JP2614238B2 - 記録装置及び再生装置 - Google Patents

記録装置及び再生装置

Info

Publication number
JP2614238B2
JP2614238B2 JP62191861A JP19186187A JP2614238B2 JP 2614238 B2 JP2614238 B2 JP 2614238B2 JP 62191861 A JP62191861 A JP 62191861A JP 19186187 A JP19186187 A JP 19186187A JP 2614238 B2 JP2614238 B2 JP 2614238B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
frequency
video signal
output
reference frequency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP62191861A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6436279A (en
Inventor
継英 坂田
知彦 笹谷
康友 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP62191861A priority Critical patent/JP2614238B2/ja
Priority to DE19883814447 priority patent/DE3814447A1/de
Publication of JPS6436279A publication Critical patent/JPS6436279A/ja
Priority to US07/831,084 priority patent/US5231507A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2614238B2 publication Critical patent/JP2614238B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は記録装置及び、再生装置、特に映像信号を記
録するのに好適な記録装置及び、再生装置に関する。
〔従来の技術〕
従来映像信号を記録媒体、例えば磁気デイスクに記録
する記録部及び、該装置により映像信号が記録された記
録媒体から前記映像信号を再生する再生部から成る記録
再生装置としては例えばスチルビデオシステムが知られ
ている。
かかるスチルビデオシステムにおいては輝度信号と色
差信号とを分離してから夫々を別の帯域に変調するコン
ポーネント記録再生方式が採られている。また映像信号
の輝度信号と色信号がインターリーブされているコンポ
ジツト信号のまま記録あるいは再生を行う装置も知られ
ている。この様な装置においてはカラー映像信号が、該
信号に含まれるカラーバースト信号とともに光デイスク
に記録され、記録されたカラー映像信号を再生する再生
装置として該デイスクの回転駆動を行わせるモータ等の
ジツタの影響を除去するために前述のカラーバスト信号
を利用して再生された映像信号の時間軸補正を行う装置
が知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら上述の第1の装置においては時間軸補正
を行うための基準信号が記録されていないので、再生さ
れた映像信号に対して時間軸補正を行って、ジツタに依
る影響を防止することが難しいという問題点があった。
また、第2の装置においてはカラー映像信号の場合には
時間軸補正を行うことが出来るがバースト信号を持って
いない信号、例えば白黒の映像信号に対しては高精度の
時間軸補正を行うことが出来ないという問題点があっ
た。更に同期信号の立下り、あるいは立上りのタイミン
グからバースト信号が挿入されている部分を抜き出すた
めの回路としては通常モノマルチバイブレータが2つ必
要となり多少複雑となるという問題があった。
本発明は上述の従来の問題点を解消することが出来る
記録装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上述の問題点を解消するために本出願の第1の発生に
依る記録装置は、映像信号に対して角度変調を施し、出
力する変調手段、基準信号周波数信号を発生する基準周
波数信号発生手段、前記変調手段より出力される角度変
調された映像信号と前記基準周波数信号発生手段より発
生される基準周波数信号とを入力し、前記変調手段より
入力された角度変調映像信号の同期信号部に相当する期
間の信号のゼロクロス点を検出し、前記ゼロクロス点が
検出されたタイミングから所定の期間中は前記基準周波
数信号発生手段より発生される基準周波数信号を出力
し、他の期間中は前記変調手段より出力される角度変調
された映像信号を出力する切換え出力手段とを有する。
また、本発明の第2の発明に依る再生装置では、角度変
調された映像信号の同期信号部に相当する期間の信号の
ゼロクロス点が検出されたタイミングから所定の期間中
は基準周波数信号に置き換えられた角度変調映像信号を
復調する再生装置であって、前記同期信号部に相当する
期間の信号のゼロクロス点が検出されたタイミングから
所定の期間中の基準周波数信号を基準として時間軸補正
を行う時間軸補正手段を有する。
〔作 用〕
本出願の第1の発明においては、角度変調された映像
信号の同期信号部に相当する期間の信号のゼロクロス点
が検出されたタイミングから所定の期間中は基準周波数
信号と切換えられ、また、本出願の第2の発明において
は、角度変調された映像信号の同期信号部に相当する期
間の信号のゼロクロス点が検出されたタイミングから所
定の期間中の元の信号と置き換えられた基準周波数信号
を基準として時間軸補正が行われる。
〔実施例〕
以下本発明を図面を用いて説明する。
尚、以下の実施例においてはデイスク状記録媒体に映
像信号を記録あるいは再生する記録装置あるいは再生装
置が説明されるが、本発明は以下の実施例の装置に限定
されるものではなく、例えばテープ状記録媒体を用いて
