JP2616904B2 - 監視システム - Google Patents

監視システム

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JP2616904B2
JP2616904B2 JP5807595A JP5807595A JP2616904B2 JP 2616904 B2 JP2616904 B2 JP 2616904B2 JP 5807595 A JP5807595 A JP 5807595A JP 5807595 A JP5807595 A JP 5807595A JP 2616904 B2 JP2616904 B2 JP 2616904B2
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重雄 古宮
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株式会社マースエンジニアリング
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 この発明は、監視システムに係
り、詳細には、パチンコ遊戯場等の個々の遊戯台を常時
監視し異常発生時に異常発生した遊戯機を集中監視可能
な監視システムに関る。
【0002】
【従来の技術】 従来、パチンコ遊戯機等の監視システ
ムとしては、小型のモニターカメラの実用化にともな
い、遊戯者の不正等を管理する目的で設置されるモニタ
ーカメラはデータ集中管理装置とは別装置として独立し
て機能し、個々の遊戯台に設置したモニターカメラから
の映像を集中監視用のモニターに映し、或いは、ビデオ
装置等に記録して行っていた。更に、店内に追尾機能付
きのモニターカメラを設置し、中央監視装置からの指示
で異常の発生したパチンコ遊戯台を映し出す追尾カメラ
システムが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、現在
のパチンコ遊戯場においては、個々の遊戯台において遊
戯者の不正行為等を監視可能となったが、遊戯台毎にビ
デオ信号及び制御信号用の配線を中央監視装置に接続し
なければならず、入出力線数が膨大となる問題点を有し
た。従って、配線工事にも費用と時間を要し、又、配線
数が多いため保守にも困難を極めてしまうという問題点
を有した。又、ブロック毎に設置する追尾カメラシステ
ムでは、ビデオ信号用の入出力線を減らすことが可能と
なる。しかしながら、中央監視装置側で不正等があって
から追尾制御を行うため、不正を検出してから撮像する
までに時間を要し、瞬時に行われる多くの不正に対しそ
の状況を捉らえることができないという問題点を有し
た。
【0004】この発明では、以上の問題点を解決するた
めに、少ない配線数で複数の遊戯台を監視し、瞬時に行
われる不正行為等を撮像可能な監視システムを提供する
ことを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 そこで、この発明は、
【0006】異常を感知した情報を出力可能な複数の遊
戯機と、各遊戯機に接続されると共に、送受信可能な通
信路を有する複数の遊戯機コントローラーと、各遊戯機
コントローラーに接続され、送受信可能な通信路によっ
て連鎖状に接続される複数の撮像装置と、送受信可能な
通信路によって各遊戯機コントローラーと接続されるブ
ロックコントローラーと、通信路によって各撮像装置が
連鎖状に接続される通信路の端部に接続される画像処理
装置とからなり、遊戯機コントローラーは、遊戯機から
入力した異常信号をブロックコントローラーへ送信し、
ブロックコントローラーから送信される制御情報を接続
される撮像装置へ出力し、ブロックコントローラーは、
異常信号を入力しない場合には、各撮像装置の撮像する
映像が時分割で画像処理装置へ出力されるよう制御する
制御信号を各遊戯機コントローラーへ送信すると共に、
異常信号を受信した場合には、異常信号を送信した遊戯
機コントローラーに接続される撮像装置の撮像する画像
のみを画像処理装置へ出力するよう制御する制御信号を
遊戯機コントローラーへ送信し、撮像装置は、遊戯機コ
ントローラーから入力する制御信号により撮像した画像
を画像記憶装置へ送信し、画像処理装置は、画像記憶部
を有し、入力する画像を画像記憶部に順次記憶すること
を特徴とする監視システム、
【0007】を提供することにより、上述の課題を解決
