JP4080847B2 - 接続通知システム、接続通知方法及びプログラム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、接続通知システム及びそれに関連する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ネットワークに接続されているネットワーク機器が他のネットワーク機器の接続を検知する手段としては、接続する側のネットワーク機器がブロードキャストを用いてネットワーク内のネットワーク機器に接続を通知する方法があった。
【0003】
例えば、図5のようにハブ1を介して複数のネットワーク機器3a〜3cが接続されているネットワーク5を考える。このネットワーク5にネットワーク機器3cを接続する場合、そのネットワーク機器3cはネットワーク5に対して、ブロードキャストによる個別接続通知信号6を送信する。そうすると、ネットワーク5に接続されている他のネットワーク機器3a,3bは、ネットワーク機器3cからの個別接続通知信号6を受信することにより接続を検知することができる。
【0004】
参考のために、この発明に関連する先行技術文献を示しておく。
【0005】
【非特許文献1】
Phlip Miller著(苅田幸雄監訳),「マスタリングTCP/IP応用編」,第1版第22刷,株式会社オーム社,平成13年10月15日,p.294−298
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
図5に示したネットワーク5は、さらに他のネットワークに接続されることが多い。例えば、図5中のネットワーク5がイントラネット等のローカルエリアネットワーク(LAN)である場合には、このネットワーク5がしばしばインターネット等の広域ネットワーク(WAN)に接続される。
【0007】
例えば図6に示した例では、第1の領域7aと第2の領域7bとが存在している。一方の第1の領域7aには、ハブ1aを介して複数のネットワーク機器3a〜3cが接続されることで第1のネットワーク5aが構築されており、また他方の第2の領域7bには、ハブ1bを介して複数のネットワーク機器3d,3eが接続されることで第2のネットワーク5bが構築されている。そして、両ネットワーク5a,5bの各ハブ1a,1bはそれぞれルータ9a,9bを通じて広域ネットワークInに接続されており、この広域ネットワークInを通じて、両ネットワーク5a,5b間の通信が可能となっている。
【0008】
ところで、上述のブロードキャストは、ネットワーク5aに多大な負荷をかけるため、各ルータ9a,9bはブロードキャストのパケットを中継しないようにし、個々のネットワーク5a,5b内のブロードキャストの信号が外部に送出されないようにしている。
【0009】
しかしながら、例えば図6の例において、第1のネットワーク5aに新たにネットワーク機器3cが接続された旨を、第2のネットワーク5b側のネットワーク機器3d側で知りたい場合がある。例えば、ネットワーク機器3a〜3cが所定の撮像対象を様々な角度で別々に撮像するカメラサーバーであり、ネットワーク機器3d,3eが、各カメラサーバー3a〜3cから遠隔した地点に存在しているパーソナルコンピュータ等のネットワーク端末であるような場合において、各パーソナルコンピュータ3d,3eでカメラサーバー3cの接続を検知してそこからの映像を再生したいような場合がある。
【0010】
このような場合、第1のネットワーク5a内でネットワーク機器3cがブロードキャストで個別接続通知信号6を発信したとしても、かかる個別接続通知信号6(図6中の符合6x)はルータ9aによって遮断されるため、広域ネットワークInに送出されることがない。したがって、ブロードキャストによる接続通知だけでは、ルータ9a,9bを越えた各ネットワーク機器3a〜3cの接続通知を受信することができなかった。
【0011】
そこで、この発明の課題は、ルータを介してネットワーク同士が接続される場合に、ネットワーク内部でのネットワーク機器の接続等を他のネットワークに効率よく通知し得る接続通知システム及びそれに関連する技術を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決すべく、請求項1に記載の発明は、第1のネットワークと第2のネットワークとがルータを介して接続され、前記第1のネットワークにおける各ネットワーク機器の接続状況の情報を前記第2のネットワーク側で得るための接続通知システムであって、前記第1のネットワーク内の複数のネットワーク機器のそれぞれに搭載される第1の手段と、前記第2のネットワーク内のネットワーク機器に搭載される第2の手段とを備え、前記第1の手段は、当該第1のネットワークに自己が接続している旨を示す個別接続通知信号をブロードキャストまたはマルチキャストで出力する機能と、当該第1のネットワーク内の少なくとも1台のネットワーク機器が、他のネットワーク機器から与えられた前記個別接続通知信号に基づいて、全ての前記他のネットワーク機器の各アドレスを蓄積記憶する機能と、前記第2のネットワーク側からの接続状況確認要求信号に応じて前記各アドレスをユニキャストで前記第2のネットワーク側に返信する機能とを備え、前記第2の手段は、前記第1のネットワーク内の前記1台のネットワーク機器のアドレスを、前記第1のネットワーク内のネットワーク機器を代表する代表機器のアドレスとして予め記憶する機能と、当該代表機器のアドレスに対して前記接続状況確認要求信号を送信する機能とを備えるものである。
【0013】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の接続通知システムであって、前記第1の手段が、前記他のネットワーク機器から与えられた前記個別接続通知信号に基づいて、全ての前記他のネットワーク機器の各アドレスを蓄積記憶し、前記第2のネットワーク側からの接続状況確認要求信号に応じて前記各アドレスをユニキャストで前記第2のネットワーク側に返信するものである。
