JP2614201B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2614201B2
JP2614201B2 JP58222628A JP22262883A JP2614201B2 JP 2614201 B2 JP2614201 B2 JP 2614201B2 JP 58222628 A JP58222628 A JP 58222628A JP 22262883 A JP22262883 A JP 22262883A JP 2614201 B2 JP2614201 B2 JP 2614201B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、接続機器の機能に応じた態様で原稿画像を
表わす画像信号を出力する出力部、及び、供給された画
像信号に基づいて画像形成する形成部とが接続可能であ
り、前記出力部から接続機器の機能に応じた態様で出力
された画像信号を前記形成部に供給する画像処理装置に
関するものである。
従来、例えば、原稿画像を読取るリーダと記録紙に画
像をプリントするプリンタを接続し、リーダから出力さ
れた画像信号をプリンタに供給することにより、原稿画
像を複写することが行われている。
しかしながら、リーダに対して複数種類のプリンタが
接続可能であったり、また、リーダ以外の例えばメモリ
ユニット等を接続可能とした場合には、接続されている
機器の種類や内容を操作者が認識し、認識した接続機器
の種類や無いように応じて操作者はリーダの機能設定や
操作を行なう等の手間があった。
また、更に、リーダに、例えばプリンタとメモリユニ
ットの如く、複数の機器を接続して動作させる場合に
は、操作者は、接続されている機器の種類や無いように
応じた機能設定や操作を、接続された複数の機器の夫々
に対応して繰り返し実行せねばならなかった。
本発明は以上の点に鑑みてなされたもので、リーダ接
続機器の機能に応じた態様で原稿画像を表わす画像信号
を出力する出力部に、接続機器の機能を効率よく通知す
ることを目的とし、詳しくは、接続機器の機能に応じた
態様で原稿画像を表わす画像信号を出力する出力部、及
び、供給された画像信号に基づいて画像形成する形成部
とが接続可能であり、前記出力部から接続機器の機能に
応じた態様で出力された画像信号を前記形成部に供給す
る画像処理装置であって、画像信号の出力に先立って前
記出力部から出力された接続機器の機能を問い合わせる
コマンドを入力する第1入力手段と、前記第1入力手段
から入力された前記コマンドを前記形成部に出力する第
1出力手段と、前記コマンドに応じて前記形成部から出
力された該形成部の機能を示すステータス情報を入力す
る第2入力手段と、前記出力部に接続機器の機能を通知
すべく前記第2入力手段から入力されたステータス情報
に画像処理装置自身の機能を示すステータス情報を付加
して前記出力部に出力する第2出力手段とを有する画像
処理装置を提供するものである。
以下、実施例をもとに、本発明の詳細な説明を行う。
第1図は、本発明によるシステムの外観図である。CC
D等のイメージセンサにて原稿画像の読み取りを行うリ
ーダ1の信号線は画像情報記憶装置(リテンシヨンメモ
リユニツト(Retention Memory Unit=RMU))2に接続
され、電気信号に変換された画像情報を蓄積出力を行な
う。リテンシヨンメモリユニツト2から同様な信号線が
多入力多出力装置3に接続されている。多入力多出力装
置(Multi Input Multi Output Unit=MIMOU)3から
は、紙等の被記録材に画像記録するプリンタ4,5に信号
線が接続されている。第1図においては、多入力多出力
装置は、リーダ1台プリンタ2台が接続されているが、
それ以上または以下の台数による組み合せが可能であ
る。尚、後述の如く本実施においては最大接続数をリー
ダ4台、プリンタ8台としている。
また、第1図において、リテンシヨンメモリユニツト
2は、リーダ1と多入力多出力装置3の間に接続されて
いるが、この位置に限るものではなく、リーダとプリン
タとの間に設ければよく、例えば、多入力多出力装置3
とプリンタ4または5の間に接続することも可能であ
る。即ち、後述の如く各ユニツト間では画像信号用に垂
直同期信号VSYNC,画像の1ラインを示すビデオイネーブ
ル信号VE,画像信号VA及びVB,画像用同期信号VCLK及び水
平同期信号BDがやりとりされ、また、その画像信号の伝
送用に共通のシリアル制御信号がやりとりされる。従つ
て、これらの信号のやりとりのための入出力部を各ユニ
ツト共有にすることができ、これにより、ユニツトの接
続組合せが自由に行える。即ち、画像処理システムの各
部をユニツト化し、同じ意味をもつ信号線で同じ形態で
接続したことにより各ユニツトの取りつけ、取りはずし
が簡単にできるようになり、同じ形態なのでコストを安
くすることが可能になる。また、このようにしたことに
より例えば、多入力多出力装置を複数台接続することが
可能になり本システムの拡張が可能になる。
次に第2図から第6図を使用してリーダ1、リテンシ
ヨンメモリユニツト2、多入力多出力装置3及びプリン
タ4,5の内部の詳細な説明を行う。
第2図(a)及び(b)はリーダ1の内部の構成例を
示す構成図である。本実施例においては高速、高密度読
み取りを実現するために原画像を2個のCCDによつて読
み取り、これを1つの信号に継いで1ラインの画像信号
として生成する方法を取つている。
はじめに、第2図(a)の説明から行なう。
光学レンズ10,11は、不図示の原稿台に置かれた原稿
像をCCD12,13上に結像させるために使用される。原稿像
は、不図示の光学系により逐次走査されるが、こうした
読み取り技術は周知の技術であるので、詳細な説明は省
略する。
CCD12,13は原稿像の濃淡を電気信号に変換する。この
電気信号は増幅回路14、15で増幅されアナログ・デジタ
ル変換器(A/D変換器)16、17で画素毎に画像濃度を示
す多値のデジタル信号に変換される。
さらに、デジタル信号はシエーデイング補正回路18,1
9で光源の発光むら、光学系の光度分布のむら、CCDの感
度むら等に起因するシエーデイングの除去をされたあ
と、3値化回路20,21におくられ3値のデジタル画像信
号VD1−A信号、VD1−B信号及びVD2−A信号、VD2−B
信号に夫々変換される。
3値化は、2段の2値化レベルで2値化することによ
つてなされるがラツチ回路26で与えられた一定の2値化
レベルを用いる方法と、デイザROM24,25で所定のマトリ
クス・サイズ内で周期的に変化させられた2値化レベル
を用いる方法、いわゆるデイザ法の2種類の3値化処理
をセレクタ22,23で選択切り換えている。デイザ法は、
2値信号を使用して擬似的に中間調を再現する方法でフ
アクシミリ等に広く使用されている。尚、後述の如く、
3値の画像出力を必要とせず、2値画像信号の出力が必
要なこともある。このときには、適当な2値化用の閾値
をラツチ回路26又はデイザROM24,25から供給する。
本実施例においては、文字原稿等には一定の2値化レ
ベルを与える方法、写真等の階調を必要とする原稿には
デイザ法を選択することにより最適な複写像を得ること
が可能になつている。また、ラツチ回路26から与えられ
る2段の2値化レベルを同じ値とする様な選択も可能で
ある。
デイザROM24,25は、副走査方向のライン数をカウント
するカウンタ27と走査方向の画素数をカウントするカウ
ンタ28,29で与えられるアドレスに記憶されているデイ
ザ・パターンを逐次読み出す。尚、CCD12,CCD13で読み
取つた電気信号を1ラインに合成するさいにその継ぎ目
でデイザ・パターンが乱れることを防ぐために、カウン
タ29に最適なカウントのプリセツト・データを与えるラ
ツチ回路30が接続されている。
このラツチ回路30や、その他の第2図中のラツチ回路
は、CPU38のCPUバスに接続されており、CPU38によつて
データをラツチされる。CPU38は、ROM39に書き込まれた
制御プログラムにより動作し、RAM40,I/Oポート41、タ
イマ回路42、シリアル回路43、キー表示駆動回路44を使
用してリーダ全体の制御を行なう。
CPU38は、デイツプ・スイツチ46で設定された値によ
り調整や動作確認のための制御を行なつたりする。
キー表示駆動回路44は、操作部45のキー・マトリクス
の走査及びLED等の表示器の駆動を行なうための回路で
ある。また、シリアル回路43はプリンタ、多入力多出力
装置及びリテンシヨンメモリユニツトに制御の指令を与
えたり、逆に情報を受け取るために使用される回路であ
る。
発振回路32は、CCD12及び13を駆動するためのCCD駆動
回路31や、その他の画像信号を扱う部分にタイミングを
与える。発振信号は、カウンタ33でカウントされ、カウ
ント値は、さらに、デコーダ34に入力され各種のタイミ
ングが生成される。
デコーダ34では、副走査方向1ライン毎の内部同期HS
信号が生成されセレクタ35に入力される。セレクタ35に
は、プリンタが接続された時にプリンタから送られて来
る同様の同期信号BD信号(後述)も入力されており、CP
U38は第12図のフローチヤートに示した手順に従い、リ
ーダにプリンタが直接接続されている時にはBD信号を選
択し、リーダに多入力多出力装置又はリテンシヨンメモ
リユニツトが接続されている時にはHS信号を自動的に選
択する。選択された信号は、HSBD信号として副走査方向
の同期信号として使用される。HSBD信号は、カウンタ33
にも入力されカウントのリセツト信号として使用され
る。
カウンタ33からは、後述のメモリ60〜63に画信号のDV
1信号,VD2信号を書き込む際の書き込みクロツクのオリ
ジナル・クロツクが出力され、このオリジナルクロツク
はレート・マルチプライヤ36を介してメモリの書き込み
クロツクWCLK信号となる。レート・マルチプライヤ36
は、入力されたクロツク信号を外部から与えられる制御
