JP2005250887A - 監視装置、監視方法、監視プログラム及び記録媒体 - Google Patents

監視装置、監視方法、監視プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 ネットワーク上に中央制御装置を設けることなく監視装置の状況を把握できる監視装置、監視方法、監視プログラム及び記録媒体を提供すること。
【解決手段】 対象物の映像及び音声の少なくとも一方を取得するカメラ11及びマイク12と、取得した映像及び音声の少なくとも一方を含む情報を、ローカルネットワーク20及び広域ネットワーク30を介して他の監視装置4、及びローカルネットワーク20と広域ネットワーク30上に接続されたネットワーク外部装置31と通信する回線制御インタフェース手段18と、他の監視装置4の状態を検査する相互検査手段1と、相互検査手段1により検査された他の監視装置4の情報を、回線制御インタフェース手段18によってローカルネットワーク20と広域ネットワーク30上に接続されたネットワーク外部装置31から取得できるように格納するカメラ群情報格納手段2とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ネットワークに接続され監視範囲内の被写体を撮像する監視装置、監視方法、監視プログラム及び記録媒体に関する。
従来、この種の監視装置では、ネットワーク上に複数設置した監視装置に異常が生じた場合、センター側で異常を検出できるように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
このような従来の監視装置では、図9に示すように、制御装置103に内蔵された内部ネットワーク機器監視部184は、監視装置(図では監視カメラ112として表し、以下監視カメラ112という。)に対して自己診断実行の要求を内部ネットワークNT1を通じて送信する。そして、監視カメラ112の自己診断部142で行われた自己診断結果は内部ネットワークNT1を通じて制御装置103に送られる。また、内部ネットワーク機器監視部184は、インターホン113に対しても同様に自己診断実行の要求を送信し、インターホン113の自己診断部143で行われた自己診断結果は制御装置103に送られる。制御装置103においては、監視カメラ112やインターホン113から送られてきた診断結果を監視結果集約部185で集約し、集約した診断結果は監視結果判定部186で解析され、正常又は異常の判定を行う。
特開2002−109671号公報
しかしながら、従来の監視装置においては、複数の監視装置の正常又は異常の状態を把握する制御装置がセンター側に必要なため、複数の監視装置とそれらを制御する制御装置を含めたシステム全体が大規模で高コストなものになってしまうという問題があった。また、制御装置付近のネットワークに異常が生じた場合は、ネットワーク上の全ての監視装置の状態が全く把握できなくなるという問題があった。更に、従来の監視装置においては、ある監視装置に異常が発生した場合、広域ネットワークを介して接続された遠隔の監視センターにおいて、異常が発生した監視装置の近くの正常な監視装置を、監視担当者の操作により異常が発生した監視装置の方向に向けて、正常な監視装置から得られる映像や音声等の情報に基づいて異常発生原因を推察するので、異常の状況を敏速に把握することができないという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、ネットワーク上の監視装置の状態を把握する制御装置を設けることなく監視装置の状況を把握することができる監視装置、監視方法、監視プログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。
本発明の監視装置は、対象物の映像及び音声の少なくとも一方を取得する監視手段と、前記監視手段が取得した映像及び音声の少なくとも一方を含む情報を、ネットワークを介して他の監視装置及び前記ネットワーク上に接続された機器と通信する回線制御インタフェース手段と、前記ネットワーク上に接続された他の監視装置の状態を検査する相互検査手段と、前記相互検査手段により検査された他の監視装置の情報を、前記回線制御インタフェース手段によって前記ネットワーク上に接続された機器から取得できるように格納するカメラ群情報格納手段とを有するよう構成している。
この構成により、ネットワーク上に接続された複数の監視装置間で相互チェックを行い、相互チェックの結果を各監視装置が格納するので、ネットワーク上のどの監視装置にアクセスしても、各監視装置の状態を把握することができる。
また、本発明の監視装置は、前記対象物を変更する監視対象変更手段と、前記監視対象変更手段は、前記相互検査手段が他の監視装置の異常を検出した場合、前記異常を検出した他の監視装置を前記監視手段の対象に変更する連係動作手段とを備えるよう構成している。
この構成により、遠隔の監視センターの監視担当者が正常な監視装置を制御しなくても、異常の発生した監視装置の設置場所を周囲の正常な監視装置が撮影するため、監視センターではモニタを正常な監視装置からの映像に切り替えるだけで、異常となった監視装置の周辺状況を即座に把握することができる。
また、本発明の監視装置は、前記相互検査手段は、前記ネットワーク上に接続された他の監視装置に、作動状態を問い合わせる状態確認要求信号を送信する状態確認要求手段と、自己の監視装置宛の状態確認要求信号に返信する状態確認返信手段と、他の監視装置から、前記状態確認要求手段が送信した状態確認要求信号に対する返信を受信する状態確認受信手段と、前記状態確認要求手段が送信した状態確認要求信号に対する他の監視装置からの返信に基づいて、他の監視装置の異常を判定する異常判定手段とを有するよう構成している。
