JP2611665B2 - 給湯装置 - Google Patents
給湯装置Info
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B10/00—Integration of renewable energy sources in buildings
- Y02B10/20—Solar thermal
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B10/00—Integration of renewable energy sources in buildings
- Y02B10/70—Hybrid systems, e.g. uninterruptible or back-up power supplies integrating renewable energies
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- Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)
- Domestic Hot-Water Supply Systems And Details Of Heating Systems (AREA)
- Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は給湯装置に関する。特
に、残火時のハンチングを防止するためのシーケンスを
備えた給湯装置（瞬間湯沸かし器）に関する。
に、残火時のハンチングを防止するためのシーケンスを
備えた給湯装置（瞬間湯沸かし器）に関する。
【０００２】
（第１の従来例）給湯装置においては、水流スイッチ
がオン位置で固着して動きにくくなったり、あるいは
流量センサを用いたものでは、流量センサからのパルス
信号に類似したノイズが制御装置へ飛込んだり、あるい
は制御装置内のマイクロコンピュータ（ＣＰＵ）が部
分的に暴走するなどして、実際には水流がないにもかか
わらず、最低作動流量（ＭＯＱ）以上の流量があると誤
認し、燃焼すること（これを残火という。）がある。
がオン位置で固着して動きにくくなったり、あるいは
流量センサを用いたものでは、流量センサからのパルス
信号に類似したノイズが制御装置へ飛込んだり、あるい
は制御装置内のマイクロコンピュータ（ＣＰＵ）が部
分的に暴走するなどして、実際には水流がないにもかか
わらず、最低作動流量（ＭＯＱ）以上の流量があると誤
認し、燃焼すること（これを残火という。）がある。
【０００３】このような残火を放置すると、熱交換器が
過熱して危険であるため、従来より、残火が発生した場
合の安全装置として、熱交換器位置にハイリミットスイ
ッチを備えた給湯装置がある。この給湯装置では、残火
による熱交換器の過熱温度をハイリミットスイッチで検
知すると、安全動作（バーナーの燃焼を停止し、停止状
態を維持する。）に入り、点検、修理を使用者に促すよ
うにしている。
過熱して危険であるため、従来より、残火が発生した場
合の安全装置として、熱交換器位置にハイリミットスイ
ッチを備えた給湯装置がある。この給湯装置では、残火
による熱交換器の過熱温度をハイリミットスイッチで検
知すると、安全動作（バーナーの燃焼を停止し、停止状
態を維持する。）に入り、点検、修理を使用者に促すよ
うにしている。
【０００４】（第２の従来例）また、近年の給湯装置で
は、太陽熱温水器と接続されたものがあり、太陽熱温水
器で加熱された湯をさらに熱交換器で再加熱し、設定温
度の湯を出湯している。しかしながら、太陽熱温水器で
加熱された高温の湯を再度熱交換器で加熱し出湯する
と、設定温度以上の高温の湯を出湯する危険があるた
め、入水温度が所定のハイカット温度ＴOFF（例えば５
０℃）以上に上昇するとバーナーの燃焼をオフにし、入
水温度が所定の復帰温度ＴON（例えば４７℃）以下に下
がるとバーナーの燃焼をオンにする（これらを、ソーラ
ーハイカット作動という。）ようにしている。
は、太陽熱温水器と接続されたものがあり、太陽熱温水
器で加熱された湯をさらに熱交換器で再加熱し、設定温
度の湯を出湯している。しかしながら、太陽熱温水器で
加熱された高温の湯を再度熱交換器で加熱し出湯する
と、設定温度以上の高温の湯を出湯する危険があるた
め、入水温度が所定のハイカット温度ＴOFF（例えば５
