JP2586554B2 - 絵文字付き貴金属装飾薄板の製造法 - Google Patents

絵文字付き貴金属装飾薄板の製造法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、メッセージを付した記念品や贈答品とし
て好適で、かつ装飾的にも価値を有するような、絵文字
付き貴金属装飾薄板の製造法に関する。
[従来の技術] 従来、絵文字付き模様を金属上に現出する場合は、コ
インやメダルさらには工芸品に見られるように、金型を
用いて刻印することにより、その表面に模様が付与され
ていた。
ところで、近年、貴金属の大衆化が進んで取り扱い単
位が小さくなり、数グラム単位での売買がされるように
なった。しかしながら、このような少量の貴金属をコイ
ンやメダルとしてある程度厚さを持った状態でプレス成
形したものは、形状が非常に小さいため見映えがせず、
また付与するメッセージの量も限られるので、記念品や
贈答品としての効果が薄いというに難点があった。
そこで、貴金属塊を圧延して非常に薄い板状とし、こ
れの表面に刻印などによってマーキングし、目的に応じ
た模様や文字などを付した絵文字付き貴金属薄板考えら
れる。この場合、例えば1gの金を厚さ20μm以内に延ば
すと名刺程度の大きさとなり、充分見栄えがするものと
なり、模様や文字が判別しやすいから記念品などには好
適である。そして、これに透明な樹脂などによって保護
膜を施すことにより変形や汚れの付着を防止することが
でき、耐用性も確保される。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記のような従来の技術においては、
非常に薄い板に金型を用いて刻印を施すことになり、作
業自体が難しいとともに、刻印された箇所が極端に薄く
なり、板が変形したり折れ曲がりやすくなる、あるい
は、マーキングの閉鎖された部分が脱落するなどの不具
合がある。また、マーキング箇所が薄くなってマークが
裏に透けて見えたり、凹凸が裏にも現れるので、片面だ
けにしかマーキングが行えないという欠点もあった。
また、上記のようなマーキングの内容は、記念品や贈
答品として用いられる目的に応じて異なることになり、
そのために個々の受注に応じて変えることが必要とされ
るが、金型を使用していたのでは、そのような受注に対
応することができず、ロットが小さいのでコストが高く
つくという不具合もあった。
[課題を解決するための手段] 上記のような課題を解決するために、この発明は、色
調の異なる複数種の貴金属または貴金属の合金を層状に
重ね、一体に圧延して層状の複合薄板とし、この複合薄
板の表面にレーザビームを照射して部分的に内層を露出
させ、色調の異なるマーキングを施し、さらに、複合薄
板の両面を透明な保護膜により被覆するものである。貴
金属または貴金属合金の種類の数は2種以上適宜のもの
でよく、この種類が増える程多様な色調の模様が生成さ
れる。また、重ねる層数も適宜に設定ができ、どの層を
露出させるかは照射するレーザビームの強度を変えるこ
とにより選択される。
[作用] このような貴金属装飾板の製造法においては、複合薄
板が圧延により多量が比較的安価に製造される。そし
て、レーザビームの照射により、複合薄板の表層の一部
が削り取られて、表面に凹所が形成され、凹所の底面に
内層の貴金属が露出する。
この場合のマーキング方法は、レーザビームの照射位
置を移動すればよいので、適当な画像処理装置及び移動
装置と組み合わせることにより、例えば、図面のかたち
で入力したデータをもとにすぐそれを模様としてマーキ
ングすることが可能となり、多品種少量生産が安価にか
つ簡単に迅速に行うことができる。
[実施例] 以下、図面を参照してこの発明の実施例を説明する。
第1図ないし第7図は、この発明の絵文字付き貴金属
装飾薄板の製造法を示すもので、幅50mm,長さ60mm,厚さ
0.52mmの金板1と同じ寸法の白金板2(いずれも純度は
99.99重量%)を脱脂処理し、それぞれ10枚を交互に重
ね合わせ、拡散溶接機(図示略)に装入し、脱気、昇
温、加圧を行い、9.0mmの積層体3とした。これを、ロ
ール4により熱間圧延及び冷間圧延を繰り返して行い、
厚さ15μmにした後、名刺大に切断して複合貴金属薄板
5とした。製造された複合貴金属薄板5は、表面が黄金
色、裏面が白系色になっている。
この複合薄板5の表裏面に、YAG(イットリウム−ア
ルミニウム−ガーネット)レーザ発生装置6を用いてレ
ーザビームを照射し、第1層5aを除去して凹所(マーキ
ング)7を形成し、その底部に第2層5bを露出させた。
すなわち、表面においては照射部分に色金が露出し、裏
面においては金が露出する。レーザビームの照射位置を
移動させることにより、この露出部が絵または文字を構
成するようにできる。
この場合、模様を形成する凹所7の深さは、レーザビ
ームの強度や照射時間つまり移動速度を変えることによ
り適宜に調節することができる。従って、露出させる層
を必ずしも第2層5bに限ることはなく、第4層5dを露出
させてもよい。また、第2層5bを面状に露出させ、その
面に第3層5cを露出させてマーキングすることもでき
る。凹所7の深さを板厚の1/10程度に抑えておけば、複
合薄板5自体が透けて表裏の模様が重なってしまうなど
の事態は生じない。
この方法においては、レーザビームを移動する装置
を、適当な図形入力装置と組み合わせることにより、任
意の図形、模様、文字、肖像や認定マークなどを複合薄
板5に付与することが簡単かつ迅速に、しかも安価に行
える。そして、そのマークが種類の異なる貴金属の色調
差によって現出するので、優美で装飾性の高い絵や文字
が得られる。
そして、最後に透明な樹脂膜を被覆して保護膜8と
し、汚れの付着や疵の発生を防ぐようにする。
上記の実施例においては、表裏面を異なる貴金属にし
たが、重ねる数を奇数として表裏面を同じ種類としても
よいことは言うまでもない。この実施例では多層の複合
板となっているから、側面から見たときにも美観を有し
ている。
第8図ないし第10図はこの発明の製造法によって作ら
れた他の実施例を示すもので、以下、順次説明する。な
お、貴金属の種類については、色調が異なるものを用い
ればよいので、以下の説明においては記号A,B,C…で表
示する、これらの貴金属として、金、プラチナ、銀など
の他、これらと他の金属との合金が考えられ、この場
合、混入する他の金属の配合比や組み合わせを変えるこ
とにより、適宜の色調を得ることができる。
第8図は、比較的単純な実施例であり、複合薄板9を
A−B−Aの3層の構成としたもので、A層9aは薄く、
B層9bが厚くなっている。この例においては、複合薄板
自体の製造が容易であり、また、中央層が厚いのでマー
キングの際のレーザビームの強度の調整も厳密な精度を
必要としない。勿論、A−B−Cの3層としてもよい。
第9図は、複合薄板10を3種類の貴金属を用いてA−
B−C−B−Aの5層に構成している例である。この例
の場合、レーザビームの強度または照射時間(移動速
度)を変えて凹所7の深さを変えれば、露出する層が変
わり、マーキングの色調が異なることになり、より複雑
な色合いの得や文字を現出させることができる。
第10図は、複合薄板11の第1層11aを部分的に面削り
して第2層11bを露出させ、この露出面にレーザビーム
によりマーキングしたものである。この場合、内層に第
1層11aと同じ種類の貴金属を配しておき、これを上記
露出面内で現出させても面白い装飾的効果を得られる。
これらの例においても、保護膜により被覆すれば、汚
れの付着や疵の発生を防止することができる。
[発明の効果] 以上詳述したように、この発明は、色調の異なる複数
種の貴金属または貴金属の合金を層状に重ね、一体に圧
延して層状の複合薄板とし、この複合薄板の表面にレー
ザビームを照射して部分的に内層を露出させ、色調の異
なるマーキングを施すようにしたものであるので、貴金
属の色調の差異を利用して装飾効果の高い絵や文字を貴
金属板の表面にマーキングすることができる。また、レ
ーザビームを用いるものであるから、マーキングが迅速
かつ容易かつ安価に行えるとともに、付与する絵文字の
内容の変更も容易であり、多品種少量生産に好適であ
る。さらに、複合薄板の両面を透明な保護膜により被覆
することにより、複合薄板への汚れの付着や疵の発生を
防止できるとともに、複合薄板の変形をも回避できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第7図はこの発明の製造法の一実施例を示
す図であり、第1図は素材の貴金属を重ねる工程を示す
図、第2図は重ねた貴金属を拡散溶接した状態を示す
図、第3図はこれを圧延する状態を示す図、第4図はレ
ーザビームによりマーキングする状態を示す図、第5図
は保護膜を被覆する過程を示す図、第6図は製造された
貴金属装飾板を示す図、第7図は複合貴金属薄板を破断
した斜視図、第8図はこの製造法により製造された第2
の実施例を示す図、第9図は同じく第3の実施例を示す
図、第10図は同じく第4の実施例を示す図である。 5,9,10,11……複合貴金属薄板、 7……凹所(マーキング)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−290600(JP,A) 特開 昭61−188200(JP,A) 実開 昭64−50927(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】色調の異なる複数種の貴金属または貴金属
    の合金を層状に重ね、一体に圧延して層状の複合薄板と
    し、この複合薄板の表面にレーザビームを照射して部分
    的に内層を露出させ、色調の異なるマーキングを施し、
    さらに、複合薄板の両面を透明な保護膜により被覆する
    ことを特徴とする絵文字付き貴金属装飾薄板の製造法。
JP63054050A 1988-03-08 1988-03-08 絵文字付き貴金属装飾薄板の製造法 Expired - Fee Related JP2586554B2 (ja)

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