JP2622367B2 - ゴルフボール回収作業車 - Google Patents

ゴルフボール回収作業車

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JP2622367B2
JP2622367B2 JP7082164A JP8216495A JP2622367B2 JP 2622367 B2 JP2622367 B2 JP 2622367B2 JP 7082164 A JP7082164 A JP 7082164A JP 8216495 A JP8216495 A JP 8216495A JP 2622367 B2 JP2622367 B2 JP 2622367B2
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正太 冷牟田
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B47/00Devices for handling or treating balls, e.g. for holding or carrying balls
    • A63B47/02Devices for handling or treating balls, e.g. for holding or carrying balls for picking-up or collecting
    • A63B47/021Devices for handling or treating balls, e.g. for holding or carrying balls for picking-up or collecting for picking-up automatically, e.g. by apparatus moving over the playing surface
    • A63B2047/022Autonomous machines which find their own way around the playing surface

Landscapes

  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴルフボールを地上か
ら拾い上げるピックアップ装置、および、このピックア
ップ装置からのゴルフボールを貯留する貯留装置を自走
機体に備えたゴルフボール回収作業車に関する。
【0002】
【従来の技術】上記ゴルフボール回収作業車として、従
来、たとえば特開平5−192422号公報に示される
ものを構成した。すなわち、ボール貯留量の検出装置、
および、この貯留量検出装置からの情報に基づいて走行
装置を操作する走行制御手段を備え、作業対象箇所を走
行して回収ボールを貯留して行くに伴って貯留したボー
ルが満杯などの所定量になると、ボールの回収作業を中
断し、所定の荷降ろし箇所に走行して貯留しているボー
ルの荷降ろしを行うように構成した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、回収ボールが溜
まると、作業対象箇所から外れて荷降ろし箇所に走行す
ることから、回収ボールを積んで荷降ろし箇所に走行す
る間、および、ボールを降ろしてから先にボール回収を
中断した箇所に戻ってボール回収を再開するまでの間は
回収作業を中断することになり、この作業中断時間が長
くなって回収作業能率が悪くなっていた。また、回収ボ
ールを積んで荷降ろし箇所に走行する際、作業車全体の
重量が貯留しているボールなどのために重くなって芝面
に傷が付くことを回避できるようにすると、ボールの貯
留量が少なくて作業車重量が比較的軽いうちに回収作業
を中断して荷降ろし箇所に走行させる必要があることか
ら、回収作業の中断回数が多くなって回収作業能率が一
層悪くなっていた。本発明の目的は、能率よく回収作業
できるとともに、芝生フィールドの場合には芝損傷を回
避しながら能率よく回収作業できるゴルフボール回収作
業車を提供することにある。本発明の付随的な目的は、
さらに、人手を要しないで回収作業ができるようにする
とか、貯留装置の面から軽量化や構造の簡略化ができる
ようにすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、目的達成のた
めに、冒頭に記したゴルフボール回収作業車において、
自走機体が作業対象箇所の作業開始箇所から作業終了箇
所までの間に設定されたボール排出所に到着したことを
検出する到着検出装置、この到着検出装置が検出状態に
なってからの時間を計測するタイマー手段、前記貯留装
置をゴルフボールの貯留状態と排出状態とに切り換える
切り換え装置、この切り換え装置および走行装置を操作
する貯留制御手段を備え、前記到着検出装置が非検出状
態にあると、前記貯留制御手段が前記到着検出装置から
の情報に基づいて前記走行装置の駆動を可能にするとと
もに前記切り換え装置をボール貯留側に自動的に操作
し、前記到着検出装置が検出状態になると、前記貯留制
御手段が前記到着検出装置および前記タイマー手段から
の情報に基づいて、前記走行装置を自動的に停止操作す
るとともに前記切り換え装置をボール排出側に自動的に
操作し、前記到着検出装置が検出状態になってから設定