も良いし、また媒体の種類は、光、磁気を用いるいずれ
の媒体を用いても良いのは勿論である。またコンポジツ
ト信号のみならずコンポーネント信号を取り扱う装置で
あってもよい。要は同期信号を有する信号であればどの
様な信号であってもよい。
〔第1の実施例及びその変形例〕 第1−A図は、本発明の実施例の記録装置のブロツク
図である。該図において、8は例えばNTSC信号の様なコ
ンポジツトの映像信号入力端子、10は該映像信号のシン
クチツプを所定のレベルにクランプするクランプ回路、
12はエンフアシス回路、14はFM変調器、16は周波数を1/
2に分周する分周器、18は記録増幅器、20は分周器より
出力される信号と後述する基準信号発生器より出力され
る基準信号とを切換えて出力する為の切換えスイツチ、
26は基準となる周波数を有する基準信号を発生する基準
発生器、28は入力端子8から入力する映像信号から複合
同期信号を分離する複合同期信号分離回路、30は水平同
期信号分離回路、32はクランプパルス発生器、34は前記
切換えスイツチ20の切換えを制御する為のタイミングパ
ルスを発生するタイミングパルス発生器、36は垂直同期
信号分離回路である。又、38は映像信号を記録すべき磁
気ヘツドである。尚、29は磁気デイスク9を回転させる
ためのスピンドルモータである。該モータ29は磁気デイ
スク9上のセンターコア27にその回転位相を示すため、
一部に設けられたPGピン25の信号をPGコイル33により検
出され、PGパルス発生器23により波形整形されたPGパル
スと垂直同期信号分離回路36により分離された垂直同期
信号との位相差が所定の値になる様にスピンドルモータ
サーボ回路31により制御される。またPGパルス発生器23
の出力するパルスは記録増幅器18にも加えられヘツド38
のチヤンネルの切換にも用いられる。
以下、記録系の動作を第1−A図及び第1−F図に依
って説明する。尚、第1−F図において、横軸は時間
軸、縦軸は映像信号のレベルを示す。また、第1−F図
において、Aに示す部分はシンクチツプに相当する部
分、Bに示す部分はシンクチツプ部Aの立下がりを水平
同期信号の立下がりとして検出するための部分、Cに示
す部分はシングチツプ部Aの立上がりを水平同期信号の
立上がりとして検出するための部分で、カラー映像信号
の場合にはカラーバストが挿入される。
入力端子8に入力された、例えばコンポジツトビデオ
信号はクランプ回路10にて所定のDC電位に水平同期信号
部分(第1−F図Aに示す部分)がクランプされる。ク
ランプのためのクランプパルスは、該入力コンポジツト
ビデオ信号より複合同期信号分離回路28において、複合
同期信号の分離を行い、次に該同期信号から等価パルス
を除去する水平同期分離回路30より得られる水平同期信
号に応じたタイミングでクランプパルス発生器32により
作られる。
クランプ回路10により所定のDC電位にクランプされた
該入力信号はエンフアシス回路12にて、所定の周波数特
性(例えば高域成分のレベルを持ち上げる)を付与され
る。エンフアシスが施された後、FM変調器14の入力端子
に入力される。本実施例においては、該FM変調器14にお
いて、所定の周波数アロケーシヨンの2倍の周波数アロ
ケーシヨンになる様に変調を行う。変調後のFM信号は分
周器16に送られ、ここで周波数が1/2に分周され、所望
の周波数アロケーシヨンが得られる。この様に、本実施
例においてFM変調器14により2倍の周波数に変調し、分
周器16により周波数を1/2に分周するのは、被変調コン
ポジツト信号のサブキヤリア(色副搬送波)の2次歪成
分(NTSCでは7.16MHz、CCIR(PALもしくはSECAM)では
8.86MHz)と、変調キヤリアとの干渉にもとづくビート
を防ぐため、一旦高い周波数で変調しておいて分周する
ものである。
該分周器16の出力は切換スイツチ20の図中のL側に供
給される。また切換スイツチ20の図中のH側には基準信
号発生器26により得られる基準のシンクチツプ周波数信
号が供給されている。該切換えスイツチ20はタイミング
パルス発生器34により発生されるパルス(第1−F図の
Aの期間だけハイとなるパルスに対応する)に応じてシ
ンクチツプに相当する期間のみ該切換スイツチ20を図中
のH側に接続し、それ以外の期間は図中のL側に接続す
る。エンフアシス回路12のエンフアシスによって波形が
歪む部分を避ける様にシンクチツプゲートパルス(STG
P)発生器34によって規定される。スイツチ22を介した
位相比較器24の出力はループフイルター20で積分され、
所定の位相補償を与えられた誤差信号はFM変調器14の例
えば変換レジン入力(コントロール入力と同様に周波数
制御が可能)に送られる。以上のFM変調器(MOD)14→
カウンター16→位相比較器24→スイツチ22→LPF20→FM
変調器(MOD)14という様に形成されるPLLループによ
り、該FM変調器16により変調された信号のシンクチツプ
部の周波数信号は、基準信号発生器26より発生される所
定周波数の基準信号と交換され出力される。
上述の動作により、シンクチツプが固定周波数に補正
されたFM変調波信号は記録増幅器18に送られる。
記録増幅器18の出力は磁気ヘツド38に送られ、磁気デ
イスク9に記録されるが、磁気ヘツド38の記録タイミン
グの制御12については説明を省略する。
尚、前述した記録の際は垂直同期信号分離回路36によ
り前記入力コンポジツトビデオ信号より分離された垂直
同期信号に同期させて磁気デイスク9を回転させている
ことは言うまでもない。
次に、本発明の一実施例の再生装置の構成を第1−B
図を用いて説明する。第1−B図はかかる再生装置の構
成を示すブロツク図である。同図で第1−A図に示した
要素と共通の要素については説明を省略する。該図にお
いて38は磁気ヘツド、102は再生増幅器、104は再生イコ
ライザー、106はFM復調器、108はデイエンフアシス回
路、110はアナログ・デジタル(A/D)変換器、112は書
き込みクロツク(WRCLK)読み出しクロツク(RDCLK)に
同期して読み書きが行われるフレームメモリー、114は
デイジタル・アナログ(D/A)変換器、116はフレームメ
