JP2616492B2 - 静電式空気清浄装置 - Google Patents

静電式空気清浄装置

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JP2616492B2 JP7152496A JP15249695A JP2616492B2 JP 2616492 B2 JP2616492 B2 JP 2616492B2 JP 7152496 A JP7152496 A JP 7152496A JP 15249695 A JP15249695 A JP 15249695A JP 2616492 B2 JP2616492 B2 JP 2616492B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塵等の粒子をイオン化
させるための電極と、イオン化した粒子を吸着するため
の電極とを備えた静電式空気清浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】静電式空気清浄装置として図8に原理的
に示すように、塵等の粒子をイオン化するための線状の
陰極1とイオン化した粒子を吸着するための板状陽極2
とを設け、陽極2を覆うように集塵紙3を貼り付け、集
塵紙3上に塵を付着させるものが知られている。
【0003】また、図9に示すように円筒又は円柱体4
の中心に陰極1を配置し、円筒又は円柱体4の外周面に
環状に陽極2を設け、陽極2の上に環状に集塵紙3を貼
り付けて集塵する装置も知られている。
【0004】いずれの静電式空気清浄装置においても、
陰極1と陽極2との間に高電圧を印加すると、陰極1の
近傍における放電によって負イオンが発生し、これが塵
と衝突し、塵が負に帯電し、陽極に吸引される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の静電
式空気清浄装置においては、集塵紙の取り替えが面倒で
あった。
【0006】そこで、本発明の目的は、集塵紙の取り替
えを容易に行うことができる静電式空気清浄装置を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、イオン化電極と集塵電極との間に集塵紙を
配置し、前記集塵紙に塵を吸着する構成の静電式空気清
浄装置において、幅方向に延在するミシン目を長手方向
に一定間隔に配した帯状紙を集塵紙として使用するよう
に構成され、前記集塵電極が絶縁体の表面に配されてお
り、前記絶縁体の前記集塵電極を有する面が前記集塵紙
の装着面となっており、前記ミシン目を利用して前記集
塵紙の1回の使用量を決めることができるように前記ミ
シン目が形成されており、前記集塵紙の装着面が前記集
塵紙の1回の使用量に対応するように形成されているこ
とを特徴とする静電式空気清浄装置に係わるものであ
る。
【0008】
【発明の作用及び効果】本願発明は次の作用及び効果を
有する。 (イ) ミシン目を利用して帯状紙から1回分の集塵紙
を切り取ることによって装着面に新しい集塵紙を装着す
ることが可能になり、新しい集塵紙の装着をハサミ、ナ
イフ等の用具を使用せずに容易に達成することができ
る。 (ロ) 帯状紙を使用するので、補充の集塵紙を容易に
提供することができる。
【0009】
【第1の実施例】次に、図1〜図4を参照して本発明の
第1の実施例に係わる静電式空気清浄装置を説明する。
この静電式空気清浄装置は、コロナ放電が生じ易いよう
に線状とされたイオン化電極(陰極)10と、板状の第
1及び第2の集塵電極11、12とを備えている。各電
極10、11、12はそれぞれ左右対称に2個設けられ
ている。イオン化電極10は一対の支持部13、14の
間に張り渡され、第1及び第2の集塵電極11、12は
絶縁物から成る集塵紙収容体15の表面16上に貼り付
けられている。なお、収容体15の表面16は傾斜面に
なっている。
【0010】集塵紙収容体15はペーパータオルと呼ば
れているものと実質的に同一の電気絶縁性を有する紙か
ら成る帯状集塵紙17のロール状部分17aを収容する
ための空間18を有する。集塵紙17のロール状部分1
7aは巻枠17bに巻き回され、この巻枠17bには収
容体15に植設されたピン19が挿入されている。集塵
紙17は収容体15に設けられた引き出し部20から引
き出され、第1及び第2の集塵電極11、12が設けら
れた表面16の一端側から他端側に延びるように配置さ
