JP2613283C - - Google Patents

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JP2613283C
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、レーザビームプリンタ、ワイヤドットプリンタ等のプリンタに係り
、特に、エラー時にホストコンピュータから送信される特定のコマンドを受け付
けて、エラーの回復処理を迅速に行なえるプリンタに関する。 [従来の技術] 従来、パーソナルコンピュータやワークステーション等のホストコンピュータ
に接続されるプリンタは、ホストコンピュータから送信されるコマンドを受信し
、このコマンドの内容を解釈して、処理し、その実行結果に基づいて、プリンタ
エンジン部を制御して、印刷を実行する構成となっている。 このプリンタは、ホストコンピュータからのコマンドを受けて印刷を実行する
ので、例えば、紙切れ等のエラーが発生すると、ホストコンピュータからのコマ
ンドを受け付けないようにする必要がある。 従来、このための対策として、ホストコンピュータとプリンタとの通信状態に
、次のような二つの状態を設定している。 (i)状態1 プリンタがホストコンピュータからのすべてのコマンドを受信できる状態。通
常、オンライン状態と呼ばれる。 (ii)状態2 プリンタがホストコンピュータと電気的に接続されているが、論理的には切断
されているとみなす状態。通常、オフライン状態と呼ばれる。 オンライン状態は、プリンタが印刷処理を実行できる正常状態である。 オンライン状態とオフライン状態間の状態遷移は、第10図に示すようになされ
ていた。つまり、オンライン状態からオフライン状態へは、プリンタが内部にエ
ラーを検出するか、または、プリンタ操作パネル上のオンラインキーをユーザが
押下することにより、移る。一方、オフライン状態からオンライン状態へは、オ
ンラインキーをユーザが押下することにより、移る。 [発明が解決しようとする課題] 上記従来技術は、プリンタがプリンタ内のエラーを検出し、状態2になった時
、ホストコンピュータとプリンタ間が論理的に切断されてしまう。そのため、ホ
ストコンピュータからプリンタへコマンドを送信して、エラー内容等の印刷装置
の各種状態を問合わせたり、また、印刷処理の再開、キャンセル指示等のエラー
回復処理を指示したりできないという問題点があった。 なお、プリントサーバや共用プリンタのような、印刷依頼者と離れた場所で使
われるプリンタにおいては、紙やトナー等の消耗品切れエラーや、レーザビーム
プリンタ定着器ヒータの加熱等の危険なエラーが発生して、プリンタ受信状態が
状態2になった時、上記問 合せやエラー回復指示をホストコンピュータからプリンタに対してできないこと
が、システムの稼動性、安全性、信頼性を低下するという問題点があった。 これに対して、プリンタ側からエラー等に関する各種メッセージを送ることも
考えられる。しかし、この方法は、プリンタに、ホストコンピュータとは独立に
起動できる送信機能が必要であり、また、ホストコンピュータ側にも、これに対
応する受信機能が必要となる。そのため、ホスト側とプリンタ側とがそれぞれ対
応する機能を有していない場合には適用できないという問題がある。 従って、ホストコンピュータ側からプリンタに対して、その状態についての問
い合せや、エラー回復指示を行なえるようしたプリンタの開発が望まれている。 本発明の目的は、プリンタがエラー状態になった場合に、ホストコンピュータ
側からのプリンタに対する各種状態の問い合せや、プリンタエラー回復指示を行
なうことができて、エラー時の対策を迅速に行なえて、プリンタの稼動性、安全
性および信頼性を向上したプリンタを提供することにある。 [課題を解決するための手段] 本願は、前記目的を達成するための手段として、以下の説明を開示する。 第1の発明は、 ホストコンピュータに接続され、該ホストコンピュータから送信されるコマン
ドを受信し、このコマンドの内容を解釈して、処理し、その結果に基づいてプリ
ンタエンジン部を制御して、印刷を実行するプリンタであって、エラーを検出し
た場合に、当該プリンタの受信状態を、ホストコンピュータからの各種問い合せ
