JP2616748B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2616748B2
JP2616748B2 JP7179800A JP17980095A JP2616748B2 JP 2616748 B2 JP2616748 B2 JP 2616748B2 JP 7179800 A JP7179800 A JP 7179800A JP 17980095 A JP17980095 A JP 17980095A JP 2616748 B2 JP2616748 B2 JP 2616748B2
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誠吉 斉藤
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Hitachi Ltd
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  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造方法
特にフォトレジストを一定温度で注入する方法、とりわ
け固体撮像素子のウエーハへのゼラチン塗布に好適なフ
ォトレジスト定温注入方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に固体撮像素子には、色分解フィル
タとして一種のフォトレジストであるゼラチンが使用さ
れており、このゼラチンはウエーハ上に形成された絵素
上に回転塗布法により被着形成される。そして、このゼ
ラチンは、約25℃程度の常温でゲル状態を呈している
ため、約25℃以上に温め、ゾル状態にしておかなけれ
ば塗布できない。さらにゼラチンは、またウエーハも塗
布膜厚が均一で膜欠点もない良好な塗布を行うためには
所定の温度に温調する必要がある。
【0003】これらの条件を踏まれた従来のゼラチン塗
布システムを図3に示す。同図において、従来のシステ
ムは、恒温槽1,ヒータ2,温度センサ3,撹拌器4お
よび温度調節器5により恒温に温調される液体6に、ゼ
ラチン7の収容容器8が入れられた加圧容器9を浸け、
ゼラチン7をゾル状態にしておくとともに、一定温度に
保温させる。また恒温槽1から塗布室10までの注入系
を内部に注入管11が通された弗素樹脂製チューブ12
と、この外部を覆った断熱材13と、これとチューブ1
2との間に入れられたヒータ14および温度センサ15
と、温度調節器16とにより温調し、ゼラチン7を一定
温度で吐出させる。さらに図示しないファンと、ヒータ
およびフィルタとからなるファンヒータユニットとによ
り、温風17をダクト18を通して塗布室10へ送り込
み、回転するように構成されているチャック19に吸着
されたウエーハ20を一定温度に加熱するようになって
いる。なお、21は廃液回収容器、22はウエーハ20
の回転時に発生するゼラチン飛沫吸引用ブロア、23は
ゼラチンを吐出させるための所定の圧力に制御されたN
2ガス、24はフィルタ、25,26は注入管11の開
閉,吐出側ゼラチンのサックバック用ベローズである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように構成された
従来システムは、ゼラチン注入系の温調方法に問題があ
った。すなわち、温度調節器5の設定温度とゼラチン7
の吐出温度とが異なるため、吐出液温調整が不便であっ
た。また塗布室10内のゼラチン温度を調節出来ないと
いう欠点もあった。さらにこのため、ウエーハ加熱用温
風を塗布室10へ送り込まなければ注入管11の末端か
らゼラチンが凝固してくる問題もあった。
【0005】したがって本発明は、上述した従来技術の
問題点を解消するためになされたものであり、その目的
とするところは、注入系の末端まで温調できるフォトレ
ジスト定温注入システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明は、半導体装置の製造方法において、フ
ォトレジストを吐出するノズルに接続する第1の管と、
該第1の管を覆う第2の管と、上記ノズルの近傍で該第
2の管に接続する第3の管とより構成される吐出部分
と、上記フォトレジストの容器から上記第1の管への上
記フォトレジストの供給を開閉制御する手段と、半導体
ウエーハを固定する回転可能なチャックとを用い、上記
第2の管及び上記第3の管内に温調された液体を循環し
ながら、上記第1の管内のフォトレジストを上記ウエー
ハに滴下し、回転塗布法により上記ウエーハ上に上記フ
ォトレジストの膜を形成することを特徴とする。 また、
上記開閉制御手段は、上記容器内の上記フォトレジスト
の液面に圧力を加える機構と、上記第1の管と上記容器
の間に設けられた開閉用ベローズとよりなることを特徴
とする。
【0007】
【作用】上記の半導体装置の製造方法によれば、フォト
レジストをウエーハ上に吐出する場合、処理液を吐出し
ない間も第1の管の末端から処理液が凝固してくる問題
がないので、上記吐出部分から処理液を常に安定して滴
下することができる。
【0008】また上記の半導体装置の製造方法によれ
ば、ノズル近傍の、第1の管内のフォトレジストの温度
を一定に保つことが出来るので、ノズル付近のフォトレ
ジストの粘性も常に一定に保たれ、フォトレジストを吐
出する頻度に影響されず、ウエーハ上に形成されるフォ
トレジスト膜の膜厚を、各ウエーハ間で、均一にするこ
とができる。
【0009】さらに、開閉用ベローズを用いることによ
り、上記吐出部分から滴下するフォトレジストの量を正
確に制御することができる。
【0010】さらに、新しく温度調節された液体を、第
3の管を通して、ノズルの近傍の第1の管と第2の管の
間に供給することにより、ノズルの近傍の第1の管内の
フォトレジストの温度が正確に設定される。
【0011】
【実施例】以下図面を用いて本発明の実施例を詳細に説
明する。図2は本発明によるフォトレジスト定温注入シ
