JP2621418B2 - 電話機 - Google Patents

電話機

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JP2621418B2 JP63240171A JP24017188A JP2621418B2 JP 2621418 B2 JP2621418 B2 JP 2621418B2 JP 63240171 A JP63240171 A JP 63240171A JP 24017188 A JP24017188 A JP 24017188A JP 2621418 B2 JP2621418 B2 JP 2621418B2
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

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  • Devices For Supply Of Signal Current (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、電話機に係り、通話ICなどに電話回線か
ら供給される電圧を一定値に設定して通話ICなどの消費
電力を許容値以内に制限する場合に用いられる電話機に
関する。
〔従来の技術〕
従来、通話ICでは電話局などの交換機から電話回線を
通じて送られる回線電圧によって駆動されるが、電話回
線を通じて通話ICに加えられる電圧および電流は、電話
局からの回線距離によって大きく異なる。このため、IC
内部の消費電力が許容値以内に制限されるように外部抵
抗に余剰電力を消費させるため、たとえば、第5図に示
す電力消費回路が用いられている。この電力消費回路に
は、通話回路とともに、その内部回路としてICで構成さ
れる主回路部2が備えられ、その回線入力端子4には電
話回線6が接続され、回線入力端子4と接地端子8との
間には、回線電圧VLが加えられる。主回路部2には、回
線電圧VLを受ける通話回路などの他の回路10が設置され
ている。
そして、この電力消費回路では、回線電圧VLに応じた
電流が、抵抗12、ダイオード14、16およびダイオード接
続されたトランジスタ22を通して接地側に流れる。端子
18に接続されたキャパシタ20は、回線電圧VLに重量され
た音声信号などの交流成分のバイパスとして機能し、キ
ャパシタ20によって、トランジスタ22には直流成分のみ
が供給される。ダイオード14、16に流れる電流は、電流
ミラー回路を成すダイオード接続されたトランジスタ22
に流れ込み、トランジスタ22、24の面積比率に応じた電
流がトランジスタ24側に吸い込まれる。トランジスタ24
のコレクタ側には、端子26、28間に外部接続された抵抗
30を通して回線電流ILの余剰分が流れ込んでおり、この
電流が電力消費電流IPDとなる。
したがって、この電力消費回路では、端子18にはダイ
オード14、16およびダイオード接続されたトランジスタ
22のベース・コレクタ間電圧によって、ダイオード電圧
3VFが設定され、回線電圧VLが3VFを超えると電力消費回
路が動作を開始し、不要な電力消費電流IPDがトランジ
スタ24を通じて接地側に放流されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、このような電力消費回路を用いた電話機を
電話回線に接続した場合、電話回線6の距離に対する回
線電圧VLおよび回線電流ILは、第6図に示すように、電
話局から遠いA点では低い回線電圧VL1および回線電流I
L1となり、また、電話局から近いB点では高い回線電圧
VL2および回線電流IL2となる。回線電圧VLは、音声など
の交流信号が重量されているため、そのダイナミックレ
ンジを確保できる電圧以上に高く設定しなければならな
い。A点の回線電圧VL1が最適な電圧になるように、電
力消費電流IPDを調整し、回線電圧VLを高く設定する
と、電話局から近い地域であるB点での回線電圧VL2
上昇する。このため、B点ではICには高耐圧が要求され
るとともに、ICパッケージ内での電力消費が多くなるな
どの欠点がある。
そこで、この発明は、回線電流の大電流域で消費電力
の増大を来すことなく、また、低電流域でも十分なダイ
ナミックレンジを取ることができる電話機を提供するこ
