JP2619037B2 - X線検査用の高封入容量のリポソームを含有する注射可能な不透明組成物 - Google Patents

X線検査用の高封入容量のリポソームを含有する注射可能な不透明組成物

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    • A61K49/0461Dispersions, colloids, emulsions or suspensions
    • A61K49/0466Liposomes, lipoprotein vesicles, e.g. HDL or LDL lipoproteins, phospholipidic or polymeric micelles

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、患者の循環系に注射することのできる水性
組成物に関し、その目的はX線による診断的検査のため
に或る器官を不透明化する(opacify)ことである。こ
の組成物は、生理学上許容される水性溶媒中の、リン脂
質膜を有する小胞としてのリポソームの懸濁液の形をと
り、これら小胞中にはX線に対して不透明である少なく
とも1つのヨウ素化された化合物の水性溶液が封入され
て含まれている。
研究すべき或る器官中への放射線スコープ検査用の不
透明剤の輸送のためにベヒクルとしてリポソームの懸濁
液を利用することは知られている。例えば、US−A−4,
192,859の明細書は、レシチンおよびステロールから構
成されそして器官、特に網内皮および心臓血管系に関連
する器官の検査並びにリンパ管造影検査のための造影剤
を約20〜60重量%含有するリポソームの懸濁液を記載し
ている。そのような造影剤の中で、次のような化合物が
本明細書において言及される。
N,N′−ビス〔2−ヒドロキシ−1−(ヒドロキシメ
チル)−エチル〕−5−〔〔(2−ヒドロキシ−1−オ
キソプピル)−アミノ〕−2,4,6−トリヨード−1,3−ベ
ンゼン−ジカルボキシアミド(イオパミドール);メト
リザミド;ジアトリゾイン酸;ジアトリゾエートナトリ
ウム;メグルミンジアトリゾエート;アセトリゾイン酸
およびその可溶性塩;ジプロトリゾイン酸;ヨーダミ
ド,ヨージパミドナトリウム、メグルミンヨージパミ
ド、ヨード馬尿酸およびその可溶性塩;ヨードメタム
酸;ヨードピラセットヨード−2−ピリドン−N−酢
酸、3,5−ジヨード−4−ピリドン−N−酢酸(ヨード
ピラセット);前記酸のジエチルアンモニウム塩;イオ
タラム酸;メトリゾイン酸およびその塩;イオパノ酸、
イオセタム酸、イオフェノキシ酸およびそれらの可溶性
塩;チロパノエートナトリウム、イオポダートナトリウ
ムおよび他の同様なヨウ素化された化合物。本明細書に
従って使われるリポソームの脂質膜は、主としてリン脂
質、ステロール、レシチン、ジセチルホスフェートまた
はステアリルアミン、および有機溶媒を含む。本明細書
によれば常に、そのようなリポソームは、選択された脂
質成分を有機溶媒、例えばクロロホルム、ジクロロメタ
ン、エチルエーテル、四塩化炭素、酢酸エチル、ジオキ
サン、THF等と共に容器中で混合することにより調製さ
れ得る。揮発性化合物を減圧下で蒸発せしめた後、脂質
混合物を、正確に計った量の不透明剤を含有する緩衝液
中に分散させる。次いで全体を数時間撹拌し(これがリ
ポソームの形成を引き起こす)、そうして生成したリポ
ソームの小胞にその分散液の一部(不透明剤を含む)を
封入する。次に、それらリポソームのサイズおよび分散
液の粘度を減少させるために、分散液を超音波処理す
る。
不透明剤を含むリポソームの調製に関する他の文献も
ある。
例えば、FR−A−2,561,101の明細書は、X線の不透
明剤を含有することのできるリポソームの調製方法を記
載している。この明細書によれば、まず第一に有機溶媒
中でリポソームの“前駆体”が調製され、次いでそれか
ら該溶媒を部分的に分離し、一部分の脂質を含んでいる
この溶液を、該前駆体の単分子膜を二分子膜に変換する
ために応用する。次にこの溶液を水性媒質中に分散せし
め、そして残った溶媒を完全に取り除く。
US−A−4,567,034の明細書は、X線不透明剤および
コントラスト生成物のベクターとしてのリポソーム中へ
のそれの取り込みを記載している。
GB−A−4,134,869の明細書は、リポソームの調製の
ための技術を記載しており、これによれば、水溶性のキ
ャリヤー剤(NaCl、サッカロース、ラクトース等)の粒
子(10μm)を両親媒性剤でコーティングし、次なる該
担体の水性溶媒中への分散でリポゾームを生ぜしめる。
該コーティングは、該脂質および封入されるべき生成物
(その中にX線造影剤が見出される)の有機溶液中に該
キャリヤーの固体粒子を分散させることにより行われ
る。両親媒性剤の中で、飽和された合成レシチンを言及
することになっている。
GB−A−2,135,268の明細書もまた、水溶性のキャリ
ヤー剤の粒子から出発する、不透明剤を含み得るリポソ
ームを形成せしめるための方法を記載している。
GB−A−2,135,647の明細書は、キャリヤー材料の粒
子が不溶性であるという違いを除けば上記2つの明細書
のものと幾らか類似しているリポソームの調製方法を記
載している。この中に含まれるものは、ガラスの微小球
または合成樹脂である。該粒子は、それらを脂質および
所望によりイオン性界面活性剤またはコレステロールを
含む有機溶液と接触させ、その操作に続いて蒸発せしめ
ることにより、それら成分を含むフィルムでコーティン
グされる。その後、封入すべき水性分散媒質、より特定
的にはX線不透明剤を含むものの中でそれら球体を撹拌
し、次いで濾過または遠心により後者を分離せしめるこ
とにより、所望のリポソームの溶液が得られる。
GB−A−2,156,345の明細書は、X線−造影剤として
のトリヨード安息香酸のジアセチルアミノ化化合物およ
びそれのリポソーム内への取り込みを記載している。
GB−A−2,157,283の明細書は、上記刊行物のものに
類似した化合物および20−60%の量におけるそれのリポ
ソーム内への取り込みを記載している。後者は、US 3,9
57,971の明細書に記載されている調製法と一致してい
る。
EP−A−179,660の明細書は、リポソームの懸濁液の
調製方法を記載しており、これによれば、封入すべき生
物活性物質を脂質の存在下で有機溶液中に分散せしめ、
ゲルの形成が起こるまで溶媒を蒸発せしめ、そしてこの
ゲルを次の緩衝化水性溶媒中に再懸濁する。各成分の量
および操作条件の適切な調節により、リポソーム小胞の
非常に高程度の封入および非常に均質な分布をもたら
す。
リポソームに関する他の最近の文献の中で、コントラ
スト生成物のベクターとして、それらは言及されるかも
しれない:A.HARVONら、Radiology(1981)140,507;P.J.