する。
【0008】
【作用】 ブロックコントローラーが、各撮像装置の撮
像する画像が自分割で画像処理装置へ出力するよう制御
する制御信号を各遊戯機コントローラーへ出力する。各
遊戯機コントローラーでは、入力する制御信号を接続さ
れる撮像装置へ出力する。各撮像装置では、制御信号に
より撮像する画像を画像処理装置へ出力するよう制御さ
れる。画像処理装置では各撮像装置からの画像を入力
し、順次画像記憶部へ記憶する。この時画像処理装置で
は、入力する画像の信号は各撮像装置から時分割で順次
入力し、画像記憶部で記憶する。又、遊戯機が異常を感
知した場合には、異常を感知した遊戯機が、接続される
遊戯機コントローラーへその情報を出力する。遊戯機コ
ントローラーでは遊戯機から異常を感知した情報を入力
し、異常信号を通信路からブロックコントローラーへ送
信する。
【0009】ブロックコントローラーでは異常信号を入
力したので、異常信号を送信した遊戯機コントローラー
に接続される撮像装置が撮像する画像信号を送信するよ
う制御信号を送信すると共に、他の撮像装置は画像信号
を出力しないように制御する制御信号を送信する。異常
信号を送信した遊戯機コントローラーに接続される撮像
装置では、制御信号により制御され、撮像し画像信号を
出力する。他の撮像装置では、制御信号により制御さ
れ、画像信号を出力しない。従って、画像処理装置で
は、異常信号を送信した遊戯機コントローラーに接続さ
れる撮像装置から出力される画像信号のみを画像記憶部
へ記憶する。
【0010】
【実施例】 以下に、この発明の実施例を表す図面に基
づきこの発明の実施例を説明する。図1は、この発明の
データ通信方法の実施例を表す説明図、図2は同じく一
部詳細説明図、図3は同じく構成要素の説明図である。
【0011】1は、パチンコ遊戯機等の監視を行う監視
システムである。監視システム1はホストコンピュータ
2、カウンターコンピュータ3、バスリピータ4、複数
のブロックコントローラー5、複数の遊戯機コントロー
ラー6、複数の撮像装置7、及び、画像処理装置8とか
らなる。監視システム1は、この実施例ではパチンコ遊
戯機等の監視を行うと共に、パチンコ遊戯機の管理及び
制御も同時に行うが、パチンコ遊戯機の監視のみを行え
るようホストコンピュータ2、カウンターコンピュータ
3、バスリピータ4を構成中に設けずに実施してもよ
い。監視システム1は、ホストコンピュータ2、カウン
ターコンピュータ3、バスリピータ4、及び、複数のブ
ロックコントローラー5が通信可能に接続され、更に、
夫々のブロックコントローラー5は、複数の遊戯機コン
トローラー6と通信可能に接続される。遊戯機コントロ
ーラー6は、遊戯機9と接続され、自身に接続される特
定の遊戯機9を監視する。撮像装置7は遊戯機9上部に
載置されると共に、撮像装置であり、他の2台の撮像装
置7と信号入出力可能に接続される。撮像装置7は、内
部に小型のCCDカメラ71が内蔵され、、スイッチン
グ装置72クレームスイッチ73を有する。CCDカメ
ラ71は、スイッチング装置72がONにされることに
より遊戯機9の遊戯者を撮像した画像信号を出力する。
更に、一方の入出力対応する撮像装置7から入力する信
号を他方の撮像装置7へ出力すると共に、場合によって
は、自身のCCDカメラ71で撮像されたビデオ信号を
他方の撮像装置7へ出力する。
【0012】この実施例では、図3に表すように撮像装
置7内部で、一方の入力対応する撮像装置7からの画像
信号を他方の出力対応する撮像装置7へ出力するよう直
接結線してなるが、画像信号の同期等をとるために他の
回路をこの入力出力間に設けてもよく、更には、撮像装
置7の外部で同様に結線されるよう構成されてもよい。
ホストコンピュータ2は、接続されるカウンターコンピ
ュータ3からのデータ、及び、バスリピータ4乃至カウ
ンターコンピュータ3を経由して送信されるブロックコ
ントローラー5からのデータを入力し、システム全体の
パチンコ玉の総数、各ブロックコントローラーに管理さ
れる遊戯機9のパチンコ玉の数、カウンターコンピュー
ター3で管理されるパチンコ玉の玉数等の管理、或い
は、接続される各機器及び各パチンコ遊戯機の状況等の
管理を行う。カウンターコンピュータ3はパチンコ遊戯
場のカウンター内に設置され、遊戯者が遊戯終了後に持
込まれるパチンコ玉の交換玉数の管理、或いは交換した