とを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明の電話機は、第1図に例示するように、電話
回線(6)から回線電圧を受けるとともに、回線電流の
供給を受け、回線電流の直流成分により回線電圧に応じ
た直流電圧を発生する電圧発生手段(抵抗40)と、この
電圧発生手段が発生した直流電圧を受け、前記回線電圧
と比例関係を持つ電圧を発生する電圧変換手段(電圧変
換回路50)と、この電圧変換手段が発生した前記電圧を
受けるとともに制御電流を受け、前記電圧及び前記制御
電流に応じて抵抗(62)に前記回線電流を流すことによ
り、前記抵抗に電力消費を生じさせる電圧電流変換手段
(電圧電流変換回路60)と、前記電圧発生手段が発生し
た前記直流電圧を受けて定電圧素子により発生させた一
定の基準電圧と、前記直流電圧の分圧により得た直流電
圧とを比較し、両者の大小関係に応じて電流を発生し、
この電流を前記制御電流として前記電圧電流変換手段か
ら引き込むことにより、前記抵抗に流れる前記回線電流
を増減させて前記回線電圧を一定化するクランプ手段
(クランプ回路70)とお備えたことを特徴とする。
〔作用〕
このように構成すれば、電話回線から加えられる回線
電流によって発生する回路電圧の直流成分に対応した直
流電圧が電圧電流変換手段によって電流に変換される。
そこで、回線電圧が上昇すると、直流電圧も上昇するの
で、クランプ手段の出力電流が増加し、電圧電流変換手
段の出力電流を増加させ、回線電圧を低下させる方向に
作用する。この結果、回線電圧の上昇は打ち消され、一
定の電圧に保たれることになる。
なお、電圧電流変換手段に含まれる外部端子に余剰電
力を消費するための外部抵抗を設け、電話回線から供給
される電力の大部分をこの外部抵抗に消費させて、IC内
部の消費電力を許容値以下に制限する。
〔実 施 例〕
第1図は、この発明の電話機の実施例を示す。
通話回路などとともにICにより主回路部2が構成さ
れ、この主回路部2の回線入力端子4と接地端子8との
間には、電話回線6を通じて回線電圧VLが加えられ、回
線電流ILが供給される。この主回路部2には、回線電圧
VLを受ける通話回路などの他の回路10が設置されてい
る。
そして、主回路部2の回線入力端子4と、端子18との
間には、電話回線6から加えられる回線電流ILによって
発生する回線電圧VLの直流成分に対応した直流電圧VCC
を発生させる電圧発生手段として抵抗40が接続され、端
子18には直流に重畳している音声信号などの交流信号を
接地側に放流するバイパス路を成すキャパシタ20が接続
されている。したがって、端子18には、回線電圧VLの直
流成分と比例関係を持つ直流電圧VCCが発生する。
主回路部2の入力部には端子18に発生させた直流電圧
VCCに比例した電圧を発生させる電圧変換手段として電
圧変換回路50が設置されている。すなわち、抵抗40には
端子18を通じて抵抗51が直列に接続され、抵抗51に流れ
る電流は、直流電圧VCCに比例したものとなり、電流ミ
ラー回路におけるダイオード接続側のトランジスタ52を
通じて接地側に流れる。トランジスタ52に流れる電流に
対応して比例関係を持つ電流が電流ミラー効果によって
トランジスタ53に流れる。このトランジスタ53の電流
は、電流ミラー回路を成すダイオード接続されたトラン
ジスタ54を通じて回線入力端子4から供給される。トラ
ンジスタ54に流れる電流に対応して比例関係を持つ電流
が、電流ミラー効果によってトランジスタ55に流れる。
このため、トランジスタ55には抵抗51に流れる電流と比
例関係を持つ電流が流れ、この電流がトランジスタ55の
コレクタ側に接続された抵抗56に流れる。したがって、
抵抗56には、抵抗51に流れる電流と比例関係を持つ電流
が流れることにより、端子18の直流電圧VCCと比例した
電圧VGが発生する。
抵抗56に発生した電圧VGは、電圧電流変換手段として
接地された電圧電流変換回路60に加えられている。この
電圧電流変換回路60には、主回路部2の電流放出端子61
を通じて外部に接続された抵抗62が設置されている。抵
抗56に発生した電圧は、抵抗63を介して演算増幅器64の
正入力端子(+)に加えられ、演算増幅器64の出力側に
はトランジスタ65のベースが接続され、トランジスタ65
のエミッタと演算増幅器64の負入力端子(−)とは、抵
抗66を介して接続されている。すなわち、この電圧電流
変換回路60では、抵抗56に発生した電圧VGと、電流放出