ステムの一例を示す断面構成図であり、図3と同符号は
同一要素となるのでその説明は省略する。図2におい
て、恒温槽1から塗布室10を経由し、再び恒温槽1ま
でポンプ27を通してチューブ28が配管されている。
そして、このチューブ28の内部にはゼラチン7の注入
管11が塗布室10まで通されている。また塗布室10
内のゼラチン吐出部分は図1に要部断面図で示すような
構造を有している。すなわち、図1において、29はコ
ネクタであり、このコネクタ29には前記チューブ28
が通常用いられているチューブ継手30により接続され
ている。また、前記注入管11の先端は、フランジ加工
され、コネクタ29の一端にねじ込まれるノズル31に
より、コネクタ29に締付固定されている。なお、32
はシール材である。
【0012】このように配管された注入系において、ポ
ンプ27を作動させることにより、恒温槽1内に液体6
が注入管11のまわりを包むようにしてチューブ28と
コネクタ29とを通って循環する。一方、液体6は前述
したように恒温となるように常時加熱温調されている。
したがって、この定温注入システムによれば、収容容器
8内のゼラチン7の温度を一定に保つと同時に注入管1
1内のゼラチン温度も一定に保つことができる。また、
液体6の温度はそのまま収容容器8および注入管11内
のゼラチン温度となるため、温度調節器5の設定温度と
ゼラチン吐出温度とが同一となる。
【0013】このように、温度調節器5の設定温度と
ォトレジストであるゼラチン吐出温度とが同一になる
ように温度調節できるのは、上述のいわば2重管の管状
にした部分で、一定温度の温度調整用の液体が、フォト
レジストを包むようにながれることによりフォトレジス
の温度変化を極めて少なくすることが出来るからであ
る。すなわち、温度調節用の液体は基本的に温度が変化
しないように制御される。よって、温度調整用の液体は
温度変化による対流等は、期待出来ず、循環用ポンプを
設けることが必須となる。
【0014】また、フォトレジストの注入管11と容器
8とを同じ液体6で温度調節しているので、或いは、そ
れらを共通の温度制御系2、3及び5で温度調節してい
るので、温度制御性が良い。ポンプ27は注入管が内側
に挿入されていないチューブ28の部分に取り付けられ
ているため、取付けが簡単である。
【0015】また本発明の吐出部分は図1に示すよう
に、温度調節用の液体はチューブ28から、ノズル31
の近傍にある、コネクタ29に供給される構造になって
いる。
【0016】従って、ノズル31内及びノズル31の近
傍の注入管内のフォトレジストが、絶えず供給される温
度調節用液体により、恒温かつ一定の粘度に保たれるの
で、ノズル31から滴下するフォトレジストの量を正確
にコントロールすることが出来る。
【0017】特に、図2に示す開閉用ベローズ25等
用いて、断続的に吐出するフォトレジストの滴下法に本
発明の吐出部分を用いることにより、フォトレジスト
注入管11内を流動しない間も、注入管11内のフォト
レジストがノズル31側から凝固してくるのが防止され
かつ一定の粘度に保たれる、優れた効果が得られる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、吐
出部分のフォトレジストの温度を、温調液により、所定
の温度に保つので、吐出部分からフォトレジストが凝固
してくる問題がなく、上記吐出部分からフォトレジスト
を常に安定して滴下することができる。
【0019】また、吐出部分のフォトレジストの粘度も
一定に保たれるので、ウエーハ上に 形成されるフォトレ
ジスト膜の膜厚を、各ウエーハ間で、均一にすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフォトレジスト吐出部分の要部断面構
成図。
【図2】本発明に係わるフォトレジスト塗布システムの
一例を説明するための要部断面構成図。
【図3】従来のフォトレジスト塗布システムの一例を説
明するための要部断面構成図。
【符号の説明】
1……恒温槽、2……ヒータ、3……温度センサ、4…
…撹拌器、5……温度調節器、6……液体、7……ゼラ
チン、8……収容容器、9……加圧容器、10……塗布
室、11……注入管、12……チューブ、13……断熱
材、14……ヒータ、15……温度センサ、16……温
度調節器、17……温風、18……ダクト、19……チ
ャック、20……ウエーハ、21……廃液回収容器、2
2……ブロア、23……N2ガス、24……フィルタ、
25,26……ベローズ、27……ポンプ、28……チ
ューブ、29……コネクタ、30……チューブ継手、3
1……ノズル、32……シール材。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フォトレジストを吐出するノズルに接続す
    る第1の管と、該第1の管を覆う第2の管と、上記ノズ
    ルの近傍で該第2の管に接続する第3の管より構成さ
    れる吐出部分と、上記フォトレジストの容器から上記第
    1の管への上記フォトレジストの供給を開閉制御する手
    段と、半導体ウエーハを固定する回転可能なチャックと
    を用い、 上記第2の管及び上記第3の管内に温調された液体を
    しながら、上記第1の管内のフォトレジスト上記ウ
    エーハに滴下し、回転塗布法により上記ウエーハ上に上
    記フォトレジストの膜を形成することを特徴とする半導
    体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】上記開閉制御手段は、上記容器内の上記フ
    ォトレジストの液面に圧力を加える機構と、上記第1の
    管と上記容器の間に設けられた開閉用ベローズとよりな
    ることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方
    法。
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