【0014】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の接続通知システムであって、前記第1の手段が、自己のネットワーク機器が前記代表機器であるか否かを判断し、前記代表機器であると判断した1台のネットワーク機器のみが、前記他のネットワーク機器から与えられた前記個別接続通知信号に基づいて、全ての前記他のネットワーク機器の各アドレスを蓄積記憶し、前記第2のネットワーク側からの接続状況確認要求信号に応じて前記各アドレスをユニキャストで前記第2のネットワーク側に返信するものである。
【0015】
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の接続通知システムであって、前記第2の手段が、前記代表機器の応答を監視し、前記代表機器の応答が無かった場合に、当該代表機器に代えて、前記第1のネットワーク内の前記他のネットワーク機器の各アドレスのなかから選定した一台の他のネットワーク機器を新たに前記代表機器として通信を行うものである。
【0016】
請求項5に記載の発明は、第1のネットワークと第2のネットワークとがルータを介して接続され、前記第1のネットワークにおける各ネットワーク機器の接続状況の情報を前記第2のネットワーク側で得るための接続通知方法であって、第1のネットワーク内の複数のネットワーク機器のそれぞれが、当該第1のネットワークに自己が接続している旨を示す個別接続通知信号をブロードキャストまたはマルチキャストで出力する第1の工程と、前記複数のネットワーク機器の中の少なくとも1台のネットワーク機器が、他のネットワーク機器から与えられた前記個別接続通知信号に基づいて、全ての前記他のネットワーク機器の各アドレスを蓄積記憶する第2の工程と、前記第2のネットワーク側からの接続状況確認要求信号に応じて前記各アドレスをユニキャストで前記第2のネットワーク側に返信する第3の工程とを備えるものである。
【0017】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の接続通知方法であって、前記第3の工程の前に、前記第2のネットワーク内のネットワーク機器が、前記第1のネットワーク内の前記1台のネットワーク機器のアドレスを代表機器のアドレスとして予め記憶し、当該代表機器のアドレスに対して前記接続状況確認要求信号を送信するものである。
【0018】
請求項7に記載の発明は、請求項5または請求項6に記載の接続通知方法であって、前記第2の工程において、前記第1のネットワーク内の前記各ネットワーク機器が、前記他のネットワーク機器から与えられた前記個別接続通知信号に基づいて、全ての前記他のネットワーク機器の各アドレスを蓄積記憶し、前記第3の工程において、前記第1のネットワーク内の前記各ネットワーク機器が、前記第2のネットワーク側からの接続状況確認要求信号に応じて前記各アドレスをユニキャストで前記第2のネットワーク側に返信するものである。
【0019】
請求項8に記載の発明は、請求項5または請求項6に記載の接続通知方法であって、前記第1のネットワーク内の前記各ネットワーク機器が、自己が第1のネットワーク内のネットワーク機器を代表する代表機器であるか否かを判断し、代表機器であると判断した1台のネットワーク機器のみが、前記第2の工程及び前記第3の工程を実行するものである。
【0020】
請求項9に記載の発明は、請求項6または請求項8に記載の接続通知方法であって、前記第2のネットワーク内のネットワーク機器が、前記代表機器の応答を監視し、前記代表機器の応答が無かった場合に、当該代表機器に代えて、前記第1のネットワーク内の前記他のネットワーク機器の各アドレスのなかから選定した一台の他のネットワーク機器を新たに前記代表機器として通信を行うものである。
【0021】
請求項10に記載の発明は、第1のネットワークと第2のネットワークとがルータを介して接続され、前記第1のネットワークにおける各ネットワーク機器の接続状況の情報を前記第2のネットワーク側で得るための接続通知システムにおいて、前記第1のネットワーク内のコンピュータとしての複数のネットワーク機器のそれぞれにインストールされて実行されるプログラムであって、前記第1のネットワークに自己が接続している旨を示す個別接続通知信号をブロードキャストまたはマルチキャストで出力する自己接続通知機能と、前記第1のネットワーク内の他のネットワーク機器から与えられた前記個別接続通知信号に基づいて、全ての前記他のネットワーク機器の各アドレスを蓄積記憶する接続状況蓄積機能と、前記第2のネットワーク側からの接続状況確認要求信号に応じて前記各アドレスをユニキャストで前記第2のネットワーク側に返信する接続状況返信機能とを前記コンピュータに実現させるためのプログラムである。
【0022】
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載のプログラムであって、前記接続状況蓄積機能は、前記第1のネットワーク内の前記各ネットワーク機器が、前記他のネットワーク機器から与えられた前記個別接続通知信号に基づいて、全ての前記他のネットワーク機器の各アドレスを蓄積記憶するよう機能し、前記接続状況返信機能は、前記第2のネットワーク側からの接続状況確認要求信号に応じて前記各アドレスをユニキャストで前記第2のネットワーク側に返信するよう機能するものである。
【0023】
請求項12に記載の発明は、請求項10に記載のプログラムであって、自己のネットワーク機器が第1のネットワーク内のネットワーク機器を代表する代表機器であるか否かを判断し、代表機器であると判断した1台のネットワーク機器のみが、前記接続状況蓄積機能及び前記接続状況返信機能を動作させる自己代表判断機能を前記コンピュータにさらに実現させるためのプログラムである。
【0026】
【発明の実施の形態】
{第1の実施の形態}
図1及び図2はこの発明の第1の実施の形態に係る接続通知システムを示すブロック図である。尚、この実施の形態では、全てのネットワーク機器19a〜19eがプロトコルとしてTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)を使用して通信を行う接続通知システムを例に挙げて説明することにする。また、各ネットワーク11a,11bは例えばイーサネット(登録商標)等のLANが適用される場合を例に挙げる。
【0027】
この接続通知システムは、図1の如く、第1のネットワーク11aと第2のネットワーク11bとがルータ13a,13b及び外部ネットワーク15を通じてTCP/IPで通信可能に接続されている。
【0028】
