JP2611188B2 - 生体計測用基準点設定方法および装置 - Google Patents

生体計測用基準点設定方法および装置

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JP2611188B2 JP6295463A JP29546394A JP2611188B2 JP 2611188 B2 JP2611188 B2 JP 2611188B2 JP 6295463 A JP6295463 A JP 6295463A JP 29546394 A JP29546394 A JP 29546394A JP 2611188 B2 JP2611188 B2 JP 2611188B2
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    • A61B5/4542Evaluating the mouth, e.g. the jaw
    • A61B5/4547Evaluating teeth

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生体情報を得るのに用
いられる脳磁気等の生体磁気計測および核磁気共鳴映像
法により得られるデータを高精度に位置合わせするのに
好適な生体計測用基準点設定方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、非侵襲的に生体の形態情報を得る
手段として、核磁気共鳴映像法(MRI:Magnetic Resonan
ce Imaging) やX 線CTが広く用いられている。一方、生
体の機能的な情報を得る方法として、生体電流に起因す
る磁場変化を計測しこれにより作られる磁界を脳磁図(M
EG:Magnetoencephalogram)として記録することが知られ
ている。
【0003】そこで、MRI により得られた形態情報とME
G による機能情報とを合成し、脳活動部位を推定するこ
とにより脳活動の解析をしようとする試みがなされてい
る。
【0004】従来この合成に際しては、効果的な方法が
ないので、MRI により得られた画像では耳穴と鼻上部の
窪みとを頼りに目視によりそこを基準点としている。ま
た、MEG を得るために行われる計測では、ナギオン(na
gion: 両目の間で鼻上部の窪んだ所)およびトラギオン
(tragion:耳介の耳珠の直上にある切痕上の点)を視察
により決め、そこに磁場発生素子を貼付して基準点とし
ている。そして、これらの基準点に基づき両データの合
成を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の合成方法では、目視による基準点や、視察により
決められた貼付位置を基準点としていることから、両デ
ータの合成に際して数ミリの誤差が発生することが避け
られないものであった。
【0006】そこで、本発明の目的は、かかる従来の問
題を解決し、MRI で得られたデータとMEG のデータとを
高精度に位置合わせして、より信頼性の高い脳活動解析
を可能にする生体計測用基準点設定方法および装置を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明方法の一形態は、人体の頭部の中で少
なくとも歯を利用して、基準フレームと前記頭部との相
対的位置を決定し、記基準フレームに移動可能に設けら
れた位置決め機構を操作し、前記頭部の所定基準位置に
コイルを内蔵した環状体のMEG 用磁場発生素子と先端が
尖形の柱体であり前記環状体の中心穴内に挿入されるMR
I 計測用マーカとを同時に位置付け、前記MEG 用磁場発
生素子を前記MRI 計測用マーカを保持した状態で前記所
定基準位置に貼付するようにしたことを特徴とする。
【0008】また、本発明方法の他の形態は、人体の頭
部の中で少なくとも外耳道および鼻を利用して、基準フ
レームと前記頭部との相対的位置を決定し、前記基準フ
レームに移動可能に設けられた位置決め機構を操作し、
前記頭部の所定基準位置にコイルを内蔵した環状体のME
G 用磁場発生素子と先端が尖形の柱体であり前記環状体
