JP2616132B2 - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

Info

Publication number
JP2616132B2
JP2616132B2 JP10002090A JP10002090A JP2616132B2 JP 2616132 B2 JP2616132 B2 JP 2616132B2 JP 10002090 A JP10002090 A JP 10002090A JP 10002090 A JP10002090 A JP 10002090A JP 2616132 B2 JP2616132 B2 JP 2616132B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
viewpoint
point
change
magnification
dimensional
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10002090A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03296871A (ja
Inventor
健二 西村
香寿 堀内
義盛 中瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP10002090A priority Critical patent/JP2616132B2/ja
Priority to CA002040273A priority patent/CA2040273C/en
Priority to US07/684,389 priority patent/US5325472A/en
Priority to DE69130432T priority patent/DE69130432T2/de
Priority to EP91105969A priority patent/EP0451875B1/en
Publication of JPH03296871A publication Critical patent/JPH03296871A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2616132B2 publication Critical patent/JP2616132B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、計算機援用設計(CAD)及び科学技術シュ
ミレーション分野における、計算機内に構築した物体形
状モデルを画面上に可視化するためのカメラモデルの3
次元空間における視線及び視点の位置を対話的に変更す
る画像表示装置に関するものである。
従来の技術 近年、画像表示装置は写実的な画像表示を用いて言葉
や数値では表現が困難な現象を可視化し、計算機と人間
のコミュニケーションを図る道具として、種々の設計や
キュミレーションに利用されている。以下図面を参照し
ながら、上述した従来の画像表示装置の一例について説
明する。第5図は従来の画像表示装置の構成を示すもの
である。第5図において、91は形状データ蓄積部、92は
カメラデータ入力部、93はカメラデータ蓄積部、94は形
状座標変換部、95は画素輝度算出部である。以上のよう
に構成された従来の画像表示装置について、以下その動
作について説明する。まず、形状データ蓄積部91におい
て、表示対象物体の3次元形状データを蓄える。3次元
形状データとして、例えば物体表面を複数の三角形の集
合で表した場合の三角形の各頂点の3次元座標値があ
る。また、カメラデータ入力部92において、視点及び注
視点の3次元位置を数値入力する。3次元位置として、
例えばワールド座標系における3次元座標値がある。次
に、カメラデータ蓄積部93において、カメラデータ入力
部92で入力した視点及び注視点の3次元位置を蓄える。
さらに、形状座標変換部94において、カメラデータ蓄積
部93から読みだした視点及び注視点の3次元位置をそれ
ぞれ始点及び終点とする視線ベクトルに基づいて、形状
データ蓄積部91から読みだした3次元形状データを座標
変換する。座標変換として、例えば形状データ定義座標
系からワールド座標系を経て視点を原点とする視点座標
系への変換や透視変換がある。最後に、画素輝度算出部
95において、形状座標変換部94で座標変換した3次元形
状データより可視物体を決定し、表示画面の各画素ごと
の表示輝度を算出する。可視物体の決定方法として、例