RYAN ら、Biochem.Biophys:Acta(1983)756,106;S.E.
SELTZERら、AJR(1984)143,575;P.J.RYAN ら、Radiol
ogy(1984)152,759;O.A.ROZENBERG,Radiology(1983)
149,877;S.BENITAら、J.Pharm.Sci.(1984)73,1751;K.
T.CHENG ら、Investigative Radiology(1987)22,47
−55;M.R.ZALUTZKY ら、Investigative Radiology(19
87)22,141−147。
前述の文献中に開示された前記技術は,実験的な試験
においてはよく実行されるけれども、幾つかの実際的問
題に実用の点で解決すべきことが残った。
従って、不透明剤を含有するリポソーム小胞は最終的
に肝臓および脾臓に定着するけれども、循環系における
それらの消失と伴に、脂肪代謝の危険を有する肺の毛細
血管により保持されることも可能である。さらに、実際
のリポソームのヨウ素化生成物の体積および重量での封
入の比容量は、比較的小さく(通常、脂質1g当り1g未満
のヨウ素)、そしてこれは所望の隠蔽効果を達成するた
めに比較的多量の脂質の注入を要する。この問題に関し
ては、このヨウ素は明らかに有機分子に結合しているけ
れども、実際問題として、脂質1g当りのヨウ素のgとし
ての封入されたヨウ素の量によりリポソーム調製物を特
徴づけるのが常であるということに注意する。X線を使
う検査に必要なヨウ素の量に関しては、肝臓の不透明化
には組織1g当り2−2.5mgのオーダーのヨウ素濃度、即
ち約6g(肝臓の重さ約2.3kg)を必要とすることが認め
られる。注入されたリポソームの約40%だけが肝臓中に
保持されるという事実を考慮すると、最小で15gのヨウ
素を投与することが必要である。1のI/1比のためには
(当技術の現状では高い値)これは15gの脂質に相当
し、既にかなりの用量を構成する。このことから明らか
なように、主な着眼点はリポソームの封入容量を増加せ
しめることである。
例として、V.J.CARIDE,CRC Dritical Reviews in The
rapeutic Drug Carrier Systems(1985),,121−153
によれば、彼が“小さい単一層板の(unilamellar)小
胞(SUV)として定義している、直径0.02〜0.5μmを有
するクラスのリポソームの封入容量は、0.2〜1.5l/モル
のオーダーであり、これは約800の平均分子量(リン脂
質)だとしても、約1〜2ml/gリン脂質の封入容量に相
当する。例えば、ヨウ素300mg/mlのオーダーの不透明化
溶液を封入する場合には、I/1比ができれば1.5の値を超
えるように、この容量を5ml/gまたはそれより高く上げ
ることが望まれる。
さらに、隠蔽力を有する本発明のリポソームの懸濁液
により含まれるヨウ素のかなりの部分が水性分散相中に
溶解されておりそして該小胞内に封入されない(例え
ば、US−A−4,192,859を参照のこと)。そういった状
況は望ましくないということがわかるだろう。何故な
ら、診断目的での注射の時に、封入されていないヨウ素
の部分が検査すべき器官中に固定されずそして全く有用
な目的に役立たないからである。結果として、無駄にヨ
ウ素を注入しなけれけばならないことを避けるために、
できる限りこの封入されない部分を減らし得るのが望ま
しい。
請求項1に定義された組成物は、封入力の欠除の欠点
を克服することを可能にする。実際、実験の間に、本発
明者らは、驚くべきことにリポソームの溶液の小胞のサ
イズをある値の範囲内に“標準化する”ことにおいて、
即ち、0.15μm以下または3μm以上の寸法を有する小
胞の大部分を、押出しによってサイジングすることによ
り排除することにより、そして好ましくは0.2〜1μm
のサイズに小胞の大部分を維持することにより、封入さ
れるヨウ素の量が幾分か増加することを確証した。この
結果は、該小胞の比封入容量(即ち、小胞の膜の脂質の
重量に対する封入された液体の体積)の増加の結果であ
り、ある場合にはこの比が10−15ml/g脂質に達すること
が可能である。
加えて、そして他の予期せぬ要素を構成して、該リポ
ソームをサイジングする方法は肺の毛細血管におけるリ
ポソームの保持の問題をかなり除去することを可能に
し、この器官において検出可能なそのようなリポソーム
の割合は、大きいサイズのリポソーム、例えば2〜3μ
mを超えるものを除去したとたんに減少する。標準化に
より、ここに特記するつもりなのは、サイズに応じた粒
子の統計的分布の基準に従って、標準化の操作が前記小
胞の分布曲線の収縮をもたらすことを言いたいというこ
とである;従って、本発明においては、それらの多分散
度の指数が4よりも高くなく、そして好ましくは、リポ
ソームの溶液の小胞の総数の70%以上のサイズが0.2〜
2μmである。
上記の発見のためにそして請求項1に記載の封入溶液
中に溶解されるヨウ素化された不透明化合物の適当な選
択により、請求項2,3および11に記載の不透明組成物を
首尾よく得ることができる。また、そのような溶液をあ
る適当な処理(後述)にかけることにより、水性懸濁相
