JP2613997B2 - 重荷重用タイヤ - Google Patents
重荷重用タイヤInfo
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- JP2613997B2 JP2613997B2 JP4171950A JP17195092A JP2613997B2 JP 2613997 B2 JP2613997 B2 JP 2613997B2 JP 4171950 A JP4171950 A JP 4171950A JP 17195092 A JP17195092 A JP 17195092A JP 2613997 B2 JP2613997 B2 JP 2613997B2
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- JP
- Japan
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- block
- groove
- tire
- width
- stone
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/04—Tread patterns in which the raised area of the pattern consists only of continuous circumferential ribs, e.g. zig-zag
- B60C11/042—Tread patterns in which the raised area of the pattern consists only of continuous circumferential ribs, e.g. zig-zag further characterised by the groove cross-section
- B60C11/047—Tread patterns in which the raised area of the pattern consists only of continuous circumferential ribs, e.g. zig-zag further characterised by the groove cross-section the groove bottom comprising stone trapping protection elements, e.g. ribs
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、重荷重用タイヤ、特に
石噛みを軽減したトラック・バス用の空気入りタイヤに
関する。
石噛みを軽減したトラック・バス用の空気入りタイヤに
関する。
【0002】
【従来の技術】最近、重車両用空気入りタイヤとして、
金属のカーカスコードからなるカーカスのクラウン部外
側に、金属のベルトコードをタイヤ円周方向に比較的浅
い角度で配列し、該ベルトによるトレッド補強効果によ
って転動性、耐摩耗性、耐パンク性等を高めたいわゆる
ラジアルタイヤが多用されている。
金属のカーカスコードからなるカーカスのクラウン部外
側に、金属のベルトコードをタイヤ円周方向に比較的浅
い角度で配列し、該ベルトによるトレッド補強効果によ
って転動性、耐摩耗性、耐パンク性等を高めたいわゆる
ラジアルタイヤが多用されている。
【0003】又この種のタイヤでは、高速性、耐ウエッ
トグリップ性等の観点から、一般に、リブタイプ、リブ
ラグタイプなど、タイヤ円周方向にジグザグに延びる縦
溝を具えたトレッドパターンが使用される。しかしなが
らこのようなトレッドパターンのタイヤでは、例えば砕
石などの散在する工事現場に乗り入れた場合、前記縦溝
に石噛みがしばしば生じ、この石噛み状態のまま走行し
た際には、溝底部、ひいてはベルト層、カーカスに損傷
を与え、タイヤ寿命を大巾に減じることとなる。特に、
接地圧が大となるトレッド中央領域に配されるジグザグ
状縦溝のコーナ部は、溝巾が接地荷重によって最も縮ま
りやすくしかも屈曲点となるため、一旦石噛が生ずると
その拘束力が強く放出されにくいという問題がある。
トグリップ性等の観点から、一般に、リブタイプ、リブ
ラグタイプなど、タイヤ円周方向にジグザグに延びる縦
溝を具えたトレッドパターンが使用される。しかしなが
らこのようなトレッドパターンのタイヤでは、例えば砕