えば隠線処理や隠面処理がある。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では、視線及び視点の
位置を変更したい場合、所望するシーンを表示するため
にはユーザ自身が常に計算機内の3次元空間を考慮して
視点及び注視点の3次元位置を数値入力する必要があ
り、試行錯誤を繰り返さないと所望のシーンが表示でき
ないという課題を有していた。本発明は上記課題に鑑
み、計算機内に構築した物体形状モデルを画面上に可視
化するためのカメラモデルの視線及び視点を対話的に変
更するマン・マシン・インターフェイスの優れた画像表
示装置を提供するものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の第1の画像表示装
置は、変更前の視点、注視点の3次元位置を保存するカ
メラデータ蓄積部と、表示対象物体の3次元形状データ
を保存する形状データ蓄積部と、前記変更前の視点、注
視点の3次元位置と前記3次元形状データとによって算
出された表示画面上に、目標点写像を入力する画面位置
入力部と、変更前の視点を端点とし、前記目標点写像を
通る半直線を算出する半直線算出部と、前記3次元形状
データと前記半直線との交点である目標点を算出する交
点算出部と、表示画面上に倍率決定点を入力し、前記目
標点写像と前記倍率決定点間の距離と、前記目標点写像
と表示画面原点間との距離の比率である変更倍率を算出
する倍率位置入力部と、前記目標点と変更前の視点間の
距離と、前記目標点と変更後の視点である更新視点間の
距離との比率が、前記変更倍率と等しくなる前記半直線
上の前記更新視点を決定し、変更前の視点と変更前の注
視点を始点及び終点とする視線位置ベクトルを前記更新
視点を始点とする位置に平行移動して更新注視点を算出
し、前記カメラデータ蓄積部に前記更新視点と前記更新
注視点を書込む視点移動部とを具備したものである。
また、本発明の第2の画像表示装置は、変更前の視
点、注視点および視点の移動方向を表す目標点の3次元
位置を保存するカメラデータ蓄積部と、表示対象物体の
3次元形状データを保存する形状データ蓄積部と、前記
変更前の視点、注視点の3次元位置と前記3次元形状デ
ータとによって算出された表示画面上に、視点写像を入
力する画面位置入力部と、変更前の視点を端点とし、前
記視点写像を通る半直線を算出する半直線算出部と、前
記3次元形状データと前記半直線との交点である第1更
新視点を算出する交点算出部と、表示画面上に倍率決定
点を入力し、前記視点写像と前記倍率決定点間の距離
と、前記視点写像と表示画面原点間との距離の比率であ
る変更倍率を算出する倍率位置入力部と、前記目標点と
前記第1更新視点間の距離と、前記目標点と第2の変更
後の視点である第2更新視点間の距離との比率が、前記
変更倍率と等しくなる前記半直線上の第2更新視点を決
定し、第1更新視点と変更前の注視点を始点及び終点と
する視線位置ベクトルを前記第2更新視点を始点とする
位置に平行移動して更新注視点を算出し、前記カメラデ
ータ蓄積部に前記第2更新視点と前記更新注視点を書込
む視点移動部とを具備したものである。
また、本発明の第3の画像表示装置は、変更前の視
点、注視点および視点の移動方向を表す目標点の3次元
位置を保存するカメラデータ蓄積部と、表示対象物体の
3次元形状データを保存する形状データ蓄積部と、前記
変更前の視点、注視点の3次元位置と前記3次元形状デ
ータとによって算出された表示画面上に、注視点写像を
入力する画面位置入力部と、変更前の視点を端点とし、
前記注視点写像を通る半直線を算出する半直線算出部
と、前記3次元形状データと前記半直線との交点である
第1更新注視点を算出する交点算出部と、表示画面上に
倍率決定点を入力し、前記注視点写像と前記倍率決定点
間の距離と、前記注視点写像と表示画面原点間との距離
の比率である変更倍率を算出する倍率位置入力部と、前
記目標点と変更前の視点間の距離と、前記目標点と変更
後の視点である更新視点間の距離との比率が、前記変更
倍率と等しくなる前記半直線上の更新視点を決定し、変
更前の視点と第1更新注視点を始点及び終点とする視線
位置ベクトルを前記更新視点を始点とする位置に平行移
動して第2の変更後の注視点である第2更新注視点を算
出し、前記カメラデータ蓄積部に前記更新視点と前記第
2更新注視点を書込む視点移動部とを具備したものであ
る。
作用 本発明は、上記した構成により、表示画面上に目標点
写像、視点写像、注視点写像および仮想倍率変更点に対
応する2次元位置を指定することにより、計算機内に構
築した物体形状モデルを画面上に可視化するためのカメ