の中心穴内に挿入されるMRI 計測用マーカとを同時に位
置付け、前記MEG 用磁場発生素子を前記MRI 計測用マー
カを保持した状態で前記所定基準位置に貼付するように
したことを特徴とする。
【0009】
【0010】また、前記MRI 計測用マーカは水分子を含
み耐水洗性の油脂性ペイントを含んでいることを特徴と
する。
【0011】なお、前記頭部の所定基準位置は、ナギオ
ンおよびトラギオンであることを特徴とする。
【0012】また、本発明装置の一形態は、基準フレー
ムと、人体の頭部の中で少なくとも歯を利用して、前記
基準フレームと前記頭部との相対的位置を決定する位置
決定手段と、前記基準フレームに移動可能に設けられた
位置決め機構と、前記位置決め機構に設けられ前記頭部
の所定基準位置にコイルを内蔵した環状体のMEG 用磁場
発生素子と先端が尖形の柱体であり前記環状体の中心穴
内に挿入されるMRI 計測用マーカとを同時に位置付ける
ようにした位置付け手段とを備え、前記MEG 用磁場発生
素子は前記MRI 計測用マーカを保持した状態で前記所定
基準位置に貼付され得ることを特徴とする。
【0013】本発明装置の好ましい形態では、前記位置
決定手段は、前記基準フレームに固設され上下の歯間に
挟持される挟持部材と、前記基準フレームに相対移動可
能に設けられた顎固定部材、頭頂部固定部材および頭側
部固定部材とを備えることを特徴とする。
【0014】さらに、前記挟持部材は、上下の歯の少な
くともいずれか一方の歯間に係合する突条部を有してい
ることを特徴とする。
【0015】また、本発明装置の他の形態は、基準フレ
ームと、人体の頭部の中で少なくとも外耳道および鼻を
利用して、前記基準フレームと前記頭部との相対的位置
を決定する位置決定手段と、前記基準フレームに移動可
能に設けられた位置決め機構と、前記位置決め機構に設
けられ前記頭部の所定基準位置にコイルを内蔵した環状
体のMEG 用磁場発生素子と先端が尖形の柱体であり前記
環状体の中心穴内に挿入されるMRI 計測用マーカとを同
時に位置付けるようにした位置付け手段とを備え、前記
MEG 用磁場発生素子は前記MRI 計測用マーカを保持した
状態で前記所定基準位置に貼付され得ることを特徴とす
る。
【0016】本発明装置の好ましい形態では、前記位置
決定手段は、前記基準フレームに設けられ前記外耳道に
押し付けられる押し付け部材と、前記基準フレームの両
側に設けられた投受光装置と、前記基準フレームに相対
移動可能に設けられた顎固定部材、頭後部固定部材およ
び頭側部固定部材とを備えることを特徴とする。
【0017】なお、本発明装置の前記MEG 用磁場発生素
子は、コイルを内蔵した環状体であり、前記MRI 計測用
マーカは先端が尖形の柱体であり前記環状体の中心穴内
に挿入されることを特徴とする。
【0018】また、前記MRI 計測用マーカは水分子を含
み耐水洗性の油脂性ペイントを含んでいることを特徴と
する。
【0019】さらに、前記頭部の所定基準位置は、ナギ
オンおよびトラギオンであることを特徴とする。
【0020】
【作用】本発明の一形態によれば、基準フレームと頭部
との相対的位置が人体の頭部の中で少なくとも歯を利用
して決定される。そして、前記基準フレームに移動可能
に設けられた位置決め機構が操作され、前記頭部の所定
基準位置にコイルを内蔵した環状体のMEG 用磁場発生素
子と先端が尖形の柱体であり前記環状体の中心穴内に挿
入されるMRI 計測用マーカとが同時に位置付けられ、前
記MEG 用磁場発生素子は前記MRI 計測用マーカを保持し
た状態で前記所定基準位置に貼付される。
【0021】また、本発明の他の形態によれば、基準フ
レームと頭部との相対的位置が人体の頭部の中で少なく
とも外耳道および鼻を利用して決定される。そして、前
記基準フレームに移動可能に設けられた位置決め機構が
操作され、前記頭部の所定基準位置にコイルを内蔵した
環状体のMEG 用磁場発生素子と先端が尖形の柱体であり
前記環状体の中心穴内に挿入されるMRI 計測用マーカと
が同時に位置付けられ、前記MEG 用磁場発生素子は前記
MRI 計測用マーカを保持した状態で前記所定基準位置に
貼付される。
【0022】さらに、本発明の好ましい形態によれば、
