JPH0143425Y2 - - Google Patents

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JPH0143425Y2
JPH0143425Y2 JP8961386U JP8961386U JPH0143425Y2 JP H0143425 Y2 JPH0143425 Y2 JP H0143425Y2 JP 8961386 U JP8961386 U JP 8961386U JP 8961386 U JP8961386 U JP 8961386U JP H0143425 Y2 JPH0143425 Y2 JP H0143425Y2
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JP
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looper
edge
pile
cut
loop
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JP8961386U
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JPS62203286U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、カツトパイル用タフテツド機に装
着してループパイルを製造することができるルー
パーに関するものである。
〔従来の技術〕
タフテツドカーペツトには、基布に植込んだパ
イル糸からなるループの先端を切断したカツトパ
イルカーペツトと、ループのままのループパイル
カーペツトと、カツトパイルとループパイルとが
混在したカーペツトとがある。
第1のカツトパイルカーペツトを製造する場合
には、第4図に示すように、基布21の進行方向
(矢印A参照)に対して先端22が逆うようにカツ
ト専用ルーパー23が配置されており、上下動す
るニードル24によつて基布21にパイル糸25
が植込まれると共にルーパー23の頭部の糸係合
部26でパイル糸25を係止してわなを作りなが
ら、下方から突上がつてくるナイフ27でこのわ
なを切断してカツトパイルが順次作られるように
なる。
このカツト専用ルーパー23は、基布21の間
次進行に対応して揺動し切断するまでわなを確実
に保持しなければならず、糸係合部26が水平状
で長く且つ先端22がわな抜止めのため突出した
あご状に形成されている。
第2のループパイルカーペツトを作る場合に
は、第5図に示すように、基布21の進行方向
(矢印A参照)に先端28が沿うようにループ専
用ルーパー29が逆に配置されており、わなは基
布21の進行に伴つて順次ルーパー29から離脱
していくようになる。
このループ専用ルーパー29は、わなを離脱し
やすくするため先端28が丸く形成され且つあご
状突出部が無い。
上述のように、ルーパーの取付方向が、カツト
パイルを作る場合とループパイルを作る場合と全
く逆方向であり揺動作動方向も相違するためタフ
テツド機には、カツト用機械とループ用機械との
2種類がある。
次に第3のカツトパイルとループパイルとが混
在したカーペツトは、ループ用機械で高低ループ
パイルを予め作つておき剪毛機で高ループパイル
の先端を刈取つてカツトパイルとしていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、カツト用機械、即ち基布の進行
方向に逆らう方向にルーパーを装着しているもの
では、わなが糸係合部に掛かつて残るためループ
パイルカーペツトを製造することが不可能であ
り、工場内にカツト用機械とループ用機械とを併
設しなければならず設備費が高くつく問題点があ
つた。また高ループパイルを剪毛してカツトパイ
ルとする場合には剪毛工程が必要で非能率となり
且つ剪毛屑が出て不経済であつた。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、上記のような問題点を解決するた
めに、糸係合部をパイル糸のわな1個を引掛ける
大きさの嘴状に形成すると共に、尖つた先端から
上縁をルーパー本体の上縁に連なる滑らかな円弧
縁とし且つ先端から下縁を前上がりの傾斜縁とし
たものである。
〔作用〕
この考案によれば、カツト用タフテツド機に装
着して糸係合部が基布の進行方向に対して逆らつ
ていても、嘴状糸係合部がわな状パイル糸1個を
引掛けるように小さく且つ下縁が傾斜しているた
め、作られたわなは1個ずつ滑つてルーパーから
順次離脱していく(第3図参照)ようになる。
〔実施例〕
第1図から第3図は、この考案の実施例を示す
ものである。この考案のタフテツド機のルーパー
は、ステンレス鋼等の板材から成形された略L字
形ルーパー本体1の頭部にパイル糸のわな21個
を引掛ける大きさの嘴状糸係合部3が連設される
と共に、この糸係合部3の尖つた先端から上縁4
をルーパー本体1の上縁に連なる滑らかな円弧縁
とし且つ先端から下縁5を前上りの直線状傾斜縁
としたものである。
前記ルーパー本体1の前部には、糸係合部3に
向けて傾斜縁6が設けられ、傾斜縁6の前端で垂
