JP2615585B2 - 砒化ガリウムトランジスタ - Google Patents
砒化ガリウムトランジスタInfo
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- JP2615585B2 JP2615585B2 JP62019847A JP1984787A JP2615585B2 JP 2615585 B2 JP2615585 B2 JP 2615585B2 JP 62019847 A JP62019847 A JP 62019847A JP 1984787 A JP1984787 A JP 1984787A JP 2615585 B2 JP2615585 B2 JP 2615585B2
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- Japan
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- gate
- active layer
- drain
- source
- electrode
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はGaAsFETの構造に関し、特に低いソース抵抗
と高いゲート・ドレイン間耐圧を得る構造に関する。
と高いゲート・ドレイン間耐圧を得る構造に関する。
従来この種のGaAsFETは、第3図に示すようにゲート
・ソース間の活性層厚みとゲート・ドレイン間の活性層
厚みが同じ厚みとなっていた。又L1=L2となっていた。
その改善のため最近の技術として第4図に示すようにL3
<L4となるオフセットされた構造も提案されている。
L1,L2は通常0.1μm〜1.0μmが通常でありL30.1〜0.5
μm,L4は0.3〜1.0μmが通常である。
・ソース間の活性層厚みとゲート・ドレイン間の活性層
厚みが同じ厚みとなっていた。又L1=L2となっていた。
その改善のため最近の技術として第4図に示すようにL3
<L4となるオフセットされた構造も提案されている。
L1,L2は通常0.1μm〜1.0μmが通常でありL30.1〜0.5
μm,L4は0.3〜1.0μmが通常である。
上述した従来の技術はL1=L2であり、又ゲート・ソー
ス間の活性層厚みとゲート・ドレイン間の活性層厚みが
等しいのでゲート・ソース間耐圧とゲート・ドレイン間
耐圧が等しい。又、ゲート・ソース間抵抗及びゲート・
ドレイン間の抵抗も等しい。
ス間の活性層厚みとゲート・ドレイン間の活性層厚みが
等しいのでゲート・ソース間耐圧とゲート・ドレイン間
耐圧が等しい。又、ゲート・ソース間抵抗及びゲート・
ドレイン間の抵抗も等しい。
一般に高出力GaAsFETの出力、効率を向上させるため
には 1)ゲート・ドレイン間耐圧を高くする 2)ゲート・ソース間抵抗を下げる という相矛盾した要求がある。実際、ゲートソース間の
抵抗はa3が大きく又L1が小さい方が小さくなるが、これ
はゲート・ドレイン間の耐圧を小さくすることになって
いる。従って、ゲート・ソース間の構造が対称となって
いる場合は、上記の1),2)の要求からある妥協点をみ
いだしてデバイスを作成せざるを得ない。実際L1は0.2
〜0.3μm、L2は0.5〜1μm程度がよいがそのトレード
オフとして0.3〜0.5μm程度に設定することになる。
には 1)ゲート・ドレイン間耐圧を高くする 2)ゲート・ソース間抵抗を下げる という相矛盾した要求がある。実際、ゲートソース間の
抵抗はa3が大きく又L1が小さい方が小さくなるが、これ
はゲート・ドレイン間の耐圧を小さくすることになって
いる。従って、ゲート・ソース間の構造が対称となって
いる場合は、上記の1),2)の要求からある妥協点をみ
いだしてデバイスを作成せざるを得ない。実際L1は0.2
〜0.3μm、L2は0.5〜1μm程度がよいがそのトレード
オフとして0.3〜0.5μm程度に設定することになる。
この改善策として第4図に示すようなオフセット方式
が提案されているが、L3は±0.05μmと許容範囲が狭
く、EB,ステッパー等の装置を用いても均一な距離にデ
バイスを作成することはなかなか難しい。
が提案されているが、L3は±0.05μmと許容範囲が狭
く、EB,ステッパー等の装置を用いても均一な距離にデ
バイスを作成することはなかなか難しい。
本発明のGaAsFETはゲートソース間の活性層厚みa1と
ゲート・ドレイン間の活性層厚みa2が異りa1>a2となっ
ている。
ゲート・ドレイン間の活性層厚みa2が異りa1>a2となっ
ている。
第1図は本発明の一実施例の縦断面図である。
1はGaAs活性層、2はソース電極、3はゲート電極、
4はドレイン電極で〔ゲート・ソース間の活性層
(a1)〕>〔ゲート・ドレイン間の活性層厚(a2)〕と
なっている。
4はドレイン電極で〔ゲート・ソース間の活性層
(a1)〕>〔ゲート・ドレイン間の活性層厚(a2)〕と
なっている。
〔ゲート・ドレイン間の距離(L1)〕=〔ゲート・ソー
ス間の距離(L2)〕である。
ス間の距離(L2)〕である。
次にその動作について説明する。数値については一例
として述べてある。a1は通常高出力GaAsFETではIDSSを
充分大きな値にとるため0.2〜0.3μmにとる。L1は前述
したように抵抗と耐圧のトレードオフで決定されるが、
本発明の場合はゲートドレイン間耐圧を独立に決定でき
るので、充分小さく0.2μm程度にする。第1図に示す
構造では、通常使用される不純物濃度0.5〜2×1017cm
-3でゲート耐圧は15V以下しかとれないがa2〜0.1μmと
することでゲート耐圧は20V以上とれ通常の使用状態で
は充分な耐圧が得られる、製造方法はゲートソース間の
活性層及び少くともゲートの一部をエッチングマスクで
カバーしてゲート・ドレイン間のみエッチングすること
で容易に作成できる。要求目合せ精度もゲート電極の上
にマスクの一端がのればよいので、Lg〜1μmなので±
0.3μmあれば充分であり前述のオフセットの±0.05μ
mと比べはるかにゆるやかである。
として述べてある。a1は通常高出力GaAsFETではIDSSを
充分大きな値にとるため0.2〜0.3μmにとる。L1は前述
したように抵抗と耐圧のトレードオフで決定されるが、
本発明の場合はゲートドレイン間耐圧を独立に決定でき