停車時間が経過すると、前記貯留制御手段が前記切り換
え装置をボール貯留側に自動的に戻し操作するとともに
前記走行装置の駆動を可能にする状態に、前記貯留制御
手段を前記到着検出装置および前記タイマー手段に連係
してあることを特徴とする。
【0005】
【作用】ゴルフボールを回収しながら走行するに伴って
ボール排出箇所に到着すると、到着検出装置が到着を検
出し、到着検出装置からの情報に基づいて貯留制御手段
が自動的に走行装置を停止させるとともに切り換え装置
を排出側に操作するために、ボール排出箇所に自動的に
停車するとともに貯留装置が排出状態になり、貯留して
来たゴルフボールをボール排出箇所に自動的に降ろせ
る。停車から設定停車時間が経過して所定量のボール排
出が終わると、タイマー手段からの情報に基いて貯留制
御手段が自動的に切り換え装置を閉じ側に操作するとと
もに走行装置の駆動を可能するために、ボール排出箇所
から再走行し、ボールの回収を再開して行くことができ
る。また、たとえば、ボールが落ち込むと回収ピットな
ど所望の回収箇所に流れ着くようになった水路を設ける
とともに、この水路に橋を掛けて水路上をボール排出箇
所として設定することにより、ボール排出箇所で排出さ
れたボールを回収ピットに容易に回収できるのであり、
作業対象箇所の途中にボール排出箇所を設定して回収ボ
ールを排出するようにしても、その後のボール回収は支
障なく行えるようにできる。
【0006】請求項2の場合、コース設定装置によるコ
ース設定と、走行制御手段による自動操作とのために、
機体が作業対象箇所を自動的に走行し、ゴルフボールを
自動的に拾い上げて貯留して行く。この回収走行に伴っ
てボール排出箇所に到着すると、到着検出装置による検
出と、貯留制御手段による自動操作とのための、自動的
に停車するとともに、貯留装置が貯留して来たゴルフボ
ールを自動的に降ろし、停車から設定停車時間が経過し
て所定量のボール排出が終わると、タイマー手段からの
情報に基づく貯留制御手段による自動操作のために、自
動的に貯留装置が貯留状態に戻るとともに機体が走行を
開始し、ボール回収を自動的に再開して行く。
【0007】請求項3の場合、ボール排出口の蓋体が開
くと、ボールが底面の傾斜によって自ずと転がり出るの
で、ボール排出口の開閉を可能にするだけでボールを貯
留したり排出できるようになる。
【0008】
【発明の効果】作業対象箇所の途中で回収ボールを降ろ
し、このボール排出設定箇所からボール回収を再開して
行けることにより、しかも、ボール排出に伴う走行停止
や、貯留装置の切り換えが自動的に行われることによ
り、荷降ろしのために回収作業を中断する時間を少なく
済ませて能率よく回収作業ができるようになった。さら
には、作業対象箇所全体から回収するボールの量が多い
場合でも、荷降ろし回数を多くすることによって積載可
能量を少なくしながら全量を回収できるようになること
により、機体自重の面からもボール積載量の面からも小
型および軽量なものにして芝生フィールドの場合でも芝
を傷めないで回収作業ができるようになった。
【0009】請求項2の場合、回収走行も、ボール排出
箇所でのボール排出も自動的に行うことにより、ボール
排出に伴う回収作業中断時間を少なくして能率よく、か
つ芝生フィールドの場合でも芝を傷めないで回収作業が
できるばかりではなく、専従の作業者を必要としないで
有利に回収作業ができるとともに、営業時間内でも練習
の障害にならないように回収作業ができて常にクリーン
な練習場を提供できる。
【0010】請求項3の場合、ボール排出口の開閉を可
能にするだけで済むことにより、ボール排出用のダンプ
機構や掻き出し装置を備えるに比して貯留装置を小型か
つ軽量なものにし、この面からも回収作業車全体を小型
化かつ軽量化してより一層芝を傷めないで有利に回収作
業ができるとか、営業時間内でもより一層目立たないよ
うに作業できるなど有利なものになる。
【0011】
【実施例】図1および図2に示すように、一つのキャス
タ型タイヤ車輪でなる前車輪1、左右一対の駆動自在な
タイヤ式後車輪2,2、左右後輪2,2の間に位置する
駆動部3を有する自走機体に、前車輪1の後側近くに位
置するボール貯留容器11、この貯留容器11の両横側
に位置するボール寄せアーム20、ボール貯留容器11
と駆動部3との間に位置する左右一対のピックアップロ
ータ31,31を有するピックアップ装置30を備えて
ある。前車輪1、ボール貯留容器11、ピックアップ装
置30および駆動部3の上方を覆うように、かつ、打球
が当たっても衝撃を緩和して跳ね返りにくいようにFR
P材で作成した機体カバー4を、前記自走機体の後端部
に機体横方向の軸芯4aまわりで上下に揺動開閉できる
ように連結し、もって、機体走行に伴い、地上に存在す
るゴルフボールBをピックアップ装置30によって自動
的に拾い揚げて貯留容器11に貯留して行くようにゴル
フボール回収作業車を構成してある。詳しくは、つぎの
ように構成してある。
【0012】図1に示すように、左右後輪2,2の車軸
2aを各別に回動自在に支持する左右一対の車軸フレー
ム5,5を自走機体の機体フレームFに支持させること
によって、左右後輪2,2を自走機体に支持させてあ
る。左右の車軸フレーム5それぞれに電動走行用モータ
M1またはM2を前記駆動部3に搭載されたバッテリー