れ、端部がコ字状ホルダ21で収容体15に固定されて
いる。なお、集塵紙17の長手方向に直交する方向に延
びるミシン目(図示せず)が一回の使用量に対応させて
設けられている。
【0011】図4に示すように、イオン化電極10には
例えば−7kVが印加され、第1の集塵電極11は接地
され、第2の集塵電極12には例えば+7kVが印加さ
れる。また、イオン化電極10と第1の集塵電極11と
の距離L1 及び第1の集塵電極11と第2の集塵電極1
2との距離L2 は、イオン化電極10と第2の集塵電極
12との距離L3 よりもそれぞれ小さく設定されてい
る。即ち、第1の集塵電極11はイオン化電極10と第
2の集塵電極12との間に配置されている。
【0012】図4に示すように各電極10、11、12
の電位を設定すると、イオン化電極10から第1及び第
2の集塵電極11、12に向かう電気力線が生じると共
に、第1の集塵電極11から第2の集塵電極12に向か
う電気力線が生じる。これによって矢印22で示すよう
な方向のイオン風が生じる。イオン化電極10は線状で
あるので高電圧によって比較的容易に放電を開始し、放
電によって生じたガスイオンや電子に塵が接すると、塵
が負に帯電する。負に帯電した塵(イオン化した塵)は
イオン化電極10よりも電位の高い第1及び第2の集塵
電極11、12に向かって移動する。第1及び第2の集
塵電極11、12は集塵紙17で覆われているので、塵
は第1及び第2の集塵電極11、12に直接に吸着され
ずに、集塵紙17に吸着される。イオン化電極10に対
して第1の集塵電極11が第2の集塵電極12よりも近
い位置にあるが、第1の集塵電極11とイオン化電極1
0との電位差が第2の集塵電極12とイオン化電極10
との電位差よりも小さいために、塵のすべてが第1の集
塵電極11に吸着されずに、第1及び第2の集塵電極1
1、12に分割されて吸着される。また、第2の集塵電
極12は矢印22で示すイオン風の下流側に位置するの
で、第1の集塵電極11で吸着することができなかった
塵を第2の集塵電極12で吸着する作用が生じる。
【0013】集塵紙17に対する塵の付着量が多くなっ
て、集塵機能が低下した時には、ホルダ21による集塵
紙17の係止を解き、集塵紙17の新しい部分をロール
状部分17aを回転させながら引き出し、使用済みの部
分を切り棄て、新しい部分を収容体15の表面16上に
覆せ、ホルダ21で係止する。
【0014】本実施例の静電式空気清浄装置は次の効果
を有する。 (1) 集塵紙17には1回の使用量に対応するように
ミシン目が形成され、且つ収容体15の集塵紙装着表面
は1回の使用量に対応するように形成されているので、
ミシン目で集塵紙17を切り取ることによって新しい集
塵紙を容易に供給することができる。 (2) 集塵紙17の補充物として帯状紙をロ−ルに巻
いたロール紙を使用するので、補充用の集塵紙を極めて
容易に提供することができる。 (3) 収容体15の中に補充用の集塵紙を保管する構
成であるので、これを別の場所で保管することが不要に
なり、この紛失及び損傷を防ぐことができる。 (4) 収容体15は補充用の集塵紙の収容のみに使用
するのではなく、集塵電極11、12の配設及び集塵紙
の巻き付け面としても使用するので、装置の大型化を招
くことはない。 (5) 集塵紙17は粘着剤で貼り付けられていないの
で、集塵紙17の使用済み部分を切り棄てる時に剥離作
業が不要になる。従って、集塵紙17に吸着されている
塵が飛び散らない。 (6) 第1及び第2の集塵電極11、12を設けたの
で、集塵紙17における塵の偏在の程度が従来の約半分
になる。従って、集塵紙17の使用時間を長くすること
ができる。 (7) 集塵紙17の使用期間を従来と同一にした場合
には、塵の吸着の偏在が少なくなるので、経時変化の少
ない安定した集塵を行うことができる。また、オゾンO
3 の発生量が少なくなる。 (8) 第1の集塵電極11よりも高い電位に設定され
た第2の集塵電極12がイオン風22の下流側にあるの
で、第1の集塵電極11で吸着できなかった塵を第2の
集塵電極12によって効果的に吸着することができる。
【0015】
【第2の実施例】次に、図5及び図6を参照して第2の
実施例に係わる静電式空気清浄装置を説明する。但し、
図5及び図6において、図1〜図4と実質的に同一の部
分には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0016】図5及び図6に示す実施例では集塵紙収容