端子61の電圧VPとが等しくなるように演算増幅器64が作
用し、トランジスタ65のベース電位が調整されて電流放
出端子61から出力される電力消費電流IPDが決定され、
抵抗62にトランジスタ65のコレクタ電流と等しい電流I
PDが流れる。すなわち、この電流IPDは、電圧変換回路5
0の抵抗56に生じた電圧VGに対応したものとなる。
そして、電圧電流変換回路60の演算増幅器64の負入力
端子(−)側には、回線電流ILが多い場合に直流電圧V
CCが大きくなるとき、直流電圧VCCに対応した電流を発
生して電圧電流変換回路60を制御し、回線電流ILが変化
しても回線電圧VLを一定にするクランプ回路70が接続さ
れている。クランプ回路70の入力部には、直流電圧VCC
によって一定の電圧VREFを発生させる定電圧素子71およ
び抵抗72の直列回路が設置され、定電圧素子71と抵抗72
との接続点に発生させた電圧VREFが基準電圧として電圧
比較器73の負入力端子(−)に加えられている。また、
直流電圧VCCを分圧して取り出すための抵抗74、75の直
列回路が設置され、抵抗74、75の接続点に生じさせた直
流電圧VCCに対応する電圧VEが電圧比較器73の正入力端
子(+)に加えられている。そして、電圧比較器73の比
較出力が演算増幅器64の負入力端子(−)に加えられて
いる。
ここで、抵抗74、75の抵抗値をR74、R75とすると、抵
抗74、75の接続点に発生する電圧VEは、 となり、直流電圧VCCに比例したものとなる。この電圧V
Eが電圧VREFを超えると、電圧比較器73に出力電流IC
生じ、これが演算増幅器64の負入力端子(−)側に流れ
る。
そこで、第2図に示す動作特性において、回線電流IL
がIL1からIL2に増加した場合を考えると、回線電流IL
増加によって回線電圧VLも上昇する。そして、回線電圧
VLが上昇すると端子18の直流電圧VCCも上昇する。直流
電圧VCCが上昇すると、電圧VEも比例して上昇するが、
定電圧素子71の両端の電圧は電圧VREFに固定されている
ので、電圧VEが電圧VREFより大きくなり、電圧比較器73
に比較結果を表す出力電流IC、即ち、電圧電流変換回路
60に対する制御電流が発生する。電圧比較器73に出力電
流ICが流れると、演算増幅器64の負入力端子(−)の電
位が下り、トランジスタ65のベース電位を上昇させる。
トランジスタ65のベース電位が上昇すると、電流放出端
子61の電圧VPが上昇し、抵抗62に流れる電流IPDが増加
する。電流IPDが増加すると、回線電圧VLを下げようと
作用する。この結果、回線電流ILがIL1からIL2に増加
し、回線電圧VLが上昇しようとしても、前記経路によ
り、直流負帰還がかかり、回線電圧VLが一定値に保持さ
れる。
そこで、第2図において、Aは電話局から遠く、電話
回線6が長い場合、Bは電話局から近く、電話回線6が
短い場合を示しており、この動作特性から明らかなよう
に、回線電圧VLが上昇している区間D1では、その回線電
圧VLに応じて直流電圧VCCが上昇しており、クランプ回
路70の安定化動作が働いている区間D2では、回線電流IL
の大小に無関係に一定の直流電圧VCCが得られ、電話局
からの距離の長短に応じて回線電流ILがIL1、IL2(IL1
<IL2)のように変動しても、回線電圧VLが一定になる
ことが判る。
次に、第3図は、この発明の電話機における電力消費
回路の具体的な回路構成例を示し、この電力消費回路
は、図示していない通話ICの内部に構成されたものであ
る。
電圧変換回路50は、第1図に示した実施例と同様に構
成され、端子18を通じて抵抗51に流れる電流に応じた電
圧VGが抵抗56に発生する。
この電圧は、抵抗63を通じて電圧電流変換回路60の演
算増幅器64に加えられている。演算増幅器64には、差動
対を成すトランジスタ601、602とともにトランジスタ60
3、604、605および抵抗606、607が設置されている。ト
ランジスタ603、604、605はトランジスタ54と電流ミラ
ー回路を構成しており、トランジスタ53に流れる電流と
比例関係にある電流がトランジスタ54を通じて各トラン
ジスタ603〜605に流れる。したがって、抵抗51に流れる
電流に比例した電流が各トランジスタ603〜605のコレク
タに流れる。
そして、演算増幅器64のトランジスタ601のベースに
は、抵抗63を通じて抵抗56の電圧VGが入力電圧として加