物品の管理等を行い、接続されるホストコンピュータ2
に管理信号として送信すると共に、ホストコンピュータ
2からの制御信号により制御される。
【0013】管理信号は、信号発信元である遊戯機9を
特定する識別情報及び管理情報とを含む。この実施例で
は、管理情報は遊戯機9の出玉情報、入賞情報、不正検
知情報、及び、異常監視情報を含み、更に、クレームス
イッチ73からの呼出し情報を含む。異常情報は、管理
情報のうち特に遊戯機9利用者を撮像する必要の有る不
正検知情報あるいは他の異常監視情報であり、異常信号
はこれら異常情報と識別情報とからなる信号である。
【0014】制御信号は、制御される撮像装置7を特定
する識別情報及びその撮像装置7を制御する制御情報と
を含み、制御情報は、CCDカメラ71の画像信号を出
力させるスイッチング装置72を制御する情報である。
又、遊戯機制御信号は、遊戯機9を制御する制御情報と
遊戯機9を特定する識別情報とからなる。バスリピータ
4は、ホストコンピュータ2からカウンターコンピュー
タ3を経由し受信する制御信号を、制御信号に含まれる
識別情報に基づき所定のブロックコントローラー5へ送
信すると共に、ブロックコントローラー5から送信され
る管理信号を受信しカウンターコンピュータ3を経由し
てホストコンピュータ2へ送信する。各ブロックコント
ローラー5は、バスリピータ4、及び、複数の遊戯機コ
ントローラー6と接続され、夫々と信号の送受信が可能
である。各遊戯機コントローラー6は、夫々対応する遊
戯機9及び撮像装置7と接続され、ブロックコントロー
ラー5から信号を受信し或いはブロックコントローラー
5へ信号を送信可能であると共に、接続対応される遊戯
機9及び撮像装置7へも信号の入出力が可能である。
【0014】以下、図2及び図3に従いブロックコント
ローラー5及び遊戯機コントローラー6を詳しく説明す
る。ブロックコントローラー5は、ホストコンピュータ
ー2との通信路の他に遊戯機コントローラー6との通信
のための通信路を2系統有する。ブロックコントローラ
ー5は、ホストコンピューター2から送信された遊戯機
制御信号をハブリピータ4から受信し、遊戯機制御信号
に含まれる自身の管理する遊戯機9と接続される遊戯機
コントローラー6へ送信する。この実施例では、ハブリ
ピータ4がホストコンピュータ2から送信される制御信
号をその信号に含まれる識別情報に基づき送信先のブロ
ックコントローラー5を選択し送信するが、各ブロック
コントローラー5を環状或いはスター状に接続し、直接
ブロックコントローラー5が制御信号に含まれる識別情
報を判断し、自身に接続される遊戯機9に対する遊戯機
制御信号の場合に遊戯機コントローラー6へ送信するよ
う構成することも可能である。ブロックコントローラー
5は、遊戯機コントローラー6の送信する管理信号を受
信し、受信した管理信号によってはホストコンピュータ
2へ送信し、管理信号が異常信号の場合には、ホストコ
ンピュータ2へ異常信号を送信すると共に異常信号を送
信した遊戯機コントローラー6に接続される撮像装置7
へ、同撮像装置7を制御する制御信号を出力する。
【0015】遊戯機コントローラー6もブロックコント
ローラー5同様に2系統の通信路を有し、図2に表すよ
うにブロックコントローラー5が複数の遊戯機コントロ
ーラー6と環状に連鎖するよう通信可能に接続される。
ブロックコントローラー5の2系統の通信路は夫々通信
路TX1及び通信路TX2とする。通信路TX1,TX
2の信号伝達方向は図2に矢印で表すように夫々逆方向
に伝達する経路である。ブロックコントローラー5は、
夫々の通信路TX1,TX2で接続されている遊戯機コ
ントローラー6を常に監視し、制御信号を送信する場合
に、その制御信号に含まれる識別情報に特定される撮像
装置7と接続される遊戯機コントローラー6が接続され
ている通信路で送信する。ホストコンピュータ2から受
信する遊戯機制御信号を送信する場合も同様に、その制
御信号に含まれる識別情報に特定される遊戯機9と接続
される遊戯機コントローラー6が接続されている通信路
で送信する。ブロックコントローラー5及び遊戯機コン
トローラー6間の通信は、通常、通信路TX1を用いて
信号の送受信を行うが、遊戯機利用者の不正行為或いは
故障等により通信路TX1に所望の遊戯機コントローラ
ー6が接続されていない状態となった場合には、ブロッ
クコントローラー5は別の通信路TX2を選択する。