０℃）以上に上昇するとバーナーの燃焼をオフにし、入
水温度が所定の復帰温度ＴON（例えば４７℃）以下に下
がるとバーナーの燃焼をオンにする（これらを、ソーラ
ーハイカット作動という。）ようにしている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、太陽熱
温水器に接続されたソーラーハイカット制御方式の給湯
装置に残火防止のための安全装置を設けた場合、残火時
にはソーラーハイカット作動により燃焼オン／オフのハ
ンチング動作が発生し、残火安全動作が働かない場合が
あった。すなわち、ノイズ等によって最低作動流量以上
の流量が誤って検出され、バーナーが燃焼開始し、その
残火状態が継続したとすると、熱交換器内の水が加熱さ
れ、入水管路内の湯温も上昇する。この場合、残火安全
動作用のハイリミットスイッチが作動する前に、ハイカ
ット温度ＴOFFが検出されると、燃焼オフとなる。燃焼
オフとなって入水管路内の湯温が復帰温度ＴON以下に下
がったとき、依然として最低作動流量以上の水量がある
と誤認していると、再び燃焼オンとなる。このような状
態が続くと、燃焼オンと燃焼オフとが繰り返して燃焼オ
ン／オフのハンチング動作が発生し、いつまでもハイリ
ミットスイッチが作動しないので、残火安全動作に移行
できないという問題があった。
温水器に接続されたソーラーハイカット制御方式の給湯
装置に残火防止のための安全装置を設けた場合、残火時
にはソーラーハイカット作動により燃焼オン／オフのハ
ンチング動作が発生し、残火安全動作が働かない場合が
あった。すなわち、ノイズ等によって最低作動流量以上
の流量が誤って検出され、バーナーが燃焼開始し、その
残火状態が継続したとすると、熱交換器内の水が加熱さ
れ、入水管路内の湯温も上昇する。この場合、残火安全
動作用のハイリミットスイッチが作動する前に、ハイカ
ット温度ＴOFFが検出されると、燃焼オフとなる。燃焼
オフとなって入水管路内の湯温が復帰温度ＴON以下に下
がったとき、依然として最低作動流量以上の水量がある
と誤認していると、再び燃焼オンとなる。このような状
態が続くと、燃焼オンと燃焼オフとが繰り返して燃焼オ
ン／オフのハンチング動作が発生し、いつまでもハイリ
ミットスイッチが作動しないので、残火安全動作に移行
できないという問題があった。
【０００６】本発明は叙上の従来例の欠点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、残火時に、
ソーラーハイカット作動による燃焼オン／オフのハンチ
ング動作が継続するのを防止し、安全に燃焼停止させる
ことができる給湯装置を提供することにある。
れたものであり、その目的とするところは、残火時に、
ソーラーハイカット作動による燃焼オン／オフのハンチ
ング動作が継続するのを防止し、安全に燃焼停止させる
ことができる給湯装置を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の給湯装置は、入
水側に太陽熱温水器の出湯側を接続可能な給湯装置にお
いて、太陽熱温水器側からの入水流量を検出する水量セ
ンサと、太陽熱温水器側から流入する水の入水温度を検
出する入水温度センサと、異常による残火を検出する残
火検出器と、前記入水温度センサにより検出された入水
温度が所定温度以上となった場合には燃焼をオフにし、
入水温度が所定温度以下となった場合には燃焼をオンに
するソーラーハイカット作動処理手段と、残火検出器に
より残火が検出された場合には、燃焼を強制的に停止さ
せる安全動作手段とを備え、前記水量センサにより検出
されている入水流量が最低作動流量以上のときに、ソー
ラーハイカット作動回数をカウントし、ソーラーハイカ
ット作動回数が一定回数に達した場合にも、燃焼を強制
的に停止させるようにしたことを特徴としている。
水側に太陽熱温水器の出湯側を接続可能な給湯装置にお
いて、太陽熱温水器側からの入水流量を検出する水量セ
ンサと、太陽熱温水器側から流入する水の入水温度を検
出する入水温度センサと、異常による残火を検出する残
火検出器と、前記入水温度センサにより検出された入水
温度が所定温度以上となった場合には燃焼をオフにし、
入水温度が所定温度以下となった場合には燃焼をオンに
するソーラーハイカット作動処理手段と、残火検出器に
より残火が検出された場合には、燃焼を強制的に停止さ