ラモデルの3次元空間における視線および視点の位置を
対話的に変更したシーンを画面表示することとなる。
実施例 以下本発明の一実施例の画像表示装置について、図面
を参照しながら説明する。第1図は本発明の実施例にお
ける画像表示装置の構成を示すものである。第1図にお
いて、1は画面位置入力部、2は半直線算出部、3は交
点算出部、4は形状データ蓄積部、5は倍率位置入力
部、6は視点移動部、7はカメラデータ蓄積部、8は形
状座標変換部、9は画素輝度算出部である。以上のよう
に構成された画像表示装置について、第1の実施例とし
て、ユーザが目標点を指定する場合を考える。
以下第1図、第2図及び第3図を用いてその動作を説
明する。第2図は、3次元空間における視点、注視点及
び視点の移動方向を表す目標点と表示画面との関係を表
す概念図である。
第2図において、21,22はそれぞれ変更前の視点、注
視点、24は目標点、25は視点座標系で表した変更前の表
示画面(仮想表示画面)、26は変更前の視点を端点とし
変更前の注視点を通る3次元半直線m、28は仮想表示画
面上の目標点写像、27は変更前の視点を端点とし目標点
写像を通る3次元半直線l、29,30,31はそれぞれ仮想表
示画面上の2次元座標を定義する座標系の原点、u軸及
びv軸、32は目標点を内部に含む三角形、33,34はそれ
ぞれ更新視点及び更新注視点、35は仮想表示画面上の倍
率決定点である。また、仮想表示画面25と半直線mは垂
直であり、原点29は仮想表示画面25の中央にあると仮定
する。第3図は、表示画面上における目標点と視点との
3次元距離を変更する場合の変更倍率の第1の概念図で
ある。第3図において、41は表示画面、42,43,44はそれ
ぞれ表示画面上の2次元座標を定義する座標系の原点、
u軸及びv軸、45は目標点写像に対応する表示画面上の
2次元位置を示す点、46は仮想表示画面25上の倍率決定
点35に対応する表示画面上の2次元位置を示す点であ
る。ここで、点46が原点42と点45を(1−s):sに分け
る点であるときの変更倍率をsとする。最初に、形状デ
ータ蓄積部4において、表示対象物体の表面を表す複数
の三角形の各頂点の3次元座標値を3次元形状データと
して蓄える。また、カメラデータ蓄積部7において、変
更前の視点、注視点及び視点の移動方向を表す目標点の
ワールド座標系における3次元座標値をそれぞれの3次
元位置として蓄える。ここで、目標点に対する視点の移
動は視点と目標点を結ぶ3次元直線上の移動とする。ま
ず、画面位置入力部1において、ユーザが視点の移動方
向の変更を望む場合に目標点24に対応する仮想表示画面
上の点の2次元座標値(u,v)を目標点写像として入力
する。ここで表示画面上の2次元座標系は、変更前の注
視点に対応する表示画面上の点29を原点とし、u軸及び
v軸を走査線にそれぞれ平行及び垂直にとるものとす
る。つぎに、半直線算出部2において、カメラデータ蓄
積部7から読みだした変更前の視点21の3次元位置の3
次元座標値と画面入力部1で入力した点28の表示画面上
の2次元位置の座標値(u,v)とから3次元空間におけ
る変更前の視点21を端点とした半直線27を算出する。さ
らに、交点算出部3において、形状データ蓄積部4から
読みだした3次元形状データの三角形と半直線27との交
点を算出し、これらの交点のうち視点との距離が最小の
点を変更後の目標点24としてカメラデータ蓄積部7に書
込む。また、倍率位置入力部5において、目標点と視点
との3次元距離の変更倍率sに対応する倍率決定点46を
表示画面上の原点42と目標点写像45を結ぶ直線上に入力
する。この際、ユーザが目標点24の近傍を(0≦s≦
1)を満たすsを用いて1/sに拡大して画面表示するこ
とを望む場合は、点46は原点42と点45を(1−s):sに
内分する点を指定すればよい。反対に、目標点24の近傍
を(1≦s)を満たすsを用いて1/sに縮小して画面表
示することを望む場合は、点46は原点42と点45を(s−
1):sに外分する点を指定すればよい。つぎに、視点移
動部6において、変更倍率sを用いてカメラデータ蓄積
部7から読みだした視点及び注視点の3次元位置である
3次元座標値を以下のように更新する。まず、視点21と
目標点24(1−S):Sに分ける点を変更後の視点とす
る。つぎに、更新視点33及び更新注視点34をそれぞれ始
点及び終点とするベクトルが、変更前の視点21及び注視
点22をそれぞれ始点及び終点とするベクトルと平行でか
つ向き及び大きさが等しくなるように更新注視点34決定
し、更新視点33及び更新注視点34の3次元座標値を3次
