JPH0225509A - 高炉出銑時におけるガス漏れ防止方法 - Google Patents
高炉出銑時におけるガス漏れ防止方法Info
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- JPH0225509A JPH0225509A JP17737588A JP17737588A JPH0225509A JP H0225509 A JPH0225509 A JP H0225509A JP 17737588 A JP17737588 A JP 17737588A JP 17737588 A JP17737588 A JP 17737588A JP H0225509 A JPH0225509 A JP H0225509A
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Landscapes
- Blast Furnaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
［産業上の利用分野１
この発明は高炉出銑時に、煉瓦目地ヤ鉄皮との接合８ｉ
等からのガス漏れを防止する方法に関する。
等からのガス漏れを防止する方法に関する。
【従来の技術］
高炉の出銑は周知の通り、炉壁に出銑口と称する直径６
０ｍｍ程度の孔を穿孔して行なわれるが、炉内圧力は４
に’３４Ｇ程度と高圧でおるため、出銑口周辺の煉瓦目
地ヤ鉄皮との接合部等から炉内ガスが漏れて溶銑と共に
吹き出してくることがある。 炉内ガスが溶銑と共に吹き出してくると、炉外に流出し
た瞬間にこのガスが燃焼して溶銑流が乱され、一般に吹
き散らしと称するような溶銑の火花飛び散り現象が起り
、炉前作業に支障をきたすことがある。 又、溶銑とガスの気液混相で出銑すると、溶銑の流出速
度が増したり、ざらにガス量が多くなると息付き現象に
より流出速度が逆に遅くなったりする等、その影響は炉
前作業のみならず高炉炉況にも及ぼす。 かかる対策として、従来は第４図に示すように、出銑口
（１）周辺の鉄皮（２）を開孔し、不定形耐火物等の充
填材（３）を圧入することで対処していた。 ［発明が解決しようとする課題］ 高炉出銑時におけるガス漏れ防止対策としてとられてい
る従来の前記方法では、鉄皮（２）と煉瓦（４）間に配
設しておるモルタル材の隙間（５）に充填することはで
きるも、この鉄皮側隙間（５）からざらに奥の炉内側煉
瓦目地（６）の部分まで充填材を充填することができな
いため、煉瓦目地の隙間からの炉内ガスの漏洩を防止す
ることができず、出銑時の溶銑吹き散らしを完全に防止
することができなかった。 この発明は出銑口からのガス漏れ防止対策として、出銑
孔周辺の煉瓦と鉄皮の接合部は勿論のこと、出銑口の煉
瓦目地の隙間をも完全にシール可能な方法を提案しよう
とするものでおる。 【課題を解決するための手段】 この発明は高炉出銑口に、該出銑口より大径の孔を炉壁
を貫通しない位置まで穿孔し、該大径孔の入口部を流動
性の良好な充填材圧入孔付き蓋板で閉塞した後、該大径
孔内に充填材を圧入・充填することによって、出銑口周
辺の鉄皮と煉瓦の接合部及び炉壁煉瓦目地の隙間をシー
ルし、出銑時における炉内からのガス漏れを完全に防止
することを要旨するものである。 【作 用１ 第１図〜第３図はこの発明のガス漏れ防止方法を示す説
明図である。 すなわち、この発明方法はまず炉壁煉瓦（４）に穿設す
る通常の出銑口（１）に、該出銑口の孔径よりやや大径
の孔（１１）を開孔ビット（１２）により穿孔する。 この大径孔（１１）は炉壁を貫通しない位置まで穿孔す
るが、その穿孔深さは煉瓦目地からのガス漏れが最も著
しい箇所を予め調査しておき、その位置を目標として穿
孔する。この穿孔深さは高炉の規模、炉壁厚ざ等により
若干異なるが、通常出銑口入口より２０００〜２５００
ｎｖｎ程度の深さが望ましい。 この大径孔（１１）を所定の深ざまで穿孔すると、第２
図に示すごとく、充填材圧入孔（１５）を有する蓋板（
