JP2613857B2 - ホスホベタイン - Google Patents
ホスホベタインInfo
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- JP
- Japan
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- hydroxypropyl
- ethyl phosphate
- ammonio
- phosphobetaine
- dodecyloxy
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/30—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
- A61K8/55—Phosphorus compounds
- A61K8/553—Phospholipids, e.g. lecithin
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q17/00—Barrier preparations; Preparations brought into direct contact with the skin for affording protection against external influences, e.g. sunlight, X-rays or other harmful rays, corrosive materials, bacteria or insect stings
- A61Q17/005—Antimicrobial preparations
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q19/00—Preparations for care of the skin
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Dermatology (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Birds (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Biophysics (AREA)
- Cosmetics (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Medicinal Preparation (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、医薬品基剤、化粧料及びペンキ,インク等
の乳化剤・可溶化剤・分散剤・洗浄基剤・増粘剤等に適
用可能であると共に、抗菌性に優れる後記の一般式
(I)で示す2−〔(3−アルコキシ−2−ヒドロキシ
プロピル)ジアルキルアンモニオ〕エチルホスフェート
からなるホスホベタインに関する。
の乳化剤・可溶化剤・分散剤・洗浄基剤・増粘剤等に適
用可能であると共に、抗菌性に優れる後記の一般式
(I)で示す2−〔(3−アルコキシ−2−ヒドロキシ
プロピル)ジアルキルアンモニオ〕エチルホスフェート
からなるホスホベタインに関する。
(従来技術及び問題点) 皮膚刺激の少ない界面活性剤の開発が一般的に望ま
れ、一方、広範囲に強い抗菌スペクトルを有する物質を
有効成分とする抗菌剤は常に求められている。米国特許
公報3,856,893号に示されている如く、リン脂質類似構
造を有するリン酸エステル系界面活性剤が提案されてい
る。この界面活性剤につき詳細に調べると、本物質は、
優れた界面活性能を持つが抗菌性については必ずしも充
分でなかった。
れ、一方、広範囲に強い抗菌スペクトルを有する物質を
有効成分とする抗菌剤は常に求められている。米国特許
公報3,856,893号に示されている如く、リン脂質類似構
造を有するリン酸エステル系界面活性剤が提案されてい
る。この界面活性剤につき詳細に調べると、本物質は、
優れた界面活性能を持つが抗菌性については必ずしも充
分でなかった。
(問題点を解決するための手段) そこで、この問題点を解決するために、鋭意検討を行
った結果、後記一般式で示されるホスホベタイン系界面