中に溶解されたヨウ素の大部分を首尾よく除去した。本
発明に係る組成物の粘度(ある完成の形態においては、
37℃で30よりも低いかまたは20〜30mP.s.のオーダーで
あろう)が、従来技術による懸濁液のそれ(例えば、US
−A−4,192,859の明細書中に記載の懸濁液は、60%の
ヨウ素含量について、数百のmP.s.の粘度に達する)よ
りも低いことにも注目すべきであろう。リポソームの懸
濁液の粘度は、脂質のレベルを下げた時に減少し、そし
てI/1比を一定に保つためにそれら後者の封入容量を同
程度に増加せしめることが必要であるということが実際
に明らかであろう。
さらに、ヨウ素化された不透明剤の存在は、該溶液の
粘度を引き上げることに寄与し(例えば、1リットル当
りヨウ素300gのイオパミドールの水溶液は、20℃で8.8m
P.s.および37℃で4.7mP.s.の粘度を有する)、そしてリ
ポソームの分散溶媒中の該ヨウ素化された化合物の濃度
のどのような減少でもこの粘度を低下せしめる一助とな
るだろう。
本発明に係る組成のリポソームの脂質膜は、リポソー
ム懸濁液の通常粒子において通常に使われる両親媒性の
化合物から構成されてもよい。そのような化合物は、前
述の引用文献中に記載されている。リン脂質、例えば大
豆の加水分解されたレシチン(例えば、Nattermann Che
mieのNC−95H製品)、ジパルミトイルホスファチジルコ
リン(DPPC)、ジステアロイルホスファチジルコリン
(DSPC)、スフィンゴミエリン(SM)ジセチルホスフェ
ート(DCP)、ジパルミトイルホスファチジルグリセロ
ール(DPPG)およびジパルミトイルホスファチジル酸
(DPPA)を使うのが好ましい。リポソームの球体におけ
る通常のやり方(cf.導入部において引用した参考文
献)とは反対に、本発明において使用される脂質の中に
コレステロールを用いることは好ましくなく、これはそ
れらの安定化には必須でない。分散緩衝相に関する脂質
の割合は、通常0.1〜10%のオーダー、好ましくは約2
〜6%である。脂質に対する封入された液体の割合(v/
1比)は、5ml/g以下ではなくそして特別な場合には20ml
/gに達するだろう。好ましくは、それは5〜15ml/gであ
り、そして最も頻繁には7〜12ml/gである。
X線に対して不透明であるヨウ素化された有機化合物
として、前述の引用文献から知られる化合物のほとんど
を利用することが可能である;しかしながら、ある不透
明剤は、リポソーム小胞中へのそれらの水溶液の封入容
量および保管中の該小胞の安定性の点で他のものよりも
適する。実際、溶液中での不透明剤の幾つかは、リポソ
ームの形成時に他のものよりも封入されにくく、そして
さらに、それらの幾つかは他のものよりも保管または取
扱い時にリポソーム膜の外側に拡散しやすい。
この理由で、不透明剤として、トリヨード安息香酸か
ら誘導されるイオン性の造影剤、例えばジアトリゾイン
酸のナトリウム塩および/またはメグルミン塩、および
好ましくは非イオン性造影剤、例えば非限定的例として
与えられるイオパミドールまたはイオメプロールを使用
するのが好ましい。該造影剤は、100〜450gのヨウ素/
1、好ましくは250〜380g I/1の濃度を有する水溶液の形
で使われる。そのような溶液、および本発明に係る組成
物を使って、6gのヨウ素/gリン脂質に及ぶであろう封入
されたヨウ素量が得られる。
一般に、本発明の組成物を用いると、リポソーム小胞
により占有される体積は懸濁液全体積の約5〜60%を示
し、そしてある特別な場合にはそれらの数値を超えるか
もしれない(70−80%まで)。
本発明に係る組成物を調製するため、即ちリポソーム
小胞の封入容量を増加せしめるため、そして例えば、リ
ポソーム〔この小胞は1.5gのヨウ素/g液体(I/1>1.5)
より多くの不透明水性液体を封入する力をもったリン脂
質膜を有する〕の水性懸濁液を提供するための方法は、
それらの小胞のサイズを標準化すること、即ち選ばれた
範囲内にサイズが含まれる小胞の“重要な部分”を選択
しそして他のものを除去すること、またはある手段によ
り後者(他のもの)を、選ばれた範囲に相当する直径を
有する新しい小胞に転換することである。リポソームの
サイズの標準化に関して“重要な部分”という言い方に
より、回折分光分析により粒子の直径および粒子の分布
を測定する時に使われる多分散係数Pの概念を言及す
る。〔COULTER Nano−Sizer装置(商標登録済)を使う
ための取扱説明書−COULTER ELECTRONICS LTD,.Great B
ritainを参照のこと〕。P値のスケールは、0〜10の範
囲である。1の値は単分散の粒子に相当する。例えば、
8の値は、最大と最小の粒子の寸法の比が約4であるこ
とを示す。
また、粒子の分布曲線の広がりWを計算することを可
能にする、係数、即ちそれらの大部分の寸法の範囲
は、W=sdw(ここでdwは該装置により与えられた粒子
のサイズである)の関係に従って、250nmより大きい粒
子については5で、そして100〜250nmの粒子については
4でPを割ることにより与えられる。本発明において
は、多分散度の値を指数Pと言及し、そして4に等しい
かまたはそれより小さいPの値については粒子の大部分
