JP2613453B2 - タフテッド方法 - Google Patents

タフテッド方法

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JP2613453B2
JP2613453B2 JP63260281A JP26028188A JP2613453B2 JP 2613453 B2 JP2613453 B2 JP 2613453B2 JP 63260281 A JP63260281 A JP 63260281A JP 26028188 A JP26028188 A JP 26028188A JP 2613453 B2 JP2613453 B2 JP 2613453B2
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俊昭 廣津
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HONEY STEEL CO., LTD.
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、基布にパイル糸を突き差してカーペットや
人工芝生に使用するパイル布帛を製造するタフテッド機
に関するものである。
〔従来の技術〕 第2図に図示する如く、タフテッド機に多数装着され
たニードル11のそれぞれに協働するルーパー14に複数本
のパイル係止桿12・13を上下数段に分けて配置し、その
選択される何れか1本のパイル係止桿12(13)にパイル
糸ループ31を引っ掛けることによってパイルの長短差に
よる図柄をパイル画に形成する方法は公知である。
この従来技術の概略を説明するに、上下数段に分けて
配置されるパイル係止桿12・13の突出長さは、上段のも
のから下段のものにかけて漸次短くなっており、ニード
ル11は常に最下段のパイル係止桿13と協働し得る位置ま
で降下する様に往復駆動される。
ルーパー14は、最上段のパイル係止桿12の先端が常に
ニードル軸芯O−O′を超えて突き出される様にルーパ
ーバー27に担持されて往復駆動されると共に、下段のパ
イル係止桿13の先端がニードル軸芯O−O′を超えて突
き出る様にルーパーバー27から選択的に出没駆動され
る。
パイル糸ループ31は、そのニードル軸芯O−O′を超
えて突き出されたパイル係止桿の中の最下段のものに引
っ掛けられてパイルを形成することになる。
従ってパイル長は、そのパイル糸ループ31を引っ掛け
たパイル係止桿12・13と基布36との距離h・h′によっ
て決り、そのパイル長に応じた長短パイルによって所要
の図柄がパイル面に形成されることになる。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来技術ではルーパー14をルーパーバー27から出没さ
せるので、ナイフ32の作用するルーパー14の位置が変わ
り、それらの噛み合い具合が変わるのでパイル糸ループ
31のミスカットが起き易く、又、上下のパイル係止桿12
・13の長さを変えるにもニードルとのタイミングを合わ
せる関係上で自ら限度があり、上下3段以上のパイル係
止桿を配置することは困難である。
又、パイル係止桿12(13)はニードル下端のパイル糸
通孔35の付近でニードル11と交叉しパイル糸ループ31を
引っ掛けることが望ましく、最上段のパイル係止桿12の
様にパイル糸通孔35より遥かに上の位置でニードル11に
交叉する場合にはパイル糸ループ31の輪奈が大きく開き
過ぎて捩れたり弛んだりしてパイル糸ループ31が外れて
しまう等してタフトミスが起き易くなる。
〔発明の目的〕
そこで本発明は、上下数段に配置されるパイル係止桿
の何れかに選択的にパイル糸ループを係止させて長短パ
イル差による所要の図柄をパイル面に形成する際に、ミ
スカットやタフトミスが起きない様にすることを目的と
する。
〔発明の構成〕
本発明に係るタフテッド方法は、かかる目的を達成す
るものであり、多数装着されたニードルの各1本のニー
ドル11に協働する複数本のパイル係止桿12・13を上下数
段に分けて配置したルーパー14を具備するタフテッド機
において、ニードル11を基布36に向けてニードルバー15
と共に往復駆動すると共に、ニードルバー15からも基布
36に向けて選択的に出没駆動し、各ステッチサイクルに
おけるニードル11の基布36への差込み深さhを選択的に
変更することを特徴とするものである。
以下、図を参照しつつ具体的に説明するに、第1図は
ニードル11をカム機構によってニードルバー15から出没
駆動する実施例を図示する。
ニードルバー15にはニードル軸芯O−O′に向けたス
リット溝16の付けられたニードルブロック10が装着され
ており、ニードル11は上下摺動可能にスリット溝16に嵌
挿したスライダー17に担持されている。
ニードルブロック10には揺動リンク19が軸支されてお
り、その先端は円盤状の円弧カム18になっており、後端
はニードルブロック10に穿設された孔21を通って駆動装
置(図示せず)へと続くフレキシブルなピアノ鋼線22に
接合されている。
スライダー17の側面中央部は切り欠かれて溝カム20と
なっており、その溝カム20にリンク先端の円弧カム18が
嵌合し、ピアノ鋼線22にリンク19が揺動駆動されるとき
ニードル11がスライダー17と共にニードルブロック10か
ら上下出没駆動される。
ピアノ鋼線22の駆動装置にはコンピューターに駆動さ
れるエアーシリンダーやカム等が使用され、ピアノ鋼線
22の駆動装置からニードルバー15までの間は揺動自在に
フレキシブルなパイプ23に包まれている。
ルーパー14には2本のパイル係止桿12・13を上下2段
に突出したものが使用され、上段のパイル係止桿12の先
端下側に突き出た嘴24の下縁には先端にかけて緩やかな
スロープ25が付けられている。
ルーパーシャンク26はルーパーバー27に付けられたス
リット溝28に摺動可能に装着されており、ルーパーバー
27に担持されてルーパー14がニードル軸芯O−O′へと
最も突き出された状態において、ルーパー14は上段のパ
イル係止桿12のスロープ25とカットエッヂ29との間のス
テップ30がニードル軸芯O−O′を超えるか否か選択的
にルーパーバー27から僅かに出没駆動される。
33は、そのルーパー14をルーパーバー27から出没駆動
