JPH0297608A - 高炉出銑口のガス洩れ補修方法 - Google Patents
高炉出銑口のガス洩れ補修方法Info
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- JPH0297608A JPH0297608A JP25057488A JP25057488A JPH0297608A JP H0297608 A JPH0297608 A JP H0297608A JP 25057488 A JP25057488 A JP 25057488A JP 25057488 A JP25057488 A JP 25057488A JP H0297608 A JPH0297608 A JP H0297608A
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Landscapes
- Blast Furnaces (AREA)
- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明は高炉出銑口のガス洩れ補修方法に係り、特に
出銑口周辺の煉瓦目地または煉瓦とマッド材との隙間を
通って炉内から吹き出てくるガスを遮断するための方法
に関する。
出銑口周辺の煉瓦目地または煉瓦とマッド材との隙間を
通って炉内から吹き出てくるガスを遮断するための方法
に関する。
従来の技術
高炉出銑口は周知のとおり、マッド材にて閉塞されてお
り、出銑時に開孔機にて開孔されるが、マッド材にて閉
塞していてもシールの不完全によりガス洩れが生じる場
合がある。
り、出銑時に開孔機にて開孔されるが、マッド材にて閉
塞していてもシールの不完全によりガス洩れが生じる場
合がある。
第２図は高炉出銑口を示す縦断面図であり、炉内ガスは
矢印で示すように炉壁煉瓦（１）の目地または炉壁煉瓦
（１）と流し込み材（２）との間を通って出銑口（３）
に至り、マッド材（４）を通って吹き出る。
矢印で示すように炉壁煉瓦（１）の目地または炉壁煉瓦
（１）と流し込み材（２）との間を通って出銑口（３）
に至り、マッド材（４）を通って吹き出る。
このガス洩れが激しくなると、出銑時において溶銑の吹
き散らしが起り、出銑に支障をきたし、安定操業の維持
が困難となる。
き散らしが起り、出銑に支障をきたし、安定操業の維持
が困難となる。
また、ガス洩れが激しくなると、出銑口周辺の耐火物が
劣化し、出銑中に出銑口がくずれて閉塞不能となること
もあり、大きな問題となる。
劣化し、出銑中に出銑口がくずれて閉塞不能となること
もあり、大きな問題となる。
かかる対策として、従来はマッド材で閉塞されている出
銑口を炉内までは開孔しない位置まで開孔径よりも若干
大きめに開孔し、その間孔部に新たなマッド材を充填し
てシールする方法がとられている。
銑口を炉内までは開孔しない位置まで開孔径よりも若干
大きめに開孔し、その間孔部に新たなマッド材を充填し
てシールする方法がとられている。
しかしこの方法では、シール厚みが十分にとれない上、
出銑開孔時の振動等により再充填したマラド材に亀裂が
入り、この亀裂部から炉内ガスが洩れるという欠点があ
った。
出銑開孔時の振動等により再充填したマラド材に亀裂が
入り、この亀裂部から炉内ガスが洩れるという欠点があ
った。
発明が解決しようとする課題
この発明は前に述べたような実情よりみて、出銑開孔時
の振動等の影響をほとんど受けず、かつガス吹き出し経
路となる煉瓦目地部をより確実にシールすることによっ
てガス洩れを防止する補修方法を提案しようとするもの
である。
の振動等の影響をほとんど受けず、かつガス吹き出し経
路となる煉瓦目地部をより確実にシールすることによっ
てガス洩れを防止する補修方法を提案しようとするもの
である。
課題を解決するための手段
この発明に係る高炉出銑口の補修方法は、マッド材にて
閉塞された出銑口を炉内までは貫通しない位置まで穿孔
し、ついで該開孔内面の残留マッドを除去して煉瓦目地
を露出させ、この煉瓦目地部を加熱した後、出銑口煉瓦
材質と同質系の耐火物を前記煉瓦目地部に肉盛溶射し、
溶射完了後マッド材を再充填することを要旨とするもの
でおる。
閉塞された出銑口を炉内までは貫通しない位置まで穿孔
し、ついで該開孔内面の残留マッドを除去して煉瓦目地
を露出させ、この煉瓦目地部を加熱した後、出銑口煉瓦
材質と同質系の耐火物を前記煉瓦目地部に肉盛溶射し、
溶射完了後マッド材を再充填することを要旨とするもの
でおる。
作 用
マッド材にて閉塞された出銑口を炉内までは開孔しない
位置まで穿孔する方法としては、例えば出銑口開孔機を
利用し、出銑口の煉瓦内径に合せた開孔ビットで穿孔す
ることができる。
位置まで穿孔する方法としては、例えば出銑口開孔機を
利用し、出銑口の煉瓦内径に合せた開孔ビットで穿孔す
ることができる。