活性剤は、界面活性に優れると同時に、広範囲に強い抗
菌スペクトルを有することを見出し、本発明を完成し
た。従って、本発明の目的は、後記一般式で示される2
−〔(3−アルコキシ−2−ヒドロキシプロピル)ジア
ルキルアンモニオ〕エチルホスフェートからなるホスホ
ベタインを提供することにある。
った結果、後記一般式で示されるホスホベタイン系界面
活性剤は、界面活性に優れると同時に、広範囲に強い抗
菌スペクトルを有することを見出し、本発明を完成し
た。従って、本発明の目的は、後記一般式で示される2
−〔(3−アルコキシ−2−ヒドロキシプロピル)ジア
ルキルアンモニオ〕エチルホスフェートからなるホスホ
ベタインを提供することにある。
すなわち、本発明は、下記一般式(I) (式中、R′は炭素数10〜14、R″,Rは炭素数1〜6
からなるアルキル基)で表される2−〔(3−アルコキ
シ−2−ヒドロキシプロピル)ジアルキルアンモニオ〕
エチルホスフェートからなるホスホベタインに関する。
からなるアルキル基)で表される2−〔(3−アルコキ
シ−2−ヒドロキシプロピル)ジアルキルアンモニオ〕
エチルホスフェートからなるホスホベタインに関する。
(発明の具体的な説明) 本発明の前記一般式(1)で表される2−〔(3−ア
ルコキシ−2−ヒドロキシプロピル)ジアルキルアンモ
ニオ〕エチルホスフェートは、2−〔ジメチル(2−ヒ
ドロキシ−3−テトラデシロキシプロピル)アンモニ
オ〕エチルホスフェート、2−〔ジエチル(2−ヒドロ
キシ−3−テトラデシロキシプロピル)アンモニオ〕エ
チルホスフェート、2−〔ジプロピル(2−ヒドロキシ
−3−テトラデシロキシプロピル)アンモニオ〕エチル
ホスフェート、2−〔ジブチル(2−ヒドロキシ−3−
テトラデシロキシプロピル)アンモニオ〕エチルホスフ
ェート、2−〔ジメチル(3−デシロキシ−2−ヒドロ
キシプロピル)アンモニオ〕エチルホスフェート、2−
〔ジメチル(3−ドデシロキシ−2−ヒドロキシプロピ
ル)アンモニオ〕エチルホスフェート、2−〔ジエチル
(3−ドデシロキシ−2−ヒドロキシプロピル)アンモ
ニオ〕エチルホスフェート、2−〔ジプロピル(3−ド
デシロキシ−2−ヒドロキシプロピル)アンモニオ〕エ
チルホスフェート、2−〔ジブチル(3−ドデシロキシ
−2−ヒドロキシプロピル)アンモニオ〕エチルホスフ
ェート等であるが、これらに限られるものではない。本
発明の前記一般式(1)で表される2−〔(3−アルコ
キシ−2−ヒドロキシプロピル)ジアルキルアンモニ
オ〕エチルホスフェートからなるホスホベタインは、例
えば、次のように製造される。次式 (式中、R′は炭素数10〜14、R″,Rは炭素数1〜6
からなるアルキル基、Xは塩素、ヨウ素、臭素或いはフ
ッ素)で表わされるハロゲン化(3−アルコキシ−2−
ヒドロキシプロピル)ジアルキル(2−ヒドロキシエチ
ル)アンモニウムをベンゼン(濃度は1〜40重量%)に
溶解した溶液に、前記原料に対して1〜4倍モルのオキ
シ塩化リンを撹拌しながら室温下で徐々に加えた後、そ
のまま撹拌を2〜30時間続ける。その後、反応液から溶
媒を留去し、水を溶媒として室温下で2〜10時間撹拌す
る。反応後、塩基を用いて反応液のpHを6.0に調整す
る。その後、水を除去し、脱塩すると目的とするホスホ
ベタインが得られる。
ルコキシ−2−ヒドロキシプロピル)ジアルキルアンモ
ニオ〕エチルホスフェートは、2−〔ジメチル(2−ヒ
ドロキシ−3−テトラデシロキシプロピル)アンモニ
オ〕エチルホスフェート、2−〔ジエチル(2−ヒドロ
キシ−3−テトラデシロキシプロピル)アンモニオ〕エ
チルホスフェート、2−〔ジプロピル(2−ヒドロキシ
−3−テトラデシロキシプロピル)アンモニオ〕エチル
ホスフェート、2−〔ジブチル(2−ヒドロキシ−3−
テトラデシロキシプロピル)アンモニオ〕エチルホスフ
ェート、2−〔ジメチル(3−デシロキシ−2−ヒドロ
キシプロピル)アンモニオ〕エチルホスフェート、2−
〔ジメチル(3−ドデシロキシ−2−ヒドロキシプロピ
ル)アンモニオ〕エチルホスフェート、2−〔ジエチル
(3−ドデシロキシ−2−ヒドロキシプロピル)アンモ
ニオ〕エチルホスフェート、2−〔ジプロピル(3−ド
デシロキシ−2−ヒドロキシプロピル)アンモニオ〕エ