およびエラー回復指示は受け付けるが、印刷内容の指示に関するコマンドは受け
付けない状態に設定する手段を備えることを特徴する。 第2の発明は、 ホストコンピュータに接続され、該ホストコンピュータから送信されるコマン
ドを受信し、このコマンドの内容を解釈して、処理し、その結果に基づいてプリ
ンタエンジン部を制御して、印刷を実行するプリンタであって、ホストコンピュ
ータからのすべてのコマンドを受信できる第1の状態と、ホストコンピュータと
電気的には接続されているが、論理的に切断されている第2の状態と、ホストコ
ンピュータからの各種問い合せおよびエラー回復指示に関するコマンドは受け付
けるが、印刷内容の指示に関するコマンドは受け付けない第3の状態とを、その
受信状態として有し、 かつ、正常時には第1の状態を設定し、異常時には、前記第2または第3のい
ずれかの状態を選択的に設定する手段を備えることを特徴とする。 第3の発明は、 ホストコンピュータに接続され、該ホストコンピュータから送信されるコマン
ドを受信し、このコマンドの内容を解釈して、処理し、その結果に基づいてプリ
ンタエンジン部を制御して、印刷を実行するプリンタであって、当該プリンタが
現在受け付け可能なコマン ドの種別に応じて、当該プリンタの受信状態を記述する制御テーブルと、該制御
テーブルに、記述される当該プリンタの受信状態を参照して、ホストコンピュー
タから送信されるコマンドの実行可否を判定する実行許可判定部を備えることを
特徴とする。 第4の発明は、 ホストコンピュータが送信したコマンドを受信するためのコマンド受信部と、
前記コマンド受信部が受信したコマンドを格納するための受信バッファ部と、前
記受信バッファ部内のコマンドを処理するためのコマンド処理部と、前記コマン
ド処理部の実行結果を格納するためのプリンタ出力用バッファ部と、前記プリン
タ出力用バッファ部内のデータをプリンタエンジン部へ出力するためのプリンタ
制御部と、紙面上への印刷を行う印刷機構である前記プリンタエンジン部を備え
て構成され、 前記コマンド処理部は、前記受信バッファ部内からコマンドを1つ読出して、
そのコマンド種別を決定するためのコマンド識別部と、決定された各コマンド種
別のコマンドを実行するためのコマンド実行部とを有するプリンタにおいて、 前記プリンタの受信状態として、オンライン状態と呼ぶ状態1およびオフライ
ン状態と呼ぶ状態2に加え、ホールド状態と呼ぶ状態3を用意し、前記状態1は
ホストコンピュータからのすべてのコマンドを受信できる状態であって、前記状
態2はホストコンピュータと論理的に切断されている状態であって、前記状態3
はホストコンピュータからの特定のコマンドを実行する状態であって、 さらに 当該プリンタが現在受け付け可能なコマンドの種別に応じて、当該プリン
タの受信状態を記述する制御テーブルを設けると共に、前記コマンド処理部内に
コマンド実行許可判定を設け、 前記コマンド実行許可判定手段は、前記の制御テーブル内のプリンタ受信状態
とコマンド識別部が決定したコマンド種別に応じてコマンドの実行許可の可否を
判定し、コマンドの実行が許可された場合、前記コマンド実行部を起動し、許可
されなかった場合、前記コマンド実行部を起動しないようにしたことを特徴とす
る。 第5の発明は、前記第4の発明において、 状態3においは、ホストコンピュータから、プリンタの各種状態の問合せ用コ
マンドおよび印刷処理の再開、キャンセル指示等のエラー回復指示用コマンドの
みを前記コマンド実行許可判定手段を用いて受付け、実行し、さらに、プリンタ
が前記状態1においてエラーを検出するか、または、ホストコンピュータから中
断コマンドを受付け、実行した場合に、プリンタ受信状態を前記状態3へ移すた
めの状態3移行手段を設けると共に、プリンタが前記状態3において再開コマン
ドまたはキャンセルコマンドを受付けて実行した時、プリンタ受信を状態1へ移
すための状態1移行手段を設けたことを特徴とする。 第6の発明は、前記第4または第5の発明において、 前記プリンタ受信状態の一つである状態3への移行と、そこからの解除とを、
プリンタ内の操作パネル上に設けたキーの押下で指示できるようにしたことを特
徴とする。 第7の発明は、前記第4,第5または第6の発明において、 前記プリンタ受信状態に、状態4を加え、該状態4は、前記コマンド実行許可