各ネットワーク11a,11bでは、それぞれハブ17a,17bを通じて複数のネットワーク機器19a〜19c,19d,19eが接続可能とされている。具体的に、図1の例では、第1のネットワーク11aでは、ハブ17aを通じて3個のネットワーク機器19a〜19cが接続可能とされており、第2のネットワーク11bでは、ハブ17bを通じて2個のネットワーク機器19d,19eが接続されている。
【0029】
第1のネットワーク11aに接続可能とされるネットワーク機器19a〜19cは、例えば撮像カメラを用いて所望の撮像対象を撮像した映像を配信するためのカメラサーバーが適用される。各ネットワーク機器19a〜19cは、主メモリ及びCPUと、ハードディスク等の所定の記憶媒体とが内蔵されており、当該記憶媒体内には、外部からIP(Internet Protocol)アドレスを指定して当該ネットワーク機器19a〜19cが特定され且つ映像要求があった際にこれに応答して映像を配信する映像配信用ソフトウェアプログラムと、接続通知システム専用のソフトウェアプログラム(以下「接続通知プログラム」と称す)21とがそれぞれ導入されている。尚、図1及び図2では、第1のネットワーク11a内の複数のネットワーク機器19a〜19cのうち代表機器19aのみに接続通知プログラム21が導入されているように図示しているが、実際には全てのネットワーク機器19a〜19cに接続通知プログラム21が導入されている。そして、映像配信用ソフトウェアプログラム及び接続通知プログラム21が適宜主メモリに読み出され、CPUが演算処理を行うことにより動作し、これによりカメラサーバーとしての各ネットワーク機器19a〜19cは、コンピュータとして機能する。
【0030】
各ネットワーク機器19a〜19c内の接続通知プログラム21は、自己(当該接続通知プログラム21が搭載されたネットワーク機器19a〜19c)がネットワーク11aに接続されている旨を意味する個別接続通知信号Sg1を当該ネットワーク11a内でブロードキャスト(同報)送信して通知する自己接続通知機能と、個別接続通知信号Sg1によりネットワーク11aに接続されているネットワーク機器19a〜19c(接続通知プログラム21が導入されているもののみに限る)のIPアドレスを識別可能に収集・認識して主メモリ及びハードディスク等の記憶媒体に蓄積する接続状況蓄積機能と、ルータ13a,13b及び外部ネットワーク15を介する他のネットワーク11bから後述の接続状況確認要求信号Sg2が与えられたときに接続状況蓄積機能で蓄積したネットワーク11a内の全ての接続機器(ネットワーク機器19a〜19c)のIP(Internet Protocol)アドレスを含む接続状況通知信号Sg3をユニットキャスト(単一宛先)で返信する接続状況返信機能とを備える。
【0031】
個別接続通知信号Sg1は、「宛先ステーションデータ」と、「送信元ステーションデータ」と、「データタイプ」と、「情報データ」とを含んで構成されたIPのプロトコルのデータ信号である。例えば、ネットワーク11aのIPアドレスが「192.168.0.0」である場合、「宛先ステーションデータ」には、ネットワーク11a内の全てのネットワーク機器19a〜19cにブロードキャストで送信する旨のIPアドレス(例えば、「192.168.255.255」)が格納され、「送信元ステーションデータ」には、ネットワーク11a内における自己のIPアドレスが格納され、「データタイプ」としてはプロトコルにIPを使用する旨のデータが格納され、「情報データ」には、この通信データが接続通知プログラム21が導入されているネットワーク機器19a〜19cからの個別接続通知信号Sg1である旨を示すデータが格納される。
【0032】
ここで、個別接続通知信号Sg1がブロードキャストで通信されるのは、ネットワーク11a内で相手先を特定しないことで、全てのネットワーク機器19a〜19cが互いに通信可能状態である旨を素早く認識できるようにするためである。ただし、インターネットのルールでは、ルータ13a,13bは、WANにおけるトラフィックを増大させるのを防ぐためにネットワーク11a内のブロードキャストの信号を通過させないようになっている。したがって、各ネットワーク機器19a〜19cから送信される個別接続通知信号Sg1はネットワーク11aから外部ネットワーク15に送出されることはない。即ち、ルータ13a,13bを越えるような通信においては、個別接続通知信号Sg1をブロードキャストで送信して通知し合うことは不可能である。
【0033】
そこで、第1のネットワーク11aからみて、その内部の接続機器(ネットワーク機器19a〜19c)のIPアドレスを外部の第2のネットワーク11bに通知する場合には、ユニットキャストでの接続状況通知信号Sg3を使用している。
【0034】
具体的に、この接続状況通知信号Sg3は、「宛先ステーションデータ」と、「送信元ステーションデータ」と、「データタイプ」と、「情報データ」とを含んで構成されたIPのプロトコルのデータ信号である。例えば、「宛先ステーションデータ」には、直前に与えられた接続状況確認要求信号Sg2内の送信元ステーションデータ内のIPアドレスが格納され、「送信元ステーションデータ」には、ネットワーク11a内における自己のIPアドレスが格納され、「データタイプ」としてはプロトコルにIPを使用する旨のデータが格納され、「情報データ」には、この通信データが接続状況通知信号Sg3である旨と、自己が接続されたネットワーク11a内の全てのネットワーク機器19a〜19cのIPアドレスを示すデータとが格納される。この接続状況通知信号Sg3としては、例えば第2のネットワーク11b内の各ネットワーク機器19b,19cが、ブラウザ等の所望のソフトウェアプログラムで容易に接続状況の情報を表示して把握できるよう、プロトコルとして例えばHTTPなどが使用されることが望ましい。
【0035】