するピアノ鋼線であり、エアーシリンダーその他の駆動
装置に連結されている。
而して、ステップ30がニードル軸芯O−O′を超えて
押し出される場合、パイル糸ループ31はステップ30に引
っ掛かってパイル係止桿12から離脱せず、その後ナイフ
32にカットされてカットパイルを形成する。
一方、ルーパー14がルーパーバー27から押し出されず
従ってステップ30がニードル軸芯O−O′を超えて押し
出されない場合、パイル糸ループ31はスロープ25に一時
的に係止されるが、その後ルーパーバー27と共にルーパ
ー14が後退するときスロープ25から外れてループパイル
を形成する。
この様に図示する実施例における上段のパイル係止桿
12は、ループパイルとカットパイルとを選択形成する形
式のものとなっている。
〔発明の効果〕
本発明によると上下数段に分かれた数本のパイル係止
桿12・13の何れにパイル糸ループ31を係止させるかを選
択する場合、その選択される所要のパイル係止桿12・13
の位置までパイル糸通孔35が降下する様にニードルがニ
ードルバー15(ニードルブロック10)から出没駆動され
る。
即ち、図示する実施例では、ニードルは、ニードルバ
ー15(ニードルブロック10)から押し出されない場合、
パイル糸通孔35が上段のパイル係止桿12のレベルまで降
下する様に、ニードルバー15に担持されて昇降駆動さ
れ、パイル糸ループ31はその上段のパイル係止桿12に引
っ掛けられて短いパイルを形成する。
一方、ニードルは、ニードルバー15(ニードルブロッ
ク10)から押し出される場合、パイル糸通孔35が下段の
パイル係止桿13のレベルまで降下し、パイル糸ループ31
はその下段のパイル係止桿13に引っ掛けられて長いパイ
ルを形成する。
この様に、上下数段に分かれた数本のパイル係止桿12
・13の何れにパイル糸ループ31を係止させるかの選択
は、ニードルの基布36に対する差し込み深さで決定さ
れ、その際ルーパー14とナイフ32との協働位置を変える
必要はなく、パイル糸ループ31は常にルーパー14とナイ
フ32との所定の位置でカットされ、それらの噛み合い不
良によるミスカットが回避される。
又、パイル糸ループ31を係止させようとする所要のパ
イル係止桿12(13)は、パイル糸34を通持するニードル
下端のパイル糸通孔35の付近でニードル11と交叉するこ
とになるので、ニードル11に形成されたパイル糸ループ
31の輪奈が大きく開き過ぎて捩れたり弛んだりしてパイ
ル係止桿12(13)から外れるタフトミスも回避される。
尚、実施例ではルーパー14をルーパーバー27から出没
駆動してカットパイルとループパイルを選択形成する場
合を示すが、その場合のルーパー14の移動距離はパイル
係止桿12のステップ30がニードル軸芯O−O′を超える
か否かと言う程度の極く僅かなものであるから、その程
度のルーパー14の移動によってパイル糸ループ31のミス
カットを回避する本発明の効果は損なわれない。
又、実施例ではカム機構によってニードル11をニード
ルバー15(ニードルブロック10)から上下昇降駆動して
おり、ルーパー14にはその上段のパイル係止桿12がカッ
トパイルとループパイルとを選択的に形成するものを使
用しているが、かかるニードルの上下昇降手段やルーパ
ーの形式によって本発明の技術的範囲は縮減されず、本
発明の実施にあたってルーパーをルーパーバーから出没
させることは必須事項とはならない。
しかし尚、最上段のパイル係止桿12にカットパイルと
ループパイルを選択形成する形式のものを適用する場合
には、実施例として図示するもの以外に、パイル糸ルー
プ31の係脱を決定するゲート部材や板バネ等を装着した
ものを使用することも出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るタフテッド機の要部断面側面図、
第2図は従来技術に係るタフテッド機の要部断面側面図
である。 10……ニードルブロック、11……ニードル、 12・13……パイル係止桿、14……ルーパー、 15……ニードルバー、16……スリット溝、 17……スライダー、18……円弧カム、 19……リンク、20……溝カム、 21……孔、22……ピアノ鋼線、 23……パイプ、24……嘴、 25……スロープ、26……シャンク、 27……ルーパーバー、28……スリット溝、 29……カットエッヂ、30……ステップ、 31……パイル糸ループ、32……ナイフ、 33……ピアノ鋼線、34……パイル糸、 35……パイル糸通孔、36……基布。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数装着されたニードルの各1本のニード
    ル11に協働する複数本のパイル係止桿12・13を上下数段
    に分けて配置したルーパー14を具備するタフテッド機に
    おいて、ニードル11を基布36に向けてニードルバー15と
    共に往復駆動すると共に、ニードルバー15から基布36に
    向けて選択的に出没駆動し、各ステッチサイクルにおけ
    るニードル11の基布36への差込み深さhを選択的に変更
    することを特徴とするタフテッド方法。
JP63260281A 1988-10-14 1988-10-14 タフテッド方法 Expired - Lifetime JP2613453B2 (ja)

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JPH02112461A JPH02112461A (ja) 1990-04-25
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GB201017940D0 (en) * 2010-10-22 2010-12-01 Spencer Wright Ind Inc A tufting machine for creating a cut pile carpet with two different pile heights

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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