JP2615795B2 - 適応形反響消去装置 - Google Patents

適応形反響消去装置

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JP2615795B2
JP2615795B2 JP8416888A JP8416888A JP2615795B2 JP 2615795 B2 JP2615795 B2 JP 2615795B2 JP 8416888 A JP8416888 A JP 8416888A JP 8416888 A JP8416888 A JP 8416888A JP 2615795 B2 JP2615795 B2 JP 2615795B2
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淳二 田辺
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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は適応形反響消去装置に関するものである。
〔従来の技術〕
長距離電話回線におけるエコー問題およびテレカンフ
アレンスにおけるエコー,ハウリング問題を解決するた
めの従来の技術としては、エコーサプレツサ,音声スイ
ツチなどによる回路のオン・オフ制御があり、また、近
年においては適応形反響消去装置(エコーキヤンセラ)
を用いて反響路(エコーパス)を固定し、反響路への入
力信号から擬似エコー信号を合成し、実際のエコー信号
から差し引く方法がとられている。そして、後者のエコ
ーキヤンセラにおいては、前者のエコーサプレツサのよ
うに回路のオン・オフ制御を伴わないため、高い通話品
質を提供することが可能となつている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来の適応形反響消去装置では、エコーパス
の推定方法としてトランスバーサルフイルタを用いた構
成となつているため、テレカンフアレンスのようにスピ
ーカからマイクロホンまでの音響空間が被推定エコーパ
スである場合には、非常に多くのタツプ長、例えば、20
00タツプ以上を必要としており、また、多くのタツプ長
を持つことにより収束時間も長くなるという課題があつ
た。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の適応形反響消去装置は、受信側入力信号を入
力とする第1のトランスバーサルフイルタと、送信側入
力信号を入力とする第2のトランスバーサルフイルタ
と、この第2のトランスバーサルフイルタと同一のタツ
プ係数を持ち送信側出力信号を入力とする第3のトラン
スバーサルフイルタと、上記第1のトランスバーサルフ
イルタの出力と上記第2のトランスバーサルフイルタの
出力を加算する第1の加算回路と、上記送信側入力信号
から上記第1の加算回路の出力を差し引く第2の加算回
路と、この第2の加算回路の出力により上記第1,第2お
よび第3のトランスバーサルフイルタのタツプ係数の修
正を行うタツプ係数修正回路と、上記第2の加算回路の
出力と上記第3のトランスバーサルフイルタの出力を加
算する第3の加算回路とを有するものである。
〔作 用〕
本発明においては、零と極を有する有理系を構成する
2つのトランスバーサルフイルタでエコーパスを同定す
る。
〔実施例〕
以下、図面に基づき本発明の実施例を詳細に説明す
る。
図は本発明の一実施例を示すブロツク図である。
図において、1は受信側入力端子、2は受信側出力端
子、3は送信側入力端子、4は送信側出力端子である。
5は受信側入力信号を入力とするトランスバーサルフイ
ルタ、6は送信側入力信号を入力とするトランスバーサ
ルフイルタ、7はこのトランスバーサルフイルタ6と同
一のタツプ係数を持ち送信側出力信号を入力とするトラ
ンスバーサルフイルタ、8はトランスバーサルフイルタ
5の出力とトランスバーサルフイルタ6の出力を加算す
る加算回路、9は送信側入力信号から加算回路8の出力
を差し引く加算回路、10はこの加算回路9の出力とトラ
ンスバーサルフイルタ7の出力を加算する加算回路、11
は加算回路9の出力によりトランスバーサルフイルタ5,
6およびトランスバーサルフイルタ7のタツプ係数の修
正を行うタツプ係数修正回路、12は両方向通話検出回
路、13はスピーカ、14はマイクロホンである。
つぎにこの図に示す実施例の動作を説明する。
まず、受信側入力端子1から入力される遠端話者から
の受信信号xは受信側出力端子2を介してスピーカ13に
出力されるとともにトランスバーサルフイルタ5に入力
される。ここで、近端話者からの送信信号がないものと
して考えると、マイクロホン14から入力される反響信号
y(このときv=0でy′=y)は、送信側入力端子3
を介してトランスバーサルフイルタ6に入力される。そ
して、加算回路8ではトランスバーサルフイルタ5の出
力とトランスバーサルフイルタ6の出力を加算すること
で、スピーカ13からマイクロホン14への廻り込み(エコ
ー信号)の推定値を合成する。加算回路9ではy′=
yからエコー信号の推定値を差し引くことにより反響
信号yを消去し、また、タツプ係数修正回路11は加算回
路9の出力である消去残信号eを零とするようトランス
バーサルフイルタ5,6のタツプ係数の修正を行う。
つぎに、近端話者からの送信信号vが存在する場合に
ついては、従来の方法と同様にして両方向通話検出回路
12によりタツプ係数の修正を禁止する。また、このと
き、送信信号vはトランスバーサルフイルタ6により歪
を与えられることとなるが、すなわち、トランスバーサ
ルフイルタ6の伝達関数をBとすると、加算回路9の出
力では e=(1−B) ……(1) となつているが、トランスバーサルフイルタ6と同一の
タツプ係数を持つトランスバーサルフイルタ7(したが
つて伝達関数B)によりこの歪を補正する。すなわち、 e′=Be′+e=Be′(1−B) ……(2) よりe′=vが得られることとなる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、従来の全零型のトラン
スバーサルフイルタにより構成されたエコーキヤンセラ
において、非常に多くのタツプ数を必要とし、収束時間
も長くなつていたが、これを零と極を有する有理系を構
成する2つのトランスバーサルフイルタでエコーパスを
同定することにより、全体的に少いタツプ数で構成でき
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を示すブロツク図である。 5〜7……トランスバーサルフイルタ、8〜10……加算
回路、11……タツプ係数修正回路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信側入力信号を入力とする第1のトラン
    スバーサルフイルタと、送信側入力信号を入力とする第
    2のトランスバーサルフイルタと、この第2のトランス
    バーサルフイルタと同一のタツプ係数を持ち送信側出力
    信号を入力とする第3のトランスバーサルフイルタと、
    前記第1のトランスバーサルフイルタの出力と前記第2
    のトランスバーサルフイルタの出力を加算する第1の加
    算回路と、前記送信側入力信号から前記第1の加算回路
    の出力を差し引く第2の加算回路と、この第2の加算回
    路の出力により前記第1,第2および第3のトランスバー
    サルフイルタのタツプ係数の修正を行うタツプ係数修正
    回路と、前記第2の加算回路の出力と前記第3のトラン
    スバーサルフイルタの出力を加算する第3の加算回路と
    を有することを特徴とする適応形反響消去装置。
JP8416888A 1988-04-07 1988-04-07 適応形反響消去装置 Expired - Lifetime JP2615795B2 (ja)

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SE467436B (sv) * 1990-11-16 1992-07-13 Ericsson Telefon Ab L M Foerfarande och anordning foer att minska den erforderliga storleken hos ett digitalt filter i samband med ekoeliminering i en abonnentlinjekrets
JP3204151B2 (ja) * 1997-02-13 2001-09-04 日本電気株式会社 適応フィルタ
CN111201712B (zh) * 2017-09-25 2023-04-21 全球硅片有限公司 自适应滤波器

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