JP2620436B2 - ホワイトバランス調整装置 - Google Patents

ホワイトバランス調整装置

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JP2620436B2 JP3264074A JP26407491A JP2620436B2 JP 2620436 B2 JP2620436 B2 JP 2620436B2 JP 3264074 A JP3264074 A JP 3264074A JP 26407491 A JP26407491 A JP 26407491A JP 2620436 B2 JP2620436 B2 JP 2620436B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はホワイトバランス調整装
置、詳しくは閃光発光手段より投射された投射光の、被
写体による反射光を含んでなる入射光に自動的にホワイ
トバランスを合わせることのできるホワイトバランス調
整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のホワイトバランス調整装置が適用
された撮像装置を、そのブロック構成を示す図5により
説明すると、白い被写体1から反射された連続光は、撮
像レンズ2を透過し絞り機構3を介してCCD固体撮像
素子4の受光面上に結像される。同素子4で光電変換さ
れた電気信号は、カメラプロセス処理部5aで信号処理
され、映像信号出力端子6より外部機器に向け例えばN
TSC複合映像信号として出力される。
【0003】一方、上記カメラプロセス処理部5aは、
3原色のR,G,B各信号を、この撮像装置全体の動作
シーケンスを司どるCPU7に供給し、同CPU7から
上記R,B各信号のゲインを調節するゲイン制御信号を
受けるようになされている。尚、CPU7にはワンタッ
チWB(ホワイトバランス)スイッチ8が接続されてい
る。
【0004】このように構成された撮像装置における従
来のホワイトバランス調整装置では、ワンタッチWBス
イッチ8が押下されると、CPU7はカメラプロセス処
理部5aから出力されたR,G,B信号を取り込み、同
CPU7内で上記R,G,B各信号を演算処理し、 R/G=B/G=1 になるようにカメラプロセス処理部5aにおけるR,B
信号増幅系のゲインを閉ループ制御している。
【0005】以上は白い被写体1から反射された光が連
続光の場合であるが、閃光発光手段として例えばストロ
ボを用いた撮影時のように反射光が単発光の場合には、
従来次のような手段によってホワイトバランスの調整を
行っていた。
【0006】即ち、ストロボ等の閃光発光手段の色温度
は予め分っているので、使用しようとする閃光発光手段
の色温度に対応したR信号ゲイン値、B信号ゲイン値を
予めCPU7内のROM等にプリセットし、ストロボ撮
影モードが設定されると、上記プリセット値をCPU7
から読み出してR信号増幅系、B信号増幅系のゲイン
を、カメラプロセス処理部5aに自動的に設定してい
る。このようにワンタッチ操作も閉ループ制御もするこ
となくストロボ撮影時のホワイトバランスを調整してい
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】さて、使用しようとす
るストロボ光の色温度に相当するR信号ゲイン値、B信
号ゲイン値を予めプリセット値として上記CPU7にメ
モリしておき、ストロボ撮影時に上記カメラプロセス処
理部5a内のR,B各信号増幅系のゲイン設定を、上記
プリセット値に強制的に置換するようにした従来のホワ
イトバランス調整装置では、ストロボが撮像装置に内蔵
されたタイプならストロボを特定できるので、従来の手
段でもさしたる支障がなかった。
【0008】しかしながら、ストロボが外付けされその
種別が一定しない場合、あるいはいくつかのストロボを
組合わせて使用する場合には、閃光発光手段の色温度を
特定できないので従来のホワイトバランス調整装置では
対応できない。また内蔵ストロボの場合でも、この内蔵
ストロボからの閃光発光に同期して発光するスレーブス
トロボを併用する場合や、外光等の他の光とミックスさ
れる場合等では、従来の手段でホワイトバランスをとる
ことができない。
【0009】換言すれば、ストロボ撮影時における従来
のホワイトバランス調整装置では、現実の測定によらず
に想定ストロボの色温度に適合するよう、R信号ゲイ
ン,B信号ゲインを一律にプリセット設定しているの
で、このプリセット値からずれた光源による撮像には対
応しきれなかった。
【0010】そこで本発明の目的は、上記問題点を解消
し、ストロボ撮影時でも現実の光源の色温度に対応した