チルホスフェート、2−〔ジブチル(3−ドデシロキシ
−2−ヒドロキシプロピル)アンモニオ〕エチルホスフ
ェート等であるが、これらに限られるものではない。本
発明の前記一般式(1)で表される2−〔(3−アルコ
キシ−2−ヒドロキシプロピル)ジアルキルアンモニ
オ〕エチルホスフェートからなるホスホベタインは、例
えば、次のように製造される。次式 (式中、R′は炭素数10〜14、R″,Rは炭素数1〜6
からなるアルキル基、Xは塩素、ヨウ素、臭素或いはフ
ッ素)で表わされるハロゲン化(3−アルコキシ−2−
ヒドロキシプロピル)ジアルキル(2−ヒドロキシエチ
ル)アンモニウムをベンゼン(濃度は1〜40重量%)に
溶解した溶液に、前記原料に対して1〜4倍モルのオキ
シ塩化リンを撹拌しながら室温下で徐々に加えた後、そ
のまま撹拌を2〜30時間続ける。その後、反応液から溶
媒を留去し、水を溶媒として室温下で2〜10時間撹拌す
る。反応後、塩基を用いて反応液のpHを6.0に調整す
る。その後、水を除去し、脱塩すると目的とするホスホ
ベタインが得られる。
尚、前記の塩基としては、水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム、アンモニア水及びトリエタノールアミン等が
適用される。
カリウム、アンモニア水及びトリエタノールアミン等が
適用される。
また、脱塩には、イオン交換膜或いはイオン交換樹脂
を使用することが一般的であるが、目的によっては脱塩
処理を施さずに、使用することも可能である。
を使用することが一般的であるが、目的によっては脱塩
処理を施さずに、使用することも可能である。
前記一般式(1)で表され且つ後記の実施例で得られ
た本発明のホスホベタインは後記第1表に示す分析値を
有し、同定された。
た本発明のホスホベタインは後記第1表に示す分析値を
有し、同定された。
(実施例) 以下、実施例によって本発明を詳述する。
なお、実施例に示した部とは重量部を意味する。
実施例1 2−〔(3−デシロキシ−2−ヒドロキシプロピル)ジ
メチルアンモニオ〕エチルホスフェートの合成 撹拌機を備えた0.5のフラスコにヨウ化(3−デシ
ロキシ−2−ヒドロキシプロピル)ジメチル(2−ヒド
ロキシエチル)アンモニウム4.3g(0.01モル)をベンゼ
ン200mlに溶解し、オキシ塩化リン4.6g(0.03モル)を
室温下撹拌しながら、徐々に滴下する。滴下終了後、そ
のまま20時間撹拌を続ける。この後、エバポレーターに
よって溶媒を除去し、残さに水を加えて室温下5時間撹
拌する。反応後、水酸化ナトリウムを用いてpHを6.0に
調整し、エバポレーターで水を除去する。得られる残さ
を試料として、エタノールを溶媒としてソックスレー抽
出を行い、エタノール抽出液から溶媒を留去する。更
に、得られる残さを試料として、マイクロ・アナライザ
ーG−1100(旭化成製)を用いて無機イオンを完全除去
した後、エタノールとジエチルエーテルの混合液(2:
1)を溶媒として再結晶すると白色粉末3.3gを得た。得
られたこの白色粉末は、後記第1表に示した分析結果か
ら、目的化合物の2−〔3−デシロキシ−2−ヒドロキ
シプロピル)ジメチルアンモニオ〕エチルホスフェート
であることを確認した。(収率:85%) 実施例2 2−〔ジメチル(3−ドデシロキシ−2−ヒドロキシプ
ロピル)アンモニオ〕エチルホスフェートの合成 ヨウ化(3−デシロキシ−2−ヒドロキシプロピル)
ジメチル(2−ヒドロキシエチル)アンモニウムの代わ
りにヨウ化ジメチル(3−ドデシロキシ−2−ヒドロキ
シプロピル)(2−ヒドロキシエチル)アンモニウム0.
01モルを用いる他は実施例1と同様の操作によって白色
粉末3.6gを得た。得られたこの白色粉末は、後記第1表
に示した分析結果から、目的化合物の2−〔ジメチル
(3−ドデシロキシ−2−ヒドロキシプロピル)アンモ
ニオ〕エチルホスフェートであること確認した。(収
率:81%) 実施例3 2−〔ジエチル(3−ドデシロキシ−2−ヒドロキシプ
ロピル)アンモニオ〕エチルホスフェートの合成 ヨウ化(3−デシロキシ−2−ヒドロキシプロピル)
ジメチル(2−ヒドロキシエチル)アンモニウムの代わ
りにヨウ化ジエチル(3−ドテシロキシ−2−ヒドロキ
シプロピル)(2−ヒドロキシエチル)アンモニウム0.