この構成により、ネットワーク上に接続された複数の監視装置間で状態確認要求信号を送信し合って相互チェックを行い、相互チェックの結果を各監視装置が格納するので、ネットワーク上のどの監視装置にアクセスしても、各監視装置の状態を把握することができる。
また、本発明の監視装置は、自己の監視装置の処理負荷及び前記ネットワークの混雑度をモニターして、前記自己の監視装置の処理負荷及び前記ネットワークの混雑度が低いときに、前記状態確認要求手段に前記状態確認要求信号を送信させるように制御する混雑度モニタ手段を備えるよう構成している。
この構成により、正常時の監視装置及びネットワークの処理を妨害することなく、相互チェックをすることができる。
また、本発明の監視方法は、対象物の映像及び音声の少なくとも一方を取得する監視ステップと、前記監視ステップで取得した映像及び音声の少なくとも一方を含む情報を、ネットワークを介して他の監視装置及び前記ネットワーク上に接続された機器と通信する回線制御ステップと、前記ネットワーク上に接続された他の監視装置の状態を検査する相互検査ステップと、前記相互検査ステップにより検査された他の監視装置の情報を、前記回線制御ステップによって前記ネットワーク上に接続された機器から取得できるように格納するカメラ群情報格納ステップとを備えるよう構成している。
この構成により、ネットワーク上に接続された複数の監視装置間で相互チェックを行い、相互チェックの結果を各監視装置が格納するので、ネットワーク上のどの監視装置にアクセスしても、各監視装置の状態を把握することができる。
また、本発明の監視方法は、前記対象物を変更する監視対象変更ステップと、前記監視対象変更ステップは、前記相互検査ステップにより他の監視装置の異常を検出した場合、前記異常を検出した他の監視装置を前記監視ステップの対象に変更する連係動作ステップとを備えるよう構成している。
この構成により、遠隔の監視センターの監視担当者が正常な監視装置を制御しなくても、異常の発生した監視装置の設置場所を周囲の正常な監視装置が撮影するため、監視セ
ンターではモニタを正常な監視装置からの映像に切り替えるだけで、異常となった監視装置の周辺状況を即座に把握することができる。
また、本発明の監視プログラムは、コンピュータに、対象物の映像及び音声の少なくとも一方を取得する監視ステップと、前記監視ステップで取得した映像及び音声の少なくとも一方を含む情報を、ネットワークを介して他の監視装置及び前記ネットワーク上に接続された機器と通信する回線制御ステップと、前記ネットワーク上に接続された他の監視装置の状態を検査する相互検査ステップと、前記相互検査ステップにより検査された他の監視装置の情報を、前記回線制御ステップによって前記ネットワーク上に接続された機器から取得できるように格納するカメラ群情報格納ステップとを実行させるよう構成している。
この構成により、ネットワーク上に接続された複数の監視装置間で相互チェックを行い、相互チェックの結果を各監視装置が格納するので、ネットワーク上のどの監視装置にアクセスしても、各監視装置の状態を把握することができる。
また、本発明の監視プログラムは、前記対象物を変更する監視対象変更ステップと、前記監視対象変更ステップは、前記相互検査ステップにより他の監視装置の異常を検出した場合、前記異常を検出した他の監視装置を前記監視ステップの対象に変更する連係動作ステップとを備えるよう構成している。
この構成により、遠隔の監視センターの監視担当者が正常な監視装置を制御しなくても、異常の発生した監視装置の設置場所を周囲の正常な監視装置が撮影するため、監視センターではモニタを正常な監視装置からの映像に切り替えるだけで、異常となった監視装置の周辺状況を即座に把握することができる。
また、本発明の記録媒体は、上記監視プログラムを保存するよう構成している。
この構成により、ネットワーク上に接続された複数の監視装置間で相互チェックを行い、相互チェックの結果を各監視装置が格納するので、ネットワーク上のどの監視装置にアクセスしても、各監視装置の状態を把握することができ、遠隔の監視センターの監視担当者が正常な監視装置を制御しなくても、異常の発生した監視装置の設置場所を周囲の正常な監視装置が撮影するため、監視センターではモニタを正常な監視装置からの映像に切り替えるだけで、異常となった監視装置の周辺状況を即座に把握することができる。
本発明によれば、ネットワーク上の監視装置の状態を把握する制御装置を設けることなく監視装置の状況を把握することができる監視装置、監視方法、監視プログラム及び記録媒体を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態の監視装置について図面を用いて説明する。なお、本明細書において、監視とは、対象物を視覚すなわち映像によってモニターすることだけでなく、聴覚すなわち音声によってモニターすることも含む。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態の監視装置4を図1に示す。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る監視装置の構成図である。図1において、監視装置4は、相互検査手段1と、カメラ群情報格納手段2とを備えている。また、監視装置4は、監視装置4と同様の構成を有する他の複数の監視装置4とローカルネットワーク20を介して接続されている。
相互検査手段1は、ローカルネットワーク20に接続された複数の監視装置4の間で装置の状態を相互に検査する。カメラ群情報格納手段2は、相互検査手段1が取得した他の監視装置4の情報を格納するとともに、その情報はローカルネットワーク20に広域ネットワークを介して接続されたネットワーク外部装置31から取得可能な構成となっている。