第2のネットワーク11bに接続されているネットワーク機器19d,19eは、例えば、第1のネットワーク11aから配信される映像を記録するレコーダが適用される。各ネットワーク機器19d,19eは、主メモリ及びCPUと、ハードディスク等の所定の記憶媒体と、押し釦やリモートコントロール装置、あるいはキーボード及びマウス等の何らかの入力装置等を備えており、記憶媒体内には、上述の接続状況通知信号Sg3により他のネットワーク11a内のネットワーク機器19a〜19cのIPアドレスを検知する接続状況認識プログラム23と、この接続状況認識プログラム23で認識されたIPアドレスのなかから操作者がIPアドレスを選択した場合にそのIPアドレスのネットワーク機器19a〜19c(カメラサーバー)から与えられた映像を録画する録画プログラムとを備える。そして、接続状況認識プログラム23及び録画プログラムが適宜主メモリに読み出され、CPUが演算処理を行うことにより動作し、これによりレコーダとしての各ネットワーク機器19d,19eはコンピュータとして機能する。
【0036】
ここで、各ネットワーク機器19d,19e内の接続状況認識プログラム23は、外部のネットワーク11a内のネットワーク機器19a〜19cのうちのひとつ(以下「代表機器」と称す)19aのIPアドレスを予め入力して記憶媒体内に記録しておく代表機器アドレス記憶機能と、所定のタイミング(例えば、当該接続状況認識プログラム23が起動した時点と、その後の定期的な時点と、操作者が入力装置等を用いて所定の操作を行った時点とのうちの全て、またはこれらのいずれか)で他のネットワーク11a内の代表機器19aに対して接続状況確認要求信号Sg2を送信する接続状況要求機能と、この接続状況確認要求信号Sg2に応答して代表機器19aから返信された接続状況通知信号Sg3に基づいてネットワーク11a内の代表機器19aを含む全てのネットワーク機器19a〜19cのIPアドレスを検出する接続状況検出機能とを備える。
【0037】
接続状況確認要求信号Sg2は、「宛先ステーションデータ」と、「送信元ステーションデータ」と、「データタイプ」と、「情報データ」とを含んで構成されたIPのプロトコルのデータ信号である。具体的に、「宛先ステーションデータ」には、代表機器19aのIPアドレスが格納され、「送信元ステーションデータ」には、自己のIPアドレスが格納され、「データタイプ」としてはプロトコルにIPを使用する旨のデータが格納され、「情報データ」には、この通信データが接続状況確認要求信号Sg2である旨を示すデータが格納される。
【0038】
録画プログラムは、例えば、接続状況検出機能で検出された全てのIPアドレスのなかから操作者の入力装置による操作に基づくなどして1つのIPアドレスを選択し、その選択されたIPアドレスに映像を要求するIPアドレス選択機能と、その要求に応じて当該IPアドレスのネットワーク機器19aから与えられた映像を録画する映像録画機能とを有する。尚、IPアドレス選択機能では、液晶パネル等の所定の表示デバイスにIPアドレス等の識別可能な情報を一覧表示し、そのなかのひとつを操作者がマウスでクリックするなどの所定の操作に基づいて1つのIPアドレスを選択するようになっている。
【0039】
上記構成の接続通知システムの動作を説明する。尚、前提として、第2のネットワーク11b内の各ネットワーク機器19d,19eには、接続状況認識プログラム23の代表機器アドレス記憶機能によって、少なくとも第1のネットワーク11a内の単一のネットワーク機器19aのIPアドレスが代表機器19aのIPアドレスとして記憶されているものとする(代表機器アドレス記憶機能)。
【0040】
第1のネットワーク11aに接続されている各ネットワーク機器19a〜19cは、図2の如く、それぞれ所定のタイミング(例えば定期的タイミング)で、自己がネットワーク11aに接続されている旨を意味する個別接続通知信号Sg1をブロードキャスト送信して通知する(自己接続通知機能)。
【0041】
次に、各ネットワーク機器19a〜19cは、与えられた個別接続通知信号Sg1に基づいて、現在ネットワーク11aに接続されているネットワーク機器19a〜19cのIPアドレスを識別可能に収集・認識する(接続状況蓄積機能)。このようにして収集・認識されたIPアドレスの情報は、各ネットワーク機器19a〜19c内の主メモリ及びハードディスク等の記憶媒体に蓄積される。
【0042】
ここで、所定のタイミング(例えば、当該接続状況認識プログラム23が起動した時と、その後の定期的な時点と、操作者が入力装置等を用いて所定の操作を行った時点とのうちの全て、またはこれらのいずれか)で、第2のネットワーク11b内のいずれかのネットワーク機器19d,19eの接続状況認識プログラム23が、ルータ13a,13b及び外部ネットワーク15を通じて第1のネットワーク11aの代表機器19aに接続状況確認要求信号Sg2を送信する(接続状況要求機能)。
【0043】
代表機器19aは、外部のいずれかのネットワーク機器19d,19eから接続状況確認要求信号Sg2が与えられると、そのネットワーク機器19d,19eに対し、主メモリまたはハードディスク等の記憶媒体内に格納していたネットワーク11a内の全ての接続機器(ネットワーク機器19a〜19c)のIPアドレスの情報を、接続状況通知信号Sg3に含ませて、ユニットキャスト(単一宛先)で返信する(接続状況返信機能)。
【0044】
代表機器19aから接続状況通知信号Sg3が返信された第2のネットワーク11b内のネットワーク機器19d,19eは、この接続状況通知信号Sg3に基づいて、ネットワーク11a内の代表機器19aを含む全てのネットワーク機器19a〜19cのIPアドレスを検出する(接続状況検出機能)。
【0045】
しかる後、ネットワーク機器19d,19eは、接続状況検出機能で検出された全てのIPアドレスのなかから1つのIPアドレスを選択し、その選択されたIPアドレスに映像を要求する(IPアドレス選択機能)。
【0046】
その要求に応じて当該IPアドレスのネットワーク機器19aから映像が配信れると、これを録画する(映像録画機能)。
【0047】
このように、第1のネットワーク11a内の各ネットワーク機器19a〜19cが、当該第1のネットワーク11aに接続している旨を個別に個別接続通知信号Sg1としてブロードキャストで通信することで、ネットワーク11a内で相手先を特定せずに、全てのネットワーク機器19a〜19cが互いに通信可能状態である旨を素早く認識できる。
【0048】