信号(本実施例においては、ラツチ回路37)の値により
分周し出力するものである。本実施例においては、主走
査方向に関する画像の変倍を行なうために使用されてい
る。
次に、第2図(b)の説明を行なう。
ラツチ回路50,51,52は、それぞれライト・カウンタ5
3,リード・カウンタ54,55のプリセツト・データを与え
る。ライト・カウンタ53は、メモリ60〜63にVD1−A信
号,VD1−B信号,VD2−A信号,VD2−B信号を書き込む際
のメモリ・アドレスを第2図(a)に示したレート・マ
ルチプライヤ36からのWCLK信号により発生する。リード
・カウンタ54,55は、逆に、メモリ60〜63から、書き込
んだDV1信号、VD2信号を読み出す際のメモリ・アドレス
をRCLK信号(後述)により発生する。
ライト・カウンタ53、リード・カウンタ54,55より出
力されるメモリのアドレス信号は、セレクタ56〜59に入
力されライト・カウンタ53か、リード・カウンタ54,55
のいずれかの信号を選択しメモリ60〜63に与える。
メモリは、メモリ60,61とメモリ62,63の組になり、一
方の組が書き込み動作をしている時には、他方の組は読
み出し動作をすることにより、信号速度の変換を実現し
ている。
一組のメモリは、書き込み動作と読み出し動作を繰り
返し行ない、書き込み動作時にはライト・カウンタ53よ
りの信号を、また読み出し動作時には、リード・カウン
タ54,55よりの信号をセレクタ56〜59から選択的に与え
られて動作する。上記書き込み動作、読み出し動作の繰
り返し制御は、上述のHSBD信号により行なう。
メモリ60〜63より読み出されたVD1−A信号、VD1−B
信号、VD2−A信号、VD2−B信号は、セレクタ70に入力
され1ラインの画像信号に合成を行ない、さらに画像反
転やトリミング処理等の編集処理を画像処理回路71で行
なつてプリンタ、リテンシヨンメモリユニツトまたは、
多入力多出力装置に3値又は2値画像信号VDA,VDBとし
て2系統に分離されたまま送られる。
発振回路66は、読み出し動作時の基準タイミングとな
る発振信号を発生する。発振信号は2系統のVDA,VDBの
共通の同期信号、ビデオクロツク(VCLK)として、プリ
ンタ等へ出力される。制御回路67は、セレクタ35からの
HSBD信号により書き込み制御を行なうための回路であ
り、所定のタイミング(後述)によりレフト・マージン
・カウンタ68、ビツト・カウンタ69の動作を制御する。
レート・マルチプライヤ64、ラツチ回路65は、前述の
レート・マルチプライヤ36、ラツチ回路37と同様に読み
出しクロツクRCLK信号を生成する。また、第7図で説明
するビデオイネーブル(VE)信号を制御回路67よりプリ
ンタ等へ出力する。
このように、複数の信号線により原稿読取によつて得
た多値情報を出力することにより、合成された情報を出
力するときよりも、遅い周波数のビデオクロツクにより
出力することができるので、入出力回路で高性能な素子
を使わなくてもよく、また伝送路も高周波数に応答する
高性能なものを使う必要がないので、回路のコストを安
くすることができるし、耐ノイズ性などの性能を上げる
ことができる。
第3図によりリテンシヨンメモリユニツト2の制御回
路図の説明を行う。リテンシヨンメモリユニツト2は大
きく分けてメモリ部と制御部とからなつている。制御部
のマイクロコンピユータ75はCPUバスによりROM76,RAM7
7,IOポート78,タイマー回路79,シリアル通信回路80に接
続されており各部の動作はリーダ部と同じであり、IOポ
ート78はメモリ部の各セレクタ等に接続されている。シ
リアル回路80はリーダ部とプリンタ部へ並列に接続でき
る様になつている。
メモリ部は、メモリA85とメモリB86から成つておりそ
れぞれA3サイズ1枚分の画像情報が書きこめるダイナミ
ツクRAM等で構成される。メモリの入力ラインにはセレ
クタ97,98がありこれにより、VD−A及びVD−Bの2系
統の信号からなる3値信号として発生された画像信号は
それぞれ対応するメモリに書き込む。また、2値信号と
して発生された画像信号はメモリA又はBの一方若しく
は両方に書込まれる。セレクタ97でセレクトされた画像
信号はシフトレジスタ1A(82)にビデオクロツクVCLKに
同期して書き込まれ、更にアドレス発生回路83からのア
ドレス信号に同期してメモリA(85)に書き込まれる。
また、セレクタ98でセレクトされた画像信号も同様にシ
フトレジスタ1B(84)を通つてメモリB(86)に書き込
まれる。この様に2本の画像信号の書き込みは、共通の
ビデオクロツクVCLKによつて行なわれる。またメモリの
アドレス指定を行なうアドレス発生回路83は、ビデオク
ロツクVCKSとビデオイネーブル信号VESで同期がとら
れ、メモリA,Bを共にアドレス制御する。
メモリの書込み時には、アドレス発生回路83に入力さ
れるビデオクロツクVCKSは、セレクタ81により、画像信
号とともに外部(例えばリーダ)から通信されたVCLKと
内部発生回路91で発生したICLKのうち、VCLKが選択され
る。また、アドレス発生回路83に入力されるビデオイネ
ーブル信号VESは、画像信号とともに外部(例えばリー
ダ)より通信されたものVEと、内部発生回路87で発生し
たIVEのうちVEがセレクタ88で選択される。尚、このア
ドレス発生回路83は、メモリA,Bからの画像読み出し時
にも使用される。尚、メモリA,Bへの書き込みや読み出
しのスタートはCPU75によりI/Oポート78を介して出力さ
れる。
メモリA,B(85,86)の画像情報は共に、アドレス発生
回路83からのアドレス信号に従つて読出され、シフトレ
ジスタ2A,2B(89,90)に格納された後、内部発生回路91
で発生する共通のビデオクロツクICLKに同期してシリア
ルデータとして出力される。このときセレクタ81はビデ
オクロツクVCKSとして内部のICLKを選択する。ビデオイ
ネーブル発生回路87は、リーダ部におけるHSBD発生回路
と同様な回路で、第7図に示されるタイミングで発生す
る。
この様にしてメモリA,Bからシフトレジスタ2A,2Bを介
してシリアルに発生した画像信号は、セレクタ92および
93で2系統の画像信号ラインA,Bのどちらに出力するか
セレクトされる。オア回路94,95では、セレクタ92又は9
3の出力と、素通しゲート99を通りメモリをバイパスし
た素通しの画像情報とのオアがとられ出力される。ま
た、メモリA,B両方の出力と、素通しの画像信号の3つ
のオアをとれるようゲート回路72,73が動作する。ま
た、ビデオクロツクは動作モードに応じてセレクタ96に
より外部より通信されたものVCLKと、内部発生回路91で
発生したものICLKがセレクトされて、後段に出力され
る。
以上説明したように、リテンシヨンメモリユニツトは
複数の信号線で構成される多値画情報の信号線の分だけ
メモリを持ち記憶するようにし、更に、各メモリへの書
き込みをメモリ別に許可することにより、フオーマツト
などの3値表現の必要のない、白黒2値のはつきりした
画情報を記憶するときは、いづれかのメモリだけを使用
できるので、3値画像1ページ分のメモリを、2値画像
2ページ分のメモリとしても用いることができ、従つて
メモリユニツトの活用範囲を広げることができる。
また、3値情報を形成する2系統の画像情報を記憶す
る複数の画像情報記憶部を持ち、各記憶部の出力を、複
数の信号線のいづれへも出力できる様にしたことによ
り、例えば3値信号線の片側にだけ信号を出力すること
により、原稿よりの信号線をかさね合せたときわくだけ
うすい再生画像を得ることができる等画像再生能力が拡
大される。
また、複数の信号線により画像を多値情報として画像
情報を通信するシステムにおいて、共通の画像情報の同
期信号を用いて、複数系統の信号通信することにより、
画像情報の入出力の回路を簡単にすると共に、信号線を
減らすことによりコストを安くすることも可能である。
更に、リテンシヨンメモリユニツトにおいては、複数
の画像情報信号線に対応する数のメモリユニツトがあ
り、それらは、共通のアドレス発生回路により、書き込
みおよび出力ができるように構成したことにより、簡単
な回路で複数のメモリユニツトの制御が可能である。
一方、リテンシヨンメモリユニツトが読み取り装置か
らの画像信号と、リテンシヨンメモリユニツトに既に記
憶されている画像情報を、出力するときに合成して出力
できる様にしたことにより画像再生を高速化するだけで
なく、画像制御機能を向上できるものである。
また、リテンシヨンメモリユニツトは、記憶時はプリ
ンタと同様な動作をし、画像信号出力時は、読み取り装
置と同様な動作をさせるようにしたことにより、読み取
り装置は、記憶時は、プリンタとリテンシヨンメモリユ
ニツトの違いを意識せず動作させることができるし、ま
た、プリンタ、多入力多出力装置は、画像再生動作時に
読み取り装置と、リテンシヨンメモリユニツトの違いを
意識せずに動作させることができ、これらの装置の開発
が容易になるとともに、システムが容易に構成できるも
のである。
第4図は多入力多出力装置(以下、MIMOUとする)の
内部の構成例を示す構成図である。MIMOU100に、3台の
リーダ101〜103、と8台のプリンタ111〜118及びリテン
シヨンメモリユニツト148を介したリーダ104が接続され
た様子を示すとともに内部の構成を図示してある。
MIMOU100は、多入力多出力コントローラ(Multi Inpu
t Multi Output Controller以下MIMOCとする)120、プ
リンタ111〜118に1対1対応で使用する同期メモリ基板
(Synchronous Memory Board以下SBDとする)121〜12
8、操作部147の3種類のユニツトにより構成されてい
る。
MIMOC120は、リーダ101〜103及びリテンシヨンメモリ
ユニツト148が接続されるユニツトであり、各リーダ及
びリテンシヨンメモリユニツトのシリアル回路43に接続