相互検査手段1は、状態確認要求手段5と、状態確認受信手段6と、状態確認返信手段7と、異常判定手段8と、混雑度モニタ手段19とから構成される。
状態確認要求手段5は、ローカルネットワーク20で接続された他の監視装置4のIPアドレス宛に所定のプロトコルに基づいて状態確認要求信号を送出するようになっている。
状態確認返信手段7は、自己の監視装置4のIPアドレス宛の状態確認要求信号を受信したとき、その状態確認要求信号を送出した監視装置4のIPアドレス宛に所定のプロトコルに基づき応答を返信するようになっている。
状態確認受信手段6は、他の監視装置4の状態確認要求手段5から返信された応答を受信する。異常判定手段8は、状態確認要求手段5が状態確認要求信号を送出した監視装置4からの応答の受信の有無及び応答内容に基づいて、状態確認要求手段5が状態確認要求信号を送出した監視装置4又は当該監視装置4の周辺のローカルネットワーク20に異常があるか否かを判断する。
ここで、状態確認要求手段5、状態確認返信手段7、状態確認受信手段6、及び異常判定手段8における所定のプロトコルとしては、例えば、ICMP(Internet Control Message Protocol)が用いられる。例えば、ICMPのPingコマンドを用いた場合、状態確認要求手段5はIcmpEchoパケットを指定のIPアドレスの監視装置4に送り、これを受信した監視装置4の状態確認返信手段7はEchoReplyパケットを返信し、この返信はIcmpEchoパケットを送った側の監視装置4の状態確認受信手段6によりEchoReplyパケットを受信される。
異常判定手段8は、EchoReplyパケットが戻ってくるか否か、又はEchoReplyパケットが戻ってくるまでの時間が予め規定した時間を超過したか否かによって、ローカルネットワーク20及びローカルネットワーク20に接続された他の監視装置4の異常や不具合の有無を判断する。なお、所定のプロトコルとしてはICMP以外のプロトコルも採用できる。例えば、他の各監視装置4の自己診断を要求し自己診断結果を含めた応答を返答させるというような独自のプロトコルでもよい。その場合、異常判定手段8は、自己診断結果の内容を、監視装置4やローカルネットワーク20の異常や不具合の判断要件として使用してもよい。
また、異常判定手段8は、自己の状態確認要求手段5からローカルネットワーク20を介して状態確認要求信号を送った他の監視装置4からの応答の有無や応答内容に加えて、状態確認要求信号を送った当該他の監視装置4以外の監視装置4のメモリ9の内容をローカルネットワーク20を介して取得することによって、取得したメモリ9に記憶されていた当該他の監視装置4に関する異常検知情報とから、当該他の監視装置4に異常があるか否かを判断するように構成されてもよい。
また、相互検査手段1は、自己の監視装置4に対してセルフチェックを行う自己診断プログラムを実行して、その診断結果をカメラ群情報格納手段2に格納するよう構成してもよい。
また、カメラ群情報格納手段2は、メモリ9とメモリ内容アクセス手段10とを備えている。メモリ9は、ローカルネットワーク20上の他の監視装置4のIPアドレスや状態確認結果や付帯情報を格納する。状態確認要求手段5は、メモリ9に格納されている他の監視装置4のIPアドレス宛に状態確認要求信号を送出し、状態確認受信手段6は、状態確認要求信号によって得られた確認結果や付帯情報をメモリ9にIPアドレスに対応させて格納する。メモリ内容アクセス手段10は、自己のメモリ9に対する読み出し及び書き込みをする他に、ローカルネットワーク20経由で他の監視装置4のメモリ9に対する読み出し及び書き込みを行う。
ここで、状態確認要求手段5、状態確認返信手段7、状態確認受信手段6及び異常判定手段8としては演算装置が用いられる。演算装置としては、電子回路、リレー回路等が用いられ、特に小型で構成が簡単な電子回路が好ましい。電子回路としては、マイクロプロセッサやディジタルシグナルプロセッサのようなディジタル情報の演算処理を行う演算部品、コンパレータ等のアナログ部品による比較器、又はそれらを包含する演算回路やコンピュータが用いられる。また、メモリ9としては、書き換え可能な記録読み出し媒体が用いられ、例えば半導体メモリ、ハードディスクドライブ、光磁気ディスクドライブ、磁気テープドライブ等が使用可能である。特に、高速な読み出しが可能で且つ小型であることから半導体メモリが好ましい。なお、メモリ9は、カード型やリムーバブルメディア等のように、監視装置4から着脱可能に構成されるとなおよい。また、メモリ内容アクセス手段10としてはロジック回路が用いられる。ロジック回路としては、データの読み書きや受け渡しを行うフリップフロップのような一時蓄積型のデータ転送回路が用いられる。データ転送回路としては、バッファ回路やFIFO、又はそれらを包含するマイクロプロセッサやディジタルシグナルプロセッサのようなディジタル情報の演算処理を行う演算部品、演算回路やコンピュータが用いられてもよい。
なお、メモリ内容アクセス手段10は、ネットワークに接続された監視装置4のIPアドレスやその他付帯情報を予めメモリ9に記録したうえで収容する以外に、ネットワーク経由で書き込みできる手段を提供するものである。サーバーやルーター等から情報が提供されるよう構成してもよい。
また、監視装置4は、カメラ11、マイク12、スピーカ13、画像信号処理手段14、音声信号処理手段15、復号化手段16、符号化手段17及び回線制御インタフェース手段18を備える。
カメラ11は監視対象の画像を撮影し、画像信号処理手段14はカメラ11により撮影された画像をアナログ信号からディジタル信号に変換して符号化手段17に送るようになっている。