えられている。各トランジスタ601、602のコレクタ側に
は、能動負荷として電流ミラー回路を成すトランジスタ
608、609、また、電流ミラー回路を成すトランジスタ61
0、611が個別に設置され、各トランジスタ601、602に生
じた差動電流がトランジスタ609、611を通じて取り出さ
れるとともに、トランジスタ611に流れる電流が電流ミ
ラー回路を構成するトランジスタ612、613によってトラ
ンジスタ609側に供給され、トランジスタ609側で合成さ
れる。この合成電流は、出力回路としてのトランジスタ
65の一部を成すトランジスタ614のベースに加えられて
いる。
トランジスタ613のコレクタとトランジスタ602のベー
スとの間には、位相補償用のキャパシタ615がIC上の容
量素子を以て設置されている。そして、トランジスタ61
4のコレクタは抵抗616を介して回線入力端子4に接続さ
れているとともに、トランジスタ617のベースが接続さ
れている。このトランジスタ617のコレクタには、抵抗6
18が接続されているとともに、最終段のトランジスタ61
9のベースが接続され、そのエミッタには電流放出端子6
1を通して抵抗62が接続されている。すなわち、トラン
ジスタ614、617、619および抵抗616、618を以て第1図
に示したトランジスタ65が構成されている。
また、トランジスタ619のエミッタとトランジスタ602
のベースとの間には、帰還回路として抵抗66が接続され
ている。
そして、クランプ回路70では、端子18と接地点との間
に抵抗701、702、703が接続されている。トランジスタ7
04のベースは抵抗701、702の接続点に、エミッタは端子
18に、コレクタは抵抗702、703の接続点にそれぞれ接続
されている。定電圧素子71としてトランジスタ704が設
置されており、そのエミッタ・コレクタ間電圧VECは、
抵抗701と抵抗702の電圧降下の和で表される。ここで、
抵抗701、702の抵抗値をR701、R702、トランジスタ704
のベース・エミッタ間電圧をVBEとすると、端子18の直
流電圧VCCが上昇しても電圧VREFは、 となり、電圧VREFにトランジスタ704のエミッタ・コレ
クタ間電圧VECの上昇が制限される。また、端子18と接
地点との間には、抵抗74、75が接続されている。
そして、電圧比較器73にはトランジスタ705、706の差
動対が設置され、トランジスタ705、706のエミッタは抵
抗707、708を介して共通に接続され、抵抗707、708の接
続点はトランジスタ709のコレクタに接続されている。
トランジスタ709は、ベースに一定のバイアス電圧VB
加えられ、定電流源を構成している。トランジスタ705
のコレクタは接地され、トランジスタ706のコレクタは
トランジスタ710のベース・コレクタに接続され、トラ
ンジスタ710、711は電流ミラー回路を構成し、トランジ
スタ711のコレクタから電流を出力する。トランジスタ7
05のベースは、トランジスタ704のコレクタに接続さ
れ、トランジスタ706のベースは、抵抗74、75の接続点
に接続される。
そして、電話回線6を通じて加えられる回線電圧VL
よび回線電流ILには、音声信号などの交流信号が加わっ
ているので、端子18に接続されたキャパシタ20によって
交流成分をバイパスしている。端子18の直流電圧V
CCは、電話回線6の回線電圧VLより、抵抗40の電圧降下
を差し引いた電圧の直流成分のみを取り出したものにな
る。トランジスタ704のエミッタ・コレクタ間電圧V
ECは、電圧VREFに固定されている。抵抗74、75の接続点
には、式(1)で示した電圧VEが発生する。この電圧VE
が電圧VREFを超えると、電圧比較器73のトランジスタ70
6に電流が流れ、電流ミラー回路のトランジスタ710のコ
レクタ電流に比例した出力電流ICがトランジスタ711の
コレクタに流れる。
また、電圧変換回路50の抵抗56に流れる電流は、抵抗
51に流れる電流に比例し、抵抗51に流れる電流は端子18
の直流電圧VCCに比例する。すなわち、抵抗56に発生す
る電圧VGは直流電圧VCCに比例する。電圧VGと電流放出
端子61の電圧VPとが等しくなるように演算増幅器64が作
用し、トランジスタ619のベース電位を調整することに
より、電流放出端子61から出力される電流IPDが決定さ
れる。
そこで、第2図を参照すると、回線電流ILがIL1からI