判定手段を用いて、ホストコンピュータからキャンセルコマンドのみ受付けて実
行し、状態4へは、紙ジャム等のホストコンピュータからのコマンド再送の必要
なエラーを検出した時に移り、該状態から状態1へは、キャンセルコマンドを受
付け、実行したときに移るようにしたことを特徴とする。 第8の発明は、前記第7の発明において、 前記状態4において、プリンタ状態問合せコマンドおよび/またはポーリンぐ
用コマンドを、前記コマンド実行許可判定手段を用いて受け付け、実行できるよ
うにしたことを特徴とする。 第9の発明は、前記第4,第5,第6,第7または第8の発明において、 前記状態2において、プリンタ状態問合せコマンドおよび/またはポーリング
用コマンドを、前記コマンド実行許可判定手段を用いて受け付け、実行できるよ
うにした。 また、本願は、印刷システムの発明として、前記各発明に係るプリンタを、ホ
ストコンピュータに接続して構成される印刷システムを提供する。 [作用] 本願発明は、エラーを検出した場合に、当該プリンタの受信状態を、ホストコ
ンピュータからの各種問い合せおよびエラー回復指示は受け付けるが、印刷内容
の指示に関するコマンドは受け付けない状態に設定する手段を備えることにより
、従来、オンライン状態およびオフライン状態の2状態しかなかった受信状態に
、エラー対策を実行し得る第三の状態を設定することができる。 この状態は、制御テーブル等によりプリンタ受信状態を記述すると共に、該記
述を参照して、ホストコンピュータから送信される各種コマンドについて、実行
可否を判定することにより、表現できる。この実行可否の判定には、各コマンド
対応に、プリンタ受信状態毎に実行可否を定めたデータを予め作成しておき、こ
れを参照して行なうとが好ましい。 次に、本願発明の作用について、より詳細に説明する。 プリンタが、印刷処理中に紙なし、トナーなし等の回復可能なエラーを検出す
ると、前記状態3移行手段により、第1の制御テーブル内のプリンタ受信状態を
状態3とすることにより、状態3へ移る。 プリンタは、状態3において、ホストコンピュータからコマンドを受信すると
、そのコマンドの種別を識別した後、前記コマンド実行許可判定手段を用いて、
本プリンタ受信状態において前記コマンド種別のコマンドの実行が許可されるか
否か判定する。許可された場合、そのコマンドを実行し、されなかった場合は、
実行しない。実行許可判定手段は、前記状態3においては、プリンタの各種状態
の問合せ用コマンドと、再開、キャンセル指示等のエラー回復指示コマンドのみ
を許容するようにする。 以上のように、本発明は、第1の制御テーブルを用いながら、状態3移行手段
とコマン ド実行許可判定手段を動作させることにより、印刷装置がエラー状態になっても
、プリンタの各種状態の問合せや、プリンタへのエラー回復指示を、ホストコン
ピュータからプリンタへ、そのためのコマンドを送信することにより行うことが
できる。従って、プリンタの稼動性、安全性、信頼性を高めることができる。 [実施例] 以下、本願発明の実施例について、図面を参照して説明する。 本願発明の第1実施例について、第1図にその基本構成を示す。 第1図に示す実施例のプリンタ11は、コマンド受信部12、受信バッファ部13、
コマンド処理部14、プリンタ出力用バッファ部15、プリンタ制御部16、およびプ
リンタエンジン部17、第1の制御テーブル18、第2の制御テーブル19および異常
処理部1aを有して構成される。このプリンタとホストコンピュータ10とで、印刷
システムが構成される。 第1図において、ホストコンピュータが送信したコマンドは、コマンド受信部
12が受信し、受信バッファ部13へ格納される。受信バッファ部13内のコマンドは
、コマンド処理部14により処理される。その実行結果である文字や図形の描画デ
ータは、プリンタ出力用バッファ部15へ格納される。プリンタ出力用バッファ部
15内のデータは、プリンタ制御部16が読出し、プリンタエンジン部17が受信でき
る形式の信号に変換して、プリンタエンジン部17へ出力される。 プリンタエンジン部17は、入力された信号に従って、紙面上への印刷を電子写
真印刷メカニズムや、ワイヤドット印刷メカニズムを用いて行う。 本実施例の構成上の特徴は、プリンタ受信状態記述用の第1の制御テーブル18
を設け、状態3(ホールド状態とも呼ぶ)と称する、新しいプリンタ状態を記述
したこと、および、コマンド処理部14においてコマンド識別部141とコマンド実
行部143とに加えて、コマンド実行許可判定部142を設けたことである。 前記第1の制御テーブルは、例えばメモリにて構成され、状態1〜3のいずれ
かの状態を表わす。この状態の設定は、例えば、コマンド受信部12、コマンド処
理部14、プリンタ制御部16等において異常が検出された場合に、異常処理部1aに
より、その内容に応じて行なわれる。 前記コマンド実行許可判定部142は、前記第1の制御テーブル18に設定される
プリンタの状態1〜3に対応して、ホストコンピュータから送信されるコマンド
の実行可否を判定する。 前記第2の制御テーブル19は、この実行可否の判定を行なう際に、参照される
テーブであって、各コマンド対応に、各状態毎に実行可否を示すデータを有して
いる。 なお、本実施例では、コマンド実行可否のデータを第2の制御テーブル19に格
納しているが、独立したテーブルでなくともよい。例えば、前記第1の制御テー
ブル18中に組み込んでもよい。また、コマンド実行許可判定部142の判定処理プ
ログラム中に、判断条件として組み込んでもよい。これらの場合には、前記第2
の制御テーブル19を省略することが できる。 先ず、第1の制御テーブル18の内容を説明する。 本テーブル18には、第2図に示すように、プリンタ受信状態が記述される。プ
リンタ受信状態としては、状態1(オンライン状態と呼ぶ)、状態2(オフライ
ン状態と呼ぶ)、および状態3(ホールド状態と呼ぶ)の三つの状態のいずれか
をとる。 プリンタを構成する各部分、つまり、コマンド実行部143、コマンド受信部12
、コマンド実行許可判定部142、および、異常処理部1aによる第1の制御テーブ
ル18へのアクセス仕様は、第2図(c)のように定めてある。 本アクセス仕様により、状態3へは、次のいずれかが発生した時に移る。 (1)プリンタ11が、ホストコンピュータ10から中断コマンドを受信し、それを
実行した時。 (2)プリンタが、クラス2エラー(後で定義する)を検出した時。 また、状態3から、次のいずれかが発生した時にぬけ出す。 (1′)プリンタ11が、ホストコンピュータ10から再開コマンドを受信し、それ
を実行した時。 (2′)プリンタが、クラス3エラー(後で定義する)を検出した時。 (3′)ユーザが、操作パネル上のオンラインキーを押下した時。 なお、以上の説明および第2図(c)で用いたクラス1エラー、クラス2エラ
ー、クラス3エラーの定義は以下の通りである。 (a)クラス1エラー:無視して続行できるエラー。例としては、フォントを実
装していない文字コードの文字の印刷を指示された時、スペースを印字して続行
する場合がある。 (b)クラス2エラー:紙なし、トナーなし等の消耗品切れエラーに代表される
、ユーザの介入処理が必要なエラー。ユーザ処理の後は、プリンタが印刷処理を
そのエラー検出中断点から再開することができる。 (c)クラス3エラー:致命的エラー。例えば、レーザビームプリンタの定着器
故障、印刷装置内のマイクロプロセッサ、LSI、メモリ等の故障、その他の回復
不能エラーからなる。 プリンタ受信状態について、状態1〜状態3間の状態遷移の全体仕様は、第3
図のように定めてある。 次に、本実施例における処理手順を、第4図のPAD(Problem Analysis Diagra
m)を参照して説明する。 メイン処理40では、初期化処理41を行った後、コマンド処理42をくり返す。初
期化処理41では、本プリンタ11内の各種管理情報やプリンタ出力用バッファ部15
等のバッファメモリの初期化を行った後、第1の制御テーブル18の内容であるプ
リンタ受信状態を状態1(オンライン状態)にする。 コマンド処理42では、受信バッファ部13が空でないなら、コマンド識別43を行
い、その内容を読出し、ホストコンピュータ10が送信したコマンドの種別を識別
する。コマンド 識別43は、結果としてコマンドNo.を出力する。 コマンド識別43に続いて、コマンド実行許可判定44を行う。その入力としては
、第1の制御テーブル18の内容であるプリンタ受信状態と前記コマンドNo.を用
いる。コマンド実行許可判定44では、現在のプリンタ受信状態において、入力さ
れたコマンドNo.のコマンドの実行が許可されるか否か判定する(45)。 この判定は、本実施例では、第5図に示した第2のテーブルを用いて行う。こ
の第の制御テーブルを参照することにより、例えば、状態3(ホールド状態)に
おいては、コマンド1の実行は許可されるが、コマンドl+1の実行は許可され
ないと判定される。 第5図において、コマンド1〜コマンドlには、プリンタの各種状態の問合せ
用のコマンドや再開、キャンセル指示等のエラー回復指示用のコマンドを割り当
てた。具体的には、以下のコマンドを割り当てた。 プリンタレディ状態問合せ プリンタ型名問合せ プリンタ印刷モード問合せ プリンタ状態問合せ 印刷中断指示 印刷再開指示 印刷キャンセル指示 ここで、のコマンドに対し、プリンタ11は前記プリンタ受信状態、各頁の印
刷終了状況、エラー発生状況、その他を、ホストコンピュータ10へ報告する。 なお、、、のコマンドは、各々、中断コマンド、再開コマンド、キャン
セルコマンドとも呼ぶ。 また、コマンドl+1〜コマンドmには、文字、図形、イメージ、等の印刷内
容指示用のコマンドを割り当てた。 判定45にて、コマンドの実行が許可された場合、コマンド実行46を行う。コマ
ンド実行46では、コマンドNo.に応じて、コマンド1用処理461,…,コマンドi
用処理462,…,コマンドm用処理463のいずれかを実行する。 判定45にてコマンドの実行が許可されない場合、エラー処理47を行う。本エラ
ー処理47は、入力として、プリンタ受信状態とコマンドNo.を用いる。 また、受信バッファ部13へのコマンドの格納は、第4図(d)に示したように
コマンド受信部12がホストコンピュータ10からコマンド受信割込みを受付けた時
点で行う。 第1図および以下の各実施例における構成要素の各部は、マイクロプロセッサ
、RAM、ROM、LSI、論理IC、電子写真印刷メカニズム、ワイヤドット印刷メカニ
ズム等を用いて実現することができる。 本実施例によれば、プリンタがエラー状態になっても、プリンタの各種状態の
問当せ用のコマンドや、再開、キャンセル指示等のエラー回復指示用のコマンド
を受付け、文字、 図形、イメージ等の紙面上への印刷内容の指示コマンドは受付けないようにする
ことができるので、印刷装置の稼動性、安全性、信頼性を高めることができる。 次に、本発明の第2実施例を、第6図の構成例を用いて説明する。 第6図は、第1図の構成例に、パネル制御部1b加え、パネル制御部1bが前記第
1の制御テーブル18をアクセスするようにしたものである。 パネル制御部1bによる第1の制御テーブル18のアクセス仕様を第7図に示す。 プリンタの一構成要素である操作パネル上にホールドキーと呼ぶキーを新たに
設け、本キーの押下により、状態1と状態3の間で状態が移り変わるようにした
。 第8図に、本実施例におけるプリンタ受信状態間の状態遷移図を示した。 本図のように、本実施例は、状態1におけるホールドキーの押下は、ホストコ
ンピュータ10からプリンタ11の中断コマンドの送信と同じ効果をもつようにし、
状態3におけるホールドキーの押下は、ホストコンピュータ10からプリンタ11へ
の再開コマンドの送信と同じ効果をもつようにしてある。 本実施例によれば、ユーザが操作パネル上の前記ホールドキーを押下すること
により、ホストコンピュータ10からプリンタ11への中断コマンドや再開コマンド
を送信するのと同じ効果を得ることができるので、ユーザによるプリンタの操作
性を向上することができる。 次に、本発明の第3実施例を第9図を用いて説明する。 本実施例は、前述の第1の実施例または第2実施例に、プリンタ受信状態とし
て状態4を追加したものである。状態4は、第9図のように、プリンタ11がホス
トコンピュータ10からのコマンドのうち、印刷処理の打切りコマンド(前記の印
刷キャンセル指示コマンド)のみを受付ける状態として定義する。 状態4へは、プリンタが印刷処理を再開するために、ホストコンピュータ10か
ら印刷コマンド列を再送する必要のあるエラー(コマンド再送の必要なエラーと
呼ぶ)を検出した時に移る。コマンド再送の必要なエラーの例としては、紙ジャ
ムエラー;受信バッファ部13,プリンタ出力用バッファ部15等のデータメモリに
おけるパリティエラー等がある。 これらのエラー検出後、プリンタ11は、ホストコンピュータ10からキャンセル
コマンドのみを受付け、そのキャンセルコマンドの実行において、プリンタは、
印刷処理を強制終了させるとともに、本装置内の各種管理情報や受信バッファ部
13、プリンタ出力用バッファ部15等のバッファメモリのクリアを行う。 本キャンセルコマンドの実行後、プリンタは、プリンタ受信状態を状態4から
状態1へ移す。なお、状態4から状態3へ移すように設計しても良い。 ホストコンピュータ10は、プリンタ11がキャンセルコマンドの実行を完了した
ことを、プリンタからの応答データ(例えば、SCSIにおけるgoodステータス)の
受信により確認したならば、印刷コマンド列をプリンタ11に対して再送し、印刷
処理を再実行させる。 本実施例によれば、コマンド再送の必要なエラーが発生した場合、プリンタが
必ずキャ ンセルコマンドを受付け、実行し、内部データをクリアしてから、印刷処理の再
実行を行うので、再実行処理を正しく、確実に行うことができるという効果があ
る。なお、印刷処理を、エラーを検出した中断点から再開できない、このような
タイプのエでは、中断コマンド、再開コマンドをキャンセルコマンドの実行前に
プリンタが受付けて、実行しても効果がない。 次に、本発明の第4実施例について説明する。 本実施例は、以上の実施例1〜3のいずれかにおいて、状態2(オンライン状
態)および状態4においても、第1実施例で述べたプリンタ状態問合せコマンド
をプリンタが受付け、実行するようにしたものである。 ホストコンピュータ10は、このプリンタ状態問合せコマンドにより、プリンタ
11の以下の状態を調べることができる。 プリンタ受信状態 各頁の印刷終了状況 エラー発生状況 コマンド再送が必要なエラーを検出した場合のホストコンピュータ10からの再
送開始ページ位置 紙なしエラー発生時の必要な紙サイズと紙なしの発生した給紙部位置 ホールド状態移行 ホールド状態解除 受信バッファ部が空 本実施例によれば、ホストコンピュータ10が、プリンタ11の上記〜の状態
を、すべてのプリンタ受信状態において、問合せ、知ることができるので、ホス
トコンピュータとプリンタとからなる印刷システムの信頼性、安全性を高めるこ
とができる。 また、次に示すポーリング用コマンドも、プリンタ状態問合せコマンドととも
に、プリンタ11がすべてのプリンタ受信状態において受付け、実行するようにし
、併用することにより、問合せ時の処理量を削減することができる。 ポーリングコマンドの機能は、次のように定める。 ホストコンピュータ10からプリンタ11へ、プリンタ内に報告すべき内容がある
か否か問合せる。この問合せは、適当な周期(プリンタのページ当りの平均印刷
時間の1/2〜1/10以下であれば十分)で繰返す。 プリンタは、報告すべき内容の有無をホストコンピュータへ応答データとして
返す。報告すべき内容が有の場合とは、前記プリンタの状態〜のいずれかに
変化が生じた場合とする。 なお、本ポーリングコマンドを用いると、ホストコンピュータ10は、プリンタ
11へ適当な周期で適宜ポーリングコマンドを送信し、報告内容が有の場合のみ、
前記プリンタ状態問合せコマンドを発行すれば良い。 ポーリングコマンドの方がプリンタ状態問合せコマンドより、プリンタからホ
ストコンピュータへの応答データの量が少ないので、ポーリングコマンドを利用
することにより、前述したように問合せ時の処理量を削減できるという効果があ
る。 以上の実施例において、操作パネル上のキー押下に基づくプリンタ受信状態間
の状態遷移(第3図、第8図を参照)を次のように変えても良い。 (1)状態3において、キャンセルコマンドを実行しても、元のプリンタ受信状
態を維持するようにする。また、状態4を実現しているプリンタにおいては、状
態4にてキャンセルコマンドを実行したら、状態3へ移すようにする。 以上の変更を実施した場合、キャンセルコマンドの実行後、状態3から状態1
へ移すには、ホールドキーの押下又は再開コマンドのホストコンピュータからの
送信が必要になる。 (2)状態2においてオンラインキーが押下された場合、プリンタにおいてクラ
ス3エラーが検出されていれば、状態1へ移さず元の状態を維持するようにする
。クラス3エラーが検出されていなければ、状態1へ移す。 (3)状態3においてオンラインキーを押下された場合、状態2へ移さず、状態
3を維持するようにする。 これらの(1)〜(3)の変更は、プリンタへのニーズに応じて、任意の組み
合わせで実施することができる。 [発明の効果] 本発明によれば、プリンタがエラー状態になっても、プリンタの各種状態の問
合せや、プリンタへのエラー回復指示を、ホストコンピュータからプリンタへ、
そのためのコマンドを送信することにより行うことができるので、プリンタの稼
動性、安全性、信頼性を高められという効果がある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本願発明の第1実施例の構成例を示すブロック図、第2図は第1実施例
の第1の制御テーブル内容を説明するための説明図、第3図は第1実施例におけ
るプリンタ受信状態間の状態遷移を示す状態遷移図、第4図は第1実施例の動作
手順を示すPAD図、第5図は第1実施例の第2の制御テーブルの内容を説明する
ための説明図、第6図は第2実施例の構成例を示すブロック図、第7図は第2実
施例における第1の制御テーブルの内容を説明するための説明図、第8図は第2
実施例におけるプリンタ受信状態間の状態遷移を示す状態遷移図、第9図は第3
実施例における第1の制御テーブルの内容を説明するための説明図、第10図は従
来発明におけるプリンタ受信状態間の状態遷移を示す状態遷移図である。 10……ホストコンピュータ、11……プリンタ、12……コマンド受信部、13……受
信バッファ部、14……コマンド処理部、141……コマンド識別部、142……コマン
ド実行許可判定部、143……コマンド実行部、15……プリンタ出力用バッファ部
、16……プリンタ制御部、17……プリンタエンジン部、18……第1の制御テーブ
ル、19……第2の制御テーブル、1a……異常処理部、1b……パネル制御部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】ホストコンピュータに接続され、該ホストコンピュータから送信さ
    れるコマンドを受信し、このコマンドの内容を解釈して、処理し、その結果に基
    づいてプリンタエンジン部を制御して、印刷を実行するプリンタであって、 エラーを検出した場合に、当該プリンタの受信状態を、ホストコンピュータから
    の各種問い合せおよびエラー回復指示に関するコマンドは受け付けるが、印刷内
    容の指示に関するコマンドは受け付けない状態に設定する手段を備えることを特
    徴とするプリンタ。 【請求項2】ホストコンピュータに接続され、該ホストコンピュータから送信さ
    れるコマンドを受信し、このコマンドの内容を解釈して、処理し、その結果に基
    づいてプリンタエンジン部を制御して、印刷を実行するプリンタであって、 ホストコンピュータからのすべてのコマンドを受信できる第1の状態と、ホスト
    コンピュータと電気的には接続されているが、論理的に切断されている第2の状
    態と、ホストコンピュータからの各種問い合せおよびエラー回復指示に関するコ
    マンドは受け付けるが、印刷内容の指示に関するコマンドは受け付けない第3の
    状態とを、その受信状態として有し、かつ、正常時には第1の状態を設定し、異
    常時には、前記第2または第3のいずれかの状態を選択的に設定する手段を備え
    ることを特徴とするプリンタ。 【請求項3】ホストコンピュータに接続され、該ホストコンピュータから送信さ
    れるコマンドを受信し、このコマンドの内容を解釈して、処理し、その結果に基
    づいてプリンタエンジン部を制御して、印刷を実行するプリンタであって、 当該プリンタが現在受け付け可能なコマンドの種別に応じて、当該プリンタの受
    信状態を記述する制御テーブルと、 該制御テーブルに、記述される当該プリンタの受信状態を参照して、ホストコン
    ピュータから送信されるコマンドの実行可否を判定する実行許可判定部を備える
    ことを特徴とするプリンタ。 【請求項4】ホストコンピュータが送信したコマンドを受信するためのコマンド
    受信部と、前記コマンド受信部が受信したコマンドを格納するための受信バッフ
    ァ部と、前記受信バッファ部内のコマンドを処理するためのコマンド処理部と、 前記コマンド処理部の実行結果を格納するためのプリンタ出力用バッファ部と、
    前記プリンタ出力用バッファ部内のデータをプリンタエンジン部へ出力するため
    のプリンタ制御部と、紙面上への印刷を行う印刷機構である前記プリンタエンジ
    ン部を備えて構成され、 前記コマンド処理部は、前記受信バッファ部内からコマンドを1つ読出して、そ
    のコマンド種別を決定するためのコマンド識別部と、決定された各コマンド種別
    のコマンドを実行するためのコマンド実行部とを有するプリンタにおいて、 前記プリンタの受信状態として、オンライン状態と呼ぶ状態1およびオフライン
    状態と呼ぶ状態2に加え、ホールド状態と呼ぶ状態3を用意し、 前記状態1はホストコンピュータからのすべてのコマンドを受信できる状態であ
    って、 前記状態2はホストコンピュータと論理的に切断されている状態であって、 前記状態3はホストコンピュータからの特定のコマンドを実行する状態であって
    、 さらに当該プリンタが現在受け付け可能なコマンドの種別に応じて、当該プリン
    タの各受信状態を記述する制御テーブルを設けると共に、前記コマンド処理部内
    にコマンド実行許可判定を設け、 前記コマンド実行許可判定手段は、前記の制御テーブル内のプリンタ受信状態と
    コマンド識別部が決定したコマンド種別に応じてコマンドの実行許可の可否を判
    定し、コマンドの実行が許可された場合、前記コマンド実行部を起動し、許可さ
    れなかった場合、前記コマンド実行部を起動しないようにすることを特徴とする
    プリンタ。 【請求項5】前記状態3においては、ホストコンピュータから、プリンタの各種
    状態の問合せ用コマンド、および少なくとも印刷処理の再開とキャンセル指示を
    含むエラー回復指示用コマンドのみを前記コマンド実行許可判定手段を用いて受
    付け、実行し、さらに、プリンタが前記状態1においてエラーを検出するか、ま
    たは、ホストコンピュータから中断コマンドを受付け、実行した場合に、プリン
    タ受信状態を前記状態3へ移すための状態3移行手段を設けると共に、プリンタ
    が前記状態3において再開コマンドまたはキャンセルコマンドを受付けて実行し
    た時、プリンタ受信状態を状態1へ移すための状態1移行手段を設けたことを特
    徴とする請求項4記載のプリンタ。 【請求項6】前記プリンタ受信手段の一つである状態3への移行と、そこからの
    解除とをプリンタ内の操作パネル上に設けたキーの押下で指示できるようにした
    ことを特徴とする請求項4または請求項5記載のプリンタ。 【請求項7】前記プリンタ受信状態に、プリンタがホストコンピュータからのコ
    マンドのうち、印刷処理の打切りコマンドであるキャンセルコマンドのみを受付
    ける状態であるキャンセル待ち状態と呼ぶ状態4を加え、プリンタが前記状態1
    において、少なくとも紙ジャムを含むホストコンピュータからのコマンド再送の
    必要なエラーを検出した時に、プリンタ受信状態を前記状態4に移すための手段
    と、プリンタが前記状態4において、前記キャンセルコマンドを受付けて実行し
    た時に前記状態1に移すための手段を設けたことを特徴とする請求項4、5また
    は6記載のプリンタ。 【請求項8】前記状態4において、プリンタ状態問合わせコマンドおよびポーリ
    ング用コマンドを、前記コマンド実行許可判定手段を用いて受け付け、実行でき
    るようにした請求項7記載のプリンタ。 【請求項9】前記状態2において、プリンタ状態問合わせコマンドおよびポーリ
    ング用コマンドを、前記コマンド実行許可判定手段を用いて受け付け、実行でき
    るようにした請求項7記載のプリンタ。 【請求項10】前記請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9記載のプリ
    ンタを、ホストコンピュータに接続して構成される印刷システム。

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