ホワイトバランスの設定が可能なホワイトバランス調整
装置を提供するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段および作用】本発明による
ホワイトバランス調整装置は、閃光発光手段を用いるモ
ードにあるときに所定の操作手段が操作されると垂直ブ
ランキング期間を含む所定のタイミングで光を投射せし
めるべく当該閃光発光手段を制御するための光投射タイ
ミング制御手段と、上記タイミングで投射された投射光
の被写体による反射光を含んでなる入射光に対応する映
像信号に対して、上記タイミングに続くフィールド期間
内で色系信号について所定値との逐次比較動作により
ワイトバランス調整動作を行う調整手段とを具備してな
ることを特徴とする。
【0012】
【実施例】以下、図示の実施例により本発明を説明す
る。先づ本発明の実施例を説明するのに先立ってその基
本概念を説明すると、白色被写体に向けて現実にストロ
ボ発光を、Vブランキング期間内の所定の第1のタイミ
ングで一回行い、その結果得られた撮像信号に基づい
て、上記第1のタイミング以降の第2のタイミングであ
る、Vブランキング区間に続くフィールド期間内にホワ
イトバランスをとろうとするもので、閃光発光手段の種
類、組合せ等に関係なく現実の光源の色温度に対応した
ホワイトバランス調整を可能にしようとするものであ
る。以下、実施例により具体的に説明する。
【0013】図1は、本発明の第1実施例を示すホワイ
トバランス調整装置が適用された撮像装置の要部のブロ
ック構成図で、白い被写体1〜ワンタッチWBスイッチ
8は前記従来例における図5に同じなので、同じ構成部
材には同じ符号を付してその説明を省略し、異なる部材
についてのみ以下に説明する。
【0014】図1において、ホワイトバランスやストロ
ボの制御を行うCPU7には、操作部として前記ワンタ
ッチWBスイッチ8の他に、ストロボ発光モードと通常
の撮影モードとを選択するストロボモード設定スイッチ
17が接続され、更にストロボ発光制御部15を介して
ストロボ16が接続されている。
【0015】また、このCPU7には、映像信号とのタ
イミングをとるための同期信号を発生する映像用同期信
号発生器18から、フィールドの切換えに対応するVD
信号が供給されている。そして、同発生器18はカメラ
プロセス処理部5にも同期信号を供給するようになって
いる。
【0016】この処理部5と上記CPU7との間に、R
信号、B信号、G信号をそれぞれA/D変換するA/D
変換器12,13,14と、CPU7で演算処理された
ディジタルデータをカメラプロセス処理部5におけるR
ゲイン、Bゲイン設定用のアナログ値に変換する、一種
のD/A変換機能を有する電子ボリューム11とがそれ
ぞれ接続されている。
【0017】そして、ストロボモード設定スイッチ17
が閃光発光手段を用いるモードにあるときに、ワンタッ
チWBスイッチ8で代表される所定の操作手段が操作さ
れると、後記図3で説明する所定の第1のタイミングで
当該閃光発光手段つまりストロボ16が発行する。この
ようなストロボ光を投射せしめるための光投射タイミン
グ制御手段がCPU7等により形成されている。
【0018】また、上記第1のタイミングで投射された
投射光の被写体による反射光を含んでなる入射光に対応
する映像信号を、該第1のタイミング以降の後記図3で
説明する第2のタイミングで得る映像信号処理手段が、
カメラプロセス処理部5等から構成されている。
【0019】更に、上記第2のタイミングで得た映像信
号に基づいてホワイトバランス調整動作を行う調整手段
がA/D変換器12,13,14と電子ボリューム11
等により構成されている。
【0020】このように構成されたこの第1実施例の動
作を図2,3により説明する。図2は本実施例における
ワンタッチWB動作のフローチャートで、上記図1に示
すワンタッチWBスイッチ8が操作され、同スイッチ8
からCPU7への信号がアクティブ“L”になるまで待
機する(ステップS1)。
【0021】上記ワンタッチWBスイッチ8が押下され
ると、更にフィールドの切換えに対応して出力されるV
D信号がアクティブ“L”になるまで待機する(ステッ
プS2)。
【0022】該VD信号がアクティブ“L”になった
ら、CPU7は、上記図1に示すストロボモード設定ス
イッチ17がストロボ発光モードになっているか否かを
チェックし(ステップS3)、ストロボ発光が禁止され
た通常の撮影モードならステップS5に進む。一方、ス
トロボ発光モードなら、CPU7は、上記図1に示すス
トロボ発光制御部15を介してストロボ16を閃光発光
させてから(ステップS4)、ステップS5に進む。