01モルを用いる他は実施例1と同様の操作によって白色
粉末3.5gを得た。得られたこの白色粉末は、後記第1表
に示した分析結果から、目的化合物の2−〔ジエチル
(3−ドデシロキシ−2−ヒドロキシプロピル)アンモ
ニオ〕エチルホスフェートであることを確認した。(収
率:75%) 実施例4 2−〔ジプロピル(3−ドデシロキシ−2−ヒドロキシ
プロピル)アンモニオ〕エチルホスフェートの合成 ヨウ化(3−デシロキシ−2−ヒドロキシプロピル)
ジメチル(2−ヒドロキシエチル)アンモニウムの代わ
りにヨウ化ジプロピル(3−ドデシロキシ−2−ヒドロ
キシプロピル)(2−ヒドロキシエチル)アンモニウム
0.01モルを用いる他は実施例1と同様の操作によって白
色粉末3.9gを得た。得られたこの白色粉末は、後記第1
表に示した分析結果から、目的化合物の2−〔ジプロピ
ル(3−ドデシロキシ−2−ヒドロキシプロピル)アン
モニオ〕エチルホスフェートであることを確認した。
(収率:84%) 実施例5 2−〔ジブチル(3−ドデシロキシ−2−ヒドロキシプ
ロピル)アンモニオ〕エチルホスフェートの合成 ヨウ化(3−デシロキシ−2−ヒドロキシプロピル)
ジメチル(2−ヒドロキシエチル)アンモニウムの代わ
りにヨウ化ジブチル(3−ドデシロキシ−2−ヒドロキ
シプロピル)(2−ヒドロキシエチル)アンモニウム0.
01モルを用いる他は実施例1と同様の操作によって白色
粉末3.7gを得た。得られたこの白色粉末は、後記第1表
に示した分析結果から、目的化合物の2−〔ジブチル
(3−ドデシロキシ−2−ヒドロキシプロピル)アンモ
ニオ〕エチルホスフェートであることを確認した。(収
率:75%) 実施例6 2−〔ジメチル(2−ヒドロキシ−3−テトラデシロキ
シプロピル)アンモニオ〕エチルホスフェートの合成 ヨウ化(3−デシロキシ−2−ヒドロキシプロピル)
ジメチル(2−ヒドロキシエチル)アンモニウムの代わ
りにヨウ化ジメチル(2−ヒドロキシエチル)(2−ヒ
ドロキシ−3−テトラデシロキシプロピル)アンモニウ
ム0.01モルを用いる他は実施例1と同様の操作によって
白色粉末3.3gを得た。得られたこの白色粉末は、後記第
1表に示した分析結果から、目的化合物の2−〔ジメチ
ル(2−ヒドロキシ−3−テトラデシロキシプロピル)
アンモニオ〕エチルホスフェートであることを確認し
た。(収率:80%) 実験例1 本実験例は、本発明に係るホスホベタインの界面活性
特性を説明するためのものである。
メチルアンモニオ〕エチルホスフェートの合成 撹拌機を備えた0.5のフラスコにヨウ化(3−デシ
ロキシ−2−ヒドロキシプロピル)ジメチル(2−ヒド
ロキシエチル)アンモニウム4.3g(0.01モル)をベンゼ
ン200mlに溶解し、オキシ塩化リン4.6g(0.03モル)を
室温下撹拌しながら、徐々に滴下する。滴下終了後、そ
のまま20時間撹拌を続ける。この後、エバポレーターに
よって溶媒を除去し、残さに水を加えて室温下5時間撹
拌する。反応後、水酸化ナトリウムを用いてpHを6.0に
調整し、エバポレーターで水を除去する。得られる残さ
を試料として、エタノールを溶媒としてソックスレー抽
出を行い、エタノール抽出液から溶媒を留去する。更
に、得られる残さを試料として、マイクロ・アナライザ
ーG−1100(旭化成製)を用いて無機イオンを完全除去
した後、エタノールとジエチルエーテルの混合液(2:
1)を溶媒として再結晶すると白色粉末3.3gを得た。得
られたこの白色粉末は、後記第1表に示した分析結果か
ら、目的化合物の2−〔3−デシロキシ−2−ヒドロキ
シプロピル)ジメチルアンモニオ〕エチルホスフェート
であることを確認した。(収率:85%) 実施例2 2−〔ジメチル(3−ドデシロキシ−2−ヒドロキシプ
ロピル)アンモニオ〕エチルホスフェートの合成 ヨウ化(3−デシロキシ−2−ヒドロキシプロピル)
ジメチル(2−ヒドロキシエチル)アンモニウムの代わ
りにヨウ化ジメチル(3−ドデシロキシ−2−ヒドロキ
シプロピル)(2−ヒドロキシエチル)アンモニウム0.