体15が円筒状に形成され、この外周表面16に環状に
第1及び第2の集塵電極11、12が配設されている。
収容体15には図1と同様に引き出し部20が設けら
れ、ここから集塵紙17が引き出されている。集塵紙1
7のロール部分17aは収容体15に植設されたピン1
9に回転自在に支持されている。針状の多数のイオン化
電極10は円筒状収容体15を囲むように支持部13a
に設けられている。なお、図6鎖線で示すように、収容
体15は円筒状カバー23で覆われる。このカバー23
に空気の通路を形成するための多数のスリットを設ける
ことが望ましい。
【0017】この静電式空気清浄装置を使用する時に
は、ロール状部分17aから集塵紙17を引き出して収
容体15の外側表面16上に巻き回し、バネ部材から成
るホルダ21で集塵紙17を収容体15に固定し、イオ
ン化電極10に例えば−7kV、第1の集塵電極11に
例えば0V、第2の集塵電極12に例えば+7kVを印
加する。集塵紙17に塵が付着して汚れた場合には、汚
れた部分をミシン目を利用して切り離し、新しい部分を
引き出して再び収容体15に巻き回す。
【0018】この実施例では第1の実施例と同一の作用
効果を有する他に、収容体15に環状に第1及び第2の
集塵電極11、12を設けるので、これ等の有効面積を
増大させることができるという効果も有する。
【0019】
【変形例】本発明は上述の実施例に限定されるものでな
く、例えば次の変形が可能なものである。 (1) 図7に示すように、集塵紙17を折り畳んでお
き、この折り畳みをほぐしながら集塵紙17を集塵電極
上に供給してもよい。 (2) 図5及び図6の実施例において、収容体15の
上方にイオン化電極を配置してもよい。 (3) 3個以上の集塵電極を設け、それぞれ異なる電
圧を印加するように構成してもよい。 (4) 図1において第1及び第2の集塵電極11、1
2が傾斜を有する表面16に設けられているが、図8の
ように平坦面に設けてもよい。 (5) 送風機を付加し、イオン化電極10から集塵電
極11、12への空気の流れを生じさせてもよい。ま
た、空気洗浄用フィルタを併用してもよい。 (6) 実施例では集塵紙17に植物繊維から成る一般
の紙が使用されているが、この代りに合成繊維から成る
紙、又は塵を付着させることができる種々のシート状物
体を使用することができる。 (7) ロール状の集塵紙17から1回分の集塵紙を切
り取って1枚ずつの集塵紙を第1及び第2の集塵電極1
1、12上に配置してもよい。 (8) 第1の集塵電極11を接地せずに、第2の集塵
電極12と異なる適当な電圧を印加してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例に係わる静電式空気清浄装置を図
2の1−1線に対応する部分で示す断面図である。
【図2】図1の空気清浄装置の正面図である。
【図3】図1の空気清浄装置の一部を示す断面図であ
る。
【図4】図1の空気清浄装置の各電極の電位関係を示す
図である。
【図5】第2の実施例に係わる静電式空気清浄装置を示
す斜視図である。
【図6】図5の空気清浄装置の平面図である。
【図7】集塵紙の別の形態を示す図である。
【図8】従来の空気清浄装置を示す断面図である。
【図9】従来の別の空気清浄装置を示す正面図である。
【符号の説明】
10 イオン化電極 11 第1の集塵電極 12 第2の集塵電極 15 収容体 17 集塵紙

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イオン化電極と集塵電極との間に集塵紙
    を配置し、前記集塵紙に塵を吸着する構成の静電式空気
    清浄装置において、 幅方向に延在するミシン目を長手方向に一定間隔に配し
    た帯状紙を集塵紙として使用するように構成され、 前記集塵電極が絶縁体の表面に配されており、 前記絶縁体の前記集塵電極を有する面が前記集塵紙の装
    着面となっており、 前記ミシン目を利用して前記集塵紙の1回の使用量を決
    めることができるように前記ミシン目が形成されてお
    り、 前記集塵紙の装着面が前記集塵紙の1回の使用量に対応
    するように形成されていることを特徴とする静電式空気
    清浄装置。
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