頭部の所定基準位置に位置付けられる前記MEG 用磁場発
生素子はコイルを内蔵した環状体であり、前記MRI 計測
用マーカは先端が尖形の柱体であり前記環状体の中心穴
内に挿入されるので、MEG 磁場発生素子の最強磁場の発
生位置と方向とが先端が尖形のMRI 計測用柱体マーカの
中心軸線上に一致され、頭部の所定基準位置、例えばナ
ギオンおよびトラギオン上に正確に基準点が設定され
る。
【0023】また、前記MRI 計測用マーカが水分子を含
み耐水洗性の油脂性ペイントを含んでいる場合には、こ
のペイントでもって頭部の所定基準位置にマークが印さ
れる。一旦マークが印されると、このマークを利用して
MEG 用磁場発生素子を貼付することが可能となる。
【0024】
【実施例】添付の図面に記載された実施例に基づき、本
発明方法を実施するに好ましい装置につき詳細に説明す
る。なお、本実施例は、発明の説明のためのものであり
発明の範囲を限定するものではない。
【0025】図1および図2に示す本発明装置の第1の
実施例において、100は略コ字状形態を有する基準フ
レームであり、上部フレーム101、下部フレーム10
2、該上部および下部のフレームを連結する中間フレー
ム103から基本的に構成され、該中間フレームに固設
され上部および下部のフレームに対しほぼ平行に配置さ
れた挟持部材104と、上部フレーム101の端部に直
角に固設された支持部材105とを有している。挟持部
材104は、図2に示すように、上下の歯間に挟持さ
れ、上または下の歯106の少なくともいずれか一方の
歯間に係合する突条部107を有している。
【0026】さらに、基準フレーム100には頭部との
相対的位置を決定する位置決定手段として、上記挟持部
材104の他に、下部フレーム102に上下方向に相対
移動可能に設けられた顎固定部材108、上部フレーム
101に同じく上下方向に相対移動可能に設けられた頭
頂部固定部材109、および、支持部材105に回動可
能に、すなわち左右方向に相対移動可能に設けられた頭
側部固定部材110、110とを備えている。これら部
材は図示は省略するが、位置が決定された後は適宜な固
定手段により固定されるように構成されている。
【0027】さらに、前記基準フレーム100に移動可
能に設けられた位置決め機構として、本実施例では上部
フレーム101に前後方向に移動可能に支持台111が
設けられ、該支持台111に回動可能に支持腕112が
設けられている。支持腕112の両端には第1のねじ受
け部材113、113が固設され、該第1のねじ受け部
材113、113は端部に第2のねじ受け部材115を
備える第1のねじ棒114、114を上下方向に移動可
能に支持している。また、中間フレーム103には上下
方向に移動可能に第3ねじ受け部材116が設けられて
いる。支持台111、第2および第3のねじ受け部材1
15、116はそれぞれマイクロメータにより基準フレ
ーム100に対し微細な位置合わせが可能とされてお
り、またそのスケールの読み値により位置の再現が可能
とされている。
【0028】前記位置決め機構に設けられ頭部の所定基
準位置にMEG 用磁場発生素子とMRI計測用マーカとを位
置付けるようにした位置付け手段として、上記第2のね
じ受け部材115に左右方向に移動可能に螺合された第
2のねじ棒117および上記第3のねじ受け部材116
に前後方向に移動可能に螺合された第3のねじ棒118
を備えている。第2および第3のねじ棒117、118
もまたそれぞれマイクロメータにより位置決め機構に対
し微細な位置合わせが可能とされており、またそのスケ
ールの読み値により位置の再現が可能とされている。第
2および第3のねじ棒117、118の先端部には、そ
れぞれ細径で先端が尖形の柱体に形成されたMRI 計測用
マーカ120を着脱自在に支持する支持棒122が取り
付けられている。このMRI 計測用マーカ120は体液に
近い液体等の水分子を含む物質で形成されている。
【0029】また、130はMEG 用磁場発生素子であ
り、本実施例においては、コイルを内蔵し、上記MRI 計
測用マーカ120の外径にほぼ等しい内径の中心穴13
1を備えた環状体に形成されている。
