JPH08323426A - 金属管の曲げ加工方法 - Google Patents
金属管の曲げ加工方法Info
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- JPH08323426A JPH08323426A JP15409295A JP15409295A JPH08323426A JP H08323426 A JPH08323426 A JP H08323426A JP 15409295 A JP15409295 A JP 15409295A JP 15409295 A JP15409295 A JP 15409295A JP H08323426 A JPH08323426 A JP H08323426A
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Abstract
の曲げ角度と所望の曲げ角度との差を測定して修正し、
管を曲げ装置から取り外した後に、修正を行わないで済
むように出来る金属管の曲げ加工方法を提供する。 【構成】 曲げようとする金属管1を環状に局部的に加
熱できる適宜の加熱装置の中を通して加工先端側を回転
自在のア−ム4にクランプ4Aし、該金属管1を前記加熱
装置により加熱しながら、加熱部2を管の長手方向に適
宜の移動装置により相対的に移動させて、曲げモ−メン
トを付与し変形させた直後、加熱部2を適宜の冷却手段
により冷却する金属管1の曲げ加工方法において、曲げ
角度が設定値に達したら、直ちに金属管1と曲げモ−メ
ント付与装置間の撓みを管の反加工側に開放して、設定
角度と管の曲げ角度との偏差を検出し、設定角度に偏差
角度を加えた角度まで管を再び加工側又は反加工側に移
動させて曲げ角度を修正する。
Description
曲げ加工装置上で、曲げ角度を所望の曲げ角度に一致又
は略一致させることにより、管を曲げ加工装置から取り
出した後に、修正を行なわないで済むようにする金属管
の曲げ加工方法に関するものである。
る方法として、図1に示すように、曲げ加工しようとす
る管1の先端を旋回軸3を中心として、旋回可能なア−
ム4のクランプ4Aに把持させ、加熱器(例えば高周波誘
導子)6で管1を環状に加熱し乍ら、管1を駆動装置5
により前進させて、曲げモ−メントを付与し変形させた
直後、加熱部を水冷による冷却装置6Aで冷却し、曲げ角
度を旋回軸3に装着した角度検出器3Aで検出して、それ
が設定角度に一致するまで連続的に曲げ加工する方法が
知られている。尚、図中、2は曲管部、5Aはテ−ルクラ
ンプ、5Bは推力計、7はガイドロ−ラである。
の実線で示すような曲げ仕様で行なう際に第1直管部N
1,曲げ角度θ、第2直管部N2及び管端長Lが曲げ仕様
と同一に加工できることが理想である。
際の曲げ角度θが所望の設定値に合致しないことが多
く、このため直管部N1,N2が仕様通りに加工出来た場合
でも、管端長さがL′となり、所望値Lに対する許容誤
差を超えることが屡々あり、特に直管部N1,N2が長い
程、顕著となっていた。
度の設定値を所望角度に合せて行うのが理想的である。 管には、曲げ加工中に曲げモ−メントを受けてバネ
状に撓み、前記モ−メントを開放すると復元するスプリ
ングバック(以下、SBという)現象がある。SB量
は、管の形状,材質,曲げ角度,管長及び各部反力の関
数であり、特定は容易ではない。 同一管の曲げであっても、加工条件によりSB量が
一定しない。即ち、加熱温度が高いか、或いは加工速度
が遅いと、SB量は少なく、逆では多くなる傾向にある 加工条件その他が同一であっても、造管方法の違い
により、または造管方法が同一であっても、造管メ−カ
−の違いによって、SB量が一定しない などの理由から、所望角度と曲げ加工完了後の曲げ管の
曲げ角度との偏差が許容値を超える場合が屡々ある。そ
のため、従来は実績から割り出した補正値で設定角度を
補正して曲げるのが通常であるが、補正を行なったから
といって、必ず許容値に入るといったものではなく、許
容値を超えた曲げ管はその曲げを修正しなければならな
いという問題点があった。
は、まず、曲げ加工完了後、曲げ管を加工装置から取り
出し、別途に設けた定盤上で、予め所望角度を定盤上に
罫書きし、この罫書き角度と曲げ管の角度の差を測定
し、前記罫書き角度に対して曲げ管の曲げ角度が小さい
場合は、曲げ管の外側に押込装置を設け、曲げ部を加熱
装置で加熱しながら、曲げ管をその内側に変形修正し、
また、同様にして、曲げ管の角度が大きい場合は、曲げ
管の内側に押込装置を設け、曲げ管をその外側に変形修
正するようにしている。従って、従来の修正作業は曲げ
加工装置以外に、定盤,加熱装置,罫書き装置,押込装
置等多くの装置を必要とし、修正作業にも多大の時間と
費用を要していたのである。
しようとする課題は、曲げ加工した金属管を曲げ加工装
置上で、その曲げ角度と所望の曲げ角度との差を測定し
て修正し、管を曲げ装置から取り外した後に、修正を行
わないで済むように出来る金属管の曲げ加工方法を提供
することである。
することを目的としてなされたもので、その構成は、曲