6を電源として駆動されるように構成して取り付けると
ともに、一対の走行用モータM1,M2の一方M1の回
転出力を左後車輪2の車軸2aに、かつ、他方の走行用
モータM2の回転出力を右後車輪2の車軸2aにそれぞ
れチェーン伝動するように構成することにより、左右後
輪2,2の駆動を可能にしてある。左右後輪2,2それ
ぞれの前記車軸フレーム5は、これの後端部に位置する
機体横向きの軸芯5aまわりで上下に揺動するように自
走機体の機体フレームFに連結してある。車軸フレーム
5の機体フレームFに対する揺動を固定するように構成
して車軸フレーム5の前端側と機体フレームFとにわた
って取り付けてある調節ロッド15を回動操作すると、
調節ロッド15と機体フレームFとの間に位置するねじ
機構(図示せず)の作用のために車軸フレーム5が機体
フレームFに対して揺動昇降し、後車輪2の機体フレー
ムFに対する取り付け高さが変化するように構成してあ
る。
【0013】つまり、左右後輪2,2の取り付け高さを
各別に調節することにより、ピックアップ装置30のピ
ックアップロータ31の対地姿勢を調節できるようにし
てある。すなわち、一端側の対地高さが他端側の対地高
さより高くなる傾斜姿勢に調節したり、両端側の対地高
さが同じになる水平姿勢に調節することができる。そし
て、傾斜姿勢にした際の傾斜角度と対地高さを調節した
り、水平姿勢にした際の対地高さを調節することができ
る。そして、左右後輪2,2を一対の走行モータM1,
M2によって各別に駆動し、両走行モータM1,M2の
回転数制御によって機体の走行および操向操作を行うよ
うにしてある。すなわち、左右後輪2,2の周速度が等
しくなるように両走行モータM1,M2の回転数を調整
することにより、機体が直線走行し、左右後輪2,2の
一方の周速度が他方の周速度より低速になるように両走
行モータM1,M2の回転数を調整することにより、機
体が左向きたは右向きに走行する。
【0014】左右いずれものボール寄せアーム20は、
貯留容器11の横端部に機体前後方向の軸芯20aまわ
りで上下に揺動するように支持させ、上下に揺動操作す
ることにより、貯留容器11から機体横外向きにほぼ水
平に延出する使用姿勢と、貯留容器11から機体上向き
に延出して後車輪2よりも機体内側に入り込んで使用姿
勢にある時よりも作業車全体の横幅を狭くする格納姿勢
とに切り換えられるようにしてある。ボール寄せアーム
20を使用姿勢にすると、このボール寄せアーム20の
前後一対のアーム部分のうちの後側アーム部分に左右一
対の支持リンク21,21を介して回動自在に支持させ
てある寄せローラ22が機体に対して機体横外側ほど機
体前方側に位置する傾斜姿勢で接地し、機体が走行する
と、この機体走行による移送と接地とのために地面上を
転動して行き、地面上に存在して当接したゴルフボール
Bに回転を与える。すると、ゴルフボールBは寄せロー
ラ22に沿って移動しやすくなるとともに、寄せローラ
22は前記傾斜姿勢のためにゴルフボールBを機体内側
に移動するように案内する。これにより、使用姿勢にし
たボール寄せアーム20は、地面上に存在するゴルフボ
ールBを寄せローラ22によって機体内側に寄せ集め、
貯留容器11の下側に取り付けた左右一対の接地ローラ
32,32でなるピックアップ装置30のボール受入れ
ガイドに供給して行く。
【0015】前記左右一対の支持リンク21,21を連
結している連結筒23をボール寄せアーム20の後側ア
ーム部分に寄せローラ22の回転軸芯に平行な軸芯23
aまわりで回動するように取り付けて、左右の支持リン
ク21,21がボール寄せアーム20に対して前記軸芯
23aまわりで上下に揺動するように構成することによ
り、寄せローラ22がボール寄せアーム20に対して揺
動昇降することを可能にしてある。前記連結筒23とボ
ール寄せアーム20とにわたって取り付けた接地付勢ば
ね24により、支持リンク21を下降付勢することによ
って寄せローラ22を接地付勢してある。すなわち、寄
せローラ22が地面の凸部や石に乗り上がった際、ボー
ル寄せアーム20に対して揺動上昇して乗り上がりを吸
収する。これにより、寄せローラ22の乗り上がりのた
めにピックアップ装置30のピックアップロータ31が
対地上昇し、ピックアップロータ31と地面の間隔が広
がってピックアップロータ31のボール拾い上げミスが
発生することを回避しやすくなる。
【0016】前記ピックアップ装置30は、前記一対の
ピックアップロータ31,31、両ピックアップロータ
31,31の後側に各別に近接させて配置した左右一対
のピックアップガイド34,34、前記一対の接地ロー
ラ32,32によって構成してある。すなわち、一対の
接地ローラ32,32は、一対のピックアップロータ3
1,31の下端側の前方近くに位置し、前記一対のボー
ル寄せアーム20からのゴルフボールBをピックアップ
ロータ31とピックアップガイド34とによるボール拾
い揚げ範囲に供給する。一対のピックアップロータ3
1,31は、これらの外周面にピックアップロータ31
の回転方向および回転軸芯方向に並列して存在する多数
のピックアップ羽根体31aを備えている。このピック
アップ羽根体31aは、車輪1,2が地面の凹部に落ち
込んで地面に接触したり、地面上の凸部や石がピックア
ップロータ31の下方に来てそれに衝突しても変形した