モリ112から信号を呼び出す基準信号を発生するために
設けられている水晶発振器、118はD/A変換器114の出力
を増幅する増幅器、120は複合同期信号分離回路、122は
水平同期信号分離回路、124はシンクチツプゲートパル
ス発生回路、126は所定の遅延時間を有するパルス遅延
回路、128は再生イコライザー104の出力からシンクチツ
プ部を抜き出すシンクチツプゲート、130は自動利得制
御(AGC)回路、132はシンクチツプ周波数(f′ST)を
通過帯域の中心に設定された帯域通過フイルター(BP
F)、134は2重平衡型変調器よりなる位相比較器、136
は該位相比較器134の出力する誤差信号のみをとり出す
ための低域通過フイルター(LPF)、138は該LPF136の出
力を所定のタイミングでサンプルホールドするサンプル
ホールド回路(S/H)、140はPLLのループフイルター、1
42は電圧制御発振器(VCO)、144はたとえば1/2の分周
器、146は再生時の磁気デイスク9の回転用の基準信号
(4fsc)を発生する発振器、148は該発振器146の出力よ
り垂直同期信号と同じ周波数の磁気デイスク9の回転用
基準信号を生成する分周器である。
以下、図に従って本実施例の再生装置の動作を説明す
る。水晶発振器146より分周器148を通して得られるスピ
ンドルモーター回転基準信号はスピンドルモーターサー
ボ回路31に送られる。該スピンドルモーターサーボ回路
31はPGコイル33から得られるPGパルスと該基準信号とを
位相比較し、両者が所定の位相差にロツクする様に前記
スピンドルモータ29を回転駆動する。
所定の周波数で回転された磁気デイスク9は磁気ヘツ
ド38によりアクセスされ、該磁気ヘツド38の出力には再
生FM信号が現われる。該再生FM信号は微弱である為、再
生増幅器102により増幅される。増幅された再生FM信号
は所定の振幅、位相補正を再生イコライザー104により
施され、FM復調器106に送られる。該FM復調器106で復調
されたビデオ信号は記録時のエンフアシスと逆特性のデ
イエンフアシス特性を持ったデイエンフアシス回路108
によりエンフアシスを解除し、もとの周波数特性に戻さ
れる。該デイエンフアシスを受けた再生ビデオ信号はA/
D変換器110によりデイジタル信号に変換されてフレーム
メモリー112に書き込まれる。書き込み用のライトクロ
ツクは、後に説明する様に再生FM信号のシンクチツプ周
波数に関連して生成される。
又、フレームメモリーへの書き込みは、例えば記録信
号がフレーム記録であった場合は1フレーム分のみの書
き込みを行う様に制御される。該書き込み終了後、フレ
ームメモリーは水晶発振器116により得られる読み出し
クロツクにより読み出され、D/A変換器114に送られる。
D/A変換器114は、該読み出しクロツクによりフレームメ
モリーよりの入力デジタル信号をアナログ信号に変換
し、増幅器118に出力する。前記書き込みクロツクが再
生シンクチツプFM周波数に正確に関連していれば、再生
信号の時間軸誤差は書き込み時に補正され、読み出し時
に一定のクロツクを用いて読み出せば最終的に時間軸補
正(TBC)が行われ、磁気デイスク9の回転ムラを除去
した再生信号が得られるものである。
再生シンクチツプFM周波数に関連した書き込みクロツ
クの発生動作は以下の様に行われる。
再生イコライザー104の出力FM信号の中、シンクチツ
プに該当する部分をシンクチツプゲート128により抽出
する。抽出タイミングは、デイエンフアシスされた復調
ビデオ信号より複合同期信号分離回路120により、まず
複合同期信号を分離し、さらに水平同期信号分離回路12
2により水平同期信号を分離し、分離された水平同期信
号よりシンクチツプゲートパルス発生器124により発生
されるものである。
シンクチツプ部の再生FM信号のみが、シンクチツプゲ
ート128によりぬき出されたあと、該信号はAGC回路130
により一定の振幅に制御され、BPF132に送られる。該BP
F132により不要なノイズを取り除かれ、S/Nが向上した
シンクチツプ部再生FM信号は、二重平衡型モジユレータ
ー形式(乗算型)の位相比較器134に基準入力として送
られる。
該位相比較器134はPLLループより帰還されてくる比較
信号と該再生基準信号とを位相比較し、誤差信号を出力
する。該誤差信号は乗算型位相比較器により形成された
ため、不要の高域成分を含んでおり、該高域成分はLPF1
36により除去される。LPF136の出力はサンプルホールド
回路138により、所定のシンクチツプに該当する部分の
誤差信号をサンプルホールドされる。サンプルホールド
のタイミングはLPF136による遅延分を補正し、誤差信号
の最適位置をサンプルホールドするように選択する。そ
の為のタイミング調整がパルス遅延回路126により行わ
れる。
該サンプルホールドされた誤差信号はPLLのループフ
イルター140により位相補正され、VCO142に送られる。V
COの発振周波数はシンクチツプ周波数fSTのn倍、即ちn
fSTになる様に設定されており、ここでは特にn=2と
して説明を続ける。
VCOの発振周波数は2×fSTを中心にしてループフイル
タ140から出力される誤差信号により可変され、分周器1
44に送られる。分周器144ではVCO142の出力信号の周波
数を1/2に分周し、fSTを中心に可変された信号は位相比
較器134に送られる。こうして位相比較器134→LPF136→
S/H138→ループフイルタ140→VCO142→分周器144→位相
比較器134により構成されたPLLループによりVCO142の発
振周波数は、磁気デイスク9の回転の際に発生するジツ
タを含んだ再生シンクチツプFM周波数の正確に2倍とな
る。該VCO発振出力をA/D変換器110、フレームメモリー1
12に送り、書き込みクロツクとして使用すれば書き込み
後のフレームメモリー112には前述のジツタが除去さ
れ、TBCのかかったデジタルビデオ信号が記憶される訳
である。
該記憶されたデジタルビデオ信号は、2fSTの発振周波
数を有する固定の水晶発振器116の発振信号により読み
出され、D/A変換器114を介して増幅器118に送られ、こ
