JP2618127B2 - 管の楕円矯正方法 - Google Patents
管の楕円矯正方法Info
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Description
する。
他端に挿口を有したダクタイル鋳鉄管を製造する方法と
して、管を遠心鋳造した後に焼鈍を行うことが一般的で
ある。ところで、このように管を鋳造および焼鈍した場
合においては、この管の外径が楕円状になることがあ
り、好ましくない。このため従来は、管に楕円が発生し
た場合には、簡単なプレス装置などを用いて、人手によ
りこれを矯正している。
鋳造した場合は楕円が発生しやすく、これをすべて従来
のように人手を用いて矯正していたのでは、きわめて作
業性が悪いという問題点がある。また、特に薄肉管は、
通常の肉厚の管に比べて矯正が困難であるという問題点
がある。さらに、管どうしの接合の都合上、通常は主と
して挿口の楕円のみを矯正すれば良いのであるが、敷設
現場で切管する可能性のある鋳造管の場合は、あらかじ
め管の全長にわたって楕円を高精度に矯正しておかなけ
ればならないという問題点もある。
し、特に薄肉の鋳造管に発生した楕円を、能率良く、し
かも管の全長にわたって矯正できるようにすることを目
的とする。
本発明は、一端に受口を有して鋳造後に焼鈍処理を受け
た直後の鋳造管を水平方向に支持するとともに、この鋳
造管をその軸心周りに回転させる一対の支持駆動ロール
と、これら支持駆動ロール上に支持されて回転される鋳
造管を径方向に押圧する矯正ロールとによって管の楕円
を矯正するに際し、常温時の管の所定外径寸法に対し第
1の設定量だけ過大な押込量を矯正ロールに与えて矯正
作業を行い、その後、前記第1の設定量よりも小さな第
2の設定量だけ前記常温時の管の所定外径寸法に対し過
大な押込量を前記矯正ロールに与えて矯正作業を行うも
のである。
鈍余熱を生かした熱間ローリングによって、全長にわた
り楕円の矯正を受けることになるが、常温時の管の所定
外径寸法に対し第1の設定量だけ過大な矯正ロールの押
込量により矯正を行い、その後、この第1の設定量より
も小さな第2の設定量だけ矯正ロールに過大な押込量を
与えて矯正作業を行うため、二段階プレスによる弾塑性
矯正が可能となる。このため、鋳造管が薄肉であって
も、能率良く矯正が行われる。
り、遠心鋳造後の鋳鉄管2を水平方向に支持し、かつこ
の管2を軸心と直角な方向に搬送しながら、この管を所
定温度で焼鈍するものである。3は焼鈍炉1の出口であ
り、昇降式の開閉蓋4が設けられている。
にもとづく矯正装置5が設置されている。この矯正装置
5において、6はフレームであり、このフレーム6の下
部には、一対の水平方向の支持駆動ロール7、7が設け
られている。
いに水平方向に間隔をおいて設置され、その両端がベア
リング8、8にて支持されるとともに、その中央部が支
持ローラ9にて支持されている。また、モータ10に連結
されることで、軸心まわりに回転するように構成されて
いる。そして、両ロール7、7の間に鋳鉄管2をのせる
ことで、この鋳鉄管2は、その全長にわたって、両ロー
ル7、7により軸心まわりの回転を受けながら水平方向
に支持されることになる。支持駆動ロール7、7の端部
には、管2の受口11との当たりを避けるための細径部12
が形成されている。
られており、この矯正ロール13の両端は、フレーム6に
沿って昇降可能なベアリング14、14にて支持されてい
る。両ベアリング14、14は、フレーム6に取り付けられ
て上下方向に伸縮する矯正シリンダ15、15にそれぞれ連
結されており、この矯正シリンダ15、15を動作させるこ
とによって、支持駆動ロール7、7に支持された管2の
上面に矯正ロール13を押圧可能である。矯正ロール13の
端部にも、管2の受口11との当たりを避けるための細径
部16が形成されている。矯正ロール13の昇降制御は、デ
ジタル油圧サーボ機構を用いて行われている。
との間には、管口径の判別装置17が設けられている。こ
こで18は支持ローラで、管2を支持することでこの管の
下面位置を規定する。19はストッパで、管2を判別装置
17上に保持する。支持ローラ18の上方には昇降式の当て
板20が設けられており、この当て板20が管2の受口11の
近傍の直管部分に当たったときのこの当て板20の位置か
ら、管2の口径すなわち管種が判別される。21は当て板
20を昇降させるためのアクチュエータで、フレーム6に
取り付けられたブラケット22にて支持されている。
によって鋳造された管2は、鋳造後に焼鈍炉1に通され
て熱処理を受け、この焼鈍炉1の出口から搬出される。
そして、判別装置17のローラ18上に水平方向に支持され
た状態で、当て板20が当てられることで、その口径すな
わち管種が判別される。
置5に送られ、焼鈍余熱を保有した状態で、支持駆動ロ
ール7、7により水平方向に支持される。またモータ10
を駆動することで、この支持駆動ロール7、7によって
軸心まわりに回転される。この状態で矯正シリンダ15に
より矯正ロール13を降下させ、これを管2の上面に押し
当てて、楕円の矯正を行う。矯正条件は、たとえば次の
通りとする。
外径に対し、矯正ロール13に8〜15mmだけ過大な押込量
を与える。すなわち、矯正ロール13の外面を管2の外面
よりも8〜15mmだけ管径方向内向きに入り込ませて、管
2に強制的な変形を与えながら、この管2を軸心まわり
に回転させる。この状態で管2がたとえば5回転したな
ら、第2段階として、矯正ロール13の過大な押込量を2
〜5mmに小さくする。そして、この状態で管2をたとえ
ば3回転させる。
保有しており、700〜500 ℃の熱間ローリングによる楕
円の矯正が行われる。そして上述のように2段階のプレ
スを行うことで、管2を弾塑性矯正することができ、薄
肉の鋳鉄管2であっても、これを能率良く矯正すること
ができる。
13で管2を回転矯正する場合には、矯正ロール13の部分
において管2に大きな圧縮歪が発生する。また、矯正ロ
ール13と支持駆動ロール7との間における管2の部分で
は、上記圧縮歪よりは小さな引張歪が発生する。そし
て、被矯正管2が回転する際に、その全周にわたりこの
歪が連続的に繰り返し与えられ、管2の表皮に一定の塑
性変形を生じさせることによって、この管2が真円に近
付けられる。
だけで、矯正に必要な歪量つまり一定の塑性変形を生じ