石などの散在する工事現場に乗り入れた場合、前記縦溝
に石噛みがしばしば生じ、この石噛み状態のまま走行し
た際には、溝底部、ひいてはベルト層、カーカスに損傷
を与え、タイヤ寿命を大巾に減じることとなる。特に、
接地圧が大となるトレッド中央領域に配されるジグザグ
状縦溝のコーナ部は、溝巾が接地荷重によって最も縮ま
りやすくしかも屈曲点となるため、一旦石噛が生ずると
その拘束力が強く放出されにくいという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そして従来、石噛対策
として、縦溝を2段底にする方法、及び縦溝の溝底に周
方向に連続する突起を形成する方法等が提案されてい
る。
として、縦溝を2段底にする方法、及び縦溝の溝底に周
方向に連続する突起を形成する方法等が提案されてい
る。
【0005】しかし、これらの方法は、溝底を保護する
という観点からは、効果は認められるものの噛込んだ石
の放出という面では、必ずしも充分ではなかった。
という観点からは、効果は認められるものの噛込んだ石
の放出という面では、必ずしも充分ではなかった。
【0006】本発明は、噛込んだ石の放出効果に劣るジ
グザグコーナ部の溝底に、ブロック高さH及びブロック
巾Wが隣り合うコーナ部に向かって漸減するプロテクト
ブロックを設けることを基本として、溝底を保護する一
方、石の放出性を高め石噛防止効果を向上しうる重荷重
用タイヤの提供を目的としている。
グザグコーナ部の溝底に、ブロック高さH及びブロック
巾Wが隣り合うコーナ部に向かって漸減するプロテクト
ブロックを設けることを基本として、溝底を保護する一
方、石の放出性を高め石噛防止効果を向上しうる重荷重
用タイヤの提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の重荷重用タイヤは、トレッド部のトレッド
中央領域に形成されタイヤ円周方向に連続してのびるジ
グザグ状の縦溝に、該縦溝の溝底からジグザグの各コー
ナ部に位置して隆起する石噛み防止用の台状のプロテク
トブロックを設ける一方、該プロテクトブロックの前記
溝底からのブロック高さH及び溝底におけるタイヤ軸方
向のブロック巾Wを夫々隣り合うコーナ部に向かって漸
減させるとともに、前記ジグザグのコーナ部間のタイヤ
円周方向の距離をLo、縦溝の溝巾をWo、縦溝の深さ
をDoとした時、前記コーナ部からタイヤ円周方向に距
離Lを隔たる位置における前記プロテクトブロックのブ
ロック高さH及びブロック巾Wは次式(1)、(2) H=A×Do×|cos (L/Lo×π)| …… (1) W=B×Wo×|cos (L/Lo×π)| …… (2) で示されることを特徴としている。なお式(1)、
(2)中の記号Aは0.3以上かつ0.6以下の定数、
Bは0.2以上かつ0.4以下の定数である。
に、本発明の重荷重用タイヤは、トレッド部のトレッド
中央領域に形成されタイヤ円周方向に連続してのびるジ
グザグ状の縦溝に、該縦溝の溝底からジグザグの各コー
ナ部に位置して隆起する石噛み防止用の台状のプロテク
トブロックを設ける一方、該プロテクトブロックの前記
溝底からのブロック高さH及び溝底におけるタイヤ軸方
向のブロック巾Wを夫々隣り合うコーナ部に向かって漸
減させるとともに、前記ジグザグのコーナ部間のタイヤ
円周方向の距離をLo、縦溝の溝巾をWo、縦溝の深さ
をDoとした時、前記コーナ部からタイヤ円周方向に距
離Lを隔たる位置における前記プロテクトブロックのブ
ロック高さH及びブロック巾Wは次式(1)、(2) H=A×Do×|cos (L/Lo×π)| …… (1) W=B×Wo×|cos (L/Lo×π)| …… (2) で示されることを特徴としている。なお式(1)、
(2)中の記号Aは0.3以上かつ0.6以下の定数、
Bは0.2以上かつ0.4以下の定数である。
【0008】
【作用】プロテクトブロックは溝底から隆起するため、
接地時に溝内にとり込んだ石が溝底と接触し損傷さすの
を防止する。又プロテクトブロックは前記とり込んだ石
と接する部分において圧縮されるため、溝外方への反発
力を蓄積し、タイヤ転動にともない接地面がけり出し側
に開放される際、該石を蓄積された反発力で放出する。
接地時に溝内にとり込んだ石が溝底と接触し損傷さすの
を防止する。又プロテクトブロックは前記とり込んだ石
と接する部分において圧縮されるため、溝外方への反発