また、マイク12は監視対象周辺の音を取得し、音声信号処理手段15は、マイク12が取得した音声をアナログ信号からディジタル信号に変換し符号化手段17に送るようになっている。また、音声信号処理手段15は、復号化手段16から送られた音声データをディジタル信号からアナログ信号に変換し、スピーカ13に送るようになっている。
回線制御インタフェース手段18は、ローカルネットワーク20とのデータ送受信や回線制御を行うようになっている。ローカルネットワーク20としては、有線LAN又は無線LANが好ましい。また、ネットワークの種類や回線速度等の条件によって、異常判定手段8の判定条件が変更されるよう構成されることも望ましい。すなわち、状態確認要求信号に対する応答が戻ってくるまでの時間は、ネットワークの種類や回線速度等の条件により影響されるので、異常判定手段8が応答に対してタイムアウトと判定するまでの時間等は変更されるように構成されるのが望ましい。回線制御インタフェース手段18は、ローカルネットワーク20の所定のプロトコルに基づいて、符号化手段17から送出されるAV多重データや復号化手段16に送られる音声符号化データ等のAVデータの他、状態確認要求手段5から送出される状態確認要求信号や状態確認返信手段7から送出される応答信号や、状態確認受信手段6への他監視装置4からの状態確認要求信号等の信号を調停して、ローカルネットワーク20とのデータ送受を行う。
混雑度モニタ手段19は、自己の監視装置4の動作状態やローカルネットワーク20の混雑度をモニタし、自己の監視装置4の動作やローカルネットワーク20の混雑度に余裕があるときに状態確認要求手段5を動作させるようになっている。混雑度モニタ手段19としては演算装置が用いられる。演算装置としては、電子回路、リレー回路等が用いられ、特に小型で構成が簡単な電子回路が好ましい。電子回路としては、マイクロプロセッサやディジタルシグナルプロセッサのようなディジタル情報の演算処理を行う演算部品、コンパレータ等のアナログ部品による比較器、又はそれらを包含する演算回路やコンピュータが用いられる。
広域ネットワーク30は、地理的に離れた地点にある機器同士を接続してデータを遣り取りする広域通信網であり、いわゆるWAN(Wide Area Network)により構成される。WANには、電話回線や、光ケーブルやマイクロウエーブ、同軸線路等による専用線が用いられる。ネットワーク外部装置31は、ローカルネットワーク20と広域ネットワーク30を介して接続された装置である。
ネットワーク外部装置31としては、例えば、ローカルネットワーク20上に接続された各監視装置4からの情報を監視する監視センターの設備としての監視卓、又は制御卓等が挙げられ、画像モニター装置やスピーカ、マイクロフォン、操作装置等から構成される。そして、ネットワーク外部装置31においては、ネットワーク外部装置31に伝送される画像や音声等の情報、アラーム情報等のチェックが監視担当者により行われる。ネットワーク外部装置31に伝送表示される画像、音声、及びアラーム等の情報は、情報ビデオレコーダやハードディスクレコーダに記録されるよう構成されていてもよい。
次に、以上のように構成された監視装置4について、図2〜図5を参照して動作を説明する。
以下の説明では、複数の監視装置4を区別するために、IPアドレス(A)が割り振られた監視装置4を監視装置4aとし、IPアドレス(B)が割り振られた監視装置4を監視装置4bとし、同様に、IPアドレス(C)が割り振られた監視装置4を監視装置4cとし、IPアドレス(D)が割り振られた監視装置4を監視装置4dとする。また、個々の監視装置4を区別せずに総称する場合には単に監視装置4という。
先ず、図2、図3を参照して、監視装置4dが破壊され異常となった場合の監視装置4aの動作を説明する。また、監視装置4aのカメラ群情報格納手段2aを構成するメモリ9aには、どの監視装置にどのIPアドレスが割り当てられているかの情報が予め記録されているものとする。
状態確認要求手段5aは、混雑度モニタ手段19aの指示に従い、ローカルネットワーク20の送受信帯域に余裕のあるときに、IPアドレス(B)が割り振られた監視装置4bに、状態確認要求信号40を送出する。監視装置4b内の状態確認受信手段6bは、自己のIPアドレス宛の状態確認要求信号40を受信すると、監視装置4b内の状態確認返信手段7bは、状態確認要求信号40を送出した監視装置4aに応答41を返信する。監視装置4aの状態確認受信手段6aは、監視装置4bからの応答41を所定時間内に正常に受信できれば、応答41の内容を異常判定手段8aに送る。異常判定手段8aは、状態確認受信手段6aにおいて、所定のプロトコルに基づいて状態確認要求手段5aの動作に対応した応答が所定時間内に得られているので、監視装置4b、及び監視装置4bまでのローカルネットワーク20上に異常は無いと判断し、その結果をカメラ群情報格納手段2aのメモリ9aに記録する。この際、メモリ9aには付帯情報として、状態が確認できた時刻も記録される。
同様に監視装置4aから、監視装置4cへの状態確認要求信号42が送出されたときには、応答43が所定時間内に正常に状態確認受信手段6aで受信され、異常判定手段8aは、監視装置4c及び監視装置4cまでのローカルネットワーク20上に異常は無いと判断し、その結果をメモリ9aに記録する。
しかし、監視装置4aから、監視装置4dへの状態確認要求信号44が送出されたときには、監視装置4dは破壊されているので、応答45を返信することができない。従って、状態確認受信手段6aは、監視装置4dからの応答45を所定時間内に正常に受信することができなくなる。そこで、異常判定手段8aは、監視装置4d又は監視装置4dまでのローカルネットワーク20上に異常が発生したと判断し、その結果を、メモリ9aに記録する。