するシリアル回路131〜134とプリンタ112〜128に接続す
るシリアル回路135を持つている。これらの回路は、CPU
140により動作制御される。尚、CPU140は、ROM141に書
き込まれた制御プログラムにより動作し、CPUバスに接
続されたRAM142、I/Oポート143、割り込みコントローラ
144、タイマ回路145及びキー・表示駆動回路146を使用
してMIMOU100全体の制御を行なう。また、前述の様に、
各ユニツトは共通の接続型態なので、リテンシヨンメモ
リユニツトはどの端子にも接続可能である。
MIMOC120からは、図示のように制御バスCBと画像バス
IBがSBD121〜128に出力されている。
画像バスIBは、リーダ101〜103及びリテンシヨンメモ
リユニツト148から夫々送られてくる画像信号及び画像
信号の制御信号を一まとめにして伝送する信号バスであ
る。
制御バスCBは、プリンタ111〜118との間のシリアル信
号(プリンタ111〜118は、シリアル回路135で生成され
るシリアル信号によつてMIMOU100とやり取りを行なう)
やI/Oポート143のSBD制御信号の信号バスである。
本実施例においては、複写開始の指令はリーダが行な
い、MIMOU100はリーダに対してスレーブの関係にある。
このため、リーダ若しくはリテンシヨンメモリユニツト
からシリアル信号がいつ来るか分からないので、MIMOU
では画像入力部夫々に対し一つのシリアル回路を割り当
て、CPU140により全てのシリアル信号に対処する構成と
なつている。一方、プリンタに対しては、MIMOU100はマ
スタの関係にあるのでシリアル信号のやり取りをプリン
タ毎に逐次行なうことにより一つのシリアル回路135で
複数のプリンタとのシリアル信号のやり取りを可能にし
ている。
操作部147は、キー・表示駆動回路146により、キー・
マトリクスの走査及び表示器の駆動をされる。操作部14
7の詳細は後述する。
SBD121〜128は、リーダ又はリテンシヨンメモリユニ
ツトから送られてきた画信号の出力とプリンタの動作の
同期を取るために使用される。このSBDについては、さ
らに第5図を使つて説明を行なう。
第5図は、SBD121〜128の具体的な回路構成例を示す
回路図である。
第5図において、セレクタ150は複数のリーダ又はリ
テンシヨンメモリユニツトから送られて来た画像の制御
信号のうちから、CPU140に割り当てられたリーダの制御
信号を選択するための切り換え回路である。選択された
制御信号は、ライト・カウンタ151及びVEカウンタ152に
送られメモリ171〜178に画像信号を書き込むためのアド
レス信号やメモリの書き込みのセレクト信号等を生成す
る。
セレクタ182は、同様に選択されたリーダ又はリテン
シヨンメモリユニツトの画像信号VDA,VDBを選択するた
めの切り換え回路であり、選択された画像信号はメモリ
171〜178に並列に入力されセレクタ161〜168によつて書
き込みセレクトされたメモリに記憶される。
ライト・カウンタ151では、メモリ171〜178に画像信
号VDA,VDBを書き込むためのアドレス信号の生成を行な
い、このアドレス信号はセレクタ161〜168に入力され
る。
VEカウンタ152では、画像の1ラインを示す制御信号
線(VE信号)のカウントを行ない、カウント値はデコー
ダ153に入力され、8つのメモリ171〜178のどのメモリ
に書き込みを行なうかの書き込みセレクト信号を生成
し、セレクタ161〜168に入力される。
これらの回路は、接続されたリーダから送られて来る
画像の開始を示す制御信号線(VSYNC信号)により初期
化される。メモリへの書き込みは、メモリ171,メモリ17
2,メモリ173……メモリ177,メモリ178,メモリ171……の
ように順番に行なわれる。
一方、メモリ171〜178からの画像信号の読み出しは、
メモリ全体の半分に画像信号を書き込んだ時、すなわ
ち、本実施例においては、メモリ174に書き込んだ時に
開始される。この読み出し開始の制御信号はデコーダ15
3で生成されBD制御回路154に入力される。
BD制御回路154は、上述のVSYNC信号で初期化された
後、デコーダ153から読み出し開始の制御信号がくるま
で、接続されたプリンタから送られて来るBD信号の出力
(BD′信号)を禁止する。BD′信号の出力禁止が解除さ
れるとBD′信号は制御回路158を駆動し、メモリからの
読み出しを、書き込み時と同様にメモリ171,メモリ172,
メモリ173……メモリ177,メモリ178,メモリ171……のよ
うに順番に行なう。
発振回路155,制御回路158,レフト・マージン・カウン
タ156及びビット・カウンタ157は、第2図示のリーダの
発振回路66,制御回路67,レフト・マージン・カウンタ68
及びビット・カウンタ69に対応しほぼ同様の機能を持つ
ている。異なる点は、制御回路158からVE信号に類似のV
E′信号が生成されVE′カウンタ180に入力されている点
である。
VE′カウンタ180では、VE′信号のカウントを行な
い、カウント値はデコーダ181に入力され、どのメモリ
から読み出しを行なうかの読み出しセレクト信号を生成
し、セレクタ161〜168にそれぞれ入力される。
セレクタ161〜168では、ライト・カウンタ151とデコ
ーダ153、若しくはビツト・カウンタ157とデコーダ181
からの信号を使用して、メモリ171〜178への書き込み、
読み出しの制御を行なう。
メモリ171〜178から読み出された画像信号は、セレク
タ185で読み出し中のメモリの画像信号のみを選択しVD
A,VDB信号としてプリンタに送られる。
制御バスCBは、ラツチ回路183,インターフエース回路
184及び制御回路185に入力される。
ラツチ回路183は、セレクタ150,182へのセレクト制御
信号のラツチを行なう。このラツチは、制御回路185が
制御バス信号を監視しデイプ・スイツチ186で設定され
た値と制御バスCBで指定されたSBDの番号が一致した時
に行なわれる。MIMOC120とSBD間の制御は、このように
デイプ・スイツチ186で設定された値により行なわれて
いる。
尚、前述した様に各処理装置をユニツト化し読み取り
装置とプリンタ以外のリテンシヨンメモリユニツト及び
多入力多出力装置は、読み取り装置とプリンタの間に接
続され、また、接続でも非接続でも、更にはインタフエ
ース部が同じなので、接続順が異なつても動作可能であ
る。従つて、システムの構成が柔軟性に富み、オペレー
タも操作しやすいシステムを構成することが可能にな
る。
第6図はプリンタの内部構成例を示す図である。第6
図を使用して説明を行なう。本プリンタはリーダと直接
又はリテンシヨンメモリユニツト及びMIMOU100を介して
間接的に接続可能である。
MIMOU100、リーダ又はリテンシヨンメモリユニツトか
らのシリアル信号線は、シリアル回路201に入力されCPU
200で処理される。CPU200は、ROM203に記憶された制御
プログラムにより動作し、RAM204、タイマ回路202、I/O
ポート205を使用してプリンタ全体の制御を行なう。
入力インターフエース207は、プリンタ内の紙検知等
のセンサー信号等の入力処理を行なう。駆動回路208
は、不図示のモータ、高圧トランス等の駆動をするため
の回路である。表示回路206は、プリント用紙ナシ,ジ
ヤム発生等のプリンタ状態の表示に使用される。
MIMOU100又はリーダから送られて来るVDA信号及びVDB
信号(画像信号)は、合成回路217で3値(VD信号)に
合成されレーザ・ドライバ209に入力され、半導体レー
ザ210でVD信号に基づいたレーザ光に変換される。レー
ザ光は、コリメータ・レンズ211で集束され、ポリゴン
・ミラー212で所定回転している感光ドラム214の回転軸
に対し略平行方向にスキヤンされる。スキヤンされたレ
ーザ光は、f−θレンズ213で光量の補正を受け、感光
ドラム214上に照射されVD信号による潜像を形成する。
プリンタの像形成はいわゆる静電記録方式を使用して
おり、感光ドラム214上に印加された電荷をレーザ光で
必要部分を除去し、これを現像剤を用いて現像処理を行
ない、プリント用紙に転写、定着をすることにより行な
う。静電記録方式は、周知の技術であるので、詳細な説
明は省略する。
さて、ポリゴン・ミラー212によつてスキヤンされた
レーザ光は、感光ドラム214に照射される前に光フアイ
バー215に入射され、光検知器216はその入射を検知する
と電気信号(BD信号)を出力する。第6図から分かるよ
うに、リーダ、リテンシヨンメモリユニツト又はMIMOU1
00から、BD信号が発生してからレーザ光が感光ドラム21
4に到達するまでの時間待つてからVD信号を出力すれ
ば、感光ドラム214上の適切な位置に潜像が形成される
ことになる。
このVD信号の出力タイミングを具体的に示すのが第7
図のタイミング・チヤートである。
第7図においてはリーダと接続している場合の例を取
つて示してあるが、MIMOU又はリテンシヨンメモリが接
続されている場合でも同様である。
第2図(b)においてBD信号発生によるHSBD信号発生
から、レフト・マージン・カウンタ68でカウントを開始
し、上述の時間に相当するカウント・アツプしたらビツ
ト・カウンタ69を動作させ、メモリ60,61又は、メモリ6
2,63からVD信号の読み出しを開始する。ビツト・カウン
タ69は、感光ドラム214の像形成可能な区間に渡つてVD
信号を出力した後動作を停止し、次のBD信号の入力に基
くHSBD信号の入力に備える。
VE信号は、ビツト・カウンタ69の動作している期間を
示す区間信号である。VE信号は、MIMOUの動作やVEカウ
ンタ152の動作やライト・カウンタ151の動作制御に使用
される。MIMOUにおいて、制御回路158で発生されるVE′
信号もVE信号と同様である。
第8図に第6図示の画像信号合成回路217における画
像信号のタイミングチヤートを示す。ビデオクロツク