り磨滅しにくいように、柔軟性および耐磨耗性に富んだ
樹脂材によって作成してある。一対のピックアップロー
タ31,31は、機体横向きの一本の回転支軸33によ
って一体に回動するように連結するとともに、前記回転
支軸33によって機体フレームFに回動自在に取り付け
てある。前記駆動部3に電動ピックアップモータM3を
前記バッテリー6を電源として駆動されるように構成し
て設けるとともに、このピックアップモータM3の回転
出力を前記回転支軸33にチェーン伝動するように構成
することにより、一対のピックアップロータ31,31
をピックアップモータM3によって図1に示す回転方向
Rに一体に回動駆動するようにしてある。一対のピック
アップガイド34,34のそれぞれは、ピックアップロ
ータ31の両横側に各別に位置する左右側板34a,3
4aと、ピックアップロータ31の外周囲に沿う円弧ガ
イド面34bを内面側に備えるように円弧形状に湾曲形
成して左右側板34a,34aにわたって連結したガイ
ド板本体34cとによって形成してある。そして、左右
側板34aを前記回転支軸33に相対回動自在に取り付
けることにより、ピックアップロータ31の回動軸芯と
同じ軸芯まわりでの揺動昇降によって機体フレームFに
対して自由に昇降するように取り付けてある。一対のピ
ックアップガイド34,34それぞれのガイド板本体3
4cの背面側に左右一対のブラケット35,35を介し
て接地ローラ36を回動自在に取り付けてある。つま
り、接地ローラ32が左右のボール寄せアーム20から
のゴルフボールBをピックアップロータ31の前方近く
の地面上に案内するために、機体走行に伴ってゴルフボ
ールBがピックアップロータ31の下側に来る。する
と、そのゴルフボールBをピックアップガイド34が掬
い揚げる。この時、前車輪1や後車輪2が地面の凸部に
乗り上がったり、地面の凹部に入り込んでピックアップ
ガイド34を支持している機体フレームFの対地高さが
変化しても、ピックアップガイド34の機体フレームF
に対する揺動昇降と接地ローラ36の地面への接触との
ためにピックアップガイド34のガイド板本体34cの
下端縁でなる掬い縁34dが地面上に位置するゴルフボ
ールBの中心よりも少し低レベルに位置する対地高さに
維持され、機体フレームFの対地高さ変化にかかわらず
ピックアップガイド34はゴルフボールBの掬い揚げを
ミスなく行っていく。そして、ピックアップロータ31
のピックアップ羽根体31aがピックアップガイド34
で掬い揚げられたゴルフボールBに持ち揚げ作用し、ピ
ックアップガイド34のガイド板本体34cがゴルフボ
ールBをピックアップ羽根体31aから落下しないよう
に支持作用することにより、ピックアップ装置30は、
機体走行に伴い、ボール寄せアーム20からのゴルフボ
ールBをピックアップロータ31とピックアップガイド
34とによって拾い揚げてピックアップロータ31の上
方に持ち揚げて行く。ピックアップロータ31のピック
アップ羽根体31aはゴルフボールBをピックアップロ
ータ31の上方まで搬送した後は下降経路に入るが、こ
の時、貯留容器11から機体後方向きに延出するととも
に機体横方向に並列しているボールガイド杆12の間を
通過し、搬送して来たゴルフボールBをボールガイド杆
12の上に残して下降して行く。これにより、ピックア
ップ装置30は、ピックアップロータ31の上方に持ち
揚げたゴルフボールBを、ピックアップロータ31の上
方でボールガイド杆12に受け渡す。
【0017】ボール貯留容器11は、図1および図3に
示すように、自走機体の機体フレームに兼用した容器
枠、この容器枠に取り付けた底板や側壁板によって形成
してある。前記ボールガイド杆12は、ボール貯留容器
11に至るほど低レベルに位置する前下がり傾斜角を備
えていることにより、ピックアップロータ31から供給
されるゴルフボールBを自然に転動させて貯留容器11
に落ち込むように案内する。これにより、ボール貯留容
器11がピックアップ装置30からのゴルフボールBを
受け入れて貯留して行くことになる。
【0018】図3に示すように、前記貯留容器11の両
横側に、機体横外側に向かって開口するボール排出口1
3aまたは13bを蓋体14によって開閉できるように
構成して設けてある。左右いずれもの蓋体14は上端側
に位置する機体前後向きの軸芯14aまわりでの揺動に
よって開閉するように構成してある。両蓋体14,14
に押し引きロッド15を介して連動させた連動リンク1
6を、貯留容器11の前側に回動自在に支持させるとと
もに、この連動リンク16の回転支軸16aにリンク機
構17を介して電動サーボモータでなる開閉モータM4
を連動させて、この開閉モータM4によって左右いずれ
もの蓋体14を共に開放操作したり、閉じ操作できるよ
うにしてある。貯留容器11の底板を図3に示す折れ曲
がり形状に形成することにより、貯留容器11のボール
受け止め用底面のうちの機体左側の半分18aを左側の
ボール排出口13aに至るほど低レベルになる傾斜低面
に、機体右側の半分18bを右側のボール排出口13b
に至るほど低レベルになる傾斜底面にそれぞれ形成して
ある。つまり、開閉モータM4による蓋体14の閉じ操
作によって排出口13a,13bが閉じられると、ボー
ル貯留容器11はボール貯留状態になり、ピックアップ