なお、以上は、監視装置4aの動作を例に説明したものであるが、同様の動作を、ローカルネットワーク20に接続されている全ての監視装置が、自己の監視装置以外の全ての監視装置に対して行い、各々のメモリ内に自己の監視装置以外の全ての監視装置の状態が格納される。
また、相互検査手段1aは、自己の監視装置4aに対してセルフチェックを行う自己診断プログラムを実行して、その結果も、カメラ群情報格納手段2aに格納するようにしてもよい。
また、本実施の形態は、カメラ群情報格納手段2aのメモリ内容アクセス手段10の作用により、次のように動作してもよい。
ここで、異常検出の時刻について、(1)から(19)の順に時間が経過し、時刻(10)付近で監視装置4dが破壊されたとする。各監視装置での異常検出の結果は、図3に示す通りとなる。図3a〜図3dは、それぞれメモリ9a、メモリ9b、メモリ9c、メモリ9dの内容を示す。
いま監視装置4aを基準に考えると、監視装置4aでは、時刻(10)において、監視装置4dに対する相互検査手段1の動作にて異常が検出されるが、相互検査手段1aは、自己の監視装置4aの周辺のローカルネットワーク20の異常による異常検出の可能性もあると判断し、カメラ群情報格納手段2aは、メモリ9aの内容を参照して監視装置4bのIPアドレス(B)を知り、監視装置4bのカメラ群情報格納手段2bに指示を出す。そして、カメラ群情報格納手段2bに格納された監視装置4dの情報を読み出した結果、図3(b)に示すように、監視装置4aが異常を検知された時刻(10)以前の、時刻(9)においては、監視装置4dは正常に動作していたことをカメラ群情報格納手段2aは知る。また、同様に監視装置4cのカメラ群情報格納手段2cに格納された監視装置4dの情報を読み出す。その結果、図3(c)に示すように、監視装置4aで異常が検知された時刻(10)以降の時刻(11)においては、監視装置4cでは監視装置4dは異常と検知されていたことを相互検査手段1aは知る。つまり、監視装置4aの相互検査手段1aは、監視装置4dが異常になったことを、複数の監視装置からの情報に基づいて確認をした上で、時刻(10)において監視装置4dが異常になったとの判定をする。
なお、上記の説明では、他の2つの監視装置4と自己の監視装置4との時間的に隣接する異常検知情報によって、正常又は異常の判定を確定するようにしているが、他の監視装置4のどの時刻の情報を幾つどのように用いて判定するかは任意に設定できる。
このように、メモリ内容アクセス手段10aは、判断のための情報量を増加させ、複数の情報から総合的に各監視装置4の状態を把握できるため、状態把握の確度を向上させるものである。
なお、混雑度モニタ手段19の動作詳細は以下の通りである。すなわち、ローカルネットワーク20には、符号化手段17から送出されるAV多重データや復号化手段16に送られる音声符号化データ等の多くのAVデータのパケットが常に流れている。そこで、混雑度モニタ手段19は、自己の監視装置4の符号化手段17や復号化手段16とのデータの送受や、ローカルネットワーク20の混雑度をモニタ信号で計測しながら、監視装置4のAVデータの送受信を阻害しないように、ローカルネットワーク20の送受信帯域に余裕のあるときに状態確認要求手段5に状態確認要求信号を出力させるようにしている。混雑度モニタ手段19はネットワークの混雑度をモニタし、ネットワークの混雑度に余裕があるときに、相互検査手段1を動作させるので、監視装置4からの映像や音声やセンサー情報等を伝送するという監視システムの本来の機能を妨害することなく、ローカルネットワーク20上の監視装置4の相互検査動作を行うことが可能となっている。
また、カメラ群情報格納手段2のメモリ9を着脱可能に構成してもよく、その場合、異常が発生した監視装置4の事後解析が容易となる。
図4、図5は、本実施の形態における回線切断時の動作を説明するものであり、複数の監視装置4a〜4dによるシステムの一部のみが回線切断により破壊された場合の、各監視装置4a〜4dのカメラ群情報格納手段2a〜2dの内容例を説明するものである。ここで、図5(a)〜図5(d)は、それぞれ、監視装置4aのメモリ9aの内容、監視装置4bのメモリ9bの内容、監視装置4cのメモリ9cの内容、監視装置4dのメモリ9dの内容を示す。また、図5(e)は監視装置4aの状態を示すものである。また、異常検出の時刻について、(1)から(24)の順で時間経過しているものとし、時刻(3)付近で監視装置4a付近の回線が切断されたとする。
先ず、時刻(1)において監視装置4bが監視装置4aに対して検査を行ったときは、まだ監視装置4aと監視装置4cとの接続は正常であるため、監視装置4bのカメラ群情報格納手段2bには、監視装置4aは正常との判定結果が格納される。次いで、時刻(2)において監視装置4aは自己の監視装置4aの自己診断を行うことが可能である。しかし、時刻(3)で監視装置4cが監視装置4aの検査を行ったときは、監視装置4aへの回線は切断されているので、監視装置4aは監視装置4cの相互検査手段1cからの状態確認要求信号に対して応答することができない。そのため、監視装置4cへの応答はタイムアウトとなり、監視装置4cのカメラ群情報格納手段2cには、“監視装置4aは異常”との結果が格納される。以降、ローカルネットワーク20上の監視装置同士での相互チェックが行われ、結果は図5(a)〜図5(d)に示す通りとなる。本実施の形態では、監視装置4a付近の回線が切断されても、監視装置4b、監視装置4c、監視装置4dは、各々自立的に分散して相互チェックを行っているため、回線切断の影響を受けない監視装置4b、監視装置4c、監視装置4d相互間のチェック動作は継続される。
また、カメラ群情報格納手段2内のメモリ9は着脱可能に構成した場合、異常の事後解析が容易となる。各監視装置4a〜4dのメモリ9a〜9dを異常発生後に取り出して、、監視装置4aの状態について図5(e)に示すように時間経過順に並べると、時刻(3)において監視装置4aとの接続が異常になったことが容易に解析できる。
