JP2547979B2 - 画像処理システム - Google Patents

画像処理システム

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JP2547979B2
JP2547979B2 JP58230570A JP23057083A JP2547979B2 JP 2547979 B2 JP2547979 B2 JP 2547979B2 JP 58230570 A JP58230570 A JP 58230570A JP 23057083 A JP23057083 A JP 23057083A JP 2547979 B2 JP2547979 B2 JP 2547979B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、複数のサイズの記録材を同時にセット可能
な画像形成装置が複数接続される画像処理装置に関する
ものである。
〔従来の技術〕
従来より、例えば原稿を光電的に読取って得た画像信
号を、画像形成装置に出力する画像処理装置に関して提
案がなされている。しかし、これらはデジタル複写機
等、画像信号を出力する画像処理装置と画像形成装置が
1対1の対応になっているものが大半である。
画像データを出力する画像処理装置に複数の画像形成
装置が接続されている場合、いずれの画像形成装置に画
像データを出力するかは、その画像形成装置が所望の記
録を行い得るか否か(所望のサイズの記録材がセットさ
れているか否か)に拘らず、操作者が任意に決めてい
た。
従って、操作者が決めた画像形成装置に所望のサイズ
の記録材がセットされていなかった場合、たとえ他の画
像形成装置に所望のサイズの記録材がセットされていた
としても、所望の記録結果が得られないという問題が生
じる。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、複
数のサイズの記録材を同時にセット可能な複数の画像形
成装置に接続される画像処理装置において、当該画像処
理装置に接続される複数の画像形成装置のいずれかに所
望のサイズの記録材がセットされていれば、所望の記録
結果を、確実、かつ容易に得ることができる画像処理装
置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明に従う画像処理
装置は、 複数のサイズの記録材を同時にセット可能な画像形成
装置(本実施例では、プリンタ5,6(第1図)に対応す
る)が複数接続される画像処理装置において、 デジタル画像信号を入力するための信号入力手段(後
述する実施例では、第1図のリーダ1,2に相当する)、 前記信号入力手段により入力されたデジタル画像信号
が像形成されるべき記録材のサイズを指定するための第
1サイズ情報を入力する第1サイズ情報入力手段(同じ
く第8図特殊操作部250に対応する)、 前記信号入力信号により入力されたデジタル画像信号
を一画面分記憶するための記憶手段(同じく第1図テン
ションメモリユニット(RMU)4に相当する)、 当該画像処理装置に接続された複数の画像形成装置の
各々から送出される、各画像形成装置にセットされた複
数の記録材の各サイズを表わす第2サイズ情報を受信す
る手段(同じく第4図SBD121〜128、特に第5図インタ
ーフェース回路184に対応する)、 前記受信手段により受信された前記第2サイズ情報に
基づいて、当該画像処理装置に接続された複数の画像形
成装置のうちから、前記第1サイズ情報に対応するサイ
ズの記録材がセットされている画像形成装置を選択する
選択手段(同じく第4図MIMOC120に相当する)、 前記選択手段によって選択された画像形成装置に、そ
の画像形成装置にセットされている複数の記録材のうち
から前記第1サイズ情報に対応するサイズの記録材を指
定するための信号を送出する手段(同じく第4図SBD121
〜128、特に第5図インターフェース回路184に対応す
る)、 前記記憶手段に記憶されたデジタル画像信号と、前記
選択手段によって選択された画像形成装置に出力する出
力手段(同じく第4図SBD121〜128、特に第5図セレク
タ187に対応する)とを有することを特徴とする。
〔実施例〕
以下に本発明を図面に基づいて説明する。第1図は、
本発明による処理システムの一実施例の全体配置斜視図
である。1,2はそれぞれ原稿画像の読取りを行うリーダ
で、それぞれの信号線は、多入力多出力制御装置3(以
下MIMOUという)に接続されている。また、5,6はそれぞ
れプリンタで、上記MIMOU3から信号線により、紙等の被
記録材に画像記録を行う。また、4は、前記MIMOU3に接
続されて、画像情報を蓄積/出力できるリテンシヨンメ
モリユニツト(以下RMUという)である。このRMU4は、
前記の他の諸装置と異り、MIMOU3とは2本の信号線ケー
ブルで接続されている。MIMOU3には、後述するリーダ側
コネクタ部とプリンタ側コネクタ部とを有し、前記RMU4
は、上記双方のコネクタ部に一本ずつケーブルが接続さ
れている。
第1図においては、MIMOU3は、リーダ1,22台、プリン
タ5,62台がそれぞれ接続されているが、上記以上または
以下の台数による組合せも可能であり、最大、リーダを
4台、プリンタを8台まで接続することができる。
つぎに、第2図ないし第6図を使用して、前記リー
ダ、リテンシヨンメモリユニツト(RMU)、多入力多出
力装置(MIMOU)およびプリンタ等の内部の詳細説明を
行う。
第2図(a)および(b)は、前記リーダ1の内部の
構成例を示すブロツク図である。本実施例において、高
速、高密度読取りを実現するために、原画像を2個のCC
Dによつて読取り、これを1つの信号に継いで1ライン
の画像信号として生成する方法を取つている。
はじめに、第2図(a)の説明から行なう。
光学レンズ10,11は、不図示の原稿台に置かれた原稿
像をCCD12,13上に結像させるために使用される。原稿像
は、不図示の光学系により遂次走査されるが、こうした
読み取り技術は周知の技術であるので、詳細な説明は省
略する。
CCD12,13は原稿像の濃淡を電気信号に変換する。この
電気信号は増幅回路14、15で増幅されたアナログ・デジ
タル変換器(A/D変換器)16,17で画素毎に多値のデジタ
ル信号に変換される。
さらに、デジタル信号はシエーデイング補正回路18,1
9で光源の発光むら、光学系の光度分布のむら、CCDの感
度むら等に起因するシエーテイングの除去をされたあ
と、3値化回路20,21におくられ3値のデジタル画像信
号VD1−A信号、VD1−B信号、VD2−A信号、VD2−B信
号に夫々変換される。
3値化は、2段の2値化レベルで2値化することであ
るがラツチ回路26で与えられた一定の2値化レベルを用
