JP2614059B2 - 高炉出銑口の閉塞方法 - Google Patents

高炉出銑口の閉塞方法

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JP2614059B2 JP62283774A JP28377487A JP2614059B2 JP 2614059 B2 JP2614059 B2 JP 2614059B2 JP 62283774 A JP62283774 A JP 62283774A JP 28377487 A JP28377487 A JP 28377487A JP 2614059 B2 JP2614059 B2 JP 2614059B2
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憲一 金子
順吉 平野
貞行 山崎
利夫 山根
辰男 川上
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川崎製鉄株式会社
川崎炉材株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は高炉出銑口の閉塞方法に関する。
従来の技術とその問題点 従来出銑口の閉塞は、出銑口へマッドガンによってマ
ッドを充填することにより行なわれていた。ところがこ
のような従来の閉塞方法では、出銑口が炉壁を貫通する
貫通孔であり、マッドが炉内に不必要に突出しないよう
な、比較的小さい充填圧での作業となるため、どうして
もマッドの充填密度が不足気味となり、地金さし、横穴
発生といった開孔トラブルや、出銑時の急激な口径拡大
といった出銑口トラブルを招き易い難点があった。
本発明はこのような従来の問題点を一掃することを目
的としてなされたものである。
問題点を解決するための手段 本発明は、出銑口へマッドを充填し、このマッドの
焼成中に該マッドの炉内不定形耐火物層の途中まで大口
径の孔を掘り、この大口径孔内に再びマッドを充填する
ことを特徴とする高炉出銑口の閉塞方法(以下第1発明
という)に係る。
更に本発明は、出銑口へマッドを充填し、このマッ
ドの焼成中に該マッドの炉内不定形耐火物層の途中まで
大口径の孔を掘り、この大口径孔内にセラミックパイプ
を挿着することを特徴とする高炉出銑口の閉塞方法(以
下第2発明という)に係る。
更に本発明は、出銑口へマッドを充填し、このマッ
ドの焼成中に該マッド内にスチールロッドを埋め込んで
該ロッドの先端を炉内へ突出させる一方、後端を炉内不
定形耐火物層の中途に位置させ、しかる後、上記ロッド
の後方に大口径の孔を掘り、この大口径孔内に再びマッ
ドを充填することを特徴とする高炉出銑孔の閉塞方法
(以下第3発明という)に係る。
更に本発明は、出銑口へマッドを充填し、このマッ
ドの焼成中に該マッド内にスチールロッドを埋め込んで
該ロッドの先端を炉内へ突出させる一方、後端を炉内不
定形耐火物層の中途に位置させ、しかる後、上記ロッド
の後方に大口径の孔を掘り、この大口径孔内にセラミッ
クパイプを挿着することを特徴とする高炉出銑孔の閉塞
方法(以下第4発明という)に係る。に係る。
実 施 例 以下に本発明の図示の各種実施例にもとづき説明する
と、次の通りである。
第1〜3図は本発明の第1発明の1実施例を工程順に
示している。本実施例に於ては、第1図に示されるよう
に、最初の炉壁(1)に貫通する出銑口(2)に常法通
りマガジン(図示せず)の適用によりマッド(3)が充
填され、次にこのマッド(3)の焼成中、例えば5〜10
分後に、第2図に示されるようにドリル(4)の適用の
もとに、マッド(3)の炉内不定形耐火物層(5)の中
途に至る深さの大口径例えば60〜100mmφの孔(6)が
掘られ、この大口径孔(6)内に第3図に示されるよう
に再びマッド(3′)がマッドガンの適用のもとに充填
される。
第3図に示されたマッド(3′)の充填操作は、大口
径孔(6)が行き止まり孔であるのでマットガンの最大
圧力のもとに圧入充填でき、また大口径であるので隅々
まで充分確実に充填でき、マッド(3′)の充填密度を
向上できる。
出銑に際しては、第4図に示されるように常法通りド
リルビット又はビットレスロッド(図示せず)の適用に
よりマッド(3′)(3)に大口径孔(6)より小口径
例えば38〜60mmφの貫通孔(2a)が掘られ、出銑口
(2)が開孔される。
第4図に示されるように炉内の不定形耐火物層(5)
には、繰返し受ける出銑口(2)開孔時の衝撃などによ
り亀裂(5a)が発生しており、この亀裂(5a)を伝って
炉内ガスや溶融物が出銑口(2)の中心部に向けて浸入
しようとするが、本発明では、充填密度の向上されたマ
ッド(3′)がこの炉内ガス及び溶融物の浸入を防止、
よって地金差し、横穴発生などの開孔トラブルの発生率
を少なくできる。
更に出銑時に溶融物の流路となる貫通孔(2a)の周壁
部は、炉内側の一部を除いて、充填密度の向上されたマ
ッド(3′)から構成されるので、口径の拡大変化が小
さく、出滓・出渣バランスのとれた長時間の出銑が可能
となる。この出銑時間の延長は、再充填マッド(3′)
としてハイグレードマッドを使用することにより、一層
向上できる。
第5図は本発明の第2発明の一実施例を示し、大口径
孔(6)にマッド(3′)の再充填に代え、セラミック
パイプ(7)を装着することによっても、先に述べたマ
ッド(3′)の再充填と同様の効果が得られる。セラミ
ックパイプ(7)の挿着の場合は、該パイプ(7)の先
端よりその中空部(7a)内に炉内ガスや溶融物が浸入す
る虞れがあるので、このような浸入防止を目的として、
第6図に示されるようにスチールロッド(8)を心棒と
して内蔵させることができる。出銑口(2)の開孔時に
は、スチールロッド(8)が酸素ランス(図示せず)の
適用により溶融され、次いでこれより先端のマッド
(3)が常法に従い開孔される。
第7〜9図は本発明の第3発明の工程順に示し、第3
発明は第7図に示されるように出銑口(2)内に最初に
充填されたマッド(3)の炉内側に残される残存部分
(3a)に予めスチールロッド(9)を埋込んだ後に、第
8,9図に示すように第1発明を実施することを特徴とし
ている。
第10図は本発明の第4発明を示し、第3発明と同様
に、出銑口(2)内に最初に充填されたマッド(3)の
炉内側に残された残存部分(3a)に予めスチールロッド
(9)を埋め込んだ後に、先の第2発明を実施すること
を特徴としている。第4発明に於いては、第11図に示す
ように、セラミックパイプ(7)の中空部(7a)内にス
チールロッド(8)を心棒として内蔵させることが出来
る。
第3,4発明に於いて、スチールロッド9の埋め込み
は、打撃用ロッド(10)の打込みによって行なわれ、打
込み終了後は、上記ロッド(10)はマッド(3)内より
抜き取られる。マッド(3)の残存部分(3a)内に埋込
まれたスチールロッド(9)は、先端が炉内に突出し、
後端は炉内不定形耐火物層(5)の中途に位置してい
る。
マッド(3)の残存部分(3a)内に埋込まれたスチー
ルロッド(9)は、出銑口(2)の開孔時に酸素ランス
により溶融される。このスチールロッド(9)の溶融に
要する時間は、第1発明のようにドリルピットなどを用
いて穿孔する場合に比べると、1/3程度でよく、出銑口
開孔に要する時間を短縮できる。その他の作用効果は第
1発明と実質的に異なる所がない。
本発明に於て、大口径孔(6)の深さは、これがあま
り深いと、最初に充填されたマッド(3)の残存部分
(3a)の残存量が少なくなってマッド(3′)の再充填
を終えるまでの閉塞姓が不安性となり、またあまり浅す
ぎると開孔トラブルの防止効果が低下する傾向となるの
で、図示のような、炉内不定形耐火物層(5)の横方向
中間位置に至る程度の深さが適当である。尚本発明に於
て、マッド(3)の残存部分(3a)に於ける地金差し、
横穴発生等は防止できないが、上記残存部分(3a)は出
銑口(2)の開孔終了直前で穿孔されるので、開孔トラ
ブルに結び付く危険性は殆んどなく無視できる。
本発明に於てセラミックパイプ(7)としては、溶
銑、溶滓に対し化学的に安定で且つ耐摩耗性の優れたAl
2O3、MgO、ムライト、ZrO2、SiC、Si3N4、SiO2、黒鉛、
カーボン等の少なくとも1種を主成分とするような成形
体を用い得る。
効果 本発明によればマッドの充填密度の向上、又はセラミ
ックロッドの挿着により地金差し、横穴発生などの開孔
トラブルを防止できると共に、出銑口の拡大変化を小さ
くでき、出銑、出滓バランスのとれた長時間の出銑を可
能となし得る。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は本発明の第1発明の1実施状況を工程順に
示す説明図、第5図は第2発明の1実施状況を示す説明
図、第6図は第2発明の他の実施状況を示す説明図、第
7〜9図は第3発明の1実施状況を工程順に示す説明
図、第10図は第4発明の1実施状況を示す説明図、第11
図は第4発明の他の実施状況を示す説明図である。 図に於て、(1)は炉壁、(2)は出銑口、(3)
(3′)はマッド、(5)は炉内不定形耐火物層、
(6)は大口径孔である。
フロントページの続き (72)発明者 山崎 貞行 兵庫県赤穂市中広字東沖1576番地の2 川崎炉材株式会社内 (72)発明者 山根 利夫 兵庫県赤穂市中広字東沖1576番地の2 川崎炉材株式会社内 (72)発明者 川上 辰男 兵庫県赤穂市中広字東沖1576番地の2 川崎炉材株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−127612(JP,A) 特開 昭63−7308(JP,A) 特開 昭63−28809(JP,A) 特開 昭58−39712(JP,A) 特開 昭60−165309(JP,A) 特開 昭58−39711(JP,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】出銑口へマッドを充填し、このマッドの焼
    成中に該マッドの炉内不定形耐火物層の途中まで大口径
    の孔を掘り、この大口径孔内に再びマッドを充填するこ
    とを特徴とする高炉出銑口の閉塞方法。
  2. 【請求項2】出銑口へマッドを充填し、このマッドの焼
    成中に該マッドの炉内不定形耐火物層の途中まで大口径
    の孔を掘り、この大口径孔内にセラミックパイプを挿着
    することを特徴とする高炉出銑口の閉塞方法。
  3. 【請求項3】出銑口へマッドを充填し、このマッドの焼
    成中に該マッド内にスチールロッドを埋め込んで該ロッ
    ドの先端を炉内へ突出させる一方、後端を炉内不定形耐
    火物層の中途に位置させ、しかる後、上記ロッドの後方
    に大口径の孔を掘り、この大口径孔内に再びマッドを充
    填することを特徴とする高炉出銑孔の閉塞方法。
  4. 【請求項4】出銑口へマッドを充填し、このマッドの焼
    成中に該マッド内にスチールロッドを埋め込んで該ロッ
    ドの先端を炉内へ突出させる一方、後端を炉内不定形耐
    火物層の中途に位置させ、しかる後、上記ロッドの後方
    に大口径の孔を掘り、この大口径孔内にセラミックパイ
    プを挿着することを特徴とする高炉出銑孔の閉塞方法。
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