JP2615988B2 - 薄肉貴金属複合板 - Google Patents
薄肉貴金属複合板Info
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- JP2615988B2 JP2615988B2 JP7424289A JP7424289A JP2615988B2 JP 2615988 B2 JP2615988 B2 JP 2615988B2 JP 7424289 A JP7424289 A JP 7424289A JP 7424289 A JP7424289 A JP 7424289A JP 2615988 B2 JP2615988 B2 JP 2615988B2
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- Japan
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- thin
- precious metal
- plate
- composite plate
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Description
【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、記念品や贈答品として手軽に用いること
ができ、かつ装飾的にも価を有するような金、銀、プラ
チナ等の貴金属を主体とする薄肉貴金属複合板に関す
る。
ができ、かつ装飾的にも価を有するような金、銀、プラ
チナ等の貴金属を主体とする薄肉貴金属複合板に関す
る。
「従来の技術」 例えば、押し花、写真等の薄肉のものを記念品や贈答
品として用いる場合、補強の意味や汚れ等の付着を防止
して永久的に保存できるように、これを透明な樹脂で被
覆してカード状のものとしている。このようなカード状
のものの装飾性や豪華さを高める手段の一つとして、上
記薄肉状のものを貴金属の小塊とともに透明な樹脂で被
覆することが考えられる。
品として用いる場合、補強の意味や汚れ等の付着を防止
して永久的に保存できるように、これを透明な樹脂で被
覆してカード状のものとしている。このようなカード状
のものの装飾性や豪華さを高める手段の一つとして、上
記薄肉状のものを貴金属の小塊とともに透明な樹脂で被
覆することが考えられる。
「発明が解決しようとする課題」 しかしながら、上記のようなカードのおいては、貴金
属のボリュームが小さいためあまり見栄えがしない。そ
こで、貴金属の塊を圧延して薄板状とし（1.0gの金を15
μｍに延ばすと名刺程度の大きさになる）、これの表面
に刻印やレーザ照射等によりマーキングを施し、これを
上記薄肉のものとともに透明な樹脂で被覆すれば充分見
栄えがするものとなるが、樹脂被覆の際に、薄板状の貴
金属の表面に薄肉のものが直接押し付けられるので、薄
板状の貴金属が破けたり、しわが生じ易いという難点が
ある。
属のボリュームが小さいためあまり見栄えがしない。そ
こで、貴金属の塊を圧延して薄板状とし（1.0gの金を15
μｍに延ばすと名刺程度の大きさになる）、これの表面
に刻印やレーザ照射等によりマーキングを施し、これを
上記薄肉のものとともに透明な樹脂で被覆すれば充分見
栄えがするものとなるが、樹脂被覆の際に、薄板状の貴
金属の表面に薄肉のものが直接押し付けられるので、薄
板状の貴金属が破けたり、しわが生じ易いという難点が
ある。
「課題を解決するための手段」 上記のような課題を解決するために、この発明の薄肉
貴金属複合板は、貴金属または貴金属の合金からなる薄
板に透明な樹脂からなる保護膜を被覆して複合板を形成
しこの複合板を透明な樹脂膜で被覆するとともに、この
樹脂膜と上記複合板との間に薄肉体を封入したものであ
る。
貴金属複合板は、貴金属または貴金属の合金からなる薄
板に透明な樹脂からなる保護膜を被覆して複合板を形成
しこの複合板を透明な樹脂膜で被覆するとともに、この
樹脂膜と上記複合板との間に薄肉体を封入したものであ
る。
「作用」 この発明の薄肉貴金属複合板にあっては、貴金属薄板
を保護膜により被覆して複合板を形成し、この複合板を
薄肉体とともに透明な樹脂膜で被覆したので、樹脂膜被
覆の際に、貴金属薄板の表面に薄肉体が直接押し付けら
れることがなく、よって貴金属薄板が破けたり、しわが
生じたりすることがない。
を保護膜により被覆して複合板を形成し、この複合板を
薄肉体とともに透明な樹脂膜で被覆したので、樹脂膜被
覆の際に、貴金属薄板の表面に薄肉体が直接押し付けら
れることがなく、よって貴金属薄板が破けたり、しわが
生じたりすることがない。