力を蓄積し、タイヤ転動にともない接地面がけり出し側
に開放される際、該石を蓄積された反発力で放出する。
【0009】特にプロテクトブロックはコーナ部におい
てゴムのボリュームが大であるため、反発力が高く、石
噛みが最も生じやすいコーナ部において放出効果を向上
できる。又コーナ部における溝底剛性が高まり、接地時
の溝巾低下を減じるため石の浸入も防止できる。
てゴムのボリュームが大であるため、反発力が高く、石
噛みが最も生じやすいコーナ部において放出効果を向上
できる。又コーナ部における溝底剛性が高まり、接地時
の溝巾低下を減じるため石の浸入も防止できる。
【0010】さらにプロテクトブロックは、ブロック高
さH及びブロック巾Wを溝に沿って滑らかなコサインカ
ーブで減じているため、コーナ部間の中間位置に向かっ
て溝容積を滑らかに増加する。その結果、コーナ部に石
噛みが生じた時、石を前記中間位置に誘い込むことがで
き、該石をはじき出すように外部に放出できる。これら
の相乗効果によって石噛防止効果を大巾に向上できる。
さH及びブロック巾Wを溝に沿って滑らかなコサインカ
ーブで減じているため、コーナ部間の中間位置に向かっ
て溝容積を滑らかに増加する。その結果、コーナ部に石
噛みが生じた時、石を前記中間位置に誘い込むことがで
き、該石をはじき出すように外部に放出できる。これら
の相乗効果によって石噛防止効果を大巾に向上できる。
【0011】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。図1は本発明のタイヤ1のトレッド部Tを示す。図
においてタイヤ1は、トレッド部Tのトレッド中央領域
T1に、タイヤ円周方向に連続してのびる2本のジグザ
グ状の縦溝G1、G1を具えるとともに、該縦溝G1の
溝底SGには、前記ジグザグの各コーナ部Kに位置し
て、プロテクトブロック6が設けられる。
る。図1は本発明のタイヤ1のトレッド部Tを示す。図
においてタイヤ1は、トレッド部Tのトレッド中央領域
T1に、タイヤ円周方向に連続してのびる2本のジグザ
グ状の縦溝G1、G1を具えるとともに、該縦溝G1の
溝底SGには、前記ジグザグの各コーナ部Kに位置し
て、プロテクトブロック6が設けられる。
【0012】なお前記トレッド中央領域T1とは、トレ
ッド巾TWの0.2倍の距離Aをタイヤ赤道Cから両側
に隔てた境界線t1、t1間の領域を意味し、タイヤ走
行の際、最も負荷荷重が高く石噛みの発生が大となる。
従って本発明は、少なくともトレッド中央領域T1内に
形成されるジグザグ状の縦溝にプロテクトブロック6を
設けている。なお本例では、トレッド中央領域T1の外
側となるトレッド中央領域T2にプロテクトブロック6
を有さない、ジグザグ状の縦溝G2を設けた、5本のリ
ブを有するリブパターンのタイヤとして形成している
が、前記縦溝G2にかえてトレッド縁からのびるラグ溝
を形成したリブラグパターン及び前記縦溝G2の外側に
ラグ溝をさらに形成したリブラグパターンのものも採用
しうる。
ッド巾TWの0.2倍の距離Aをタイヤ赤道Cから両側
に隔てた境界線t1、t1間の領域を意味し、タイヤ走
行の際、最も負荷荷重が高く石噛みの発生が大となる。
従って本発明は、少なくともトレッド中央領域T1内に
形成されるジグザグ状の縦溝にプロテクトブロック6を
設けている。なお本例では、トレッド中央領域T1の外
側となるトレッド中央領域T2にプロテクトブロック6
を有さない、ジグザグ状の縦溝G2を設けた、5本のリ
ブを有するリブパターンのタイヤとして形成している
が、前記縦溝G2にかえてトレッド縁からのびるラグ溝
を形成したリブラグパターン及び前記縦溝G2の外側に
ラグ溝をさらに形成したリブラグパターンのものも採用
しうる。
【0013】又前記縦溝G1、G2は、排水性を維持し
かつグリップ性を向上するために、本例では、夫々同ピ
ッチPかつ同位相のジグザグで形成している。
かつグリップ性を向上するために、本例では、夫々同ピ
ッチPかつ同位相のジグザグで形成している。
【0014】そして前記縦溝G1のコーナ部Kに設ける
プロテクトブロック6は、縦溝G1の溝底SGから小高
さで隆起する台状をなし、図2、3に示すように、該プ
ロテクトブロック6の溝底SGからのブロック高さH及
び溝底SGにおけるタイヤ軸方向のブロック巾Wは、夫
々タイヤ円周方向に隣り合う隣りのコーナ部Kに向かっ
てコサインカーブで減少している。