が測定されたサイズに相当するとみなされる。
従って、請求項4にクレームされた方法は、請求項1
に定義されたような組成物に到達するための手段を説明
している。小胞の大部分が約0.15〜3μm、特に0.2〜
1μmのサイズを有し、特に高い封入容量を有するとい
うことが実際に確認された。“大部分”という言い方に
より、少なくとも70%の該リポソーム小胞が選択された
範囲に適合する直径を有するという事実を表示したいと
思う。
この範囲内に含まれるリポソーム小胞が何故そのよう
な高い容量を統合する能力があるかの正確な理由は明ら
かになっていないが、次のような議論を提出することが
できる。第一に、この限界より下のリポソームは不都合
な体積/面積の比を有し(実際、球径が減少すればする
ほど、この比は小さくなる)、そして第二に、約2μm
を超える該小胞はしばしば多層板状(plurilamellar)
でありそして結果として与えられた容積に対するそれら
の膜の分子量が大きすぎる。正確に寸法規則された膜を
通した押出しにより、多層板状のリポソームが少なくと
も部分的に、単層板(monolamellar)の膜を有する小さ
いリポソームに再配列される;これらの“再配列され
た”リポソームの大部分は、本発明に係る組成物に適す
る最適寸法に相当する。
一般に、リポソームの溶液の標準化は、圧力下で濾過
膜を押し通すことにより行われる。この“押出し”に利
用される圧力は、1barと数barの少しの間で異なるであ
ろう。好ましくは、約0.4〜2μmの孔径を有する膜に
ついては、0.5〜10barの押出圧力を使う。この方法で、
1〜20ml/sec/cm2のオーダーの濾過速度を保証すること
ができる。水性分散相が適当な割合で不透明剤を含む時
に、押出し処理に続いてI/1比の増加がもたらされるこ
とはきわめて理解されることである。もしこの相からヨ
ウ素を除いた場合、該小胞の外部の相の内部への通過に
より封入されたヨウ素の増加をもたらすことが不可能で
あることは明らかである。
押出し温度が該小胞中に封入される溶液の不透明剤の
濃度と関連して役割を果たすことは立証されている。従
って、もし押出しを通常温度にて行うならば、I/1比の
いくらかの減少を生じさせることが可能である。反対
に、そして付加的な予期しない要素を構成して、リポソ
ーム壁を形成するリン脂質の転移温度より高い温度で進
めた場合、この比に増加が観察される。好ましくは、50
°〜90℃、例えば約75℃の温度を使う。
懸濁液中に含まれる封入されていないヨウ素の量、即
ちリポソームが懸濁されている緩衝化水相中に溶解され
た不透明剤の割合を減少させるために、超遠心または限
外濾過が有利に使われており、この方法は該小胞自体と
前記の水相との間の物理的分離を引き起こす。この分離
が達成されたらすぐに、該リポソームを新しい水性分散
相に再分散せしめる。この操作を繰り返すことにより、
リポソームの損失(各操作で避けられない)が相当にな
らずに、外側の媒質中の不透明剤の割合を、望んだ含
量、例えば2mg/mlまたは0.2mg/mlのオーダーにさえも減
少させることができる。一般に、そのような遠心操作は
数千のg、例えば10,000〜250,000gの遠心加速度で行わ
れる。常用の技術に従ったミクロフィルタレーションま
たは透析によっても、そのような結果を得ることができ
る。決められた調整された孔径、例えば0.1μmまたは
それより大きい孔(前述のウルトラフィルタレションの
場合には、その膜の孔は0.1μmより小さい)を有する
壁のチューブのセット中で、処理すべき懸濁液の循環を
生ぜしめることにより、ミクロフィルタレーション操作
を行うことができる。該フィルタレーションを受けた懸
濁液の体積が減少する(該チューブの孔を通るこの懸濁
液の通過により)につれて、新しい溶媒、例うば緩衝化
混合物または生理学上許容される水溶液により置換され
る。これらの技術を使って、分散液体中に含まれる望ま
しくない物質、特に溶解されたヨウ素の大部分が除去さ
れる。さらに、ミクロフィルタレーションは該濾液にお
いて、幾つかの望ましくない溶液、特にごく小さい残存
小胞を除去することを可能にし、これは、I/1比の改善
の効果を有する。
リポソームの外部の懸濁相を構成する媒質として、循
環系の液体および生存組織と適合する溶液を使うことが
可能である。そのような溶液の例として言及されるの
は、トリス、リン酸塩等で緩衝化されているかまたは緩
衝化されていない、塩溶液、水溶液(中性領域のpH)、
および塩、グルコース、不透明剤、緩衝剤等から選ばれ
た1つまたは複数の物質を含む高張溶液である。1つの
典型的な溶液(0.8 Osm)は、グリコース(0.7M)、NaC
l(0.9%)およびトリス(10mM)を含有する。
本発明において出発物質として使用され得るリポソー
ム懸濁液の調製のために、既知の技術、特に前に引用し
た文献中に記載されているものを利用することができ
る。
好ましく利用されるのは、REV法〔cf.F.Szoka ら、
(1978)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 75,4194〕およびEP−
A−179.660の明細書中に記載されているものである。
これらの方法の適用により、一般に次のパラメーター