せる安全動作手段とを備え、前記水量センサにより検出
されている入水流量が最低作動流量以上のときに、ソー
ラーハイカット作動回数をカウントし、ソーラーハイカ
ット作動回数が一定回数に達した場合にも、燃焼を強制
的に停止させるようにしたことを特徴としている。
【０００８】
【作用】本発明の給湯装置にあっては、ソーラーハイカ
ット作動処理手段を備えているので、太陽熱温水器から
供給される湯水の温度に応じて燃焼をオンまたはオフに
保持される。従って、太陽熱温水器から供給される湯の
温度が高い場合にも、管端から高温の湯が吐出される危
険を防止できる。
ット作動処理手段を備えているので、太陽熱温水器から
供給される湯水の温度に応じて燃焼をオンまたはオフに
保持される。従って、太陽熱温水器から供給される湯の
温度が高い場合にも、管端から高温の湯が吐出される危
険を防止できる。
【０００９】また、残火を検出して燃焼を強制的に停止
させる安全動作手段を備えているので、熱交換器が残火
によって過熱状態となる危険を防止することができる。
させる安全動作手段を備えているので、熱交換器が残火
によって過熱状態となる危険を防止することができる。
【００１０】また、入水側に太陽熱温水器を接続された
給湯装置にあっては、実際には入水側に最低作動流量以
上の水が流れていない残火状態でも、ソーラーハイカッ
ト作動処理のために残火状態が検出されず、燃焼オン／
オフのハンチングが発生することがある。本発明にあっ
ては、最低作動流量以上の入水流量が検出されていると
きに、ソーラーハイカット作動回数が一定回数に達した
場合には、強制的に燃焼状態を停止させ、その状態を維
持させる。従って、ハンチングがいつまでも継続するの
を防止することができ、また、ソーラーハイカット作動
処理に妨げられて残火状態を直接に検出できない場合で
も、残火状態を防止して確実に安全動作へ移行させるこ
とができる。
給湯装置にあっては、実際には入水側に最低作動流量以
上の水が流れていない残火状態でも、ソーラーハイカッ
ト作動処理のために残火状態が検出されず、燃焼オン／
オフのハンチングが発生することがある。本発明にあっ
ては、最低作動流量以上の入水流量が検出されていると
きに、ソーラーハイカット作動回数が一定回数に達した
場合には、強制的に燃焼状態を停止させ、その状態を維
持させる。従って、ハンチングがいつまでも継続するの
を防止することができ、また、ソーラーハイカット作動
処理に妨げられて残火状態を直接に検出できない場合で
も、残火状態を防止して確実に安全動作へ移行させるこ
とができる。
【００１１】
【実施例】図１は本発明の一実施例による先止式の給湯
装置Ａの概略構成図である。１は熱交換器であって、熱
交換器１にはその過熱温度を監視するための残火検出器
２、例えばハイリミットスイッチが設けられている。３
は熱交換器１の入水側に接続された入水管路であって、
入水管路３には入水流量を検出する水量センサ４と、入
水管路３を通って熱交換器１に流入する水温を検出する
入水温度センサ５（例えば、サーミスタ）が設けられて
いる。また、この入水管路３の管端には、太陽熱温水器
６の出湯管７が接続されている。８は熱交換器１の出湯
側に接続された出湯管路であって、先端にはカラン１０
が設けられており、出湯管路８には、熱交換器１から流
出する湯温を検出する出湯温度センサ９（例えば、サー
ミスタ）が設けられている。また、熱交換器１の下方に
はバーナー１１が設けられており、バーナー１１の燃焼
力は比例制御ガス弁１２によって制御され、燃焼オン／
オフは電磁開閉弁１３によって切り替えられる。
装置Ａの概略構成図である。１は熱交換器であって、熱
交換器１にはその過熱温度を監視するための残火検出器
２、例えばハイリミットスイッチが設けられている。３
は熱交換器１の入水側に接続された入水管路であって、
入水管路３には入水流量を検出する水量センサ４と、入
水管路３を通って熱交換器１に流入する水温を検出する
入水温度センサ５（例えば、サーミスタ）が設けられて
いる。また、この入水管路３の管端には、太陽熱温水器
６の出湯管７が接続されている。８は熱交換器１の出湯
側に接続された出湯管路であって、先端にはカラン１０
が設けられており、出湯管路８には、熱交換器１から流
出する湯温を検出する出湯温度センサ９（例えば、サー
ミスタ）が設けられている。また、熱交換器１の下方に
はバーナー１１が設けられており、バーナー１１の燃焼
力は比例制御ガス弁１２によって制御され、燃焼オン／
オフは電磁開閉弁１３によって切り替えられる。
【００１２】また、上記残火検出器２、入水温度センサ
５、出湯温度センサ９、水量センサ４からの出力信号は
それぞれ制御部１４へ入力され、比例制御ガス弁１２及
び電磁開閉弁１３は制御部１４によって制御されてい
る。しかして、通常の給湯動作時においては、カラン１
０が開かれると、太陽熱温水器６から給湯装置Ａに湯水
が流れ込む。水量センサ４によって最低作動流量（ＭＯ
Ｑ）以上の入水流量が検出されると、制御部１４は、電
磁開閉弁１３を開成してバーナー１１を燃焼させ（入水
温度Ｔcがハイカット温度ＴOFFより低い場合）、出湯温
度センサ９で検出されている出湯温度が設定温度と等し
くなるよう、比例制御ガス弁１２の開度をコントロール
し、カラン１０から設定温度の湯を出湯する。
５、出湯温度センサ９、水量センサ４からの出力信号は
それぞれ制御部１４へ入力され、比例制御ガス弁１２及
び電磁開閉弁１３は制御部１４によって制御されてい
る。しかして、通常の給湯動作時においては、カラン１
０が開かれると、太陽熱温水器６から給湯装置Ａに湯水
が流れ込む。水量センサ４によって最低作動流量（ＭＯ
Ｑ）以上の入水流量が検出されると、制御部１４は、電
磁開閉弁１３を開成してバーナー１１を燃焼させ（入水
温度Ｔcがハイカット温度ＴOFFより低い場合）、出湯温
度センサ９で検出されている出湯温度が設定温度と等し
くなるよう、比例制御ガス弁１２の開度をコントロール
し、カラン１０から設定温度の湯を出湯する。
【００１３】また、図２は制御部１４における残火安全
動作とソーラーハイカット作動処理のための構成を示す
ブロック図である。残火検出器２の出力は残火安全処理
部１５に供給されており、残火安全処理部１５は、残火
検出器２で所定温度値以上の過熱温度を検出すると、残
火状態であると判断して安全動作へ移行し、電磁開閉弁
１３を強制的に閉成してバーナー１１の燃焼を強制的に
停止し、燃焼停止状態を維持し、給湯装置Ａの修理点検
を促す。
動作とソーラーハイカット作動処理のための構成を示す
ブロック図である。残火検出器２の出力は残火安全処理
部１５に供給されており、残火安全処理部１５は、残火
検出器２で所定温度値以上の過熱温度を検出すると、残
火状態であると判断して安全動作へ移行し、電磁開閉弁
１３を強制的に閉成してバーナー１１の燃焼を強制的に
停止し、燃焼停止状態を維持し、給湯装置Ａの修理点検
を促す。
【００１４】また、入水温度センサ５の出力と水量セン
サ４の出力は、ソーラーハイカット処理部１６に入力さ
れており、ソーラーハイカット処理部１６は、入水流量
が最低作動流量以上のときに、入水温度Ｔcがハイカッ
ト温度ＴOFF（例えば５０℃）以上になると、ソーラー
ハイカット作動信号を出力して電磁開閉弁１３を閉じ、
燃焼をオフとする。従って、この場合には太陽熱温水器
６から供給された湯は加熱されることなく、そのまま出
湯される。あるいは、入水温度Ｔcが復帰温度ＴON（例
えば４７℃）以下になると、ソーラーハイカット復帰信
号を出力して電磁開閉弁１３を開き、燃焼オンにする。
この場合には、太陽熱温水器６から供給された水は熱交
換器１で加熱されて出湯される。このようなソーラーハ
イカット作動処理によれば、高温の湯が太陽熱温水器６
から供給された場合に、さらに給湯装置Ａで加熱されて
設定温度以上の高温の湯がカラン１０から出湯される危
険を防止できる。
サ４の出力は、ソーラーハイカット処理部１６に入力さ
れており、ソーラーハイカット処理部１６は、入水流量
が最低作動流量以上のときに、入水温度Ｔcがハイカッ
ト温度ＴOFF（例えば５０℃）以上になると、ソーラー
ハイカット作動信号を出力して電磁開閉弁１３を閉じ、
燃焼をオフとする。従って、この場合には太陽熱温水器
６から供給された湯は加熱されることなく、そのまま出
湯される。あるいは、入水温度Ｔcが復帰温度ＴON（例
えば４７℃）以下になると、ソーラーハイカット復帰信
号を出力して電磁開閉弁１３を開き、燃焼オンにする。
この場合には、太陽熱温水器６から供給された水は熱交
換器１で加熱されて出湯される。このようなソーラーハ
イカット作動処理によれば、高温の湯が太陽熱温水器６
から供給された場合に、さらに給湯装置Ａで加熱されて
設定温度以上の高温の湯がカラン１０から出湯される危
険を防止できる。
【００１５】さらに、ソーラーハイカット処理部１６は
ソーラーハイカット作動処理する度にカウンター１７へ
信号を出力し、カウンター１７は当該信号を受信するこ
とによってソーラーハイカット作動回数をカウントす
る。すなわち、カウンター１７は水量センサ４によって
検出されている入水流量が最低作動流量より少ないとき
はリセットされてカウンター値ｎ＝０となっている。最
低作動流量以上の入水流量が検知された場合には、カウ
ンター１７はソーラーハイカット処理部１６からソーラ
ーハイカット処理信号もしくはソーラーハイカット復帰
信号が出力される度にカウント値ｎを１ずつ増加させ、
カウント値ｎが設定値Ｎに等しくなるとハンチング停止
処理部１８へ作動信号を出力する。そして、ハンチング
停止処理部１８は当該作動信号を受信すると、強制的に
電磁開閉弁１３を閉成して燃焼を停止させ、燃焼停止状
態をそのまま維持させると共に使用者に給湯装置Ａの点
検、修理を促す。カウンター１７によるソーラーハイカ
ット作動回数の数え方は特に限定しないが、例えば入
水温度Ｔcがハイカット温度ＴOFFを下から上へ通過して
ソーラーハイカット処理信号が出力される回数だけを計
数してもよいし（図３、図４の実施例の場合）、入水
温度Ｔcが復帰温度ＴONを上から下へ通過してソーラー
ハイカット復帰信号が出力される回数だけを計数しても
よく、あるいは、入水温度Ｔcがハイカット温度ＴOFF
を通過したときのソーラーハイカット処理信号と復帰温
度ＴONを通過したときのソーラーハイカット復帰信号と
の合計回数を計数してもよい。また、設定値Ｎは、給湯
装置Ａが正常な場合において発生するソーラーハイカッ
ト作動処理による燃焼オン／オフの回数よりも大きな値
に設定する必要があるが、ソーラーハイカット作動回数
の数え方によって異なる値となることは当然である。
ソーラーハイカット作動処理する度にカウンター１７へ
信号を出力し、カウンター１７は当該信号を受信するこ
とによってソーラーハイカット作動回数をカウントす
る。すなわち、カウンター１７は水量センサ４によって
検出されている入水流量が最低作動流量より少ないとき
はリセットされてカウンター値ｎ＝０となっている。最
低作動流量以上の入水流量が検知された場合には、カウ
ンター１７はソーラーハイカット処理部１６からソーラ
ーハイカット処理信号もしくはソーラーハイカット復帰
信号が出力される度にカウント値ｎを１ずつ増加させ、
カウント値ｎが設定値Ｎに等しくなるとハンチング停止
処理部１８へ作動信号を出力する。そして、ハンチング
停止処理部１８は当該作動信号を受信すると、強制的に
電磁開閉弁１３を閉成して燃焼を停止させ、燃焼停止状
態をそのまま維持させると共に使用者に給湯装置Ａの点
検、修理を促す。カウンター１７によるソーラーハイカ
ット作動回数の数え方は特に限定しないが、例えば入
水温度Ｔcがハイカット温度ＴOFFを下から上へ通過して
ソーラーハイカット処理信号が出力される回数だけを計
数してもよいし（図３、図４の実施例の場合）、入水
温度Ｔcが復帰温度ＴONを上から下へ通過してソーラー
ハイカット復帰信号が出力される回数だけを計数しても
よく、あるいは、入水温度Ｔcがハイカット温度ＴOFF
を通過したときのソーラーハイカット処理信号と復帰温
度ＴONを通過したときのソーラーハイカット復帰信号と
の合計回数を計数してもよい。また、設定値Ｎは、給湯
装置Ａが正常な場合において発生するソーラーハイカッ
ト作動処理による燃焼オン／オフの回数よりも大きな値
に設定する必要があるが、ソーラーハイカット作動回数
の数え方によって異なる値となることは当然である。
【００１６】例えば、待機中の給湯装置Ａが、時刻ｔ1
に外部からのノイズによって入水流量が最低作動流量以
上であると誤認し、その状態が継続した場合のようすを
図３に示す。時刻ｔ1に最低作動流量以上の入水流量が
誤認された時、入水温度Ｔcがハイカット温度ＴOFFより
も低いと燃焼オンとなるが、水は入水管路３内で流れて
いないので、入水温度Ｔcは上昇する。入水温度Ｔcが上
昇してハイカット温度ＴOFF以上になると、燃焼はオフ
になる（時刻ｔ2）。この時、カウンター１７の値は増
加してｎ＝１となる。燃焼オフとなると、放熱等によっ
て入水温度Ｔcが低くなり、復帰温度ＴON以下になると
再び燃焼オンとなる（時刻ｔ3）。残火状態であって
も、このような場合には残火検出器２によって残火状態
が検出されることなく、燃焼オン／オフが繰り返される
（時刻ｔ4〜ｔ5）。同時に、入水温度Ｔcがハイカット
温度ＴOFF以上になる度にカウンター１７の値は１ずつ
増加する。こうしてカウンター１７の値ｎが設定値Ｎ
（例えば、Ｎ＝３）に等しくなると、太陽熱温水器６が
原因でなく、残火によるハンチングであると判断し、燃
焼を強制的に停止させ、その状態を維持する（時刻
ｔ6）。従って、燃焼オン／オフのハンチングを数回程
度で強制的に停止させ、ハンチングが長く続くのを防止
できる。同時に、ソーラーハイカット作動処理に妨げら
れることなく残火状態を検出し、安全動作させることが
できる。
に外部からのノイズによって入水流量が最低作動流量以
上であると誤認し、その状態が継続した場合のようすを
図３に示す。時刻ｔ1に最低作動流量以上の入水流量が
誤認された時、入水温度Ｔcがハイカット温度ＴOFFより
も低いと燃焼オンとなるが、水は入水管路３内で流れて
いないので、入水温度Ｔcは上昇する。入水温度Ｔcが上
昇してハイカット温度ＴOFF以上になると、燃焼はオフ
になる（時刻ｔ2）。この時、カウンター１７の値は増
加してｎ＝１となる。燃焼オフとなると、放熱等によっ
て入水温度Ｔcが低くなり、復帰温度ＴON以下になると
再び燃焼オンとなる（時刻ｔ3）。残火状態であって
も、このような場合には残火検出器２によって残火状態
が検出されることなく、燃焼オン／オフが繰り返される
（時刻ｔ4〜ｔ5）。同時に、入水温度Ｔcがハイカット
温度ＴOFF以上になる度にカウンター１７の値は１ずつ
増加する。こうしてカウンター１７の値ｎが設定値Ｎ
（例えば、Ｎ＝３）に等しくなると、太陽熱温水器６が
原因でなく、残火によるハンチングであると判断し、燃
焼を強制的に停止させ、その状態を維持する（時刻
ｔ6）。従って、燃焼オン／オフのハンチングを数回程
度で強制的に停止させ、ハンチングが長く続くのを防止
できる。同時に、ソーラーハイカット作動処理に妨げら
れることなく残火状態を検出し、安全動作させることが
できる。
【００１７】図４は上記ソーラーハイカット処理及び残
火時のハンチング停止処理の手順の一例を詳細に示すフ
ロー図であって、入水温度Ｔcがハイカット温度ＴOFF以
上となるときにカウンターがカウント動作するようにし
ている。すなわち、入水流量が最低作動流量（ＭＯＱ）
以下の場合には、燃焼オフで待機し、カウンターの値は
ｎ＝０にリセットされている（Ｓ２１，Ｓ２２，Ｓ２
３）。カラン１０が開かれて入水管路３に最低作動流量
以上の水が流れた場合（Ｓ２１でYESの場合）には、入
水温度Ｔcがハイカット温度ＴOFF以上であるか判定され
（Ｓ２４）、ハイカット温度ＴOFF以下であると燃焼オ
ンにし（Ｓ２５）、太陽熱温水器６から供給される湯を
加熱して設定温度の湯を吐出させる。この後、再びカラ
ン１０が閉じられて入水流量が最低作動流量以下になる
と、燃焼オフとなり、カウンターがリセットされる（Ｓ
２１，Ｓ２２，Ｓ２３）。
火時のハンチング停止処理の手順の一例を詳細に示すフ
ロー図であって、入水温度Ｔcがハイカット温度ＴOFF以
上となるときにカウンターがカウント動作するようにし
ている。すなわち、入水流量が最低作動流量（ＭＯＱ）
以下の場合には、燃焼オフで待機し、カウンターの値は
ｎ＝０にリセットされている（Ｓ２１，Ｓ２２，Ｓ２
３）。カラン１０が開かれて入水管路３に最低作動流量
以上の水が流れた場合（Ｓ２１でYESの場合）には、入
水温度Ｔcがハイカット温度ＴOFF以上であるか判定され
（Ｓ２４）、ハイカット温度ＴOFF以下であると燃焼オ
ンにし（Ｓ２５）、太陽熱温水器６から供給される湯を
加熱して設定温度の湯を吐出させる。この後、再びカラ
ン１０が閉じられて入水流量が最低作動流量以下になる
と、燃焼オフとなり、カウンターがリセットされる（Ｓ
２１，Ｓ２２，Ｓ２３）。
【００１８】また、ハイカット温度ＴOFF以上の湯が入
水管路３に最低作動流量以上流れた場合（Ｓ２４でYES
の場合）には、燃焼オフとし（Ｓ２６）、太陽熱温水器
６から供給された湯を加熱することなく出湯する。つい
で、カウンター１７の値ｎを１だけ増加させ（Ｓ２
７）、カウンター１７の値ｎが設定値Ｎ以上かどうか判
定する（Ｓ２８）。ｎ＜Ｎであれば、入水温度Ｔcが復
帰温度ＴON以下に下がっていないかどうか調べる（Ｓ２
９）。入水温度Ｔcが復帰温度ＴONより高い状態に維持
されていれば、太陽熱温水器６から供給された湯をその
まま出湯させ（Ｓ２９、Ｓ３０）、その後、入水流量が
最低作動流量以下になると燃焼を停止してカウンター１
７をリセットする（Ｓ３０，Ｓ３１，Ｓ３２）。
水管路３に最低作動流量以上流れた場合（Ｓ２４でYES
の場合）には、燃焼オフとし（Ｓ２６）、太陽熱温水器
６から供給された湯を加熱することなく出湯する。つい
で、カウンター１７の値ｎを１だけ増加させ（Ｓ２
７）、カウンター１７の値ｎが設定値Ｎ以上かどうか判
定する（Ｓ２８）。ｎ＜Ｎであれば、入水温度Ｔcが復
帰温度ＴON以下に下がっていないかどうか調べる（Ｓ２
９）。入水温度Ｔcが復帰温度ＴONより高い状態に維持
されていれば、太陽熱温水器６から供給された湯をその
まま出湯させ（Ｓ２９、Ｓ３０）、その後、入水流量が
最低作動流量以下になると燃焼を停止してカウンター１
７をリセットする（Ｓ３０，Ｓ３１，Ｓ３２）。
【００１９】また、図３に示した場合のように、入水温
度Ｔcがハイカット温度ＴOFF以上となって燃焼オフした
り（Ｓ２４→Ｓ２６）、復帰温度ＴON以下となって燃焼
オンしたり（Ｓ２９→Ｓ２１→Ｓ２４→Ｓ２５）してハ
ンチングする場合には、ハイカット温度ＴOFF以上とな
って燃焼オフする度にカウンター１７の値ｎが１ずつ増
加し（Ｓ２７）、カウンター１７の値ｎが設定値Ｎと等
しくなると、安全動作に移行する（Ｓ２８，Ｓ３３）。
すなわち、電磁開閉弁１３を閉じて燃焼オフとし、その
状態を維持することによって強制的にハンチングを終了
させると共に残火状態を停止させ、使用者に点検、修理
を促す。
度Ｔcがハイカット温度ＴOFF以上となって燃焼オフした
り（Ｓ２４→Ｓ２６）、復帰温度ＴON以下となって燃焼
オンしたり（Ｓ２９→Ｓ２１→Ｓ２４→Ｓ２５）してハ
ンチングする場合には、ハイカット温度ＴOFF以上とな
って燃焼オフする度にカウンター１７の値ｎが１ずつ増
加し（Ｓ２７）、カウンター１７の値ｎが設定値Ｎと等
しくなると、安全動作に移行する（Ｓ２８，Ｓ３３）。
すなわち、電磁開閉弁１３を閉じて燃焼オフとし、その
状態を維持することによって強制的にハンチングを終了
させると共に残火状態を停止させ、使用者に点検、修理
を促す。
【００２０】なお、上記実施例では、ハイカット温度Ｔ
OFF及び復帰温度ＴONは一点設定となっていて一定値を
有していたが、これらの温度は実公平２−１８４２８号
公報に開示されているように設定温度に応じて変化する
ようにしてもよい。また、図２ではカウンターのカウン
ト数が設定値Ｎに達すると、ハンチング停止処理部へ信
号を出力して電磁開閉弁を強制的に閉じるようにしてい
るが、カウンターから残火安全処理部へ信号を出力して
残火安全処理部に安全動作させ、電磁開閉弁を強制的に
閉じるようにしてもよい。
OFF及び復帰温度ＴONは一点設定となっていて一定値を
有していたが、これらの温度は実公平２−１８４２８号
公報に開示されているように設定温度に応じて変化する
ようにしてもよい。また、図２ではカウンターのカウン
ト数が設定値Ｎに達すると、ハンチング停止処理部へ信
号を出力して電磁開閉弁を強制的に閉じるようにしてい
るが、カウンターから残火安全処理部へ信号を出力して
残火安全処理部に安全動作させ、電磁開閉弁を強制的に
閉じるようにしてもよい。
【００２１】
【発明の効果】本発明によれば、ソーラーハイカット作
動回数が一定回数に達した場合には、燃焼を強制的に停
止させてその状態を維持させるようにしているので、残
火状態が発生した場合には、ソーラーハイカット作動処
理に妨げられることなく安全動作に移行させることがで
き、給湯装置の安全性を高めることができる。
動回数が一定回数に達した場合には、燃焼を強制的に停
止させてその状態を維持させるようにしているので、残
火状態が発生した場合には、ソーラーハイカット作動処
理に妨げられることなく安全動作に移行させることがで
き、給湯装置の安全性を高めることができる。
【００２２】また、残火時に発生する燃焼オン／オフの
ハンチング回数を低減させることができ、いつまでもハ
ンチングが継続するのを防止することができる。
ハンチング回数を低減させることができ、いつまでもハ
ンチングが継続するのを防止することができる。
【図１】本発明の一実施例による給湯装置の概略構成図
である。
である。
【図２】同上の制御部における残火安全動作とソーラー
ハイカット作動処理のための構成を示すブロック図であ
る。
ハイカット作動処理のための構成を示すブロック図であ
る。
【図３】同上の動作説明図であって、入水温度の変化と
燃焼状態のオン／オフの変化を示す図である。
燃焼状態のオン／オフの変化を示す図である。
【図４】ソーラーハイカット作動処理のため本来の残火
安全動作が機能しない場合に、残火を点検して残火安全
動作を機能させるための処理手順を示すフロー図であ
る。
安全動作が機能しない場合に、残火を点検して残火安全
動作を機能させるための処理手順を示すフロー図であ
る。
１ 熱交換器 ２ 残火検出器 ４ 水量センサ ５ 入水温度センサ ６ 太陽熱温水器 １１ バーナー １３ 電磁開閉弁 １４ 制御部 １６ ソーラーハイカット処理部 １７ カウンター １８ ハンチング停止処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野村 秀樹 兵庫県神戸市中央区明石町32番地 株式 会社 ノーリツ内 (56)参考文献 実開 昭61−172948（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】 入水側に太陽熱温水器の出湯側を接続可
能な給湯装置において、太陽熱温水器側からの入水流量を検出する水量センサ
と、 太陽熱温水器側から流入する水の入水温度を検出する入
水温度センサと、 異常による残火を検出する残火検出器と、 前記入水温度センサにより検出された 入水温度が所定温
度以上となった場合には燃焼をオフにし、入水温度が所
定温度以下となった場合には燃焼をオンにするソーラー
ハイカット作動処理手段と、残火検出器により 残火が検出された場合には、燃焼を強
制的に停止させる安全動作手段とを備え、前記水量センサにより 検出されている入水流量が最低作
動流量以上のときに、ソーラーハイカット作動回数をカ
ウントし、ソーラーハイカット作動回数が一定回数に達
した場合にも、燃焼を強制的に停止させるようにしたこ
とを特徴とする給湯装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17018694A JP2611665B2 (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | 給湯装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17018694A JP2611665B2 (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | 給湯装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0814658A JPH0814658A (ja) | 1996-01-19 |
| JP2611665B2 true JP2611665B2 (ja) | 1997-05-21 |
Family
ID=15900286
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17018694A Expired - Fee Related JP2611665B2 (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | 給湯装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2611665B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6056408A (ja) * | 1983-09-09 | 1985-04-02 | Akira Ozawa | 連続圧延機 |
-
1994
- 1994-06-28 JP JP17018694A patent/JP2611665B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0814658A (ja) | 1996-01-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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