ただし、この場合、インターネットのルールでは、ルータ13a,13bは、WANにおけるトラフィックを増大させるのを防ぐためにネットワーク11a内のブロードキャストの信号を通過させないようになっている。したがって、各ネットワーク機器19a〜19cから送信される個別接続通知信号Sg1はネットワーク11aから外部ネットワーク15に送出されることはない。即ち、ルータ13a,13bを越えるような通信においては、個別接続通知信号Sg1をブロードキャストで送信して通知し合うことは不可能である。
【0049】
しかしながら、外部のネットワーク機器19d,19eに対して予め代表機器19aのIPアドレスを通知しておき、あとは、この代表機器19aが第1のネットワーク11a内の他のネットワーク機器19b,19cのIPアドレスを収集して、ユニットキャストでネットワーク機器19d,19eに通知するので、最初に代表機器19aのIPアドレスのみを外部のネットワーク機器19d,19eに登録しておけば、あとは第1のネットワーク11aに追加的にネットワーク機器19b,19cを接続していく場合に、そのIPアドレスを外部のネットワーク機器19d,19eに登録する必要がなくなる。したがって、第1のネットワーク11aにおいて機動的に且つ手間がかからずにネットワーク機器19a〜19cの追加を行うことができる。
【0050】
しかも、第2のネットワーク11b側から第1のネットワーク11a内の代表機器19aのIPアドレスを特定して、その第1のネットワーク11a内の機器接続状況を容易に検知できるため、第2のネットワーク11b側におけるネットワーク機器19d,19eの追加も容易である。
【0051】
さらに、外部ネットワーク15においてはサーバー等の一切の設備がなくても、第1のネットワーク11aと第2のネットワーク11bといったルータ13a,13bを介在した通信について、その接続追加が極めて容易に行えるという利点がある。
【0052】
尚、この実施の形態では、第1のネットワーク11a内の各ネットワーク機器19a〜19c内の接続通知プログラム21において、自己接続通知機能、接続状況蓄積機能及び接続状況返信機能がすべて同様に動作するように説明したが、自己が代表機器であるか否かを判断するためのフラグデータをハードディスク等の記憶媒体内に格納するようにし、接続状況蓄積機能及び接続状況返信機能については、自己が代表機器であると判断した場合にのみ動作するようにしてもよい。この場合、各ネットワーク機器19a〜19c内のフラグデータの初期値は「代表機器でない」旨のデータに設定されており、代表機器19aのみのフラグデータを意図的に「代表機器である」旨のデータに切り替えるようにする。このようにフラグデータに「代表機器である」旨のデータを格納する作業は、各ネットワーク機器19a〜19cにおけるスイッチ操作等の所定の操作により実行してもよいし、あるいは、外部のネットワーク機器19d,19eから遠隔操作にて切り替えるようにしてもよい。
【0053】
{第2の実施の形態}
図3及び図4はこの発明の第2の実施の形態に係る接続通知システムを示す図である。なお、図3及び図4では第1の実施の形態と同様の機能を有する要素については同一符号を付している。図3及び図4の如く、この実施の形態の接続通知システムは、代表機器19aの故障等で機器検知が継続できなくなった場合に自動復旧を行うことが可能となるものである。
【0054】
この接続通知システムでも、第1の実施の形態と同様に、図3の如く、例えばネットワーク機器19cが第1のネットワーク11aに接続された場合、このネットワーク機器19cはまず第1のネットワーク11aに対してブロードキャストまたはマルチキャストを用いて接続されたことを通知する(自己接続通知機能)。そして、代表機器19aの接続通知プログラム21は、個別接続通知信号Sg1により通知された接続状況の情報(即ち、第1のネットワーク11aに接続されている全てのネットワーク機器19a〜19cのIPアドレス等)を収集・認識して主メモリ及びハードディスク等の記憶媒体に蓄積(接続状況蓄積機能)し、これを所定のタイミングでTCP/IPを用いて外部(例えば、第2のネットワーク11b)に公開する(接続状況返信機能)。第2のネットワーク11b内のネットワーク機器19d,19eの接続状況認識プログラム23は、予め登録されている代表機器19a内の接続状況の情報をTCP/IPを用いて定期的に読み出すことによって、新たに第1のネットワーク11aに接続されたネットワーク機器19cから見てルータ13aを越えたネットワーク機器19d,19eはネットワーク機器19cの接続を検知することができる。
【0055】
しかしながら、このような動作機能は、第1のネットワーク11a内の代表機器19aが正常に稼動している場合にのみ可能であるが、代表機器19aが故障した場合や、第1のネットワーク11aから取り外された場合には、外部のネットワーク機器19d,19eがルータ13a,13bを越えた第1のネットワーク11a内のネットワーク機器19a〜19cに一切通信できなくなってしまう。
【0056】
そこで、この実施の形態では、図4の如く、第1のネットワーク11a内の代表機器19aに導入されている接続通知プログラム21が収集した第1のネットワーク11a内の接続状況の情報を、第2のネットワーク11b内の各ネットワーク機器19d,19eに導入されている接続状況認識プログラム23が接続状況通知信号Sg3に基づいて認識した場合に、かかる接続状況の情報を、第1のネットワーク11a内の代表機器19a以外のネットワーク機器19b,19cに対してTCP/IPを用いて送信し、かかる接続状況の情報を、受信したネットワーク機器19b,19cの接続通知プログラム21によってハードディスク等の記憶媒体内に記憶する。これにより、第2のネットワーク11b内の各ネットワーク機器19d,19eで認識された第1のネットワーク11a内の接続状況の情報が、第1のネットワーク11a内の代表機器19a以外のネットワーク機器19b,19cにもコピー(複写)されることになる。
【0057】