いる方法と、デイザROM24,25で所定のマトリクス・サイ
ズ内で周期的に変化させられた2値化レベルを用いる方
法、いわゆるデイザ法の2種類の3値化処理をセレクタ
22,23で選択切り換えている。デイザ法は、2値信号を
使用して擬似的に中間調を再現する方法でフアクシミリ
等に広く使用されている。
本実施例においては、文字原稿等には一定の2値化レ
ベルを与える方法、写真等の階調を必要とする原稿には
デイザ法を選択することにより最適な複写像を得ること
が可能になつている。
また一定のレベルを与える方法においても、3値化の2
つのレベルを同じ値にすることも選択できるようになつ
ている。
デイザROM24,25には、副走査方向のライン数をカウン
トするカウンタ27と主走査方向の画素数をカウントする
カウンタ28,29で与えられるアドレスに記憶されている
デイザ・パターンを遂次読み出す。尚、CCD12,CCD13で
読み取つた電気信号を1ラインに合成するさいにその継
ぎ目でデイザ・パターンが乱れることを防ぐために、カ
ウンタ29に最適なカウントのプリセツト・データを与え
るラツチ回路30が接続されている。
このラツチ回路30や、その他の第2図中のラツチ回路
は、CPU38のCPUバスに接続されており、CPU38によつて
データをラツチされる。CPU38は、ROM39に書き込まれた
制御プログラムにより動作し、RAM40、I/Oポート41、タ
イマ回路42、シリアル回路43,キー表示駆動回路44を使
用してリーダ全体の制御を行なう。
CPU38は、デイツプスイツチ46で設定された値により
調整や動作確認のための制御を行つたりする。
キー表示駆動回路44は、操作部部45のキー・マトリク
スの走査及びLED等の表示器の駆動を行なうための回路
である。また、シリアル回路43はプリンタ、多入力多出
力装置に制御の指令を与えたり、逆に情報を受け取るた
めに使用される回路である。
発振回路32は、CCD12及び13を駆動するためのCCD駆動
回路31や、その他の画像信号を扱う部分にタイミングを
与える。発振信号は、カウンタ33でカウントされ、カウ
ント値は、さらに、デコーダ34に入力され各種のタイミ
ングが生成される。
デコーダ34では、副走査方向1ライン毎の内部同期HS
信号が生成されセレクタ35に入力される。セレクタ35に
は、プリンタが接続された時にプリンタから送られて来
る同様の同期信号BD信号(後述)も入力されており、CP
U38は第9図のフローチヤートに示した手順に従い、リ
ーダにプリンタが直接接続されている時にはBD信号を選
択し(ステツプS9−3)、リーダに多入力多出力装置が
接続されている時にはHS信号を自動的に選択する(S9−
4)。選択された信号は、HSBD信号として副走査方向の
同期信号として使用される。HSBD信号は、カウンタ33に
も入力されたカウントのリセツト信号として使用され
る。
カウンタ33からは、後述のメモリ60〜63に画信号のVD
1信号、VD2信号を書き込む際の書き込みクロツクのオリ
ジナル・クロツクが出力され、レート・マルチプライヤ
36を介してメモリの書き込みクロツクWCLK信号となる。
レート・マルチプライヤ36は、入力されたクロツク信号
を外部から与えられる制御信号(本実施例においては、
ラツチ回路37)の値により分周し出力するものである。
本実施例においては、主走査方向に関する画像の変倍を
行なうために使用されている。
次に、第2図(b)の説明を行なう。
ラツチ回路50,51,52は、それぞれライト・カウンタ5
3、リード・カウンタ54、55のプリセツト・データを与
える。ライト・カウンタ53は、メモリ60〜63にVD1信
号、VD2信号を書き込む際のメモリ・アドレスをレート
・マルチプライヤ36からのWCLK信号により発生する。リ
ード・カウンタ54,55は、逆に、メモリ60〜63から、書
き込んだVD1信号、VD2信号を読み出す際のメモリ・アド
レスをRCLK信号(後述)により発生する。
ライト・カウンタ53、リード・カウンタ54,55より出
力されるメモリのアドレス信号は、セレクタ56〜59に入
力されライト・カウンタ53か、リード・カウンタ54,55
のいずれかの信号を選択しメモリ60〜63に与える。
メモリは、メモリ60,61とメモリ62,63の組になり、片
方が書き込み動作をしている時に、他方は読み出し動作
をすることにより、信号速度の変換を実現している。
一組のメモリは、書き込み動作と読み出し動作を繰り
返し行ない、書き込み動作時にはライト・カウンタ53よ
りの信号を、また読み出し動作時には、リード・カウン
タ54,55よりの信号をセレクタ56〜59から与えられて動
作する。上記書き込み動作、読み出し動作の繰り返し制
御は、上述のHSBD信号により行なう。
メモリ60〜63より読み出されたVD1−A信号とVD1−B
信号、VD2−A信号、VD2−B信号は、セレクタ70に入力
された合成を行ない、さらに画像反転やトリミング処理
等の編集処理を画像処理回路71で行なつてプリンタ、ま
たは、多入力多出力装置に送られる。
発振回路66は、読み出し動作時の基準タイミングとな
る発振信号を発生する。発振信号はビデオクロツクVCLK
として、プリンタ等へ出力される。制御回路67は、セレ
クタ35からのHSBD信号により書き込み制御を行なうため
の回路であり、所定のタイミング(後述)によりレフト
・マージン・カウンタ68、ビツト・カウンタ69の動作を
制御する。
レート・マルチプライヤ64、ラツチ回路65は、前述の
レート・マルチプライヤ36、ラツチ回路37と同様に読み
出しクロツクRCLK信号を生成する。また、制御回路67
は、第7図で説明するビデオイネーブル信号VEをプリン
タ等へ出力する。
つぎに、第3図によりリテンシヨンメモリユニツトの
制御回路図を説明する。75はマイクロコンピユータで、
CPUバスによりROM76,RAM77,I/Oポート78,タイマ回路79,
シリアル通信回路80に接続されており、各部の動作はリ
ーダ部と同じであり、I/Oポート78は、メモリ部の各セ
レクタ等に接続されている。シリアル通信回路80は、前
記多入力多出力装置(MIMOU)3のリーダ側インタフエ
ースと、プリンタ側インタフエースへ並列に接続できる
ようになつている。
メモリ部は、メモリA85とメモリB86とより成り、それ
ぞれA3 1枚分の画像情報が書き込めるようになつてい
る。画像信号は、3値信号の画像信号VDA,VDBがMIMOU3
から送られてくる。この画像信号VDA,VDBは、セレクタ9
7,98でメモリA85,メモリB86どちらへでも書き込めるよ
うになつている。画像信号VDAは、シフトレジスタ1A82
にビデオクロツクによつて書き込まれ、アドレス発生回
路83に同期してメモリA85に書き込まれる。画像信号B
も同様に、シフトレジスタ1Bを通つてメモリB86に書き
込まれる。2本の画像信号の書き込みは、共通のビデオ
クロツクによつて行われる。またメモリのアドレス発生
回路83は、ビデオクロツクとビデオイネーブル信号で同
期がとられる。このアドレス発生回路83に入力されるビ
デオクロツクは、セレクタ81により、MIMOU3から通信さ
れたものと、内部発生回路91で発生したものが選択され
る。また、アドレス発生回路83に入力されるビデオイネ
ーブル信号は、MIMOU3より通信されたものと、内部発生
回路87で発生したものが、セレクタ88で選択される。ま
た、VE発生回路87で作られるHS信号は、セレクタ74によ
りBD信号の代りにMIMOU3へ送られる。
このアドレス発生回路は、メモリへの読み出し時にも使
用される。なお、メモリA,B85,86への書き込みや読み出
しのスタートは、CPU75により、I/Oポート78を介して出
力される。
前記メモリA,B85,86の画像情報は、アドレス発生回路
83によりアドレスが発生し、シフトレジスタ2A,2B89,90
によりシリアルデータとして、内部発生回路91で発生す
るビデオクロツクに同期して出力される。ビデオイネー
ブル発生回路87は、リーダ部におけるHSBD発生回路と同
様な回路で、第7図に示されるタイミングで発生され
る。発生した画像信号は、セレクタ92および93で、A,B
どちらのラインにも出力するか選択され、素通しの画像
信号とOR回路94,95でORがとられて出力される。また、
メモリA,B両方の出力と、素通しの信号のORがとれるよ
うにゲート72,73が設けられている。また、ビデオクロ
ツクは、セレクタ96により、リーダより通信されたもの
と、内部発生回路91で発生したものとが選択される。
つぎに、第4図の多入力多出力装置(MIMOU)の構成
ブロツク図を説明する。
MIMOU100に、4台のリーダ101〜104と8台のプリンタ
111〜118が接続された様子を示すとともに内部の構成を
図示してある。
MIMOU100は、多入力多出力コントローラ(Multi Inpu
t Multi Output Controller以下MIMOCとする)120、プ
リンタ111〜118に1対1対応で使用する同期メモリ基板
(Synchronous Memory Board以下SBDとする)121〜12
8、操作部147の3種類のユニツトにより構成されてい
る。
MIMOC120は、リーダ101〜104が接続されてユニツトで
あり、各リーダのシリアル回路43に接続するシリアル回
路131〜134とプリンタ112〜118に接続するシリアル回路
135を持つている。これらの回路は、CPU140により動作
制御される。尚、CPU140は、ROM141に書き込まれた制御
プログラムにより動作し、CPUバスに接続されたRAM14
2、I/Oポート143、割り込みコントローラ144、タイマ回
路145及びキー・表示駆動回路146を使用してMIMOU100全
体の制御を行なう。
MIMOC120からは、図示のように制御バスCBと画像バス
IBがSBD121〜128に出力されている。
画像バスIBは、リーダ101〜104から夫々送られてくる
画像信号及び画像信号の制御信号を一まとめにして伝送
する信号バスである。
制御バスCBは、プリンタ111〜118との間のシリアル信
号(プリンタ111〜118は、シリアル回路135で生成され
るシリアル信号によつてMIMOU100とやり取りを行なう)
やI/Oポート143のSBD制御信号の信号バスである。
本実施例においては、複写開始の指令はリーダが行な
い、MIMOU100はリーダに対してスレーブの関係にある。
このため、リーダからシリアル信号がいつ来るか分から
ないので、MIMOU100ではリーダ1台に対し一つのシリア
ル回路を割り当て、CPU140により全てのリーダからのシ
リアル信号に対処する構成となつている。一方、プリン
タに対しては、MIMOU100はマスタの関係にあるのでシリ
アル信号のやり取りをプリンタ毎に遂次行なうことによ
り一つのシリアル回路135で複数のプリンタとのシリア
ル信号のやり取りを可能にしている。
操作部174は、キー・表示駆動回路146により、キー・
マトリクスの走査及び表示器の駆動をされる。操作部14
7の詳細は後述する。
SBD121〜128は、リーダから送られてきた画信号の出
力とプリンタの動作の同期を取るために使用される。こ
のSBDについては、さらに第5図を使つて説明を行な
う。
第5図は、同期メモリ基板SBD212〜128の具体的な回
路構成例を示す回路ブロツク図である。
第5図において、セレクタ150は複数のリーダから送
られて来た画像の制御信号のうちから、CPU140に割り当
てられたリーダの制御信号を選択するための切り換え回
路である。選択された制御信号は、ライト・カウンタ15
1及びVEカウンタ152に送られメモリ171〜178に画像信号
を書き込むためのアドレス信号やメモリの書き込みのセ
レクト信号等を生成する。
セレクタ182は、同様に選択されたリーダの画像信号
を選択するための切り換え回路であり、選択された画像
信号はメモリ171〜178に並列に入力されセレクタ161〜1
68によつて書き込みセレクタされたメモリに記憶され
る。
ライト・カウンタ151では、メモリ171〜178に画像信
号を書き込むためのアドレス信号の生成を行ない、この
アドレス信号はセレクタ161〜168に入力される。
VEカウンタ152では、画像の1ラインを示す制御信号
線(VE信号)のカウントを行ない、カウント値はデコー
ダ153に入力され、8つのメモリ171〜178のどのメモリ
に書き込みを行なうかの書き込みセレクト信号を生成
し、セレクタ161〜168に入力される。
これらの回路は、接続されたリーダか送られて来る画
像の開始を示す制御信号線(VSYNC信号)により初期化
される。メモリへの書き込みは、メモリ171,メモリ172,
メモリ173,………メモリ177,メモリ178,メモリ171……
…のように順番に行なわれる。
一方、メモリ171〜178からの画像信号の読み出しは、
メモリ全体の半分に画像信号を書き込んだ時、すなわ
ち、本実施例においては、メモリ174に書き込んだ時に
開始される。この読み出し開始の制御信号はデコーダ15
3で生成されBD制御下回路154に入力される。
BD制御回路154は、上述のVSYNC信号で初期化された
後、デコーダ153から読み出し開始の制御信号がくるま
で、接続されたプリンタから送られて来るBD信号の出力
(BD′信号)を禁止する。BD′信号の出力禁止が解除さ
れるとBD′信号は制御回路158を駆動し、メモリからの
読み出しを、書き込み時と同様にメモリ171,メモリ172,
メモリ173………メモリ177,メモリ178,メモリ171………
のように順番に行なう。
発振回路155,制御回路158,レフト・マージン・カウン
タ156及びビツト・カウント157は、第2図示のリーダの
発振回路66,制御回路67,レフト・マージン・カウンタ68
及びビツト・カウンタ69に対応しほぼ同様の機能を持つ
ている。異なる点は、制御回路158からVE信号に類似のV
E′信号が生成されVEカウンタ180に入力されている点で
ある。
VEカウンタ180では、VE′信号のカウントを行ない、
カウント値はデコーダ181に入力され、どのメモリから
読み出しを行なうかの読み出しセレクト信号を生成し、
セレクタ161〜168にそれぞれ入力される。
セレクタ161〜168では、ライト・カウンタ151とデコ
ーダ153、若しくはビツト・カウンタ157とデコーダ181
からの信号を使用して、メモリ171〜178への書き込み、
読み出しの制御を行なう。
メモリ171〜178から読み出された画像信号は、セレク
タ187で読み出し中のメモリの画号信号のみを選択しVD
信号としてプリンタに送られる。
制御バスCBは、ラツチ回路183,インタフエース回路18
4及び制御回路185に入力される。
ラツチ回路183は、セレクタ150,182へのセレクト制御
信号のラツチを行なう。このラツチは、制御回路185が
制御バス信号を監視しディップ・スイツチ186で設定さ
れた値と制御バスCBで指定されたSBDの番号が一致した
時に行なわれる。MIMOC120とSBD間の制御は、このよう
にディップ・スイツチ186で設定された値により行なわ
れている。
第6図はプリンタの内部構成例を示すブロツク図であ
る。第6図を使用して説明を行なう。
MIMOU100又はリーダからのシリアル信号線は、シリア
ル回路201に入力されCPU200で処理される。CPU200は、R
OM203に記憶された制御プログラムにより動作し、RAM20
4、タイマ回路202、I/Oポート205を使用してプリンタ全
体の制御を行なう。
入力インターフエース207は、プリンタ内の紙検知等
のセンサー信号等の入力処理を行なう。駆動回路208
は、不図示のモータ、高圧トランス等の駆動をするため
の回路である。表示回路206は、プリント用紙ナシ,ジ
ヤム発生等のプリンタの状態の表示に使用される。
MIMOU100又はリーダから送られて来るVDA信号、VDB信
号(画像信号)は、合成回路217で3値(VD信号)に合
成されレーザ・ドライバ209に入力され、半導体レーザ2
10でVD信号に基づいたレーザ光に変換される。レーザ光
は、コリメータ・レンズ210で集束され、ポリゴン・ミ
ラー212で所定回転している感光ドラム214の回転軸に対
し略平行方向にスキヤンされる。スキヤンされたレーザ
光は、f−θレンズ213で光量の補正を受け、感光ドラ
ム214上に照射されVD信号による潜像を形成する。
プリンタの像形成はいわゆる静電記録方式を使用して
おり、感光ドラム214上に印加された電荷をレーザ光で
必要部分を除去し、これに現像剤を用いて現像処理を行
ない、プリント用紙に転写、定着をすることにより行な
う。静電記録方式は、周知の技術であるので、詳細な説
明は省略する。
さて、ポリゴン・ミラー212によつてスキヤンされた
レーザ光は、感光ドラム214に照射される前に光フアイ
バー215に入射され、光検知器216はその入射を検知する
と電気信号(BD信号)を出力する。第5図から分かるよ
うに、リーダ又はMIMOU100からは、BD信号が発生してか
らレーザ光が感光ドラム214に到達するまでの時間待つ
てからVD信号を出力すれば、感光ドラム214上の適切な
位置に潜像が形成されることになる。
このVD信号の出力タイミングを具体的に示すのが第7
図のタイミング・チヤートである。
第7図においてはリーダの例を取つて示してあるが、
MIMOUでも同様である。
第2図(b)においてBD信号発生によるHSBD信号発生
から、レフト・マージン・カウンタ68でカウントを開始
し、上述の時間に相当するカウントアツプしたらビツト
・カウンタ69を動作させ、メモリ60,61又は、メモリ62,
63からVD信号の読み出しを開始する。ビツト・カウンタ
69は、感光ドラム214の像形成可能な区間に渡つてVD信
号を出力した後動作を停止し、次のBD信号の入力に基づ
くHSBD信号の入力に備える。
VE信号は、ビツト・カウンタ69の動作している期間を
示す区間信号である。VE信号は、MIMOUの動作やVEカウ
ンタ152の動作やライト・カウンタ151の動作制御に使用
される。MIMOUにおいて、制御回路153で発生されるVE′
信号もVE信号と同様である。
第13図に、第6図の画像信号合成回路217における画
像信号のタイミングチヤートを示す。
ビデオクロツクVCLKに同期して、画像信号VDA,VDBが
送られてくるので、合成回路よりビデオクロツクの2倍
の周波数で合成されたVDが出力される。
第8図に、本実施例において本システムに接続される
リーダに設けられた操作部の外観を示す。また、第9図
は、リーダのタイミング信号を示すフローチヤートであ
る。操作部は、標準操作部252とプリセツト操作部251、
液晶表示部256とソフトキー257を備えた特殊操作部250
を備えている。標準操作部252には、枚数設定用テンキ
ー254、設定枚数表示部255、コピースタートキー253等
を具備し、使用方法は、一般に使用されている複写機と
同様である。
特殊操作部250はユーザーが任意のコピーモードを創
作するためのもので、ソフトキーに対応したラベル表
示,コピーモード,データ及び各種メツセージを表示で
きる液晶表示部256と6個のソフトキー257を備え、液晶
表示部256に表示された内容を選択したいときに、選択
したい表示の下側に対応するソフトキーを押すことによ
りコピーモード等を創作できる。
例えば、順次液晶に表示される紙サイズのうち、必要
とする紙サイズをそのサイズ表示の下側のソフトキーに
より選択できる。また、液晶表示部256には、標準操作
部252では表示しきれない内容、例えば、複数のプリン
タを同時使用したコピー中に、何台のプリンタを使用中
か等の情報も表示することができる。
プリセツト操作部251は、標準操作部252や特殊操作部
250によつて設定したコピーモード(条件)を登録でき
る様になつている。即ち、頻繁に行うコピーモードをRA
M40に予じめ登録し、1回のキー操作でコピーモードを
特殊操作部250を用いずにメモリから読み出すことによ
り、容易に所望モードのコピーが行えるようにしたもの
である。
各装置の接続方法は、リーダと多入力多出力装置を介
して、プリンタと接続する方法と、リーダとプリンタだ
けの接続の2通りの方法があるが、その判別は、後述の
アプリケーシヨンステータスで行う。リーダと多入力多
出力装置は前述した様に、個別の番号を割当てたシリア
ル回路を介して接続されているので、その番号を多入力
多出力装置はリーダの個有の番号として取り扱つてい
る。多入力多出力装置とプリンタとの接続は前述した様
に、各同期メモリ基板を介して接続されているので、多
入力多出力装置は同期メモリ上のデイツプスイツチ186
の値をプリンタ個有の番号として取り扱う。
また、リテンシヨンメモリユニツトは、2本の接続線
が出ており、1本は、リーダ側コネクタに、もう1本は
プリンタ側コネクタに接続されている。
リーダと多入力多出力装置を介したプリンタの接続で
は、リーダにおいてシングルモード,マルチモードのう
ちいずれかのプリントモードの選択ができるようになつ
ている。
シングルモードとは、リーダとプリンタだけを接続し
た場合と同様のモードで、リーダに割り当てられた固有
の番号と同じ番号のプリンタを多入力多出力装置が接続
するモードで、この場合の各ステータスは、プリンタ単
体のものを多入力多出力装置を介してリーダが受けとる
モードである。
一方、マルチモードとは1台のリーダが多入力多出力
装置を介して、複数の不特定プリンタと接続できるモー
ドで、そのプリンタの指定はリーダの操作部によつてな
される。また、マルチモードにおいてプリンタの指定を
多入力多出力装置にまかせるモードもあるが、この場合
は、多入力多出力装置は設定されたプリント枚数により
動作可能なプリンタのうち必要台数を適当に選んで動作
させる。また、マルチモードにおける各ステータスは、
多入力多出力装置が各プリンタの情報を必要な形式に組
み立ててリーダに送信する。
以下、リーダ・プリンタを1対1で直接接続した場合
の制御は多入力多出力装置を用いたシングルモードの制
御と同様であるので、多入力多出力装置を介したシステ
ムでの通信の説明を行う。
リテンシヨンメモリユニツト(RMU)4(第1図)を
使用した動作モードには3つあり、1枚目はリーダから
の画像信号をリテンシヨンメモリユニツト4に蓄積し、
2枚目以降は、リテンシヨンメモリユニツト4からの出
力により画再生を行うリテンシヨンモードと、リーダの
画像信号をリテンシヨンメモリユニツト4に蓄積するだ
けのストアモード、リテンシヨンメモリユニツト4に蓄
積されている画像情報を出力してプリンタで画像再生を
行うモニタモードで、これらのモードは、リーダにおい
て指定できるようになつており、このリテンシヨンメモ
リユニツト4は、リーダよりの指示で動作する。
以下に、第16図を用いて、第8図におけるリーダの特
殊操作部250におけるRMU4ストアモードの設定例につい
て説明する。第8図において、256は液晶表示部、257は
6つのソフトキー(以下SKまたはSK1〜SK6とする)であ
る。上記液晶表示部256には、SK1〜SK6に対応した表示
がなされる。
電源投入時、液晶表示部256には、第16図(1)に示
すように、キーSK6に対応する部分にはETC(Et Cetraの
意)が表示される。キーSK6を押すたびごとに、キーSK1
〜SK5に対応する表示部の内容が循環して変り、システ
ムの構成内容に応じた入力モードの変更、選択が行える
ようになつている。
すなわち、リーダはプリンタ側の信号により、システ
ムに何が接続されているかどうかを知ることができ、シ
ステム構成に応じた入力モードをユーザーに選択させる
ことができる。
システムにRMU4が接続されている場合には、“ETC"に
対応するキーSK6を押してゆくことにより、RMU4入力モ
ードにすることができる。第16図(2)にその状態を示
すが、その状態において、表示“RMU"に対応するキーSK
2を押すことにより、RMUモードを選択することができ
る。なお、RMUモードを選択していない場合には表示“E
TC"に対応するキーSK6を押すことにより、次の入力モー
ドに移る。
表示部が第16図(2)の状態において、キーSK2を押
した場合、RMUモードが選択され、表示部は、第16図
(3)に示すように場面が変る。ここで、キーSK1〜SK4
にはそれぞれリテンション動作(メモリをも用いて高速
リテンシヨン)、ストア動作(原稿のメモリへの蓄
積)、モニタ動作(メモリからの掃出し)が対応する。
なお、表示“BACK"に対応するキーSK6を押した場合に
は、第16図(2)の状態にまで入力モードを戻すことが
できる。
ここでRMU4の3つの動作を選択するわけであるが、例
えば、表示“リテンシヨン?"に対応するキーSK1を押し
た場合には、リテンシヨン動作が選択され、キーSK1に
対応する部分の表示部は、第16図(4)に示すように
“リテンシヨン?"から“リテンシヨン!!"に変る。ここ
で、“?"マークは、モードが選択されていない状態を表
わし、それに対応するキーSKが押された場合には、モー
ドが選択されることを示す。一方、“!!"マークは、モ
ードがすでに選択されている状態を表わす。
リテンシヨン動作を選択した後には、従来の複写機の
操作と同様に、コピー枚数を設定した後にスタートキー
を押せば、メモリを用いた高速リテンシヨン動作を行う
ことができる。
リテンシヨン動作の場合と同様に、RMU入力モードに
おいてストア動作が選択されていない状態で表示“スト
ア?"に対応するキーSK3を押すことにより、ストア動作
を選択することができる。このとき、表示部は、第16図
(5)の状態を経て、第16図(6)の状態でキー入力待
ちとなる。これは、どのメモリに蓄積するかの選択で、
SK1〜SK3は、それぞれメモリA、メモリB、メモリAお
よびBに蓄積するきおとに対応する。すなわち、ここで
蓄積していたメモリに対応するキーSKを押すことによ
り、メモリが選択される。オペレータは、メモリの選択
の後に、スタートキーを押すことにより、原稿のメモリ
蓄積を行うことができ、オーバレイ動作およびモニタ動
作の準備動作とする。
モニタ動作の場合も同様にして、RMU入力モードにお
いてモニタ動作が選択されていない状態で、表示“モニ
タ?"に対応するキーSK4を押した場合、モニタ動作が選
択され、表示部は、第16図(7)を経て第16図(8)に
示すようになり、どのメモリを出力すべきかの入力待ち
となる。キーSK1〜SK3はそれぞれ、メモリA、メモリ
B、ならびにメモリAおよびBからの出力に対応する。
オペレータは、出力したいメモリに対応するキーSKを押
した後に、必要コピー枚数を設定して、スタートキーに
よりモニタ動作を行うことができる。
リテンション動作とモニタ動作においては、マルチモ
ードでは指定されたプリンタから、またシンプルモード
では対応するプリンタから画像出力されることになる。
なお、前述のマルチモードの指示は、前述のリテンシ
ヨンメモリユニツト4の設定と同様に、特殊操作部250
に接続されているプリンタの番号が表示され、ソフトキ
ーにより選択するようになつているので、ここでは詳細
な説明は省略する。
実施システムにおいては、各装置間リーダとMIMOU,MI
MOUとプリンタ,MIMOUとRMUの情報の交換は、画情報以外
は主にシリアル信号通信によつて行われる。
シリアル通信は、リーダとMIMOU間ではリーダが、多
入力多出力装置とプリンタ間では、多入力多出力装置が
主導権を持つ。
MIMOUとRMUではリーダ側に接続されているインターフ
エースではRMUが、プリンタ側に接続されているインタ
ーフエースではMIMOUが主導権を持つ。
主導権を持つた方は、相手側がシリアル信号が受信で
きるかどうか検知し(相手側の電源投入信号や受信可信
号等による)、通信可能な状態であれば種々の命令をシ
リアルコードで出力し、受信側では上述の命令を受信
し、パリテイエラー等をチエツクし、その命令が有効で
あればその命令に対応した情報を送り返す。そして、そ
の命令が受信側になにか動作を要求するものであればそ
れに対応した動作を行う。
通信は主導権を持つ方が命令コードを出力し(コマン
ドという)、受信側ではその命令コードに対応した情報
(ステータスという)を必ず送り返す1対1の方式で行
う。
第1表にプリンタの情報を要求するステータス要求コ
マンドを示す。多入力多出力装置またはプリンタは、ス
テータス要求コマンドを受信したならば、第2〜11表に
示す各ステータス要求コマンドに対応したステータス信
号をリーダに返す。第2表は、受信したコマンドが不当
の場合返送されるコマンドエラーステータスで、パリテ
イエラーのときは、ビツト6がセツトされる。
第3表は、各リーダがシングルモードでは対応するプ
リンタの状態を示し、マルチモードでは使用可能なプリ
ンタおよび使用中のプリンタの全体的な状態を示す。給
紙可能信号であるプリントリクエストは、使用中のプリ
ンタ全部が給紙可能になればセツトされる。ビツト5の
紙搬送中は、使用中のプリンタのどれかが紙搬送中であ
ればセツトされる。ミスプリント、ウエイト中(定着器
昇温中)、休止中(シヤツトオフおよび節電中)、コー
ルエラーあり(オペレータコールまたはサービスマンコ
ールエラーあり)の各ビツト4,3,2,1は、使用中プリン
タ全部にエラーが発生した場合にセツトされる。
第4表、第5表は夫々オペレータコールエラー、サー
ビスマンコールエラーの詳細を示し、各駆動部やプロセ
ス部の各エラーに対応したビツトはそのエラー発生でセ
ツトされる。
第6表はジヤム、ミスプリントにより発生した再送要
求の枚数を示す。
第7表及び第8表は、シングルモードの時に対応する
プリンタの紙サイズを示す。
第9表は、アプリケーシヨンステータスで、重連ユニ
ツトおよびリテンシヨンメモリユニツトが接続されてい
るかどうかをビツト2およびビツト1によつて、リーダ
に知らせるステータスで、プリンタがリーダに直接接続
されているときは、ビツト2の重連ユニツト有りはリセ
ツトされている。また、リテンシヨンメモリユニツトが
接続されているときはビツト1のリテンシヨンメモリユ
ニツトありはセツトされる。
第10表はプリンタ情報要求ステータスによつて指示さ
れるプリンタの状態を示す。ビツト6のプリンタレデイ
は対応プリンタがコピー可能であることを示し、また、
ビツト5のマイプリンタは情報要求したリーダと同一番
号のプリンタであることを示す。ビツット4,3,2,1は夫
々のカセツトサイズを示す。
第11表は1回のコピーで給紙された枚数を示す。最終
給紙は指示されたコピー枚数全部のプリントが終了した
ことを示す。ビツト5の再送要求有りは、使用中のいず
れかのプリンタに、ジヤムまたはミスプリントが発生し
画像情報の再送要求が発生したことを示す。枚数は、再
送要求枚数リクエストにより要求される。
第12表にプリンタに実行をうながす実行コマンドを示
す。実行コマンドが出力された場合、MIMOUまたはプリ
ンタおよびリテンシヨンメモリユニツトは、第3表に示
した全体ステータスを返送する。
1はプリンタにコピー動作開始を要求するコピースタ
ートコマンド、2はコピー動作停止を要求するプリンタ
ストツプ、3,4はシングルモードのときに給紙カセツト
方向を指示する給紙指示コマンド。5はコピー枚数指示
コマンドで、1枚の原稿の複写枚数を指示する。6はマ
ルチ指示コマンドで、2バイト目に使用するプリンタの
番号を、1バイトの各ビツトに対応してセツトする(プ
リンタ1は1ビツト目、プリンタ2は2ビツト目とす
る)。7はリーダがシングルモードで動作することを示
す指示コマンドである。8は紙サイズを指示するコマン
ドで、マルチモードの場合にリーダより出力される。
9は、リテンシヨンメモリユニツトへの指示を示す指
令で、リーダでリテンシヨンメモリユニツト使用の設定
があつ場合に、リーダより出力される。
第13表は、第12表の9のリテンシヨンメモリユニツト
指示を具体的に示したもので、2バイト目のbit5および
bit6は、どちらのメモリに記憶するかを指示し、リーダ
におけるストアモード指示でセツトされるbit4は、リテ
ンシヨンコピーモードを指示するビツトで、リーダには
リテンシヨンモードが選択されたときセツトされる。bi
t3およびbit2は、どちらのメモリより出力するか指示
し、リーダの操作部によるモニタモード指示でセツトさ
れる。
リーダのマイクロコンピユータは、まず、コピーシー
ケンス実行中でなく、又何らのキー入力もない状態では
第15図に示されるような通信を第13表に示した通信の前
に行なう。また、前述の第9図のフローチヤートに従つ
たHSBD信号の選択も行なう。
まず、リーダはアプリケーシヨンステータス要求コマ
ンドの出力およびアプリケーシヨンステータスの入力
(ステツプS15−1)によりMIMOUが接続されているかど
うかの情報を得る。また、リテンシヨンメモリユニツト
の接続も知る。
コピースタートのチエツク(S15−2)の後、MIMOUが
接続されている時にはプリンタ情報要求コマンドをMIMO
Uのプリンタ接続可能数に相当する8回出力して、何番
のプリンタがプリント可能状態にあり、シングルモード
プリンタが何番であり、さらに何番のプリンタが上/下
段に何サイズの紙を持つているかという情報を入手する
(S15−4,5)。又MIMOUが接続されていない時は、スタ
ンドアロンタイプであり、リーダとプリンタがMIMOUを
介さずに直接、接続されている場合であるので、第1表
の上カセツトステータス要求コマンドと下カセツトステ
ータス要求コマンドの出力により上/下段のカセツトサ
イズを知る(S15−6)。
以上のMIMOUが接続されている時或いは接続されてい
ない時の紙サイズ情報等の入手の後、第1表の全体ステ
ータス要求コマンドにより、全体ステータスを入手する
(S15−7)。しかし、この段階ではまだコピーシーケ
ンス実行中ではないので、全体ステータスによりコール
エラーがあるかないかのみを判定する(S15−8)。も
しコールエラーがなければ、再びS15−1のアプリケー
シヨンステータスの要求に戻り、以下これらをくり返
す。
もしコールエラーがあるのなら第1表のサービスマン
コールエラー要求コマンドにより、サービスマンコール
エラーの詳細情報を得る(S15−9)。さらに第1表の
オペレータコールエラー要求コマンドによりオペレータ
コールエラーの詳細を入手する(S15-10)。その後再び
(S15−1)に戻り以下同様にくり返す。
このようにして、通常シーケンス前の通信を行い、コ
ピースタートチエツク(S15−2)により、コピースタ
ートキーが押下げられたら、第10図に示す動作を実行す
る。
第10図は、リーダにおける画像読み取り動作時のマイ
クロコンピユータCPUの実行プログラムのフローチヤー
トである。
リーダは、操作部により各種設定がなされており、コ
ピースタートキーが押されると、まずRMU指示があるか
どうかを判断し、指示が操作部により設定されていれば
(ステツプS10−1)、RMU指示コマンドを出力する(S1
0−2)。つぎに、操作部より指定された紙サイズ、プ
リンタナンバー、コピー枚数を出力する。プリンタナン
バーは、マルチモードでは、指示されたナンバーを、ま
たシングルモードでは、自分のナンバー出力する。RMU
モードでは出力しない(S10−3,S10−5,S10−6)。プ
リンタナンバー指示は、RMU指示でストア指示のとき
は、指定されないので出力されない。つぎに、コピース
タート指示コマンドを出力する(S10−7)。そしてRMU
モニタモードであれば、プリンタストツプを出力して動
作を終了する(S10-20)。その他のときは、給紙可能が
入力されるまで待ち(S10−9)、給紙可能が入力され
たら、給紙スタート指示を出力すると同時に、タイマ1
をスタートさせる(S10-10,S10-11)。このタイマ1
は、プリンタが給紙を開始してから、用紙が画像形成可
能位置に来るまでの時間を受持つ。タイマ1がカウント
アツプしたら(S10-12)、光学系のスキヤンを開始し
(S10-13)、原稿読み取りを開始する(S10-14)。原稿
の読み取り、すなわち画像信号出力が終了したら(S10-
15)、コピー枚数を取込む(S10-16)。そしてRMUのリ
テンシヨンモードかストアモードであれば、プリンタス
トツプを出力して動作を終了する(S10-17,S10-20)。
その他のモードであれば、枚数をカウントダウンし(S1
0-18)、最終コピーが終了したかチエツクし(S10-1
9)、終了していなければ、給紙チエツク加納を繰返
す。最終コピーが終了していれば、プリンタストツプを
出力して全動作を終了する(S10-20)。
第11図に、多入力多出力装置MIMOUのコピースタート
指示をリーダにより受信したときのマイクロコンピユー
タの動作をフローチヤートに示し、これを説明する。
コピースタートを受信すれば、RMU指示コマンドを受
信しているか否かをチエツクし(ステツプS11−1)、
受信していなければRMUに対して指示出力し(S11−
2)、紙サイズ、プリンタナンバーを受信していなけれ
ばプリンタナンバーを送信し(S11−3,S11−4,S11−
5)、つぎにコピー枚数を出力する(S11−6)。そし
てコピースタートをRMUに出力して(S11−7)、コピー
動作に入る。
RMUの指示がない場合には、まずプリンタナンバー指
示と、紙サイズ指示により必要な紙サイズを持つプリン
タをチエツクし、紙がなければ紙なしを送信して動作を
終了する(S11−9,S11-10)。
必要な紙サイズを持つプリンタには、上下カセツト指
示を出力し、つぎにプリンタナンバー,コピー枚数によ
りプリンタの必要台数を計算する(S11-11)。必要なプ
リンタにコピースタートを出力し、コピー動作に入る
(S11-12)。コピー動作は、プリンタストツプを受信す
れば各プリンタストツプを出力して終了する(S11-13,S
11-14)。
コピースタートを出力した全プリンタが給紙可能にな
るまで待つて、リーダに給紙可能を出力する(S11-15,S
11-16)。リーダより、給紙スタートを受信すれば(S11
-17)、必要な数のプリンタに給紙スタートを出力する
(S11-18)。そして、リーダより画像信号を受信すれ
ば、給紙スタートをした全プリンタに同時に画像を出力
する(S11-19)。ここで、エラーをチエツクし、エラー
が発生すれば(S11-20)、その状態に対応してエラー処
理を行い(S11-21)、コピー枚数を計算し、リーダに送
信する(S11-22)。そして全コピー終了か否かをチエツ
クし、全コピー終了ならば、最終コピー終了をリーダに
送信し、プリンタストツプを待つ。また、全コピーが終
了していなければ、プリンタ必要台数の計算より再開す
る(S11-23,S11-24)。
第12図に、像形成動作時におけるプリンタのマイクロ
コンピユータの動作の実行プログラムフローチヤートを
示す。コピースタートがMIMOUより受信されたら、プリ
ンタは定められたシーケンスに従つて各部の動作を開始
する(ステツプS12−2)。
本システムにおいては、前述の如くドラムを使用した
静電記録方式のプリンタを使用するため、ドラム帯電等
の前処理を必要とする。従つて、前処理が終了して給紙
可能になるまで待ち、可能になればコピースタートの前
にMIMOUより指示されたカセツトにより給紙を開始する
(S12−3,S12−4)。
給紙した紙が画像信号受信可能位置に到達するまで待
ち(S12−5)、到達したら画像信号受信可を示す信号M
IMOUに出力する(S12−6)。
画像信号が入力されたら、現像、紙への転写、プリン
タ外への排紙等の一連のコピー動作を行う(S12−7,S12
−8)。
そして、一連のコピー動作においてエラーが発生した
かどうか検知し、その情報をMIMOUに送信する(S12−9,
S12-10)。
その後、プリンタストツプが受信されたらプリンタ各
部を停止して一連のコピー動作を終了し(S12-11,S12-1
3)、コピースタートが受信されたら次のコピーを開始
する(S12-12)。
第14図に、リテンシヨンメモリユニツト(RMU)4の
コピースタートを受信してからのマイクロコンピユータ
のコピー動作の実行プログラムのフローチヤートで示
し、これを説明する。RMUは多入力多出力装置(MIMOU)
3のリーダ側コネクタと、プリンタ側コネクタにそれぞ
れ接続されているので、リーダからの指示は、前記MIMO
Uを介してプリンタ側インタフエースより入力し、プリ
ンタへの動作指示は、同様にリーダ側インタフエースよ
り行う。したがつて通常は、MIMOUよりステータスリク
エストがあれば、プリンタ側インタフエースよりステー
タスを出力しており、リーダ側インタフエースよりは、
各プリンタの状態をMIMOUを介して入手している。
つぎに、コピー動作であるが、RMU指示を受信してい
なければ何も行わないが(ステツプS14−1)、まず、
リテンシヨンあるいはストア指示による画像記憶指示が
あれば、プリンタ同様の動作をする(S14−2)ので、R
MU指示に従つて記憶するメモリを選択する。リテンシヨ
ン指示であれば、前述メモリA85、メモリB86の両方とも
使用する(S14−3)。そして、給紙可能を出力する(S
14−4)。それに応えてリーダより給紙スタートが出力
され、つぎに画像信号が出力されるので、これを入力
し、記憶する(S14−5,S14−6)。そして、プリンタス
トツプを受信すれば、記憶モードでは動作終了であるが
(S14−8)、リテンシヨン出力モードでは、次にリー
ダ側インタフエースを使用して、リーダと同様な動作を
開始する。
まず、動作開始時に受信しているプリンタナンバー、
紙サイズ、コピー枚数をMIMOUに再出力し(S14−9,S14-
10,S14-11)、コピースタートを出力する(S14-12)。
そしてRMU指示コマンドにより出力メモリを選択する。
リテンシヨンモードでは、メモリA85、メモリB86の両方
より出力する(S14-13)。そして、MIMOUより給紙可能
を入力するのを待つて、給紙スタート指示を出力し(S1
4-14,S14-15)、タイマ1をスタートさせる。このタイ
マ1は、リーダの動作説明のところで使用したものと同
じタイマである(S14-16)。このタイマ1が終了した
ら、画像信号を各メモリより出力する(S14-17,S14-1
8)。画像信号主力が終了したら(S14-19)、コピー枚
数を取込み(S14-20)、最終給紙が終了したか否かをチ
エツクし(S14-21)、終了していなかつたら、給紙可能
チエツクより再開する。終了していれば、プリンタスト
ツプを出力してコピー動作を終了する(S14-22)。
〔効果〕
以上説明したように、本発明によれば、当該画像処理
装置に接続されている複数の画像形成装置のそれぞれか
ら、各画像形成装置にセットされている複数の記録材に
サイズ情報(第2サイズ情報)を受け取り、接続されて
いる複数の画像形成装置のうち、いずれの画像形成装置
が所望の画像記録(第1サイズ情報に対応するサイズの
記録材への記録)を行い得るかを、当該画像処理装置側
で認識し、画像データを出力すべき画像形成装置とし
て、所望の画像記録を行い得ると認識された画像形成装
置を選択するとともに、選択した画像形成装置に複数の
サイズの記録材がセットされていた場合に、記録材の選
択を誤らないように、その画像形成装置にセットされて
いる記録材のうち所望のサイズの記録材を指定するため
の信号を送出するので、複数の画像形成装置のいずれか
に所望のサイズの記録材がセットされていれば、所望の
記録結果を、確実、かつ容易に得られるという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による処理システムの一実施例の全体
配置斜視図、第2図(a),(b)は、リーダ内部の構
成例を示すブロツク図、第3図は、リテンシヨンメモリ
ユニツト(RMU)の制御回路図、第4図は、多入力多出
力装置(MIMOU)の構成ブロツク図、第5図は、同期メ
モリ基板(SBD)の回路構成ブロツク図、第6図は、プ
リンタの内部構成ブロツク図、第7図は、画像(VD)信
号に関するタイミング・チヤート、第8図は、リーダの
操作部の外観図、第9図は、電源投入時におけるリーダ
のタイミング信号の選択手順を示すフローチヤート図、
第10図は、リーダにおける画像読み取り動作時のマイク
ロコンピユータの実行プログラムのフローチヤート図、
第11図は、多入力多出力装置(MIMOU)のマイクロコン
ピユータのコピー動作時の実行プログラムのフローチヤ
ート図、第12図は、プリンタのマイクロコンピユータの
動作時の実行プログラムのフローチヤート図、第13図
は、画像信号合成のタイミングチヤート図、第14図は、
リテンシヨンメモリユニツト(RMU)のマイクロコンピ
ユータのコピー動作時の実行プログラムのフローチヤー
ト図、第15図は、リーダの基本通信シーケンスを示すフ
ローチヤート図、第16図(1)〜(8)は、それぞれリ
テンシヨンメモリユニツト(RMU)動作時における特殊
操作部における各表示例を示す図である。 3……多入力多出力制御装置(MIMOU) 4……リテンシヨンメモリユニツト(RMU) 5,6……プリンタ 12,13……CCD 32……発振回路 35……セレクタ 121,122,128……同期メモリ基板(SBD) 253……コピーキー 254……テンキー 256……液晶表示部 257……ソフトキー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−116834(JP,A) 特開 昭57−102384(JP,A) 特開 昭54−14747(JP,A) 実開 昭56−40541(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のサイズの記録材を同時にセット可能
    な画像形成装置が複数接続される画像処理装置におい
    て、 デジタル画像信号を入力するための信号入力手段、 前記信号入力手段により入力されたデジタル画像信号が
    像形成されるべき記録材のサイズを指定するための第1
    サイズ情報を入力する第1サイズ情報入力手段、 前記信号入力手段により入力されたデジタル画像信号を
    一画面分記憶するための記憶手段、 当該画像処理装置に接続された複数の画像形成装置の各
    々から送出される、各画像形成装置にセットされた複数
    の記録材の各サイズを表わす第2サイズ情報を受信する
    手段、 前記受信手段により受信された前記第2サイズ情報に基
    づいて、当該画像処理装置に接続された複数の画像形成
    装置のうちから、前記第1サイズ情報に対応するサイズ
    の記録材がセットされている画像形成装置を選択する選
    択手段、 前記選択手段によって選択された画像形成装置に、その
    画像形成装置にセットされている複数の記録材のうちか
    ら前記第1サイズ情報に対応するサイズの記録材を指定
    するための信号を送出する手段、 前記記憶手段に記憶されたデジタル画像信号を、前記選
    択手段によって選択された画像形成装置に出力する出力
    手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
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