカムの傾斜図である。 １……シフトレバー ２……デテントレリーズロッド ４……デテントピン ６……デテントプレート ７……段孔 ８……係合段部 ９……シフトロックプレート 12……スライドカム 15……ムービングカム 17……ソレノイド 21……機体
Claims (1)
- 【請求項１】デテントピンを貫通させたシフトレバーに
隣接させて、前記デテントピンを貫通させる段孔を有す
るデテントプレートを配設した自動変速機において、前
記デテントプレートのデテントピン先端側にデテントピ
ンの動きを規制するシフトロックプレートを設け、前記
シフトレバーを貫通するデテントピンの基端を、該デテ
ントピンがシフトレバーの軸心方向及びシフトレバーの
揺動方向に移動可能に保持されるカム機構を介して、該
デテントピンの進退駆動をする機体に設けられた駆動機
構に結合したことを特徴とするシフトレバーのロック装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33634087A JP2623623B2 (ja) | 1987-12-29 | 1987-12-29 | シフトレバーのロツク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33634087A JP2623623B2 (ja) | 1987-12-29 | 1987-12-29 | シフトレバーのロツク装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01175616A JPH01175616A (ja) | 1989-07-12 |
| JP2623623B2 true JP2623623B2 (ja) | 1997-06-25 |
Family
ID=18298108
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33634087A Expired - Lifetime JP2623623B2 (ja) | 1987-12-29 | 1987-12-29 | シフトレバーのロツク装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2623623B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4049533B2 (ja) | 2000-12-07 | 2008-02-20 | 株式会社リコー | 記録液、記録液カートリッジ、記録方法、記録装置及び記録媒体 |
-
1987
- 1987-12-29 JP JP33634087A patent/JP2623623B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01175616A (ja) | 1989-07-12 |
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