【0023】このステップS5では、CPU7はR信号
ゲインとB信号ゲインとを初期値0に設定し、この初期
設定値0を電子ボリューム11(図1参照)を介し(ス
テップS6)、カメラプロセス処理部5に供給して同処
理部5のRゲイン設定、Bゲイン設定、つまりR信号増
幅系、B信号増幅系の調整電圧を0に設定する。従っ
て、同処理部5から出力されるR信号出力とB信号出力
とは何れも0になるが、G信号増幅系の調整電圧は可変
されていないので、G信号は基準値が出力される。ここ
で、電子ボリュームデータと、カメラプロセス処理部5
におけるR信号ゲイン、B信号ゲインとの関係は下記表
1のように仮定されている。
【0024】
【表1】
【0025】次に、CPU7内のタイマ手段により後記
図3で説明する所定時間待機する(ステップS7)。こ
の所定時間は、画面のどの部分でホワイトバランスをと
るかに関連して決定されるもので、後記第2実施例で詳
述するが、この第1実施例ではVブランキング期間が終
了して画像情報の読出しが開始されるまでとしている。
【0026】所定時間待機したら、CPU7はカメラプ
ロセス処理部5からR,G,B各信号を各A/D変換器
12,13,14でA/D変換してCPU7に取込む
(ステップS8)。この場合、上記初期設定によりR,
B各信号は0レベルになっているのに対し、G信号は基
準値になっている。
【0027】CPU7ではR/Gを演算して1と比較し
(ステップS9)、1に等しいか1より大なら、下記ス
テップS10をジャンプしてステップS11に進む。こ
の場合R,B各信号は上記ステップS5で0レベルに初
期設定され、G信号は基準値なので、 R/G=0 <1 になる。従って、ステップS10に進んでRゲインを+
1インクリメントしてステップS11に進む。
【0028】同様に、B信号についてもB/Gを演算し
て1と比較し(ステップS11)、1に等しいか1より
大ならステップS12をジャンプしてステップS13に
進む。この場合も B/G=0 <1 なので、Bゲインを+1インクリメントする(ステップ
S12)。
【0029】このようにインクリメントされた各Rゲイ
ン、Bゲインのデータを電子ボリューム11に設定して
(ステップS13)、カメラプロセス処理部5における
R信号増幅系およびB信号増幅系の調整電圧をアップし
てステップS14に進む。上記ステップS9とステップ
S11にて演算で求めた信号比R/G,B/Gを1と比
較して(ステップS14)、少なくとも一方が、1より
小なら上記ステップS8に戻って上記ステップS8〜S
14を繰返し実行し、 R/G≧1 かつ B/G≧1 になったら、ホワイトバランスがとれたことになるの
で、このフローを終了する。このように色系信号につい
て所定値との逐次比較動作によりホワイトバランス調整
動作を行うようになされている。図3は、本第1実施例
における各部動作のタイミングチャートで、時刻t1で
ストロボモード設定スイッチ17が押下され、同スイッ
チ17からCPU7へ印加される信号レベルがアクティ
ブ“H”になると、この撮像装置はストロボ発光モード
になる。
【0030】時刻t2でワンタッチWBスイッチ8が押
下されると、同スイッチ8からCPU7へ印加される信
号がアクティブ“L”になる。これは、上記図2のフロ
ーチャートにおけるステップS1に対応するもので、以
後単に(S1対応)と略記する。
【0031】上記時刻t2を含むフィールドに続く1フ
ィールド期間は時刻t3から始まって時刻t4まで継続
するが、このフィールド開始時刻t3になると、フィー
ルドの切換えに対応する信号で、垂直同期信号と略同一
のタイミングで発生するVD信号がアクティブ“L”に
なり(S2対応)時刻t5まで継続する。この場合上記
時刻t1でストロボ発光モードに既に設定されているの
で(S3対応)、直ちにストロボ発光31が行われる
(S4対応)。
【0032】さて、上記ストロボ発光31が行われるタ
イミングがクレーム上の所定の第1のタイミングで、こ
の図3では時刻t3から開始されるとしたが、これはV
ブランキング期間内で、かつCCD固体撮像素子4の光
電変換が終了するまでの期間内であれば、上記時刻t3
より若干遅延してもよい。また、上記VD信号がノンア
クティブになる時刻t5より若干遅れた時刻t6から1
フィールド期間が終了する時刻t4までがクレーム上の
第2のタイミングに相当する。
【0033】このストロボ発光31による白い被写体1
(図1参照)からの反射光が撮像レンズ2,絞り機構3
を介しCCD4の受光面上に結像されるが、一様に白い
被写体からの反射光なので、上記受光面上の各画素に蓄
積された信号出力中のR,G,B各色成分は何れの画素
でも同一になる。