また、薄肉体が貴金属の色を背景として浮き上がって
見えるので、装飾性や豪華さが増し、記念品や贈答品と
して好適であるとともに商品的価値も高まる。
見えるので、装飾性や豪華さが増し、記念品や贈答品と
して好適であるとともに商品的価値も高まる。
「実施例」 以下この発明の薄肉貴金属複合板の一実施例を第１図
ないし第３図を参照して説明する。
ないし第３図を参照して説明する。
これらの図において符号１は複合板を示す。この複合
板１は、純度99.99％以上の金の塊状素材を圧延を繰り
返して厚さ15μｍに仕上げ、名刺大に切断した薄板２の
裏面に、YAG（イットリウム−アルミニウム−ガーネッ
ト）レーザ発生装置からレーザビームを照射して第１図
に示すような文字３をマーキングし、その表裏面を透明
な樹脂からなる保護膜５によりラミネート被覆したもの
である。
板１は、純度99.99％以上の金の塊状素材を圧延を繰り
返して厚さ15μｍに仕上げ、名刺大に切断した薄板２の
裏面に、YAG（イットリウム−アルミニウム−ガーネッ
ト）レーザ発生装置からレーザビームを照射して第１図
に示すような文字３をマーキングし、その表裏面を透明
な樹脂からなる保護膜５によりラミネート被覆したもの
である。
この過程において、レーザビームを移動させる手段と
しては、発生装置を制御してレーザビームの照射位置を
Ｘ−Ｙ軸面内で変化させる周知の方法が採用されてい
る。そして、レーザビームの強度を変えることにより、
模様を形成する凹凸の深さを適宜に調節することがで
き、例えばこれを板厚の1/10程度に抑えておけば、薄板
２自体が透けて表面の模様が重なってしまうなどの事態
は生じない。また、金型を圧着させるのではないので、
表の凹凸が裏に現れることもない。この方法において
は、レーザビームを移動する装置を、適当な図形入力装
置と組み合わせることにより、任意の図形、模様、文
字、肖像や認定マークなどを薄板に付与することが簡単
かつ迅速に、しかも安価に行える。
しては、発生装置を制御してレーザビームの照射位置を
Ｘ−Ｙ軸面内で変化させる周知の方法が採用されてい
る。そして、レーザビームの強度を変えることにより、
模様を形成する凹凸の深さを適宜に調節することがで
き、例えばこれを板厚の1/10程度に抑えておけば、薄板
２自体が透けて表面の模様が重なってしまうなどの事態
は生じない。また、金型を圧着させるのではないので、
表の凹凸が裏に現れることもない。この方法において
は、レーザビームを移動する装置を、適当な図形入力装
置と組み合わせることにより、任意の図形、模様、文
字、肖像や認定マークなどを薄板に付与することが簡単
かつ迅速に、しかも安価に行える。
貴金属薄板２への表示内容は特に限定されることがな
いが、貴金属板自体の材質や品位、重量等を表示の一部
とすることは妥当である。
いが、貴金属板自体の材質や品位、重量等を表示の一部
とすることは妥当である。
そして、第２図および第３図に示すように、上記複合
板１表面に押し花（薄肉体）７を載置し、両者を透明な
樹脂膜８でラミネート被覆することにより押し花７が封
入された薄肉貴金属複合板が形成される。
板１表面に押し花（薄肉体）７を載置し、両者を透明な
樹脂膜８でラミネート被覆することにより押し花７が封
入された薄肉貴金属複合板が形成される。
なお、この発明の薄肉貴金属複合板において封入する
ものとしては、押し花７の他に、写真、絵文字が描かれ
たカード等の薄肉のものや、蛍光塗料、さらには、液晶
やIC等を用いた薄肉状の各種機能部材等を用いてもよ
い。
ものとしては、押し花７の他に、写真、絵文字が描かれ
たカード等の薄肉のものや、蛍光塗料、さらには、液晶
やIC等を用いた薄肉状の各種機能部材等を用いてもよ
い。
また、貴金属薄板２の形状は長方形に限るものではな
く、その材料は金以外に、銀、プラチナ等適宜のものま
たはこれらの合金を用いてもよい。
く、その材料は金以外に、銀、プラチナ等適宜のものま
たはこれらの合金を用いてもよい。
上記構成の薄肉貴金属複合板によれば、貴金属薄板２
が保護膜５により被覆されているので、樹脂膜８の被覆
の際に、貴金属薄板２の表面に押し花７が直接押し付け
られることがなく、よって貴金属薄板２が破けたり、し
わが生じたりすることがない。
が保護膜５により被覆されているので、樹脂膜８の被覆
の際に、貴金属薄板２の表面に押し花７が直接押し付け
られることがなく、よって貴金属薄板２が破けたり、し
わが生じたりすることがない。
また、押し花７が貴金属の色を背景として浮き上がっ
て見えるので、装飾性や豪華さが増し、記念品や贈答品
として好適であるとともに商品的価値も高まる。
て見えるので、装飾性や豪華さが増し、記念品や贈答品
として好適であるとともに商品的価値も高まる。
「発明の効果」 以上説明したように、この発明は、貴金属または貴金
属の合金からなる薄板に透明な樹脂からなる保護膜を被
覆して複合板を形成し、この複合板を透明な樹脂膜で被
覆するとともに、この樹脂膜と上記複合易との間に薄肉
体を封したものであるので、樹脂膜の被覆の際に、貴金
属薄板の表面に薄肉体が直接押し付けられることがな
く、よって貴金属薄板が破けたり、しわが生じたりする
ことがなく、また、薄肉体が貴金属の色を背景として浮
き上がって見えるので、装飾性や豪華さが増し、記念品
や贈答品として好適であるとともに商品的価値も高まる
等の優れた効果を奏するものである。
属の合金からなる薄板に透明な樹脂からなる保護膜を被
覆して複合板を形成し、この複合板を透明な樹脂膜で被
覆するとともに、この樹脂膜と上記複合易との間に薄肉
体を封したものであるので、樹脂膜の被覆の際に、貴金
属薄板の表面に薄肉体が直接押し付けられることがな
く、よって貴金属薄板が破けたり、しわが生じたりする
ことがなく、また、薄肉体が貴金属の色を背景として浮
き上がって見えるので、装飾性や豪華さが増し、記念品
や贈答品として好適であるとともに商品的価値も高まる
等の優れた効果を奏するものである。
第１図ないし第３図はこの発明の一実施例を示すもので
あり、第１図は複合板の平面図、第２図は複合板と押し
花とを被覆している状態を示す斜視図、第３図は薄肉貴
金属複合板の断面図である。 １……複合板、２……貴金属薄板、 ５……保護膜、７……押し花（薄肉体）、 ８……樹脂膜。
あり、第１図は複合板の平面図、第２図は複合板と押し
花とを被覆している状態を示す斜視図、第３図は薄肉貴
金属複合板の断面図である。 １……複合板、２……貴金属薄板、 ５……保護膜、７……押し花（薄肉体）、 ８……樹脂膜。
Claims (1)
- 【請求項１】貴金属または貴金属の合金からなる薄板に
透明な樹脂からなる保護膜を被覆して複合板を形成し、
この複合板を透明な樹脂膜で被覆するとともに、この樹
脂膜と上記複合板との間に薄肉体を封入したことを特徴
とする薄肉貴金属複合板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7424289A JP2615988B2 (ja) | 1989-03-27 | 1989-03-27 | 薄肉貴金属複合板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7424289A JP2615988B2 (ja) | 1989-03-27 | 1989-03-27 | 薄肉貴金属複合板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02251437A JPH02251437A (ja) | 1990-10-09 |
| JP2615988B2 true JP2615988B2 (ja) | 1997-06-04 |
Family
ID=13541498
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7424289A Expired - Lifetime JP2615988B2 (ja) | 1989-03-27 | 1989-03-27 | 薄肉貴金属複合板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2615988B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10144197B2 (en) | 2015-08-05 | 2018-12-04 | John Kent Lee | Precious metal sheet display and method of manufacturing |
| CN106965614B (zh) * | 2017-04-17 | 2020-04-17 | 深圳市金宝盈文化股份有限公司 | 一种贵金属工艺卡制作方法 |
-
1989
- 1989-03-27 JP JP7424289A patent/JP2615988B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02251437A (ja) | 1990-10-09 |
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Legal Events
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