げようとする金属管を環状に局部的に加熱できる適宜の
加熱装置の中を通して加工先端側を回転自在のア−ムに
クランプし、該金属管を前記加熱装置により加熱しなが
ら、加熱部を管の長手方向に適宜の移動装置により相対
的に移動させて、曲げモ−メントを付与し変形させた直
後、加熱部を適宜の冷却手段により冷却する金属管の曲
げ加工方法において、曲げ角度が設定値に達したら、直
ちに金属管と曲げモ−メント付与装置間の撓みを管の反
加工側に開放して、設定角度と管の曲げ角度との偏差を
検出し、設定角度に偏差角度を加えた角度まで管を加工
側又は反加工側に移動させて曲げ角度を修正することを
特徴とするものである。
法の別の構成は、一連の曲げ加工完了後に金属管と曲げ
モ−メント付与装置間の撓みを管の反加工側に開放して
設定角度と管の曲げ角度との偏差を検出すると共に曲管
部を含む任意長さだけ所望温度に再加熱し、設定角度に
偏差角度を加えた角度まで、管を再び加工側又は反加工
側に移動させて曲げ角度を修正することを特徴とするも
のである。
解決することを目的として鋭意研究の結果、曲げ角度に
過不足が生じた場合、管を曲げ加工装置から取り出すこ
となく、曲げ加工装置上で、曲げ角度が設定値に達した
ら直ちに管の撓みを反加工側に開放すると共に、設定角
度と管の実際の曲げ角度との偏差を検出し、更に、別法
として、曲げ完了後に管の撓みを反加工側に開放し、設
定角度と管の曲げ角度との偏差を検出すると共に、曲管
部を含む任意長さだけ所望温度に再加熱し、設定度に偏
差角度を加えた角度まで管を、角度不足の場合は加工側
に、また、曲げ過ぎの場合は反加工側に、それぞれ移動
させることにより、曲げの修正を行なうことが出来るこ
とを知得し、本発明を完成したのである。
より小さい場合は、その偏差角度を+、設定角度より大
きい場合は、その偏差角度を−とし、偏差角度が+の場
合は、管を加工側に移動させ、また、偏差角度が−の場
合は、管を反加工側に移動させるのである。なお、管等
の条材の環状局部加熱を伴う連続曲げでは、SB現象の
特性から曲げ角度は不足気味になることが多い。しかし
乍ら、上記曲げでは撓みエネルギ−による応力と加熱部
の塑性応力が平衡するまでは曲げが進行しようとするの
で、条件によっては曲げ角度が大きくなることもある。
る。図1は本発明を適用する公知の管曲げ装置の一例を
用いて管を曲げ加工した後、曲げ角度の修正を行なって
いる状態の図、図2は曲げ態様を示す図である。
管1の先端を旋回軸3を中心として、旋回可能なア−ム
4のクランプ4Aに把持させ、加熱器6で管1を環状に加
熱し乍ら、管1を駆動装置5により前進させて、曲げモ
−メントを付与し変形させた直後、加熱部(曲管部)2
を水冷による冷却ジャケット6Aで冷却し、曲げ角度θを
旋回軸3に装着した角度検出器3Aで検出して、それが設
定角度に一致するまで連続的に曲げ加工したら、直ちに
管1の加工後端側のクランプ5Aによる緊締を解除して、
管1と曲げモ−メント付与装置間の撓みを開放すると共
に、管1の曲げ角度θと設定角度との偏差を検出し、偏
差角度と撓み角度とを加えた角度に相当する距離だけ管
を加工側又は反加工側に移動させることにより曲げ角度
θが設定角度に一致又は略一致するようにするのであ
る。そして、曲げ角度θが設定角度より小さい場合は、
管を加工側に移動させ、また、曲げ角度θが設定角度よ
り大きい場合は、管を反加工側に移動させることによっ
て、曲げ角度を修正できる。なお、駆動装置5に推力計
5Bを取付けクランプ5Aを緊締した状態で、推力計の指示
値、即ち、残留推力が実質的に零となるまで,管1を反
加工側に移動させても撓みを開放できるので、同様の効
果が得られる。
金属管と曲げモ−メント付与装置間の撓みを管の反加工
側に開放する手順としては、下記の方法がある。即ち、 加熱を停止し、その後直ちに撓みの開放を行う 加熱を停止せず、加熱装置と冷却手段とを任意の距
離だけ相対的に移動させた後に停止するが、この間に、
撓みの開放を行う 上記において、加熱装置と冷却手段とを任意の距
離だけ相対的に移動させる際に、冷却を停止して加熱の
み行い、この間に、撓みの開放を行う などの手順によることが出来る。
げモ−メント付与装置間の撓みを開放して、設定角度と
管の曲げ角度との偏差を検出すると共に、曲管部を含む
任意長さだけ所望温度に再加熱し、設定角度に偏差角度
を加えた角度まで管を再び加工側又は反加工側に移動さ
せても良い。
させながら曲げ加工する装置により実施する例について
述べたが、本発明はこれに限られることなく、ア−ム4
を移動させながら曲げ加工する装置にも適用される。
した金属管を曲げ加工装置上で、その曲げ角度と所望の
曲げ角度との差を測定して修正し、管を曲げ装置から取
り出した後に、修正を行わないで済むように出来るの
で、従来の、曲げ加工完了後、管を加工装置から取り出
し、面倒な修正作業を行なわないで済むから、修正のた
めの諸装置が不要になり、修正作業時間も大幅に短縮出
来て、作業コストの著しい低減を図ることが出来る。
の一例を用いて管を曲げ加工した後、曲げ角度の修正を