装置30からのゴルフボールBをボールガイド杆12に
よって貯留容器11に導入して貯留して行くようにな
る。開閉モータM4による蓋体14の開放操作によって
排出口13a,13bが開放されると、ボール貯留容器
11は、ボール排出状態になり、貯留しているゴルフボ
ールBを底面18aまたは18bの傾斜による転動のた
めにボール排出口13aまたは13bから自然落下させ
ることになる。
【0019】図2に示すように、ボール貯留容器11と
ピックアップロータ31との間に配置した左右一対の電
磁ピックアップセンサー40a,40b、ボール貯留容
器11と前車輪1との間に配置した一つの近接センサー
41を自走機体の底部に設けるとともに、図4に示す如
く前記電磁ピックアップセンサー40a,40bおよび
近接センサー41と、前記両走行モータM1,M2およ
び開閉モータM4それぞれの駆動回路42a,42b,
43とを連係させる制御機構44を前記駆動部3のバッ
テリー6の横側に設け、図5に示す如く作業対象箇所に
高周波発信器50を備えた電線C1,C2,C3を埋設
するとともに、電線C1〜C3のうちのC1とC2はボ
ール回収用水路51に架かる鉄橋52または53を通る
ように配線して、走行コースおよびボール排出箇所を形
成することにより、作業対象箇所のボール回収が無人で
自動的にできるように構成してある。
【0020】すなわち、高周波発信器50の設置箇所が
作業開始箇所および作業終了箇所としてのホームポジシ
ョンHに成り、電線C1,C2,C3のそれぞれが、作
業対象箇所の一部に対するボール回収を行わせるための
走行コースC1,C2,C3に成る。走行コースC1〜
C3のうちのC1およびC2において鉄橋52または5
3の位置する箇所がボール排出箇所52,53に成る。
【0021】高周波発進器50が電線C1〜C3に微弱
な高周波電流を流して磁界を発生させ、電磁ピックアッ
プセンサー40a,40bが電線C1〜C3の磁界を検
出して誘導電圧を発生することから、両電磁ピックアッ
プセンサー40a,40bに発生する誘導電圧に差が発
生しないように自走機体の操向操作を行わせると、機体
が実際に走行するコースを電線による前記走行コースC
1〜C3に合致するように設定できる。これにより、電
線C1〜C3による走行コースを、機体がボール回収用
に実際に走行するコースとして前記電磁ピックアップセ
ンサー40a,40bによって設定できる。前記近接セ
ンサー41は、鉄橋52または53に近接すると感知す
るように磁性体感知センサーに構成してある。これによ
り、自走機体がボール排出箇所52または53に到着す
ると、このことを近接センサー41によって検出でき
る。
【0022】制御機構44は、図4に示すように走行制
御手段44a、操向方向設定手段44b、タイマー手段
44c、停車時間設定手段44dおよび貯留制御手段4
4eを備えるようにマイクロコンピュータによって構成
するとともに、図6に示すフローに基づいて自動的に作
動するように構成してある。
【0023】すなわち、両電磁ピックアップセンサー4
0a,40bに発生する誘導電圧に差が生じると、走行
制御手段44aは、両電磁ピックアップセンサー40
a,40bからの情報に基づいて機体走行方向を修正す
る必要があると判断し、両電磁ピックアップセンサー4
0a,40bにおける誘導電圧の差と、この差に対応す
る機体の操向方向および操向角度を予め設定入力してあ
る操向方向設定手段44bからの情報と、両電磁ピック
アップセンサー40a,40bからの情報とに基づいて
前記両駆動回路42a,42bに所定の信号を出力する
ことにより、両電磁ピックアップセンサー40a,40
bの誘導電圧の差がなくなるように両走行モータM1,
M2の回転数制御を行う。つまり、自走機体が走行コー
スC1またはC2またはC3に追従して走行するように
機体の操向制御を行う。
【0024】近接センサー41が非検出状態にあると、
貯留制御手段44eは近接センサー41からの情報に基
づいて自動的にボール貯留用の制御形態にあり、走行モ
ータM1,M2の駆動回路42a,42bに所定の信号
を出力することによって、走行制御手段44aが電磁ピ
ックアップセンサー40a,40bからの情報に基づい
て走行モータM1,M2の回転数制御を行うことを可能
にして自走機体が走行コースC1またはC2に追従走行
することを可能にする。さらに、この時、貯留制御手段
44eは、開閉モータM4の駆動回路43に所定の信号
を出力することによって、開閉モータM4を閉じ側に自
動的に操作してボール貯留容器11をボール貯留状態に
する。近接センサー41が鉄橋52または53を検出す
る状態になると、貯留制御手段44eは近接センサー4
1からの情報に基づいて機体がボール排出箇所52また
は53に到着したと判断するとともに、ボール排出用の
制御形態に切り替わり、前記駆動回路42a,42bに
所定の信号を出力することによって、左右後輪2,2を
走行制御手段44aに優先して駆動停止させる。この時
同時に、貯留制御手段44eは、前記駆動回路43に所
定の信号を出力することによって開閉モータM4を開放
側に自動的に操作する。さらにこの時、貯留制御手段4
4eは、近接センサー41が鉄橋52または53を検出
した時からの時間をタイマー手段44cに計測させると
ともに、ボール貯留容器11に満杯になった全量のボー