そして、第2のネットワーク11b内のいずれかのネットワーク機器19d,19eは、定期的または所定のタイミングで実行する代表機器19aの接続通知プログラム21への接続状況確認要求信号Sg2に対する応答信号としての接続状況通知信号Sg3を監視し、接続状況確認要求信号Sg2に対して代表機器19aから応答信号としての接続状況通知信号Sg3が無かった場合は、代表機器19aが使用不能になったものとみなし、接続状況認識プログラム23内に蓄積している第1のネットワーク11a内の接続状況の情報に基づいて、第1のネットワーク11a内の他のいずれかのネットワーク機器19bを新たな代表機器19bとして指定してTCP/IPを用いて代表機器となる旨を指示するための代表切替信号Sg4を送信する。そうすると、新たな代表機器19bは、内部に導入された接続通知プログラム21によって自己が代表機器19bとなるよう指示された旨を判断し、当初の代表機器19aに成り代わって、第1のネットワーク11a内で収集した接続状況の情報を接続状況通知信号Sg3として第2のネットワーク11bに返信する。
【0058】
ここで、第1のネットワーク11a内の各ネットワーク機器19a〜19c内の接続通知プログラム21は、第1の実施の形態で説明した自己接続通知機能、接続状況蓄積機能及び接続状況返信機能に加えて、自己が代表機器であるか否かを判断するためのフラグデータ31をハードディスク等の記憶媒体内に格納するようにし、接続状況蓄積機能及び接続状況返信機能については、自己が代表機器であると判断した場合にのみ動作するようになっている(自己代表判断機能)。尚、図4では、便宜上、ネットワーク機器19bのみにフラグデータ31が格納されているように図示しているが、実際には全てのネットワーク機器19a〜19cの記憶媒体内にフラグデータ31が格納される。
【0059】
この場合、各ネットワーク機器19a〜19c内のフラグデータ31の初期値は「代表機器でない」旨のデータに設定されており、代表機器19aのみのフラグデータ31を、外部のネットワーク機器19d,19eからの代表切替信号Sg4に基づいて自動的に「代表機器である」旨のデータに切り替えるようになっている。
【0060】
また、各ネットワーク機器19a〜19c内の接続通知プログラム21には、第2のネットワーク11b側のネットワーク機器19d,19eから第1のネットワーク11a内の接続状況の情報がユニキャストで与えられたときに、その接続状況の情報をハードディスク等の記憶媒体内に記憶する機能(接続状況記憶機能)を有している。これは、上述の接続状況蓄積機能が代表機器での動作に限定されていることから、それまで代表機器でなかったネットワーク機器19b,19cが第1のネットワーク11a内の接続状況の情報を改めて取得する必要があるからである。
【0061】
さらに、第2のネットワーク11b側のネットワーク機器19d,19e内の接続状況認識プログラム23は、第1の実施の形態で説明した代表機器アドレス記憶機能、接続状況要求機能及び接続状況検出機能に加えて、第1のネットワーク11a内の代表機器を監視する監視機能と、この代表機器が不調の場合に、第1のネットワーク11a内の他のネットワーク機器19b,19cを新たに代表機器として指定する代表機器変更指定機能とを有している。
【0062】
具体的に、監視機能は、定期的または所定のタイミングで代表機器19aの接続通知プログラム21へ接続状況確認要求信号Sg2を送信した際に、これに対して接続状況通知信号Sg3が返信されるか否かを判断し、接続状況確認要求信号Sg2に対して代表機器19aから応答信号としての接続状況通知信号Sg3が無かった場合は、代表機器19aが使用不能になったものとみなすようになっている。
【0063】
また、代表機器変更指定機能は、代表機器19aが使用不能になったと判断した場合に、接続状況認識プログラム23内に蓄積している第1のネットワーク11a内の接続状況の情報に基づいて、第1のネットワーク11a内の他のいずれかのネットワーク機器19bを新たな代表機器19bとして指定するとともに、その新たな代表機器19bに対して第1のネットワーク11a内の接続状況の情報を含めた代表切替信号Sg4を送信するようになっている。
【0064】
このようにすることによって、当初の代表機器19aが故障などにより接続不調状態に陥った場合でも、第1のネットワーク11a内の接続状況の情報を新たな代表機器19bが速やかに第2のネットワーク11bに伝達することができ、安定性の高い接続通知システムを得ることができる。
【0065】
尚、当初の代表機器19aが接続不調状態に陥った場合の新たな代表機器19bの選定は、例えば第2のネットワーク11b内の各ネットワーク機器19b,19cがランダムに決定してもよいし、また自動的に付与した識別コードなどの数値の大小により優先順位を決定し、その優先順位の高いものを新たな代表機器19bとして選定してもよいし、あるいは、常態的に各ネットワーク機器19a〜19cの接続回数や通信速度等を監視し、その監視結果に基づいて所定の基準(例えば、または接続回数の多いものまたは平均接続速度が高いものを優先させるという基準)で代表機器19aを選定してもよい。
【0066】
また、当初の代表機器19aが故障などして新たな代表機器19bが特定された後に、当初の代表機器19aが復旧した場合は、新たな代表機器19bから当初の代表機器19aに代表機器としての機能を自動的に戻すようにしても良いし、あるいは、そのまま新たな代表機器19bが継続して代表機器としての機能を司って当初の代表機器19aに代表機器機能を戻さないようにしても良い。
【0067】
尚、上記各実施の形態では、第1のネットワーク11a内で各ネットワーク機器19a〜19cが自己の接続を通知する個別接続通知信号Sg1をブロードキャストで送信するようにしていたが、マルチキャストで送信するようにしてもよい。
【0068】
また、上記各実施の形態においては、図1〜図4に例示したように、第1のネットワーク11aに3台のネットワーク機器19a〜19cが、第2のネットワーク11b内に2つのネットワーク機器19d,19eが、それぞれ単一のハブ17a,17bによって接続されているが、各ネットワーク11a,11b内のハブ17a,17b及びネットワーク機器19a〜19c,19d,19eの台数はこれに限られるものではない。さらに、第1のネットワーク11a及び第2のネットワーク11bに限られず、他のカメラサーバーを有する他のネットワークや、他のレコーダを有する他のネットワークが外部ネットワーク15を通じて接続されても差し支えない。
【0069】
さらにまた、上記各実施の形態では、第1のネットワーク11a内のネットワーク機器19a〜19cがカメラサーバーであり、第2のネットワーク11b内のネットワーク機器19d,19eがレコーダである例を説明したが、これに限るものではない。
【0070】