【0034】上記ストロボ発光31により白い被写体1
を撮像して得られたCCD出力は、Vブランキング期間
が終了する時刻t6から読み出され、カメラプロセス処
理部5で信号処理されてR信号出力32、G信号出力3
3、B信号出力34が得られる。この場合G信号出力3
3は、前述したように基準値が出力されるが、Rゲイン
とBゲインとはCPU7内で何れも0に初期設定35が
行われるので、R信号出力32とB信号出力34とは太
い実線で示す0レベルになる(S5,S6対応)。
【0035】上記初期設定35が終了する所定時間(S
7対応)が経過した時刻t7になると、CPU7に上記
R信号出力32、G信号出力33、B信号出力34がそ
れぞれA/D変換されて入力される(S8対応)。これ
ら各A/D入力は、時刻t8よりCPU7内で演算処理
つまり R/G,B/G を求めて1と比較され(S
9,S11対応)、時刻t9で+1インクリメントされ
て(S10,S12対応)電子ボリューム11にデータ
設定される(S13対応)。このデータ設定によりカメ
ラプロセス処理部5で得られるR信号出力32とB信号
出力34は、それぞれ32a,34aのレベルになる。
【0036】時刻t10で再度A/D入力して上記過程
を繰り返すことにより、R信号出力32は、32b,3
2c,…のレベルに段階状に上昇する。同様にB信号出
力34も34b,34c,…のレベルに上昇する。そし
て、時刻t11における電子ボリュームデータ設定が行
われた後のR信号出力のレベル32mをG信号出力33
と比較し R/G≧1 になったのでカメラプロセス処理部5内のR信号系の演
算処理を終了する。
【0037】同様に、時刻t12での電子ボリュームデ
ータ設定後に、B信号出力のレベル34nをG信号出力
33と比較し B/G≧1 になったのでB信号系の処理も終了する(S14対
応)。なお、上記ではR信号増幅系のゲイン設定のほう
が、B信号増幅系のそれより先に完了するとしたが、こ
の逆の場合も有り得ること勿論である。
【0038】さて、上記実施例におけるストロボ発光時
の被写体による反射光を含んでなる入射光を測光するに
は、露光中の全時間区間に亘って定時間で総露光量を測
定し、この総露光量が所定値に達した時点で露光動作を
終了するダイレクト測光方式でも、露光前にプリ測光し
て発光時間を予め設定するプリ測光方式でも、あるいは
この他の既存の測光露出制御方式でもかまわない。
【0039】更に、ストロボ発光を行うか行わないかの
制御は、ストロボモード設定スイッチ17の手動操作で
あっても、あるいは測光情報によるオートストロボであ
ってもよい。即ち、本実施例によりホワイトバランスを
調整する際には、ストロボ発光の有無を何等考慮する必
要がないということである。
【0040】また、上記図2におけるステップS8〜S
14、つまり上記図3における時刻t9からt13まで
の演算処理動作は、Rゲイン、Bゲインをそれぞれ+1
つづインクリメントするようにしたが、とびとびに演算
処理し、R/G,B/Gが1に近づいたところから細か
く処理するようにしてもよい。あるいは初期値を0にし
てスタートするのでなく、例えばRゲイン、Bゲインの
値の中間値からスタートすることも可能で、これらの手
段によって演算処理スピードを向上させることができ
る。
【0041】図4は、本発明の第2実施例を示すホワイ
トバランス調整装置が適用された撮像装置の要部のブロ
ック構成図で、上記第1実施例では白い被写体1からの
反射光がCCD4の全領域に照射されるとして説明した
が、CCDの受光面全域に亘って照射される白い被写体
を探すのは困難な場合がある。そこでこの第2実施例で
はCCD4の全領域に代え、その一部の領域を用いてホ
ワイトバランスをワンタッチでとるようにしている。
【0042】これは、例えば通常のカメラにおけるAF
(オートフォーカス)エリアとか測光エリアに、上記ホ
ワイトバランスを調整するための一部領域(以下、WB
対象エリアと呼称する)を兼用できることも意味する。
そして、上記第1実施例と同じ構成部材には同じ符号を
付してその説明を省略し異なる部材についてのみ以下に
説明する。
【0043】図4において、WB対象エリアを指定する
エリア設定スイッチ21からのエリア指定信号がCPU
7に入力されると、同CPU7はWB対象エリア表示情
報をキャラクタミックス回路22に送出する。すると、
同回路22で上記表示情報がカメラプロセス処理部5か
らの画像情報とミックスされ、EVF23でモニタ表示
される。
【0044】このように構成されたこの第2実施例にお
けるWB対象エリアの設定方法を説明すると、上記第1
実施例における図2のステップS7で所定時間待機する