元位置としてカメラデータ蓄積部7に書込む。さらに、
形状座標変換部8において、カメラデータ蓄積部7から
読みだした視点及び注視点の3次元位置をそれぞれ始点
及び終点の3次元位置とする視線ベクトルに基づいて、
形状データ蓄積部4から読みだした3次元形状データで
ある三角形の各頂点の3次元座標値を形状データ定義座
標系からワールド座標系、視点を原点とする視点座標系
への座標変換し、最後に透視変換を施す。最後に、画素
輝度算出部9において、形状座標変換部8で座標変換し
た3次元形状データに隠面処理を施して可視物体を決定
し、表示画面の各画素に対応する可視物体の表面の輝度
を表示輝度とする。以上のように第1の実施例によれ
ば、変更前の視点、注視点の3次元位置を保存するカメ
ラデータ蓄積部と、表示対象物体の3次元形状データを
保存する形状データ蓄積部と、前記変更前の視点、注視
点の3次元位置と前記3次元形状データとによって算出
された表示画面上に、目標点写像を入力する画面位置入
力部と、変更前の視点を端点とし、前記目標点写像を通
る半直線を算出する半直線算出部と、前記3次元形状デ
ータと前記半直線との交点である目標点を算出する交点
算出部と、表示画面上に倍率決定点を入力し、前記目標
点写像と前記倍率決定点間の距離と、前記目標点写像と
表示画面原点間との距離の比率である変更倍率を算出す
る倍率位置入力部と、前記目標点と変更前の視点間の距
離と、前記目標点と変更後の視点である更新視点間の距
離との比率が、前記変更倍率と等しくなる前記半直線上
の前記更新視点を決定し、変更前の視点と変更前の注視
点を始点及び終点とする視線位置ベクトルを前記更新視
点を始点とする位置に平行移動して更新注視点を算出
し、前記カメラデータ蓄積部に前記更新視点と前記更新
注視点を書込む視点移動部を設けることにより、計算機
内に構築した物体形状モデルを画面上に可視化するため
のカメラモデルの視線及び視点の位置を対話的に変更し
たシーンを画面表示することができる。
従来の手法では常に3次元座標系を意識しながら視点
位置や視線ベクトルの変更のためのユーザインタフェイ
スを、表示画面上の目標点写像および仮想倍率変更点に
対応する2次元位置を指定することにより、3次元座標
系を意識せずに直感的かつ容易な操作で変更できる良好
なユーザインターフェイスを提供することができる。
第2の実施例として、ユーザが変更後の視点を指定す
る場合を考える。以下第1図、第6図及び第8図を用い
てその動作を説明する。
第6図は、3次元空間における視点、注視点及び視点
の移動方向を表す目標点と表示画面との関係を表す概念
図である。
第6図において、121,122,123はそれぞれ変更前の視
点、注視点及び目標点、124は第1更新視点、125は視点
座標系で表した変更前の表示画面(仮想表示画面)、12
6は変更前の視点を端点とし変更前の注視点を通る3次
元半直線m、128は仮想表示画面上の視点写像、127は変
更前の視点を端点とし視点写像を通る3次元半直線l、
129,130,131はそれぞれ仮想表示画面上の2次元座標を
定義する座標系の原点、u軸及びv軸、132は第1更新
視点を内部に含む三角形、133,134はそれぞれ第2更新
視点及び更新注視点、135は仮想表示画面上の倍率決定
点である。
また、仮想表示画面125と半直線mは垂直であり、原
点129は仮想表示画面125の中央にあると仮定する。
第8図は、表示画面上における目標点と第1更新視点
との3次元距離を変更する場合の変更倍率の概念図であ
る。
第8図において、141は表示画面、142,143,144はそれ
ぞれ表示画面上の2次元座標を定義する座標系の原点、
u軸及びv軸、145は視点写像に対応する表示画面上の
2次元位置を示す点、146は仮想表示画面125上の倍率決
定点135に対応する表示画面上の2次元位置を示す点で
ある。ここで、点146が原点142と点145を(1−s):s
に分ける点であるときの変更倍率をsとする。
第1の実施例の場合と異なるのは、画面位置入力部1
において、ユーザが入力する2次元位置が第1更新視点
に対応する視点写像128の表示画面上の2次元座標値
(u,v)であること、交点算出部3において、算出する
交点を第1更新視点124としてカメラデータ蓄積部に書
込むこと、倍率位置入力部5において、目標点と第1更
新視点との3次元距離の変更倍率sに対応する倍率決定
点146を入力すること、視点移動部6において、第1更
新視点124と目標点123を(1−s):sに分ける点を第2
更新視点133とし、第2更新視点133及び注視点134をそ
れぞれ始点及び終点とするベクトルが、第1更新視点12
