JP2568198B2 - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は記録再生装置、特に映像信号を記録するのに
好適な記録再生装置に関する。
<従来の技術> 従来映像信号を記録媒体、例えば磁気デイスクに記録
する記録部及び、該装置により映像信号が記録された記
録媒体から前記映像信号を再生する再生部から成る記録
再生装置としては例えばスチルビデオシステムが知られ
ている。
かかるスチルビデオシステムにおいては輝度信号と色
差信号とを分離してから夫々を別の帯域に変調するコン
ポーネント記録再生方式が採られている。また映像信号
の輝度信号と色信号がインターリーブされているコンポ
ジツト信号のまま記録あるいは再生を行う装置も知られ
ている。この様な装置においてはカラー映像信号が、該
信号に含まれるカラーバースト信号とともに光デイスク
に記録され、記録されたカラー映像信号を再生する再生
装置として該デイスクの回転駆動を行わせるモータ等の
ジツタの影響を除去するために前述のカラーバスト信号
を利用して再生された映像信号の時間軸補正を行う装置
が知られている。
<発明の解決しようとする問題点> しかしながら上述の第1の装置においては時間軸補正
を行うための基準信号が記録されていないので、再生さ
れた映像信号に対して時間軸補正を行って、ジツタに依
る影響を防止することが難しいという問題点があった。
また、第2の装置においてはカラー映像信号の場合には
時間軸補正を行うことが出来るがバースト信号を持って
いない信号、例えば白黒の映像信号に対しては高精度の
時間軸補正を行うことが出来ないという問題点があっ
た。更に同期信号の立下り、あるいは立上りのタイミン
グからバースト信号が挿入されている部分を抜き出すた
めの回路としては通常モノマルチバイブレータが2つ必
要となり多少複雑となるという問題があった。
本発明は上述の従来の問題点を解消することが出来る
記録再生装置を提供することを目的とする。
<問題点を解決するための手段> 上述の問題点を解消するために本出願の発明による記
録再生装置は、映像信号を入力し、入力された映像信号
に対して角度変調を行うことにより変調映像信号を形成
し、出力する変調手段と、前記変調手段より出力される
変調映像信号の同期信号部に相当する信号の周波数を基
準周波数と位相比較し、前記変調映像信号の同期信号部
の周波数及び位相を所定の周波数及び位相となるように
制御する制御手段と、前記制御手段により同期信号部が
所定の周波数及び位相となるように制御された変調映像
信号を記録媒体に記録する記録手段と、前記記録媒体に
記録されている変調映像信号を再生する再生手段と、前
記再生手段により再生された変調映像信号を復調するこ
とにより映像信号を形成し、形成された映像信号を出力
する復調手段と、前記復調手段より出力される映像信号
を記憶するためのメモリ手段と、前記再生手段により再
生された変調映像信号の同期信号部に相当する信号に位
相同期した前記メモリ手段の書き込みクロックを形成
し、形成された書き込みクロックに従って前記復調手段
より出力される映像信号を前記メモリ手段に記憶し、前
記メモリ手段に記憶された映像信号を周波数及び位相が
正確な読み出しクロックに従って読み出すメモリ制御手
段とを有するものである。
<作用> 上述の構成により、記録時には、変調映像信号の同期
信号部に相当する信号の周波数が所定の周波数及び位相
となるように制御してから記録媒体に記録し、再生時に
は、前記記録媒体から再生し、復調された映像信号を前
記変調映像信号の同期信号部に相当する信号に位相同期
した書き込みクロックに従って記憶し、記憶された映像
信号を周波数及び位相が正確な読み出しクロックに従っ
て読み出し、記録再生系において発生する時間軸変動を
除去することができる。
<実施例> 以下本発明を図面を用いて説明する。
尚、以下の実施例においてはデイスク状記録媒体に映像
信号を記録あるいは再生する記録装置あるいは再生装置
が説明されるが、本発明は以下の実施例の装置に限定さ
れるものではなく、例えばテープ状記録媒体を用いても
良いし、また媒体の種類は、光、磁気を用いるいずれの
媒体を用いても良いのは勿論である。またコンポジツト
信号のみならずコンポーネント信号を取り扱う装置であ
ってもよい。要は同期信号を有する信号であればどの様
な信号であってもよい。
<第1の実施例及びその変形例> 第1−A図は、本初発明の実施例の記録装置のブロツ
ク図である。該図において、8は例えばNTSC信号の様な
コンポジツトの映像信号入力端子、10は該映像信号のシ
ンクチップを所定のレベルにクランプするクランプ回
路、12はエンフアシス回路、14はコントロール入力が2
ケ所ある電圧周波数変換器、すなわちFM変調器、16は1/
2にカウントダウンするカウンター、18はRECアンプ、20
はPLL用のループフイルター、22は所定の期間だけ制御
信号を通すためのアナログスイツチ、24はたとえばMC40
44(モトローラ)の様なSET,RESETタイプの位相比較
器、26は基準となる周波数を発生する水晶発振器、28は
入力端子8から入力する映像信号から複合同期信号を分
離する複合同期信号分離回路、30は水平同期信号分離
(H Sepa)回路、32はクランプパルス発生器、34は位相
比較信号を一定期間利用するためのタイミングパルス発
生器、36は垂直同期信号分離(V Sepa)回路である。
又、38は映像信号を記録すべき磁気ヘッドである。尚、
29は磁気デイスク9を回転させるためのモータである。
該モータ29は磁気デイスク9上のセンターコア27にその
回転位相を示すため、一部に設けられたPGピン25の信号
をPGコイル33により検出され、PGジエネレータ23により
