JP2003216251A - 直流安定化電源装置 - Google Patents

直流安定化電源装置

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JP2003216251A JP2002012932A JP2002012932A JP2003216251A JP 2003216251 A JP2003216251 A JP 2003216251A JP 2002012932 A JP2002012932 A JP 2002012932A JP 2002012932 A JP2002012932 A JP 2002012932A JP 2003216251 A JP2003216251 A JP 2003216251A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基準電圧が立ち上がっている状態であっても
ソフトスタートを行うことができる直流安定化電源装置
を提供する。 【解決手段】 入力電圧Vinをベース電流に応じた出
力電圧Voに変換して出力するトランジスタQ1と、出
力電圧Voの分圧Vadjと基準電圧回路5から出力さ
れる基準電圧Vrefとを比較、増幅する誤差増幅器4
と、該誤差増幅器4の出力信号に基づいてトランジスタ
Q1のベース電流を制御するトランジスタQ2と、を備
え、出力電圧Voが立ち上がるときに出力電流Ioを抑
制する出力電流抑制回路9を設けた直流安定化電源装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリーズレギュレ
ータやスイッチングレギュレータ等の直流安定化電源装
置に関するものである。特に、直流安定化電源装置のソ
フトスタートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の直流安定化電源装置の一構成例を
図5に示す。図5の直流安定化電源装置は、入力端子1
と、出力端子2と、グランド端子3と、誤差増幅器4
と、基準電圧回路5と、制御端子6と、PNP型トラン
ジスタQ1と、NPN型トランジスタQ2と、抵抗R1
〜R3とから構成され、その全てが半導体集積回路装置
に搭載される。
【0003】図5の直流安定化電源装置の構成について
説明する。入力端子1はトランジスタQ1のエミッタに
接続される。トランジスタQ1のコレクタは抵抗R1の
一端と出力端子2とに接続される。抵抗R1の他端は抵
抗R2を介してグランド端子3に接続される。抵抗R1
と抵抗R2との接続ノードが誤差増幅器4の反転入力端
子に接続され、基準電圧回路5の出力端が誤差増幅器4
の非反転入力端子に接続される。そして、誤差増幅器4
の出力端子がトランジスタQ2のベースに接続される。
トランジスタQ2のコレクタはトランジスタQ1のベー
スに接続され、トランジスタQ2のエミッタは抵抗R3
を介してグランド端子3に接続される。また、基準電圧
回路5の第1電源入力端が入力端子1に、第2電源入力
端がグランド端子3に、それぞれ接続される。そして、
誤差増幅器4の電源入力端に制御端子6が接続される。
更に、出力端子2とグランド端子3は、半導体集積回路
装置の外部に設けられるコンデンサCo及び負荷RLに
接続される。
【0004】続いて図5の直流安定化電源装置の動作に
ついて説明する。トランジスタQ1は、入力端子1から
供給される入力電圧Vinを出力電圧Voに変換して出
力端子2に送出する。抵抗R1及び抵抗R2から成る出
力電圧検出回路は、出力電圧Voを分圧し、その分圧V
adjを誤差増幅器4の反転入力端子に送出する。一
方、基準電圧回路5は、入力電圧Vinを駆動電圧と
し、バンドギャップ電圧に基づいて基準電圧Vrefを
生成し、その基準電圧Vrefを誤差増幅器4の非反転
入力端子に送出する。
【0005】誤差増幅回路4は、制御端子6に印加され
る電圧Vcを駆動電圧とし、基準電圧Vrefと分圧V