【0016】遊戯機コントローラー6は、送受信可能な
2系統の通信路TX1,TX2を有し、入出力選択回路
61と、通信制御部62とからなり、通信制御部62は
遊戯機と入出力可能に接続される。入出力選択回路61
は、通信路TX1,TX2と接続される2つのO/E変
換回路63と、O/E変換回路63に入出力可能に接続
されると共に通信制御部62に入出力可能に接続される
ハブコントローラー64とからなる。O/E変換回路6
3は、光デジタル信号を電気デジタル信号に変換しハブ
コントローラー64へ出力し、或いは、ハブコントロー
ラー64から入力する信号を光デジタル信号に変換し、
通信路TX1或いは通信路TX2から送信する変換回路
である。監視システム1の各機器間では光デジタル信号
で信号の送受信を行っており、各機器内では電気デジタ
ル信号で信号伝達を行っている。そこで、O/E変換回
路が、光デジタル信号を受信すると電気デジタル信号へ
変換し、又、送信する際には電気デジタル信号を光デジ
タル信号へ変換し送信する。ハブコントローラー64は
O/E変換回路及び通信制御部62と入出力可能に接続
され、通常、通信路TX1を用いて信号の送受信を行う
が、送信時に通信路TX1にブロックコントローラー5
が接続されていない状態となった場合には、別の通信路
TX2を選択するよう通信路TX1,TX2を監視し、
通信路TX1,TX2の切替え選択が可能である。更
に、ハブコントローラー64は、ブロックコントローラ
ー5から受信した制御信号の識別情報により、接続対応
する通信制御部62に接続された撮像装置7あるいは遊
戯機9を特定される場合には、制御信号を通信制御部6
2へ出力するが、特定されない場合には他方のO/E変
換回路へ入力した制御信号を出力する。又、ハブコント
ローラー64は、接続対応する通信制御部62からの信
号を一方のO/E変換回路へ出力する。
【0017】通信制御部62は、制御部65及び入出力
部66とからなる。制御部65はハブコントローラー6
4と入出力可能に接続されると共に入出力部66と入出
力可能に接続される。制御部65は、ハブコントローラ
ー64から制御信号を入力可能であり、入力する制御信
号に含まれる識別情報及び制御情報に従い遊戯機9或い
は撮像装置7を制御するよう入出力部66へ出力可能で
ある。又、入出力部66から管理情報を入力可能であ
り、入力する管理情報に、接続対応される遊戯機9或い
は撮像装置7であることを特定させる識別情報を付加
し、ハブコントローラー64へ出力可能である。入出力
部66は、制御部65と入出力可能に接続されると共
に、遊戯機9及び撮像装置7と入出力可能に接続され、
制御部65から入力する信号の識別情報及び制御情報に
より指定される出力先を選択し、遊戯機9或いは撮像装
置7へ制御情報を出力可能である。更に入出力部66
は、遊戯機9或いは撮像装置7から管理情報を入力し制
御部65へ出力可能である。遊戯機9から入力する管理
情報は出玉情報及び入賞情報と、異常情報である不正検
知情報及び異常監視情報であり、撮像装置7から入力す
る管理情報は、遊戯機9使用者がクレームスイッチ73
をONにした情報である。この実施例では、前記情報が
管理情報として管理されるが、遊戯機9を管理するのに
必要なその他の情報を管理情報として取扱ってもよい。
【0018】撮像装置7は、自身に内蔵されるCCDカ
メラ71の撮像したビデオ信号をスイッチング装置72
一方の出力対応する撮像装置7へ出力可能に接続される
と共に、他方の入力対応する他の撮像装置7で撮像した
画像信号を入力し一方の出力対応する撮像装置7へ出力
可能である。CCDカメラ71は、遊戯機9の使用者を
撮像可能に設置される。スイッチング装置72は、ブロ
ックコントローラー5の生成する制御信号により制御さ
れ、CCDカメラ71が一定時間撮像し、画像信号を出
力するようにCCDカメラ71を制御する。複数ある撮
像装置7は通常それぞれ別の時刻に撮像するよう制御信
号により制御される。ブロックコントローラー5が遊戯
機コントローラー6から異常信号を入力した場合には、
異常信号を送信した遊戯機コントローラー6に接続され
る撮像装置7が、同様に接続される遊戯機9の使用者を
撮像するよう、ブロックコントローラー5から制御信号
が送信され、、同撮像装置7が撮像し、画像信号を出力
し、他の撮像装置7は画像信号を出力しない。
【0019】画像処理装置8は、入力するビデオ信号を