ルを排出するために機体を停車させる必要な時間として
停車時間設定手段44dによって予め設定してある設定
駐車時間Tと、タイマー手段44cによる計測時間とに
基づいて、近接センサー41が検出状態になってからの
経過時間が前記設定時間Tになった否かを検出し、前記
経過時間が前記設定駐車時間Tになるまでは、開閉モー
タM4を開放側に、かつ、両走行モータM1,M2を駆
動停止にそれぞれ維持操作する。前記経過時間が前記設
定駐車時間Tになると、貯留制御手段44eは、前記駆
動回路43に所定の信号を出力することによって開閉モ
ータM4を閉じ側に自動的に戻し操作するとともに、前
記駆動回路42a,42bに所定の信号を出力すること
によって両走行モータM1,M2が前記走行制御手段4
4aによって自動操作されることを可能にする。つま
り、自走機体を再度走行コースC1またはC2に追従し
て走行するようにする。電磁ピックアップセンサー40
aと40bのいずれもが電磁検出をしなくなると、走行
制御手段44aは、機体がホームポジションHに到着し
たと判断し、両駆動回路42a,42bに所定の信号を
出力して走行モータM1,M2の駆動を停止させ、機体
走行を停止させる。
【0025】要するに、機体をホームポジションHで走
行コースC1〜C3のいずれかの始端部に設置して始動
操作を行う。すると、走行制御手段44aによる追従走
行の制御作動が開始し、機体は走行コースC1またはC
2またはC3に追従して矢印方向に自動的に走行し、ゴ
ルフボールBを左右のボール寄せアーム20によって寄
せ集め、ピックアップ装置30によって拾い揚げて貯留
容器11に貯留して行く。走行コースC1またはC2に
追従走行してボール回収する場合、機体が走行コースC
1またはC2の途中に位置するボール排出箇所52また
は53に到着すると、近接センサー41が鉄橋52また
は53を検出して貯留制御手段44eがボール排出の制
御作動を行うために、走行モータM1,M2が停止して
機体走行を停止させ、開閉モータM4が貯留容器11を
それまでのボール貯留状態からボール排出状態に切り換
える。これにより、機体はゴルフボールBの回収作業を
中断し、それまで拾い揚げて貯留してきたゴルフボール
Bを鉄橋52または53の上で、貯留容器11の左右の
排出口13a,13bからボール回収用水路51に自動
的に排出する。走行停止から前記設定停車時間Tが経過
すると、貯留制御手段44eが開閉モータM4を閉じ側
に戻し操作するとともに、走行モータM1,M2の駆動
停止を解除することにより、機体は再度、走行コースC
1またはC2に追従して矢印方向に自動的に走行し、ゴ
ルフボールBを拾い揚げて貯留装置10に貯留して行
く。そして、機体が走行コースC1またはC2を全長に
わたって走行してホームポジションHに戻ると、電磁ピ
ックアップセンサー40a,40bが電磁検出をしなく
なって走行制御手段44aが走行モータM1,M2の駆
動を停止させることにより、機体は自動的に停止する。
走行コースC3に追従走行してボール回収する場合は、
走行コースC3の途中にボール排出箇所が存在しないこ
とにより、機体は走行コースC3を途中で停止しないで
全長にわたって走行し、ホームポジションHに戻って来
て始めて停止する。ボール排出箇所52,53でボール
回収用水路51に排出されたゴルフボールBは、給水ポ
ンプ54から水路51に供給される水によって集球ピッ
ト55に搬送させることによって回収するのである。
【0026】図7に示すように、自走機体のフレーム部
分7に連結した機体横方向のセンサー支持杆61、この
センサー支持杆61に前記一対の電磁ピックアップセン
サー40a,40bを取り付けているとともにセンサー
支持杆61に摺動自在に連結している左右一対のセンサ
ー取り付け部材62a,62b、左右のセンサー取り付
け部材62a,62bを連結している連結体63によ
り、自走機体の走行コースC1〜C3に対する位置を機
体横方向に変更するための調節手段60を構成してあ
る。すなわち、左右のセンサー取り付け部材62a,6
2bを摺動操作することによって両取り付け部材62
a,62bのセンサー支持杆61に対する取り付け位置
を変更すると、左右の電磁ピックアップセンサー40
a,40bの自走機体に対する取り付け位置が機体横方
向に変化する。そして、左右の電磁ピックアップセンサ
ー40a,40bが電線C1〜C3の磁界を検出するこ
とによって発生する誘導電圧に差がないように自走機体
の走行方向が制御されることから、図7(イ)に示すよ
うに、左右の電磁ピックアップセンサー40a,40b
の自走機体に対する取り付け位置を、両電磁ピックアッ
プセンサー40a,40bが自走機体の左右中心CLか
ら両側に等間隔を隔てて別れて位置する取り付け位置に
すると、自走機体が走行コースC1〜C3に追従して走
行する際の走行コースC1〜C3に対する位置は、自走
機体の左右中心CLが走行コースC1〜C3の直上に位
置するものになる。また、図7(ロ)に示すように、左
右の電磁ピックアップセンサー40a,40bの自走機
体に対する取り付け位置を、両電磁ピックアップセンサ
ー40a,40bが自走機体の左右中心CLから右側に
偏って位置する取り付け位置にすると、自走機体が走行
コースC1〜C3に追従して走行する際の走行コースC