を有するリポソームの最初の懸濁液が得られる:緩衝液
0.9%NaCl,10mM Tris,pH7−7.5; −脂質、約1%; −全ヨウ素濃度、20−30mg/ml; −リポソーム内のヨウ素濃度、1−2g/g脂質 (300g/lのイオパミドール溶液)。
そのような最初の溶液に前述の操作を行うことによ
り、本発明に係る不透明組成物が得られる。
実験動物への注入による不透明剤としてのそれの利用
の時に、本発明の組成物はその特有の隠蔽力および選択
性のために、非常に有効であることが示される。特に、
肺におけるヨウ素の保持の30〜40倍の減少が観察され
る。重量で20%より少ないヨウ素の全量を使う本発明の
組成物を用いると、ヨウ素の全体濃度がリポソームの懸
濁液の60重量%に達するであろう従来技術(例えば、US
−A−4,192,859参照)による懸濁液を用いて得られる
ものと等価またはより優れた診断結果を得ることができ
る。
次の実験部分が本発明を具体的に説明する。
例1 まず最初に、クロロホルム42ml中にジパルミトイルホ
スファチジル酸(DPPA,FLUKA)57mgおよびジパルミトイ
ルホスアァチジルコリン(DPPC,FLUKA)543mgを含む溶
液を調製する。この溶液20mlにクロロホルム20mlおよび
ジイソプロピルエーテル40mlを加え、次いで撹拌した
後、76%(p/v)メグルミンジアトリゾエート水溶液12m
l、即ちヨウ素化されている不透明剤(BRACCO)を加え
る。50℃に加熱され得られたその混合物を、超音波(Br
aun Labsonic 1510)に5分間かけた。次にそのエマル
ションを、ゲルが得られるまでロータリーエバポレータ
ー中で45℃にて濃縮した。そのフラスコに76%メグルミ
ンジアトリゾエート水溶液約8mlおよび蒸留水4mlの混合
物を入れ、そして撹拌しながら蒸発を続けた。均一混合
物を得た後、そこに76%メグルミンジアトリゾエート水
溶液約20mlおよび蒸留水8mlの混合物を再び添加し、そ
して溶媒の最後の痕跡量を蒸発により取り除いた。得ら
れたリポソームの溶液(溶液A)の体積を蒸留水により
40mlに調整した。
リポソーム内部に効果的に封入されたメグルミンジア
トリゾエートの量を決定した。得られた該調製物(5m
l)を235,000gで25分間遠心した。その小胞を10mlの塩
溶液(0.9%NaCl,10mM Tris−HCl,pH7.2)中に取り出
し、そして2回目の遠心操作(15分、26,000g)を行っ
た。この遠心に続く懸濁液中への取出しの段階をさらに
4回繰り返した。これは封入されなかったメグルミンジ
アトリゾエートの完全な除去を可能にする。最後の5ml
中への懸濁の後、得られた該溶液のアリコート(0.9m
l)を、ドデシル硫酸ナトリウムの10%溶液0.1mlに添加
し、そして40℃に5分間加熱した。この溶液の260nmで
の光学濃度を測定することにより、この段階で、最終調
製物がml当り10.4mgのヨウ素に相当する21.4mg/mlのメ
グルミンジアトリゾエートを含有することが決定され
た。脂質のロスを無視することにより、この調製物が7.
14mg/mlのリン脂質、即ち1.45のヨウ素/リン脂質比を
有するだろうことが立証される。
溶液Aの残りを75℃に加熱し、次いで1ミクロンの孔
径を有するポリカーボネート濾紙(Nuclepore)を通し
て加熱下において押出した。次いで得られた溶液を周囲
温度まで冷却し、そしてその後、前述のような一連の遠
心分離に続く懸濁液中への取出しを行った。5回の洗浄
後に得られた上清液の分光光度分析は、0.2mg/mlより低
い外部相中の残存ヨウ素濃度を示した。この時点で、リ
ポソームの残渣を全体積7mlの緩衝液中に懸濁した。最
終調製物中の全ヨウ素濃度を決定するために、この調製
物のアリコート量を、前述のようにドデシル硫酸ナトリ
ウムの存在下40℃で5分間インキュベートした。分光光
度分析は、最終調製物が、ml当り62.5mgのヨウ素に相当
しそして1.75のI/1比を示す、128.5mg/mlのメグルミン
ジアトリゾエートを含有することを示した。従って、該
押出し法は、封入されたヨウ素の20%の増加をもたらし
た。
例2 ジイソプロピルエーテル100mlに、重量比において次
の物質:DPPC3/DPPA1/DSPC1を含むリン脂質の混合物〔こ
の混合物は7.1mg/mlの濃度(重量で)でクロロホルム中
に溶解されている〕100mlを添加した。
次いでそこにイオパミドールの61.2%水溶液(ml当り
300mgのヨウ素)30mlを添加し、そして全体を超音波を
使って50°で6分間超音波処理した(BRAUNラブソニッ
ク1510超音波装置)。揮発性の溶媒を除去するため、Ro
tavapore(45°/8mmHg)を使って乳状溶液を蒸発せしめ
た。形成されたゲルを該イオパミドール溶液100ml中に
再び分散させた。次いでこの調製物の資料を、約5barの
圧力下で0.8μm,1μmまたは2μmの膜(Nuclepore)
を通す押出しテストを行った。
様々な押出された調製物又は非−押出し調製物を超遠
心(235,000g;30分)し、その後、該リポソーム小胞を
緩衝化溶媒(0.9% NaCl,10mM Tris,pH7.2)中に再分散
させた(テスト1および2)。変法によれば、分散相と