開孔ビットで所定の深さまで開孔した後、その開孔内面
に付着している残留マッドを除去する方法としては、例
えばワイヤブラシあるいはジェットエアーガン等を用い
ることができる。
に付着している残留マッドを除去する方法としては、例
えばワイヤブラシあるいはジェットエアーガン等を用い
ることができる。
残留マッドを除去して煉瓦目地を開孔内面に露出させる
後に、該煉瓦目地部を加熱するのは、溶射材が付着し易
いようにするためでおる。なお加熱温度としては７００
℃程度が好ましい。ただし、煉瓦内壁温度は炉内に近く
なるほど高くなるため、炉内壁に近い部分は加熱を省略
することができる。
後に、該煉瓦目地部を加熱するのは、溶射材が付着し易
いようにするためでおる。なお加熱温度としては７００
℃程度が好ましい。ただし、煉瓦内壁温度は炉内に近く
なるほど高くなるため、炉内壁に近い部分は加熱を省略
することができる。
加熱した煉瓦目地部を肉盛溶射する材料として出銑口煉
瓦材質と同質系としたのは、使用箇所と使用目的を考慮
したことによるもので、具体的にはシャモット系溶射材
が好適である。
瓦材質と同質系としたのは、使用箇所と使用目的を考慮
したことによるもので、具体的にはシャモット系溶射材
が好適である。
実 施 例
第１図はこの発明の一実施例を示すもので、図（Ａ＞は
出銑口を所定の深さまで開孔している状態を示す図、図
（Ｂ）は所定の深さまで開孔した穴の内面に煉瓦目地を
露出させている状態を示す図、（Ｃ）は露出させた煉瓦
目地部を加熱している状態を示す図、図（Ｄ）は所定の
温度に加熱された煉瓦目地部に肉盛溶射を施している状
態を示す図、図（Ｅ）は溶射完了接の出銑口にマッド材
を再充填した状態を示す図である。
出銑口を所定の深さまで開孔している状態を示す図、図
（Ｂ）は所定の深さまで開孔した穴の内面に煉瓦目地を
露出させている状態を示す図、（Ｃ）は露出させた煉瓦
目地部を加熱している状態を示す図、図（Ｄ）は所定の
温度に加熱された煉瓦目地部に肉盛溶射を施している状
態を示す図、図（Ｅ）は溶射完了接の出銑口にマッド材
を再充填した状態を示す図である。
すなわち、この発明方法はまず第１図（Ａ）に示すごと
く、例えば出銑口開孔機（６）を利用し出銑口内径に合
せた開孔ビット（５）で所定の深さまで開孔してマッド
材（４）を除去する。
く、例えば出銑口開孔機（６）を利用し出銑口内径に合
せた開孔ビット（５）で所定の深さまで開孔してマッド
材（４）を除去する。
つぎに、同図（Ｂ）に示すごとく、出銑口開孔機（６）
の先端に例えばワイヤブラシ（８）を取付け、所定の深
さまで開孔した開孔部（７）内にこのワイヤブラシを挿
入し、ワイヤブラシを回転させて煉瓦目地部の残留マッ
ドを除去して煉瓦目地を露出させる。
の先端に例えばワイヤブラシ（８）を取付け、所定の深
さまで開孔した開孔部（７）内にこのワイヤブラシを挿
入し、ワイヤブラシを回転させて煉瓦目地部の残留マッ
ドを除去して煉瓦目地を露出させる。
煉瓦目地の露出作業が終ると、同図（Ｃ）に示すごとく
、その露出した煉瓦目地部を例えばバーナ（９）で所定
の温度に加熱する。
、その露出した煉瓦目地部を例えばバーナ（９）で所定
の温度に加熱する。
所定の温度に加熱した煉瓦目地部に対する溶射は、同図
（Ｄ）に示すごとく例えば、出銑口の周囲を形成するホ
ルダー（１０）に溶射ノズル用架台（１１）を取付け、
この架台をガイドにして溶射ノズル（１２）を開孔部（
力内に挿入し、煉瓦目地部および、流し込み材（２）と
炉壁煉瓦（１）との境界部（１３）を肉盛溶射する。（
１４）はその溶射肉盛を示す。
（Ｄ）に示すごとく例えば、出銑口の周囲を形成するホ
ルダー（１０）に溶射ノズル用架台（１１）を取付け、
この架台をガイドにして溶射ノズル（１２）を開孔部（
力内に挿入し、煉瓦目地部および、流し込み材（２）と
炉壁煉瓦（１）との境界部（１３）を肉盛溶射する。（
１４）はその溶射肉盛を示す。
なお、溶射時に発生するガスは開孔部（７）内に吸気パ
イプ（１５）を挿入し、吸気ファン（１６）にて吸引す
ることができる。
イプ（１５）を挿入し、吸気ファン（１６）にて吸引す
ることができる。
開孔部（７）内の溶射が完了すると、開孔部内を再度ブ
ラシ等で掃除した接、マッドＩｔ（４）を再充填して補
修作業を完了する（同図Ｆ）。
ラシ等で掃除した接、マッドＩｔ（４）を再充填して補
修作業を完了する（同図Ｆ）。
ちなみに、上記方法を実高炉（内容積２７００ｍ３＞に
適用したところ、出銑口開孔部からのガス吹き出し量は
、実施前１１ＯＮｍ’Ａ１であったのが４ＯＮｍ３４に
低減した。
適用したところ、出銑口開孔部からのガス吹き出し量は
、実施前１１ＯＮｍ’Ａ１であったのが４ＯＮｍ３４に
低減した。
発明の詳細
な説明したごとく、この発明方法によれば、次に記載す
る効果を奏する。
る効果を奏する。
■出銑口煉瓦目地を完全に露出させた状態で該煉瓦目地