こで増幅された後、出力される。
以上述べた様に、本実施例になる再生系においては、
本発明の目的の通りのTBCの効果を実現している。
尚本実施例の方法に依れば、映像信号のシンクチツプ
を所定の周波数信号と交換してから記録し、再生の際に
は該シンクチツプ部の再生周波数を基準にし、フレーム
メモリ112を用いてTBCをかけているので、カラーバース
ト信号を利用してTBCをかける方法に比べて例えば白黒
映像信号の様にカラーバースト信号を持っていない信号
に対してもTBCをかけることが出来る。更に映像信号に
もともと設けられているシンクチツプを利用しているの
で、映像信号に特別なTBC用の信号を付加するための部
分を設ける必要がなく、更に本実施例ではシンクチツプ
部分を抜き出すための回路としては一般に映像信号の処
理において用いられる水平同期信号分離回路を用い、極
くわずかな回路の付加を行うだけでよいので構成を簡単
にすることが出来る。
また、本実施例において、FM変調されたシンクチツプ
の周波数を色副搬送波の周波数よりも高くすればカラー
バーストを利用したTBCよりも更に精度を向上させるこ
とが出来る。
第1−C図は第1−B図の第1の実施例の再生系の変
形である。同一のブロツクには同一の番号を付し相異点
のみについて記述する。
第1−C図に示す実施例ではフレームメモリーに再生
ビデオ信号を書き込む所までは第1−B図と同様であ
る。
読み出し特に固定のクロツクで読み出していた第1−
B図に示した実施例と比較して第1−C図に示した実施
例は読み出し時にもTBCを実施することによって更に高
品位の映像を得ることが出来ることを特徴とする。
以下該メモリーからの読み出し時におけるTBCについ
て説明を行う。
第1−C図において、156はコンポジツトビデオ信号
のカラー信号帯域のみを通過させる帯域通過フイルター
(BPF)、158はカラー信号に含まれるカラーバースト部
分のみを取り出すためのバーストゲート、160は自動カ
ラーコントロール回路、即ちACCと呼ばれるもので、カ
ラーバーストが一定振幅になる様にAGCを行う。162はモ
ノクロ検知回路で、カラーバーストが所定のレベル以下
の場合、モノクロと判定する。170は乗算型の位相比較
器、172はPLLのループフイルター、174は水晶発振子を
使ったVCOで通常VCXOと略記される。164は複合同期信号
分離回路、166は水平同期信号分離回路、168はバースト
ゲートパルス発生回路である。又、146はスピンドルモ
ーター回転の基準信号を発生する水晶発振器で、例えば
4fscに設定されており、152は周波数を1/4に分周する分
周器、前記水晶発振器146より出力される4fscクロツク
よりfscを得るためのものである。148は第1−B図の場
合と同様に磁気デイスク9の回転のための基準信号を発
生される分周器である。176は分周器152の出力するfsc
を正弦波状に整形するためのfscを通過帯域とする帯域
通過フイルター(BPF)である。
さて、D/A変換器114の出力信号はBPF156に送られ、該
BPF156によりカラー信号が分離される。該カラー信号は
バーストゲート回路158によりカラーバースト部のみが
選択されACC160に送られる。バーストゲートパルスはD/
A変換器114の出力から、複合同期信号分離回路164によ
って複合同期信号を分離し、更に該複合同期信号より、
水平同期信号に基づいてバーストゲートパルス発生器16
8により生成される。ACC回路160においては、カラーバ
ーストが一定の振幅になる様バーストゲートパルスが参
照して、AGCを行う。尚ACC回路の利得制御範囲は比較的
狭いので、カラーバーストが無い場合には実際上後述の
モノクロ検知回路162で検知されるレベルの信号は出力
されない。こうして、一定振幅に補償されたカラーバー
ストは位相比較器170においてBPF176を介して入力され
る固定の基準fscと比較され、該基準fscとの誤差信号が
得られる。
該誤差信号には不要な高域部分が含まれており、これ
をLPF172により除去する。LPF172はループフイルタの役
割もかねる用に設計されている。ここで、書き込み時PL
Lの様にS/H(138)を行わないのは被制御VCOがVCXO174
で構成され、安定度が高く制御信号をホールドする必要
性の少ないこと等による。勿論S/Hを実施しても差しつ
かえないことは言うまでもない。
LPF172の出力はVCXO174に送られ、読み出しクロツク
が制御を受ける。読み出し用PLLのループの構成は位相
比較器170→LPF172→VCXO174→フレームメモリ112→D/A
変換器114→BPF156→BG158→ACC160→位相比較器170よ
りなり、D/A変換器114の出力信号のカラーバーストが基
準のfsc(分周器152の出力)に正確に一致する様に読み
出しクロツク(VCXO174の出力)が制御される。
尚モノクロ検知回路162はD/A変換器出力114の出力が
モノクロでカラーバーストがない場合を検知し、この時
読み出しクロツクを固定の水晶発振器116の出力に切り
換えるものである。この様にすることによりモノクロの
場合に、カラーバーストがないことによる読み出しPLL
ループの誤動作に基づくVCXO174の発振出力のゆらぎに
よるジツターの発生を防ぐことができる。
第1−D図において、第1−B図、第1−C図と同一
のブロツクについては同一の番号を付し、説明を省略す
る。113はラインメモリであり書き込みクロツク入力、
読み出しクロツク入力を各々独立に有しており、かつ書
き込みアドレスと読み出しアドレスは所定の分だけオフ
セツトさせ書き込みと読み出しが競合しないものとす
る。尚、このオフセツトの量はデイスク9の回転系のジ
ツターの最大値に応じて予め設定される値である。
尚、本実施例に用いられるラインメモリ113の構成を
第1−G図に示す。第1−G図において、113−1はラ
インメモリ113のメモリ部であり、1H(1水平走査期
間)に相当する映像信号を2fSTでサンプリングしたデー
タを取り込むことが出来るメモリセルの容量を有してい
る。113−2は書き込みクロツクWRCLKをカウントするカ
ウンタであってその出力は循環する。該カウンタ113−