プロテクトブロック6は、縦溝G1の溝底SGから小高
さで隆起する台状をなし、図2、3に示すように、該プ
ロテクトブロック6の溝底SGからのブロック高さH及
び溝底SGにおけるタイヤ軸方向のブロック巾Wは、夫
々タイヤ円周方向に隣り合う隣りのコーナ部Kに向かっ
てコサインカーブで減少している。
【0015】すなわち前記コーナ部K、K間のタイヤ円
周方向の距離をLo、縦溝G1のトレッド表面上でのタ
イヤ軸方向の溝巾をWo、縦溝G1の溝底SGからの溝
深さをDoとしたとき、本発明では、前記コーナ部Kか
らタイヤ円周方向に距離Lを隔たる位置Qにおける前記
プロテクトブロック6のブロック高さHを、図4に示す
ごとく、定数Aと溝深さDoと100(L/Lo×π)
の絶対値との積である式(1) H=A×Do×|cos (L/Lo×π)| …… 式
(1)で設定している。
周方向の距離をLo、縦溝G1のトレッド表面上でのタ
イヤ軸方向の溝巾をWo、縦溝G1の溝底SGからの溝
深さをDoとしたとき、本発明では、前記コーナ部Kか
らタイヤ円周方向に距離Lを隔たる位置Qにおける前記
プロテクトブロック6のブロック高さHを、図4に示す
ごとく、定数Aと溝深さDoと100(L/Lo×π)
の絶対値との積である式(1) H=A×Do×|cos (L/Lo×π)| …… 式
(1)で設定している。
【0016】又前記位置Qにおけるブロック巾Wを、図
5に示すように、定数Bと溝巾Woとcos (L/Lo×
π)の絶対値との積である式(2) W=B×Wo×|cos (L/Lo×π)| …… 式
(2)で設定している。
5に示すように、定数Bと溝巾Woとcos (L/Lo×
π)の絶対値との積である式(2) W=B×Wo×|cos (L/Lo×π)| …… 式
(2)で設定している。
【0017】ここで定数Aは0.3以上かつ0.6以下
の値、定数Bは0.2以上かつ0.4以下の値が採用さ
れる。
の値、定数Bは0.2以上かつ0.4以下の値が採用さ
れる。
【0018】このようなプロテクトブロック6は、例え
ば溝底に一定巾、一定高さでのびる突状のリブを設ける
従来のものと同様、接地時に溝内にとり込んだ石と接す
る部分において圧縮されるため溝外方への反発力が蓄積
され、タイヤ転動にともない接地域からけり出し域に移
行する際、前記蓄積された反発力によって石を外に放出
できる。特にプロテクトブロック6は、コーナ部Kにお
いてゴムのボリュームが大であるため、前記反発力が高
く、該コーナ部Kにおいて石の外方への放出効果を向上
できる。しかもコーナ部Kにおける溝底剛性が高まり、
接地時の溝巾の低下を減じうるため、石の溝内への浸入
も防止できる。
ば溝底に一定巾、一定高さでのびる突状のリブを設ける
従来のものと同様、接地時に溝内にとり込んだ石と接す
る部分において圧縮されるため溝外方への反発力が蓄積
され、タイヤ転動にともない接地域からけり出し域に移
行する際、前記蓄積された反発力によって石を外に放出
できる。特にプロテクトブロック6は、コーナ部Kにお
いてゴムのボリュームが大であるため、前記反発力が高
く、該コーナ部Kにおいて石の外方への放出効果を向上
できる。しかもコーナ部Kにおける溝底剛性が高まり、
接地時の溝巾の低下を減じうるため、石の溝内への浸入
も防止できる。
【0019】さらにプロテクトブロック6は、隣のコー
ナ部Kに向かってブロック高さH及びブロック巾Wを夫
々減じ、各コーナ部Kの中間位置Rにおいて、溝容積を
高めている。従って、例えばコーナ部Kに石噛みが生じ
た時、図6に略示するごとく、石Mを前記中間位置Rに
誘い込むことができ、該石Mをはじき出すように外に放
出するなど石噛防止効果を大巾に向上しうる。なおブロ
ック高さH及びブロック巾Wをコサインカーブによって
滑らかにしかも低下率を変化しながら減じているため、
前記誘い込み等を効果的に行いうる。
ナ部Kに向かってブロック高さH及びブロック巾Wを夫
々減じ、各コーナ部Kの中間位置Rにおいて、溝容積を
高めている。従って、例えばコーナ部Kに石噛みが生じ
た時、図6に略示するごとく、石Mを前記中間位置Rに
誘い込むことができ、該石Mをはじき出すように外に放
出するなど石噛防止効果を大巾に向上しうる。なおブロ
ック高さH及びブロック巾Wをコサインカーブによって
滑らかにしかも低下率を変化しながら減じているため、
前記誘い込み等を効果的に行いうる。
【0020】なおプロテクトブロック6の側壁6gは、
トレッド面に向かって巾が狭くなるように傾斜してお
り、本例ではブロック上面におけるタイヤ軸方向のブロ
ック上面巾WUと、溝底における前記ブロック巾Wとの
差W−WUをほぼ一定として形成している。このことに
より該プロテクトブロック6の耐カット性を高めかつ排
土、水性を向上するとともに、縦溝G1の見映えをよく
している。
トレッド面に向かって巾が狭くなるように傾斜してお
り、本例ではブロック上面におけるタイヤ軸方向のブロ
ック上面巾WUと、溝底における前記ブロック巾Wとの
差W−WUをほぼ一定として形成している。このことに
より該プロテクトブロック6の耐カット性を高めかつ排
土、水性を向上するとともに、縦溝G1の見映えをよく
している。
【0021】又縦溝G1の側壁gにおいては、溝底SG
に向かって巾が狭くなるように傾斜しており、縦溝G1
のトレッド面上の稜線を通る法線に対する傾斜各αを3
〜15度、より好ましくは約10度(一定)として形成
するとともに、前記側壁6g、gと溝底SGとは滑らか
な例えば円弧で接続している。
に向かって巾が狭くなるように傾斜しており、縦溝G1
のトレッド面上の稜線を通る法線に対する傾斜各αを3
〜15度、より好ましくは約10度(一定)として形成
するとともに、前記側壁6g、gと溝底SGとは滑らか
な例えば円弧で接続している。
【0022】(具体例)図1〜5に示すトレッドパター
ンを有するタイヤサイズ10.00R20のタイヤを表
1に示す仕様にて試作するとともに、該タイヤの石噛み
性を、溝底にプロテクトブロックがないもの(比較例
1)及びプロテクトブロックの高さ、巾が一定なもの
(比較例2)と比較した。
ンを有するタイヤサイズ10.00R20のタイヤを表
1に示す仕様にて試作するとともに、該タイヤの石噛み
性を、溝底にプロテクトブロックがないもの(比較例
1)及びプロテクトブロックの高さ、巾が一定なもの
(比較例2)と比較した。
【0023】
【表1】
【0024】
【発明の効果】叙上のごとく、本発明の重荷重用タイヤ
は、ジグザグ状の縦溝のコーナ部の溝底に、ブロック高
さ及びブロック巾が所定の率で漸減するプロテクトブロ
ックを設けているため、溝底を保護する一方、石の放出
性を高め石噛防止効果を向上している。
は、ジグザグ状の縦溝のコーナ部の溝底に、ブロック高
さ及びブロック巾が所定の率で漸減するプロテクトブロ
ックを設けているため、溝底を保護する一方、石の放出
性を高め石噛防止効果を向上している。
【図1】本発明の一実施例のタイヤのトレッドパターン
を示す部分平面図である。
を示す部分平面図である。
【図2】プロテクトブロックを拡大して示す平面図であ
る。
る。
【図3】プロテクトブロックのタイヤ軸方向の断面図で
ある。
ある。
【図4】プロテクトブロックのブロック高さHと距離L
との関係を示す線図である。
との関係を示す線図である。
【図5】プロテクトブロックのブロック巾Wと距離Lと
の関係を示す線図である。
の関係を示す線図である。
【図6】プロテクトブロックの作用の一部を説明する線
図である。
図である。
6 プロテクトブロック G1 縦溝 K コーナ部 SG 溝底 T トレッド部 T1 トレッド中央領域
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−153404(JP,A) 特開 平3−132403(JP,A) 特開 平3−67706(JP,A) 特開 平3−50002(JP,A) 特開 平2−293204(JP,A) 特開 昭62−194908(JP,A) 特開 昭63−297108(JP,A) 特開 昭60−252006(JP,A) 特開 昭57−209405(JP,A) 特開 平6−171314(JP,A) 特開 平3−86605(JP,A) 特公 平6−37095(JP,B2) 特公 平5−15563(JP,B2)
Claims (1)
- 【請求項1】トレッド部のトレッド中央領域に形成され
タイヤ円周方向に連続してのびるジグザグ状の縦溝に、
該縦溝の溝底からジグザグの各コーナ部に位置して隆起
する石噛み防止用の台状のプロテクトブロックを設ける
一方、該プロテクトブロックの前記溝底からのブロック
高さH及び溝底におけるタイヤ軸方向のブロック巾Wを
夫々隣り合うコーナ部に向かって漸減させるとともに、
前記ジグザグのコーナ部間のタイヤ円周方向の距離をL