直縁7を介して嘴状糸係合部3に連なつている。
この垂直縁7には左側に面取り8が施されてい
る。このためわなが万一ルーパー本体1の前縁即
ち傾斜縁6に係合しても糸係合部3のところに直
ちに滑つて上がると共に、糸係合部3の傾斜状下
縁5の付け根部にある垂直縁7が先端から入つて
きたパイル糸のストツパーの役目をなし、正しい
わなが容易に得られる。
前記糸係合部3は、例えばその突出長lを3.5
mmとし、下縁5の傾斜角θを20゜としたものであ
る。また、上縁4にはカツト専用ルーパー23と
同様右側に面取り9が施されている。これらの寸
法は、パイル糸10の太さ及びわな2の大きさに
対応して適宜選択することができる。
前記タフテツド機のルーパーは、これを使用す
る場合、第3図に示すように、カツト用機械に、
基布21の進行方向(矢印A参照)に対し先端が
逆うように装着される。間欠進行する基布21に
ニードル24を介してパイル糸10が植込まれこ
れが糸係合部3の下縁5に引掛かつてわな2が形
成され、前後に揺動作動(矢印B参照)するルー
パー本体1が後退する際わな2が糸係合部3から
離脱して順次一列にわなが形成され、美しいルー
プパイルカーペツトが製造できる。
またこのルーパーは、カツト用機械のルーパー
装着部にカツト専用ルーパー23(第4図参照)
と混ぜて装着すると略同じ高さのループパイル列
とカツトパイル列とからなる縞柄模様のカーペツ
トが製造できると共に、いろいろな形式の相違す
る各種のタフテツド機に適用することができる。
〔効果〕
以上のように、この考案に係るタフテツド機の
ルーパーは、糸係合部をパイル糸のわな1個を引
掛ける大きさの略三角形嘴状に形成すると共に、
その尖つた先端から上縁をルーパー本体の上縁に
連なる滑らかな円弧縁とし且つ先端から下縁を前
上りの傾斜縁としたものであつて、カツト用機械
に装着して使用され、カツト用機械でループパイ
ルを製造することができ、工場において別にルー
プ用機械を設置する必要がなくて設備費が少なく
てすみ、またカツト専用ルーパーと混ぜて装着す
ると表面が揃つたループパイル列とカツトパイル
列が混在した縞柄模様のカーペツトを製造するこ
とができ、ループパイルとカツトパイルが混在し
たいろいろな新しい柄模様のカーペツトを容易に
製造することができる。
また、表面が揃つたループパイルとカツトパイ
ルが混在したカーペツトが得られるため、従来の
ように予め高低ループパイルを作つておき剪毛機
で高ループパイルの先端を刈取つてカツトパイル
としていた方法より一工程少なくてすみ能率的で
且つ剪毛屑が発生せず経済的である。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、この考案の実施例を示す
斜視図及び平面図、第3図は同上でのループパイ
ル製造説明図、第4図は従来のカツトパイル用タ
フテツド機の作動説明図、第5図は従来のループ
パイル用タフテツド機の作動説明図である。 1……ルーパー本体、2……わな、3,26…
…糸係合部、4……上縁、5……下縁、10,2
5……パイル糸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ルーパー本体の頭部に糸係合部を備えたタフテ
    ツド機のルーパーにおいて、前記糸係合部をパイ
    ル糸のわな1個を引掛ける大きさの嘴状に形成す
    ると共に、その尖つた先端から上縁をルーパー本
    体の上縁に連なる滑らかな円弧縁とし且つ先端か
    ら下縁を前上りの傾斜縁としたことを特徴とする
    タフテツド機のルーパー。
JP8961386U 1986-06-11 1986-06-11 Expired JPH0143425Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8961386U JPH0143425Y2 (ja) 1986-06-11 1986-06-11

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8961386U JPH0143425Y2 (ja) 1986-06-11 1986-06-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62203286U JPS62203286U (ja) 1987-12-25
JPH0143425Y2 true JPH0143425Y2 (ja) 1989-12-15

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ID=30948752

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JP8961386U Expired JPH0143425Y2 (ja) 1986-06-11 1986-06-11

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JPS62203286U (ja) 1987-12-25

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