2はリセツト端子Rに入力するリセツト信号に応じてリ
セツトがかけられる。また該カウンタ113−2は1H分の
映像信号をメモリ部113−1に書き込むとその計数値が
自動的にゼロに戻る循環型のカウンターである。113−
3はアドレスカウンタ113−2の出力をデコードしてラ
インメモリ113−1の各メモリセルをアクセスするデコ
ーダであり、該デコーダ113−3により指定されたアド
レスにA/D変換器110の出力するデータが書き込まれる。
113−5は読み出しクロツクRDCLKをカウントするカウン
タである。該カウンタ113−5はカウンタ113−2と同様
の構造を有している。113−7はアドレスデコーダ113−
3と同様のデコーダであり、該デコーダ113−7により
指定されたアドレスに書き込まれたデータがD/A変換器1
14へ出力される。したがって一旦アドレスカウンタ113
−2をリセツトしてから該カウンタ113−2に入力する
書き込みクロツクWRCLKの計数値に応じたメモリ部113−
1のアドレスにA/D変換器110の出力が書き込まれ、アド
レスカウンタ113−2をリセツトしてから前述のオフセ
ツトさせる時間後にアドレスカウンタ113−5をリセツ
トさせ、該カウンタ113−5に入力する読み出しクロツ
クRDCLKの計数値に応じたメモリ部113−1のアドレスの
データがD/A変換器114へ送られる。
またメモリ部113−1の各セルはアドレスデコーダ113
−3の次の書き込み指示があるまでは、たとえアドレス
デコーダ113−7により読み出しの指示が行われ、読み
出しが行われた後も書き込まれたデータを保持する。
したがって、第1−G図に示すラインメモリを用い、
書き込みアドレスと読み出しアドレスを所定アドレス分
オフセツトすれば、書き込みを行いながら読み出しを同
時に行え、かつ書き込みクロツクをシンクチツプ周波数
に応じて変化させることにより時間軸補正がかけられる
ものである。
180は例えばセツトリセツトタイプの位相比較器(モ
トローラMC4044)で、182はPLLのループフイルタ、184
は水晶発振子を用いて構成したVCXOである。本実施例に
おいては、位相比較器180が書き込みクロツク周波数と
呼び出しクロツク周波数とを比較し、読み出しクロツク
が書き込みクロツクの平均値になる様に制御し、書き込
みアドレスと読み出しアドレスがある時、追いつき競合
するのを避けるものである。尚本実施例においても図示
は省略するが他の実施例と同様にスピンドルモータ29に
より1V期間にデイスク9が1回転する様に予め決められ
ているので読み出しクロツクと書き込みのクロツクの1V
期間でみた平均値はほぼ等しい。尚ラインメモリー113
の書き込みアドレス、読み出しアドレスは各々書き込み
クロツク、読み出しクロツクが入力される度に1つずつ
カウントアツプされるものである。
第1−D図に示した実施例によれば、フレームメモリ
ーを使用する場合に比べ、ローコストのラインメモリー
を使える利点があり、更に回路構成を簡単なものとする
ことが出来る。
第1−E図は第1−D図のラインメモリー113による
再生TBCに、読み出し時のカラーバーストTBCを追加した
ものである。カラーバーストTBCについては既に第1−
C図において説明したものと同様であり説明を省略する
が、本実施例における相異点は位相比較器190、ループ
フイルタ192、加算器194が追加されたことである。本実
施例においては分周器154を用い、磁気デイスク9の回
転用同期信号発生のための4fsc発振器146のクロツクを
分周して、水平同期信号の基準を作り、該基準水平同期
信号を位相比較器190に送る。位相比較器190は分周器15
4で作成された基準水平同期信号とD/A変換器114の出力
ビデオ信号の水平同期信号とを位相比較し、誤差信号を
ループフイルタ192に送る。ループフイルタ192の出力は
加算器194において、カラーバーストによる誤差信号分
とミツクスされ、VCXO174を制御する。
この様な制御により基準水平同期信号とD/A変換器174
の出力の水平同期信号(H)がロツクし、ラインメモリ
ーの書き込みアドレスと読み出しアドレスが競合する事
を防止する事ができる。該同期ループの追加により上記
競合を防止することができる理由は次の様である。基準
水平同期信号の原発振である4fsc発振器146の発振出力
より分周器148を通して得られた基準垂直同期信号に
て、記録済の磁気デイスク9を回動させており、このた
めラインメモリー113に書き込まれる水平同期信号はた
とえばスピンドルモータの回転ムラによりゆらいでいる
にしても1垂直期間について平均してみれば基準水平同
期信号に同期している。従って該基準同期信号と読み出
してD/A変換したあとの水平同期信号とを同期させれ
ば、間接的に書き込み時の水平同期信号と読み出し時の
水平同期信号とは、お互いにゆらぎをもちながらも平均
的には一致し、書き込みアドレスと読み出しアドレスが
一定時間経過後も追いつくなどの競合を防止する事がで
きる訳である。該Hループが存在しないとカラーバース
トのみでVCXO174が制御され、カラーバーストによる制
御はカラーバースト期間のみのサンプル値制御のため読
み出しクロツクの増減がカラーバースト期間以外に存在
しても検知できず、ある時書き込みアドレスと読み出し
アドレスの競合を生じるものである。尚この様な競合を
防ぐ方法は他にもあり、第1−D図で述べた如く、書き
込みクロツクと読み出しクロツクを直接比較して制御し
てもよい。
又、第1−E図において、Hカウンタ154をD/A変換器
114の出力信号より分離した水平同期信号によりリセツ
トを行っているが、これは初期定常オフセツト誤差を除
去するためのもので、再生時一旦リセツトをかけたあと
は禁止する様な構成をとり(例えば最初の水平同期信号
分理回路166の出力に応じてパルスを1つだけ出力し、
それ以降は水平同期信号分離回路166から出力があって
もパルスを出力しない様なカウンタを設ける)、位相比
較器190、ループフイルタ192等で形成されるPLLループ
の正常動作を保証する。
本実施例においては以下に述べる様な効果を奏する。
即ち第1−D図に示した実施例と同様にローコストのラ