L2に増加した場合について、回線電流ILが増加し、回線
電圧VLが上昇して端子18の直流電圧VCCが上昇する。直
流電圧VCCが上昇すると、電圧VEは比例して上昇する
が、トランジスタ704のエミッタ・コレクタ間電圧VEC
電圧VREFに固定される。したがって、電圧VEが電圧VREF
を超えると、トランジスタ711のコレクタに出力電流IC
が流れる。出力電流ICが流れると、演算増幅器64の入力
側のトランジスタ602のベース電位が下がる。トランジ
スタ602のコレクタ電流が増加し、電流ミラー回路を経
てトランジスタ619のベース電位を上昇させる。トラン
ジスタ619のベース電位が上昇すると、電流放出端子61
の電圧VPが上昇し、抵抗62に流れる電流IPDが増加す
る。電流IPDが増加すると、回線電圧VLを下げようとす
る作用が前記実施例と同様に得られる。この結果、回線
電流ILがIL1からIL2に増加し、回線電圧VLが上昇しよう
としても、前記経路により、直流負帰還がかかり、回線
電圧VLが一定値に保持される。そして、このような回路
では、回線電流ILの低電流域から必要なダイナミックレ
ンジを得るために回線電圧VLが高くなるように設定して
も、回線電流ILの多い領域での回線電圧VLが必要以上に
高くならず、その結果、回線距離が短い地域において使
用する場合もICの消費電力および高耐圧化が軽減され
る。
なお、クランプ回路70には、たとえば、第4図に示す
ように、抵抗712、ダイオード713、714およびトランジ
スタ715からなる簡略化された回路を用いてもよく、入
力端子716を端子18に接続し、また、端子717を演算増幅
器64の負入力端子(−)に接続することにより、前記実
施例と同様なクランプ特性を実現することができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、低電流域か
ら必要且つ十分なダイナミックレンジを得ることがで
き、また、遠距離点側の電圧を高くした場合に生じる近
距離点での消費電力の増大および高圧化に対応したICの
高耐圧化が軽減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の電話機の実施例を示す回路図、第2
図は第1図に示した電話機の電力消費回路の動作特性を
示す図、第3図はこの発明の電話機における電力消費回
路の具体的な回路構成例を示す回路図、第4図は第1図
に示した電話機におけるクランプ回路の具体的な回路構
成例を示す回路図、第5図は従来の電力消費回路を示す
回路図、第6図は第5図に示した電力消費回路の動作特
性を示す図である。 6……電話回線 40……抵抗(電圧発生手段) 50……電圧変換回路(電圧変換手段) 60……電圧電流変換回路(電圧電流変換手段) 70……クランプ回路(クランプ手段)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電話回線から回線電圧を受けるとともに、
    回線電流の供給を受け、回線電流の直流成分により回線
    電圧に応じた直流電圧を発生する電圧発生手段と、 この電圧発生手段が発生した直流電圧を受け、前記回線
    電圧と比例関係を持つ電圧を発生する電圧変換手段と、 この電圧変換手段が発生した前記電圧を受けるとともに
    制御電流を受け、前記電圧及び前記制御電流に応じて抵
    抗に前記回線電流を流すことにより、前記抵抗に電力消
    費を生じさせる電圧電流変換手段と、 前記電圧発生手段が発生した前記直流電圧を受けて定電
    圧素子により発生させた一定の基準電圧と、前記直流電
    圧の分圧により得た直流電圧とを比較し、両者の大小関
    係に応じて電流を発生し、この電流を前記制御電流とし
    て前記電圧電流変換手段から引き込むことにより、前記
    抵抗に流れる前記回線電流を増減させて前記回線電圧を
    一定化するクランプ手段と、 を備えたことを特徴とする電話機。
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JPS614356A (ja) * 1984-06-19 1986-01-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電話機

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