1〜C3に対する位置は、自走機体の左右中心CLが走
行コースC1〜C3に対して機体左側に偏芯して位置す
るものになる。さらに、図示しないが、左右の電磁ピッ
クアップセンサー40a,40bの自走機体に対する取
り付け位置を、両電磁ピックアップセンサー40a,4
0bが自走機体の左右中心CLから左側に偏って位置す
る取り付け位置にすると、自走機体が走行コースC1〜
C3に追従して走行する際の走行コースC1〜C3に対
する位置は、自走機体の左右中心CLが走行コースC1
〜C3に対して機体右側に偏芯して位置するものにな
る。
【0027】すなわち、自走機体の走行コースC1〜C
3に対する位置変更が不能であると、自走機体が走行コ
ースC1〜C3に沿って走行する際、前車輪1や後車輪
2が常にほぼ同一の地面上を移動して行くことになる。
すると、芝生フィールドの場合、同一の芝面箇所に前車
輪1や後車輪2の通過による荷重が掛かって芝が傷みや
すくなる。ところが、前記調節手段60を備えている
と、これによって自走機体の走行コースC1〜C3に対
する位置変更を行うことにより、図7に示す如く、自走
機体が走行コースC1〜C3に沿って走行する際に前車
輪1や後車輪2が移動する箇所が変化するように車輪軌
跡を変更できる。これにより、芝生フィールドの場合で
も、前車輪1や後車輪2によって同一の芝面箇所を短期
間に繰り返して踏み付けることを回避し、芝が傷まない
ようにしながらボール回収作業を繰り返して行える。ま
た、自走機体の走行コースC1〜C3に対する位置変更
を行うに当たり、左右の電磁ピックアップセンサー40
a,40bの移動調節を別々に行うようになっている場
合、センサー取り付け位置の変更にもかかわず両センサ
ー40a,40bの間隔が変化しなくて走行制御の制御
精度が変化しないようにするためには、取り付け位置変
更を行う都度、左右センサー40a,40bの間隔を所
定の一定の間隔になるように調節する手間が必要にな
る。ところが、連結体63が左右のセンサー取り付け部
材62a,62bを一体に摺動するように連結している
ことによって、両電磁ピックアップセンサー40a,4
0bの間隔を変化しないように所定の一定間隔に維持し
ながら、両センサー40a,40bの取り付け位置変更
が行える。これにより、センサー間隔の調節を要しない
で操作簡単に車輪軌跡の変更ができる。
【0028】〔別実施例〕上記実施例に替え、機体を試
験走行させることにより、その際の走行コースや停車箇
所を、走行方向や走行距離に基づいて検出するとともに
回収用走行コースやボール排出箇所として記憶する装
置、この記憶装置が記憶する走行コースやボール排出箇
所に基づいて機体が自動的に回収用走行を実行したり、
ボール排出用の一時停車を実行するように構成した制御
手段を採用して実施してもよい。さらには、ボールが存
在する箇所を検出するセンサー、このセンサーによる検
出箇所を走行目標方向として走行方向を決定して自動走
行するように走行制御する手段を採用してもよい。した
がって、電磁ピックアップセンサー40a,40bをコ
ース設定装置40a,40bと総称し、近接センサー4
1を到着検出装置41と総称する。
【0029】走行コースの途中に設定するボール排出箇
所からボールを回収する手段として、上記実施例の如く
ボール回収用水路51を採用する他、コンベアなど各種
搬送手段を採用して実施する場合にも本発明は適用でき
る。したがって、鉄橋52,53を単にボール排出箇所
52,53と呼称する。
【0030】前記貯留容器11に替え、荷台をダンプ操
作することによってボール排出を行うように構成したダ
ンプ荷台など、ボール排出手段が各種異なる容器や荷台
を採用して実施してもよい。したがって、これらを単に
貯留装置11と総称する。
【0031】前記開閉モータM4に替え、電磁ソレノイ
ドを採用したり、シリンダを採用して実施してもよいの
であり、これらを切り換え装置M4と総称する。
【0032】タイヤ式車輪を採用すると、芝に損傷が生
じないようにしながら芝面上を走行できて有利である
が、作業対象箇所に芝が存在しな場合は、走行用クロー
ラを採用して実施してもよい。したがって、これらを走
行装置2と総称する。
【0033】上記実施例の如く回収用走行も自動によっ
て行わせる回収作業車の他、ラジオコントロールによる
遠隔操縦によって回収走行を行わせるように構成すると
か、作業者が搭乗して操縦することによって回収走行を
行わせるように構成する回収作業車にも本発明は適用で
きる。
【0034】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ゴルフボール回収作業車全体の概略側面図
【図2】ゴルフボール回収作業車全体の概略平面図
【図3】ボール貯留容器の断面図
【図4】制御系のブロック図
【図5】回収用走行コースの説明図
【図6】制御フロー図
【図7】電磁ピックアップセンサー取り付け構造の概略
【符号の説明】
2 走行装置 11 貯留装置 13a,13b ボール排出口 18a,18b 傾斜底面 30 ピックアップ装置 40a,40b コース設定装置 41 到着検出装置 44a 走行制御手段 44c タイマー手段 44e 貯留制御手段 52,53 ボール排出箇所 B ゴルフボール C1,C2,C3 走行コース M4 切り換え装置 T 設定時間