4及び注視点122をそれぞれ始点及び終点とするベクトル
と平行でかつ向き及び大きさが等しくなるように更新注
視点134を決定し、第2更新視点133及び更新注視点134
の3次元座標値を3次元位置としてカメラデータ蓄積部
7に書込むことである。
以上のように第2の実施例によれば、変更前の視点、
注視点および視点の移動方向を表す目標点の3次元位置
を保存するカメラデータ蓄積部と、表示対象物体の3次
元形状データを保存する形状データ蓄積部と、前記変更
前の視点、注視点の3次元位置と前記3次元形状データ
とによって算出された表示画面上に、視点写像を入力す
る画面位置入力部と、変更前の視点を端点とし、前記視
点写像を通る半直線を算出する半直線算出部と、前記3
次元形状データと前記半直線との交点である第1更新視
点を算出する交点算出部と、表示画面上に倍率決定点を
入力し、前記視点写像と前記倍率決定点間の距離と、前
記視点写像と表示画面原点間との距離の比率である変更
倍率を算出する倍率位置入力部と、前記目標点と前記第
1更新視点間の距離と、前記目標点と第2の変更後の視
点である第2更新視点間の距離との比率が、前記変更倍
率と等しくなる前記半直線上の第2更新視点を決定し、
第1更新視点と変更前の注視点を始点及び終点とする視
線位置ベクトルを前記第2更新視点を始点とする位置に
平行移動して更新注視点を算出し、前記カメラデータ蓄
積部に前記第2更新視点と前記更新注視点を書込む視点
移動部を設けることにより、従来の手法では常に3次元
座標系を意識しながら視点位置や視線ベクトルの変更の
ためのユーザインタフェイスを、表示画面上の視点写像
および仮想倍率変更点に対応する2次元位置を指定する
ことにより、3次元座標系を意識せずに直感的かつ容易
な操作で変更できる良好なユーザインターフェイスを提
供することができる。
第3の実施例として、ユーザが変更後の注視点を指定
する場合を考える。以下第1図、第7図及び第9図を用
いてその動作を説明する。第7図は、3次元空間におけ
る視点、注視及び視点の移動方向を表す目標点と表示画
面との関係を表す概念図である。
第7図において、221,222,223はそれぞれ変更前の視
点、注視点及び目標点、224は第1更新注視点、225は視
点座標系で表した変更前の表示画面(仮想表示画面)、
226は変更前の視点を端点とし変更前の注視点を通る3
次元半直線m、228は仮想表示画面上の注視点写像、227
は変更前の視点を端点とし注視点写像を通る3次元半直
線l、229,230,231はそれぞれ仮想表示画面上の2次元
座標を定義する座標系の原点、u軸及びv軸、232は第
1更新注視点224を内部に含む三角形、233,234はそれぞ
れ更新視点及び第2更新注視点、235は仮想表示画面上
の倍率決定点である。
また、仮想表示画面225と半直線mは垂直であり、原
点229は仮想表示画面225の中央にあると仮定する。
第9図は、表示画面上における目標点と視点との3次
元距離を変更する場合の変更倍率の概念図である。
第9図において、241は表示画面、242,243,244はそれ
ぞれ表示画面上の2次元座標を定義する座標系の原点、
u軸及びv軸、245は注視点写像に対応する表示画面上
の2次元位置を示す点、246は仮想表示画面225上の倍率
決定点235に対応する表示画面上の2次元位置を示す点
である。ここで、点246が原点242と点245を(1−s):
sに分ける点であるときの変更倍率をsとする。
第1の実施例の場合と異なるのは、画面位置入力部1
において、ユーザが入力する2次元位置が第1更新注視
点に対応する注視点写像228の表示画面上の2次元座標
値(u,v)であること、交点算出部3において、算出す
る交点を第1更新注視点224としてカメラデータ蓄積部
に書込むこと、倍率位置入力部5において、目標点と視
点との3次元距離の変更倍率sに対応する倍率決定点24
6を入力することである。
視点移動部6において、変更前の視点221と目標点223
を(1−s):sに分ける点を更新視点233とし、更新視
点233及び第2更新注視点234をそれぞれ始点及び終点と
するベクトルが、変更前の視点221及び第1更新注視点2
24をそれぞれ始点及び終点とするベクトルと平行でかつ
向き及び大きさが等しくなるように第2更新注視点234
決定し、更新視点233及び第2更新注視点234の3次元座
標値を3次元位置としてカメラデータ蓄積部7に書込む
ことである。
以上のように第3の実施例によれば、変更前の視点、
注視点および視点の移動方向を表す目標点の3次元位置