adjとの差を増幅してトランジスタQ2のベースに出
力する。トランジスタQ2は誤差増幅器4から出力され
た信号を増幅して、トランジスタQ1のベースに供給
し、トランジスタQ1のコレクタ−エミッタ間電圧を制
御する。
【0006】誤差増幅器4からトランジスタQ2に出力
される誤差増幅信号が大きいほど、トランジスタQ2の
コレクタ電流も大きくなり、それに伴いトランジスタQ
1のベース電流が大きくなり、トランジスタQ1のコレ
クタ−エミッタ間電圧が小さくなる。従って、誤差増幅
信号が大きいほど出力電圧Voは大きくなる。
【0007】そして、分圧Vadjが基準電圧Vref
と等しいときに、出力電圧Voが設定出力電圧Vo*と
等しくなるように基準電圧Vrefの値が設定されてい
る。したがって、出力電圧Voが設定出力電圧Vo*に
なるようにフィードバック制御される。また、出力位相
補償用のコンデンサCoを設けることで、出力電圧Vo
の安定化を図っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな回路構成の直流安定化電源装置では、起動時に瞬時
的に大きな電流が流れることによって生じる問題点があ
った。この問題点について、図5及び図6を参照して詳
細に説明する。図6は、図5の直流安定化電源装置にお
いて、無負荷(負荷RLを取り除いた構成)にしたとき
の各部の電圧・電流タイムチャートである。
【0009】入力端子1に入力電圧Vinが投入される
と、図6(a)に示すように入力電圧Vinが立ち上が
る。そして、図6(b)に示すように、入力電圧Vin
が立ち上がると同時に基準電圧Vrefも立ち上がる。
なお、電圧Vc(図6において図示せず)も入力電圧V
inと同期して立ち上がるものとする。このとき、コン
デンサCoの充電電流Icoは、瞬時的にトランジスタ
Q1の電流能力限界近くまで流れる。そして、その後コ
ンデンサCoの充電が完了し、出力電圧Voの立ち上が
りが完了すると、出力電流Ioはほとんど流れなくな
る。したがって、図5の直流安定化電源装置の出力電圧
Vo−出力電流Io特性は、図7に示すようになる。
【0010】図5の直流安定化電源装置は、図7に示す
ような出力電圧Vo−出力電流Io特性を有するため、
たとえ実際使用時に負荷RLに流れる電流ILが小さく
ても、起動時には瞬時的にピーク電流Iopが流れてし
まう。このため、直流安定化電源装置に電力を供給する
入力電源がピーク電流Iopを流すことができる容量を
有していなければ、直流安定化電源装置の起動時に入力
電源の出力電圧が低下してしまい、直流安定化電源装置
と並列で用いている他のシステムまでもが誤動作するこ
とになる。したがって、入力電源の容量を実際使用時に
必要な容量よりもかなり大きくする必要があり、入力電
源にコストがかかってしまうという問題点があった。
【0011】そこで、起動時の出力電流Ioを抑制する
手段を備えた直流安定化電源装置が提案されている。こ
のような従来の直流安定化電源装置の一構成例を図8に
示す。なお、図8において図5と同一の部分には同一の
符号を付し説明を省略する。
【0012】図8の直流安定化電源装置は、図5の直流
安定化電源装置に時定数回路11を新たに設けた構成の
直流安定化電源装置である。時定数回路11は、抵抗R
8と、端子10と、コンデンサC2とから構成され、基
準電圧回路5と誤差増幅器4との間に設けられる。な
お、抵抗R8と端子10は半導体集積回路装置に搭載さ
れ、コンデンサC2は半導体集積回路装置の外部に設け
られる。また、抵抗R8の一端は基準電圧回路5の出力
端に接続され、抵抗R8の他端は誤差増幅器4の非反転
入力端子及び端子10に接続される。端子10はコンデ
ンサC2を介して接地される。
【0013】続いて図8の直流安定化電源装置の動作に
ついて図8及び図9を参照して説明する。図9は、図8
の直流安定化電源装置において、無負荷(負荷RLを取
り除いた構成)にしたときの各部の電圧・電流タイムチ