波形整形されたPGパルスと垂直同期信号分離回路36によ
り分離された垂直同期信号との位相差が所定の値になる
様にサーボ回路31により制御される。またPGジエネレー
タ23の出力するパルスはRECアンプ18にも加えられヘツ
ド38のチヤンネルの切換にも用いられる。
以下、記録系の動作を第1−A図及び第1−F図に依
って説明する。尚、第1−F図において、横軸は時間
軸、縦軸は映像信号のレベルを示す。また、第1−F図
において、Aに示す部分はシンクチツプに相当する部
分、Bに示す部分はシンクチツプ部Aの立下がりを水平
同期信号の立下がりとして検出するための部分、Cに示
す部分はシンクチツプ部Aの立上がりを水平同期信号の
立上がりとして検出するための部分で、カラー映像信号
の場合にはカラーバストが挿入される。
入力端子8に入力された、例えばコンポジツトビデオ
信号はクランプ回路10にて所定のDC電位に水平同期信号
部分(第1−F図Aに示す部分)がクランプされる。ク
ランプのためのクランプパルスは、該入力コンポジツト
ビデオ信号より複合同期信号分離回路28において、複合
同期信号の分離を行ない、次に該同期信号から等価パル
スを除去するH Sepa回路30より得られる水平同期信号に
応じたタイミングでクランプパルス発生器32により作ら
れる。
クランプ回路10により所定のDC電位にクランプされた
該入力信号はエンフアシス回路12にて、所定の周波数特
性(例えば高域成分のレベルを持ち上げる)を付与され
る。エンフアシスが施された後、FM変調器14の一方の入
力端子に入力される。該FM変調器はたとえばTI社の74LS
628の様に周波数コントロール入力と変換レンジ制御入
力を備えたもので、上記ビデオ信号は例えばコントロー
ル入力に印加される。本実施例においては、該FM変調器
14において、所定の周波数アロケーシヨンの2倍の周波
数アロケーシヨンになる様に変調を行なう。変調後のFM
信号はカウンター16に送られ、ここで1/2にカウントダ
ウンされ、所望の周波数アロケーシヨンが得られる。こ
の様に、本実施例においてFM変調器14により2倍周波数
で変調し、カウンター16により1/2にカウントダウンす
るのは、被変調コンポジツト信号のサブキヤリア(色副
搬送波)の2次歪成分(NTSCでは7.16MHz、CCIR(PALも
しくはSECAM)では8.86MHz)と、変調キヤリアとの干渉
にもとづくビートを防ぐため、一旦高い周波数で変調し
ておいてカウントダウンするものである。
該カウンター16の出力は位相比較器24に送られ、ここ
で水晶発振器26により得られる基準のシンクチツプ周波
数との間で、位相比較が行なわれる。位相比較器24の誤
差出力はスイツチ22に送られる。該スイツチ22はタイミ
ングパルス発生器34により発生されるパルス(第1−F
図のGの期間だけハイとなるパルスに対応する)に応じ
てシンクチツプに相当する期間のみ導通とされ、PLL用
ループフイルター20に送られる。該スイツチ22の導通の
期間はエンフアシス回路12のエンフアシスによって波形
が歪む部分を避ける様にシンクチツプゲートパルス(ST
GP)発生器34によって規定される。スイツチ22を介して
位相比較器24の出力はループフイルター20で積分され、
所定の位相補償を与えられた誤差信号はFM変調器14の例
えば変換レンジ入力(コントロール入力と同様に周波数
制御が可能)に送られる。以上のFM変調器(MOD)14→
カウンター16→位相比較器24→スイツチ22→LPF20→FM
変調器(MOD)14という様に形成されるPLLループによ
り、該FM変調器16により変調された信号のシンクチツプ
部周波数は、基準発振器の所定周波数に一致した値に保
持される。
該PLLループにより、シンクチツプが固定周波数に補
正されたFM変調波はRECアンプ18に送られる。
RECアンプ18の出力はフレームヘツド38に送られ、磁
気デイスク9に記録されるが、ヘツド38の記録タイミン
グの制御12については説明を省略する。
尚、前述した記録の際は垂直同期信号分離回路36によ
り前記入力コンポジツトビデオ信号より分離された垂直
同期信号に同期させて磁気デイスク9を回転させている
ことは言うまでもない。
次に、本発明の一実施例の再生装置の構成を第1−B
図を用いて説明する。第1−B図はかかる再生装置の構
成を示すブロツク図である。同図で第1−A図に示した
要素と共通の要素については説明を省略する。該図にお
いて100は再生ヘツド、102はプリアンプ、104は再生イ
コライザー、106はFM復調器、108はデイエンフアシス回
路、110はA/D変換器、112は書き込みクロツクWRCLK読み
出しクロツクRDCLKに同期して読み書きが行われるフレ
ームメモリー、114はD/A変換器、116はフレームメモリ1
12から信号を読み出す基準信号を発生するために設けら
れている水晶発振器、118はD/A変換器114の出力を増幅
するドライバー、120は複合同期信号分離回路、122は水
平同期信号分離回路、124はシンクチツプゲートパルス
発生回路、126は所定の遅延時間を有するパルス遅延回
路、128は再生イコライザー104の出力からシンクチツプ
部を抜き出すシンクチツプゲート、130はAGC回路、132
はシンクチツプ周波数(f′ST)を通過帯域の中心に設
定された帯域通過フイルター(BPF)、134は2重平衡型
変調器よりなる位相比較器、136は該位相比較器134の出
力する誤差信号のみをとり出すための低域通過フイルタ
ー、138は該LPF136の出力を所定のタイミングでサンプ
ルホールドするサンプルホールド回路、140はPLLのルー
プフイルター、142は電圧制御発振器(VCO)、144はた
とえば1/2のカウンター、146は再生時の磁気デイスク9
