JP2620128B2 - 食器洗浄機 - Google Patents

食器洗浄機

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JP2620128B2
JP2620128B2 JP63260940A JP26094088A JP2620128B2 JP 2620128 B2 JP2620128 B2 JP 2620128B2 JP 63260940 A JP63260940 A JP 63260940A JP 26094088 A JP26094088 A JP 26094088A JP 2620128 B2 JP2620128 B2 JP 2620128B2
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明義 吉田
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は食器洗浄機に係り、特に、当該食器洗浄機の
作動を制御するに適した制御装置に関する。
(従来技術) 従来、この種の食器洗浄機の制御装置においては、例
えば、特公昭54−33669号公報に示されているように、
水位検出スイッチが洗浄湯タンク内の洗浄湯不足を検出
した場合には、操作スイッチの給湯側への切換により洗
浄すすぎタイマが洗浄時間及びこれに後続するすすぎ時
間を順次繰返し計時し、この洗浄すすぎタイマが前記洗
浄時間の計時時間終了毎に計時する各すすぎ時間中にお
いて給湯ポンプにより給湯タンク内の湯を洗浄湯タンク
内に供給し、このようなすすぎ時間の計時毎の供給を洗
浄湯タンク内の洗浄湯の適正量への増大まで行うように
制御するようにしてある。
また、食器の洗浄すすぎを行う場合には、前記操作ス
イッチの洗浄すすぎ側への切換により前記洗浄すすぎタ
イマが前記洗浄時間及びすすぎ時間を順次計時し、この
洗浄すすぎタイマの洗浄時間の計時中には洗浄タンク内
の洗浄湯を洗浄湯ポンプにより洗浄室内に噴射させて食
器を洗浄し、その後の洗浄すすぎタイマのすすぎ時間の
計時中には給湯タンク内の湯を給湯ポンプによりすすぎ
湯として洗浄室内に噴射させて食器をすすぎ、このすす
ぎを洗浄すすぎタイマのすすぎ時間の計時終了時に停止
すべく制御するようにしてある。
(発明が解決しようとする課題) ところで、このような構成においては、食器の洗浄す
すぎを行うにあたり洗浄湯タンク内の洗浄湯が不足して
いる場合には、まず前記操作スイッチを給湯側に切換え
て洗浄すすぎタイマのすすぎ時間の計時毎に給湯タンク
内の湯を給湯ポンプにより洗浄湯タンク内に供給し、然
る後、同洗浄湯タンク内の洗浄湯が適正量になったとき
再び前記操作スイッチを操作して洗浄すすぎ側に切換え
て洗浄すすぎを行うように制御することとなる。従っ
て、前記操作スイッチに対し、本来の洗浄すすぎのため
の操作の前に給湯のための操作を余分に行なわねばなら
ず面倒である。
また、前記操作スイッチを給湯側に切換えた場合に
は、洗浄湯タンク内への洗浄湯の供給しかなされず、一
方、前記操作スイッチを洗浄すすぎ側に切換えた場合に
は、洗浄すすぎタイマの洗浄時間及びすすぎ時間の計時
に伴い常に食器の洗浄及びすすぎを行なうこととなる。
従って、かかる洗浄すすぎ制御は、食器の汚れのひどい
場合には便利であっても、食器の汚れが余りなくすすぎ
のみでよいような場合には不便である。よって、洗浄す
すぎ及びすすぎ単独の双方の制御を選択的にできるよう
にするのが望ましいが、かかる場合、余剰の構成部品の
採用をできる限り抑制して生産コストの低減を図るとと
もに、できる限り簡単かつ容易な操作でもって上述の選
択的制御の適正にして円滑な実現を図ることが要請され
る。
そこで、本発明は、上述のようなことに鑑み、食器洗
浄器のための制御装置において、できる限り簡単な構成
でもって、洗浄タンク内への給湯制御、並びに洗浄すす
ぎ及びすすぎ単独の選択的制御を簡単かつ容易な操作に
より常に適正になし得るようにしようとするものであ
る。
(課題を解決するための手段) かかる課題の解決にあたり、請求項1に係る発明の構
成上の特徴は、洗浄室(10)の底部に設けた洗浄湯タン
ク(20)と、作動状態にて前記洗浄湯タンク内の洗浄湯
を圧送する洗浄ポンプ(30)と、前記洗浄室に組み込ま
れてなり前記洗浄ポンプにより圧送された洗浄湯を同洗
浄室内に収容された食器(60)に向けて噴射する洗浄ノ
ズル(40)と、すすぎ湯を蓄えるタンクであって、すす
ぎ湯が所定下限水位以下に低下したとき給湯源からすす
ぎ湯が自動的に補充されるようにしてなる給湯タンク
(70)と、作動状態にて前記給湯タンク内のすすぎ湯を
圧送するすすぎポンプ(80)と、前記洗浄室に組み込ま
れてなり前記すすぎポンプにより圧送されたすすぎ湯を
同洗浄室内に収容された食器に向けて噴射するすすぎノ
ズル(90)と、第1乃至第3切り換え位置(111〜112)
を有し、第1切り換え位置(111)にて洗浄すすぎ動作
を選択し、第2切り換え位置(112)にて単独すすぎ動
作を選択し、第3切り換え位置(113)にて食器洗浄機
の作動停止を選択するための切り換えスイッチ(110)
と、食器洗浄機の作動開始を指示するための押しボタン
スイッチ(PB1)と、洗浄湯タンク内の洗浄湯が不足し
ていることを検出する洗浄湯水位検出手段(120)と、
前記切り換えスイッチが第1又は第2切り換え位置にあ
り、かつ前記洗浄湯水位検出手段によって前記洗浄湯タ
ンク内の洗浄湯が不足していることが検出されていると
き、前記すすぎポンプを作動させて前記給湯タンク内の
すすぎ湯を前記洗浄湯タンク内に補充する給湯制御手段
(FS,Rx1,X1c,TM4a,Y4,Rx7,X7,Rx5,X5c)と、前記切り
換えスイッチが第1切り換え位置にあり、かつ前記洗浄
湯水位検出手段によって前記洗浄湯タンク内の洗浄湯が
不足していることが検出されていないとき、前記押しボ
タンスイッチの投入に応答して、前記洗浄ポンプを所定
時間だけ作動させるとともに、その後に前記すすぎポン
プを所定時間だけ作動させる洗浄すすぎ制御手段(Rx3,
X3a,Y3,X3c,TM1a,Y1a,Rx6,X6,Y1b,TM2a,Y2,Rx7,X7,T
M3a)と、前記切り換えスイッチが第2切り換え位置に
あり、かつ前記洗浄湯水位検出手段によって前記洗浄湯
タンク内の洗浄湯が不足していることが検出されていな
いとき、前記押しボタンスイッチの投入に応答して、前
記すすぎポンプを所定時間だけ作動させるすすぎ制御手
段(Rx5,X5c,Rx3,X3a,Y3,X3c,X5b,Rx7,X7,TM3a)とを備
えたことにある。
また、請求項2に係る発明の構成上の特徴は、前記請
求項1に係る発明の給湯制御手段を、前記給湯タンク内
の水位が所定下限水位以下になったことを検出するすす
ぎ湯水位検出手段(FS)と、作動状態にて時間を計測す
る給湯タイマ(TM4a)と、前記すすぎ湯水位検出手段に
よる所定下限水位以下の検出時に前記給湯タイマをリセ
ットするとともに、同すすぎ湯水位検出手段による所定
下限水位以下の非検出時に前記給湯タイマを作動させる
給湯タイマ制御手段(Rx1,X1c)と、前記給湯タイマの
計測時間が所定時間に達したとき前記すすぎポンプを作
動開始させるとともに同給湯タイマのリセット時に同す
すぎポンプの作動を停止させるすすぎポンプ作動制御手
段(Y4,Rx7,X7)とで構成したことにある。
(発明の作用効果) 上記のように構成した請求項1に係る発明において
は、切り換えスイッチが第1又は第2切り換え位置に切
り換えられると、洗浄湯タンク内の洗浄湯が不足してい
れば、洗浄湯水位検出手段が同洗浄湯の不足を検出し、
給湯制御手段がすすぎポンプを作動させる。すすぎポン
プの作動により、給湯タンク内のすすぎ湯が汲み出され
てすすぎノズルを介して洗浄室に供給されるので、洗浄
湯タンク内には洗浄湯が補充されることになる。その結
果、この発明によれば、食器洗浄機の作動を開始させる
前に洗浄湯タンク内に洗浄湯が不足していても、使用者
は洗浄湯タンク内に洗浄湯を補充するための格別の操作
を行うことなく、同洗浄湯タンクには自動的に洗浄湯が
補充されるので、食器洗浄機を簡単な操作により作動開
始させることができる。
また、切り換えスイッチが第1切り換え位置に切り換
えれ、かつ洗浄湯タンク内の洗浄湯が不足していない状
態で、押しボタンスイッチが投入されると、洗浄すすぎ
制御手段が、洗浄ポンプを所定時間だけ作動させるとと
もに、その後にすすぎポンプを所定時間だけ作動させ
る。したがって、この場合には、食器は、洗浄ノズルか
らの洗浄湯により洗浄された後、すすぎノズルからのす
すぎ湯によってすすぎ洗いされる。一方、切り換えスイ
ッチが第2切り換え位置に切り換えれ、かつ洗浄湯タン
ク内の洗浄湯が不足していない状態で、押しボタンスイ
ッチが投入されると、すすぎ制御手段が、すすぎポンプ
を所定時間だけ作動させる。したがって、この場合に
は、食器は、すすぎノズルからのすすぎ湯によって単に
すすぎ洗いされる。このように、切り換えスイッチを第
1又は第2切り換え位置に設定しておき、その後は、押
しボタンスイッチを操作するのみで、食器の洗浄すすぎ
洗いと単なるすすぎ洗いが選択的かつ自動的に行われる
ので、この発明によれば、簡単かつ容易な操作により洗
浄すすぎ洗いと単なるすすぎ洗いとを選択的に行うこと
ができる。
また、前記請求項2に係る発明においては、前記請求
項1に係る発明の作用に加えて、洗浄湯タンク内の洗浄
湯が不足している状態で切り換えスイッチが第1又は第
2切り換え位置に切り換えられ、このとき、給湯タンク
内のすすぎ湯も不足していれば、すすぎ湯水位検出手段
がこの状態を検出して、給湯タイマ制御手段が給湯タイ
マをリセットするので、ポンプ作動制御手段の作用によ
りすすぎポンプは作動されない。一方、給湯タンクは、
すすぎ湯が所定下限水位以下に低下したとき給湯源から
すすぎ湯が自動的に補充されるようになっているので、
給湯タンク内のすすぎ湯の不足が補われて、すすぎ湯水
位検出手段が洗浄湯の不足を検出しなくなる。これによ
り、給湯タイマ制御手段は給湯タイマを作動させるの
で、給湯タイマは時間計測を開始して、同計測時間が所
定時間に達すると、ポンプ作動制御手段がすすぎポンプ
を作動開始させ始める。前記給湯タンクの時間計測中に
も給湯タンクへのすすぎ湯の補充は続行しているので、
すすぎポンプの作動開始時には、給湯タンクは充分なす
すぎ湯で満たされている。したがって、すすぎポンプの
作動により給湯タンク内のすすぎ湯が汲み出されて洗浄
湯タンクに供給されるので、すすぎポンプは無駄に作動
することなく効率的に洗浄湯タンク内の洗浄湯の不足を
補う。
そして、すすぎポンプの作動による給湯タンクから洗
浄湯タンク内へのすすぎ湯の補充により給湯タンク内の
すすぎ湯が不足すると、給湯タイマはふたたびリセット
されて、ポンプ作動制御手段がすすぎポンプの作動を停
止させ、同停止中に給湯タンクにすすぎ湯が補充される
とともに、同停止及び補充を給湯タイマで所定時間継続
させ、その後にすすぎポンプの作動により給湯タンク内
のすすぎ湯を洗浄湯タンク内に補充する。このように、
給湯タンク内へのすすぎ湯の補充及び洗浄湯タンク内へ
の洗浄湯(すすぎ湯)の補充を給湯タイマを用いて交互
に行うようにしたので、上記請求項1に係る発明の効果
に加えて、給湯タンクを小さく構成してもすすぎポンプ
の作動開始及び停止の頻繁な繰り返し動作を避けて、効
率的に洗浄湯タンク内への洗浄湯の補充を行うことがで
きるようになる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面により説明すると、第
1図は、第2図に示す食器洗浄機に適用された本発明に
かかる制御装置を示しており、食器洗浄機は、その洗浄
時には、洗浄室10の底壁略中央に開口する洗浄湯タンク
20内の洗浄湯をフィルタ20aを介して洗浄ポンプ30によ
り汲出し、このように汲出した洗浄湯を、配管30aを通
し、洗浄室10内にて上下に位置する各洗浄ノズル40,40
内に圧送し、このように圧送した洗浄湯を各洗浄ノズル
40,40を回転させながらこれら洗浄ノズル40,40からその
間に位置するラック50内の各食器60〜60に向けて噴射し
て各食器60〜60の汚れを落とすようにして、再び洗浄湯
を洗浄湯タンク20内にフィルタ20aを介し還流するよう
になっている。また、食器洗浄機は、そのすすぎ時に
は、給湯タンク70内のすすぎ湯をすすぎポンプ80により
汲出し、このように汲出したすすぎ湯を、配管80aを通
し、洗浄室10内にて上下に位置する各すすぎノズル90,9
0内に圧送し、このように圧送したすすぎ湯を各すすぎ
ノズル90,90を回動させながらこれらすすぎノズル90,90
からラック50内の各食器60〜60に向けて噴射してすすぐ
ようにして、すすぎ湯をフィルタ20aを通し洗浄湯タン
ク20内に流入させるようになっている。なお、給湯弁70
aは、給湯タンク70内の湯の減少による所定下限水位以
下への低下に伴うボールタップ70bの降下に応じて開成
し給湯源(図示しない)からの湯を給湯タンク70内に供
給する。また、給湯タンク70内の湯が適正量になるまで
ボールタップ70bが上昇すると給湯弁70aが閉成し給湯を
停止する。また、第2図にて符号20bはオーバーフロー
パイプを示す。
制御装置は、第1図に示すごとく、両共通配線100a,1
00bを有しており、これら両共通配線100a,100bは回路遮
断器ELBを介し商用電源の両端子にそれぞれ接続されて
いる。また、制御装置は切換スイッチ110と常開型自己
復帰式押ボタンスイッチPB1とを有しており、切換スイ
ッチ110は、制御装置の各回路素子への給電用として機
能をし、さらに押ボタンスイッチPB1と共に食器洗浄機
の洗浄すすぎ動作或いはすすぎ単独動作の選択用として
機能すべく、兼用操作スイッチとして食器洗浄機の外壁
の適所に配設されている。
かかる場合、切換スイッチ110はその切換接点にて共
通配線100aに接続されており、この切換スイッチ110
は、その切換接点の固定接点111或いは112への投入によ
り、商用電源から回路遮断器ELB及び共通配線100aを介
する制御装置の各回路素子への給電を許容し、かつその
切換接点の固定接点111(又は固定接点112)への投入に
より、押ボタンスイッチPB1と共に、食器洗浄機を洗浄
すすぎ動作(又はすすぎ単独動作)におくようになって
いる。また、押ボタンスイッチPB1は、切換スイッチ110
から離れた食器洗浄機の外壁の操作し易い位置に配置さ
れてその一時的閉成により食器洗浄機の動作開始用とし
て機能する。なお、切換スイッチ110はその切換接点の
固定端子113への投入下にて制御装置の各回路素子への
給電を遮断する。
また、制御装置は、常開型フロートスイッチFSと、常
閉型サーモスイッチTh1と、ヒータH1を備えており、フ
ロートスイッチFSは、給湯タンク70内への給湯量が前記
所定下限水位以上となるように増大したとき閉成し、一
方、給湯タンク70内の湯量が前記所定下限水位よりも低
くなるように減少したとき開成する。サーモスイッチT
h1は、給湯タンク70内の湯の温度が適正湯温よりも低い
とき閉成する。また、このサーモスイッチTh1は、給湯
タンク70内の湯の温度が前記適正湯温に上昇すると開成
する。ヒータH1はその発熱により給湯タンク70内の湯を
加熱する。
また、制御装置は、各常開型リレースイッチX1a,X1b
及びX1cと共にリレーを構成するリレーコイルRx1は、そ
の一端にて、切換スイッチ110の固定接点111に接続さ
れ、その他端にて、フロートスイッチFSを介し共通配線
100bに接続されている。しかして、リレーコイルR
x1は、切換スイッチ110の切換接点の固定接点111への投
入下にて、フロートスイッチFSの選択的閉成時にのみ両
共通配線100a,100bを通し商用電源から給電を受けて励
磁される。各リレースイッチX1a,X1b,X1cは、リレーコ
イルRx1の励磁時にのみ共に閉成する。
リレーコイルRx2は、常開型リレースイッチX2aと共に
リレーを構成するもので、このリレーコイルRx2は、そ
の一端にて、リレースイッチX1aを介し切換スイッチ110
の固定接点111に接続され、一方、その他端にて、サー
モスイッチTh1を介し共通配線100bに接続されている。
しかして、リレーコイルRx2は、切換スイッチ110の切換
接点の固定接点111への投入下にて、リレースイッチX1a
及びサーモスイッチTh1の両閉成時にのみ商用電源から
両共通電源100a,100bを介し給電を受けて励磁される。
リレースイッチX2aは、その一端にて、共通配線100aに
接続されており、このリレースイッチX2aの他端は、ヒ
ータH1を介し共通配線100bに接続されている。しかし
て、リレースイッチX2aは、リレーコイルRx2の励磁時に
のみ閉成し、商用電源からヒータH1に給電して発熱させ
る。
リレーコイルRx3は各常開型リレースイッチX3a,X3b,X
3c及び常閉型リレースイッチX3d,X3eと共にリレーを構
成するもので、このリレーコイルRx3は、その一端に
て、リレースイッチX1b並びに水位検出スイッチ120の固
定接点121及び切換接点を介し切換スイッチ110の固定接
点111に接続され、一方、その他端にて、押ボタンスイ
ッチPB1及びドアスイッチ130を介し共通配線100bに接続
されている。しかして、リレーコイルRx3は、切換スイ
ッチ110の切換接点の固定接点111への投入下、水位検出
スイッチ120の切換接点の固定接点121への投入下及びド
アスイッチ130の閉成下にて、リレースイッチX1b及び押
ボタンスイッチPB1の両閉成時にのみ商用電源から両共
通配線100a,100bを介し給電を受けて励磁される。但
し、水位検出スイッチ120は、洗浄湯タンク20内の洗浄
湯の量が適正量のときこれを検出しその切換接点を固定
接点121に投入する。また、洗浄湯タンク20内の洗浄湯
の量が不適正量に減少したとき水位検出スイッチ120が
これを検出しその切換接点を固定接点122に投入する。
なお、ドアスイッチ130は、洗浄室10のドアの開閉に伴
い開閉する。
リレースイッチX3aは、後述するすすぎタイマTM3の常
閉型限時スイッチY3と共に直列回路を形成しており、こ
の直列回路は押ボタンスイッチPB1と並列接続されてい
る。しかして、リレースイッチX3aは、限時スイッチY3
の閉成下にて、リレーコイルRx3の励磁により閉成され
て自己保持回路を形成しリレーコイルRx3の励磁状態を
保持する。各リレースイッチX3b,x3cはリレーコイルRx3
の励磁時にのみ閉成し、一方、リレースイッチX3d,x3e
はリレーコイルRx3の励磁時にのみ開成する。
リレーコイルRx4は常開型リレースイッチX4と共にリ
レーを構成するもので、このリレーコイルRx4は、その
一端にて、両リレースイッチX3d,X1bを介し水位検出ス
イッチ120の固定接点121に接続され、その他端にて、常
閉型サーモスイッチTh2及びドアスイッチ130を介し共通
配線100bに接続されている。しかして、リレーコイルR
x4は、切換スイッチ110の切換接点の固定接点111への投
入、水位検出スイッチ120の切換接点の固定接点121への
投入並びに各リレースイッチX1b,X3d、サーモスイッチT
h2及びドアスイッチ130の各閉成のもとにてのみ励磁さ
れる。リレースイッチX4はリレーコイルRx4の励磁時に
のみ閉成する。なお、サーモスイッチTh2は、洗浄湯タ
ンク20内の洗浄湯の現実の温度が適正湯温以下にあると
きに閉成する。
リレーコイルRx5は常閉型リレースイッチX5a及び両常
開型リレースイッチX5b,X5cと共にリレーを構成するも
ので、このリレーコイルRx5は、その一端にて切換スイ
ッチ110の固定接点112に接続され、一方、その他端に
て、共通配線100bに接続されている。しかして、リレー
コイルRx5は、切換スイッチ110の切換接点の固定接点11
2への投入により商用電源から両共通配線100a,100bを通
し給電を受けて励磁される。リレースイッチX5aはリレ
ーコイルRx5の励磁時にのみ開成する。リレースイッチX
5bはリレーコイルRx5の励磁時にのみ閉成する。リレー
スイッチX5cは、共通配線100aと切換スイッチ110の固定
接点111との間に接続されており、このリレースイッチX
5cはリレーコイルRx5の励磁時にのみ閉成されて共通配
線100aと固定接点111とを短絡する。
リレーコイルRx6は常開型リレースイッチX6と共にリ
レーを構成するもので、このリレーコイルRx6は、その
一端にて、後述する洗浄タイマTM1の常閉型限時スイッ
チY1a及びドアスイッチ130を介し共通配線100bに接続さ
れている。また、リレーコイルRx6の他端は、各リレー
スイッチX5a,X3c,X1bを介し水位検出スイッチ120の固定
接点121に接続され、また各リレースイッチX5a,X3c,X3b
を介し切換スイッチ110の固定接点111に接続されてい
る。しかして、リレーコイルRx6は、切換スイッチ110の
切換接点の固定接点111への投入及び水位検出スイッチ1
20の切換接点の固定接点121への投入下にて、各リレー
スイッチX1b,X3c,X5a、限時スイッチY1a及びドアスイッ
チ130の各閉成時にのみ商用電源から両共通配線100a,10
0bを介し給電を受けて励磁される。また、このリレーコ
イルRx6は、切換スイッチ110の切換接点の固定接点111
への投入及び水位検出スイッチ120の切換接点の固定接
点121からの解離下にて、各リレースイッチX3b,X3e,
X5a、限時スイッチY1a及びドアスイッチ130の各閉成時
にのみ商用電源から両共通配線100a,100bを介し給電を
受けて励磁される。リレースイッチX6はリレーコイルR
x6の励磁時にのみ閉成される。
リレーコイルRx7は常開型リレースイッチX7と共にリ
レーを構成するもので、このリレーコイルRx7は、その
一端にて、ドアスイッチ130を介し共通配線100bに接続
されている。また、リレーコイルRx7の他端は、後述す
る休止タイマTM2の常開型限時スイッチY2及び各リレー
スイッチX5a,X3c,X1bを介し水位検出スイッチ120の固定
接点121に接続され、限時スイッチY2及び各リレースイ
ッチX5a,X3c,X3bを介し切換スイッチ110の固定接点111
に接続され、各リレースイッチX5b,X3cを介し両リレー
スイッチX1b,X3bに接続され、また後述する給湯タイマT
M4の常開型限時スイッチY4を介し水位検出スイッチ120
の固定接点122に接続されている。
しかして、リレーコイルRx7は、ドアスイッチ130の閉
成下にて、リレースイッチX5bの閉成(又は、限時スイ
ッチY2及びリレースイッチX5aの両閉成)、リレースイ
ッチX3cの閉成、リレースイッチX3bの閉成(又は、水位
検出スイッチ120の切換接点の固定接点121への投入下に
おけるリレースイッチX1bの閉成)、及び切換スイッチ1
10の切換接点の固定接点111への投入(又は、リレース
イッチX5cの閉成)のときに商用電源から両共通配線100
a,100bを介し給電を受けて励磁される。また、リレーコ
イルRx7は、ドアスイッチ130の閉成下にて、限時スイッ
チY4の閉成、水位検出スイッチ120の切換接点の固定接
点122への投入、及び切換スイッチ110の切換接点の固定
接点111への投入(又は、リレースイッチX5cの閉成)の
ときに商用電源から両共通配線100a,100bを通し給電を
受けて励磁される。リレースイッチX7はリレーコイルR
x7の励磁時にのみ閉成する。
洗浄タイマTM1は、限時スイッチY1aに加え、タイマ本
体TM1a、常開型限時スイッチY1b及び時限調整器Adj1
有しており、この洗浄タイマTM1は、時限調整器Adj1
調整された計時時間に対するタイマ本体TM1aの計時終了
時に限時スイッチY1aを開成するとともに限時スイッチY
1bを閉成する。但し、タイマ本体TM1aは、リレースイッ
チX5aとドアスイッチ130との間に接続されて、その計時
を、リレーコイルRx6への給電と同時にリレーコイルRx6
と同様に商用電源から給電を受けて開始する。また、限
時調整器Adj1は、切換スイッチS1の切換下にて特定され
る可変抵抗VR1及び両抵抗R1,R2の合成抵抗値でもってタ
イマ本体TM1aの計時時間を調整する。
休止タイマTM2は、限時スイッチY2に加え、タイマ本
体TM2aを有しており、タイマ本体TM2aは、その一端に
て、限時スイッチY1b及びリレースイッチX5aを介しリレ
ースイッチX3cに接続され、一方、その他端にて、ドア
スイッチ130を介し共通配線100bに接続されている。し
かして、休止タイマTM2は、その所定計時時間に対する
タイマ本体TM2aの計時終了時に限時スイッチY2を閉成す
る。但し、タイマ本体TM2aは、その計時を、限時スイッ
チY1bの閉成と同時に、リレーコイルRx6への給電と同様
に商用電源から給電を受けて開始する。
すすぎタイマTM3は、限時スイッチY3に加え、タイマ
本体TM3a及び時限調整器Adj2を有しており、このすすぎ
タイマTM3は、時限調整器Adj2で調整された計時時間に
対するタイマ本体TM3aの計時終了時に限時スイッチY3
開成する。但し、タイマ本体TM3aは、リレーコイルRx7
に並列接続されて、その計時を、リレーコイルRx7への
給電と同時に、このリレーコイルRx7と同様に商用電源
から給電を受けて開始する。また、時限調整器Adj2は、
切換スイッチS2の切換下にて特定される可変抵抗VR2
び両抵抗R3,R4の合成抵抗値でもってタイマ本体TM3a
計時時間を調整する。
給湯タイマTM4は、限時スイッチY4に加え、タイマ本
体TM4aを有しており、タイマ本体TM4aは、その一端に
て、各リレースイッチX1c,X3eを介し水位検出スイッチ1
20の固定接点122に接続され、一方、その他端にて、ド
アスイッチ130を介し共通配線100bに接続されている。
しかして、給湯タイマTM4は、その所定計時時間に対す
るタイマ本体TM4aの計時終了時に限時スイッチY4を閉成
するとともに、この閉成後のタイマ本体TM4aのリセット
時に限時スイッチY4を開成する。但し、タイマ本体TM4a
は、切換スイッチ110の切換接点の固定接点111への投入
(又はリレースイッチX5cの閉成)、水位検出スイッチ1
20の切換接点の固定接点122への投入、リレースイッチX
3eの閉成及びドアスイッチ130の閉成のもとに、リレー
スイッチX1cの閉成と同時に商用電源から両共通配線100
a,100bを通し給電を受けてその計時を開始するととも
に、その後のリレースイッチX1cの開成によりリセット
される。
ヒータH2は、リレースイッチX4の閉成下にて、両共通
配線100a,100bを介し商用電源から給電されて発熱し洗
浄湯タンク20内の洗浄湯を加熱する。サーモスイッチTh
2は、洗浄湯タンク20内の洗浄湯の温度が適正湯温にな
ると開成しリレーコイルRx4の励磁を停止させる。洗浄
ポンプモータPM1は、リレースイッチX6の閉成下にて、
商用電源から両共通配線100a,100bを介し給電されて回
転し洗浄ポンプ30を駆動する。すすぎポンプモータPM2
は、リレースイッチX7の閉成下にて、商用電源から両共
通配線100a,100bを介し給電されて回転しすすぎポンプ8
0を駆動する。
電源ランプL1は、切換スイッチ110の切換接点の固定
接点111への投入(又はリレースイッチX5cの閉成)下に
て商用電源から両共通配線100a,100bを介し給電されて
点灯する。準備完了表示ランプL2は、切換スイッチ110
の切換接点の固定接点111への投入(又はリレースイッ
チX5cの閉成)及びドアスイッチ130の閉成のもとに、水
位検出スイッチ120の切換接点の固定接点121への投入及
びリレースイッチX1bの閉成時(又はリレースイッチX3b
の閉成時)に商用電源から両共通配線100a,100bを介し
給電されて点灯する。表示ランプL3は、切換スイッチ11
0の切換接点の固定接点111への投入(又はリレースイッ
チX5cの閉成)、水位検出スイッチ120の切換接点の固定
接点122への投入及びドアスイッチ130の閉成のもとに商
用電源から両共通配線100a,100bを介しダイオードD1
導通に応じて給電され点灯する。また、表示ランプL
3は、切換スイッチ110の切換接点の固定接点111への投
入(又は、リレースイッチX5cの閉成)、リレースイッ
チX3bの閉成(又は、水位検出スイッチ120の切換接点の
固定接点121への投入下におるリレースイッチX1bの閉
成)、リレースイッチX3cの閉成及びドアスイッチ130の
閉成のもとに、商用電源から両共通配線100a,100bを介
しダイオードD2の導通に応じて給電されて点灯する。ブ
ザーBzは、表示ランプL3に並列接続されているもので、
このブザーBzは、表示ランプL3の点灯時に同表示ランプ
と同様に給電されて充電され、表示ランプL3の消灯時に
前記給電から遮断されて放電しブザー音を発する。
以上のように構成した本実施例において、給湯タンク
70内には適正湯温の湯が適正量存在してサーモスイッチ
Th1を開成するとともに給湯弁70a及びフロートスイッチ
FSを閉成し、洗浄室10のドアが閉じてドアスイッチ130
を閉成し、またラック50内の各食器60は汚れのひどいも
のであるものとする。かかる状態にて、各食器60の洗浄
及びすすぎを行うべく切換スイッチ110の切換接点を固
定接点111に投入すると、電源ランプL1が点灯するとと
もにリレーコイルRx1がフロートスイッチFSの閉成のも
とに励磁されて各リレースイッチX1a,X1b,X1cを閉成す
る。このとき、洗浄湯タンク20内の洗浄湯が不足してい
るために水位検出スイッチ120がその切換接点を固定接
点122に投入しておれば、上述のような切換スイッチ110
の切換接点の固定接点111への投入と同時に表示ランプL
3が点灯して洗浄湯タンク20内の洗浄湯不足を警告す
る。これと同時に、ブザーBzがその充電を開始するとと
もに給湯タイマTM4がタイマ本体TM4aにより前記所定計
時時間を計時し始める。
しかして、タイマ本体TM4aが前記所定計時時間の計時
を終了すると、給湯タイマTM4が限時スイッチY4を閉成
し、これと同時にリレーコイルRx7が励磁されてリレー
スイッチX7を閉成し、すすぎポンプモータPM2が回転し
てすすぎポンプ80を駆動する。このため、給湯タンク70
内の湯がすすぎポンプ80により汲出されて配管80aを介
し両すすぎノズル90,90から洗浄室10内に噴射されフィ
ルタ20aを通り洗浄室20内に流入する。
然る後、給湯タンク70内の湯の減少によりフロートス
イッチFSが開成すると、給湯タイマTM4がリレーコイルR
x1の消磁によるリレースイッチX1cの開成によりリセッ
トされて限時スイッチY4を開成し、すすぎポンプ80がす
すぎポンプモータPM2の停止により停止する。かかる場
合、給湯タンク70内の湯の前記所定下限水位への減少に
伴う給湯弁70aの開成により給湯タンク70内への給湯源
からの給湯がなされ、この給湯がその後の給湯弁70aの
閉成により停止されるとともにフロートスイッチFSを閉
成し、給湯タイマTM4がリレースイッチRx1の励磁による
リレースイッチX1cの閉成で再びリセットされてすすぎ
ポンプ80を駆動すべく前記所定計時時間の計時を開始す
る。しかして、以後、上述のようなすすぎポンプ80の駆
動・停止及び給湯タンク70内への給湯・停止を交互に繰
返しながら洗浄湯タンク20内の洗浄湯の量が増大してゆ
く。
上述のような過程において洗浄湯タンク20内の洗浄湯
が適正量に達したとき、水位検出スイッチ120の切換接
点がリレーコイルRx1の励磁下にて固定接点121に投入す
ると、給湯タンク70内への給湯及びその加熱の両可能状
態を確保しつつ表示ランプL3が消灯するとともにブザー
Bzがその放電によりブザー音を発し給湯完了を知らせ
る。これと同時に準備完了表示ランプL2が点灯する。こ
のため、食器洗浄機が洗浄可能状態となった旨確認でき
る。また、このとき、洗浄湯タンク20内の洗浄湯の温度
が適正湯温になくサーモスイッチTh2が閉成しておれ
ば、リレーコイルRx4が上述のようなリレースイッチX1b
の閉成下における水位検出スイッチ120の切換接点の固
定接点121への投入により励磁されてリレースイッチX4
を閉成しヒータH2が洗浄湯タンク20内の洗浄湯を加熱す
る。なお、サーモスイッチTh2が開成するとリレーコイ
ルRx4が消磁してリレースイッチX4の開成によりヒータH
2による加熱を停止させる。また、給湯タイマTM4が限時
スイッチY4を開状態にする。
このような段階において押ボタンスイッチPB1を一時
的に閉成すれば、リレーコイルRx3が、水位検出スイッ
チ120の切換接点の固定接点121への投入及びリレースイ
ッチX1bの閉成下にて励磁されて、各リレースイッチ
X3a,X3b,x3cを閉成する一方、各リレースイッチx3d,x3e
を開成する。すると、リレーコイルRx3の励磁がリレー
スイッチx3aの閉成により自己保持され、準備完了表示
ランプL2の点灯がリレースイッチx3bの閉成によっても
維持され、リレーコイルRx6がリレースイッチx3cの閉成
により励磁されてリレースイッチX6を閉成すると同時
に、洗浄タイマTM1が、タイマ本体TM1aによって、時限
調整器Adj1による調整計時時間の計時を開始する。な
お、リレースイッチX3cの閉成により表示ランプL3が点
灯して洗浄すすぎ状態を知らせるとともにブザーBzがそ
の充電を開始する。
上述のようなリレースイッチX6の閉成により洗浄ポン
プモータPM1が回転すると、洗浄ポンプ30が洗浄タンク2
0内の洗浄湯をフィルタ20aを介し汲み出して配管30aを
通し両洗浄ノズル40,40から各食器60に向けて噴射す
る。これにより、各食器60の汚れが洗浄されてゆく。然
る後、タイマ本体TM1aの計時が終了すると、洗浄タイマ
TM1が限時スイッチY1aを開成すると同時に限時スイッチ
Y1bを閉成する。すると、リレーコイルRx6が限時スイッ
チY1aの開成により消磁されてリレースイッチX6を開成
し、洗浄ポンプ30が洗浄ポンプモータPM1の停止により
停止する。また、休止タイマTM2が、限時スイッチY1b
閉成に応答して、所定計時時間の計時を開始する。
タイマ本体TM2aの計時が終了すると、洗浄後の休止終
了との判断のもとに休止タイマTM2が限時スイッチY2
閉成し、リレーコイルRx7が励磁されてリレースイッチX
7を閉成しすすぎポンプモータPM2を回転させる。する
と、すすぎポンプ80が給湯タンク70内の湯を汲出して配
管80aを通し両すすぎノズル90,90から各食器60に向け噴
射する。これにより、各食器60がすすがれてゆく。ま
た、上述のように限時スイッチY2が閉成すると、すすぎ
タイマTM3がタイマ本体TM3aによって、時限調整器Adj2
による調整計時時間の計時を開始する。
然る後、タイマ本体TM3aの計時が終了すると、すすぎ
終了との判断のもとにすすぎタイマTM3が限時スイッチY
3を開成し、リレーコイルRx3がその自己保持解除により
消磁されて各リレースイッチX3a,X3b,X3cを開成すると
ともに各リレースイッチX3d,X3eを閉成する。すると、
洗浄タイマTM1がリレースイッチX3cの開成により限時ス
イッチY1aを閉成するとともに限時スイッチY1bを開成
し、休止タイマTM2が限時スイッチY2を開成し、かつす
すぎタイマTM3が限時スイッチY3を閉成する。
一方、上述の各食器60の汚れが少なくすすぎのみでよ
い場合には、切換スイッチ110の切換接点を固定接点112
に投入すれば、リレーコイルRx5が励磁されてリレース
イッチX5aを開成するとともに両リレースイッチX5b,X5c
を閉成する。すると、各リレーコイルRx6,Rx7の励磁及
び各タイマ本体TM1a,TM2aの作動がリレースイッチX5a
開成下で共に禁止される。また、電源ランプL1がリレー
スイッチX5cの閉成により点灯すると同時に、リレーコ
イルRx1がフロートスイッチFSの閉成を前提に励磁され
て各リレースイッチX1a,X1b,X1cを閉成する。なお、水
位検出スイッチ120の切換接点は固定接点121に投入され
ているものとすれば、準備完了表示ランプL2はリレース
イッチX1bの閉成により点灯する。
かかる段階にて、押ボタンスイッチPB1を一時的に閉
成すれば、リレーコイルRx3が、水位検出スイッチ120の
切換接点の固定接点121への投入下における両リレース
イッチX1b,X5cの閉成のもとに励磁されて各リレースイ
ッチX3a,X3b,X3cを閉成するとともに各リレースイッチX
3d,X3eを開成する。すると、リレーコイルRx3がその励
磁をリレースイッチX3aにより自己保持し、準備完了表
示ランプL2の点灯がリレースイッチX3bの閉成によって
も維持され、すすぎタイマTM3がリレースイッチX5bの閉
成下でのリレースイッチX3cの閉成に応答してタイマ本
体TM3aによって時限調整器Adj2による調整計時時間の計
時を開始し、これと同時にリレーコイルRx7が励磁され
てリレースイッチX7を閉成する。このため、すすぎポン
プ80がすすぎポンプモータPM2の回転に応じ給湯タンク7
0内の湯を上述と同様に両すすぎノズル90,90から噴出さ
せて食器60のすすぎを開始する。
ついで、タイマ本体TM3aの計時が終了すると、すすぎ
終了との判断のもとにすすぎタイマTM3が限時スイッチY
3を開成し、リレーコイルRx3がその自己保持解除により
各リレースイッチX3a,X3b,X3cを開成するとともに各リ
レースイッチX3d.X3eを閉成し、かつすすぎタイマTM3
リレースイッチX3cの開成により限時スイッチY3を閉成
する。
以上説明したように、切換スイッチ110の切換接点の
両固定接点111,112への選択的投入操作並びに押ボタン
スイッチPB1の押動操作という簡単かつ容易な操作のみ
でもって、洗浄湯タンク20への洗浄湯の給湯制御、並び
に洗浄すすぎ及びすすぎ単独の選択的制御がなされるこ
ととなり、その結果、この種の食器洗浄機のための制御
装置を、洗浄すすぎ制御及びすすぎ単独制御兼用の操作
し易い制御装置として低生産コストにて提供し得る。
かかる場合、切換スイッチ110の切換接点の固定接点1
11への投入時に、洗浄すすぎ制御に先行して洗浄湯タン
ク20内への洗浄湯の給湯制御をも行うようにしたので、
洗浄湯タンク20内への洗浄湯の給湯にあたり特別に独立
の操作スイッチ等を設ける必要がない。また、給湯タン
ク70内の湯量が所定下限水位に低下したときにフロート
スイッチFSの開成及びリレーコイルRx1の消磁によるリ
レースイッチX1cの開成により、タイマ本体TM4がそのリ
セットによって限時スイッチY4を開成すると同時に前記
所定計時時間の計時を開始し、すすぎポンプ80が、リレ
ーコイルRx7の消磁によるリレースイッチX7の開成によ
り停止する。このように、1回の給湯動作において必ず
給湯タンク70内の湯の前記所定下限水位への低下まで給
湯のために使用するので、給湯タンク70の容量を軽減で
きる。さらに、給湯タイマTM4の所定計時時間を給湯タ
ンク内の湯量が前記所定下限水位からほぼ適正湯量に達
するまでの時間に相当する時間に設定すれば、より一層
効率の良い給湯を行うことができる。また、すすぎタイ
マTM3の限時スイッチY3によりリレーコイルRx3とリレー
スイッチX3aとの自己保持作用のみを解除するようにし
たので、給湯タイマTM4の前記所定計時時間の計時終了
による限時スイッチY4の閉成から給湯タンク70内の湯量
の前記所定下限水位以下への減少、フロートスイッチFS
の開成、リレーコイルRx1の消磁によるリレースイッチX
1cの開成、及び給湯タイマTM4のリセットによる限時ス
イッチY4の開成までの時間の方が、すすぎタイマTM3
計時する調整計時時間よりも長い場合に、すすぎタイマ
TM3により給湯タイマTM4の作動及びリレーコイルRx7
励磁を停止するようにしたときに生じがちなリレーコイ
ルRx7の不規則な励磁、即ちすすぎポンプモータPM2及び
すすぎポンプ80の不規則な作動を未然に防止し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は食器洗浄機における本発明に係る制御装置を示
す電気回路図、第2図は食器洗浄機の全体構成図であ
る。 符号の説明 10……洗浄室、20……洗浄湯タンク、30……洗浄ポン
プ、30a,80a……配管、40……洗浄ノズル、50……ラッ
ク、60……食器、70……給湯タンク、70a……給湯弁、7
0b……フロート、80……すすぎポンプ、90……すすぎノ
ズル、110……切換スイッチ、120……水位検出スイッ
チ、FS……フロートスイッチ、PB1……押ボタンスイッ
チ、PM1……洗浄ポンプモータ、PM2……すすぎポンプモ
ータ、Rx3,Rx5,Rx6,Rx7……リレーコイル、TM1……洗浄
タイマ、TM3……すすぎタイマ、TM4……給湯タイマ、X
3a,X3c,X5a,X5b,X5c,X6,X7……リレースイッチ、Y1a,Y
1b,Y3……限時スイッチ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗浄室の底部に設けた洗浄湯タンクと、 作動状態にて前記洗浄湯タンク内の洗浄湯を圧送する洗
    浄ポンプと、 前記洗浄室に組み込まれてなり前記洗浄ポンプにより圧
    送された洗浄湯を同洗浄室内に収容された食器に向けて
    噴射する洗浄ノズルと、 すすぎ湯を蓄えるタンクであって、すすぎ湯が所定下限
    水位以下に低下したとき給湯源からすすぎ湯が自動的に
    補充されるようにしてなる給湯タンクと、 作動状態にて前記給湯タンク内のすすぎ湯を圧送するす
    すぎポンプと、 前記洗浄室に組み込まれてなり前記すすぎポンプにより
    圧送されたすすぎ湯を同洗浄室内に収容された食器に向
    けて噴射するすすぎノズルと、 第1乃至第3切り換え位置を有し、第1切り換え位置に
    て洗浄すすぎ動作を選択し、第2切り換え位置にて単独
    すすぎ動作を選択し、第3切り換え位置にて食器洗浄機
    の作動停止を選択するための切り換えスイッチと、 食器洗浄機の作動開始を指示するための押しボタンスイ
    ッチと、 洗浄湯タンク内の洗浄湯が不足していることを検出する
    洗浄湯水位検出手段と、 前記切り換えスイッチが第1又は第2切り換え位置にあ
    り、かつ前記洗浄湯水位検出手段によって前記洗浄湯タ
    ンク内の洗浄湯が不足していることが検出されていると
    き、前記すすぎポンプを作動させて前記給湯タンク内の
    すすぎ湯を前記洗浄湯タンク内に補充する給湯制御手段
    と、 前記切り換えスイッチが第1切り換え位置にあり、かつ
    前記洗浄湯水位検出手段によって前記洗浄湯タンク内の
    洗浄湯が不足していることが検出されていないとき、前
    記押しボタンスイッチの投入に応答して、前記洗浄ポン
    プを所定時間だけ作動させるとともに、その後に前記す
    すぎポンプを所定時間だけ作動させる洗浄すすぎ制御手
    段と、 前記切り換えスイッチが第2切り換え位置にあり、かつ
    前記洗浄湯水位検出手段によって前記洗浄湯タンク内の
    洗浄湯が不足していることが検出されていないとき、前
    記押しボタンスイッチの投入に応答して、前記すすぎポ
    ンプを所定時間だけ作動させるすすぎ制御手段と を備えたことを特徴とする食器洗浄機。
  2. 【請求項2】前記請求項1に記載の給湯制御手段を、 前記給湯タンク内の水位が所定下限水位以下になったこ
    とを検出するすすぎ湯水位検出手段と、 作動状態にて時間を計測する給湯タイマと、 前記すすぎ湯水位検出手段による所定下限水位以下の検
    出時に前記給湯タイマをリセットするとともに、同すす
    ぎ湯水位検出手段による所定下限水位以下の非検出時に
    前記給湯タイマを作動させる給湯タイマ制御手段と、 前記給湯タイマの計測時間が所定時間に達したとき前記
    すすぎポンプを作動開始させるとともに同給湯タイマの
    リセット時に同すすぎポンプの作動を停止させるすすぎ
    ポンプ作動制御手段と で構成したことを特徴とする食器洗浄機。
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