させる表皮降伏応力が得られる。ところが、上述のよう
な薄肉管の場合には、厚肉管に比べ大きな圧下量を与え
なければ、矯正に必要な表皮降伏応力は得られない。そ
の一方で、薄肉管に大きな圧下量を与えると、除荷時に
おける局部的な残留歪の問題が発生する。
荷スピードを遅くして、管表面の歪を全周にわたり均一
に与えれば良いのであるが、それに伴う矯正時間の増加
から管外形が規格よりも大きくなる現象を生じ、加えて
時間的処理能力もたいへん悪くなる。
ことで、このような薄肉管の矯正時の問題点の解決が図
られることになる。これによれば、2段に別けて除荷が
行われ、矯正時間が最小に抑えられることになって、管
外形の増大や、局部残留応力の発生や、時間的効率の悪
化などのすべてを防止できる。これは、上述のように除
荷過程において一度除荷を中止し、小さな圧下量のもと
で管を数回回転させることで、有効なものとなる。
ジタル油圧サーボ制御することで、この矯正ロール13の
押込量を精密に設定でき、高速かつ高精度の矯正作業を
行うことができる。図3は、各口径の管につき、矯正前
の楕円量と本発明による矯正後の楕円量とを比較したも
のである。図示のように、いずれの管種においても、効
果的に楕円が矯正されている。
ことで、鋳造管2の管種が多岐にわたっても、すべての
管種につき矯正プレス条件を精密に設定することができ
る。しかも、焼鈍炉1から搬出されたすべての管2を矯
正するものであるため、管2の品質の高品位平準化が可
能である。たとえば、図3に示したように口径300 mmか
ら800 mmの6m長さの管の楕円量を3mm以下として、一
時間に60本もの管2を矯正することが可能である。
の後に管2をどの位置で切管しても、常に楕円の矯正さ
れた切り口を得ることができる。また連続処理を行う焼
鈍炉1に直結して、管種の判別をも含めて矯正を行うこ
とから、設備全体の自動無人運転が可能である。矯正後
の管2は、図2に示すように矯正装置5から搬出され
る。
駆動ロールと矯正ロールとを設けて、焼鈍処理を受けた
直後の鋳鉄管を、焼鈍余熱を生かした熱間ローリングに
よって能率良く楕円矯正することができるのみならず、
常温時の管の所定外径寸法に対し第1の設定量だけ過大
な矯正ロールの押込量により矯正を行い、その後、この
第1の設定量よりも小さな第2の設定量だけ矯正ロール
に過大な押込量を与えて矯正作業を行うため、二段階プ
レスによる弾塑性矯正が可能となって、特に薄肉の管で
あってもこれを高速かつ高精度で楕円矯正することがで
きる。
置の正面図である。
図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 一端に受口を有して鋳造後に焼鈍処理を
受けた直後の鋳造管を水平方向に支持するとともに、こ
の鋳造管をその軸心周りに回転させる一対の支持駆動ロ
ールと、これら支持駆動ロール上に支持されて回転され
る鋳造管を径方向に押圧する矯正ロールとによって管の
楕円を矯正するに際し、常温時の管の所定外径寸法に対
し第1の設定量だけ過大な押込量を矯正ロールに与えて
矯正作業を行い、その後、前記第1の設定量よりも小さ
な第2の設定量だけ、前記常温時の管の所定外径寸法に
対し過大な押込量を前記矯正ロールに与えて矯正作業を
行うことを特徴とする管の楕円矯正方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3236699A JP2618127B2 (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | 管の楕円矯正方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3236699A JP2618127B2 (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | 管の楕円矯正方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0576936A JPH0576936A (ja) | 1993-03-30 |
JP2618127B2 true JP2618127B2 (ja) | 1997-06-11 |
Family
ID=17004461
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3236699A Expired - Lifetime JP2618127B2 (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | 管の楕円矯正方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2618127B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP5030849B2 (ja) * | 2008-04-23 | 2012-09-19 | 株式会社シーヴイテック | 形状矯正装置および形状矯正方法 |
JP5030848B2 (ja) * | 2008-04-23 | 2012-09-19 | 株式会社シーヴイテック | 形状矯正装置および形状矯正方法 |
CN104971968B (zh) * | 2014-04-11 | 2017-04-26 | 浙江久而久化学有限公司 | 一种铝管彩印自动放料装置 |
JP6161771B1 (ja) * | 2016-07-06 | 2017-07-12 | 株式会社クボタ | 金属管の製造方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01166808A (ja) * | 1987-12-23 | 1989-06-30 | Sumitomo Light Metal Ind Ltd | 円筒体の真円度矯正方法 |
-
1991
- 1991-09-18 JP JP3236699A patent/JP2618127B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0576936A (ja) | 1993-03-30 |
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