JP2853714B2 - 信号方式No.5対応型エコーキャンセラ - Google Patents

信号方式No.5対応型エコーキャンセラ

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JP2853714B2
JP2853714B2 JP4543891A JP4543891A JP2853714B2 JP 2853714 B2 JP2853714 B2 JP 2853714B2 JP 4543891 A JP4543891 A JP 4543891A JP 4543891 A JP4543891 A JP 4543891A JP 2853714 B2 JP2853714 B2 JP 2853714B2
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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明のエコーキャンセラは、交
換機と交換機の間にエコーキャンセラが挿入されている
場合に、CCITTに勧告されている帯域内信号方式の
No. 5方式信号の交換機間の送受信を妨害しないため
に、No.5方式信号をエコーキャンセラが受信した場合
に、エコーキャンセラによるエコーの消去を停止するエ
コーキャンセラの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種のエコーキャンセラは、図2
に符号100で示すような構成を取っていた。まず、図
2のエコーキャンセラは、減算器111、積和算回路1
12、Hレジスタ113、Xレジスタ114、タップ係
数修正回路115、送信側入力端子116、受信側出力
端子117、送信側出力端子118、受信側入力端子1
19からなり、エコー径路101のインパルス応答を推
定し、エコーキャンセラ内で疑似エコーを生成し、エコ
ー信号との差を取ることによってエコー信号を消去する
というものがあった。
【0003】以下に動作について説明する。通信回線上
で遠端話者側より送信された信号が、ハイブリット・ト
ランス回路のインピーダンス不整合などにより、エコー
となって、遠端話者に戻る。このエコー信号を消去する
ために、図2のエコーキャンセラが用いられる。一般に
廻り込むエコー径路は、定常的に線形であるとみなすこ
とができる。従って、エコー径路のインパルス応答をh
* (i)(i=0,1,2…)とすると時刻jのエコー
は受信信号x(j)より、数式1で表わすことができ
る。
【0004】
【数1】
【0005】これと同一特性をもった、エコー路モデル
を、エコーキャンセラ内部で生成する。この疑似エコー
を生成するエコーキャンセラ内部のインパルス応答をh
(i)を使って表わすと、数式2で表わすことができ
る。
【0006】
【数2】
【0007】h* (i)=h(i)が成立するときに、
Y(j)=Y′(j)となりエコー信号が消去される。
これが、エコーキャンセラのアルゴリズムである。これ
を実現するために、遠端話者側から送られてきた入力信
号を受信側入力端子119から入力し、その信号をXレ
ジスタ114内に保持し、Hレジスタ113内には、イ
ンパルルス応答がタップ係数として格納されており、積
和算回路112で各タップのh(i)x(j−i)が計
算され更にN個の和算が行われる。ここで求めた値が上
記のY(j)であり、積和算回路112の出力結果と送
信側入力端子116から入力したエコー信号との差を減
算器111で演算を行う。この減算器111の演算結果
を送信側出力端子118に送信してエコー信号を消去し
た信号として回路外部に送出する。減算器111の演算
結果の残差信号とXレジスタ114の出力を、タップ係
数修正回路115に入力する。このタップ係数修正回路
115の出力が、Hレジスタ113の内部のタップ係数
を修正して上記h(i)をできるだけh* (i)に近づ
けていくのである。こうして残差信号であるエコー信号
をできるだけ消去していくというものであった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たエコーキャンセラでは、送信側入力信号と受信側入力
信号が同一周期を持った正弦波などである場合には、受
信側入力信号を基に疑似エコーを生成して、送信側入力
信号と減算を行うために、正弦波である送信入力信号を
消去して出力してしまい。CCITTの勧告している帯
域内信号方式であるNo.5方式により送信される240
0Hz,2600Hzの正弦波を消去してしまいNo.5のプ
ロトコルに悪影響を及ぼすという欠点があった。
【0009】それ故に本発明の課題は、No.5帯域内信
号方式のプロトコルである2400Hzと2600Hzの正
弦波が送信側の交換機から受信側の交換機に正しく伝わ
るようにすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のエコーキャンセ
ラは、送信側入力信号より入力した信号から2400Hz
と2600Hzの信号を阻止する第一のフィルタと前記の
第一フィルタの出力結果と送信側入力信号のレベルを比
較する第一のレベル比較器、受信側入力信号より入力し
た信号から2400Hzと2600Hzの信号を阻止する第
二のフィルタと前記の第二のフィルタの出力結果と受信
側入力信号のレベルを比較する第二のレベル比較器、そ
して前述の第一のレベル比較器と前述の第二のレベル比
較器の結果により入力信号に2400Hzか2600Hzの
正弦波があることを検出した際に、遠端話者側より送信
された信号より起こるエコー信号をエコー径路のインパ
ルス応答にあわせて適応的にタップ係数を変化させエコ
ー信号を消去するエコーキャンセラの減算回路部への似
エコー信号入力を停止するか入力させるかを切り替える
切り替え回路を有する。
【0011】
【0012】
【実施例】図1は本発明の一実施例によるエコーキャン
セラを示す。図1の1は本発明のエコーキャンセラであ
り、2はエコー径路をあらわす。エコーキャンセラ1の
送信側入力端子3、受信側出力端子4、送信側出力端子
5、受信側入力端子6は、エコーキャンセラの内部に信
号を取り込む各端子をあらわす。7はエコー径路のイン
パルス応答のタップ係数を格納するHレジスタ、8は受