01モルを用いる他は実施例1と同様の操作によって白色
粉末3.6gを得た。得られたこの白色粉末は、後記第1表
に示した分析結果から、目的化合物の2−〔ジメチル
(3−ドデシロキシ−2−ヒドロキシプロピル)アンモ
ニオ〕エチルホスフェートであること確認した。(収
率:81%) 実施例3 2−〔ジエチル(3−ドデシロキシ−2−ヒドロキシプ
ロピル)アンモニオ〕エチルホスフェートの合成 ヨウ化(3−デシロキシ−2−ヒドロキシプロピル)
ジメチル(2−ヒドロキシエチル)アンモニウムの代わ
りにヨウ化ジエチル(3−ドテシロキシ−2−ヒドロキ
シプロピル)(2−ヒドロキシエチル)アンモニウム0.
01モルを用いる他は実施例1と同様の操作によって白色
粉末3.5gを得た。得られたこの白色粉末は、後記第1表
に示した分析結果から、目的化合物の2−〔ジエチル
(3−ドデシロキシ−2−ヒドロキシプロピル)アンモ
ニオ〕エチルホスフェートであることを確認した。(収
率:75%) 実施例4 2−〔ジプロピル(3−ドデシロキシ−2−ヒドロキシ
プロピル)アンモニオ〕エチルホスフェートの合成 ヨウ化(3−デシロキシ−2−ヒドロキシプロピル)
ジメチル(2−ヒドロキシエチル)アンモニウムの代わ
りにヨウ化ジプロピル(3−ドデシロキシ−2−ヒドロ
キシプロピル)(2−ヒドロキシエチル)アンモニウム
0.01モルを用いる他は実施例1と同様の操作によって白
色粉末3.9gを得た。得られたこの白色粉末は、後記第1
表に示した分析結果から、目的化合物の2−〔ジプロピ
ル(3−ドデシロキシ−2−ヒドロキシプロピル)アン
モニオ〕エチルホスフェートであることを確認した。
(収率:84%) 実施例5 2−〔ジブチル(3−ドデシロキシ−2−ヒドロキシプ
ロピル)アンモニオ〕エチルホスフェートの合成 ヨウ化(3−デシロキシ−2−ヒドロキシプロピル)
ジメチル(2−ヒドロキシエチル)アンモニウムの代わ
りにヨウ化ジブチル(3−ドデシロキシ−2−ヒドロキ
シプロピル)(2−ヒドロキシエチル)アンモニウム0.