行う状態の平面図。
Claims (2)
- 【請求項1】 曲げようとする金属管を環状に局部的に
加熱できる適宜の加熱装置の中を通して加工先端側を回
転自在のア−ムにクランプし、該金属管を前記加熱装置
により加熱しながら、加熱部を管の長手方向に適宜の移
動装置により相対的に移動させて、曲げモ−メントを付
与し変形させた直後、加熱部を適宜の冷却手段により冷
却する金属管の曲げ加工方法において、曲げ角度が設定
値に達したら、直ちに金属管と曲げモ−メント付与装置
間の撓みを管の反加工側に開放して、設定角度と管の曲
げ角度との偏差を検出し、設定角度に偏差角度を加えた
角度まで管を再び加工側又は反加工側に移動させて曲げ
角度を修正することを特徴とする金属管の曲げ加工方
法。 - 【請求項2】 一連の曲げ加工完了後に金属管と曲げモ
−メント付与装置間の撓みを管の反加工側に開放して設
定角度と管の曲げ角度との偏差を検出すると共に曲管部
を含む任意長さだけ所望温度に再加熱し、設定角度に偏
差角度を加えた角度まで、管を再び加工側又は反加工側
に移動させて曲げ角度を修正することを特徴とする金属
管の曲げ加工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15409295A JP3624017B2 (ja) | 1995-05-30 | 1995-05-30 | 金属管の熱間曲げ加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15409295A JP3624017B2 (ja) | 1995-05-30 | 1995-05-30 | 金属管の熱間曲げ加工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08323426A true JPH08323426A (ja) | 1996-12-10 |
JP3624017B2 JP3624017B2 (ja) | 2005-02-23 |
Family
ID=15576736
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15409295A Expired - Fee Related JP3624017B2 (ja) | 1995-05-30 | 1995-05-30 | 金属管の熱間曲げ加工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3624017B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001321834A (ja) * | 2000-05-11 | 2001-11-20 | Dai Ichi High Frequency Co Ltd | 金属条材の曲げ加工方法 |
CN106734421A (zh) * | 2016-12-13 | 2017-05-31 | 重庆博钻太阳能灯具有限公司 | 灯杆加工装置 |
CN114472732A (zh) * | 2022-02-14 | 2022-05-13 | 江苏华阳管业股份有限公司 | 一种异径管件加工工艺 |
CN114653799A (zh) * | 2022-04-29 | 2022-06-24 | 沧州隆泰迪管道科技有限公司 | 一种提高中频弯管机弯管角度精确性的方法 |
-
1995
- 1995-05-30 JP JP15409295A patent/JP3624017B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2001321834A (ja) * | 2000-05-11 | 2001-11-20 | Dai Ichi High Frequency Co Ltd | 金属条材の曲げ加工方法 |
CN106734421A (zh) * | 2016-12-13 | 2017-05-31 | 重庆博钻太阳能灯具有限公司 | 灯杆加工装置 |
CN106734421B (zh) * | 2016-12-13 | 2018-03-23 | 重庆博钻太阳能灯具有限公司 | 灯杆加工装置 |
CN114472732A (zh) * | 2022-02-14 | 2022-05-13 | 江苏华阳管业股份有限公司 | 一种异径管件加工工艺 |
CN114653799A (zh) * | 2022-04-29 | 2022-06-24 | 沧州隆泰迪管道科技有限公司 | 一种提高中频弯管机弯管角度精确性的方法 |
CN114653799B (zh) * | 2022-04-29 | 2024-04-05 | 沧州隆泰迪管道科技有限公司 | 一种提高中频弯管机弯管角度精确性的方法 |
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---|---|
JP3624017B2 (ja) | 2005-02-23 |
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