インメモリを用いているので、安価に出来、更に回路構
成を簡単なものにすることが出来る。更に第1−D図に
示した実施例においてはVCXO184を有するリープのフイ
ルター182は比較的大きい時定数が必要であり、該ルー
プが安定した状態に立ち上がるのに比較的長時間要する
場合があるのに比して本実施例に依れば、再生されライ
ンメモリ113から読み出された信号の水平同期信号が分
周器154により生成される基準水平同期信号と位相比較
され、ロツクする様に制御されているためループフイル
タ192の時定数は比較的小さいもので済み、ループが安
定した状態に立ち上がるまでの時間を比較的小さくする
ことが出来るという効果を奏する。
〈第2の実施例及びその変形例〉 次に本発明の第2の実施例の記録装置の構成を第2−
A図のブロツク図を用いて説明する。
同図において、第1−A図と同一のブロツクには同一
の番号を付し説明を省略する。
同図において、40は切換スイツチ、42はゲート回路、
44は水平同期(H)期間遅延回路、46,54はモノマルチ
バイブレータ、48は零クロス検出回路、50は分周器、52
は基準信号発生器である。
第2−A図に示す実施例の特徴はシンクチツプと交換
される信号をFM変調された他の部分の信号との連続性を
保つ様にして切換えると共にシンクチツプを変調した際
の周波数としてnfHの周波数を選ぶことであり、この点
が第1−A図に示した実施例との相異点である。その為
の動作を説明する。分周器16より得られたFM変調波信号
は切換スイツチ40の図中のL側及びゲート回路42に送ら
れる。ゲート回路42は後述するモノマルチバイブレータ
46からの信号がハイレベルの期間だけゲートを開き、FM
変調波信号を零クロス検出回路48に供給し、またスイツ
チ40は通常は図中のL側に接続されており、零クロス検
出回路48において零クロス検出パルスOPが出力され、モ
ノマルチバイブレータ54がハイレベルの信号を出力して
いる期間中、図中のH側に接続される。
以下、第2実施例の動作を説明する。まず入力端子8
より入力されたコンポジツトビデオ信号より複合同期信
号分離回路28、水平同期信号分離回路30にて水平同期信
号を分離し、分離された水平同期信号はクランプパルス
発生器32、1H期間遅延回路44に供給される。
1H期間遅延回路44では入力された水平同期信号を1水
平期間遅延し出力するもので、この1H期間遅延回路44よ
り出力される水平同期信号の立下りタイミングにてモノ
マルチバイブレータ46は、1シンクチツプ期間ハイレベ
ルの信号をゲート回路42に出力する。一方、ゲート回路
42には前述の第1実施例と同様にして得られたFM変調波
信号が供給されており、また、ゲート回路42はモノマル
チバイブレータ46からの出力信号がハイレベルの期間だ
け零クロス検出回路48に該FM変調波信号を供給する様に
なっている為、零クロス検出回路48にはシンクチツプ期
間に相当するFM変調波信号が供給される事になる。そし
て、零クロス検出回路48では入力されたFM変調波信号を
積分する事により信号の極性を判別し、波形が立上りか
立下りかを検出し、例えば立上りの波形の最初の零クロ
スタイミングにて、零クロス検出パルスOPを出力し、モ
ノマルチバイブレータ54、分周器50に供給される。尚、
前記零クロス検出回路48では立上り波形の零クロスタイ
ミングにより零クロス検出パルスOPを出力する様にした
が、立下り波形の零クロスタイミングにより零クロス検
出パルスOPを出力する様にしても良い。分周器50には基
準信号発生器52よりmfsc(mはm>2の整数)の周波数
の基準信号が供給されており、分周器50によりn/m(n
は正の整数)に分周する事によりnfscの基準信号を形成
し切換スイツチ40の図中のH側に供給する。
尚、前記分周器50には零クロス検出回路48より零クロ
ス検出パルスOPが供給される様になっており、このパル
スの入力タイミングにて分周器50の動作をリセツトす
る。すなわち、該分周器50はカウンタ等により構成され
ておりFM変調波信号の零クロスタイミングで、分周器50
の動作をリセツトする事により、該FM変調波信号との連
続性が保たれた信号を形成する事が出来る。また、この
時基準信号発生器52より出力される基準信号に高い周波
数の信号を用いる事により、高精度に信号の連続性を保
つ事が可能になる。
一方、前記零クロス検出パルスOPが供給されているモ
ノマルチバイブレータ54は該零クロス検出パルスの入力
タイミングにて1シンクチツプ期間ハイレベルの信号を
出力するもので、前述の様に切換スイツチ40はこのマル
チバイブレータ54からの出力信号により切換動作が制御
され、該出力信号がハイレベルの期間すなわち1シンク
チツプ期間図中のH側に接続される為、前記分周器16よ
り出力されるFM変調波信号はシンクチツプに相当する期
間は前記基準信号発生器52及び分周器50により形成され
た周波数の安定した信号と、波形の連続性が保持された
状態で交換され記録増幅器18に出力される。以下第1実
施例と同様にして磁気デイスク9に記録される。
以下本実施例により記録された映像信号を再生する再
生装置を説明し、第2の実施例の効果を明らかにする。
第2−B図は第2の実施例の再生装置のブロツク図で
ある。同図において、第1−B図と同一のブロツクには
同一の番号を付し説明を省略する。
第2−B図と第1−B図との相異点は第2−B図の場
合は、水平同期信号によるPLLループが追加されている
点である。該追加部分の動作を説明する。位相比較器20
0は再生ビデオ信号より分離された水平同期信号を水平
同期信号分離回路122より受けとり、VCO142の出力を1/2
分周器144で1/2に分周し、更に1/n分周器206で1/nに分
周して得られた信号とを位相比較する。該位相比較器の
比較結果得られる誤差信号はループフイルタ202により
位相補償されて、加算器204に加えられる。加算器204に
おいて、再生FM信号のシンクチツプ周波数とVCO142の出
力を1/2に分周したものとの間の位相誤差信号と、前記
誤差信号とが加算され、該加算された誤差信号によりVC
O142が制御される。このような水平同期信号によるPLL