【0030】上記構成になる装置を用いて、基準点を設
定する手順につき以下説明する。
【0031】まず、基準フレーム100の挟持部材10
4を、図2に詳しく示すように、被測定者の上下の歯間
に挟持させ、基準フレーム100の仮位置決めを行う。
本例では、挟持部材104に上側の歯106の中央の二
本の歯間に係合する突条部107が形成されており、そ
の位置決めが確実なものとされている。
【0032】そして、この仮位置決めの後に基準フレー
ム100と頭部との相対的位置が位置決定手段を用いて
決定される。すなわち、下部フレーム102に上下方向
に相対移動可能に設けられた顎固定部材108が被測定
者の顎に当接するまで移動される。次に、上部フレーム
101に同じく上下方向に相対移動可能に設けられた頭
頂部固定部材109が被測定者の頭頂に当接するまで移
動され、基準フレーム100の上下方向の相対的位置が
決定される。さらに、支持部材105に回動可能に、す
なわち左右方向に相対移動可能に設けられた頭側部固定
部材110、110が被測定者の両側頭に当接するまで
回転、移動され、基準フレーム100の左右方向の相対
的位置が決定される。これら部材は位置が決定された後
は適宜な固定手段により固定され、それらの移動量およ
び回転量が被測定者の個人データとして正確に読みとら
れ、保管され得る。
【0033】基準フレーム100と頭部との相対的位置
が決定されると、基準フレーム100に移動可能に設け
られた位置決め機構が操作され、後述のように前記頭部
の所定基準位置にMEG 用磁場発生素子とMRI 計測用マー
カとが位置付けられる。すなわち、基準フレーム100
の上部フレーム101に前後方向に移動可能に設けられ
た支持台111が移動されると共に、支持台111に回
動可能に設けられた支持腕112が回動され、支持腕1
12の基準フレーム100に対する前後の位置が、頭部
の所定基準位置の一つであるトラギオンに対応されて調
整される。さらに、支持腕112の両端に設けられた第
1のねじ受け部材113に対し、端部に第2のねじ受け
部材115を備える第1のねじ棒114が回動され、第
2のねじ受け部材115の上下方向の位置がトラギオン
に対応されて調整される。
【0034】また、中間フレーム103に上下方向に移
動可能に設けられた第3ねじ受け部材116が移動さ
れ、第3ねじ受け部材116の上下方向の位置が頭部の
所定基準位置の他の一つであるナギオンに対応されて調
整される。上述の支持台111、第2および第3のねじ
受け部材115、116はそれぞれマイクロメータによ
り基準フレーム100に対し微細な位置合わせが可能と
されており、またそのスケールの読み値により被測定者
の個人データとして用いられ位置の再現が可能とされて
いる。
【0035】前記位置決め機構により、第2のねじ受け
部材115および第3のねじ受け部材116が所定位置
に位置決めされると、頭部のトラギオンおよびナギオン
位置にMEG 用磁場発生素子とMRI 計測用マーカとが位置
付け手段により位置付けられる。すなわち、上記第2の
ねじ受け部材115に左右方向に移動可能に螺合され、
先端部に細径で先端が尖形の柱体に形成されたMRI 計測
用マーカ120を着脱自在に支持する支持棒122が取
り付けられている第2のねじ棒117が回動され、MRI
計測用マーカ120の先端がトラギオン位置に位置付け
される。また、本実施例では、コイルを内蔵し、MRI 計
測用マーカ120の外径にほぼ等しい内径の中心穴13
1を備え環状体に形成されたMEG 用磁場発生素子130
がMRI 計測用マーカ120に嵌装保持されており、MRI
計測用マーカ120と共にトラギオン位置に位置付けさ
れる。
【0036】また、同様に、第3のねじ受け部材116
に前後方向に移動可能に螺合され、先端部に細径で先端
が尖形の柱体に形成されたMRI 計測用マーカ120を支
持する支持棒122が取り付けられている第3のねじ棒
118が回動され、MRI 計測用マーカ120の先端およ
びMRI 計測用マーカ120に嵌装保持されているMEG用
磁場発生素子130がナギオン位置に位置付けされる。
第2および第3のねじ棒117、118もまたそれぞれ
マイクロメータにより位置決め機構に対し微細な位置合