(VCLK)に同期して画像信号VDA,VDBが送られてくる。
合成回路217はビデオクロツクの2倍の周波数でVDA,VDB
を交互に選択することにより、2系統の画像信号は合成
されVDOが出力される。
第9図に本実施例において本システムに接続されるリ
ーダに設けられた操作部を示す。操作部は、標準操作部
252とプリセツト操作部251、液晶表示部256とシフトキ
ー257を備えた特殊操作部250を備えている。標準操作部
252には、枚数設定用テンキー254、設定枚数表示部25
5、コピースタートキー253等を具備し、使用方法は一般
に使用されている複写機と同様である。
特殊操作部250はユーザーが任意のコピーモードを創
作するためのもので、ソフトキーに対応したラベル表
示、コピーモード、データ及び各種メツセージを表示で
きる液晶表示部256と6個のソフトキー257を備え、液晶
表示部256に表示された内容を選択したいときに、選択
したい表示の下側に対応するソフトキーを押すことによ
りコピーモード等を創作できる。
例えば、順次液晶に表示される枚数の紙サイズのう
ち、必要とする紙サイズをそのサイズ表示の下側のソフ
トキーにより選択できる。また、液晶表示部256には、
標準操作部252では表示しきれない内容、例えば、複数
のプリンタを同時使用したコピー中に、何台のプリンタ
を使用中か等の情報も表示することができる。
プリセツト操作部251は、標準操作部252や特殊操作部
250によつて設定したコピーモード(条件)を登録でき
る様になつている。即ち、頻繁に行うコピーモードをRA
M40に予め登録し、1回のキー操作でコピーモードを特
殊操作部250を用いずにメモリから読み出すことによ
り、容易に所望モードのコピーが行えるようにしたもの
である。
各装置の接続方法は、リーダをリテンシヨンメモリユ
ニツト及び多入力多出力装置を介してプリンタと接続す
る方法と、リーダとリテンシヨンメモリユニツトとプリ
ンタの接続と、リーダと多入力多出力装置とプリンタの
接続リーダとプリンタだけの接続の4通りの方法がある
が、このためにシステム内各機器の入力部及び出力部は
夫々同形態であつて、任意の接続が可能である。また、
この接続状態の判別は、後述のアプリケーシヨンステー
タスで行う。リーダあるいはリテンシヨンメモリユニツ
トと多入力多出力装置は前述した様に、個別の番号を割
当てたシリアル回路を介して接続されているので、その
番号を多入力多出力装置はリーダ又はリテンシヨンメモ
リユニツトを介したリーダの固有の番号として取り扱つ
ている。多入力多出力装置とプリンタ又はリテンシヨン
メモリユニツトとの接続は前述した様に、各同期メモリ
基板を介して接続されているので、多入力多出力装置は
同期メモリ上のデイツプスイツチ186の値をプリンタ固
有の番号として取り扱う。
リーダを直接又はリテンシヨンメモリユニツトを介し
て間接的に多入力多出力装置に接続し、更にプリンタに
接続した場合、リーダにおいてシングルモード,マルチ
モードのうちいずれかのプリントモードの選択ができる
様になつている。
シングルモードとは、リーダとプリンタだけを接続し
た場合と同様のモードで、リーダに割り当てられた固有
の番号と同じ番号のプリンタを多入力多出力装置が接続
するモードで、この場合の各ステータスは、プリンタ単
体のものを多入力多出力装置を介してリーダが受けとる
モードである。
一方、マルチモードとは1台のリーダが多入力多出力
装置を介して、複数の不特定プリンタと接続できるモー
ドで、そのプリンタの指定はリーダの操作部によつてな
される。また、マルチモードにおいてプリンタの指定を
多入力多出力装置にまかせるモードもあるが、この場合
は、多入力多出力装置は設定されたプリント枚数により
動作可能なプリンタのうち必要台数を適当に選んで動作
させる。また、マルチモードにおける各ステータスは、
多入力多出力装置が各プリンタの情報を必要な形式に組
み立ててリーダに送信する。
以下、リーダ・プリンタを1対1で直接接続した場合
の制御は多入力多出力装置を用いたシングルモードの制
御と同様であるので、多入力多出力装置とリテンシヨン
メモリユニツトを介したシステムでの通信の説明を行
う。尚、シングル及び、マルチモードの相違は、そのつ
ど、説明する。
ところで、第3図示のリテンシヨンメモリユニツトを
使用した動作モードには4つある。即ち、1枚目はリー
ダからの画像信号をリテンシヨンメモリユニツトに蓄積
すると同時にプリンタにて像再生を行い、2枚目以降
は、リテンシヨンメモリユニツトからの出力により像再
生を行い、複数のコピーを行なうリテンシヨン動作モー
ドと、予じめ蓄積した画像情報とリーダよりの出力信号
を合成してプリンタで像再生を行うオーバレイモード、
リーダの画像信号をリテンシヨンメモリユニツトに蓄積
するだけのストアモード、リテンシヨンメモリユニツト
に既に蓄積されている画情報を出力してプリンタで像再
生を行うモニタモードで、これらのモードはリーダにお
いて指定できる様になつており、いずれのモードにおい
てもリテンシヨンメモリユニツト(以下RMUとする)は
リーダよりの指示で動作する。
以下に第10図を用いてリーダの特殊操作部250におけ
るRMU(リテンシヨンメモリユニツト)モードの設定例
について説明する。第10図において、256は液晶表示
部、257は6つのソフトキー(以下SKまたはSK1〜SK6と
する)である。液晶表示部256にはSK1〜SK6に対応した
表示がなされる。
電源投入時、液晶表示部256は第10図(1)のよう
に、キーSK6に対応する部分にETC(エトセトラの意)が
表示される。キーSK6を押すたびごとに、キーSK1〜SK5
に対応する表示部256の内容が循環して変わり、システ
ムの構成内容に応じた入力モードの変更,選択が行なえ
るようになつている。
すなわち、リーダはプリンタ側の信号により、システ
ムに何が接続されているかどうかを把握し、これにより
システム構成に応じた入力モードをユーザに選択させる
ものである。
システムにRMUが接続されている場合には、“ETC"に
対応するキーSK6を押してゆくことにより、RMU入力モー
ドの選択可能状態が表示されるものである。第10図
(2)にその状態を示すが、この状態において、表示
“RMU?"に対応するキーSK2を押すことによりRMUモード
が選択される。(RMUモードを選択しない場合には、表
示“ETC"に対応するキーSK6を押すことにより液晶表示
部256の表示が変わるとともに次の入力モードに移る。
また、RMUが接続されていない場合には第10図(2)の
表示はなされない。
表示部256が第10図(2)の状態においてキーSK2を押
した場合、RMUモードが選択され、表示部256は、第10図
(3)の様な表示に変わる。ここでキーSK1〜SK4にはそ
れぞれリテンシヨンモード(メモリを用いた高速リテン
シヨン),オーバレイモード(メモリと原稿の重ね合わ
せ),ストアモード(原稿のメモリへの蓄積),モニタ
モード(メモリからの掃き出し)が対応する。尚、表示
“BACK"に対応するキーSK6を押した場合には、表示部25
6が第10図(2)の状態となり、再びRMUモード選択を行
なう入力モードに戻る。
第10図(3)の表示状態において、RMUの4つのモー
ドのうち所望のものを選択するわけであるが、例えば、
表示“リテンシヨン?"に対応するキーSK1を押した場合
には、リテンシヨンモードが選択され、キーSK1に対応
する部分の表示部は第10図(4)の様に“リテンシヨン
?"から“リテンシヨン!!"に変わる。ここで“?"マーク
は、対応したモードが選択されていない状態を表わし、
それに対応するキーSKが押された場合には、モードが選
択されたことを“!!"マークで示す。一方、“!!"マーク
はモードがすでに選択されている状態を表わす。
リテンシヨンモードを選択した後には、従来の複写機
の操作と同様に、テンキー254でコピー枚数を設定した
後に、スタートキー253を押せば、リテンシヨンメモリ
ユニツトを用いた高速リテンシヨン動作、即ち、1回の
原稿読取りと、複数回のメモリ読出しにて所定数の像形
成を行なうことができる。このときは、リーダで読取つ
た2系統の3値情報VDA,VDBは各々対応するメモリA,Bに
書込まれる様、リテンシヨンメモリ内のセレクタが動作
される。
次に、RMU入力モードにおいて、オーバレイモードが
選択されていない場合(例えば第10図(3)の様な“オ
ーバレイ?"表示時)、表示“オーバレイ?"に対応するキ
ーSK2を押せば、オーバレイモードを選択することがで
きる。オーバレイモードが選択されると、表示部256は
第10図(3)から(5)のように変わり、更に第10図
(6)の表示状態で続くキー入力待ちとなる。
ここで、原稿画像とリテンシヨンメモリユニツトの2
つのメモリA,Bのどのメモリに記憶されている画像とを
重ね合わせるかの選択を行なうわけであるが、キーSK1
〜SK4は、それぞれメモリA,メモリB,メモリA,B,メモリ
A+Bとの重ね合わせ(詳細は後述する)の選択に対応
する。オペレータは、キーSK1〜SK4を用いて重ね合わせ
たいメモリの選択を行なつた後に、テンキー254により
コピー枚数を設定しスタートキー253を押すことによ
り、現在読取中の原稿画像とリテンシヨンメモリユニツ
トに記憶されている画像とのオーバレイ動作が所望回数
分実行される。
リテンシヨンモード及びオーバレイモードの場合と同
様に、RMU入力モードにおいてストアモードが選択され
ていない状態で表示“ストア?"に対応するキーSK3を押
すことにより、ストアモードが選択される。このとき、
表示部256は、第10図(7)の状態を経て、(8)の状
態で続くキー入力待ちとなる。これは、リーダで読取つ
た画像情報をリテンシヨンメモリユニツトのどのメモリ
に蓄積するかの選択で、キーSK1〜SK3はそれぞれメモリ
A,メモリB,メモリA及びBに蓄積することに対応する。
すなわち、ここで蓄積したいメモリに対応するSKを押す