ループが追加し得るのは、記録時にfST=nfHの関係を保
って記録しているからである。
さて、再生時には該水平同期信号によるPLLループが
追加できることによる効果は次の様である。水平同期信
号(H)によるPLLループはシンクチツプ周波数のPLLプ
ールと異なり、サンプル値制御(シンクチツプ部にのみ
情報がある)でなく、サイドロツク(ロツクすべき周波
数とは別の周波数でロツクしてしまう現象)の心配がな
い。従ってHのループを追加することによってシンクチ
ツプPLLループのサイドロツクを防止うるものである。
この点において、第2−B図の再生回路は第1−B図の
実施例に比して利点を有する。
ここでサイドロツクとは、サンプリング周波数(この
場合、水平同期周波数に一致)の整数倍ずれた周波数
で、PLLループがロツクを起こす現象で、第1−B図の
場合は2・(fST±kfH)(但し、kは整数)の周波数で
ロツクする確率が存在するものである。
次に第2−C図に示す実施例はCB(カラーバースト)
TBCを更に追加した再生装置の実施例である。CBTBCにつ
いては第1−C図と同様である。
また第2−D図に示す実施例は第1−D図に示したラ
インメモリを第2−B図の実施例に適用した実施例であ
る。
また、第2−E図に示す実施例は第1−E図に示した
カラーバーストTBCの実施例を第2−D図の実施例に適
用した実施例である。
尚第2−C図乃至第2−E図に示した実施例における
動作は前述の説明から容易に類推出来るので説明を省略
する。
次に第2−F図に示す実施例は、第2−D図の書き込
みアドレスと読み出しアドレスの競合を防ぐPLLループ
の追加の代わりに、他の方法を用いた実施例である。第
2−F図においては読み出しクロツク発生水晶発振器11
6の発振周波数が2fST=2nfHであることを考慮し、該発
振出力をfH=525/2fv(fvは垂直同期周波数)の関係を
利用し、1/(525・n)分周して垂直同期信号を得、該
垂直同期信号により磁気シート9を回動させるものであ
る。この様にすると読み出しクロツクと書き込みクロツ
クが該垂直同期信号による磁気シート9の回転サーボを
介して、お互いに間接的に同期し、前記書き込みアドレ
スと読み出しアドレスの競合が妨げるものである。勿論
このことは、記録時にfST=nfHで記録し、従って記録時
に垂直同期(=2/525fH)とfSTが一定の関係で、関連し
ていることに基づいている。
又、更に第2−F図に示す実施例に依れば、第1−B
図に示す実施例に比してサイドロツクの発生を防止出来
るとともに更に第1−B図に示す実施例の様にスピンド
ルモータ29を回転させるための基準信号を発生する発生
器146とフレームメモリからの読み出し用クロツクを発
生させるクロツク116を別々に設けることなく兼用する
ことが出来、更に両者を完全に同期させ、互いにクロツ
クの干渉によるノイズの発生を防止することが出来る。
以上本実施例の方法によれば映像信号のシンクチツプ
を所定の周波数信号と交換する際にシンクチツプ期間以
外のFM変調された信号と波形の連続性を保つ様にして切
換える様にした事により、再生時においてFM復調を行う
際に該切換え点において波形の乱れが発生するのを防止
する事が出来る。
また本発明の同期信号部とはシンクチツプ部のみなら
ず、シンクチツプ部の前縁、後縁の信号をも含むもので
ある。
〔発明の効果〕
以上説明した様に、本出願の第1の発明に依れば、角
度変調映像信号の同期信号部に相当する期間の信号のゼ
ロクロス点が検出されたタイミングから所定の期間中は
基準周波数信号と切換えられるので、従来の様にカラー
バースト信号を持たない映像信号であってもTBCをかけ
ることが出来る。
また、本出願の第2の発明によれば、カラーバースト
信号を持たない映像信号であっても角度変調された映像
信号の同期信号部に相当する期間の信号のゼロクロス点
が検出されたタイミングから所定の期間中の元の信号と
置き換えられた基準周波数信号を基準としてTBCをかけ
ることが出来るので、再生される映像信号を更に良好な
ものとすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1−A図は本発明の第1の実施例の記録装置の構成を
示すブロツク図、 第1−B図は本発明の第1の実施例の再生装置の構成を
示すブロツク図、 第1−C図乃至第1−E図は第1−B図に示した実施例
の変形例の構成を示すブロツク図、 第1−F図は第1−A図の動作を説明するための映像信
号の同期信号部を説明するための波形図、 第1−G図は第1−D図,第1−E図に示したラインメ
モリ113の構成を示すブロツク図、 第2−A図は本発明の第2の実施例の記録装置の構成を
示すブロツク図、 第2−B図は本発明の第2の実施例の再生装置の構成を
示すブロツク図、 第2−C図乃至第2−F図は第2−B図に示した再生装
置の変形例を示すブロツク図である。 A……シンクチツプ部、 20……切換スイツチ、 26……基準信号発生器、 134……位相比較器、 140……ループフイルタ、 142……電圧制御発振器。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】映像信号に対して角度変調を施し、出力す
    る変調手段、基準信号周波数信号を発生する基準周波数
    信号発生手段、前記変調手段より出力される角度変調さ
    れた映像信号と前記基準周波数信号発生手段より発生さ
    れる基準周波数信号とを入力し、前記変調手段より入力
    された角度変調映像信号の同期信号部に相当する期間の
    信号のゼロクロス点を検出し、前記ゼロクロス点が検出
    されたタイミングから所定の期間中は前記基準周波数信
    号発生手段より発生される基準周波数信号を出力し、他
    の期間中は前記変調手段より出力される角度変調された
    映像信号を出力する切換え出力手段とを有することを特
    徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】角度変調された映像信号の同期信号部に相
    当する期間の信号のゼロクロス点が検出されたタイミン