わせが可能とされており、またそのスケールの読み値に
より位置の再現が可能とされている。
【0037】そして、この位置付け後、MEG 用磁場発生
素子130は被測定者のその皮膚上に貼付され、MRI 計
測用マーカ120は支持棒122から外されると共に、
基準点設定装置が取除かれる。
【0038】上述の手順によりトラギオンおよびナギオ
ン上に位置付けられたMRI 計測用マーカ120およびME
G 用磁場発生素子130を用いて、それぞれの計測が行
われる。MRI による計測を行うと水分子を含み先端が尖
形の柱体に形成されたMRI 計測用マーカ120は、その
ままの形状が映し込まれ、その尖形の先端を基準点とし
て用いることが出来る。また、MEG を求めるための計測
の場合には、生体電流に起因する磁場変化を計測するの
に先立って、MEG 用磁場発生素子130に通電しこれに
より生じた磁場を計測することにより、最強の磁気が生
ずる環状体素子の中心線位置、すなわち、上記MRI 計測
用マーカ120の尖形の先端と同一の位置を基準点とし
て用いることが出来る。
【0039】そこで、MRI により得られた形態情報とME
G による機能情報とをかかる基準点を用いて合成するこ
とにより、誤差のないデータ合成が可能となる。
【0040】次に、上記MRI 計測用マーカ120の他の
実施例につき図5を参照して説明する。前実施例におけ
るMRI 計測用マーカは、単に水分子を含む物質で形成さ
れていたのに対し、本例におけるMRI 計測用マーカ12
0′は水分子と共に耐水洗性の油脂性ペイント121を
含んでいる。そして、このMRI 計測用マーカ120′
は、前実施例におけるMRI 計測用マーカと同様に先端が
尖形の柱体に形成され、環状体のMEG 用磁場発生素子1
30の中心穴131内に挿入され得、その最先端に孔が
穿設されている。
【0041】このMRI 計測用マーカ120′において
は、前述の手順によりトラギオンおよびナギオン上に、
MRI 計測用マーカ120あるいはこれに形状的に対応す
る支持棒およびMEG 用磁場発生素子130を位置付ける
と同時にMEG 用磁場発生素子130を皮膚上に貼付し、
支持棒122(この例ではMRI 計測用マーカ120を備
えずMEG 用磁場発生素子130を支持するためだけの異
なる棒部材であってよい)を退避させた後、貼付された
MEG 用磁場発生素子130の中心穴131内に本例にお
けるMRI 計測用マーカ120′を挿入し、耐水洗性の油
脂性ペイント121でもって被測定者の皮膚上にマーク
を付けることが出来る。このようにすると、基準点設定
装置を一回使用すればこのマークは水洗等では容易に消
去できないので、このマークを次回の計測の際にMEG 用
磁場発生素子130の貼付位置を示す基準点として用い
ることができ、短期間内に反復的に計測を行う場合に便
利である。MRI は形態情報を得るためのものであるから
マーク位置が一回特定されれば次回の計測には不要であ
る。なお、皮膚上にマークが付けられることを嫌がる被
測定者には、前例のMRI 計測用マーカ120を用いれば
よい。
【0042】次に、本発明装置の他の形態による実施例
につき、図3および4を参照しつつ説明する。この実施
例は、人体の頭部の中で少なくとも外耳道および鼻を利
用するものである。
【0043】200は環状形態を有する基準フレームで
あり、前部フレーム201、後部フレーム202、該前
部および後部のフレームを連結する両側部フレーム20
3、203から基本的に構成され、後部フレーム202
に直角に固設された支持部材204を有している。基準
フレーム200には頭部との相対的位置を決定する位置
決定手段として、前部フレーム201に上下方向に相対
回動可能に設けられた顎固定部材205、支持部材20
4に前後方向に相対移動可能に設けられた頭後部固定部
材206、および、支持部材204に固設された支持腕
207に左右方向に相対移動可能に設けられた頭側部固
定部材208、208と、側部フレーム203の一方に
被測定者の頭部の大きさや鼻の位置の違いに対処すべく
少なくとも2次元方向に移動可能に設けられた投光器と
してのレーザ発生装置209および他方に設けられた受