o、縦溝の溝巾をWo、縦溝の深さをDoとした時、前
記コーナ部からタイヤ円周方向に距離Lを隔たる位置に
おける前記プロテクトブロックのブロック高さH及びブ
ロック巾Wは次式(1)、(2)で示されることを特徴
とする重荷重用タイヤ。 H=A×Do×|cos (L/Lo×π)| …… (1) W=B×Wo×|cos (L/Lo×π)| …… (2) Aは0.3以上かつ0.6以下の定数、Bは0.2以上
かつ0.4以下の定数である。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4171950A JP2613997B2 (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | 重荷重用タイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4171950A JP2613997B2 (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | 重荷重用タイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05338414A JPH05338414A (ja) | 1993-12-21 |
JP2613997B2 true JP2613997B2 (ja) | 1997-05-28 |
Family
ID=15932798
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4171950A Expired - Lifetime JP2613997B2 (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | 重荷重用タイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2613997B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001055017A (ja) * | 1999-08-18 | 2001-02-27 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
US6601624B2 (en) * | 2001-07-11 | 2003-08-05 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Tread groove noise diffusers |
JP4586537B2 (ja) * | 2004-12-28 | 2010-11-24 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
JP5044291B2 (ja) * | 2007-06-04 | 2012-10-10 | 東洋ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
US8776847B2 (en) | 2007-12-21 | 2014-07-15 | Michelin Recherche Et Technique S.A. | Mechanisms for ejecting objects from a tire tread |
JP4751467B2 (ja) * | 2009-05-22 | 2011-08-17 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ |
KR20120105546A (ko) * | 2010-01-28 | 2012-09-25 | 가부시키가이샤 브리지스톤 | 타이어 |
KR102283846B1 (ko) * | 2019-11-12 | 2021-08-03 | 한국타이어앤테크놀로지 주식회사 | 소음 저감형 메인그루브를 갖는 타이어 |
-
1992
- 1992-06-04 JP JP4171950A patent/JP2613997B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05338414A (ja) | 1993-12-21 |
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