なお、相互検査手段1の動作は、繰り返し、又は定期的に実行されることが望ましい。
また、ローカルネットワーク20上の各監視装置4の情報は、広域ネットワーク30を経由して、ネットワーク外部装置31に通知されるよう構成してもよい。
以上のように本発明の第1の実施の形態の監視装置4によれば、ローカルネットワーク20上に接続された複数の監視装置4の状態を相互に検査する相互検査手段1と、相互検査手段1により取得された各監視装置4の情報が格納され、その情報はローカルネットワーク20外部から取得可能なカメラ群情報格納手段2を備えた構成により、ローカルネットワーク20上に接続された複数の監視装置4間で状態確認を行う信号を送信し合って相互チェックを行い、その情報は各監視装置4内のカメラ群情報格納手段2に分散して格納するという自立的な動作を行うので、ネットワーク外部装置31はローカルネットワーク20上のどの監視装置にアクセスしても各監視装置4の状態を把握することが可能となる。
また、故障、破壊やネットワーク不具合により、ネットワーク外部装置31は、1つの監視装置4との通信が不能であっても、ローカルネットワーク20上の他の何れかの監視装置4にアクセスできれば各監視装置4の状態を把握できる。
また、ローカルネットワーク20上の各監視装置4の状態を収集統括する中央制御装置は不要となるため、システム全体を簡素にできるので、複数の監視装置4からなる監視システムを低コストで提供することが可能となる。
(第2の実施の形態)
図6は、本発明の第2の実施の形態の監視装置4の構成図を示す。なお、本実施の形態は第1の実施の形態において連係動作手段51と、この連係動作手段51からの指令52に基づいて動作する回転台53を設けた構成を有しており、第1の実施の形態で既に説明した構成要件については同一の符号を付して説明を省略している。
図6において、監視装置4は、相互検査手段1にて異常が発見された他の監視装置4が設置されている場所に向けて自己の監視装置4のカメラ11の撮影方向や焦点を制御する連係動作手段51を備えている。
連係動作手段51としては演算装置が用いられる。また、演算装置としては、電子回路、リレー回路等が用いられ、特に小型で構成が簡単な電子回路が好ましい。また、電子回路としては、マイクロプロセッサやディジタルシグナルプロセッサのようなディジタル情報の演算処理を行う演算部品、コンパレータ等のアナログ部品による比較器、又はそれらを包含する演算回路やコンピュータが用いられる。
また、監視装置4は、連係動作手段51から出力される指令52によりカメラ11を目標撮影方向に向けるチルト動作をする回転台53を備えている。なお、連係動作手段51の指令52によりカメラ11がズーム動作や感度切り替えをするようにしてもよい。更に、連係動作手段51の指令52により、マイク12が集音方向、集音特性等を制御をしたり、スピーカ13の指向性や音量等を制御したり、自己の監視装置4の情報収集のための制御をするようにしてもよい。ここで、連係動作手段51は、回転台53にチルト動作等をさせる際には、相互検査手段1から他の監視装置4の位置情報を受け取り、その位置情報に基づいて回転台53を制御する。
以上のように構成された監視装置4について、図7、図8を参照して動作を説明する。
図7は、本発明の第2の実施の形態の監視装置4の動作説明図である。
以下は、建物70内に設置された3つの監視装置4e、4f、4gのうち、建物70内の入口41付近に設置された監視装置4fが破壊され異常となった場合を例にして、建物40内の入口71から離隔して左右に設置された監視装置4e、監視装置4gの動作を説明する。
ここで、監視装置4eにはIPアドレス(E)が、監視装置4fにはIPアドレス(F)が、監視装置4gにはIPアドレス(G)がそれぞれ割り当てられているものとする。
また、監視装置4e、監視装置4f、監視装置4gのカメラ群情報格納手段2e、2f、2gには、ローカルネットワーク20上の各監視装置4の位置情報が各監視装置4のIPアドレスと対応して格納されている。この位置情報とは、例えば監視装置4eに対して監視装置4fがどの方向又はどの位置に配置されているかという情報であり、絶対位置のデータで格納されても、自己の監視装置との相対位置のデータで格納されてもよい。
先ず、監視装置4fが破壊されると、監視装置4eは自己の相互検査手段1eにより、監視装置4fが異常となった状態を知る。次いで、監視装置4eの連係動作手段51eは、カメラ群情報格納手段2eから監視装置4fの位置情報を受け取り、その位置情報に基づいて回転台53eを制御して異常となった監視装置4fの位置にカメラ11eを向けるとともに、カメラ11eの照準を合わせる。監視装置4fに異常が発生する前の監視装置4eにおける画角60は、監視装置4fの異常検知後には画角61に制御されるので、監視装置4eは破壊された監視装置4fの周囲状況を撮影可能となる。
同様に、監視装置4fが破壊されると、監視装置4gは自己の相互検査手段1gにより、監視装置4fが異常となった状態を知る。次いで、監視装置4gの連係動作手段51eは、カメラ群情報格納手段2gから監視装置4fの位置情報を受け取り、その位置情報に基づいて回転台53gを制御して異常となった監視装置4fの位置にカメラ11gを向けるとともに、カメラ11gの照準を合わせる。監視装置4fに異常が発生する前の監視装置4gにおける画角62は、監視装置4fの異常検知後には画角63に制御されるので、監視装置4gは破壊された監視装置4fの周囲状況を撮影可能となる。
なお、カメラ11又はマイク12等が映像又は音声等の情報を取得できる範囲又は距離は、カメラ11又はマイク12等の機能、性能及び監視装置4の設置場所により制限されるので、実際に映像又は音声等の情報の取得が可能な範囲又は距離に設置されている他の監視装置4に対してのみ連係動作手段51が動作するよう構成されていても良い。