の回転用の基準信号を発生する4fSCの発振器、148は該
発振力より垂直同期信号と同じ周波数の磁気デイスク9
の回転用基準信号を生成するVカウンターである。
以下、図に従って本実施例の再生装置の動作を説明す
る。水晶発振器146よりVカウンター148を通して得られ
るモーター回転基準信号はモーターサーボ回路31に送ら
れる。該モーターサーボ回路31はPGコイル33から得られ
るPGパルスと該基準信号とを位相比較し、両者が所定の
位相差にロツクする様に回転駆動する。
所定の周波数で回転された磁気デイスク9はヘツド10
0によりアクセスされ、該ヘツド100の出力には再生FM信
号が現われる。該再生FM信号は微弱である為、プリアン
プ102により増巾される。増巾された再生FM信号は所定
の振巾、位相補正を再生イコライザー104により施さ
れ、FM復調器106に送られる。該復調器106で復調された
ビデオ信号は記録時のエンフアシスと逆特性のデイエン
フアシス特性を持ったデイエンフアシス回路108により
エンフアシスを解除し、もとの周波数特性に戻される。
該デイエンフアシスを受けた再生ビデオ信号はA/D変換
器110によりデイジタル信号に変換されてフレームメモ
リー112に書き込まれる。書き込み用のライトクロツク
は、後に説明する様に再生FM信号のシンクチツプ周波数
に関連して生成される。
又、フレームメモリーへの書き込みは、例えば記録信
号がフレーム記録であった場合は1フレーム分のみの書
き込みを行なう様に制御される。該書き込み終了後、フ
レームメモリーは水晶発振器116により得られる読み出
しクロツクにより読み出され、D/A変換器114に送られ
る。D/A変換器114は、該読み出しクロツクによりフレー
ムメモリーよりの入力デジタル信号をアナログ信号に変
換し、ドライバー118に出力する。前記書き込みクロツ
クが再生シンクチツプFM周波数に正確に関連していれ
ば、再生信号の時間軸誤差は書き込み時に補正され、読
み出し時に一定のクロツクを用いて読み出せば最終的に
時間軸補正(TBC)が行われ、磁気デイスク9の回転ム
ラを除去した再生信号が得られるものである。
再生シンクチツプFM周波数に関連した書き込みクロツ
クの発生動作は以下の様に行われる。
再生イコライザー104のFM出力信号の中、シンクチツ
プに該当する部分をシンクチツプゲート128により切り
出す。切り出しタイミングは、デイエンフアシスされた
復調ビデオ信号より複合同期信号分離回路120により、
まず複合同期信号を分離し、さらに水平同期信号分離回
路122により水平同期信号を分離し、分離された水平同
期信号よりシンクチツプゲートパルス発生器124により
発生されるものである。
シンクチツプ部の再生FM信号のみが、シンクチツプゲ
ート128によりぬき出されたあと、該信号はAGCアンプ13
0により一定の振巾に制御され、帯域通過フイルター132
に送られる。該フイルター132により不要なノイズを取
り除かれ、S/Nが向上したシンクチツプ部再生FM信号
は、二重平衡型モジユレーター形式(乗算型)の位相比
較器に基準入力として送られる。
該位相比較器はPLLループより帰還されてくる比較信
号と該再生基準信号とを位相比較し、誤差信号を出力す
る。該誤差信号は乗算型位相比較器のため、不要の高域
成分を含んでおり、該高域成分は低域通過フイルター13
6により除去される。低域通過フイルター136の出力はサ
ンプルホールド回路138により、所定のシンクチツプに
該当する部分の誤差信号をサンプルホールドされる。サ
ンプルホールドのタイミングはLPF136による遅延分を補
正し、誤差信号の最適位置をサンプルホールドするよう
に選択する。その為のタイミング調整がパルスデイレー
回路126により行なわれる。
該サンプルホールドされた誤差信号はPLLのループフ
イルター140により位相補正され、電圧制御発振器VCO14
2に送られる。VCOの発振周波数はシンクチツプ周波数fS
Tのn倍、即ちnfSTになる様に設定されており、ここで
は特にn=2として説明を続ける。
VCOの発振周波数は2×fSTを中心にしてLPF140出力の
誤差信号により可変され、カウンター144に送られる。
カウンター144で1/2にカウントダウンされ、fSTを中心
に可変された信号は位相比較器134に送られる。こうし
て位相比較器134→LPF136→S/H138→LPF140→VCO142→
カウンター144→位相比較器134により構成されたPLLル
ープによりVCO142の発振周波数は、磁気デイスク9の回
転の際に発生するジツタを含んだ再生シンクチツプFM周
波数の正確に2倍となる。該VCO発振出力をA/D変換器11
0、フレームメモリー112に送り、書き込みクロツクとし
て使用すれば書き込み後のフレームメモリー112には前
述のジツタが除去され、TBCのかかったデジタルビデオ
信号が記憶される訳である。
該記憶されたデジタルビデオ信号は、2fSTの発振周波
数を有する固定の水晶発振器116の発振信号により読み
出され、D/A変換器114を介してドライバー出力118に送
られる。
以上述べた様に、本実施例になる再生系においては、
本発明の目的の通りのTBCの効果を実現している。
尚本実施例の方法に依れば、映像信号のシンクチツプ
をFM記録時に基準周波数と比較して所定の周波数となる
様に処理してから記録し、再生の際には該シンクチツプ
部の再生周波数を基準にし、フレームメモリ112を用い
てTBCをかけているので、カラーバースト信号を利用し
てTBCをかける方法に比べて例えば白黒映像信号の様に
カラーバースト信号を持っていない信号に対してもTBC
をかけることが出来る。更に映像信号にもともと設けら
れているシンクチツプを利用しているので、映像信号に