光器としてのフォトダイオードアレイ210と、側部フ
レーム203の両側にそれぞれ第1のマイクロメータ付
XYZ ステージ211、211に保持され3次元方向に移
動自在に配設された第1のねじ棒部材212、212と
を備えている。第1のねじ棒部材212の端部には、押
し付け圧計測用の圧力センサ213を介在させて、外耳
道に挿入され押し付けられる押し付け部材としての外耳
道挿入棒214が螺着可能とされている。外耳道挿入棒
214の先端には先細に形成されたソフトパッドが装着
されている。なお、上述の各部材は図示は省略するが、
位置が決定された後は適宜な固定手段により固定される
ように構成されている。
【0044】さらに、前記基準フレーム200に移動可
能に設けられた位置決め機構として、その一つが本実施
例では側部フレーム203の両側にそれぞれ3次元方向
に移動自在に配設されたマイクロメータ付XYZ ステージ
211、211が兼用されている。また、他は前部フレ
ーム201に3次元方向に移動自在に配設されたマイク
ロメータ付XYZ ステージ215が設けられており、第2
のねじ棒部材216を有している。上記第1および第2
のねじ棒部材212、216はマイクロメータ付XYZ ス
テージ211および215により基準フレーム200に
対し微細な位置合わせが可能とされており、またそのス
ケールの読み値により位置の再現が可能とされている。
【0045】前記位置決め機構に設けられ頭部の所定基
準位置にMEG 用磁場発生素子とMRI計測用マーカとを位
置付けるようにした位置付け手段として、上記第1のね
じ棒212および第2のねじ棒216に螺着される第1
および第2の取付棒部材217および218を備えてい
る。第1および第2の取付棒部材217、218の先端
部には、前実施例と同様の細径で先端が尖形の柱体に形
成されたMRI 計測用マーカ120を着脱自在に支持する
支持棒122が取り付けられている。
【0046】また、MEG 用磁場発生素子の構成は前実施
例と同じである。
【0047】上記構成になる装置を用いて、基準点を設
定する手順につき以下説明する。なお、手順中特に断ら
ない場合は前実施例と同じである。
【0048】まず、第1のXYZ ステージ211における
第1ねじ棒212の位置を調整し、これに螺着された外
耳道挿入棒214のソフトパッドを被測定者の両外耳道
内に漸次挿入して左右方向の位置合わせを行い頭部の垂
直軸回りの回転自由度をなくし、基準フレーム200の
仮位置決めを行う。
【0049】そして、この仮位置決めの後に基準フレー
ム200と頭部との相対的位置が位置決定手段を用いて
決定される。すなわち、前部フレーム201に上下方向
に相対移動可能に設けられた顎固定部材205が被測定
者の顎に当接された状態で上下され、レーザ発生器20
9から投光されたレーザビームが鼻の下端で部分的に遮
断され検出出力が所定値以下になったかをフォトダイオ
ードアレイ210で検出することにより、頭部の前後方
向位置が調整される。調整後、顎固定部材205が固定
され、支持台204に前後方向に相対移動可能に設けら
れた頭後部固定部材206が被測定者の後頭部に当接す
るまで移動され、基準フレーム200の上下および前後
方向の相対的位置が決定される。さらに、支持腕207
に左右方向に相対移動可能に設けられた頭側部固定部材
208、208が被測定者の両側頭に当接するまで移動
され、基準フレーム200の左右方向の相対的位置が決
定される。これら部材は位置が決定された後は適宜な固
定手段により固定され、それらの移動量ないしは回転量
が被測定者の個人データとして正確に読みとられ、保管
され得る。
【0050】基準フレーム200と頭部との相対的位置
が決定されると、第1のXYZ ステージ211における第
1ねじ棒212が後退すべく位置調整され、これに螺着
された外耳道挿入棒214のソフトパッドが被測定者の
両外耳道から取り外され、表皮の変形が除去される。そ
して、基準フレーム200に移動可能に設けられた位置
決め機構が操作され、前述のように前記頭部の所定基準
位置にMEG 用磁場発生素子とMRI 計測用マーカとが位置
付けられる。すなわち、基準フレーム200の側部フレ