ャートである。なお、図9において参考のため図5の直
流安定化電源装置において無負荷にしたときの各部の電
圧・電流を破線で示す。
【0014】入力端子1に入力電圧Vinが投入される
と、図9(a)に示すように入力電圧Vinが立ち上が
る。そして、図9(b)に示すように入力電圧Vinが
立ち上がると、同時に基準電圧Vrefも立ち上がる
が、時定数回路11によりその立ち上がりは緩やかにな
る。なお、電圧Vc(図9において図示せず)も入力電
圧Vinと同期して立ち上がるものとする。
【0015】基準電圧Vrefが緩やかに立ち上がるの
で、コンデンサCoの充電が緩やかに行われる。これに
より、図9(c)に示すように出力電圧Voが緩やかに
立ち上がり、図9(d)に示すように出力電流Ioのピ
ーク値も小さくなる。そして、その後コンデンサCoの
充電が完了し、出力電圧Voの立ち上がりが完了する
と、出力電流Ioはほとんど流れなくなる。したがっ
て、図8の直流安定化電源装置の出力電圧Vo−出力電
流Io特性は、図10に示すようになる。なお、図10
において参考のため図5の直流安定化電源装置の出力電
圧Vo−出力電流Io特性を破線で示す。
【0016】上述したように、図8の直流安定化電源装
置は入力電圧Vinの投入時にはソフトスタートが可能
である。しかしながら、入力電圧Vin及び基準電圧V
refが立ち上がった状態で制御端子6への電圧Vcの
印加をオン/オフすることによって直流安定化電源装置
の動作をオン/オフする場合には、基準電圧Vrefの
立ち上がりを利用してソフトスタートを行うことができ
ないため、制御端子6への電圧Vcの印加をオフからオ
ンに切り替える際に瞬時的にピーク電流Iop近くまで
出力電流Ioが流れてしまうという不具合があった。
【0017】本発明は、上記の問題点に鑑み、基準電圧
が立ち上がっている状態であってもソフトスタートを行
うことができる直流安定化電源装置を提供することを目
的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る直流安定化電源装置においては、入力
した電圧を出力電圧に変換して出力する電圧変換回路
と、前記出力電圧を検出する検出回路と、基準電圧を出
力する基準電圧回路と、前記検出回路から出力される検
出電圧と前記基準電圧とを比較、増幅する誤差増幅器
と、該誤差増幅器の出力信号に基づいて前記検出電圧と
前記基準電圧とが等しくなるように前記電圧変換回路を
制御する制御回路と、を備え、前記出力電圧が立ち上が
るときに前記電圧変換回路から出力される電流を抑制す
る電流抑制回路を設ける構成とする。
【0019】また、前記電流抑制回路が前記出力電圧の
立ち上がり速度を検出し、前記出力電圧の立ち上がり速
度に応じて動作するようにしてもよい。
【0020】また、前記電流抑制回路が前記出力電圧の
立ち上がり速度に応じて電流抑制量を可変するようにし
てもよい。この場合の構成としては、前記出力電圧が印
加される出力端子と、接地電位になるグランド端子と、
を備えるとともに、前記電流抑制回路が、抵抗手段及び
容量から成る直列接続体を備え、該直列接続体を前記出
力端子と前記グランド端子との間に設け、前記抵抗手段
の両端電圧から前記出力電圧の立ち上がり速度を検出す
る構成が挙げられる。また、他の構成としては、前記出
力電圧が印加される出力端子と、接地電位になるグラン
ド端子と、を備えるとともに、前記電流抑制回路が、前
記出力端子と前記グランド端子との間に設けられる容量
と、前記容量を流れる電流を検出するカレントミラー回
路と、を備え、前記カレントミラー回路の出力電流から
前記出力電圧の立ち上がり速度を検出する構成が挙げら
れる。
【0021】また、前記抵抗手段又は前記カレントミラ
ー回路と前記容量との間に端子を設けるとともに、前記
容量以外の回路が半導体集積回路装置に搭載され、前記
容量が半導体集積回路装置の外部に設けられるようにし
てもよい。