また、上記ソフトウェアプログラムは、第1のネットワーク11a側と第2のネットワーク11b側とで別々のものとして導入されていたが、第1のネットワーク11a側のネットワーク機器19a〜19cに実現させる各機能と、第2のネットワーク11b側のネットワーク機器19d,19eに実現させる機能の両方を兼ね備えた同一のソフトウェアプログラムを全てのネットワーク機器19a〜19eに導入するようにしても良い。
【0071】
【発明の効果】
請求項1、請求項5及び請求項10に記載の発明によれば、第1のネットワーク内の各ネットワーク機器が、当該第1のネットワークに自己が接続している旨を示す個別接続通知信号をブロードキャストまたはマルチキャストで出力し、当該第1のネットワーク内の少なくとも1台のネットワーク機器が、他のネットワーク機器から与えられた個別接続通知信号に基づいて、全ての他のネットワーク機器の各アドレスを蓄積記憶し、第2のネットワーク側からの接続状況確認要求信号に応じて各アドレスをユニキャストで第2のネットワーク側に返信するようになっているので、直接第2のネットワーク側では、第1のネットワーク内の全てのネットワーク機器のアドレスを予め登録しておかなくても、請求項1及び請求項6のように、最初に第1のネットワーク内のいずれかのネットワーク機器を代表機器として第2のネットワーク側のネットワーク機器に登録しておけば、あとは第1のネットワークに追加的にネットワーク機器を接続していくだけで、新たに接続したネットワーク機器のアドレスを自動的に第2のネットワーク側に通知でき、第1のネットワークにおいて機動的に且つ手間がかからずにネットワーク機器の追加を自由に行うことができる。
【0072】
しかも、請求項1及び請求項6に記載の発明によれば、第2のネットワーク11b側から第1のネットワーク11a内の代表機器19aのIPアドレスを特定して、その第1のネットワーク11a内の機器接続状況を容易に検知できるため、第2のネットワーク11b側におけるネットワーク機器19d,19eの追加も容易である。
【0073】
さらに、外部ネットワークにおいてはサーバー等の一切の設備がなくても、第1のネットワークと第2のネットワークとの間でのルータを介在した通信について、その接続追加が極めて容易に行えるという利点がある。
【0074】
この場合、請求項2、請求項7及び請求項11のように、第1のネットワーク内の各ネットワーク機器が、他のネットワーク機器から与えられた個別接続通知信号に基づいて、全ての他のネットワーク機器の各アドレスを蓄積記憶し、第1のネットワーク内の各ネットワーク機器が、第2のネットワーク側からの接続状況確認要求信号に応じて各アドレスをユニキャストで第2のネットワーク側に返信するようにしたり、あるいは、請求項3、請求項8及び請求項12のように、第1のネットワーク内の各ネットワーク機器が、自己が第1のネットワーク内のネットワーク機器を代表する代表機器であるか否かを判断し、代表機器であると判断した1台のネットワーク機器のみが、他のネットワーク機器から与えられた個別接続通知信号に基づいて、全ての他のネットワーク機器の各アドレスを蓄積記憶し、第2のネットワーク側からの接続状況確認要求信号に応じて各アドレスをユニキャストで第2のネットワーク側に返信するようにすることで、第1のネットワーク内の各ネットワーク機器について同一のプログラムを導入しておけばよいため、プログラムの管理に手間がかからず便利である。
【0075】
請求項4及び請求項9に記載の発明によれば、第2のネットワーク内のネットワーク機器が、代表機器の応答を監視し、代表機器の応答が無かった場合に、当該代表機器に代えて、第1のネットワーク内の他のネットワーク機器の各アドレスのなかから選定した一台の他のネットワーク機器を新たに代表機器として通信を行うようになっているので、当初の代表機器が故障などにより接続不調状態に陥った場合でも、第1のネットワーク内の接続状況の情報を新たな代表機器が速やかに第2のネットワーク側に伝達することができ、安定性の高い接続通知システムを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態に係る接続通知システムを示すブロック図である。
【図2】この発明の第1の実施の形態に係る接続通知システムを示すブロック図である。
【図3】この発明の第2の実施の形態に係る接続通知システムを示すブロック図である。
【図4】この発明の第2の実施の形態に係る接続通知システムを示すブロック図である。
【図5】従来の接続通知システムを示すブロック図である。
【図6】従来の接続通知システムを示すブロック図である。
【符号の説明】
11a 第1のネットワーク
11b 第2のネットワーク
13a,13b ルータ
15 外部ネットワーク
17a,17b ハブ
19a〜19e ネットワーク機器
21 接続通知プログラム
23 接続状況認識プログラム
31 フラグデータ
Sg1 個別接続通知信号
Sg2 接続状況確認要求信号
Sg3 接続状況通知信号
Sg4 代表切替信号

Claims (12)

  1. 第1のネットワークと第2のネットワークとがルータを介して接続され、前記第1のネットワークにおける各ネットワーク機器の接続状況の情報を前記第2のネットワーク側で得るための接続通知システムであって、
    前記第1のネットワーク内の複数のネットワーク機器のそれぞれに搭載される第1の手段と、
    前記第2のネットワーク内のネットワーク機器に搭載される第2の手段と
    を備え、
    前記第1の手段は、
    当該第1のネットワークに自己のネットワーク機器が接続している旨を示す個別接続通知信号をブロードキャストまたはマルチキャストで出力する機能と、
    当該第1のネットワーク内の少なくとも1台のネットワーク機器が、他のネットワーク機器から与えられた前記個別接続通知信号に基づいて、全ての前記他のネットワーク機器の各アドレスを蓄積記憶する機能と、
    前記第2のネットワーク側からの接続状況確認要求信号に応じて前記各アドレスをユニキャストで前記第2のネットワーク側に返信する機能と
    を備え、
    前記第2の手段は、
    前記第1のネットワーク内の前記1台のネットワーク機器のアドレスを、前記第1のネットワーク内のネットワーク機器を代表する代表機器のアドレスとして予め記憶する機能と、