また、上記の動作に加えて、本実施形態では、連係動作手段51により、正常に動作している監視装置4の相互検査手段1が他の監視装置4の異常を見つけたとき、正常に動作している監視装置4は異常情報を広域ネットワーク30を介して、ネットワーク外部の監視センターに送り監視担当者に異常を知らせる。遠隔の監視センターにて、監視担当者が異常発生に気がつき、モニタを正常に動作している監視装置4からの映像に切り替えると、監視担当者が監視装置4のカメラ11のパン・チルト・ズーム等を制御せずとも、異常が発生した監視装置4の設置場所がモニタに映し出されるため、どのような異常が発生しているのか、また、異常が発生した監視装置4の周辺状況はどうなのかを、即座に把握することができる。
以上のように、本発明の第2の実施の形態の監視装置4によれば、異常が発生した他の監視装置4の設置されている場所に向けて自己の監視装置4のカメラ11の撮影方向や焦点を制御する連係動作手段51を備えたことにより、遠隔の監視センターの監視担当者が正常な監視装置4のカメラ11を制御しなくても、異常の発生した監視装置4の設置場所を周囲の正常な監視装置4が撮影するため、監視センターではモニタを正常な監視装置4からの映像に切り替えるだけで、異常となった監視装置4の周辺状況を即座に把握することができる。また、異常が発生した監視装置4の監視範囲を正常な監視装置4に引き継がせて、異常が発生した監視装置4を正常な監視装置4が補完することができる。
また、本発明は、監視方法として実施することができる。すなわち、対象物の映像及び音声の少なくとも一方を取得する監視ステップと、監視ステップで取得した映像及び音声の少なくとも一方を含む情報を、ネットワークを介して他の監視装置及びネットワーク上に接続された機器と通信する回線制御ステップと、ネットワーク上に接続された他の監視装置の状態を検査する相互検査ステップと、相互検査ステップにより検査された他の監視装置の情報を、回線制御ステップによってネットワーク上に接続された機器から取得できるように格納するカメラ群情報格納ステップとを備える。
この監視方法によれば、ネットワーク上に接続された複数の監視装置間で相互チェックを行い、相互チェックの結果を各監視装置が格納するので、ネットワーク上のどの監視装置にアクセスしても各監視装置の状態を把握することができる。
また、対象物を変更する監視対象変更ステップと、監視対象変更ステップは、相互検査ステップにより他の監視装置の異常を検出した場合、異常を検出した他の監視装置を監視ステップの対象に変更する連係動作ステップとを備える。
この監視方法によれば、遠隔の監視センターの監視担当者が正常な監視装置を制御しなくても、異常の発生した監視装置の設置場所を周囲の正常な監視装置が撮影するため、監視センターではモニタを正常な監視装置からの映像に切り替えるだけで異常となった監視装置の周辺状況を即座に把握することができる。
また、本発明は、監視プログラムとして実施することができる。すなわち、コンピュータに、対象物の映像及び音声の少なくとも一方を取得する監視ステップと、監視ステップで取得した映像及び音声の少なくとも一方を含む情報を、ネットワークを介して他の監視装置及びネットワーク上に接続された機器と通信する回線制御ステップと、ネットワーク上に接続された他の監視装置の状態を検査する相互検査ステップと、相互検査ステップにより検査された他の監視装置の情報を、回線制御ステップによってネットワーク上に接続された機器から取得できるように格納するカメラ群情報格納ステップとを実行させる。
この監視プログラムによれば、ネットワーク上に接続された複数の監視装置間で相互チェックを行い、相互チェックの結果を各監視装置が格納するので、ネットワーク上のどの監視装置にアクセスしても各監視装置の状態を把握することができる。
また、対象物を変更する監視対象変更ステップと、監視対象変更ステップは、相互検査ステップにより他の監視装置の異常を検出した場合、異常を検出した他の監視装置を監視ステップの対象に変更する連係動作ステップとを備える。
この監視プログラムによれば、遠隔の監視センターの監視担当者が正常な監視装置を制御しなくても、異常の発生した監視装置の設置場所を周囲の正常な監視装置が撮影するため、監視センターではモニタを正常な監視装置からの映像に切り替えるだけで異常となった監視装置の周辺状況を即座に把握することができる。
また、本発明は、上記監視プログラムを保存する記録媒体としても提供することができる。
この記録媒体によれば、ネットワーク上に接続された複数の監視装置間で相互チェックを行い、相互チェックの結果を各監視装置が格納するので、ネットワーク上のどの監視装置にアクセスしても、各監視装置の状態を把握することができ、遠隔の監視センターの監視担当者が正常な監視装置を制御しなくても異常の発生した監視装置の設置場所を周囲の正常な監視装置が撮影するため、監視センターではモニタを正常な監視装置からの映像に切り替えるだけで異常となった監視装置の周辺状況を即座に把握することができる。
以上のように、本発明は、監視装置の状態を収集統括する制御装置を不要として、小規模な構成で低いコストを実現できるという効果を有し、ネットワーク接続された監視装置において、監視装置の破壊やネットワークの切断の診断や事後対応に有用な監視装置、監視方法、監視プログラム及び記録媒体として有用である。