を保存するカメラデータ蓄積部と、表示対象物体の3次
元形状データを保存する形状データ蓄積部と、前記変更
前の視点、注視点の3次元位置と前記3次元形状データ
とによって算出された表示画面上に、注視点写像を入力
する画面位置入力部と、変更前の視点を端点とし、前記
注視点写像を通る半直線を算出する半直線算出部と、前
記3次元形状データと前記半直線との交点である第1更
新注視点を算出する交点算出部と、表示画面上に倍率決
定点を入力し、前記注視点写像と前記倍率決定点間の距
離と、前記注視点写像と表示画面原点間との距離の比率
である変更倍率を算出する倍率位置入力部と、前記目標
点と変更前の視点間の距離と、前記目標点と変更後の視
点である更新視点間の距離との比率が、前記変更倍率と
等しくなる前記半直線上の更新視点を決定し、変更前の
視点と第1更新注視点を始点及び終点とする視線位置ベ
クトルを前記更新視点を始点とする位置に平行移動して
第2の変更後の注視点である第2更新注視点を算出し、
前記カメラデータ蓄積部に前記更新視点と前記第2更新
注視点を書込む視点移動部を設けることにより、従来の
手法では常に3次元座標系を意識しながら視点位置や視
線ベクトルの変更のためのユーザインタフェイスを、表
示画面上の注視点写像および仮想倍率変更点に対応する
2次元位置を指定することにより、3次元座標系を意識
せずに直感的かつ容易な操作で変更できる良好なユーザ
インターフェイスを提供することができる。なお、実施
例において、3次元形状データは表示対象物体の書面を
表す複数の三角形の各頂点の3次元座標値としたが、三
角形は任意の自由曲面形状としてもよい。第1の実施例
において、変更倍率sに対応する倍率決定点を表示画面
上の原点と目標点写像を結ぶ直線上の点としたが、目標
点と表示画面の4隅の点をそれぞれs:(1−s)に分け
る点を4隅とする長方形の辺上の任意の点としてもよ
い。第4図は、表示画面上における目標点と視点との3
次元距離を変更する場合の変更倍率の第2の概念図であ
る。第4図において、51は表示画面、52,53,54はそれぞ
れ表示画面上の2次元座標を定義する座標系の原点、u
軸及びv軸、55〜58は表示画面の4隅の点、59は目標点
写像に対応する表示画面上の2次元位置を示す点60〜63
は点59と表示画面の4隅の点をそれぞれs:(1−s)に
内分する点、64は視点との3次元距離の変更倍率に対応
する表示画面上の2次元位置を示す点である。
発明の効果 以上のように本発明は、従来の手法では常に3次元座
標系を意識しながら視点位置や視線ベクトルの変更のた
めのユーザインタフェイスを、表示画面上の目標点写
像、視点写像、注視点写像および仮想倍率変更点に対応
する2次元位置を指定することにより、3次元座標系を
意識せずに直感的かつ容易な操作で変更できる良好なユ
ーザインターフェイスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例における画像表示装置の構成
図、第2図は本発明の実施例における視点、注視点及び
目標点と表示画面の概念図、第3図は本発明の実施例に
おける変更倍率の第1の概念図、第4図は本発明の実施
例における変更倍率の第2の概念図、第5図は従来の画
像表示装置の構成図、第6図は3次元空間における視
点、注視点及び視点の移動方向を表す目標点と表示画面
との関係を表す概念図、第7図は3次元空間における視
点、注視及び視点の移動方向を表す目標点と表示画面と
の関係を表す概念図、第8図は表示画面上における目標
点と第1更新視点との3次元距離を変更する場合の変更
倍率の概念図、第9図は表示画面上における目標点と視
点との3次元距離を変更する場合の変更倍率の概念図で
ある。 1……画面位置入力部、2……半直線算出部、3……交
点算出部、4……形状データ蓄積部、5……倍率位置入
力部、6……視点移動部、7……カメラデータ蓄積部、
8……形状座標変換部、9……画素輝度算出部、91……
形状データ蓄積部、92……カメラデータ入力部、93……
カメラデータ蓄積部、94……形状座標変換部、95……画
素輝度算出部。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】変更前の視点、注視点の3次元位置を保存
    するカメラデータ蓄積部と、表示対象物体の3次元形状
    データを保存する形状データ蓄積部と、前記変更前の視
    点、注視点の3次元位置と前記3次元形状データとによ
    って算出された表示画面上に、目標点写像を入力する画
    面位置入力部と、変更前の視点を端点とし、前記目標点