るので、充分小さく0.2μm程度にする。第1図に示す
構造では、通常使用される不純物濃度0.5〜2×1017cm
-3でゲート耐圧は15V以下しかとれないがa2〜0.1μmと
することでゲート耐圧は20V以上とれ通常の使用状態で
は充分な耐圧が得られる、製造方法はゲートソース間の
活性層及び少くともゲートの一部をエッチングマスクで
カバーしてゲート・ドレイン間のみエッチングすること
で容易に作成できる。要求目合せ精度もゲート電極の上
にマスクの一端がのればよいので、Lg〜1μmなので±
0.3μmあれば充分であり前述のオフセットの±0.05μ
mと比べはるかにゆるやかである。
第2図は本発明の他の実施例の縦断面図である。5は
活性層、6はソース電極、7はドレイン電極、8はゲー
ト電極である。この実施例では活性層がゲート・ドレイ
ン間で薄くなっているため、リセス部(凹所)の形成は
容易にできるという利点がある。
活性層、6はソース電極、7はドレイン電極、8はゲー
ト電極である。この実施例では活性層がゲート・ドレイ
ン間で薄くなっているため、リセス部(凹所)の形成は
容易にできるという利点がある。
以上説明したように、本発明はゲート・ドレイン間の
活性層厚みをゲート・ソース間の厚みより薄くすること
でソース抵抗が低くかつ、ゲート・ドレイン間耐圧の高
いデバイスをつくることができる。
活性層厚みをゲート・ソース間の厚みより薄くすること
でソース抵抗が低くかつ、ゲート・ドレイン間耐圧の高
いデバイスをつくることができる。
第1図,第2図は夫々本発明の実施例を示す縦断面図、
第3図は従来のGaAsFETの断面図、第4図はオフセット
構造のGaAsFETの断面図を示す。 1……GaAs活性層、2……ソース電極、3……ゲート電
極、4……ドレイン電極、5……GaAs活性層、6……ソ
ース電極、7……ドレイン電極、8……ゲート電極、11
……GaAs活性層、12……ソース電極、13……ゲート電
極、14……ドレイン電極、15……GaAs活性層、16……ソ
ース電極、17……ドレイン電極、18……ゲート電極を示
す。
第3図は従来のGaAsFETの断面図、第4図はオフセット
構造のGaAsFETの断面図を示す。 1……GaAs活性層、2……ソース電極、3……ゲート電
極、4……ドレイン電極、5……GaAs活性層、6……ソ
ース電極、7……ドレイン電極、8……ゲート電極、11
……GaAs活性層、12……ソース電極、13……ゲート電
極、14……ドレイン電極、15……GaAs活性層、16……ソ
ース電極、17……ドレイン電極、18……ゲート電極を示
す。
Claims (1)
- 【請求項1】基板上の一活性層上にソース電極、ドレイ
ン電極及び単一のゲート電極を有する砒化ガリウムトラ
ンジスタであって、前記ゲート・ソース電極間の活性層
の厚みの方が、前記ゲート・ドレイン電極間の活性層の
厚みよりも厚く、前記ゲート電極直下の活性層は実質的
に均一な厚さとなっていることを特徴とする砒化ガリウ
ムトランジスタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62019847A JP2615585B2 (ja) | 1987-01-29 | 1987-01-29 | 砒化ガリウムトランジスタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62019847A JP2615585B2 (ja) | 1987-01-29 | 1987-01-29 | 砒化ガリウムトランジスタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63187665A JPS63187665A (ja) | 1988-08-03 |
JP2615585B2 true JP2615585B2 (ja) | 1997-05-28 |
Family
ID=12010645
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62019847A Expired - Lifetime JP2615585B2 (ja) | 1987-01-29 | 1987-01-29 | 砒化ガリウムトランジスタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2615585B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5139968A (en) * | 1989-03-03 | 1992-08-18 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Method of producing a t-shaped gate electrode |
US5821576A (en) * | 1995-10-18 | 1998-10-13 | Northrop Grumman Corporation | Silicon carbide power field effect transistor |
JP5093991B2 (ja) * | 2005-03-31 | 2012-12-12 | 住友電工デバイス・イノベーション株式会社 | 半導体装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59154074A (ja) * | 1983-02-22 | 1984-09-03 | Oki Electric Ind Co Ltd | 電界効果トランジスタ |
JPS6298779A (ja) * | 1985-10-25 | 1987-05-08 | Hitachi Ltd | 半導体装置およびその製造方法 |
-
1987
- 1987-01-29 JP JP62019847A patent/JP2615585B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63187665A (ja) | 1988-08-03 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19960709 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970114 |