ことにより、所望のメモリが選択される。尚、メモリA
又はメモリBのいずれか一方が選択された場合はリーダ
は画像を2値信号として出力する。一方、メモリABが選
択されたなら3値信号として出力する。メモリの選択の
後に、スタートキー253を押すことにより、原稿のメモ
リ蓄積が行なわれる。これにより、オーバレイモード及
びモニタモードの準備動作とする。
モニタモードの場合も同様にして、RMU入力モードに
おいてモニタモードが選択されていない状態で、表示
“モニタ?"に対応するキーSK4を押した場合、モニタモ
ードが選択され表示部256は、第10図(9)を経て(1
0)の様になる。そして、リテンシヨンメモリユニツト
内のどのメモリの記憶画像情報を出力するべきかの入力
待ちとなる。キーSK1〜SK3は、それぞれ、メモリA,メモ
リB,メモリA及びBからの出力に対応する。この様にオ
ペレータが出力したいメモリに対応するキーSKを押した
後に、必要コピー枚数をテンキー254により設定してス
タートキー253を押すことにより、モニタモードが実行
される。
この様に、リテンシヨンメモリユニツトが設けられて
いる場合、そのメモリを用いて、リテンシヨンモード,
合成モード,ストアモード及びモニタモードの4通りの
動作をリーダ部から選択的に実行させることができる。
また、リテンシヨンメモリユニツトが接続されていれ
ば読み取り装置の操作部に表示できるようにしたことに
より、システム全体の接続ユニツトが読み取り装置にお
いて、一目でわかるようになりシステムの拡大,縮少に
オペレータが容易に対処できるようになるとともに、リ
テンシヨンメモリユニツトを指定して、各動作要求を指
示できるようにしたことにより操作性が向上する。
尚、前述のマルチモードの指示は前述のリテンシヨン
メモリユニツトの設定と同様に、特殊操作部250に接続
されているプリンタの番号が表示され、このプリンタ番
号をソフトキーにより選択する様になつているが、それ
は特願昭58−63851に詳述してあるので、ここでは詳細
な説明は省略する。
第14表により、本システムによる像形成動作(以下コ
ピー動作とする)時のリーダ、多入力多出力装置,プリ
ンタ各装置の動作及び各装置間の通信を説明する。
表中は、リーダにおける操作及びリーダの動作を示
し、はリーダとリテンシヨンメモリユニツト間の通
信、はリテンシヨンメモリユニツトの動作、はリテ
ンシヨンメモリユニツトと多入力多出力装置間の通信、
は多入力多出力装置の動作、は多入力多出力装置間
の通信、はプリンタの動作を示す。実施システムにお
いては、各装置間(リーダとリテンシヨンメモリユニツ
ト,リテンシヨンメモリユニツトと多入力多出力装置、
多入力多出力装置とプリンタ)の情報の交換は、画情報
以外は主にシリアル信号通信によつて行われる。
シリアル通信は、リーダとリテンシヨンメモリユニツ
ト間ではリーダが、リテンシヨンメモリユニツトと多入
力多出力装置間ではリテンシヨンメモリユニツトが多入
力多出力装置とプリンタ間では、多入力多出力装置が夫
々主導権を持つ。
主導権を持つた方は、相手側がシリアル信号を受信で
きるかどうか検知し(相手側の電源投入信号や受信可信
号等による)、通信可能な状態であれば種々の命令をシ
リアルコードで出力し、受信側では上述の命令を受信
し、バリテイエラー等をチエツクし、その命令が有効で
あればその命令に対応した情報を送り返す(ただしリテ
ンシヨンメモリユニツトは異なる通信方法をする場合も
あり、それは後述する)。そして、その命令が受信側に
なにか動作を要求するものであればそれに対応した動作
を行う。
通信は主導権を持つ方が命令コードを出力し(コマン
ドという)、受信側ではその命令コードに対応した情報
(ステータスという)を必ず送り返す1対1の方式で行
う。
第11図にRMUの通信の全体の基本的な流れを示す。リ
ーダ側ユニツトとプリンタ側ユニツトの通信は、8ビツ
ト構成のコマンドとステータスのやりとりで行なわれ
る。すなわち、コマンドはリーダ側ユニツトよりプリン
タ側ユニツト(多入力多出力装置を含む)に送出され、
それに対してステータスが、プリンタ側ユニツトからリ
ーダ側ユニツトに返送される。このとき一つのコマンド
に対して、必ず一つのステータスが返されステータスは
コマンドに先んじて送出されることはない。
先ずRMUはリーダ側からコマンドを入力する(S10
1)。このコマンドが、後述第13表のRMU指示データであ
るかどうかの判定をする(S102)。入力したコマンドが
RMU指示データである場合には、RMU動作をスタートさせ
(S103)、後述第3表の全体ステータスをリーダ側に返
送する(S104)。(この際、プリンタ側(MIMOU)に
は、コマンドを流さない。) RMUは入力したコマンドが、RMU指示データでない場合
には、そのコマンドをプリンタ側に送出する必要がある
かどうかの判定をし(S105)、その必要がない場合に
は、リーダ側に全体ステータスを返送する(S104)。一
方、入力したコマンドをプリンタ側に送出する必要があ
る場合には、同一のコマンドをプリンタ側に送出する
(S106)。
プリンタ側ユニツトは、RMUよりコマンドを受ける
と、一定時間内にそのコマンドに応じたステータスを返
送する。RMUはプリンタ側よりステータスを受けると(S
107)、返送されたステータスが後述第9表のアプリケ
ーシヨンステータスかどうかの判定を行なう(S108)。
そのステータスがアプリケーシヨンステータスでない場
合には、プリンタ側より返送されたステータスをそのま
ま、リーダ側に送出する(S110)。一方、プリンタ側か
らのステータスがアプリケーシヨンステータスの場合に
はRMUがシステムに接続されているかどうかの情報をそ
のアプリケーシヨンステータスに付加してやらなければ
ならない。従つて、プリンタ側より受けたステータスが
アプリケーシヨンステータスである場合には、RMU接続
の状態にステータスを加工した後に(S109)、ステータ
スをリーダ側に返送する(S110)。
この様に、RMUはリーダ側からのコマンドに対して
は、プリンタ側へのコマンド転送もしくは、リーダ側へ
の全体ステータス返送を行なう。プリンタ側からのステ
ータス返送に対しては、そのままの状態もしくは、ステ
ータスの加工の後に、ステータスをリーダ側ユニツトに
返送することをひとつのサイクルとしてくり返す。
この様に、各ユニツトの情報をコード化して通信し、
メモリユニツトは必要な情報のみを取り込みその他の情
報は、素通しするという通信方法により、情報の1回の
やりとりの時間のスピードを上げることができるととも
に、読み取り装置側のユニツトのみが、通信の監視を行
うことにより通信プロトコルの簡略化を計ることが可能
になる。
以下、第14表に示した各部動作及び通信の詳細な説明
を行なう。
第1表にプリンタの情報を要求するステータス要求コ
マンドを示す。これはリテンシヨンメモリユニツトを介
して、プリンタ側ユニツトに送られる。多入力多出力装
置またはプリンタは、ステータス要求コマンドを受信し
たならば、第2〜11表に示す各ステータス要求コマンド
に対応したステータス信号をリーダに返す。第2表は、
受信したコマンドが不当の場合返送されるコマンドエラ
ーステータスで、パリティエラーのときは、ビツト6が
セツトされる。
第3表は、各リーダがシングルモードでは対応するプ
リンタの状態を示し、マルチモードでは使用可能なプリ
ンタおよび使用中のプリンタの全体的な状態を示す。給
紙可能信号であるプリントリクエストは、使用中のプリ
ンタ全部が給紙可能になればセツトされる。ビツト5の
紙搬送中は、使用中のプリンタのどれかが紙搬送中であ
ればセツトされる。ミスプリント、ウエイト中(定着器
昇温中)、休止中(シヤツトオフおよび節電中)、コー
ルエラーあり(オペレータコールまたはサービスマンコ
ールエラーあり)の各ビツト4,3,2,1は、使用中プリン
タ全部にエラーが発生した場合にセツトされる。
第4表、第5表は夫々オペレータコールエラー、サー
ビスマンコールエラーの詳細を示し、各駆動部やプロセ
ス部の各エラーに対応したビツトはそのエラー発生でセ
ツトされる。
第6表はジヤム、ミスプリントにより発生した再送要
求の枚数を示す。
第7表及び第8表は、シングルモードの時に対応する
プリンタの紙サイズを示す。
第9表は、アプリケーシヨンステータスで、重連ユニ
ツトおよびリテンシヨンメモリユニツトが接続されてい
るかどうかをビツト2およびビツト1によつて、リーダ
に知らせるステータスで、プリンタがリーダに直接接続
されているときは、ビツト2の重連ユニツト有りはリセ
ツトされている。また、リテンシヨンメモリユニツトが
接続されているときはビツト1のリテンシヨンメモリユ
ニツトありはセツトされる。
第10表はプリンタ情報要求ステータスによつて指示さ
れるプリンタの状態を示す。ビツト6のプリンタレデイ
は対応プリンタがコピー可能であることを示し、また、
ビツト5のマイプリンタは情報要求したリーダと同一番
号のプリンタであることを示す。ビツト4,3,2,1は夫々
のカセツトサイズを示す。
第11表は1回のコピーで給紙された枚数を示す。最終
給紙は指示されたコピー枚数全部のプリントが終了した
ことを示す。ビツト5の再送要求有りは、使用中のいず
れかのプリンタに、ジヤムまたはミスプリントが発生し
画像情報の再送要求が発生したことを示す。枚数は、再
送要求枚数リクエストにより要求される。
第12表にプリンタに実行をうながす実行コマンドを示
す。実行コマンドが出力された場合、MIMOUまたはプリ
ンタおよびリテンシヨンメモリユニツトは、第3表に示
した全体ステータスを返送する。
1はプリンタにコピー動作開始を要求するコピースタ
ートコマンド、2はコピー動作停止を要求するプリンタ
ストツプ、3,4はシングルモードのときに給紙カセツト
方向を指示する給紙指示コマンド。5はコピー枚数指示
コマンドで、1枚の原稿の複写枚数を指示する。6はマ
ルチ指示コマンドで、2バイト目に使用するプリンタの
番号を、1バイトの各ビツトに対応してセツトする(プ