    写像を通る半直線を算出する半直線算出部と、前記3次
    元形状データと前記半直線との交点である目標点を算出
    する交点算出部と、表示画面上に倍率決定点を入力し、
    前記目標点写像と前記倍率決定点間の距離と、前記目標
    点写像と表示画面原点間との距離の比率である変更倍率
    を算出する倍率位置入力部と、前記目標点と変更前の視
    点間の距離と、前記目標点と変更後の視点である更新視
    点間の距離との比率が、前記変更倍率と等しくなる前記
    半直線上の前記更新視点を決定し、変更前の視点と変更
    前の注視点を始点及び終点とする視線位置ベクトルを前
    記更新視点を始点とする位置に平行移動して更新注視点
    を算出し、前記カメラデータ蓄積部に前記更新視点と前
    記更新注視点を書込む視点移動部とを備えたことを特徴
    とする画像表示装置。
  2. 【請求項2】変更前の視点、注視点および視点の移動方
    向を表す目標点の3次元位置を保存するカメラデータ蓄
    積部と、表示対象物体の3次元形状データを保存する形
    状データ蓄積部と、前記変更前の視点、注視点の3次元
    位置と前記3次元形状データとによって算出された表示
    画面上に、視点写像を入力する画面位置入力部と、変更
    前の視点を端点とし、前記視点写像を通る半直線を算出
    する半直線算出部と、前記3次元形状データと前記半直
    線との交点である第1更新視点を算出する交点算出部
    と、表示画面上に倍率決定点を入力し、前記視点写像と
    前記倍率決定点間の距離と、前記視点写像と表示画面原
    点間との距離の比率である変更倍率を算出する倍率位置
    入力部と、前記目標点と前記第1更新視点間の距離と、
    前記目標点と第2の変更後の視点である第2更新視点間
    の距離との比率が、前記変更倍率と等しくなる前記半直
    線上の第2更新視点を決定し、第1更新視点と変更前の
    注視点を始点及び終点とする視線位置ベクトルを前記第
    2更新視点を始点とする位置に平行移動して更新注視点
    を算出し、前記カメラデータ蓄積部に前記第2更新視点
    と前記更新注視点を書込む視点移動部とを備えたことを
    特徴とする画像表示装置。
  3. 【請求項3】変更前の視点、注視点および視点の移動方
    向を表す目標点の3次元位置を保存するカメラデータ蓄
    積部と、表示対象物体の3次元形状データを保存する形
    状データ蓄積部と、前記変更前の視点、注視点の3次元
    位置と前記3次元形状データとによって算出された表示
    画面上に、注視点写像を入力する画面位置入力部と、変
    更前の視点を端点とし、前記注視点写像を通る半直線を
    算出する半直線算出部と、前記3次元形状データと前記
    半直線との交点である第1更新注視点を算出する交点算
    出部と、表示画面上に倍率決定点を入力し、前記注視点
    写像と前記倍率決定点間の距離と、前記注視点写像と表
    示画面原点間との距離の比率である変更倍率を算出する
    倍率位置入力部と、前記目標点と変更前の視点間の距離
    と、前記目標点と変更後の視点である更新視点間の距離
    との比率が、前記変更倍率と等しくなる前記半直線上の
    更新視点を決定し、変更前の視点と第1更新注視点を始
    点及び終点とする視線位置ベクトルを前記更新視点を始
    点とする位置に平行移動して第2の変更後の注視点であ
    る第2更新注視点を算出し、前記カメラデータ蓄積部に
    前記更新視点と前記第2更新注視点を書込む視点移動部
    とを備えたことを特徴とする画像表示装置。
JP10002090A 1990-04-13 1990-04-16 画像表示装置 Expired - Fee Related JP2616132B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10002090A JP2616132B2 (ja) 1990-04-16 1990-04-16 画像表示装置
CA002040273A CA2040273C (en) 1990-04-13 1991-04-11 Image displaying system
US07/684,389 US5325472A (en) 1990-04-13 1991-04-12 Image displaying system for interactively changing the positions of a view vector and a viewpoint in a 3-dimensional space
