JPS6026115Y2 - 溶鉱炉用羽口冷却函 - Google Patents

溶鉱炉用羽口冷却函

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Publication number
JPS6026115Y2
JPS6026115Y2 JP2353680U JP2353680U JPS6026115Y2 JP S6026115 Y2 JPS6026115 Y2 JP S6026115Y2 JP 2353680 U JP2353680 U JP 2353680U JP 2353680 U JP2353680 U JP 2353680U JP S6026115 Y2 JPS6026115 Y2 JP S6026115Y2
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JP
Japan
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mortar
tuyere
siding
cooling
blast furnace
Prior art date
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Expired
Application number
JP2353680U
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English (en)
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JPS56126471U (ja
Inventor
敏武 山根
健二 東郷
弘 金屋敷
Original Assignee
日新製鋼株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 日新製鋼株式会社 filed Critical 日新製鋼株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は溶鉱炉内に高温の熱風を送る羽目部に取り付け
られた送風羽目を支持して羽目部を冷却する溶鉱炉用羽
目冷却面の改良に関するものである。
溶鉱炉内に高温の熱風を送るために炉壁を貫通して設け
られている羽口部に取り付けられた送風羽口及びこの送
風羽目を支持している羽目冷却面は炉内に送る高温の熱
風及び炉内の高温ガスに接触するため常に高温にさらさ
れている。
そのため、この送風羽目及び羽目冷却面には純銅製の水
冷ジャケット部が設けられ、この水冷ジャケット部に通
水して冷却する構族となっている。
かかる純銅製の水冷ジャケット部に通水して冷却する構
造は冷却効果を高める点においては有効であるが、強度
的に劣っているため、羽目部の周囲のレンガの熱膨張に
よって変形し、羽目冷却面とその周囲を囲んでいる耐火
物内張りとの間のモルタル及び羽目冷却面の外周面を支
えている羽口受金物と羽目冷却面との嵌合部に隙間が発
生してCOガスを含んだ可燃性の有毒ガスがこの隙間か
ら噴出する。
この隙間から噴出する有毒ガス中には23%程度のCO
ガスが含まれており、極めて有害であり、周辺に毒性に
よる弊害を生ずるばかりでなく、着火するとその火炎に
よって周辺設備に熱影響を及ぼし、特に火災の熱による
羽口受金物の変形が更にガス噴出を助長するという悪循
環をもたらすといった弊害を生ずることになる。
かかる有害ガスの噴出に伴う弊害を防止する方法として
、羽目冷却面とその外周面を囲んで支持している耐火物
内張りとの間に生じた隙間及び羽目冷却面と羽口受金物
との嵌合部に生じた隙間に羽目冷却面に設けたモルタル
圧入口から耐火性を有するモルタルを圧入して隙間を閉
塞する方法が行なわれているが、このモルタルを圧入す
る従来のモルタル圧入口は通常、羽目冷却面の内周面か
ら水冷ジャケット部を貫通して外周面に抜ける構造のも
のであり、かかる従来のモルタル圧入口の場合には、1
回モルタルを圧入してから日時が経過した後に次のモル
タル圧入を行なうためにモルタル圧入口内にエヤードリ
ルなどを挿入してモルタル圧入口内に残留しているモル
タルを除去しようとすると、水冷ジャケット部を貫通し
ているモルタル圧入口の部分がエヤードリルなどによっ
て損傷し、水冷ジャケット部の水がモルタル圧入口に洩
出するなどの事故が発生するので、モルタル圧入口内に
残留しているモルタルを除去するのが非常に困難であり
、1回のモルタル圧入後はモルタル圧入口内はモルタル
で閉塞されてモルタルの圧入が不可能な状態となるなど
の欠点を有していた。
本考案はかかる欠点を解決したものであり、溶鉱炉内に
高温の熱風を送る送風羽目を支持して羽目部を冷却する
羽目冷却画とこの羽目冷却面の外周面を囲んで支持して
いる耐火物内張りとの間のモルタルに生じた隙間及び羽
目冷却画と羽口受金物との嵌合部に生じた隙間にモルタ
ルを繰返して圧入して羽目部におけるガス洩れを確実に
防止することができ、しかも現場作業が容易な構造を有
する溶鉱炉用羽目冷却面を提供するものである。