本発明の第1の実施の形態に係る監視装置の構成図 第1の実施の形態に係る監視装置の動作説明図 (a)第1の実施の形態に係る監視装置4aのメモリ内容を示す図 (b)第1の実施の形態に係る監視装置4bのメモリ内容を示す図 (c)第1の実施の形態に係る監視装置4cのメモリ内容を示す図 (d)第1の実施の形態に係る監視装置4dのメモリ内容を示す図 第1の実施の形態に係る監視装置の動作説明図 (a)第1の実施の形態に係る監視装置4aのメモリ内容を示す図 (b)第1の実施の形態に係る監視装置4bのメモリ内容を示す図 (c)第1の実施の形態に係る監視装置4cのメモリ内容を示す図 (d)第1の実施の形態に係る監視装置4dのメモリ内容を示す図 (e)監視装置4aの状態に関して時系列に整列した監視装置4a〜4dのメモリ内容を示す図 本発明の第2の実施の形態に係る監視装置の構成図 第2の実施の形態に係る監視装置の動作説明図 (a)第2の実施の形態に係る監視装置4eのメモリ内容を示す図 (b)第2の実施の形態に係る監視装置4gのメモリ内容を示す図 従来の監視装置の構成図
符号の説明
1 相互検査手段
2 カメラ群情報格納手段
4 監視装置
5 状態確認要求手段
6 状態確認受信手段
7 状態確認返信手段
8 異常判定手段
9 メモリ(カメラ群情報格納手段)
10 メモリ内容アクセス手段(カメラ群情報格納手段)
11 カメラ(監視手段)
12 マイク(監視手段)
13 スピーカ
14 画像信号処理手段
15 音声信号処理手段
16 復号化手段
17 符号化手段
18 回線制御インタフェース手段
19 混雑度モニタ手段
20 ローカルネットワーク(ネットワーク)
30 広域ネットワーク(ネットワーク)
31 ネットワーク外部装置(機器)
51 連係動作手段
53 回転台(監視対象変更手段)

Claims (9)

  1. 対象物の映像及び音声の少なくとも一方を取得する監視手段と、
    前記監視手段が取得した映像及び音声の少なくとも一方を含む情報を、ネットワークを介して他の監視装置及び前記ネットワーク上に接続された機器と通信する回線制御インタフェース手段と、
    前記ネットワーク上に接続された他の監視装置の状態を検査する相互検査手段と、
    前記相互検査手段により検査された他の監視装置の情報を、前記回線制御インタフェース手段によって前記ネットワーク上に接続された機器から取得できるように格納するカメラ群情報格納手段とを備えたことを特徴とする監視装置。
  2. 前記対象物を変更する監視対象変更手段と、
    前記監視対象変更手段は、前記相互検査手段が他の監視装置の異常を検出した場合、前記異常を検出した他の監視装置を前記監視手段の対象に変更する連係動作手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の監視装置。
  3. 前記相互検査手段は、
    前記ネットワーク上に接続された他の監視装置に、作動状態を問い合わせる状態確認要求信号を送信する状態確認要求手段と、
    自己の監視装置宛の状態確認要求信号に返信する状態確認返信手段と、
    他の監視装置から、前記状態確認要求手段が送信した状態確認要求信号に対する返信を受信する状態確認受信手段と、
    前記状態確認要求手段が送信した状態確認要求信号に対する他の監視装置からの返信に基づいて、他の監視装置の異常を判定する異常判定手段とを有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の監視装置。
  4. 自己の監視装置の処理負荷及び前記ネットワークの混雑度をモニターして、前記自己の監視装置の処理負荷及び前記ネットワークの混雑度が低いときに、前記状態確認要求手段に前記状態確認要求信号を送信させるように制御する混雑度モニタ手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載の監視装置。
  5. 対象物の映像及び音声の少なくとも一方を取得する監視ステップと、
    前記監視ステップで取得した映像及び音声の少なくとも一方を含む情報を、ネットワークを介して他の監視装置及び前記ネットワーク上に接続された機器と通信する回線制御ステップと、
    前記ネットワーク上に接続された他の監視装置の状態を検査する相互検査ステップと、
    前記相互検査ステップにより検査された他の監視装置の情報を、前記回線制御ステップによって前記ネットワーク上に接続された機器から取得できるように格納するカメラ群情報格納ステップとを備えたことを特徴とする監視方法。
  6. 前記対象物を変更する監視対象変更ステップと、
    前記監視対象変更ステップは、前記相互検査ステップにより他の監視装置の異常を検出した場合、前記異常を検出した他の監視装置を前記監視ステップの対象に変更する連係動作ステップとを備えたことを特徴とする請求項5に記載の監視方法。
  7. コンピュータに、
    対象物の映像及び音声の少なくとも一方を取得する監視ステップと、
    前記監視ステップで取得した映像及び音声の少なくとも一方を含む情報を、ネットワークを介して他の監視装置及び前記ネットワーク上に接続された機器と通信する回線制御ステップと、
    前記ネットワーク上に接続された他の監視装置の状態を検査する相互検査ステップと、
    前記相互検査ステップにより検査された他の監視装置の情報を、前記回線制御ステップによって前記ネットワーク上に接続された機器から取得できるように格納するカメラ群情報格納ステップとを実行させることを特徴とする監視プログラム。
  8. 前記対象物を変更する監視対象変更ステップと、
    前記監視対象変更ステップは、前記相互検査ステップにより他の監視装置の異常を検出した場合、前記異常を検出した他の監視装置を前記監視ステップの対象に変更する連係動作ステップとを備えたことを特徴とする請求項7に記載の監視プログラム。
  9. 請求項8に記載の監視プログラムを保存した記録媒体。
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