して、イオパミドールに対して等張の溶媒、即ち0.7Mグ
ルコース、15mM NaCl,1mM Trisのものを使った(テスト
3)。この精製段階(分散相中に溶解されているヨウ素
の除去)を、これらの溶液の1つまたは他のものを使っ
て、ある回数繰返した。遠心分離を26,000gで15分間行
い、0.2mg/ml以下の分散相の残存ヨウ素含量まで下げ
る。この含量は260nmでの分光光度により測定された。
一般に、4またはそれより少ない遠心および再分散工程
の数が、所望の純度を達成するのに十分である。
この時点で、例1に記載したようにして、ドデシル硫
酸ナトリウム(SDS)でのアリコート量の処理により、
封入されたヨウ素の量を決定した:0.1mlの10%水性SDS
を0.9mlのリポソームの溶液に加え、そしてその混合物
を40℃で5分間加熱し、次いで分光光度の読みを行う
(対照は封入されたヨウ素を有さない同等の試料であ
る)。1μgのヨウ素/ml溶液に相当する光学濃度は、2
60nmで0.054である。粒子カウンター(COULTER Nanosiz
er)により、リポソームの小胞の平均サイズおよびその
多分散度を確認した。
その結果を下表に示す。テスト1および2は塩溶液中
の懸濁液の試料に関し;テスト3はグルコース溶媒中の
懸濁液に関する。
この表の結果は、一回の押出し操作が封入されたヨウ
素の量における有意な増加および多分散度指数Pの減少
を導くことを示している。加えて、濾過膜の孔の大きさ
が減少すると、封入されたヨウ素のI/1比(および小胞
の寸法の均質性の程度も)が増加する。
別のテストにおいて、封入されたヨウ素の含量を約6m
g/mg脂質まで増加せしめることが可能であった。
例3 E.SPONTONら〔Intern.J.Pharmaceutics(1985)23,29
9)に従って、クロロホルム(42ml)中に543mgのジパル
ミトイルホスファチジルコリン(FLUKA)、57mgのジパ
ルミトイルホスファチジル酸(FLUKA)および微量の14C
−トリパルミチン(Amersham,0.1μCi)を含む溶液を調
製した。この溶液14mlを200mlのフラスコに入れ、そし
て部分真空下25℃にてロータリーエバポレーターで蒸発
乾固せしめた。次いでそこに予め約55℃に加熱したイオ
パミドール(BRACCO)の61.2%溶液(ml当りヨウ素300m
gに相当する)25mlを添加し、そしてその混合物を周囲
温度にて2時間インキュベートした。次にこの混合物の
連続した5回の遠心操作(1回目は235,000gで30分間、
次の4回は4℃において29,000gで30分間)を行った。
これら遠心操作の各回ごとに残渣を塩溶液(0.9% NaC
l,10mM Tris−HCl,pH7.2)中に再懸濁した。その後、26
0nmで分光光度的に測定し(前の例を参照のこと)、最
後の洗浄操作の洗浄水中のイオパミドールの残存濃度、
およびドデシル硫酸ナトリウム(SDS)によるリポソー
ム小胞の破壊後の封入された溶液の該濃度を決定した。
このようにして、残存した洗浄水ml当り0.08mgのヨウ
素、および洗浄された組成物(25ml)中のリポソーム溶
液ml当り7.8mgの封入されたヨウ素が測定された。シン
チレーションカウンター(Beckman LS 8100)を使った
最終組成物のアリコート量の分析により(例4参照)、
該脂質の濃度が5.2mg/ml(これは最初の脂質の65%に相
当する)であることがわかった。
全体として、ml当り7.7mgの封入されたヨウ素およびm
l当り5.5mgの脂質(ヨウ素/リン脂質の比が1.39)を含
む375mlの懸濁液を得るように、前述したようなリポソ
ームの調製を繰り返した。次いでこの調製物をミクロフ
ィルタレーション・モジュール(タイプMD 020 CP2N、
孔径0.2μm、ENKA,Wuppertal,German Federal Repudli
c)の助力で10℃にてダイアフィルタレーションにかけ
た。膜を通過し濾液中に排出された液体の体積は、新し
い塩溶液(NaCl 0.9%,Tris−HCl 10mM,pH7.2)のリポ
ソーム懸濁液中への添加により連続的に置き換えられ
る。濾液の1.5lの除去の後、ダイアフィルタレーション
された溶液を濃縮し、これで97mlのミクロフィルタレー
ションされたリポソームを生じ、0.2μmよりも小さい
サイズの小胞の大部分は除去されている。分析は、この
調製物がml当り24.9mgの封入されたヨウ素およびml当り
16.4mgの脂質、即ち1.52の封入されたヨウ素/リン脂質
の比、を含むことを示す。従って、ミクロフィルタレー
ションは、封入されたヨウ素/リン脂質の濃度を1.39か
ら1.52へ増加せしめ、すなわち約9%増加せしめること
を可能にした。
例4 例2に記載した方法により、120mgの脂質(NC−95H/D
PPA=重量で9/1)からリポソームの溶液(3バッチ)を
調製した。これらの脂質は、さらに1.5μCiの14C−トリ
パルミチン(放射性トレーサー要素)を含有する。ヨウ
素溶液(300mg/ml)として使われるのは、8mMトリス緩
衝剤、pH7.2,10-3M EDTA二ナトリウム塩中61.2重量%の
イオパミドールの溶液であり、この溶液を、前もって0.