リンタ1は1ビツト目、プリンタ2は2ビツト目とす
る)。7はリーダがシングルモードで動作することを示
す指示コマンドである。8は紙サイズを指示するコマン
ドで、マルチモードの場合にリーダより出力される。9
はリテンシヨンメモリユニツトへの指示を示すコマンド
で、リーダでリテンシヨンメモリユニツト使用の設定が
あつた場合にリーダより出力される。
第13表は第12表の9のリテンシヨンメモリユニツト指
示コマンドの2バイト目の指示内容を具体的に示したも
ので、2バイト目のビツト5およびビツト6はリテンシ
ヨンメモリユニツト内のメモリA,Bのどちらのメモリに
記憶するかを指示し、ビツト4は画像信号をメモリを介
さずに素通しをすることを指示する。ビツト3およびビ
ツト2はメモリA,Bのどちらより画像出力するか指示す
る。従つて、通常のコピー動作ではビツト4の素通しが
セツトされ、リテンシヨンモードではビツト4の素通し
指示ビツトと、ビツト5およびビツト6のメモリに記憶
の指示ビツトがセツトされる。また、ストアモードでは
ビツト6とビツト5の記憶指示ビツトが操作部の指示に
従つてそれぞれセツトされる。更にモニタモードでは、
ビツト2およびビツト3を操作部の指示に従つてそれぞ
れセツトする。オーバレイモードでは、ビツト4の素通
し指示ビツトおよびビツト2またはビツト3の画像出力
ビツトがセツトされる。
以下に前述した各コマンドを用いたシリアル通信につ
いて、第12図のフローチヤートを用いて更に説明する。
まず、コピーシーケンス実行中でなく、又何らのキー
入力もない状態では第13図に示されるような通信を第14
表に示した通信の前に行なう。また、前述の第12図のフ
ローチヤートに従つたHSBD信号の選択も行なう。
まずリーダはアプリケーシヨンステータス要求コマン
ドの出力及びアプリケーシヨンステータスの入力(S16
−1)によりMIMOUが接続されているかどうかの情報を
得る。また、リテンシヨンメモリユニツトの接続も知
る。コピースタートのチエツク(S16−2)の後、MIMOU
が接続されている時にはプリンタ情報要求コマンドをMI
MOUのプリンタ接続可能数に相当する8回出力して、何
番のプリンタがプリント可能状態にあり、シングルモー
ドプリンタが何番であり、さらに何番のプリンタが上/
下段に何サイズの紙を持つているかという情報を入手す
る(S16−4,5)。又、MIMOUが接続されていない時は、
スタンドアロンタイプであり、リーダとプリンタがMIMO
Uを介さずに直接、接続されている場合であるので、第
1表の上カセツトステータス要求コマンドと下カセツト
ステータス要求コマンドの出力により上/下段のカセツ
トサイズを知る(S16−6)。
以上のMIMOUが接続されている時或いは接続されてい
ない時の紙サイズ情報等の入手の後、第1表の全体ステ
ータス要求コマンドにより、全体ステータスを入手する
(S16−7)。しかし、この段階ではまだコピーシーケ
ンス実行中ではないので、全体ステータスによりコール
エラーがあるかないかのみを判定する(S16−8)。も
しコールエラーがなければ、再びS16−1のアプリケー
シヨンステータスの要求に戻り、以下これらをくり返
す。
もしコールエラーがあるのなら第1表のサービスマン
コールエラー要求コマンドにより、サービスマンコール
エラーの詳細情報を得る(S16−9)。さらに第1表の
オペレータコールエラー要求コマンドによりオペレータ
コールエラーの詳細を入手する(S16−10)。その後再
び(S16−1)に戻り以下同様にくり返す。
このようにして、通常シーケンス前の通信を行いコピ
ースタートチエツク(S16−2)により、コピースター
トキーが押下られたら、第14表に示した動作を実行す
る。
次に、コピーシーケンス中に於ける通信動作に関する
説明を第14表を参照して行なう。
RMU動作モードにおけるコピー動作は、第14表に表し
た様に、まず、リーダにおいて、RMU動作指示を行な
い、RMUは指示に従いリテンシヨン動作、オーバレイ動
作、ストア動作、モニタ動作のいずれかを開始する。
以下にはRMUがMIMOUに接続されている場合のマルチモ
ードにおけるコピー動作についての説明を行なう。
まず、リーダにおいて紙サイズ、コピー枚数(ストア
モードの場合は1枚である。)等、像形成の諸条件がオ
ペレータにより操作部より入力されてコピーキーが押下
されると、リーダは紙サイズ、プリンタナンバー及び枚
数をプリンタ側(RMU)に送信する。紙サイズはRMUに取
り込まれた後にMIMOUに転送される。プリンタナンバー
に関してはそのままMIMOUに転送される。MIMOUは紙サイ
ズ、プリンタナンバー及び枚数を受信した後に、MIMOU
に接続されている各プリンタをチエツクし(ただし、プ
リンタ指定モードならば指定されたプリンタだけ)、コ
ピー可能なプリンタで指定の紙サイズを持つプリンタの
台数を計算する。更に、コピー枚数をチエツクし、必要
なプリンタ台数を算出する。必要なプリンタ台数が算出
されたらそれに対応する各プリンタに対し、必要とする
紙サイズのカセツト段をプリンタへの通信により指定す
る。
リーダは、紙サイズ、プリンタナンバー、コピー枚数
の指示の後、コピースタート指令をプリンタ側に送信す
る。RMUはコピースタート指令を受信するとストア動作
以外の場合にはコピー動作に移る準備をすると共に、コ
ピースタート指令をMIMOUに転送する。MIMOUは、コピー
スタート指令を受信すると、紙サイズカセツト指示の終
了した各プリンタに対しコピースタートを送信する。各
プリンタは、コピースタートを受信すると、各々、プリ
ンタの各部の稼動を開始し各プリンタの条件により画像
信号の受信が可能になれば、各々給紙可能を示す信号を
MIMOUに対し送信する。
MIMOUは、プリントに必要な全プリンタより給紙可能
信号が送信されてくるまで待ち、全プリンタが給紙可能
となつた後、RMUを通じリーダに対し給紙可能信号を示
す信号を送信する。
以上は、ストア動作以外の場合であるが、ストア動作
の場合にはRMUは、リーダよりコピースタート信号を受
信した後に、信号をプリンタ側(MIMOU)に転送するこ
となしに、直接リーダに対して給紙可能信号を示す信号
を送信する。
ストア動作以外の場合、リーダは給紙可能信号を受信
した後に、給紙スタート信号をプリンタ側(RMU)に送
信する。
給紙スタート信号は、リーダからRMUを経て、MIMOUに
送られる。MIMOUはRMUより送られて来た給紙スタート信
号を必要なプリンタに転送する。モニタ動作及びリテン
シヨン動作の2枚目以降以外の場合には、リーダは給紙
スタート信号の後に画像の読取りを行ない、画像信号を
プリンタ側(RMU)に送る。
RMUは、各RMU動作によつて画像信号の制御を行なう。
すなわち、リテンシヨン動作における1枚目コピーの場
合は画像信号はリテンシヨンメモリユニツトのメモリに
格納されると同時に、プリンタ側(MIMOU)に送信され
る。一方、リテンシヨン動作の2枚目以降の場合及び、
モニタ動作の場合には、リーダ側からの画像信号は無
く、RMUは、メモリからのデータを画像信号としてプリ
ンタ側(MIMOU)に送信する。また、オーバレイ動作の
場合には、リーダからの画像信号とメモリからの信号を
同期をとつて合成した後に画像信号として、プリンタ側
(MIMOU)に送信する。ただし、ストア動作の場合には
画像信号はメモリに格納されるのみで、プリンタ側(MI
MOU)には送信されない。
ストア動作以外の場合には、MIMOUは、コピーが終了
すると、1回の動作で作成されたコピー枚数をリーダに
対してRMUを介して送出すると共に、最初にリーダから
指示された枚数に達したかどうかをチエツクし、全枚数
終了したならば最初コピー終了を通信によりリーダ側に
知らせる。しかし、全枚数のコピーが終了しなければ必
要台数のプリンタに対し再度コピースタート信号を送信
し、全プリンタが画像受信可になるのを待つ。
リーダは、RMUを介してMIMOUよりコピー枚数が通信に
より送られてきたならば枚数表示をカウントダウンす
る。そして、次に給紙可能信号がMIMOUより受信されれ
ば、再度、同一原稿の読取りを開始する。リーダは、こ
の動作最終コピー終了の指示信号を受信するまで続け
る。
ただし、ストア動作の場合には、コピー枚数は前述の
如く1に設定され、画像信号はRMUからMIMOUに送信され
ず、MIMOUを介さないで、直接RMUから最終コピー終了信
号がリーダに送られる。
リーダは最終コピー終了を受信すると、プリンタスト
ツプを示す信号を通信によりRMUを介してMIMOUに送信す
る。MIMOUはプリンタストツプ信号を受信すると、使用
中の全プリンタに対しプリンタストツプを送信する。プ
リンタはプリンタストツプを受信すると、プリンタ各稼
動部の動作を停止する。
MIMOU、RMUを用いたマルチモードのリーダ動作の流れ
を第14図に示す。
先ず、コピーキーがオペレータにより押されると、リ
ーダはRMUに対し、RMU動作指示(S10−1)、紙サイズ
指示(S10−2)、プリンタナンバ指示(S10−3)、コ
ピー枚数指示(S10−4)を行ない、コピー動作に必要
な初期設定を行なう。また、RMUに対し、メモリAかメ
モリBへの片側のみへの書き込みの時は2値出力するよ
うに2値化回路を設定する(S10−25,10−26)、一方、
メモリA,Bの両方への書込み時は3値出力にするように
する(S10−27)。
次にリーダは、プリンタ側(RMU)に対して、コピー
スタート指示を行なう(S10−5)。更にリーダは、RMU
モニタモードであるかどうかの判定をする(S10−
6)。RMUモニタモードでない場合には、プリンタの給
紙が可能状態であれば(S10−7)プリンタ側(RMU)に
対して給紙スタート指示し(S10−8)、タイマ1をス
タートさせ(S10−9)、このタイマ1のタイマアウト
まで一定時間待機し(S10−10)、光学系スキヤンスタ
ートを行ない(S10−11)、原稿読取の開始を行なう(S