【0022】また、前記端子に印加される電圧を第2の
出力電圧としてもよい。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態について図面
を参照して説明する。本発明に係る第一実施形態の直流
安定化電源装置の構成を図1に示す。なお、図1におい
て図5と同一の部分には同一の符号を付し説明を省略す
る。
【0024】図1に示す第一実施形態の直流安定化電源
装置は、図5の直流安定化電源装置に出力電圧Voが立
ち上がるときに出力電流Ioを抑制する出力電流抑制回
路9を新たに設けた構成の直流安定化電源装置である。
出力電流抑制回路9は、抵抗R4と、比較器7と、端子
8と、コンデンサC1とから構成される。なお、抵抗R
4、比較器7、及び端子8は半導体集積回路装置に搭載
され、コンデンサC1は半導体集積回路装置の外部に設
けられる。
【0025】抵抗R4の一端は出力端子2に接続され、
抵抗R4の他端は端子8を介してコンデンサC1の一端
に接続される。コンデンサC1の他端はグランド端子3
に接続される。そして、比較器7の反転入力端子が抵抗
R4の一端に接続され、比較器7の非反転入力端子が抵
抗R4の他端に接続され、比較7の出力端子がトランジ
スタQ2のベースに接続される。
【0026】次に、出力電圧Voの立ち上がり時におけ
る図1の直流安定化電源装置の動作について図1及び図
2を参照して説明する。図2は、図1の直流安定化電源
装置において、無負荷(負荷RLを取り除いた構成)に
したときの各部の電圧・電流タイムチャートである。な
お、図2において参考のため図5の直流安定化電源装置
において無負荷にしたときの各部の電圧・電流を破線で
示す。
【0027】入力端子1に入力電圧Vinが投入される
と、図2(a)に示すように入力電圧Vinが立ち上が
る。そして、図2(b)に示すように入力電圧Vinが
立ち上がると、同時に基準電圧Vrefも立ち上がる。
なお、電圧Vc(図示せず)も入力電圧Vinと同期し
て立ち上がるものとする。しかし、入力電圧Vinが立
ち上がった瞬間、出力電圧Voはほぼ0[V]である。こ
のため、誤差増幅器4が出力する誤差増幅信号は最大と
なってしまう。
【0028】一方、出力電圧Voの立ち上がり時に、抵
抗R4を通してコンデンサC1が充電される。したがっ
て、抵抗R4には出力電圧Voの立ち上がり速度に応じ
た電流が流れる。そして、この電流によって生じる抵抗
R4の両端電圧に応じたLowレベルの電圧信号が増幅
器7からトランジスタQ2のベースに出力される。
【0029】トランジスタQ2のベース電圧は、誤差増
幅器4が出力する誤差増幅信号の大きさにかかわらず、
比較器7から出力される電圧信号の値となる。これによ
り、図2(c)に示すように出力電圧Voが緩やかに立
ち上がり、図2(d)に示すように出力電流Ioのピー
ク値も小さくなる。
【0030】そして、その後コンデンサCoの充電が完
了し、出力電圧Voの立ち上がりが完了する。本実施形
態ではコンデンサCoの充電完了とほば同時にコンデン
サC1の充電も完了するようにコンデンサC1の静電容
量を設定している。コンデンサC1の充電が完了する
と、抵抗R4に電流が流れなくなり抵抗R4の両端電圧
はほぼ0[V]になる。比較器7はLowレベルの信号で
オン、Highレベルの信号でオフになるスイッチを具
備し、そのスイッチによって出力をオン/オフする構成
である。したがって、反転入力端子に入力される電圧と
非反転入力端子に入力される電圧が等しいとき、すなわ
ち、反転入力端子に入力される電圧が非反転入力端子に
入力される電圧より小さくない場合、比較器7は出力を
停止する。これにより、出力電圧Voの立ち上がり後は
図5の直流安定化電源装置と同様の動作を行うことにな
り、出力電流Ioがほとんど流れなくなる。
【0031】したがって、図1の直流安定化電源装置の
出力電圧Vo−出力電流Io特性は、図3に示すように
なる。なお、図3において参考のため図5の直流安定化
電源装置の出力電圧Vo−出力電流Io特性を破線で示
す。
【0032】本実施形態の直流安定化電源装置は、上述
したような動作を行うことによって、出力電圧Voが立
ち上がる場合は必ずソフトスタートを行うことができ
る。すなわち、基準電圧Vrefが立ち上がっている状
態であってもソフトスタートを行うことができる。
【0033】そして、出力電圧Voが立ち上がったのち
に、負荷RLの急激な変動による出力電圧Voの低下が
起こっても、端子8の電圧は変動しないので、比較器7
が出力することはない。したがって、出力電流抑制回路
9が出力電圧Voの立ち上がり以外で誤動作することは
ない。
【0034】また、コンデンサC1を半導体集積回路装
置の外部に設ける構成にしたので、コンデンサC1の静
電容量を大きくすることができる。そして、コンデンサ
C1の静電容量を変更することにより、出力電圧Voが
立ち上がるときの出力電圧Ioの値及び出力電圧Voの
立ち上がり時間の調整が可能となる。
【0035】さらに、端子8を安定化した電圧を出力す
る端子として用いることもできる。この場合、抵抗R4
とコンデンサC1がRCフィルタ回路として機能するの
で、端子8から出力される電圧は、出力端子2から出力
される出力電圧Voよりも安定する。ただし、出力電流
抑制回路9が出力電圧Voの立ち上がり以外のときに出
力電流Ioを抑制することがないように、端子8からの
出力は小電流出力にする必要がある。
【0036】なお、本実施形態では、抵抗R4の両端電
圧から前記出力電圧の立ち上がり速度を検出するしてい
るが、抵抗R4の代わりにトランジスタやダイオード等
の他の抵抗手段を用いることもできる。また、抵抗R4
及びコンデンサC1に直列にダイオード等の抵抗手段を
設けることにより、抵抗R4における出力電圧Voの立
ち上がり速度の検出レベルを変更することができる。
【0037】次に本発明に係る第二実施形態の直流安定
化電源装置について説明する。本発明に係る第二実施形
態の直流安定化電源装置の構成を図4に示す。なお、図
4において図1と同一の部分には同一の符号を付し説明
を省略する。
【0038】図4に示す第二実施形態の直流安定化電源
装置は、図1の直流安定化電源装置の出力電流抑制回路
9を出力電流抑制回路9’に置き換えた構成である。出
力電流抑制回路9’は、抵抗R5〜R7と、PNP型ト
ランジスタQ3及びQ4と、NPN型トランジスタQ5
及びQ6と、端子8と、コンデンサC1とから構成され
る。なお、抵抗R5〜R7と、PNP型トランジスタQ
3及びQ4と、NPN型トランジスタQ5及びQ6と、
端子8とは半導体集積回路装置に搭載され、コンデンサ
C1は半導体集積回路装置の外部に設けられる。
【0039】トランジスタQ3のエミッタは抵抗R5を
介して、トランジスタQ4のエミッタは抵抗R6を介し
て、ともに出力端子2に接続される。トランジスタQ3
のベースとトランジスタQ4のベースは共通接続され
る。トランジスタQ3のコレクタはトランジスタQ6の
コレクタに接続され、トランジスタQ4のコレクタは抵
抗R7を介して端子8に接続される。また、トランジス
タQ4のベース−コレクタ間は共通接続される。このよ
うな構成により、トランジスタQ3及びQ4がカレント
ミラー回路を形成する。
【0040】トランジスタQ5のコレクタはトランジス
タQ2のベースに接続される。トランジスタQ5のベー
スとトランジスタQ6のベースは共通接続される。トラ
ンジスタQ5のエミッタとトランジスタQ6のエミッタ
はともにグランド端子3に接続される。また、トランジ
スタQ6のベース−コレクタ間は共通接続される。この
ような構成により、トランジスタQ5及びQ6がカレン
トミラー回路を形成する。
【0041】出力電圧Voの立ち上がり時にトランジス
タQ4を介してコンデンサC1に充電電流が流れる。上
述したように、トランジスタQ3及びQ4がカレントミ
ラー回路を形成し、トランジスタQ5及びQ6がカレン
トミラー回路を形成し、トランジスタQ3のコレクタと
トランジスタQ6のコレクタとが接続されているので、
トランジスタQ5にはコンデンサC1の充電電流と等し
い電流が流れる。従って、出力電流抑制回路9’は、ト
ランジスタQ2のベースからコンデンサC1の充電電流
と等しい電流を引き抜く。
【0042】出力電流抑制回路9’が上述のような動作
を行うので、第二実施形態の直流安定化電源装置におけ
る無負荷(負荷RLを取り除いた構成)にしたときの各
部の電圧・電流タイムチャートは、第一実施形態の直流
安定化電源装置の場合と同一になる(図2参照)。した
がって、第二実施形態の直流安定化電源装置の出力電圧
Vo−出力電流Io特性も、第一実施形態の直流安定化
電源装置の場合と同一になる(図3参照)。
【0043】なお、上述した第一及び第二実施形態の直
流安定化電源装置ではコンデンサC1を端子8とグラン
ド端子3との間に設けたが、コンデンサC1を端子8と
出力端子2との間に設け、抵抗R4又はカレントミラー
回路を端子8とグランド端子3との間に設ける構成にし
ても同様の効果を得ることができる。
【0044】
【発明の効果】本発明によると、入力した電圧を出力電
圧に変換して出力する電圧変換回路と、前記出力電圧を
検出する検出回路と、基準電圧を出力する基準電圧回路
と、前記検出回路から出力される検出電圧と前記基準電
圧とを比較、増幅する誤差増幅器と、該誤差増幅器の出
力信号に基づいて前記検出電圧と前記基準電圧とが等し
くなるように前記電圧変換回路を制御する制御回路と、
を備え、前記出力電圧が立ち上がるときに前記電圧変換
回路から出力される電流を抑制する電流抑制回路を設け
るので、前記出力電圧が立ち上がる場合は必ずソフトス
タートを行うことができる。すなわち、前記基準電圧が
立ち上がっている状態であってもソフトスタートを行う
ことができる。
【0045】また、本発明によると、前記電流抑制回路
が前記出力電圧の立ち上がり速度を検出し、前記出力電
圧の立ち上がり速度に応じて動作するので、前記電流抑
制回路は前記出力電圧が立ち上がりの有無を判別し、前
記出力電圧が立ち上がるときに前記電圧変換回路から出
力される電流を抑制することができる。
【0046】また、本発明によると、前記電流抑制回路
が前記出力電圧の立ち上がり速度に応じて電流抑制量を
可変するので、電流抑制量が一定の場合と比べて前記出
力電圧の立ち上がり時間を短くすることが可能となる。
【0047】また、本発明によると、前記出力電圧が印
加される出力端子と、接地電位になるグランド端子と、
を備えるとともに、前記電流抑制回路が、抵抗手段及び
容量から成る直列接続体を備え、該直列接続体を前記出
力端子と前記グランド端子との間に設け、前記抵抗手段
の両端電圧から前記出力電圧の立ち上がり速度を検出す
るので、前記電流抑制回路を簡単な構成にすることがで
き、低コスト化を図ることができる。
【0048】また、本発明によると、前記出力電圧が印
加される出力端子と、接地電位になるグランド端子と、
を備えるとともに、前記電流抑制回路が、前記出力端子
と前記グランド端子との間に設けられる容量と、前記容
量を流れる電流を検出するカレントミラー回路と、を備
え、前記カレントミラー回路の出力電流から前記出力電
圧の立ち上がり速度を検出するので、前記電流抑制回路
を簡単な構成にすることができ、低コスト化を図ること
ができる。
【0049】また、本発明によると、前記抵抗手段又は
前記カレントミラー回路と前記容量との間に端子を設け
るとともに、前記容量以外の回路が半導体集積回路装置
に搭載され、前記容量が半導体集積回路装置の外部に設
けられるので、前記容量の静電容量を大きくすることが
できる。そして、前記容量の静電容量を変更することに
より、前記出力電圧が立ち上がるときに前記電圧変換回
路から出力される電流のピーク値及び前記出力電圧の立
ち上がり時間の調整が可能となる。
【0050】また、本発明によると、前記端子に印加さ
れる電圧を第2の出力電圧とするので、前記出力電圧と
は別個の出力を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る第一実施形態の直流安定化
電源装置の構成を示す図である。
【図2】 図1の直流安定化電源装置における起動
時の各部の電圧・電流タイムチャートである。
【図3】 図1の直流安定化電源装置の出力特性を
示す図である。
【図4】 本発明に係る第二実施形態の直流安定化
電源装置の構成を示す図である。
【図5】 従来の直流安定化電源装置の一実施例を
示す図である。
【図6】 図5の直流安定化電源装置における起動
時の各部の電圧・電流タイムチャートである。
【図7】 図5の直流安定化電源装置の出力特性を
示す図である。
【図8】 従来のソフトスタート機能付直流安定化
電源装置の一実施例を示す図である。
【図9】 図8の直流安定化電源装置における起動
時の各部の電圧・電流タイムチャートである。
【図10】 図8の直流安定化電源装置の出力特性
を示す図である。
【符号の説明】
1 トランジスタ 2 出力端子 3 グランド端子 4 誤差増幅器 5 基準電圧回路 8 端子 9、9’ 出力電流抑制回路 Io 出力電流 Vo 出力電圧

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力した電圧を出力電圧に変換して出力す
    る電圧変換回路と、前記出力電圧を検出する検出回路
    と、基準電圧を出力する基準電圧回路と、前記検出回路
    から出力される検出電圧と前記基準電圧とを比較、増幅
    する誤差増幅器と、該誤差増幅器の出力信号に基づいて
    前記検出電圧と前記基準電圧とが等しくなるように前記
    電圧変換回路を制御する制御回路と、を備えた直流安定
    化電源装置において、 前記出力電圧が立ち上がるときに前記電圧変換回路から
    出力される電流を抑制する電流抑制回路を設けることを
    特徴とする直流安定化電源装置。
  2. 【請求項2】前記電流抑制回路が前記出力電圧の立ち上
    がり速度を検出し、前記出力電圧の立ち上がり速度に応
    じて動作する請求項1に記載の直流安定化電源装置。
  3. 【請求項3】前記電流抑制回路が前記出力電圧の立ち上
    がり速度に応じて電流抑制量を可変する請求項2に記載
    の直流安定化電源装置。
  4. 【請求項4】前記出力電圧が印加される出力端子と、接
    地電位になるグランド端子と、を備えるとともに、 前記電流抑制回路が抵抗手段及び容量から成る直列接続
    体を備え、該直列接続体を前記出力端子と前記グランド
    端子との間に設け、前記抵抗手段の両端電圧から前記出
    力電圧の立ち上がり速度を検出する請求項2又は請求項
    3に記載の直流安定化電源装置。
  5. 【請求項5】前記出力電圧が印加される出力端子と、接
    地電位になるグランド端子と、を備えるとともに、前記
    電流抑制回路が、前記出力端子と前記グランド端子との
    間に設けられる容量と、前記容量を流れる電流を検出す
    るカレントミラー回路と、を備え、前記カレントミラー
    回路の出力電流から前記出力電圧の立ち上がり速度を検
    出する請求項2又は請求項3に記載の直流安定化電源装
    置。
  6. 【請求項6】前記抵抗手段又は前記カレントミラー回路
    と前記容量との間に端子を設けるとともに、 前記容量以外の回路が半導体集積回路装置に搭載され、
    前記容量が半導体集積回路装置の外部に設けられる請求
    項4又は請求項5に記載の直流安定化電源装置。
  7. 【請求項7】前記端子に印加される電圧を第2の出力電
    圧とする請求項6に記載の直流安定化電源装置。
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