45μmのフィルターを通して濾過しておく。
前記の成分によって得られたリポソームの懸濁液のう
ちの二つを、それぞれ2μmと0.8μmの孔径を有する
膜を通して75℃にて押出した。第三の溶液(対照)は、
押出ししなかった。それぞれE−2,E−0.8およびTと名
づけられた三つの溶液を、例2に記載のようにして超遠
心により精製し、次いで塩溶液(0.9% NaCl,10mM Tri
s,pH7,2)中に懸濁し、遠心と再懸濁を4回繰り返し
た。このようにして、例2に記載した分析により測定す
ると、それらは、小胞の平均寸法(多分散度)および脂
質1mg当りの封入されたヨウ素の量(mg)について下記
のそれぞれの値で連続して得られる。
T: 521nm(5); 2.39 E−2: 351nm(3); 2.72 E−0.8:323nm(2); 2.53 これらのリポソームを、kg当たり120mgのヨウ素の割
合で、実験用ラット(SPRAGUE−DAWLEY)の尾の静脈に
注射した。注射後1時間目に、該動物を殺し、そしてヘ
パリン処理した試験管に血液を回収し、同様に肝臓およ
び肺器官を回収してこれを乾燥および計量後、適当な燃
焼装置(PACKARDオキシダイザー)中で燃焼させた。こ
の燃焼により発生するCO2を集め、シンチレーションに
より分析した。血液はソルエン(Soluene)/イソプロ
パノールの1:1(v/v)混合物(1ml)中の溶液(0.25ml
のアリコート量)にし、そしてH2O2(0.5ml,32%)によ
る脱色を行った後に分析する。種々の試料を10mlのDIMI
LUME(シンチレーション液)に加え、そしてBECKMANN L
S−8100シンチレーションカウンターを使ってそれらの
放射能を測定する。
下表に与えられる結果は、検査中の血液または器官に
より保持された注入線量の百分率として表わされる(各
結果は3回の測定の平均である)。見本 血液 肝臓 肺 T 1.0 41.5 12.3 E−2 1.6 43.2 0.5 E−08 1.4 47.9 0.3 上の結果から、0.8および2μmの膜の孔径の範囲に
相当する両サイズ限界の間への該小胞の大きさの均一化
が、肺により該小胞の捕獲の相当な減少をもたらすとい
うことが立証される。
例5 例4(見本E−08)において記載したようにして、リ
ポソームの懸濁液を調製した。そのような懸濁液の分析
は次の値を提供する: 32.5mgの脂質および70.2mgのヨウ素/ml懸濁液、これは
脂質1mg当り封入されたヨウ素2.16mgに相当する。
次の段階は、この懸濁液のSprague−Dawleyラット
(各グループ5匹ずつの動物)へのkg当り250mgのヨウ
素の割合における注射であった。
比較のために、リポソーム中に封入されていない同量
のヨウ素を対照ラットに注射した。
30分後、1時間後、4時間後および24時間後、グルー
プにおいて該動物を殺し、血液を収集し、そしてヘパリ
ン処理した試験管中に保存した。器官(肝臓、脾臓、腎
臓および肺)をあらかじめ除去しそして重さを量った。
残存血液の量を決定するために、MEIJERら〔Clin.Chim.
Acta(1962),,638〕により記載された方法に従っ
て、これら器官のアリコート量を7mMアンモニア(5ml)
中でホモジナイズした。
上述した種々の器官により保持されたヨウ素の量を、
Crアノードを有するPHILIPS PW 1410装置、電圧=50kV;
電流=50mAを使ったX線蛍光により測定した。血液含有
量について補正された結果が下表に示され、そして未処
置の動物に関して実施された測定値も含んでいる。
上の結果は、該リポソームによるヨウ素の投与がいか
に肝臓および脾臓によるそれの保持および腎臓によるそ
れの比較的遅い排泄に好都合であるかを示している。
本発明により達成される相当な技術的進歩を立証する
ために、本発明により得られた結果と従来技術に従った
ものとを、並行して示すことが重要となる。
技術の現状を確立するために、導入部において引用し
たいくつかの参考文献との参照を行う。問題の比較は表
(第 頁)への参照により達せられる。その表中には、
リポソーム懸濁液に固有である一連のパラメーターが並
んでいる。参考文献の著書の名が第一列に示されてい
る。
例6 例4(見本E−08)に記載したようにして調製された
リポソームをヨウ素250mg/kgの投与量においてSprague
−Dawleyラットに静脈注射し、これを注射の前後に肝臓
のコンピュータ化された断層X線撮影器にかけた。
Siemens Somatom 2断層X線撮影器を使用し、検査は
次の条件のもとで行った: −256×256のマトリックス −視野14cm −検査される層の厚さ2mm −スキャン時間5秒 −X線:125kV mAs230 リポソームの懸濁液の注射前、次いで注射の5′,1
0′,15′,30′,60′,90′、2時間、3時間および4時
間後に像を記録した。ハウンスフィールド単位(HU)で
表わされる、肝臓のコントラストにおいて増加が観察さ
れ、この増加は30分〜4時間の期間の間に50%〜130%
であった。
上記の例において開示された技術において、リポソー
ム小胞を調製するためにDPPAの代わりにジセチル−ホス
フェート(DCP)またはジパルミトイル−ホスファチジ
ルグリセロール(DPPG)を使用しても、同様の結果が経