10−12)。更に読取りが終了するまで待機(S10−13)
した後に、プリンタ側より送信されて来るコピー枚数を
取り込む(S10−14)。一方、RMUモニタモードである場
合には、給紙可能信号を入力(S10−20)した後に、給
紙スタート信号を送信し(S10−21)、更に、タイマ2
をスタートさせ(S10−22)、一定時間後タイマアウト
した(S10−23)後に、プリンタ側より送られて来るコ
ピー枚数を取り込む(S10−14)。
次にリーダは、RMUストアモードであるかどうかの判
定をし(S10−15)、RMUストアモードである場合には、
プリンタストツプ信号をプリンタ側に送信し、コピー動
作を終了させる(S10−24)。RMUストアモードでない場
合には、プリンタ側より送られて来るコピー枚数によ
り、設定枚数のカウントダウンを行なう(S10−16)。
その後、リーダは最終コピーが終了したかどうかのフラ
グをチエツクすることにより(S10−17)コピー終了を
知り、最終コピーが終了した場合にはプリンタストツプ
をプリンタ側に送信し、コピー動作を終了させる(S10
−24)。
最終コピーが終了していない場合には終了するまでコ
ピー動作を繰り返すわけであるが、まずRMUリテンシヨ
ンモード(S10−18)及びRMUモニタモード(S10−19)
の判別が行なわれた後、1枚目モニタモードのコピーと
同じ流れに戻り(S10−20)、RMUのメモリ掃き出しを待
つ。尚、それ以外の場合には、RMUモニタモード以外の
1枚目コピーの流れに戻り(S10−7)、光学系スキヤ
ンを行なう。
以上の様に、読み取り装置の出力をリテンシヨンメモ
リユニツトに蓄積する場合に、メモリAかBのみが指定
された場合は読み取り装置において自動的に2値出力に
することにより画像情報の欠けなどに操作者が意識する
必要がなく、操作しやすいシステムを構成することが可
能になつた。また、リテンシヨンモードやオペレータが
メモリAとBを両方選択した場合においては、リーダが
3値出力を自動的に行なうものである。
また、メモリユニツトよりの出力を読み取り装置で管
理することにより、操作者に再生画像の枚数がわかるよ
うになると共に、メモリユニツト等の処理の負担を減ら
すことができる。
第15図に、第14表に示した像形成動作時におけるMIMO
Uのマイクロコンピユータの動作を示す。ただし、マル
チモードの場合はS11−1より始まり、シングルモード
の場合はS11−7より始まる。マルチモードの場合、紙
サイズおよびプリンタナンバー指示が、通信によりリー
ダより受信されたら各プリンタの紙サイズをチエツクす
る(S11−1、S11−2)。この場合、プリンタ指定モー
ドでは、指定されたプリンタだけをチエツクし、指定し
ないモードでは全プリンタをチエツクする。
本システムでは、MIMOUとプリンタは常時、各情報の
交換を通信により行なつており、その情報はRAM(ラン
ダムアクセスメモリ)に記憶されているので、その情報
をチエツクすることにより紙サイズの有無の判別ができ
る。使用可能な全プリンタの紙サイズをチエツクし、ど
のプリンタにも指定の紙がなければ紙無しをリーダに対
し送信する(S11−3,S11−4)。
必要な紙サイズを持つプリンタが接続されていればコ
ピー枚数を受信する(S11−5)。
受信コピー枚数と必要な紙サイズを持つプリンタ数を
比較し、必要なプリンタ数を算出する(S11−6)。
コピースタートをリーダより受信すれば、算出したプ
リンタ数に対応する各プリンタに対しコピー動作スター
トを指示する(S11−7,S11−8)。ただし、シングルモ
ードでは特定のプリンタにコピー動作スタートを指示す
る。
各プリンタがコピー動作を開始し、画像信号受信可能
となり、その旨を各プリンタより受信しコピー動作を指
示した全プリンタが画像信号受信可能になれば、リーダ
に対し画像信号受信可を送信する(S11−9,S11−10)。
受信された画像信号はマイクロコンピユータを介さず
に各プリンタへ同時に送出される。各プリンタにおいて
コピー動作が行われ、MIMOUは各プリンタにエラーによ
るコピーミスが発生しないか検知し、コピー枚数を算出
しリーダに送信する(S11−12,S11−13,S11−14)。た
だし、シングルモードではプリンタストツプを受信する
までコピー動作をくりかえす(S11−16)。また、コピ
ー開始時にリーダより受信されたコピー枚数と比較し指
示された枚数にならなければ再度必要な台数を計算しコ
ピー処理を再開する(S11−17,S11−18)。
指示された枚数分コピーが終了すれば最終コピー終了
情報をリーダに送信し、プリンタストツプを受信した
ら、全プリンタにプリンタストツプを送信して一連の動
作を終了する(S11−19,S11−20,S11−21)。
第16図に、第14表に示した像形成動作時におけるプリ
ンタのマイクロコンピユータの動作を示す。コピースタ
ートがMIMOUより受信されたら、プリンタは定められた
シーケンスに従つて各部の動作を開始する(S12−
2)。
本システムにおいては、前述の如くドラムを使用した
静電記録方式のプリンタを使用するため、ドラム帯電等
の前処理を必要とする。従つて、前処理が終了して給紙
可能になるまで待ち、可能になればコピースタートの前
にMIMOUより指示されたカセツトより給紙を開始する(S
12−3,S12−4)。
給紙した紙が画像信号受信可能位置に到達するまで待
ち(S12−5)、到達したら画像信号受信可を示す信号
をMIMOUに出力する(S12−6)。
画像信号が入力されたら、現像、紙への転写、プリン
タ外への排紙等の一連のコピー動作を行う(S12−7,S12
−8)。
そして、一連のコピー動作においてエラーが発生した
かどうか検知し、その情報をMIMOUに送信する(S12−9,
S12−10)。
その後、プリンタストツプが受信されたらプリンタ各
部を停止して一連のコピー動作を終了し(S12−11,S12
−13)、コピースタートが受信されたら次のコピーを開
始する(S12−12)。
第14図(a)〜(f)はRMU動作の流れを示すフロー
チヤート図である。
RMUは、ビデオ信号のゲートのオン/オフ状態及びセ
レクタのセレクタ状態のモードに応じて変えながらビデ
オ信号の制御を行なう。
すなわち、2つの入力信号VDA,VDBと2つのメモリA,B
の間には、セレクタ97及び98があつて、信号VDAをメモ
リA,信号VDAをメモリB,信号VDBをメモリA,信号VDBをメ
モリBへの如くの4通りの経路切換動作を行なう。また
2つのメモリA,Bと2つの出力ビデオ信号VDA,VDBとの間
には、セレクタ92,93及びゲート72,73があつてメモリA
からVDAへ、メモリAからVDBへ、メモリBからVDAへ、
メモリBからVDBへの4通りの出力経路の選択がなされ
る。更に、入力VDAと出力VDA,入力VDBと出力VDBとをメ
モリA又はBを通らずに直接に結ぶ素通しゲートするた
めの信号ラインがあり、RMUは画像ラインの4つのセレ
クタ92,93,97及び98と、ゲート72,73の状態を制御する
ことにより、ビデオ信号の入出力経路の制御を行なう。
第17図(a)はRMU動作における4つのモードのセレ
クトに関するフローチヤートである。
RMUは、リーダ側より受けたコマンドが、RMU指示デー
タであつた場合、そのデータに応じてRMU動作をスター
トさせる(第11図S103)。RMU動作は、リーダ側ユニツ
トより受けたRMU指示データにより(S111)、リテンシ
ヨン(S112),オーバレイ(S113),ストア(S114),
モニタ(S115)の4つの動作に分かれる。
第17図(b)にリテンシヨンモード時の動作の流れを
示す。RMUはオペレータの操作部キー操作によるリテン
シヨン動作の指定を受けた後に、枚数指定(S116)、及
びスタートキー入力(S117)がなされた場合にリテンシ
ヨン動作を開始させる。
RMUはスタートキーが入力された後に、MIMOUが、シス
テムの中に含まれているかどうかの判定を行ない(S11
8)、それにより水平同期信号HSBDの選択を行なう。す
なわち、システムにMIMOUが組み込まれている場合に
は、リーダ側より送出されるBD信号を水平同期信号とし
(S119)、一方、システムにMIMOUが組み込まれていな
い場合には、RMU自身が発生するHS信号を水平同期信号
とする(S120)。
リテンシヨン動作は、1枚目の像形成の際に原稿画像
を読取つた画像信号をプリンタ側(MIMOU)へメモリを
バイパスして出力するとともに、リテンシヨンメモリの
メモリへの格納を行ない、2枚目以降の像形成には、1
枚目の像形成の際に記憶されているメモリからのデータ
を掃き出すことにより原稿読取りを行なわずに高速リテ
ンシヨン動作を行なうものである。
先ず、1枚目コピーであるかどうかの判定を行ない
(S121)、1枚目コピーである場合には、素通しゲート
99をオンし、読取り画像を素通しさせるとともに、セレ
クタ97,98を動作して、入力信号VDA,VDBがそれぞれメモ
リA(MA),メモリB(MB)に格納される様にセツトし
た後(S112)、画像素通し(S123)、及びメモリ格納
(S124)を同時に行なう。
一方、2枚目以降のコピーの場合には、セレクタ92,9
3を動作してメモリA(MA)の出力を出力VDAに、メモリ
B(MB)の出力を出力VDBとする様セツトし(S125)、
メモリA及びBより掃き出されたデータを出力し(S12
6)、リテンシヨンを行なう。メモリからの画像出力
は、終了枚数に達するまで繰り返される(S127)。
以上のように、リテンシヨンモード動作の時は、読み
取り装置は、設定されている枚数に関係なく読み取り動
作を1回のみ行うようにすることにおり、オペレータに
とつて操作しやすいシステムを構成することが可能にな
つた。
第14図(c),(d)にオーバレイモード時の動作に
ついての流れを示す。RMUは、ユーザの操作部キー入力
により、オーバレイ動作の指定を受けた後にメモリの選
択(S128)、枚数の指定(S129)及びスタートキー入力