    当該代表機器のアドレスに対して前記接続状況確認要求信号を送信する機能と
    を備える接続通知システム。
  2. 請求項1に記載の接続通知システムであって、
    前記第1の手段が、前記他のネットワーク機器から与えられた前記個別接続通知信号に基づいて、全ての前記他のネットワーク機器の各アドレスを蓄積記憶し、前記第2のネットワーク側からの接続状況確認要求信号に応じて前記各アドレスをユニキャストで前記第2のネットワーク側に返信することを特徴とする接続通知システム。
  3. 請求項1に記載の接続通知システムであって、
    前記第1の手段が、自己のネットワーク機器が前記代表機器であるか否かを判断し、前記代表機器であると判断した1台のネットワーク機器のみが、前記他のネットワーク機器から与えられた前記個別接続通知信号に基づいて、全ての前記他のネットワーク機器の各アドレスを蓄積記憶し、前記第2のネットワーク側からの接続状況確認要求信号に応じて前記各アドレスをユニキャストで前記第2のネットワーク側に返信することを特徴とする接続通知システム。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の接続通知システムであって、
    前記第2の手段が、前記代表機器の応答を監視し、前記代表機器の応答が無かった場合に、当該代表機器に代えて、前記第1のネットワーク内の前記他のネットワーク機器の各アドレスのなかから選定した一台の他のネットワーク機器を新たに前記代表機器として通信を行うことを特徴とする接続通知システム。
  5. 第1のネットワークと第2のネットワークとがルータを介して接続され、前記第1のネットワークにおける各ネットワーク機器の接続状況の情報を前記第2のネットワーク側で得るための接続通知方法であって、
    第1のネットワーク内の複数のネットワーク機器のそれぞれが、当該第1のネットワークに自己のネットワーク機器が接続している旨を示す個別接続通知信号をブロードキャストまたはマルチキャストで出力する第1の工程と、
    前記複数のネットワーク機器の中の少なくとも1台のネットワーク機器が、他のネットワーク機器から与えられた前記個別接続通知信号に基づいて、全ての前記他のネットワーク機器の各アドレスを蓄積記憶する第2の工程と、
    前記第2のネットワーク側からの接続状況確認要求信号に応じて前記各アドレスをユニキャストで前記第2のネットワーク側に返信する第3の工程と
    を備える接続通知方法。
  6. 請求項5に記載の接続通知方法であって、
    前記第3の工程の前に、前記第2のネットワーク内のネットワーク機器が、前記第1のネットワーク内の前記1台のネットワーク機器のアドレスを代表機器のアドレスとして予め記憶し、当該代表機器のアドレスに対して前記接続状況確認要求信号を送信することを特徴とする接続通知方法。
  7. 請求項5または請求項6に記載の接続通知方法であって、
    前記第2の工程において、前記第1のネットワーク内の前記各ネットワーク機器が、前記他のネットワーク機器から与えられた前記個別接続通知信号に基づいて、全ての前記他のネットワーク機器の各アドレスを蓄積記憶し、
    前記第3の工程において、前記第1のネットワーク内の前記各ネットワーク機器が、前記第2のネットワーク側からの接続状況確認要求信号に応じて前記各アドレスをユニキャストで前記第2のネットワーク側に返信することを特徴とする接続通知方法。
  8. 請求項5または請求項6に記載の接続通知方法であって、
    前記第1のネットワーク内の前記各ネットワーク機器が、自己が第1のネットワーク内のネットワーク機器を代表する代表機器であるか否かを判断し、代表機器であると判断した1台のネットワーク機器のみが、前記第2の工程及び前記第3の工程を実行することを特徴とする接続通知方法。
  9. 請求項6または請求項8に記載の接続通知方法であって、
    前記第2のネットワーク内のネットワーク機器が、前記代表機器の応答を監視し、前記代表機器の応答が無かった場合に、当該代表機器に代えて、前記第1のネットワーク内の前記他のネットワーク機器の各アドレスのなかから選定した一台の他のネットワーク機器を新たに前記代表機器として通信を行うことを特徴とする接続通知方法。
  10. 第1のネットワークと第2のネットワークとがルータを介して接続され、前記第1のネットワークにおける各ネットワーク機器の接続状況の情報を前記第2のネットワーク側で得るための接続通知システムにおいて、前記第1のネットワーク内のコンピュータとしての複数のネットワーク機器のそれぞれにインストールされて実行されるプログラムであって、
    前記第1のネットワークに自己が接続している旨を示す個別接続通知信号をブロードキャストまたはマルチキャストで出力する自己接続通知機能と、
    前記第1のネットワーク内の他のネットワーク機器から与えられた前記個別接続通知信号に基づいて、全ての前記他のネットワーク機器の各アドレスを蓄積記憶する接続状況蓄積機能と、
    前記第2のネットワーク側からの接続状況確認要求信号に応じて前記各アドレスをユニキャストで前記第2のネットワーク側に返信する接続状況返信機能と
    を前記コンピュータに実現させるためのプログラム。
  11. 請求項10に記載のプログラムであって、
    前記接続状況蓄積機能は、前記第1のネットワーク内の前記各ネットワーク機器が、前記他のネットワーク機器から与えられた前記個別接続通知信号に基づいて、全ての前記他のネットワーク機器の各アドレスを蓄積記憶するよう機能し、
    前記接続状況返信機能は、前記第2のネットワーク側からの接続状況確認要求信号に応じて前記各アドレスをユニキャストで前記第2のネットワーク側に返信するよう機能することを特徴とするプログラム。
  12. 請求項10に記載のプログラムであって、
    自己のネットワーク機器が第1のネットワーク内のネットワーク機器を代表する代表機器であるか否かを判断し、代表機器であると判断した1台のネットワーク機器のみが、前記接続状況蓄積機能及び前記接続状況返信機能を動作させる自己代表判断機能を前記コンピュータにさらに実現させるためのプログラム。
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