更に詳しくは、本考案は溶鉱炉内に高温の熱風を送る送
風羽目を支持して羽目部を冷却する羽目冷却画の炉外側
に水冷ジャケット部が存在しない部分が設けられており
、該部分に炉外側端部から外周面へ抜けるモルタル圧入
口が貫通して設けられていることを特徴とする溶鉱炉用
羽目冷却向に関するものである。
以下、図面により本考案に係る溶鉱炉用羽目冷却向につ
いて詳細に説明する。
第1図は本考案に係る溶鉱炉用羽目冷却向が取り付けら
れた溶鉱炉の羽目部の断面図、第2図は本考案に係る溶
鉱炉用羽目冷却面のモルタル注入口が設けられた部分の
1実施例を示す拡大断面図である。
図面中、1は溶鉱炉内に高温の熱風を送るために炉壁を
貫通して設けられている羽目部に取り付けられた送風羽
口、2は送風羽口1を支持して羽目部を冷却する羽目冷
却面であり、ブローパイプから送られる1200〜13
00℃の熱風をこの送風羽口1より炉内に送り込むため
送風羽口1及び羽口冷却面2は高温の熱風及び炉内の高
温ガスと接触しており、特に送風羽口1の先端部に炉内
における燃焼温度が2000℃以上の高温ガスと常に接
触しているので、送風羽口1及び羽口冷却面2には純銅
製の水冷ジャケット部1a及び2aが設けられ、この水
冷ジャケット部1a及び2aに通水して冷却する構造と
なっている。
2bは羽目冷却面2の炉外側の端部に設けられた水冷ジ
ャケット部2aが存在しない部分に炉外側の端面から外
周面に貫通して設けられているモルタル圧入口であり、
このモルタル圧入口2bは1箇所又は複数箇所鋳抜き又
はドリルなどで穿孔されており、その入口にはモルタル
を圧入するための圧入口金具が取り付けられるように内
周面にねじ切りが施された圧入口金具取付部2cが設け
られている。
3は羽目部に炉外側に設けられた羽口マントル4に取り
付けられ羽目冷却面2の炉外側の外周面が嵌合される羽
口受金物であり、この羽口受金物3は羽口冷却面2及び
羽口冷却面2が支持している送風羽目1などを支えてい
るため成る程度が必要であり、鋳鋼製のものが用いられ
る。
5は羽目部に炉外側から挿入されて先端部が送風羽口1
の炉外側端部に密接している送風羽口1を経て高温の熱
風を炉内に送るブローパイプであり、6は羽目冷却面2
の炉内側の外周面を囲んで羽目冷却面2を支持している
溶鉱炉の耐火物内張り、7は耐火物内張り6の外周面及
び羽口受金物3の外周面を囲んで耐火物内張り6及び羽
口受金物3を支えている溶鉱炉のレンガ、8は羽口冷却
面2と耐火物内張り6との間及び羽口受金物3とレンガ
7との間に充填した耐火性を有するモルタルである。
本考案に係る溶鉱炉用羽目冷却面は炉外側における水冷
ジャケット部2aが存在しない部分に炉外側端面から外
周面に抜けるモルタル圧入口2bが貫通して設けられた
構造となっており、かかる羽口冷却面2が羽目部に取り
付けられていると、ガス洩れを生じた際にモルタル圧入
口2bから耐火性を有するモルタルを圧入してガス洩れ
を確実に防止することが可能である。
すなわち、羽目冷却面2及び羽口受金物3はブローパイ
プ5から送る高温の熱風及び炉内の熱による影響により
変形を生腰火入後30日程度を経過すると、羽目冷却面
2と羽口受金物3との嵌合部及び羽口冷却面2と耐火物
内張り3との間にモルタル8に隙間を生じて、炉内のガ
スがモルタル8の隙間を経て羽目冷却面2と羽口受金物
3との嵌合部に生じた隙間から外部に洩れるガス洩れが
生ずることになる。
このガス中には23%程度のCOガスが含まれているた
め、極めて有害であり、ガス洩れが増加すると周囲の熱
によって着火し、着火した火炎の熱影響により羽目冷却
面2及び羽口受金物3が更に変形するばかりでなく耐火
物内張り6も変形してガス洩れが激しくなるなどの悪循
環を繰返すことになるので、熱変形の影響でガス洩れを
生じ、着火する程度になった時点で溶鉱炉の休風中に羽
目冷却面2に設けられているモルタル圧入口2bの圧入
口金具取付部2cにモルタルを圧入するモルタル圧入口
金具を再度取り付け、耐火性を有するモルタルを再度圧
入して羽目冷却面2と耐火物内張り6との間のモルタル
8に生じた隙間及び羽目冷却面2と羽口受金物3との嵌
合部に生じた隙間にモルタルを充填してガス洩れを防止
するものである。
このようにモルタル8の隙間及び羽目冷却面2と羽口受
金物3との嵌合部の隙間にモルタルを再度充填すること
によって炉内のガスが洩出するのが防止されるが、かか
る操作は先に圧入してモルタル圧入口2b内に残留して
いるモルタルをエヤードリルなどで除去してモルタル圧
入口2b内からモルタルを圧入し得る状態にしてからモ
ルタルを再度圧入するのである。
この場合、モルタル圧入口2bは水冷ジャケット部2a
が設けられていない部分に設けられているので、エヤー
ドリルなどをモルタル圧入口2b内に挿入してモルタル
を除去しても水冷ジャケット部2bからモルタル圧入口
2bに水が洩出するような損傷が生じないので、モルタ
ル圧入口2b内のモルタルを簡単に除去でき、ガス洩れ
が発生するごとにモルタルの圧入を繰返して行うことが
できるので、ガス洩れ防止処置を確実に行なうことが可