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴルフボール(B)を地上から拾い上げ
    るピックアップ装置(30)、および、このピックアッ
    プ装置(30)からのゴルフボール(B)を貯留する貯
    留装置(11)を自走機体に備えたゴルフボール回収作
    業車であって、 前記自走機体が作業対象箇所の作業開始箇所から作業終
    了箇所までの間に設定されたボール排出所(52,5
    3)に到着したことを検出する到着検出装置(41)、
    この到着検出装置(41)が検出状態になってからの時
    間を計測するタイマー手段(44c)、前記貯留装置
    (11)をゴルフボール(B)の貯留状態と排出状態と
    に切り換える切り換え装置(M4)、この切り換え装置
    (M4)および走行装置(2)を操作する貯留制御手段
    (44e)を備え、 前記到着検出装置(41)が非検出状態にあると、前記
    貯留制御手段(44e)が前記到着検出装置(41)か
    らの情報に基づいて前記走行装置(2)の駆動を可能に
    するとともに前記切り換え装置(M4)をボール貯留側
    に自動的に操作し、前記到着検出装置(41)が検出状
    態になると、前記貯留制御手段(44e)が前記到着検
    出装置(41)および前記タイマー手段(44c)から
    の情報に基づいて、前記走行装置(2)を自動的に停止
    操作するとともに前記切り換え装置(M4)をボール排
    出側に自動的に操作し、前記到着検出装置(41)が検
    出状態になってから設定停車時間(T)が経過すると、
    前記貯留制御手段(44e)が前記切り換え装置(M
    4)をボール貯留側に自動的に戻し操作するとともに前
    記走行装置(2)の駆動を可能にする状態に、前記貯留
    制御手段(44e)を前記到着検出装置(41)および
    前記タイマー手段(44c)に連係してあるゴルフボー
    ル回収作業車。
  2. 【請求項2】 ゴルフボール(B)を地上から拾い上げ
    るピックアップ装置(30)、および、このピックアッ
    プ装置(30)からのゴルフボール(B)を貯留する貯
    留装置(11)を自走機体に備えたゴルフボール回収作
    業車であって、 走行コース設定用のコース設定装置(40a,40
    b)、および、前記自走機体が前記コース設定装置(4
    0a,40b)による設定走行コース(C1,C2,C
    3)に沿って走行する状態に前記自走機体の走行装置
    (2)を自動的に操作する走行制御手段(44a)を備
    え前記コース設定装置(40a,40b)による設定走
    行コース(C1,C2)の途中に設定されたボール排出
    所(52,53)に到着したことを検出する到着検出装
    置(41)、この到着検出装置(41)が検出状態にな
    ってからの時間を計測するタイマー手段(44c)、前
    記貯留装置(11)をゴルフボール(B)の貯留状態と
    排出状態とに切り換える切り換え装置(M4)、この切
    り換え装置(M4)および前記走行装置(2)を操作す
    る貯留制御手段(44e)を備え、 前記到着検出装置(41)が非検出状態にあると、前記
    貯留制御手段(44e)が前記到着検出装置(41)か
    らの情報に基づいて、前記走行装置(2)を前記走行制
    御手段(44a)によって操作させるとともに前記切り
    換え装置(M4)をボール貯留側に自動的に操作し、前
    記到着検出装置(41)が検出状態になると、前記貯留
    制御手段(44e)が前記到着検出装置(41)および
    前記タイマー手段(44c)からの情報に基づいて、前
    記走行装置(2)を前記走行制御手段(44a)に優先
    して駆動停止させるとともに前記切り換え装置(M4)
    をボール排出側に自動的に操作し、前記到着検出装置
    (41)が検出状態になってから設定停車時間(T)が
    経過すると、前記貯留制御手段(44e)が前記切り換
    え装置(M4)をボール貯留側に自動的に戻し操作する
    とともに前記走行装置(2)を前記走行制御手段(44
    a)によって操作させる状態に、前記貯留制御手段(4
    4e)を前記到着検出装置(41)および前記タイマー
    手段(44c)に連係してあるゴルフボール回収作業
    車。
  3. 【請求項3】 前記貯留装置(11)は、開閉自在なボ
    ール排出口(13a,13b)、このボール排出口(1
    3a,13b)に至るほど低レベルになるボール受け止
    め用の傾斜底面(18a,18b)を備え、前記ボール
    排出口(13a,13b)の蓋体(14)が閉じられる
    ことによってボール貯留状態になり、前記蓋体(14)
    が開けられることによってボール排出状態になってゴル
    フボール(B)を前記ボール排出口(13a,13b)
    から自然落下させる装置である請求項1または2記載の
    ゴルフボール回収作業車。
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