ようになっているが、この所定時間は、図3における時
刻t6からt7までの時間である。そこでこの時刻t6
からt7までの所定時間を、上記第1実施例ではVブラ
ンキング信号が終了してCCDの各画素からその蓄積画
像情報を時系列で読出し始めるところとしたが、この第
2実施例では所定時間を長くすることにより、例えばC
CD受光面の中央とか、撮影者が好むエリアを選択する
ようにしている。この場合、ホワイトバランスの調整動
作が終了する時点、即ち前記図3における時刻t11,
t12が1フィールド期間内でなければならないことは
言うまでもない。
【0045】上記第2実施例によれば、1フィールド期
間内でホワイトバランスをとる点は上記第1実施例に同
じだが、WB対象エリアを一画面全部でなく小面積の局
部に限定、例えばAFエリアとか測光エリアと共通に設
定し、その小面積のエリア内に白い被写体が存在すれば
事足りるので、ストロボ撮影時における現実の色温度に
対応したホワイトバランスの調整がより容易になる。
【0046】なお上記各実施例では、映像信号をアナロ
グ処理するカメラプロセス処理部5から出力されるR,
B,G各信号を各A/D変換器12,13,14でA/
D変換してCPU7に入力するとして説明したが、CP
U7に上記A/D変換機能を内蔵したものを用いれば
R,B,G各A/D変換器12,13,14が不要にな
る。更に上記カメラプロセス処理部5をディジタル化す
れば電子ボリューム11も不要になる。
【0047】また、上記各実施例では閃光発光手段をス
トロボとして説明したが、本発明はストロボ光に限定さ
れることなく、例えばフラッシュバルブ光等にも広く適
用可能である。
【0048】更に、上記各実施例では白い被写体を撮像
してホワイトバランスをとるとしたが、一般に市販され
ているビデオカメラ等には撮像レンズの前面に白いレン
ズキャップが装着されているものもあり、この白いレン
ズキャップを被せた状態でホワイトバランスをとりたい
光源に向けて撮像すれば、白い被写体を撮像したときと
等価な効果が得られる。即ち、白いレンズキャップが拡
散板の役割をして、該光源からの光を平均化するので、
CCDから見ると全面が白い被写体を撮っているのと同
じになるからであり、このようなビデオカメラ等にも上
記各実施例は適用可能である。
【0049】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、閃光
発光手段を用いるモードにあるときに所定の操作手段が
操作されると、垂直ブランキング期間を含む所定のタ
ミングで光を投射せしめるべく当該閃光発光手段を制御
し、上記タイミングで投射された投射光の被写体による
反射光を含んでなる入射光に対応する映像信号に対し
て、上記タイミングに続くフィールド期間内で色系信号
について所定値との逐次比較動作によりホワイトバラン
ス調整動作を行うようにしたので、ストロボ撮影時でも
現実の光源の色温度に対応したホワイトバランスの設定
が可能になるという顕著な効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すホワイトバランス調
整装置が適用された撮像装置の要部のブロック構成図。
【図2】上記第1実施例におけるワンタッチWB動作の
フローチャート。
【図3】上記図1における各部動作のタイミングチャー
ト。
【図4】本発明の第2実施例を示すホワイトバランス調
整装置が適用された撮像装置の要部のブロック構成図。
【図5】従来のホワイトバランス調整装置が適用された
撮像装置の要部のブロック構成図。
【符号の説明】
5,5a……………カメラプロセス処理部(映像信号処
理手段) 7……………………CPU(光投射タイミング制御手
段) 11…………………電子ボリューム(調整手段) 12,13,14…A/D変換器(調整手段)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 閃光発光手段を用いるモードにあるとき
    に所定の操作手段が操作されると垂直ブランキング期間
    を含む所定のタイミングで光を投射せしめるべく当該閃
    光発光手段を制御するための光投射タイミング制御手段
    と、上記タイミングで投射された投射光の被写体による反射
    光を含んでなる入射光に対応する映像信号に対して、上
    記タイミングに続くフィールド期間内で色系信号につい
    て所定値との逐次比較動作により ホワイトバランス調整
    動作を行う調整手段と、 を具備してなることを特徴とするホワイトバランス調整
    装置。
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