特別なTBC用の信号を付加するための部分を設ける必要
がなく、更に本実施例ではシンクチツプ部分を抜き出す
ための回路としては一般に映像信号の処理において用い
られる水平同期信号分離回路を用い、極くわずかな回路
の付加を行うだけでよいので構成を簡単にすることが出
来る。
また、本実施例において、FM変調されたシンクチツプ
の周波数を色副搬送波の周波数よりも高くすればカラー
バーストを利用したTBCよりも更に精度を向上させるこ
とが出来る。
第1−C図は第1−B図の第1の実施例の再生系の変
形である。同一のブロツクには同一の番号を付し相異点
のみについて記述する。
第1−C図に示す実施例ではフレームメモリーに再生
ビデオ信号を書き込む所までは第1−B図と同様であ
る。
読み出し時に固定のクロツクで読み出していた第1−
B図に示した実施例と比較して第1−C図に示した実施
例は読み出し時にもTBCを実施することによって更に高
品位の映像を得ることが出来ることを特徴とする。
以下該メモリーからの読み出し時におけるTBCについ
て説明を行う。
第1−C図において、156はコンポジツトビデオ信号
のカラー信号帯域のみを通過させる帯域通過フイルタ
ー、158はカラー信号に含まれるカラーバースト部分の
みを取り出すためのバースゲート、160は自動カラーコ
ントロール、即ちACCと呼ばれるもので、カラーバース
トが一定振巾になる様にAGCを行う。162はモノクロ検知
回路で、カラーバーストが所定のレベル以下の場合、モ
ノクロと判定する。170は乗算型の位相比較器、172はPL
Lのループフイルター、174は水晶発振子を使ったVCOで
通常VCXOと略記される。164は複合同期信号分離回路、1
66は水平同期信号分離回路、168はバーストゲートパル
ス発生回路である。又、146はモーター回転の基準信号
を発生する水晶発振器で、例えば4fscに設定されてお
り、152は1/4カウンターで、該4fscクロツクよりfscを
得るためのものである。148は第1−B図の場合と同様
に磁気デイスク9の回転のための基準V信号を発生させ
るVカウンターである。176はカウンター152の出力する
fscを正弦波状に整形するためのfscを通過帯域とする帯
域通過フイルターである。
さて、D/A変換器114の出力信号はBPF156に送られ、該
BPF156によりカラー信号が分離される。該カラー信号は
バーストゲート回路158によりカラーバースト部のみが
選択されACC160に送られる。バーストゲート,パルスは
D/A変換器114の出力から、複合同期信号分離回路164に
よって複合同期信号を分離し、更に該複合同期信号よ
り、水平同期パルス分離回路166で分離された水平同期
信号に基づいてバーストゲートパルス発生器168により
生成される。ACC回路160においては、カラーバーストが
一定の振巾になる様バーストゲートパルスを参照して、
AGCを行う。尚ACC回路の利得制御範囲は比較的狭いの
で、カラーバーストが無い場合には実際上後述のモノク
ロ検知回路で検知されるレベルの信号は出力されない。
こうして、一定振巾に補償されたカラーバーストは位相
比較器170においてBPF176を介して入力される固定の基
準fscと比較され、該基準fscとの誤差信号が得られる。
該誤差信号には不要な高域成分が含まれており、これ
をLPF172により除去する。LPF172はループフイルターの
役割もかねる様に設計される。ここで、書き込み時PLL
の様にS/H(138)を行わないのは被制御VCO174がVCXOで
構成され、安定度が高く制御信号をホールドする必要性
の少ないこと等による。勿論S/Hを実施しても差しつか
えないことは言うまでもない。
LPF172の出力はVCXO174に送られ、読み出しクロツク
が制御を受ける。読み出し用PLLのループの構成は位相
比較器170→LPF172→VCXO174→フレームメモリ112→D/A
変換器114→BPF156→BG158→ACC160→位相比較器170よ
りなり、D/A変換器114の出力信号のカラーバーストが基
準のfsc(カウンター152の出力)に正確に一致する様に
読み出しクロツク(VCXO174の出力)が制御される。
尚モノクロ検知回路162はD/A変換器出力114の出力が
モノクロでカラーバーストがない場合を検知し、この時
読み出しクロツクを固定の水晶発振器116の出力に切り
換えるものである。この様にすることによりモノクロの
場合に、カラーバーストがないことによる読み出しPLL
ループの誤動作に基づくVCXO174の発振出力のゆらぎに
よるジツターの発生を防ぐことができる。
第1−D図において、第1−B図、第1−C図と同一
のブロツクについては同一の番号を付し、説明を省略す
る。113はラインメモリであり書き込みクロツク入力、
読み出しクロツク入力を各々独立に有しており、かつ書
き込みアドレスと読み出しアドレズは所定の分だけオフ
セツトさせ書き込みと読み出しが競合しないものとす
る。尚、このオフセツトの量はデイスク9の回転系のジ
ツターの最大値に応じて予め設定される値である。
尚、本実施例に用いられるラインメモリ113の構成を
第1−G図に示す。第1−G図において、113−1はラ
インメモリ113のメモリ部であり、1H(1水平走査期
間)に相当する映像信号を2fSTでサンプリングしたデー
タを取り込むことが出来るメモリセルの容量を有してい
る。113−2は書き込みクロツクWRCLKをカウントするカ
ウンタであってその出力は循環する。該カウンタ113−
2はリセツト端子Rに入力するリセツト信号に応じてリ
セツトがかけられる。また該カウンタ113−2は1H分の
映像信号をメモリ部113−1に書き込むとその計数値が
自動的にゼロに戻る循環型のカウンターである。113−
3はアドレスカウンタ113−2の出力をデコードしてラ
インメモリ113−1の各メモリセルをアクセスするデコ
ーダであり、該デコーダ113−3により指定されたアド
レスにA/D変換器110の出力するデータが書き込まれる。
113−5は読み出しクロツクRDCLKをカウントするカウン
タである。該カウンタ113−5はカウンタ113−2と同様
の構造を有している。113−7はアドレスデコーダ113−
3と同様のデコーダであり、該デコーダ113−7により
指定されたアドレスに書き込まれたデータがD/A変換器1
14へ出力される。したがって一旦アドレスカウンタ113
−2をリセツトしてから該カウンタ113−2に入力する
書き込みクロツクWRCLKの計数値に応じたメモリ部113−
1のアドレスにA/D変換器110の出力が書き込まれ、アド
レスカウンタ113−2をリセツトしてから前述のオフセ
ツトさせる時間後にアドレスカウンタ113−5をリセツ
トさせ、該カウンタ113−5に入力する読み出しクロツ
クRDCLKの計数値に応じたメモリ部113−1のアドレスの
データがD/A変換器114へ送られる。
またメモリ部113−1の各セルはアドレスデコーダ113
−3の次の書き込み指示があるまでは、たとえアドレス
デコーダ113−7による読み出しの指示が行われ、読み
出しが行われた後も書き込まれたデータを保持する。
したがって、第1−G図に示すラインメモリを用い、
書き込みアドレスと読み出しアドレスを所定アドレス分
オフセツトすれば、書き込みを行いながら読み出しを同
時に行え、かつ書き込みクロツクをシンクチツプ周波数
に応じて変化させることにより時間軸補正がかけられる
ものである。
180は例えばセツトリセツトタイプの位相比較器(モ
トローラMC4044)で、182はPLLのループフイルター、18
4は水晶発振子を用いて構成したVCXOである。本実施例
においては、位相比較器180が書き込みクロツク周波数
と読み出しクロツク周波数とを比較し、読み出しクロツ
クが書き込みクロツクの平均値になる様に制御し、書き
込みアドレスと読み出しアドレスがある時、追いつき競
合するのを避けるものである。尚本実施例においても図
示は省略するが他の実施例と同様にモータ29により1V期
間にデイスク9が1回転する様に予め決められているの
で読み出しクロツクと書き込みのクロツクの1Vの期間で
みた平均値はほぼ等しい。尚ラインメモリー113の書き
込みアドレス、読み出しアドレスは各々書き込みクロツ
ク、読み出しクロツクが入力される度に1つずつカウン
トアツプされるものである。
第1−D図に示した実施例によれば、フレームメモリ
ーを使用する場合に較べ、ローコストのラインメモリー
を使える利点があり、更に回路構成を簡単なものとする
ことが出来る。
第1−E図は第1−D図のラインメモリー113による
再生TBCに、読み出し時のカラーバーストTBCを追加した
ものである。カラーバーストTBCについては既に第1−
C図において説明したものと同様であり説明を省略する
が、本実施例における相異点は位相比較器190、LPF192,
加算器194が追加されたことである。本実施例において
はHカウンタ154を用い、磁気デイスク9の回転用V同
期信号発生のための4fsc発振器146のクロツクを分周し
て、水平同期信号の基準を作り、該基準水平同期信号を
位相比較器190に送る。位相比較器190はHカウンタ154
で作成された基準水平同期信号とD/A変換器114の出力ビ
デオ信号の水平同期信号とを位相比較し、誤差信号をル
ーズフイルター(LPF)192に送る。LPF192の出力は加算
器194において、カラーバーストによる誤差信号分とミ
ツクスされ、VCXO174を制御する。
この様な制御により基準水平同期信号とD/A変換器174
の出力の水平同期信号(H)がロツクし、ラインメモリ
ーの書き込みアドレスと読み出しアドレスが競合するの
が防がれる。該H同期ループの追加により上記競合が防
がれる理由は次の様である。基準水平同期信号の原発振
である4fsc発振器146の発振出力よりVカウンター148を
通して得られた基準垂直同期信号にて、記録済の磁気デ
イスク9を回動させており、このためラインメモリー11
3に書き込まれる水平同期信号はたとえモータの回転ム
ラによりゆらいでいるにしても1垂直期間について平均
してみれば基準水平同期信号に同期している。従って該
基準同期信号と読み出してD/A変換したあとの水平同期
信号とを同期させれば、間接的に書き込み時の水平同期
信号と読み出し時の水平同期信号とは、お互いにゆらぎ
をもちながらも平均的には一致し、書き込みアドレスを
読み出しアドレスが一定時間経過後も追いつくなどの競
合が防がれる訳である。該Hループが存在しないとカラ
ーバーストのみでVCXO174が制御され、カラーバースト
による制御はカラーバースト期間のみのサンプル値制御
のため読み出しクロツクの増減がカラーバースト期間以
外に存在しても検知できず、ある時書き込みアドレスと
読み出しアドレスの競合を生じるものである。尚この様
な競合を防ぐ方法は他にもあり、第1−D図で述べた如
く、書き込みクロツクと読み出しクロツクを直接比較し
て制御してもよい。
又、第1−E図において、Hカウンタ154をD/A変換器
114の出力信号より分離した水平同期信号によりリセツ
トを行っているが、これは初期定常オフセツト誤差を除
去するためのもので、再生時一旦リセツトをかけたあと
は禁止する様な構成をとり(例えば最初のH Sepa回路16
6の出力に応じてパルスを1つだけ出力し、それ以降はH
Sepa回路166から出力があってもパルスを出力しない様
なカウンタを設ける)、位相比較器190、LPF192等で形
成されるPLLループの正常動作を保証する。
本実施例においては以下に述べる様な効果を奏する。
即ち第1−D図に示した実施例と同様にローコストのラ
インメモリを用いているので、安価に出来、更に回路構
成を簡単なものにすることが出来る。更に第1−D図に
示した実施例においてはVCXO184を有するループのフイ
ルター182は比較的大きい時定数が必要であり、該ルー
プが安定した状態に立ち上がるのに比較的長時間要する
場合があるのに比して本実施例に依れば、再生されライ
ンメモリ113から読み出された信号の水平同期信号がH
カウンタ154により生成される基準水平同期信号と位相
比較され、ロツクする様に制御されているためLPF192の
時定数は比較的小さいもので済み、ループが安定した状
態に立ち上がるまでの時間を比較的小さくすることが出
来るという効果を奏する。
<第2の実施例及びその変形例> 次の本発明の第2の実施例の記録装置の構成を第2−
A図のブロツク図を用いて説明する。
同図において、第1−A図と同一のブロツクには同一
の番号を付し説明を省略する。
同図において、40は位相比較器、42はPLLのループフ
イルター、44は電圧制御発振器VCO、46は1/nカウンター
である。
第2−A図に示す実施例の特徴はシンクチツプを変調
した際の周波数としてnfHの周波数を選ぶことであり、
この点が第1−A図に示した実施例との相異点である。
その為の動作を説明する。水平同期信号分離回路30より
得られた水平同期信号は位相比較器40に送られる。位相
比較器40はVCO44の発振出力を1/nにカウントダウンした
カウンター46の出力とを位相比較し、誤差信号を出力す
る。ここで用いる位相比較器はモトローラMC4044に代表
されるセツトリセツトタイプのものが妥当である。該誤
差信号はループフイルター42に送られ、該フイルターで
所望の位相補償を与えられて後、VCO44を制御する。該
制御により、位相比較器の両入力の水平同期信号は位相
ロツクし、従ってVCO44の発振周波数はnfHにロツクされ
る。該nfHの発振出力が位相比較器24に送られ、前記FM
変調時のシンクチツプ周波数の基準となる。また本実施
例に示す水平同期信号の代りに垂直同期信号を用いても
よい。本実施例の特徴はまず第1−A図に示す様に基準
となる発振器26が不用となる効果が有るのに加え、シス
テム全体がnfHで同期して動作することになるので第1
−A図に示す実施例の様に発振器26によってノイズクロ
ツクが発生することが防止出来る。更に入力ビデオ信号
の水平同期周波数のn倍に位相ロツクした周波数をシン
クチツプ周波数に設定するので、再生時にH同期ループ
を追加することが可能になり、後述の効果を生む。
以下本実施例により記録された映像信号を再生する再
生装置を説明し、第2の実施例の効果を明らかにする。
第2−B図は第2の実施例の再生装置のブロツク図で
ある。同図において、第1−B図と同一のブロツクには
同一の番号を付し説明を省略する。
第2−B図と第1−B図との相異点は第2−B図の場
合は、水平同期信号によるPLLループが追加されている
点である。該追加部分の動作を説明する。位相比較器20
0は再生ビデオ信号より分離された水平同期信号を水平
同期信号分離回路122より受けとり、VCO142の出力を1/2
カウンター144で1/2更に1/nカウンター206で1/nにカウ
ントダウンして得られた信号とを位相比較する。該位相
比較器の比較結果得られる誤差信号はループフイルター
202により位相補償されて、加算器204に加えられる。加
算器204において、再生FM信号のシンクチツプ周波数とV
CO142の出力を1/2にカウントダウンしたものとの間の位
相誤差信号と、前記誤差信号とが加算され、該加算され
た誤差信号によりVCO142が制御される。このような水平
同期信号によるPLLループが追加し得るのは、記録時にf
ST=nfHの関係を保って記録しているからである。
さて、再生時に該水平同期信号によるPLLループが追
加できることによる効果は次の様である。水平同期信号
(H)によるPLLループはシンクチツプ周波数のPLLルー
プと異なり、サンプル値制御(シンクチツプ部にのみ情
報がある)でなく、サイドロツク(ロツクすべき周波数
とは別の周波数でロツクしてしまう現象)の心配がな
い。従ってHのループを追加することによってシンクチ
ツプPLLループのサイドロツクを防止しうるものであ
る。この点において、第2−B図の再生回路は第1−B
図の実施例に比して利点を有する。
ここでサイドロツクとは、サンプリング周波数(この
場合、水平同期周波数に一致)の整数倍ずれた周波数
で、PLLループがロツクを起こす現象で、第1−B図の
場合は2・(fST±mfH)(但し、mは整数)の周波数で
ロツクする確率が存在するものである。
次に第2−C図に示す実施例はCB(カラーバースト)
TBCを更に追加した再生装置の実施例である。CBTBにつ
いては第1−C図と同様である。
また第2−D図に示す実施例は第1−D図に示したラ
インメモリを第2−B図の実施例に適用した実施例であ
る。
また第2−E図に示す実施例は第1−E図に示したカ
ラーバーストTBCの実施例を第2−D図の実施例に適用
した実施例である。
尚第2−C図乃至第2−E図に示した実施例における
動作は前述の説明から容易に類推出来るので説明を省略
する。
次に第2−F図に示す実施例は、第2−D図の書き込
みアドレスと読み出しアドレスの競合を防ぐPLLループ
の追加の代わりに、他の方法を用いた実施例である。第
2−F図においては読み出しクロツク発生水晶発振器11
6の発振周波数が2fST=2nfHであることを考慮し、該発
振出力をfH=525/2fv(fvは垂直同期周波数)の関係を
利用し、1/(525・n)分周してV周期信号を得、該V
同期信号により磁気シート9を回動させるものである。
この様にすると読み出しクロツクと書き込みクロツクが
該V同期信号による磁気シート9の回転サーボを介し
て、お互いに間接的に同期し、前記書き込みアドレスと
読み出しアドレスの競合が防げるものである。勿論この
ことは、記録時にfST=nfHで記録し、従って記録時にV
同期(=2/525fH)とfSTが一定の関係で、関連している
ことに基づいている。
又、更に第2−F図に示す実施例に依れば、第1−B
図に示す実施例に比してサイドロツクの発生を防止出来
るとともに更に第1−B図に示す実施例の様にモータ29
を回転させるための基準信号を発生する発振器146とフ
レームメモリからの読み出し用クロツクを発生させるク
ロツク116を別々に設けることなく兼用することが出
来、更に両者を完全に同期させ、互いのクロツクの干渉
によるノイズの発生を防止することが出来る。
<第3実施例及びその変形例> 次の本発明になる第3の実施例の記録装置の構成装置
を第3−A図に示す。第3−A図は、入力コンポジツト
ビデオ信号のカラーバースト周波数fscのn倍の周波数
にロツクさせたnfscをシンクチツプ周波数に設定する場
合である。本実施例においては、第2の実施例の場合に
較べて、最終的に得られるシンクチツプ周波数fstの周
波数精度がカラーバーストを利用することにより向上す
る。以下第3−A図の構成になる記録系を図に従って説
明する。
同図においてき既出のブロツクには同一の番号を付し
説明を省略する。第2−A図との相違点についてのみ説
明する。
入力端子8より入力されたビデオ信号のカラーバース
ト部分のみをバーストゲートパルス発生器58よりのバー
ストゲートパルスに基づきバーストゲート50によりとり
出し、該抜き出されたカラーバーストは帯域通過フィル
タ52により不要帯域を除去した後位相比較器54に送られ
る。該位相比較器54は二重平衡型変調器タイプの乗算型
が望ましく、該位相比較器は、カラーバーストの位相と
帯域通過フィルター66の出力とを位相比較する。該位相
比較器の出力は低域通過フィルタ56により不要高域成分
を除去し、LPF56の出力として位相誤差信号が得られ
る。該位相誤差信号は、カラーバーストに該当する部
分、サンプルホールド回路62によりサンプルホールドさ
れPLLループフィルター64に送られる。尚、サンプルホ
ールド回路62のサンプリングタイミングは、パルス遅延
回路60によりバーストゲートパルスからLPF56の遅延分
を補正して得られる。さて、ループフィルタ64で位相補
正された誤差信号は水晶を用いた電圧制御発信器72に送
られ該発振周波数を制御する。該vcxo72の発振出力は1/
2カウンター70に送られ更に1/2カウンター68を通して、
帯域通過フィルター66に印加される。該帯域通過フィル
ターより正弦波に整形されてのち、位相比較器54に戻
る。この位相比較器54→LPF56→サンプルホールド回路6
2→ループフィルター64→vcxo72→1/2カウンター70→1/
2カウンター68→BPF66→位相比較器54からなるPLLルー
プによりvcxo72の発振周波数は入力カラーバースト周波
数fscの4倍にロツクする。一方、位相比較器24には1/2
カウンター70の2fsc出力が送られ、最終的にシンクチツ
プの周波数は2fscに固定されることになる。(本実施例
では2fscを用いたが整数倍であれば他の倍数であっても
よい。)この実施例の利点は、既述した様にシンクチツ
プ周波数を設定するための位相比較器24の基準入力信号
である2fscの信号の精度が、上述したカラーバーストに
よるPLLループの為、向上しているということである。
第3−a図は、本発明の第3の実施例である第3−A
図の変形例である。第3−A図の実施例との相違点は水
平同期信号を用いたPLLループを追加し、入力ビデオ信
号がモノクロの時(カラーバーストなし)でも水平同期
周波数fHの455倍の発振周波数をvcxo72に発振せしめ、
モノクロ時でもシンクチツプ周波数がfsT=455fH=2fsc
になる様になしたものである。第3−A図では、モノク
ロ時、vcxo72は、誤差信号がないためフリーランにな
る。
水平同期ループの構成を以下に記述する。第3−A図
と同一のブロツクには同一の符号を付して説明を省略す
る。第3−a図において、74は位相比較器、76はPLLル
ープフィルター、78は1/455カウンターである。位相比
較器74は入力ビデオ信号より分離された水平同期信号
と、vcxo72の出力を1/2カウンター70によりカウントダ
ウンし、更に1/455カウンター78により分周して得られ
た信号とを位相比較し、誤差信号を発生する。誤差信号
は、ループフィルター76で位相補償されて後加算器80に
て、カラーバーストによる誤差信号に加算される。入力
ビデオ信号がカラーの場合は、水平同期信号よりの誤差
信号とカラーバーストよりの誤差信号が協同して働きvc
xo72は入力バースト信号の周波数fscの4倍にロツクす
る。一方、入力信号がモノクロの時は、カラーバースト
よりの誤差信号がなくなるが、水平同期信号よりの誤差
信号は存在するので、vcxo72はfH×455×2にロツクす
る。こうして、位相比較器24にはモノクロの時も2fscの
周波数の基準信号が送られ、よってシンクチツプの周波
数はfH×455に一致する訳である。こうして、vcxo72が
モノクロ時フリーランになることを防ぎ、再生TBC第3
−B図に示すH同期ループの機能をモノクロ時も意味の
あるものとすることができる。
次に以上説明した記録装置により記録された信号を再
生する再生装置の実施例を第3−B図を用いて説明す
る。
本実施例が第2−B図の実施例に比べて主な特徴とす
る点は第2−B図がある所定の周波数nfHを基準として
いたのに対して再生されたシンクチツプ部の周波数は2f
scを基準とするPLLループが用いられている点にある。
以下追加部分の動作を説明する。
位相比較回路200は4fscの中心周波数を有する電圧制
御発振器214の出力を分周回路220で分周した信号とAFC
回路123によって調整された水平同期信号との位相比較
を行う回路である。また216は4fscを1/2にカウントダウ
ンする回路であり、218は通過帯域を2fscとするバンド
パスフィルターである。
本実施例に依れば2fscの周波数に変調されているシン
クチツプの部分を利用してフレームメモリへの書き込み
クロツクの制御を行っているので、fscを利用してTBCを
かける方法に比して精度を上げることが出来る。更に位
相比較器200、134を含むループを夫々用いているのでサ
イドロツクの発生を防止することが出来る。また、第3
−B図の点線で示した書き込みクロツク発生回路以外の
部分については第2−C図乃至第2−E図に示した回路
に適宜置き換えることも出来るのは明らかである。
また以上説明した本発明の実施例のうち第3の実施例
に示される記録の方法は特にビデオカメラの様に装置自
体に色副搬送波を発生するためのクロツク発生装置を有
している装置にとっては回路の変更が小規模で済むため
特に好適であるという効果を奏する。
また本発明の同期信号部とはシンクチツプ部のみなら
ず、シンクチツプ部の前縁、後縁の信号をも含むもので
ある。
<発明の効果> 以上説明した様に、本出願の発明によれば、カラーバ
ースト信号を持たない映像信号であっても、記録再生系
において発生する時間軸変動を除去することができ、良
好な状態で映像信号を記録再生することができる記録再
生装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】 第1−A図は本発明の第1の実施例の記録装置の構成を
示すブロツク図、 第1−B図は本発明の第1の実施例の再生装置の構成を
示すブロツク図、 第1−C図乃至第1−E図は第1−B図に示した実施例
の変形例の構成を示すブロツク図、 第1−F図は第1−A図の動作を説明するための映像信
号の同期信号部を説明するための波形図、 第1−G図は第1−D図,第1−E図に示したラインメ
モリ113の構成を示すブロツク図、 第2−A図は本発明の第2の実施例の記録装置の構成を
示すブロツク図、 第2−B図は本発明の第2の実施例の再生装置の構成を
示すブロツク図、 第2−C図乃至第2−F図は第2−B図に示した再生装
置の変形例を示すブロツク図、 第3−A図は本発明の第3の実施例の記録装置の構成を
示すブロツク図、 第3−a図は第3−A図の変形例を示すブロツク図、 第3−B図は本発明の第3の実施例の再生装置の構成を
示すブロツク図である。 A……シンクチツプ部、22……サンプルホールド回路、
26……基準発振器、134……位相比較器、140……LPF、1
42……電圧制御発振器。
フロントページの続き (72)発明者 大橋 一仁 川崎市高津区下野毛770番地 キヤノン 株式会社玉川事業所内 (72)発明者 三村 敏彦 川崎市高津区下野毛770番地 キヤノン 株式会社玉川事業所内 (72)発明者 小倉 時彦 川崎市高津区下野毛770番地 キヤノン 株式会社玉川事業所内 (72)発明者 鈴木 康友 川崎市高津区下野毛770番地 キヤノン 株式会社玉川事業所内

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】映像信号を入力し、入力された映像信号に
    対して角度変調を行うことにより変調映像信号を形成
    し、出力する変調手段と、 前記変調手段より出力される変調映像信号の同期信号部
    に相当する信号の周波数を基準周波数と位相比較し、前
    記変調映像信号の同期信号部の周波数及び位相を所定の
    周波数及び位相となるように制御する制御手段と、 前記制御手段により同期信号部が所定の周波数及び位相
    となるように制御された変調映像信号を記録媒体に記録
    する記録手段と、 前記記録媒体に記録されている変調映像信号を再生する
    再生手段と、 前記再生手段により再生された変調映像信号を復調する
    ことにより映像信号を形成し、形成された映像信号を出
    力する復調手段と、 前記復調手段より出力される映像信号を記憶するための
    メモリ手段と、 前記再生手段により再生された変調映像信号の同期信号
    部に相当する信号に位相同期した前記メモリ手段の書き
    込みクロックを形成し、形成された書き込みクロックに
    従って前記復調手段より出力される映像信号を前記メモ
    リ手段に記憶し、前記メモリ手段に記憶された映像信号
    を周波数及び位相が正確な読み出しクロックに従って読
    み出すメモリ制御手段とを有することを特徴とする記録
    再生装置。
  2. 【請求項2】前記基準周波数は前記同期信号のうち水平
    同期信号の整数倍に相当する周波数であることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の記録再生装置。
  3. 【請求項3】前記基準周波数は前記映像信号の色副搬送
    周波数の整数倍に相当する周波数であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の記録再生装置。
  4. 【請求項4】前記同期信号部は前記映像信号のシンクチ
    ップ部であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の記録再生装置。
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