(S130)がなされると、オーバレイ動作を開始する。メ
モリ選択(S128)は、原稿読取による画像と、どのメモ
リから読出した画像とを重ね合わせるかの指定で、メモ
リA,メモリB,メモリAB(原稿画像と、3値情報としてメ
モリA及びBに格納されている1ページ分の画像の合わ
せて2ページのオーバレイ)、メモリA+B(原稿画像
とメモリA,Bに夫々2値情報として格納されている2ペ
ージ分の画像の合わせて3ページのオーバレイ)の選択
である。
RMUは、リテンシヨン動作の場合と同様にスタートキ
ー入力の後に、MIMOUがシステムに組み込まれているか
どうかの判定を行ない(S131)、それに従つて、水平同
期信号の選択を行なう。すなわち、システムにMIMOUが
組み込まれている場合には、リーダ側より送出されるBD
を(S132)、システムにMIMOUが組み込まれていない場
合には、HSを(S133)水平同期信号とする。この動作
は、リテンシヨンモードの動作と同様である。
更に、RMUはメモリセレクトに応じて各セレクタの設
定を行なう。先ず、これから読取られる原稿画像情報を
メモリを介さずにプリンタ側へそのまま素通しさせるた
めに、素通しゲート99をオン状態にし(S134)、更に、
メモリ選択(S128)の内容により、メモリから所望のビ
デオ出力を行なうべくセレクタ92,93のセレクト設定す
る。
メモリAが選択されているか(メモリAB,メモリA+
B選択を含む)どうかの判定(S135)により、選択され
ている場合には、メモリA(MA)の画像をVDAとする様
セレクタ92を動作する(S136)。また、選択されていな
い場合にはメモリB(MB)の画像をVDAとする様にセレ
クタ92をセツトする(S137)。また、同様にして、メモ
リBが選択されているか(メモリAB,メモリA+B選択
を含む)どうかの判定(S138)により、選択されている
場合には、メモリB(MB)の画像をVDBとする様にセレ
クタ93をセツトし(S139)、選択されていない場合に
は、メモリA(MA)の画像をVDBとする様にセレクタ93
をセツトする(S140)。
次に、メモリA+Bが選択されているかどうかの判定
を行ない(S141)、選択されている場合には、更に、セ
レクタ92,93を動作し、メモリA(MA)の画像をVDBに、
メモリB(MB)の画像をVDAに出力する様にする(S14
2)。
即ち、A+Bが選択されている場合は、S136S139及び
S142の動作が全て行なわれ、原稿画像と2つのメモリの
画像と合わせて3ページのオーバレイとする(S142)。
各ゲートの設定が完了した後に、RMUは、原稿素通し
データと、選択されたメモリからの掃き出しデータとを
同期させ同時出力することにより、オーバレイ動作を行
なう(S143)。画像出力は、終了枚数になるまで繰り返
される(S144)。
第17図(e)にストアモードの動作についての流れを
示す。RMUは、ユーザの操作部キー入力によりストア動
作の指定を受けた後に、メモリの選択(S145),スター
トキー入力(S146)によつて、ストア動作を開始する。
メモリ選択(S145)は、原稿をどのメモリに格納するか
の指定でメモリA,メモリB,メモリABの選択である。
RMUは、スタートキーの入力の後に、RMU内で発生する
HS信号を画像の水平同期信号として選択(S147)した後
に、どのメモリにデータを格納するかを選択する。
先ず、メモリAが選択されているか(メモリAB選択を
含む)どうかの判定をし(S148)、選択されている場合
には、セレクタ97を動作し、VDAがメモリA(MA)に格
納される様にセツトする(S149)。同様にメモリBが選
択されているかどうか(メモリAB選択を含む)の判定を
し(S150)、選択されている場合には、セレクタ98を動
作し、VDBがメモリB(MB)に格納される様にセツトす
る。(S151) RMUはゲート選択の後に、メモリに画像データを格納
する。
第17図(f)に、モニタモード動作の流れを示す。RM
Uはユーザの操作部キー入力により、モニタ動作の指定
を受けた後に、メモリの選択(S153),枚数の指定(S1
54),スタートキーの入力(S155)によつてモニタ動作
を開始する。メモリ選択(S153)は、原稿をどのメモリ
に格納するかどうかの選択で、メモリA,メモリB,メモリ
ABの選択がある。
RMUは、スタートキーが入力された後に、MIMOUがシス
テムの中に取り込まれているかどうかの判定を行ない
(S156)、システムにMIMOUが組み込まれている場合に
は、水平同期信号として、RMU内部より発生するHS信号
を選択する。システムにMIMOUが組み込まれていない場
合には、リーダ側ユニツトによつて発生されたBD信号を
水平同期信号として選択する。
RMUは、メモリAが選択されているかどうかの判定を
し(S159)、選択されている場合にはセレクタ92を動作
し、メモリA(MA)の画像をVDAとして出力させる(S16
0)。一方、選択されていない場合には、セレクタ92を
動作し、メモリB(MB)の画像をVDAとして出力させる
(S161)。
次に、メモリBが選択されているかどうかの判定をし
(S162)、選択されている場合には、セレクタ93を動作
し、メモリB(MB)の画像をVDBとして出力させる様に
セツトする(S163)。また、選択されていない場合に
は、セレクタ93を動作し、メモリA(MA)の画像をVDB
として出力させる(S164)。
RMUは、各セレクタの状態の設定の後に、メモリから
画像データの出力を行ない(S165)、終了枚数に達する
まで出力を繰り返す(S166)。
以上説明した様に、画像読み取り装置等の画像出力部
から出力された画像信号に従つて、像形成を行う画像処
理システムにおいて、画像情報の蓄積部を設けることに
より複写動作の効率を向上し、また、複数の像形成が同
時に行なえ、オペレータにとつても操作しやすい画像処
理システムを提供することができる。
以上説明したように、本発明によると、接続機器の機
能に応じた態様で原稿画像を表わす画像信号を出力する
出力部、及び、供給された画像信号に基づいて画像形成
する形成部とが接続可能であり、出力部から接続機器の
機能に応じた態様で出力された画像信号を形成部に供給
する画像処理装置は、画像信号の出力に先立って出力部
から出力された接続機器の機能を問い合わせるコマンド
を入力し、入力されたコマンドを形成部に出力する。そ
して、コマンドに応じて形成部から出力された形成部の
機能を示すステータス情報を入力し、出力部に接続機器
の機能を通知すべく入力されたステータス情報に画像処
理装置自身の機能を示すステータス情報を付加して出力
部に出力する。これにより、出力部からの接続機器の機
能を問い合わせるコマンドの1回の出力によって、画像
処理装置自身の機能のみならず、画像処理装置に接続さ
れている形成部の機能をも、出力部に効率よく通知する
ことが可能となり、これにより、出力部から接続機器の
機能に応じた態様で原稿画像を表わす画像信号を出力せ
しめることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用した画像処理システムの外観図、
第2図(a),(b)はリーダの内部構成図、第3図は
リテンシヨンメモリユニツト(RMU)の内部構成図、第
4図は多入力多出力装置(MIMOU)の内部構成図、第5
図は同期メモリ基板(SBD)の内部構成図、第6図はプ
リンタの内部構成図、第7図は画信号に関するタイミン
グチヤート図、第8図は2系統の画信号の合成に関する
タイミングチヤート図、第9図はリーダの操作部の外観
図、第10図は操作部の表示状態を示す図、第11図はRMU
の通信動作を示すフローチヤート図、第12図はリーダの
タイミング信号選択に関するフローチヤート図、第13図
はリーダの通信動作を示すフローチヤート図、第14図は
リーダの画像読取動作に関するフローチヤート図、第15
図はMIMOUの動作手順を示すフローチヤート図、第16図
はプリンタの動作手順を示すフローチヤート図、第17図
(a)〜(f)はRMUの各動作モード別の動作手順を示
すフローチヤート図であり、1はリーダ、2はRMU、3
はMIMOU、4,5はプリンタ、85,86はメモリ、92,93,97及
び98はセレクタである。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−161564(JP,A) 特開 昭58−7949(JP,A) 特開 昭52−155904(JP,A) 特開 昭57−91069(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】接続機器の機能に応じた態様で原稿画像を
    表わす画像信号を出力する出力部、及び、供給された画
    像信号に基づいて画像形成する形成部とが接続可能であ
    り、前記出力部から接続機器の機能に応じた態様で出力
    された画像信号を前記形成部に供給する画像処理装置で
    あって、 画像信号の出力に先立って前記出力部から出力された接
    続機器の機能を問い合わせるコマンドを入力する第1入
    力手段と、 前記第1入力手段から入力された前記コマンドを前記形
    成部に出力する第1出力手段と、 前記コマンドに応じて前記形成部から出力された該形成
    部の機能を示すステータス情報を入力する第2入力手段
    と、 前記出力部に接続機器の機能を通知すべく前記第2入力
    手段から入力されたステータス情報に画像処理装置自身
    の機能を示すステータス情報を付加して前記出力部に出
    力する第2出力手段とを有することを特徴とする画像処
    理装置。
JP58222628A 1983-11-25 1983-11-25 画像処理装置 Expired - Lifetime JP2614201B2 (ja)

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