    グから所定の期間中は基準周波数信号に置き換えられた
    角度変調映像信号を復調する再生装置であって、前記同
    期信号部に相当する期間の信号のゼロクロス点が検出さ
    れたタイミングから所定の期間中の基準周波数信号を基
    準として時間軸補正を行う時間軸補正手段を有すること
    を特徴とする再生装置。
  3. 【請求項3】前記基準周波数信号は前記同期信号のうち
    水平同期信号の整数倍に相当する周波数であることを特
    徴とする特許請求範囲第1項あるいは第2項記載の装
    置。
  4. 【請求項4】前記基準周波数信号は前記映像信号の色副
    搬送周波数の整数倍に相当する周波数であることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項あるいは第2項記載の装
    置。
  5. 【請求項5】前記同期信号部は前記映像信号のシンクチ
    ップ部であることを特徴とする特許請求の範囲第1項あ
    るいは第2項記載の装置。
JP62191861A 1987-04-28 1987-07-31 記録装置及び再生装置 Expired - Fee Related JP2614238B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62191861A JP2614238B2 (ja) 1987-07-31 1987-07-31 記録装置及び再生装置
DE19883814447 DE3814447A1 (de) 1987-04-28 1988-04-28 Geraet zum aufzeichnen und/oder wiedergeben von informationssignalen
US07/831,084 US5231507A (en) 1987-04-28 1992-02-05 Information signal recording/reproducing apparatus with time base correction facility

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62191861A JP2614238B2 (ja) 1987-07-31 1987-07-31 記録装置及び再生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6436279A JPS6436279A (en) 1989-02-07
JP2614238B2 true JP2614238B2 (ja) 1997-05-28

Family

ID=16281715

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62191861A Expired - Fee Related JP2614238B2 (ja) 1987-04-28 1987-07-31 記録装置及び再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2614238B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62281578A (ja) * 1986-05-29 1987-12-07 Sharp Corp 時間軸誤差補正方式

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6436279A (en) 1989-02-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4597019A (en) Clock pulse generating circuit in a color video signal reproducing apparatus
JPS6246110B2 (ja)
US5231507A (en) Information signal recording/reproducing apparatus with time base correction facility
US5179450A (en) Video signal processing apparatus and method for the time base compensation
JP2614238B2 (ja) 記録装置及び再生装置
JP2568198B2 (ja) 記録再生装置
US5200833A (en) Signal level clamping apparatus for a CTDM video signal
US5598274A (en) Image signal recording and reproducing system
KR100195379B1 (ko) 영상 신호 재생 장치
JP2502613B2 (ja) 時間軸誤差補正装置
JP3231463B2 (ja) 画像信号の再生装置
JPH0339988Y2 (ja)
JP2974364B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPS623590A (ja) カラ−映像信号再生装置
JPS62262587A (ja) 回転ヘツド型映像信号再生装置
JPS63209391A (ja) ビデオテ−プレコ−ダ
JPS62142484A (ja) 映像信号再生装置
JPH03154495A (ja) 画像信号記録再生システム
JPH0233295A (ja) 時間軸誤差補正装置
JPS62143267A (ja) デイジタル化映像信号処理回路におけるビツト削減回路
JPH03184485A (ja) 再生信号処理回路
JPH03283782A (ja) 時間軸誤差補正回路
JPH04332289A (ja) カラービデオ信号のエラー修整器
JPH01280980A (ja) サンプル化ビデオ信号記録ディスク演奏装置
JPS62224190A (ja) 映像信号記録再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees