JP2620718B2 - ブロワモータの取付構造 - Google Patents

ブロワモータの取付構造

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JP2620718B2
JP2620718B2 JP17964989A JP17964989A JP2620718B2 JP 2620718 B2 JP2620718 B2 JP 2620718B2 JP 17964989 A JP17964989 A JP 17964989A JP 17964989 A JP17964989 A JP 17964989A JP 2620718 B2 JP2620718 B2 JP 2620718B2
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亘 宮沢
裕 照屋
正治 稲毛
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株式会社ゼクセル
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、主に車両用空調装置に用いられるブロ
ワ、特にそのブロワモータの取付構造に関し、騒音の低
減を図ったものである。
(従来の技術) この種のブロワにおいて、その駆動用のブロワモータ
は、ブロワケースに取付孔を開設して該ブロワケース内
に挿入され、この取付孔を塞ぐ用途とブロワモータを支
持する用途とを兼ねたフランジ(ブロワモータの外周に
固装)を防振用及びシールを兼ねた緩衝材を介してブロ
ワケースにネジ止めすることで取り付けられるようにな
っている(例えば、実公昭63−41600号公報参照)。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上述のフランジは、金属の円板で形成
されており、ブロワモータの駆動に伴ってその振動がス
ピーカのように増幅され、騒音を発生するものであっ
た。
そこで、この発明は上記問題点に鑑み、ブロワの騒音
低減を図って、空調フィーリングを向上させ得るように
したブロワモータの取付構造を提供することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、この発明に係るブロワモ
ータの取付構造は、吸入口と吹出口とを有するブロワケ
ースの前記吸入口に対向する位置にブロワモータを挿入
する取付孔を開設すると共に、前記ブロワモータの外周
にそのブロワモータを取り付ける取付ステーを各々が所
定間隔を持って放射状に適数突設し、且つ該取付ステー
を覆って前記取付孔を塞ぐ閉塞部材を設けて成り、前記
閉塞部材は樹脂材料で成形され、取付ステーとの間に防
振及びシール用の緩衝材を配してブロワケースに取り付
けられるものである。
(作用) したがって、従来のフランジに対応する部分をブロワ
モータを支持する取付ステーと、取付孔を塞ぐ閉塞部材
とに分離し、その取付ステーはブロワモータを支持する
必要十分な強度を有してその面積を小とするように放射
状に形成されて、それにより振動する部分が少なくなる
と共に、閉塞部材は樹脂材料で成形されるので、金属の
平板等に比較して振動が伝達されづらくなり、これらに
より騒音が抑えられて上記課題が解決されるものであ
る。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面により説明する。
第1図及び第2図において、ブロワ1は、そのブロワ
ケース2内に送風ファン3を備えたブロワモータ4を収
納して構成され、ブロワモータ4の駆動により送風ファ
ン3を回転させて、吸入口6から吸引した空気を吹出口
7から吹き出すようになっている。
ブロワケース2は、例えば樹脂等により成形されてお
り、その図示下方に空気の吸入口6が、側方に吹出口7
が、上方にブロワモータ4を挿入するための取付孔10が
各々開設されている。この取付孔10の周縁には、下記す
るブロワモータ4の取付ステー15をネジ止めするための
ネジ孔11と、口述する閉塞部材20をネジ止めするための
ボス部12とが各々設けられている。
ブロワモータ4は、図示しない駆動軸に送風ファン3
が回転自在に固装されると共に、その外周に鉄板等で成
形の取付ステー15が適数、所定距離を隔てて突設されて
いる。この取付ステー15は、例えばスポット溶接等によ
りブロワモータ4に固定されており、その先端部に形成
のネジ止め用切り欠き15aを上記ブロワケース2のネジ
孔11に合わせてネジ止めすることで、ブロワモータ4を
ブロワケース2に固定するようになっている。ここで、
取付ステー15は、ブロワモータ4を支持するのに十分な
強度及び本数が設定され、その全体の面積が最小限とな
るように構成される。即ち、面積を小さくすることで、
ブロワモータ4か伝達される振動を少なくしているもの
である。
上述の取付ステー15を介してブロワモータ4が取り付
けられたブロワケース2には、その取付孔10を塞ぐため
に、下記する閉塞部材20が取り付けられる。
閉塞部材20は、略円板状のもので、その中心にブロワ
モータ4の形状に適合する挿入孔21が、ラジアル方向に
各取付ステー15に対応する溝22が、円周の一部にネジ止
め用の突部23各々形成されている。この閉塞部材20は、
その挿入孔21内にブロワモータ4を通して、各突部23を
ブロワケース2のボス部12に合わせてネジ止めされるよ
うになっており、取付ステー15との間には防振及びシー
ル用の緩衝材16が配される。ここで、この閉塞部材20
は、ブロワモータ4の駆動による振動が伝達されづらい
材質であり(例えば弾性率が極めて低い等)、その強度
及び重量の軽さを加味して樹脂材料で成形されている。
また、緩衝材16は、取付ステー15及び閉塞部材20の振動
を吸収すると共に、ブロワケース2の取付孔10と閉塞部
材20との間を密にシールするために、例えばウレタン等
の材質で成形されている。
次に、以上のようなブロワモータ4の取付構造によっ
て如何に騒音が低減されるかについて、第3図及び第4
図を参照しながら説明する。
第3図は、ブロワモータ4に支持部材(本発明におい
ては取付ステー15、従来においては従来の金属成形のフ
ランジ)を固定して、それ単体で駆動した場合に発生す
る騒音を測定したデータの一例である。第3図に示され
るように、従来の騒音レベルが約32〜39[dB]と高いレ
ベルであるのに対し、本発明では約26〜29[dB]と低い
レベルに騒音が抑えられている。その最高値を比較する
と10[dB]もの差が現れる。これは、従来のフランジ形
状の支持部材が金属の円板であり面積が広いため、ブロ
ワモータ4の振動が広く伝達されて騒音が大きくなるの
に対し、本発明の支持部材(取付ステー15)ではその面
積が小さく設定されているため、ブロワモータ4の振動
の伝達が少なくなる。
次に、ブロワモータ4をブロワケース2に取り付けて
駆動した場合の騒音レベルを第4図を用いて比較する。
この測定は、本発明においては第1図に示すようにブロ
ワモータ4を取り付け、従来においては従来のフランジ
を固定したブロワモータ4をブロワケース2との間に防
振及びシール用の緩衝材を配して取り付け、それぞれ行
なったものである。但し、双方ともブロワモータ4には
送風ファン3が取り付けられていない。第4図に示され
るように、従来の騒音レベルが約33〜37[dB]と高いレ
ベルにあるのに対し、本発明の騒音レベルが最高値で3
[dB]の差がある約31〜34[dB]と低く抑えられてい
る。これは、本発明における取付構造が、上述の取付ス
テー15による騒音の低減と共に、それに組み合わせられ
る閉塞部材20を振動が伝達されづらい樹脂材料で成形し
たことによる。
したがって、以上のように取付ステー15と閉塞部材20
とを組み合わせ、共に振動を受けづらく構成すること
で、従来より騒音が抑えられ、静かなブロワ1が構成さ
れるものである。また、取付ステー15と閉塞部材20の振
動モードが異なることにより相互干渉をして、より騒音
が減衰することが挙げられる。さらには、閉塞部材20が
樹脂材料で成形されるため、ブロワ1全体の重量が軽減
されるものである。
尚、この発明に係る取付ステー15は、上述の形状に限
らず、例えば第5図に示すようなものであっても良い。
この第5図に示される取付構造においては、環状の取付
ステー15をブロワモータ4に固定し、その周縁に形成の
ネジ止め用孔15bをブロワケース2に形成のネジ孔11に
合わせてネジ止めすることで、該ブロワモータ4をブロ
ワケース2に取り付けるようになっている。一方、閉塞
部材20は、取付ステー15のネジ止め用孔15bの位置に合
わせてネジの逃がし用溝24が形成されると共に、ネジ止
め用孔23が形成され、このネジ止め用孔23を取付ステー
15に形成のネジ通し孔15cとブロワケース2のネジ孔13
に合わせ、且つ緩衝材16を取付ステー15との間に配して
ネジ止めすることで、ブロワケース2に取り付けられ
る。したがって、第1の実施例と同様に、取付ステー15
を介してブロワモータ4をブロワケース2に取り付け、
その図示上方から緩衝材16を介在させ、閉塞部材20によ
ってブロワケース2の取付孔10を防ぐ取付構造となって
おり、取付ステー15の面積が小さく、閉塞部材20を樹脂
材料で成形することで、第1の実施例と同様な作用を果
たすものである。
(発明の効果) 以上述べたように、この発明によれば、ブロワモータ
を支持する部分を面積を小さくした取付ステーで構成す
ると共に、ブロワケースの取付孔を塞ぐ部分を樹脂材料
で成形した閉塞部材を用いることにより、両者に伝達さ
れる振動が少なく、それにより従来と比較して騒音が抑
えられ、空調フィーリングの向上を図ることができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1の実施例に係るブロワの斜視
図、第2図は同上のブロワの分解斜視図、第3図はブロ
ワモータを単体で駆動した場合の騒音レベルの一例を示
すグラフ図、第4図はブロワモータをブロワケースに取
り付けて駆動した場合の騒音レベルの一例を示すグラフ
図、第5図はこの発明の第2の実施例に係るブロワの分
解斜視図である。 1……ブロワ、2……ブロワケース、3……送風ファ
ン、4……ブロワモータ、15……取付ステー、16……緩
衝材、20……閉塞部材。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸入口と吹出口とを有するブロワケースの
    前記吸入口に対向する位置にブロワモータを挿入する取
    付孔を開設すると共に、前記ブロワモータの外周にその
    ブロワモータを取り付ける取付ステーを各々が所定間隔
    を持って放射状に適数突設し、且つ該取付ステーを覆っ
    て前記取付孔を塞ぐ閉塞部材を設けて成り、前記閉塞部
    材は樹脂材料で成形され、取付ステーとの間に防振及び
    シール用の緩衝材を配してブロワケースに取り付けられ
    ることを特徴とするブロワモータの取付構造。
JP17964989A 1989-07-12 1989-07-12 ブロワモータの取付構造 Expired - Lifetime JP2620718B2 (ja)

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