圧縮し出力可能な画像圧縮回路81、画像記憶部82、
画像モニター83、及び、画像制御部84とからなり、
連鎖状に接続される通信路端部の撮像装置7と接続さ
れ、撮像装置7の出力する画像信号を入力可能である。
画像処理装置8は、撮像装置7及びホストコンピュータ
2と接続され、撮像装置7に内蔵されるCCDカメラ7
1の出力する画像をブロックコントローラー5の制御信
号により画像記憶部82で記録可能である。画像圧縮装
置81は、各撮像装置7からの画像信号を入力し、画像
信号を圧縮して画像記憶部82へ出力する。画像記憶部
82は画像制御部84、画像圧縮装置81、及び、画像
モニター83と接続され、画像圧縮装置81からの圧縮
された画像信号を入力可能であり、入力する画像を記憶
すると共に、画像モニター83へ入力した画像信号を出
力する。画像記憶部82は、接続される画像制御部84
の制御により画像制御部84へ入力画像の記憶位置を出
力する。この実施例では、画像記憶部82は大規模なフ
レームメモリからなるので、記憶される記憶位置はフレ
ームメモリのアドレスとなるが、ビデオテープ等の他の
記憶装置を用いてもよい。画像制御部84は、ブロック
コントローラー5からの信号を受信可能であり、画像記
憶部82が記憶する画像信号の記憶位置等を記憶可能で
ある。次に、監視システム1の接続状態を説明する。図
1に表すように、ホストコンピュータ2及びカウンター
コンピュータ3は送受信可能に接続され、更に、バスリ
ピータ4及びカウンターコンピュータ3も送受信可能に
接続される。各ブロックコントローラー5は、バスリピ
ータ4と送受信可能に接続され、ホストコンピュータ2
から各ブロックコントローラー5へ送信する制御信号或
いは各ブロックコントローラー5からホストコンピュー
タ2へ送信される管理信号は、カウンターコンピュータ
3及びバスリピータ4を経由して行われる。
【0020】ブロックコントローラー5及び遊戯機コン
トローラー6は図2に表すように、遊戯機コントローラ
ー6相互が通信路TX1,TX2で送受信可能に接続さ
れ、更に、複数の遊戯機コントローラー6と連鎖するよ
う環状に送受信可能に接続される。各遊戯機コントロー
ラー6は夫々特定の遊戯機9と入出力可能に接続され、
更に、特定の遊戯機9上部に設置される撮像装置7と入
出力可能に接続される。撮像装置7は前記の通り、自身
に内蔵されるCCDカメラの撮像したビデオ信号を一方
の出力対応する撮像装置7へ出力可能で有ると共に、他
方の入力対応する他の撮像装置7で撮像したビデオ信号
を入力し一方の出力対応する撮像装置7へ出力可能に接
続されることで連鎖状に接続される、最終端の撮像装置
7は、出力対応する撮像装置7ではなく画像処理装置8
へ出力可能に接続される。ブロックコントローラー5及
び遊戯機コントローラー6間を連結する通信路TX1
は、ブロックコントローラー5から遊戯機コントローラ
ー6a,遊戯機コントローラー6b,遊戯機コントロー
ラー6c・・・・遊戯機コントローラー6nに順次送信
しRX1に戻る経路であり、又通信路TX2は、ブロッ
クコントローラー5から遊戯機コントローラー6n・・
・・・,遊戯機コントローラー6c,遊戯機コントロー
ラー6b,遊戯機コントローラー6aに順次送信しRX
2に戻る経路であり、通信路TX1と通信路TX2は互
いに反対に送信する経路をとる。従って、通信路TX
1,TX2の一方が断線等の理由により連鎖する環状の
通信路を形成しなくなった場合に、他方で通信可能であ
ると共に、通信路TX1,TX2の両通信路が連鎖する
環状の通信路を形成しなくなった場合にも、送信先が通
信路中に存在する通信路を選択するので、同様に通信可
能である。この実施例では、ブロックコントローラー5
及び遊戯機コントローラー6は2系統の通信路TX1,
TX2で連鎖する環状に接続したが、図4(a)に表す
ように各遊戯機コントローラー6からそれぞれ通信路を
設けブロックコントローラー5と接続してもよく、又、
図4(b)に表すように通信路TX1のみで接続するよ
う構成してもよく、ブロックコントローラー5及び遊戯
機コントローラー6間で双方向通信が可能であれば良
い。
【0021】次に、本実施例の作用について説明する。
ブロックコントローラー5が接続される特定の撮像装置
7を制御する場合を説明する。以下、制御される撮像装
置7の接続される遊戯機コントローラー6は遊戯機コン
トローラー6dとし、送信される制御信号は遊戯機コン
トローラー6dに接続される撮像装置7に画像信号を出
力させるよう制御する信号とする。ブロックコントロー
ラー5aは、遊戯機コントローラー6dに接続される撮
像装置7に画像信号を出力させるように環状に連鎖する
通信路TX1或いは通信路TX2から遊戯機コントロー
ラー6dの存在する通信路を選択し、受信した信号を送
信する。ブロックコントローラー5aでは通常は通信路
TX1を選択するので通信路TX1から送信され、通信
路TX1が断線等により連鎖する環状の通信路を形成し
ていない場合には、通信路TX2が選択される。両通信
路TX1,TX2が、例えば断線等で連鎖する環状の通
信路を形成していない場合には、送信方向に遊戯機コン
トローラー6dが連鎖している通信路TX1を選択し通
信する。仮に断線箇所が遊戯機コントローラー6c、遊
戯機コントローラー6d間の場合には、送信方向に遊戯
機コントローラー6dまで連鎖している通信路TX2が
選択され通信路TX2から制御信号が送信され遊戯機コ
ントローラー6dから送信される管理信号は通信路TX
2で送信される。以下、通信路TX1,TX2共に遊戯
機コントローラー6c,6d間で断線している場合を例
にして説明する。
【0022】遊戯機コントローラー6aでは、通信路T
X1のブロックコントローラー5aから送信された制御
信号は遊戯機コントローラー6aに達し、遊戯機コント
ローラー6aが受信する受信側と接続されるO/E変換
回路63が受信した制御信号を電気デジタル信号に変換
しハブコントローラー64へ出力する。ハブコントロー
ラー64では、入力した制御信号に遊戯機コントローラ
ー6aと接続される撮像装置を特定する識別情報が含ま
れていないので通信路TX1出力側と接続されるO/E
変換回路63へ入力した信号を出力し、通信路TX1送
信側と接続されるO/E変換回路63から隣合う遊戯機
コントローラー6bへ送信する。同様に遊戯機コントロ
ーラー6b乃至機コントローラー6cでも、次の遊戯機
コントローラーへ受信した制御信号を順次送信する。遊
戯機コントローラー6dでは、遊戯機コントローラー6
cから制御信号を受信し、通信路TX1の受信側と接続
されるO/E変換回路63が制御信号を光デジタル信号
から電気デジタル信号に変換しハブコントローラー64
へ出力する。ハブコントローラー64では、入力した制
御信号に遊戯機コントローラー6dに接続される撮像装
置7を特定する識別情報が含まれているので、通信制御
部62の制御部65へ制御信号を出力する。入力した制
御部65では、制御信号に含まれる識別情報により特定
される撮像装置7へ制御情報を出力するよう入出力部6
6へ出力する。入出力部66では、入力した信号の識別
情報で特定される撮像装置7へ制御情報を出力する。入
出力部66から出力された制御情報を撮像装置7がにゅ
力する。撮像装置7では、スイッチング装置72が制御
情報を入力し、制御情報によりCCDカメラ71が撮像
した画像信号を次に制御信号を入力し制御されるまで出
力する。CCDカメラ71の撮像した画像信号は、スイ
ッチング装置72から出力され、他の撮像装置7を経由
して画像処理装置8へ入力される。画像信号は画像処理
装置8内の画像圧縮回路81により圧縮され、画像記憶
部82へ出力される。画像記憶部82では入力する信号
を順次記憶すると共に、画像モニター83へ出力する。
画像モニター83では入力した画像信号に従い画像を表
示する。
【0023】ブロックコントローラー5は以上説明した
遊戯機コントローラー6dへ制御信号を送信し、一定時
間経過した後に同コントローラー6dに画像信号の出力
を終了するよう制御する制御信号を出力すると共に、同
コントローラー6dと隣合い接続される遊戯機コントロ
ーラー6eへ、同コントローラー6eに接続される撮像
装置7が画像信号を出力するよう制御する制御信号を出
力する。遊戯機コントローラー6dに受信された画像出
力を中止する制御信号は、前記同様に順次送信され、遊
戯機コントローラー6dに受信され、接続される撮像装
置7に入力される。撮像装置7では、スイッチング装置
72が同信号の制御情報を入力し、制御情報に従いCC
Dカメラ71の画像信号の出力を中止する。一方、遊戯
機コントローラー6eを制御する制御信号は、やはり前
記同様同コントローラー6eに受信され、制御情報が接
続される撮像装置7へ出力される。撮像装置7のスイッ
チング装置72が制御信号に従いCCDカメラ71の撮
像する画像信号を画像処理装置8へ出力する。画像処理
装置8では、遊戯機コントローラー6eに接続されるC
CDカメラ71の出力した画像信号を前述同様の方法で
記憶する。この時遊戯機コントローラー6dに接続され
るCCDカメラ71からの画像信号の出力は既に終了し
ている。 ホストコンピュータ2及びカウンターコンピ
ュータ3間で管理信号或いは制御信号を送信する場合
は、夫々接続される通信路で行う。このように通常時
は、画像処理装置8が順次隣合う遊戯機コントローラー
6に接続される撮像装置7から出力される画像信号を記
憶する。従って、通常時は全ての遊戯機コントローラー
6に接続される撮像装置7の画像が時分割で記憶される
こととなる。
【0024】上述のでは、ホストコンピュータ2の送信
する遊戯機コントローラー6dに接続された撮像装置7
を制御する制御信号について説明したが、遊戯機コント
ローラー6d以外の遊戯機コントローラー6に接続され
る撮像装置7を制御する場合も上記例同様に、制御する
撮像装置7の接続された遊戯機コントローラー6へ信号
送信する。又、特定の遊戯機9を制御する場合には、遊
戯機9の接続される遊戯機コントローラー6へ制御信号
が送信され、特定の遊戯機9の接続される入出力部66
が、入力した信号の識別情報により特定される遊戯機9
へ制御情報を出力し、遊戯機9は制御されることとな
る。次に、図1乃至図3に基づき、ブロックコントロー
ラー5aに属する遊戯機コントローラー6dに接続され
た遊戯機9から出力される異常情報を、遊戯機コントロ
ーラー6dが入力し通信路を経由してブロックコントロ
ーラー5へ受信され、ブロックコントローラー5から制
御信号が出力されて撮像装置7が制御され、画像処理装
置8がが画像信号を記憶するまでを説明する。遊戯機コ
ントローラー6dに接続される遊戯機9から異常情報が
出力され、入出力部66が異常情報を入力する。遊戯機
9の異常情報の出力は接続される遊戯機コントローラー
6dから指示されて出力するよう構成されてもよく、又
は、遊戯機9が独自に出力するよう構成されてもよく、
更に又、その両方が可能に構成されてもよい。入出力部
66では、入力した異常情報が、遊戯機9からの情報で
あることを制御部65へ出力する。制御部65では、入
力した信号に遊戯機9を特定する識別情報を加え異常信
号を入出力選択回路61のハブコントローラー64へ出
力する。
【0025】ハブコントローラー64では、環状に連鎖
する通信路TX1或いは通信路TX2からブロックコン
トローラー5aの存在する通信路を選択し、入力した異
常信号を選択した通信路の送信側に接続されるO/E変
換回路へ出力する。通信路TX1,TX2が環状に連鎖
していない場合には、前記同様通信路中にブロックコン
トローラー5aが存在する通信路が選択される。ハブコ
ントローラー64から異常信号を入力したO/E変換回
路では、電気デジタル信号である異常信号を光デジタル
信号に変換し、選択された通信路TX1へ送信すること
で、遊戯機コントローラー6dから通信路TX1を経て
遊戯機コントローラー6eへ送信される。遊戯機コント
ローラー6eでは、通信路TX1の入力側と接続される
O/E変換回路63が入力した異常信号を電気デジタル
信号に変換しハブコントローラー64へ出力する。ハブ
コントローラー64では、入力した異常信号に遊戯機コ
ントローラー6aと接続される遊戯機9を特定する識別
情報が含まれていないので通信路TX1出力側と接続さ
れるO/E変換回路63へ出力し、通信路TX1出力側
と接続されるO/E変換回路63から通信路TX1で隣
合う遊戯機コントローラー6fへ送信する。同様に遊戯
機コントローラー6f乃至機コントローラー6n−1で
も、次の遊戯機コントローラーへ受信した異常信号を順
次送信する。次いで、遊戯機コントローラー6n−1の
送信した信号を遊戯機コントローラーnが受信する。遊
戯機コントローラーnも、同様にブロックコントローラ
ー5aへ受信した異常信号を送信する。
【0026】ブロックコントローラー5aでは、遊戯機
コントローラー6dに接続された遊戯機9の異常信号を
受信したので、現在画像信号を出力している撮像装置7
が、画像信号の出力い中止するよう制御信号を送信する
と共に、異常信号を送信した遊戯機コントローラー6d
に接続する撮像装置7が、画像信号を出力するよう制御
信号を出力する。一方、画像処理装置8へは、異常信号
により出力されるようになる画像信号を画像記憶部82
がより鮮明に記憶するよう、画像圧縮回路81による画
像圧縮を行わないで、画像記憶部82が記憶すると共に
画像記憶部82の記憶開始位置を記憶するよう制御信号
を送信する。現在画像信号を出力している撮像装置7へ
の制御信号及び異常信号を送新下遊戯機コントローラー
6dに接続する撮像装置7への制御信号は、前述した制
御信号の送信と同様に伝達される。その結果、現在画像
信号を出力している撮像装置7は画像信号の出力を中止
し、異常信号を送信した遊戯機コントローラー6dに接
続する撮像装置7は撮像する画像を画像処理装置8へ出
力する。画像処理装置8では、ブロックコントローラー
5から画像圧縮せずに記憶するよう制御信号を受信して
いるので画像制御部84は画像圧縮回路81の作動を中
止させ、撮像装置7から入力する画像信号を圧縮せずに
画像記憶部82へ出力し始める。画像記憶部82は、入
力する画像信号を記憶する。この時画像制御部84で
は、画像記憶部82の記憶開始位置を記憶する。画像制
御部84が記憶開始位置を記憶することで、不正等の異
常が有った時刻の不正等が有った遊戯機9の使用者を撮
像した画像の再生をスムーズに行える。
【0027】
【発明の効果】 従ってこの発明では、1の通信路で複
数の撮像装置からの画像信号を記憶でき、不正行為等の
異常信号が発生した場合には、その遊戯機の状態を優先
して撮像可能となる。又、不正行為等を遊戯機が検知し
てから撮像するまでが電気的に制御されるので、不正行
為発生から画像信号を撮像するまでの時間が極僅かなの
で、瞬時に行われる不正行為等の状況を捕らえることが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の監視システムの実施例を表す説明
【図2】 この発明の監視システムの一部詳細説明図
【図3】 この発明の監視システムの構成要素の説明図
【図4】 この発明の監視システムの他の通信路を表す
説明図
【符号の説明】
TX1 通信路 TX2 通信路 1 監視システム 2 ホストコンピュータ 3 カウンターコンピュータ 4 バスリピータ 5 ブロックコントローラー 5a ブロックコントローラー 6 遊戯機コントローラー 6a,6b・・・6n遊戯機コントローラー 61 入出力選択回路 62 通信制御部 63 O/E変換回路 64 ハブコントローラー 65 制御部 66 入出力部 7 撮像装置 71 CCDカメラ 72 スイッチング装置 73 クレームスイッチ 8 画像処理装置 81 画像圧縮回路 82 画像記憶部 83 画像モニター 84 画像制御部 9 遊戯機

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異常を感知した情報を出力可能な複数の
    遊戯機と、各遊戯機に接続されると共に、送受信可能な
    通信路を有する複数の遊戯機コントローラーと、各遊戯
    機コントローラーに接続され、送受信可能な通信路によ
    って連鎖状に接続される複数の撮像装置と、送受信可能
    な通信路によって各遊戯機コントローラーと接続される
    ブロックコントローラーと、通信路によって各撮像装置
    が連鎖状に接続される通信路の端部に接続される画像処
    理装置とからなり、遊戯機コントローラーは、遊戯機か
    ら入力した異常信号をブロックコントローラーへ送信
    し、ブロックコントローラーから送信される制御情報を
    接続される撮像装置へ出力し、ブロックコントローラー
    は、異常信号を入力しない場合には、各撮像装置の撮像
    する映像が時分割で画像処理装置へ出力されるよう制御
    する制御信号を各遊戯機コントローラーへ送信すると共
    に、異常信号を受信した場合には、異常信号を送信した
    遊戯機コントローラーに接続される撮像装置の撮像する
    画像のみを画像処理装置へ出力するよう制御する制御信
    号を遊戯機コントローラーへ送信し、撮像装置は、遊戯
    機コントローラーから入力する制御信号により撮像した
    画像を画像記憶装置へ送信し、画像処理装置は、画像記
    憶部を有し、入力する画像を画像記憶部に順次記憶する
    ことを特徴とする監視システム。
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