１４）をこの大径孔（１１）の入口に嵌合して該孔を閉
鎖するとともに、充填材圧入時に離脱しないように例え
ばマッドガン（１６）等を利用して該蓋板（１４）を抑
圧保持する。なお、（１７）はパツキンである。 次に、第３図に示すごとく、蓋板（１４）の圧入孔（１
５）に圧入用バイブ（１８）を接続し、充填材（１９）
を大径孔（１１）内に圧入・充填する。 ここで、充填材としては特に限定するものではないが煉
瓦目地等のｉ間に充填できるような流動性を有するもの
が好適である。しかし、流動性の良好なものは出銑工程
に耐えられないため、後述するように出銑時には除去し
て大径孔内に溶銑ヤ溶滓に耐えられる耐火物（炉壁補修
に使われている不定形耐火物等）を充填し、出銑口を穿
設する。 この充填材の圧入・充填により、充填材（１９）が煉瓦
目地や耐火物隙間にも充填されるのである。 その後、充填材（１９）が硬化すると、この大径孔（１
１）を再開孔して該充填材を除去し、そのあとに耐火物
を充填する。これは、前記した通り充填材（１９）に隙
間等への充填性の良好なものを選定使用するため、出銑
に耐えられないためである。 高炉出銑時には、耐火物を詰めた出銑口の部分を再開孔
して炉壁を貫通し、出銑作業に入る。 この時、該出銑口周辺の鉄皮と煉瓦の接合部や炉壁煉瓦
目地の部分は充填材（１９）により完全に閉鎖されてい
るので、炉内ガスが出銑口に漏れて溶銑流が乱れるよう
なことは全くなく、安定した溶銑流が得られ、したがっ
て溶銑吹き散らし現象は皆無となり、炉前作業に支障を
きたすことがない。 ［実 施 例］ 炉容積２７００ｍ３．送風圧３０Ｋｇ、ｄの高炉の出銑
口にこの発明方法を適用し、出銑を行なった。 本実施例における出銑口の長さ、大径孔の深さ、充填材
の成分、充填圧力、充頃憬を第１表に示す。 その結果、本発明施工前は１回７日程度発生した吹き散
らし現象が、施工後皆無となった。 以下余白 ので、出銑時に出銑口への炉内ガスの漏洩を防止するこ
とが可能となり、出銑時の溶銑吹き散らし現象を完全に
防止することができる。 したがって、出銑時における炉前作業に何等支障をきた
さないばかりでなく、炉況の安定化にも大なる効果を秦
する。
０ｍｍ程度の孔を穿孔して行なわれるが、炉内圧力は４
に’３４Ｇ程度と高圧でおるため、出銑口周辺の煉瓦目
地ヤ鉄皮との接合部等から炉内ガスが漏れて溶銑と共に
吹き出してくることがある。 炉内ガスが溶銑と共に吹き出してくると、炉外に流出し
た瞬間にこのガスが燃焼して溶銑流が乱され、一般に吹
き散らしと称するような溶銑の火花飛び散り現象が起り
、炉前作業に支障をきたすことがある。 又、溶銑とガスの気液混相で出銑すると、溶銑の流出速
度が増したり、ざらにガス量が多くなると息付き現象に
より流出速度が逆に遅くなったりする等、その影響は炉
前作業のみならず高炉炉況にも及ぼす。 かかる対策として、従来は第４図に示すように、出銑口
（１）周辺の鉄皮（２）を開孔し、不定形耐火物等の充
填材（３）を圧入することで対処していた。 ［発明が解決しようとする課題］ 高炉出銑時におけるガス漏れ防止対策としてとられてい
る従来の前記方法では、鉄皮（２）と煉瓦（４）間に配
設しておるモルタル材の隙間（５）に充填することはで
きるも、この鉄皮側隙間（５）からざらに奥の炉内側煉
瓦目地（６）の部分まで充填材を充填することができな
いため、煉瓦目地の隙間からの炉内ガスの漏洩を防止す
ることができず、出銑時の溶銑吹き散らしを完全に防止
することができなかった。 この発明は出銑口からのガス漏れ防止対策として、出銑
孔周辺の煉瓦と鉄皮の接合部は勿論のこと、出銑口の煉
瓦目地の隙間をも完全にシール可能な方法を提案しよう
とするものでおる。 【課題を解決するための手段】 この発明は高炉出銑口に、該出銑口より大径の孔を炉壁
を貫通しない位置まで穿孔し、該大径孔の入口部を流動
性の良好な充填材圧入孔付き蓋板で閉塞した後、該大径
孔内に充填材を圧入・充填することによって、出銑口周
辺の鉄皮と煉瓦の接合部及び炉壁煉瓦目地の隙間をシー
ルし、出銑時における炉内からのガス漏れを完全に防止
することを要旨するものである。 【作 用１ 第１図〜第３図はこの発明のガス漏れ防止方法を示す説
明図である。 すなわち、この発明方法はまず炉壁煉瓦（４）に穿設す
る通常の出銑口（１）に、該出銑口の孔径よりやや大径
の孔（１１）を開孔ビット（１２）により穿孔する。 この大径孔（１１）は炉壁を貫通しない位置まで穿孔す
るが、その穿孔深さは煉瓦目地からのガス漏れが最も著
しい箇所を予め調査しておき、その位置を目標として穿
孔する。この穿孔深さは高炉の規模、炉壁厚ざ等により
若干異なるが、通常出銑口入口より２０００〜２５００
ｎｖｎ程度の深さが望ましい。 この大径孔（１１）を所定の深ざまで穿孔すると、第２
図に示すごとく、充填材圧入孔（１５）を有する蓋板（
１４）をこの大径孔（１１）の入口に嵌合して該孔を閉
鎖するとともに、充填材圧入時に離脱しないように例え
ばマッドガン（１６）等を利用して該蓋板（１４）を抑
圧保持する。なお、（１７）はパツキンである。 次に、第３図に示すごとく、蓋板（１４）の圧入孔（１
５）に圧入用バイブ（１８）を接続し、充填材（１９）
を大径孔（１１）内に圧入・充填する。 ここで、充填材としては特に限定するものではないが煉
瓦目地等のｉ間に充填できるような流動性を有するもの
が好適である。しかし、流動性の良好なものは出銑工程
に耐えられないため、後述するように出銑時には除去し
て大径孔内に溶銑ヤ溶滓に耐えられる耐火物（炉壁補修
に使われている不定形耐火物等）を充填し、出銑口を穿
設する。 この充填材の圧入・充填により、充填材（１９）が煉瓦
目地や耐火物隙間にも充填されるのである。 その後、充填材（１９）が硬化すると、この大径孔（１
１）を再開孔して該充填材を除去し、そのあとに耐火物
を充填する。これは、前記した通り充填材（１９）に隙
間等への充填性の良好なものを選定使用するため、出銑
に耐えられないためである。 高炉出銑時には、耐火物を詰めた出銑口の部分を再開孔
して炉壁を貫通し、出銑作業に入る。 この時、該出銑口周辺の鉄皮と煉瓦の接合部や炉壁煉瓦
目地の部分は充填材（１９）により完全に閉鎖されてい
るので、炉内ガスが出銑口に漏れて溶銑流が乱れるよう
なことは全くなく、安定した溶銑流が得られ、したがっ
て溶銑吹き散らし現象は皆無となり、炉前作業に支障を
きたすことがない。 ［実 施 例］ 炉容積２７００ｍ３．送風圧３０Ｋｇ、ｄの高炉の出銑
口にこの発明方法を適用し、出銑を行なった。 本実施例における出銑口の長さ、大径孔の深さ、充填材
の成分、充填圧力、充頃憬を第１表に示す。 その結果、本発明施工前は１回７日程度発生した吹き散
らし現象が、施工後皆無となった。 以下余白 ので、出銑時に出銑口への炉内ガスの漏洩を防止するこ
とが可能となり、出銑時の溶銑吹き散らし現象を完全に
防止することができる。 したがって、出銑時における炉前作業に何等支障をきた
さないばかりでなく、炉況の安定化にも大なる効果を秦
する。
第１図〜第３図はこの発明の一実施例を示す説明図で、
第１図は出銑口に大径孔を穿孔している状態を示す縦断
面図、第２図は出銑口に穿設した大径孔に蓋をしている
状態を示す縦断面図、第３図は大径孔に充填材を圧入・
充填した状態を示す縦断面図、第４図は従来のガス漏れ
防止方法を示す縦断側面図である。 １・・・出銑口 １１・・・大径孔１４・
・・蓋板 １９・・・充填材（発明の効
果］ 以上説明したごとく、この発明方法によれば、鉄皮と耐
火煉瓦の接合部のみならず、出銑口の煉瓦目地の隙間を
も完全にシールすることができる第１図 第２図 第３図
第１図は出銑口に大径孔を穿孔している状態を示す縦断
面図、第２図は出銑口に穿設した大径孔に蓋をしている
状態を示す縦断面図、第３図は大径孔に充填材を圧入・
充填した状態を示す縦断面図、第４図は従来のガス漏れ
防止方法を示す縦断側面図である。 １・・・出銑口 １１・・・大径孔１４・
・・蓋板 １９・・・充填材（発明の効
果］ 以上説明したごとく、この発明方法によれば、鉄皮と耐
火煉瓦の接合部のみならず、出銑口の煉瓦目地の隙間を
も完全にシールすることができる第１図 第２図 第３図
Claims (1)
- 高炉出銑口に、該出銑口より大径の孔を炉壁を貫通しな
い位置まで穿孔し、該大径孔の入口部を充填材圧入孔付
き蓋板で閉塞した後、該大径孔内に流動性の良好な充填
材を圧入・充填することを特徴とする高炉出銑時におけ
るガス漏れ防止方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17737588A JPH0225509A (ja) | 1988-07-15 | 1988-07-15 | 高炉出銑時におけるガス漏れ防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17737588A JPH0225509A (ja) | 1988-07-15 | 1988-07-15 | 高炉出銑時におけるガス漏れ防止方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0225509A true JPH0225509A (ja) | 1990-01-29 |
Family
ID=16029850
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17737588A Pending JPH0225509A (ja) | 1988-07-15 | 1988-07-15 | 高炉出銑時におけるガス漏れ防止方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0225509A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2696194A1 (fr) * | 1992-09-30 | 1994-04-01 | Lorraine Laminage | Procédé d'injection d'une masse de bouchage dans un trou de coulée d'un réacteur métallurgique, tel qu'un haut fourneau. |
| KR100431603B1 (ko) * | 2002-08-16 | 2004-05-17 | 주식회사 포스코 | 고로 노저부 누출가스 차단장치 |
-
1988
- 1988-07-15 JP JP17737588A patent/JPH0225509A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2696194A1 (fr) * | 1992-09-30 | 1994-04-01 | Lorraine Laminage | Procédé d'injection d'une masse de bouchage dans un trou de coulée d'un réacteur métallurgique, tel qu'un haut fourneau. |
| US5447292A (en) * | 1992-09-30 | 1995-09-05 | Terres Refractaires Du Boulonnais | Method for the injection of a plugging mass in a tapping hole of a metallurgical reactor, such as a blast furnace |
| KR100431603B1 (ko) * | 2002-08-16 | 2004-05-17 | 주식회사 포스코 | 고로 노저부 누출가스 차단장치 |
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