01モルを用いる他は実施例1と同様の操作によって白色
粉末3.7gを得た。得られたこの白色粉末は、後記第1表
に示した分析結果から、目的化合物の2−〔ジブチル
(3−ドデシロキシ−2−ヒドロキシプロピル)アンモ
ニオ〕エチルホスフェートであることを確認した。(収
率:75%) 実施例6 2−〔ジメチル(2−ヒドロキシ−3−テトラデシロキ
シプロピル)アンモニオ〕エチルホスフェートの合成 ヨウ化(3−デシロキシ−2−ヒドロキシプロピル)
ジメチル(2−ヒドロキシエチル)アンモニウムの代わ
りにヨウ化ジメチル(2−ヒドロキシエチル)(2−ヒ
ドロキシ−3−テトラデシロキシプロピル)アンモニウ
ム0.01モルを用いる他は実施例1と同様の操作によって
白色粉末3.3gを得た。得られたこの白色粉末は、後記第
1表に示した分析結果から、目的化合物の2−〔ジメチ
ル(2−ヒドロキシ−3−テトラデシロキシプロピル)
アンモニオ〕エチルホスフェートであることを確認し
た。(収率:80%) 実験例1 本実験例は、本発明に係るホスホベタインの界面活性
特性を説明するためのものである。
実施例1〜6で得たホスホベタインについて表面張力
低下能及び起泡力の測定を行った。比較の対象物質とし
て米国特許公報3,856,893号に記載のホスホベタイン
(R=ドデシル)を使用して、同様の測定を行った。表
面張力の測定はフィッシャー表面張力計を使用し、23.5
℃で測定した。本発明のホスホベタインの表面張力は、
比較の対象物質よりも10%ほど小さい。泡高さ(起泡
力)の測定は、ロスマイルズ泡(ASTMD1178−53)によ
って行った。測定結果を後記第2表に示した。高い値は
起泡力が優れていることを示す。
低下能及び起泡力の測定を行った。比較の対象物質とし
て米国特許公報3,856,893号に記載のホスホベタイン
(R=ドデシル)を使用して、同様の測定を行った。表
面張力の測定はフィッシャー表面張力計を使用し、23.5
℃で測定した。本発明のホスホベタインの表面張力は、
比較の対象物質よりも10%ほど小さい。泡高さ(起泡
力)の測定は、ロスマイルズ泡(ASTMD1178−53)によ
って行った。測定結果を後記第2表に示した。高い値は
起泡力が優れていることを示す。
実験例2 本実験例は、本発明に係るホスホベタインの抗菌活性
を説明するためのものである。
を説明するためのものである。
抗菌試験は日本化学療法学会指定の方法に準じて実施
した。その結果を第3表に示した。
した。その結果を第3表に示した。
(発明の効果) 以上のように、本発明のホスホベタインは、界面化学
的性質に優れると共に、抗菌活性に優れ、洗浄基剤・乳
化剤・可溶化剤・分散剤としてシャンプー・洗顔クリー
ム・スキンクリーム・ヘアークリーム・ヘアートリート
メント・ファンデーション・クリーム・軟膏剤等医薬品
基剤及び化粧料、更に、口腔衛生剤・抗菌繊維・抗菌性
塗料・水虫治療薬の薬剤及び化粧料の薬効成分としての
応用等広く適用できる。
的性質に優れると共に、抗菌活性に優れ、洗浄基剤・乳
化剤・可溶化剤・分散剤としてシャンプー・洗顔クリー
ム・スキンクリーム・ヘアークリーム・ヘアートリート
メント・ファンデーション・クリーム・軟膏剤等医薬品
基剤及び化粧料、更に、口腔衛生剤・抗菌繊維・抗菌性
塗料・水虫治療薬の薬剤及び化粧料の薬効成分としての
応用等広く適用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 47/24 A61K 47/24 H
Claims (1)
- 【請求項1】次の一般式(I) (式中、R′は炭素数10〜14、R″,Rは炭素数1〜6
からなるアルキル基)で表される2−〔(3−アルコキ
シ−2−ヒドロキシプロピル)ジアルキルアンモニオ〕
エチルホスフェートからなるホスホベタイン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20661688A JP2613857B2 (ja) | 1988-08-19 | 1988-08-19 | ホスホベタイン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20661688A JP2613857B2 (ja) | 1988-08-19 | 1988-08-19 | ホスホベタイン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0256491A JPH0256491A (ja) | 1990-02-26 |
JP2613857B2 true JP2613857B2 (ja) | 1997-05-28 |
Family
ID=16526326
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20661688A Expired - Lifetime JP2613857B2 (ja) | 1988-08-19 | 1988-08-19 | ホスホベタイン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2613857B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4590228B2 (ja) * | 2004-08-17 | 2010-12-01 | 富士フイルム株式会社 | インク組成物、インクジェット用インク及びインクジェット用インクセット |
-
1988
- 1988-08-19 JP JP20661688A patent/JP2613857B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0256491A (ja) | 1990-02-26 |
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