を溶射肉盛するので、煉瓦目地を隙間なく密閉シールす
ることができる。
を溶射肉盛するので、煉瓦目地を隙間なく密閉シールす
ることができる。
■肉盛溶射部（シール部）は通常出銑時の開孔より最も
離れるため、出銑開孔に伴う振動等による該シール部の
亀裂発生がない。
離れるため、出銑開孔に伴う振動等による該シール部の
亀裂発生がない。
■溶射によるシールと新マッド材による二重シール効果
が得られるので、煉瓦目地からのガス洩れを大幅に低減
できる。
が得られるので、煉瓦目地からのガス洩れを大幅に低減
できる。
第１図はこの発明の一実施例を示すもので、図（Ａ＞は
出銑口を所定の深さまで開孔している状態を示す縦断面
図、図（８）は開孔内に煉瓦目地を露出させている状態
を示す縦断面図、図（Ｃ）は露出させた煉瓦目地を加熱
している状態を示す縦断面図、図（Ｄ）は煉瓦目地部に
肉盛溶射を施している状態を示す縦断面図、図（Ｅ）は
溶射完了後の開孔にマッド材を再充填した状態を示す縦
断面図である。 第２図は高炉出銑口のガス洩れ状況を示す縦断面図であ
る。 １・・・炉壁煉瓦 ２・・・流し込み材３
・・・出銑口 ６・・・出銑口開孔機 ８・・・ワイヤブラシ １４・・・溶射肉盛
出銑口を所定の深さまで開孔している状態を示す縦断面
図、図（８）は開孔内に煉瓦目地を露出させている状態
を示す縦断面図、図（Ｃ）は露出させた煉瓦目地を加熱
している状態を示す縦断面図、図（Ｄ）は煉瓦目地部に
肉盛溶射を施している状態を示す縦断面図、図（Ｅ）は
溶射完了後の開孔にマッド材を再充填した状態を示す縦
断面図である。 第２図は高炉出銑口のガス洩れ状況を示す縦断面図であ
る。 １・・・炉壁煉瓦 ２・・・流し込み材３
・・・出銑口 ６・・・出銑口開孔機 ８・・・ワイヤブラシ １４・・・溶射肉盛
Claims (1)
- マッド材にて閉塞された出銑口を炉内までは貫通しない
位置まで穿孔し、ついで該開孔内面の残留マッドを除去
して煉瓦目地を露出させ、この煉瓦目地部を加熱した後
、出銑口煉瓦材質と同質系の耐火物を前記煉瓦目地部に
肉盛溶射し、溶射完了後マッド材を再充填することを特
徴とする高炉出銑口のガス洩れ補修方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25057488A JPH0297608A (ja) | 1988-10-04 | 1988-10-04 | 高炉出銑口のガス洩れ補修方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25057488A JPH0297608A (ja) | 1988-10-04 | 1988-10-04 | 高炉出銑口のガス洩れ補修方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0297608A true JPH0297608A (ja) | 1990-04-10 |
Family
ID=17209915
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25057488A Pending JPH0297608A (ja) | 1988-10-04 | 1988-10-04 | 高炉出銑口のガス洩れ補修方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0297608A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5530281A (en) * | 1994-12-21 | 1996-06-25 | Vlsi Technology, Inc. | Wirebond lead system with improved wire separation |
| CN110628973A (zh) * | 2018-08-23 | 2019-12-31 | 广东韶钢松山股份有限公司 | 一种高炉铁口漏铁的处理方法 |
-
1988
- 1988-10-04 JP JP25057488A patent/JPH0297608A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5530281A (en) * | 1994-12-21 | 1996-06-25 | Vlsi Technology, Inc. | Wirebond lead system with improved wire separation |
| CN110628973A (zh) * | 2018-08-23 | 2019-12-31 | 广东韶钢松山股份有限公司 | 一种高炉铁口漏铁的处理方法 |
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