DE69130432T DE69130432T2 (de) 1990-04-13 1991-04-15 Bildanzeigesystem
EP91105969A EP0451875B1 (en) 1990-04-13 1991-04-15 Image displaying system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10002090A JP2616132B2 (ja) 1990-04-16 1990-04-16 画像表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03296871A JPH03296871A (ja) 1991-12-27
JP2616132B2 true JP2616132B2 (ja) 1997-06-04

Family

ID=14262871

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10002090A Expired - Fee Related JP2616132B2 (ja) 1990-04-13 1990-04-16 画像表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2616132B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03296871A (ja) 1991-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4994989A (en) Displaying method and apparatus for three-dimensional computer graphics
US5003498A (en) Graphic display method
US5379371A (en) Displaying method and apparatus for three-dimensional computer graphics
EP0451875B1 (en) Image displaying system
JPH10283158A (ja) ウィンドウの立体表示装置及びその方法
US20060244745A1 (en) Computerized method and computer system for positioning a pointer
EP0794517B1 (en) Virtual architecture method and apparatus
JPH11328441A (ja) グラフィックス表示制御方法およびコンピュータグラフイックス
JPH05346957A (ja) 形状特徴量提示装置および方法
EP0714057A1 (en) Method and apparatus for displaying a cursor along a two dimensional representation of a computer generated three dimensional surface
JPH0342780A (ja) 三次元図形入力方式
JP2616132B2 (ja) 画像表示装置
JP2000339499A (ja) テクスチャマッピング・テクスチャモザイク処理装置
JP3850080B2 (ja) 画像生成表示装置
CN112902968A (zh) 一种高效率三维数字导航地球生成方法及系统
JPH0614336B2 (ja) 設計支援方法
JP5481751B2 (ja) 隠蔽処理プログラム、可視化処理方法及び装置
JP5247398B2 (ja) 表示調整装置、表示調整方法及びコンピュータプログラム
JP2584100B2 (ja) 画像表示装置
JPH07114655A (ja) 図形処理装置
JPH1115994A (ja) 曲面作成方法
EP1720090B1 (en) Computerized method and computer system for positioning a pointer
JP3289940B2 (ja) コンピュータグラフィックスおよびその画像観察条件決定支援方法
JPH08106550A (ja) 投影図作成装置
JPS6023889A (ja) マルチ・カ−ソルの表示方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees