JP2611753B2 - ディスク - Google Patents
ディスクInfo
- Publication number
- JP2611753B2 JP2611753B2 JP7328576A JP32857695A JP2611753B2 JP 2611753 B2 JP2611753 B2 JP 2611753B2 JP 7328576 A JP7328576 A JP 7328576A JP 32857695 A JP32857695 A JP 32857695A JP 2611753 B2 JP2611753 B2 JP 2611753B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- disk
- hub
- magnetic material
- magnetic
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は本発明は、光ディス
ク等の記録媒体のハブの構造に関する。 【０００２】 【従来の技術】従来は、例えば光ディスクとしては、再
生専用の光ビデオディスク（ＶＤ）、コンパクトディス
ク（ＣＤ）、および記録再生可能な光ディスク（ＤＲＡ
Ｍ）がある。これらの光ディスクを記録再生機、もしく
は再生機（以下ドライブと略す）へ搭載する時には、特
開昭５４−１５１４０４、「ＣＤプレーヤ入門」Ｐ１１
４．コロナ社、に開示されている如く、ドライブに設け
られたディスク位置決め用ターンテーブルに対し、光デ
ィスクに形成された内円を機械的にクランプすることに
よって光ディスクを保持していた。以下、上記の保持機
構をメカニカルクランプと称する。 【０００３】一方、図１に示す如く追記型ディスクのう
ち、直径１３０ｍｍのコードデータ記録専用の光ディス
ク（ＣＤ−ＲＯＭ）においては、磁気記録用フロッピー
ディスクと同様に、カートリッジ内に光ディスクを内包
させる構成も考えれており、ドライブ構造の簡略化、お
よび省スペース化を狙いとして、前記したメカニカルク
ランプから、マグネットチャック式クランプへの移行が
検討されている。 【０００４】かかるようなマグネットチャック式クラン
プに際しては、従来非磁性体、例えば、ＰＭＭＡ、ＰＣ
などのプラスチックやガラス板等のディスク担体に磁性
体を接合させる必要があり、磁性体の接合強度、耐環境
信頼性、ディスク光学特性、生産性等に解決すべき問題
があった。 【０００５】 【発明が解決しようとする課題】従来のマグネットチャ
ック用磁性体においてはターンテーブル側のマグネット
が前記磁性体と密着することとなり、磁性体とディスク
着脱時に過大な力が発生し、磁性体とディスク担体との
接合耐久性、およびドライブ側の耐久性について問題が
あった。 【０００６】本発明の目的は、上記した従来技術の問題
を解決し、安価にかつ、信頼性の高い光ディスクを提供
することにある。 【０００７】 【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、ハブを、ディスク装置の回転駆動部との間
に磁気吸引力を発生する磁性材料からなる第１の部分
と、該第１の部分を保持する非磁性体（合成樹脂）から
なる第２の部分とで構成し、かつ、第１の部分を第２の
部分の回転軸方向の高さ寸法内に設けたことを特徴とす
る。 【０００８】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について、
図面等により説明する。 【０００９】図１、図２は本発明の一実施例を説明する
に用いた図であり、１は射出成形されたポリカーボネー
ト製レプリカ（厚さ１．２ｍｍ）上に光情報記録可能な
記録膜、たとえばカルコゲナイド化合物を形成（約１０
００Ａ）し、保護膜形成後、接着剤接合５（図示せず）
後、両面使用可能な光ディスク、２は磁性体６をポリカ
ーボネート７でインサート成形したリブ付きハブであ
る。３はカートリッジ、４はマグネットが装着してなる
ターンテーブルで、磁性体２をマグネットチャックし、
ディスクの位置決めを行う。 【００１０】図２、３は、本発明の実施例を示す図で、
磁性体６表面に、粘着剤付きのプラスチックフィルム８
を貼り合わせたものである。かかる構成にすることで、
ターンテーブルに装着されたマグネット（図示せず）と
磁性体６との距離が一定に保たれ、着磁力の制御が容易
になる。ここで、プラスチックフィルムに代り、他の非
磁性体、例えば、インサート成形時のゴム材料、例え
ば、塗膜によってもよい。 【００１１】図４は、本発明の他の実施形態を示す図で
ある。すなわち、ＩＣ、ＬＳＩに多用される如く、磁性
体６がリードフレーム状にプレス加工され、多数個同時
にインサート成形加工後、図５に示す如く、外周加工仕
上げしたものである。かかるようにすることで、磁性体
付きリングを同時多数個成形出来、コスト低減が可能で
ある。 【００１２】図６は、本発明の他の実施形態を示す図で
ある。すなわち、本発明の対象とする光ディスクはカー
トリッジ内に装着されており、ディスク製造時の来歴を
容易に識別、判断できない。このため、磁性体インサー
トしたゴム、プラスチック材料表面に、ディスク製造来
歴を印刷、もしくは成形時に刻印形成したものである。
このようにすることで、カートリッジを分解することな
く、光ディスクの製造来歴を確認することができる。 【００１３】なお、上述の実施例では、マグネットの吸
着体としての磁性体を、熱可塑性樹脂によって、インサ
ート成形したハブ構造としているので、ディスク担体と
してのプラスチック材料との接合強度を大幅に向上でき
る。すなわち、従来、磁性体とディスク担体との接合に
接着剤を用いていたが、かかる構造によって、超音波溶
着や、スピン溶着が可能となり、接合部強度が母材強度
と同等に出来る。 【００１４】また、上述の実施例では、磁性体表面にプ
ラスチックフィルム等の非磁性体を貼り合せているの
で、マグネットと磁性体間の着磁力を調整することでが
できる。すなわち、磁性体表面のプラスチックフィルム
は、その厚さを選定することによって、マグネットと磁
性体の相対的距離を調整でき、マグネット吸着力を緩和
できる。かかることによって、ハブとディスクとの接合
部に加わる応力が軽減できるので、ディスク生産性、及
び耐久性に優れた光ディスクを得ることが出来る。 【００１５】 【発明の効果】本発明によれば、光ディスク担体との接
合強度が高く、かつ着磁力も簡便な方法で制御できるの
で、品質の高い光ディスクを得ることが出来る。
ク等の記録媒体のハブの構造に関する。 【０００２】 【従来の技術】従来は、例えば光ディスクとしては、再
生専用の光ビデオディスク（ＶＤ）、コンパクトディス
ク（ＣＤ）、および記録再生可能な光ディスク（ＤＲＡ
Ｍ）がある。これらの光ディスクを記録再生機、もしく
は再生機（以下ドライブと略す）へ搭載する時には、特
開昭５４−１５１４０４、「ＣＤプレーヤ入門」Ｐ１１
４．コロナ社、に開示されている如く、ドライブに設け
られたディスク位置決め用ターンテーブルに対し、光デ
ィスクに形成された内円を機械的にクランプすることに
よって光ディスクを保持していた。以下、上記の保持機
構をメカニカルクランプと称する。 【０００３】一方、図１に示す如く追記型ディスクのう
ち、直径１３０ｍｍのコードデータ記録専用の光ディス
ク（ＣＤ−ＲＯＭ）においては、磁気記録用フロッピー
ディスクと同様に、カートリッジ内に光ディスクを内包
させる構成も考えれており、ドライブ構造の簡略化、お
よび省スペース化を狙いとして、前記したメカニカルク
ランプから、マグネットチャック式クランプへの移行が
検討されている。 【０００４】かかるようなマグネットチャック式クラン
プに際しては、従来非磁性体、例えば、ＰＭＭＡ、ＰＣ
などのプラスチックやガラス板等のディスク担体に磁性
体を接合させる必要があり、磁性体の接合強度、耐環境
信頼性、ディスク光学特性、生産性等に解決すべき問題
があった。 【０００５】 【発明が解決しようとする課題】従来のマグネットチャ
ック用磁性体においてはターンテーブル側のマグネット
が前記磁性体と密着することとなり、磁性体とディスク
着脱時に過大な力が発生し、磁性体とディスク担体との
接合耐久性、およびドライブ側の耐久性について問題が
あった。 【０００６】本発明の目的は、上記した従来技術の問題
を解決し、安価にかつ、信頼性の高い光ディスクを提供
することにある。 【０００７】 【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、ハブを、ディスク装置の回転駆動部との間
に磁気吸引力を発生する磁性材料からなる第１の部分
と、該第１の部分を保持する非磁性体（合成樹脂）から
なる第２の部分とで構成し、かつ、第１の部分を第２の
部分の回転軸方向の高さ寸法内に設けたことを特徴とす
る。 【０００８】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について、
図面等により説明する。 【０００９】図１、図２は本発明の一実施例を説明する
に用いた図であり、１は射出成形されたポリカーボネー
ト製レプリカ（厚さ１．２ｍｍ）上に光情報記録可能な
記録膜、たとえばカルコゲナイド化合物を形成（約１０
００Ａ）し、保護膜形成後、接着剤接合５（図示せず）
後、両面使用可能な光ディスク、２は磁性体６をポリカ
ーボネート７でインサート成形したリブ付きハブであ
る。３はカートリッジ、４はマグネットが装着してなる
ターンテーブルで、磁性体２をマグネットチャックし、
ディスクの位置決めを行う。 【００１０】図２、３は、本発明の実施例を示す図で、
磁性体６表面に、粘着剤付きのプラスチックフィルム８
を貼り合わせたものである。かかる構成にすることで、
ターンテーブルに装着されたマグネット（図示せず）と
磁性体６との距離が一定に保たれ、着磁力の制御が容易
になる。ここで、プラスチックフィルムに代り、他の非
磁性体、例えば、インサート成形時のゴム材料、例え
ば、塗膜によってもよい。 【００１１】図４は、本発明の他の実施形態を示す図で
ある。すなわち、ＩＣ、ＬＳＩに多用される如く、磁性
体６がリードフレーム状にプレス加工され、多数個同時
にインサート成形加工後、図５に示す如く、外周加工仕
上げしたものである。かかるようにすることで、磁性体
付きリングを同時多数個成形出来、コスト低減が可能で
ある。 【００１２】図６は、本発明の他の実施形態を示す図で
ある。すなわち、本発明の対象とする光ディスクはカー
トリッジ内に装着されており、ディスク製造時の来歴を
容易に識別、判断できない。このため、磁性体インサー
トしたゴム、プラスチック材料表面に、ディスク製造来
歴を印刷、もしくは成形時に刻印形成したものである。
このようにすることで、カートリッジを分解することな
く、光ディスクの製造来歴を確認することができる。 【００１３】なお、上述の実施例では、マグネットの吸
着体としての磁性体を、熱可塑性樹脂によって、インサ
ート成形したハブ構造としているので、ディスク担体と
してのプラスチック材料との接合強度を大幅に向上でき
る。すなわち、従来、磁性体とディスク担体との接合に
接着剤を用いていたが、かかる構造によって、超音波溶
着や、スピン溶着が可能となり、接合部強度が母材強度
と同等に出来る。 【００１４】また、上述の実施例では、磁性体表面にプ
ラスチックフィルム等の非磁性体を貼り合せているの
で、マグネットと磁性体間の着磁力を調整することでが
できる。すなわち、磁性体表面のプラスチックフィルム
は、その厚さを選定することによって、マグネットと磁
性体の相対的距離を調整でき、マグネット吸着力を緩和
できる。かかることによって、ハブとディスクとの接合
部に加わる応力が軽減できるので、ディスク生産性、及
び耐久性に優れた光ディスクを得ることが出来る。 【００１５】 【発明の効果】本発明によれば、光ディスク担体との接
合強度が高く、かつ着磁力も簡便な方法で制御できるの
で、品質の高い光ディスクを得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例による光ディスク、プレーヤ
ー、カートリッジの全体構成を示す断面図である。 【図２】本発明の一実施例のディスク断面図である。 【図３】本発明の一実施例のディスクのハブ部分の断面
図である。 【図４】本発明の一実施例のハブに用いられる磁性体部
品の斜視図である。 【図５】本発明の一実施例のハブの切断部の斜視図であ
る。 【図６】本発明の一実施例のハブの切断部の斜視図であ
る。 【符号の説明】 １…光ディスク、 ２…ハブ、 ３…カートリッジ、 ４…マグネット付きターンテーブル。
ー、カートリッジの全体構成を示す断面図である。 【図２】本発明の一実施例のディスク断面図である。 【図３】本発明の一実施例のディスクのハブ部分の断面
図である。 【図４】本発明の一実施例のハブに用いられる磁性体部
品の斜視図である。 【図５】本発明の一実施例のハブの切断部の斜視図であ
る。 【図６】本発明の一実施例のハブの切断部の斜視図であ
る。 【符号の説明】 １…光ディスク、 ２…ハブ、 ３…カートリッジ、 ４…マグネット付きターンテーブル。
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フロントページの続き
(72)発明者 竹内 崇
神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地
株式会社日立製作所家電研究所内
(56)参考文献 特開 昭63−187480（ＪＰ，Ａ)
特開 昭63−153776（ＪＰ，Ａ)
特開 昭60−213690（ＪＰ，Ａ)
特開 昭53−124861（ＪＰ，Ａ)
実開 昭58−169989（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭60−194741（ＪＰ，Ｕ)
実公 平２−6030（ＪＰ，Ｙ２)
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 １．ディスク部の中心部に同心状に設けたハブでディス
ク装置の回転駆動部に結合されるディスクであって、 前記ハブは、前記回転駆動部との間に磁気吸引力を発生
する磁性材料からなる第１の部分と、該第１の部分を保
持する非磁性体からなる第２の部分とで構成され、該第
２の部分で前記回転駆動部と接触し、かつ、前記第１の
部分が、前記第２の部分の回転軸方向の高さ寸法内に設
けられた構成であることを特徴とするディスク。 ２．特許請求の範囲第１項記載のディスクにおいて、前
記第２の部分の非磁性体は合成樹脂から成ることを特徴
とするディスク。 ３．特許請求の範囲第１項または第２項記載のディスク
において、前記第１の部分の表面に、非磁性体層を積層
してなることを特徴とするディスク。 ４．特許請求の範囲第３項記載のディスクにおいて、前
記非磁性体層が粘着性接着剤で前記第１の部分の表面に
貼り合せられたプラスチックフィルムであることを特徴
とするディスク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7328576A JP2611753B2 (ja) | 1995-12-18 | 1995-12-18 | ディスク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7328576A JP2611753B2 (ja) | 1995-12-18 | 1995-12-18 | ディスク |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62018364A Division JP2810037B2 (ja) | 1987-01-30 | 1987-01-30 | ディスク |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08227537A JPH08227537A (ja) | 1996-09-03 |
| JP2611753B2 true JP2611753B2 (ja) | 1997-05-21 |
Family
ID=18211826
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7328576A Expired - Lifetime JP2611753B2 (ja) | 1995-12-18 | 1995-12-18 | ディスク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2611753B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3430966A (en) * | 1967-04-03 | 1969-03-04 | Gauss Electrophysics Inc | Transparent recording disc |
| JPH0418083Y2 (ja) * | 1985-09-20 | 1992-04-22 | ||
| JPS62192945A (ja) * | 1986-02-20 | 1987-08-24 | Sony Corp | 情報デイスク |
| JPS6396751A (ja) * | 1986-10-13 | 1988-04-27 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | マグネツト・チヤツク用ハブ付光デイスク基板 |
| JP2647370B2 (ja) * | 1986-11-27 | 1997-08-27 | 日立マクセル株式会社 | マグネチツククランプ用光情報記録デイスク |
-
1995
- 1995-12-18 JP JP7328576A patent/JP2611753B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08227537A (ja) | 1996-09-03 |
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