信側入力信号を格納するXレジスタ、9はタップ係数修
正回路であり、5の送信側出力端子に送信される残差信
号とXレジスタの値を使ってHレジスタ内のタップ係数
値を2のエコー径路のインパルス応答に近づけていくの
である。10は積和算回路でありXレジスタ8とHレジ
スタ7の値の積和を取る。11は減算回路であり送信側
入力端子3から入力した信号から積和算回路10の結果
を減算して送信側出力端子に信号に送出する。12,1
3は2400Hzと2600Hzの周波数を素子するフィル
タ、14はフィルタ12の結果と受信側入力信号のレベ
ルの比較を行うレベル比較器、15はフィルタ13の結
果と送信側入力信号のレベルの比較を行うレベル比較
器、16はレベル比較器14,15の結果2400Hzか
2600Hzの正弦波が検出された場合に積和算回路10
の結果を強制的に0にする切り替え回路である。
【0013】以下に動作について説明する。遠端話者か
ら送信された信号が受信側入力端子6に受信され、Xレ
ジスタ8内に保持されるとともに受信側出力端子4に送
信される。送信側出力端子4から出力された信号はエコ
ー径路を通って送信側入力端子3に入力される。これが
エコー信号となるわけである。そしてこのエコー信号を
減算回路11に入力して、また一方でHレジスタ7内の
タップ係数値とXレジスタ8の値を積和算回路10にて
積和算演算を行い、減算回路11において上記のエコー
信号から積和算演算を行った結果の減算を行い送信側出
力端子5に送信してエコーの消去した信号を外部に送信
する。
【0014】ここで交換機の信号方式のひとつであるC
CITT勧告の帯域内信号方式No.5について簡単に説
明する。交換接続を行うには、電話機・交換機間、交換
機・交換機間を結んで相互に関連ある機器として動作さ
せるために、情報のやりとりを行わなければならない。
この情報の送り方についての約束を信号方式と呼ぶが、
CCITTのNo.5信号方式は、2400Hzと2600
Hzの2周波の正弦波を用いて交換機間の情報のやりとり
を行っている。このNo.5方式は信号によってエコーキ
ャンセラにとっての遠端話者側と近端話者側の双方から
同一周期の正弦波が送信されることがある。上記に示し
たエコーキャンセラの方式であると送信側入力端子と受
信入力端子に同一の信号が入力された場合には送信側入
力信号の正弦波を消去してしまう。その結果正しい信号
方式のプロトコルが成立しない恐れがある。
【0015】そこで送信側入力端子3あるいは受信側入
力端子6にCCITTに勧告されている帯域内信号No.
5の2400Hzか2600Hzの正弦波が入力された場合
に、フィルタ12,13を通過させると、ほとんどの信
号レベルが消えてしまう。次にフィルルタ12,13の
出力結果と受信側入力信号あるいは送信側入力信号のレ
ベルをレベル比較器14,15で比較する。2400Hz
か2600Hzの正弦波が入力信号として入ってきた場合
にはレベル比較器14,15においてフィルタ12,1
3の出力結果が、受信側入力信号あるいは送信側入力信
号より充分に小さいという結果を得る。そしてこの場合
には2400Hzあるいは2600Hzの正弦波があると判
断して切り替え回路16により減算回路11には積和算
回路10の結果を送信せず0を減算回路11に送信す
る。この場合には減算回路11からは送信側入力端子か
ら入力した信号を減算することなくそのまま送信し24
00Hzあるいは2600Hzの正弦波が入力されている場
合にはエコーキャンセラの動作は停止することになる。
以上により2400Hzと2600Hzの正弦波はエコーキ
ャンセラにより消去されることなく送信されることにな
る。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、エコー
キャンセラが、CCITTに勧告されているNo.5帯域
内信号方式のプロトコルである2400Hzと2600Hz
の正弦波が正しく送信側の交換機から受信側の交換機に
伝わらないという欠点を解決するという効果がある。
た二つの周波数を検出してエコーキャンセラの動作を制
御するものであるため、交換機から発するシグナリング
トーンを検出しエコーキャンセラの動作を制御すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による信号方式No.5対応型
エコーキャンセラを示すブロック図である。
【図2】従来技術の一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 エコーキャンセラ 2 エコー径路 3 送信側入力端子 4 受信側出力端子 5 送信側出力端子 6 受信側入力端子 7 Hレジスタ 8 Xレジスタ 9 タップ係数修正回路 10 積和算回路 11 減算器 12,13 フィルタ 14,15 レベル比較器 16 切り替え回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遠端話者側より送信された信号より起こ
    るエコー信号をエコー径路のインパルス応答にあわせて
    適応的にタップ係数を変化させエコー信号を消去するエ
    コーキャンセラにおいて、送信側入力信号より2400
    Hzと2600Hzの正弦波信号を阻止する第一のフィル
    タ、前記の第一フィルタの出力結果と送信側入力信号の
    レベルを比較する第一のレベル比較器、受信側入力信号
    より2400Hzと2600Hzの正弦波信号を阻止する第
    二のフィルタ、前記の第二のフィルタの出力結果と受信
    側入力信号のレベルを比較する第二のレベル比較器、及
    び、前述の第一のレベル比較器と前述の第二のレベル比
    較器の結果により入力信号に2400Hzか2600Hzの
    正弦波があることを検出した際に、遠端話者側より送信
    された信号より起こるエコー信号をエコー径路のインパ
    ルス応答にあわせて適応的にタップ係数を変化させエコ
    ー信号を消去するエコーキャンセラの減算回路部への擬
    似エコー信号入力を停止するか入力させるかを切り替え
    切り替え回路を有することを特徴とするエコーキャン
    セラ。
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