験されるということに注目すべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ラミ ベルナール スイス国,ツェーハー‐1227 カルージ ュ,シェマン ジル ビュ 27 (56)参考文献 米国特許4192859(US,A) 米国特許4647447(US,A) 仏国特許2437831(FR,B1) Radiology Vol.152 P.759−762(1984),Radiol. Diagr,Vol.24(1983)No. 4 P.507−514,Radiol.Di agn,Vol.26 P.285−292 (1985)Aon.Rev.Bioph s.Bioeng.(1980)Vol. 9,P.467−508,細胞工学、Vol. 2,No.9,P.1136−1150.,「新 製剤開発システム総合技術−基剤・添加 物篇−」R&Dプランニング社発行(昭 和60年)P.229−247

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】脂質膜を有するリポソーム小胞の生理的に
    許容できる水性媒質中の懸濁液の形をとり、該小胞はそ
    の中に封入された水溶液中X線に対して不透明な少なく
    とも1つのヨウ素化された有機化合物を含有し、該リポ
    ソームの小胞が0.15〜3μmである平均サイズを有し、
    そして前記膜の脂質の重量に対する該リポソーム小胞中
    に封入されたヨウ素の重量が1.5g/gより多く且つ6g/g以
    下であることを特徴とするX線検査用造影剤。
  2. 【請求項2】検討中の範囲における粒子のサイズの多分
    散度が4よりも高くないことを特徴とする、請求項1に
    記載の造影剤。
  3. 【請求項3】前記水性媒質中に懸濁している脂質の濃度
    が20〜60g/lであり、それらの粘度が30mP.s.を超えない
    ことを特徴とする、請求項1に記載の造影剤。
  4. 【請求項4】前記ヨウ素化された有機化合物が、イオパ
    ミドール、イオメプロール、イオヘキソール、イオペン
    トール、イオプロミド、イオシミド、イオベンゾール、
    イオトロラン、イオタスル、イオジキサノール、イオデ
    シモル、1,3−ビス−(N−3,5−ビス−(2,3−ジヒド
    ロキシプロピルアミノカルボニル)−2,4,6−トリヨー
    ドーフェニル)−N−ヒドロキシアセチル−アミノ)−
    プロパンから選択されることを特徴とする、請求項1に
    記載の造影剤。
  5. 【請求項5】前記脂質が、加水分解されたダイズのレシ
    チン、ジパルミトイル−ホスファチジルコリン(DPP
    C)、ジステアロイル−ホスファチジルコリン(DSP
    C)、スフィンゴミエリン(SM)、ジセチル−ホスフェ
    ート(DCP)、ジパルミトイル−ホスファチジルグリセ
    ロール(DPPG)およびジパルミトイル−ホスファチジル
    酸(DPPA)のうちの1つまたは複数から選択されること
    を特徴とする、請求項1に記載の造影剤。
  6. 【請求項6】脂質膜を有するリポソーム小胞の生理的に
    許容できる水性媒質中の懸濁液の形をとり、該小胞はそ
    の中に封入された水溶液中X線に対して不透明な少なく
    とも1つのヨウ素化された有機化合物を含有し、該リポ
    ソームの小胞が0.15〜3μmである平均サイズを有し、
    そして前記膜の脂質の重量に対する該リポソーム小胞中
    に封入されたヨウ素の重量が1.5g/gより多く且つ6g/g以
    下であることを特徴とするX線検査用造影剤の製造方法
    であって、前記水性液体中に懸濁しているリポソーム
    を、0.4〜3μmの範囲の孔径を有する濾過膜を通して
    押出し、前記膜の孔のサイズに相当する値の範囲内に前
    記小胞のサイズを“標準化”するようにすることを特徴
    とする方法。
  7. 【請求項7】押出しによる標準化の後で前記小胞の多分
    散度指数が4よりも高くないことを特徴とする、請求項
    6に記載の方法。
  8. 【請求項8】“標準化された”リポソームの懸濁液を、
    前記水性液体の前記小胞を分離または濃縮するために超
    遠心または限界濾過にかけ、次いでこうして分離または
    濃縮された該小胞を、溶解されているヨウ素の存在しな
    い新しい分散媒質中に再懸濁せしめることを特徴とし、
    この操作の結果、封入されていないヨウ素の割合を減少
    せしめることになる、請求項6に記載の方法。
  9. 【請求項9】標準化の後、該リポソーム小胞の少なくと
    も70%のサイズが0.2〜2μmであることを特徴とす
    る、請求項6に記載の方法。
  10. 【請求項10】“標準化された”リポソームの懸濁液を
    ミクロフィルタレーションにかけることを特徴とし、こ
    の操作の結果、サイズが前記の範囲より下であるリポソ
    ームの残存量を排除し、さらに水性懸濁剤の封入されて
    いないヨウ素の濃度を減少せしめることになる、請求項
    6に記載の方法。
  11. 【請求項11】該リポソームの膜を構成している脂質の
    転移温度よりも高い温度において操作を行うことを特徴
    とし、これら条件化の結果、封入されたヨウ素の濃度を
    増加せしめることになる、請求項6に記載の方法。
  12. 【請求項12】前記温度が50〜90℃であることを特徴と
    する、請求項11に記載の方法。
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