能である。
以上詳述した如く、本考案に係る溶鉱炉用羽目冷却面は
炉外側の水冷ジャケット部2aが存在しない部分に炉外
側端面に抜けるモルタル圧入口2bが貫通して設けられ
ているので、羽目冷却面2、羽口受金物3及び耐火物内
張り6が熱の影響で変形して羽目冷却面2と耐火物内張
り6との間のモルタル8、及び羽目冷却面2と羽口受金
物3との嵌合部に隙間が生じてガス洩れが発生しても、
モルタル圧入口2bからモルタルを再度圧入して隙間を
充填することによってガス洩れを防止することができ、
モルタル圧入口2b内に残留しているモルタルはエヤー
ドリルなどで簡単に除去でき、しかもモルタル圧入口2
bは水冷ジャケット部2aが存在しない炉外側の部分に
設けられているため、モルタル圧入口2b内がエヤード
リルなどで損傷されてもモルタル圧入口2b内に水冷ジ
ャケット部2aから水が洩出することがないので、モル
タル圧入口2b内のモルタルをエヤードリルなどで除去
すればモルタルの圧入を繰返して行なうことが可能であ
り、羽目部におけるガス洩れを確実に防止することがで
き、しかも現場作業が容易であるなどの種々の優れた利
点を有しており、その実用的価値は大きなものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る溶鉱炉用羽目冷却面が取り付けら
れた溶鉱炉の羽目部の断面図、第2図は本考案に係る溶
鉱炉用羽目冷却面のモルタル注入口が設けられた部分の
1実施例を示す拡大断面図である。 1・・・・・・送風羽口、1a・・・・・・水冷ジャケ
ット部、2・・・・・・羽口冷却面、2a・・・・・・
水冷ジャケット部、2b・・・・・・モルタル圧入口、
2c・・・・・・圧入口金具取付部、3・・・・・・羽
口受金物、4・・・・・・羽口マントル、5・・・・・
・ブ陥−パイブ、6・・・・・・耐火物内張り、7・・
・・・・レンガ、8・・・・・・モルタル。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 溶鉱炉内に高温の熱風を送る送風羽口1を支持して
    羽目部を冷却する羽目冷却面2の炉外側に水冷ジャケッ
    ト部2aが存在しない部分が設けられており、該部分に
    炉外側端部から外周面へ抜けるモルタル圧入口2bが貫
    通して設けられることを特徴とする溶鉱炉用羽口冷却面
    。 2 モルタル圧入口2bが1個所設けられている実用新
    案登録請求の範囲第1項に記載の溶鉱炉用羽目冷却面。 3 モルタル圧入口2bが複数箇所設けらている実用新
    案登録請求の範囲第1項に記載の溶鉱炉用羽目冷却面。 4 モルタル圧入口2bの入口にねじ切りが施された圧
    入口金具取付部2Cが設けられている実用新案登録請求
    の範囲第1項から第3項までのいずれか1項に記載の溶
    鉱炉用羽目冷却面。
JP2353680U 1980-02-27 1980-02-27 溶鉱炉用羽口冷却函 Expired JPS6026115Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2353680U JPS6026115Y2 (ja) 1980-02-27 1980-02-27 溶鉱炉用羽口冷却函

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JP2353680U JPS6026115Y2 (ja) 1980-02-27 1980-02-27 溶鉱炉用羽口冷却函

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Publication Number Publication Date
JPS56126471U JPS56126471U (ja) 1981-09-26
JPS6026115Y2 true JPS6026115Y2 (ja) 1985-08-06

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ID=29619633

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JP2353680U Expired JPS6026115Y2 (ja) 1980-02-27 1980-02-27 溶鉱炉用羽口冷却函

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5978594B2 (ja) * 2011-10-27 2016-08-24 Jfeスチール株式会社 高炉送風羽口保持金物のガスシール構造及びガスシール方法

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Publication number Publication date
JPS56126471U (ja) 1981-09-26

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