ーム203にXYZ 方向に移動可能に設けられた第1のXY
Z ステージ211の第1ねじ棒212が前および上下方
向に移動され、第1ねじ棒212の基準フレーム200
に対する位置が、頭部の所定基準位置の一つであるトラ
ギオンに対応されて調整される。
【0051】また、前部フレーム201にXYZ 方向に移
動可能に設けられた第2のXYZ ステージ215の第2の
ねじ棒216が左右および上下方向に移動され、第2ね
じ棒216の基準フレーム200に対する位置が、頭部
の所定基準位置の他の一つであるナギオンに対応されて
調整される。
【0052】前記位置決め機構により、第1および第2
のねじ棒212および216が所定位置に位置決めされ
ると、頭部のトラギオンおよびナギオン位置にMEG 用磁
場発生素子とMRI 計測用マーカとが位置付け手段により
位置付けられる。すなわち、上記第1のねじ棒212に
螺着され、先端部に細径で先端が尖形の柱体に形成され
たMRI 計測用マーカ120を支持する支持棒122が取
り付けられている第1の取付棒217が送られ、MRI 計
測用マーカ120の先端がトラギオン位置に位置付けさ
れる。また、環状体に形成されたMEG 用磁場発生素子1
30がMRI 計測用マーカ120に嵌装保持されており、
MRI 計測用マーカ120と共にトラギオン位置に位置付
けされる。同様に、第2のねじ棒216に螺着され、先
端部に細径で先端が尖形の柱体に形成されたMRI 計測用
マーカ120を支持する支持棒122が取り付けられて
いる第2の取付棒218が送られ、MRI 計測用マーカ1
20の先端およびMRI 計測用マーカ120に嵌装保持さ
れているMEG 用磁場発生素子130がナギオン位置に位
置付けされる。第1および第2の取付棒217、218
はそれぞれマイクロメータ付XYZ ステージにより微細な
位置合わせが可能とされており、またそのスケールの読
み値により位置の再現が可能とされている。
【0053】
【発明の効果】本発明方法の一形態によれば、人体の頭
部の中で少なくとも歯を利用して、基準フレームと前記
頭部との相対的位置を決定し、前記基準フレームに移動
可能に設けられた位置決め機構を操作し、前記頭部の所
定基準位置にMEG 用磁場発生素子とMRI 計測用マーカと
を位置付けるようにしたので、比較的簡単な手順でMR
IとMEG 用の基準点を高精度で同一位置に設定する
ことができ、MRI で得られたデータとMEG のデータとを
高精度に位置合わせして、より信頼性の高い脳活動解析
を可能にする。
【0054】また、本発明方法の他の形態によれば、人
体の頭部の中で少なくとも外耳道および鼻を利用して、
基準フレームと前記頭部との相対的位置を決定し、前記
基準フレームに移動可能に設けられた位置決め機構を操
作し、前記頭部の所定基準位置にMEG 用磁場発生素子と
MRI 計測用マーカとを位置付けるようにしたので、同様
に、MRI 用とMEG 用の基準点を高精度で同一位置に設定
することができる。
【0055】さらに、本発明方法の好ましい形態によれ
ば、前記MEG 用磁場発生素子はコイルを内蔵した環状体
であり、前記MRI 計測用マーカは先端が尖形の柱体であ
り前記環状体の中心穴内に挿入されるので、両者の位置
合わせを簡単に行うことができる。
【0056】また、前記MRI 計測用マーカは水分子を含
み耐水洗性の油脂性ペイントを含んでいる場合には、水
洗では容易に消えないマークを形成でき、このマーク位
置にMEG 用磁場発生素子を貼付できるので、短期間内で
の反復計測が容易に行われる。
【0057】また、本発明装置の一形態によれば、基準
フレームと、人体の頭部の中で少なくとも歯を利用し
て、前記基準フレームと前記頭部との相対的位置を決定
する位置決定手段と、前記基準フレームに移動可能に設
けられた位置決め機構と、前記位置決め機構に設けられ
前記頭部の所定基準位置にMEG 用磁場発生素子とMRI 測
用マーカとを位置付けるようにした位置付け手段とを備
えているので、構成が比較的簡単でMRI 用とMEG 用の基
準点を高精度で同一位置に設定することができる装置を
得ることができる。
【0058】本発明装置の好ましい形態によれば、前記
位置決定手段は、前記基準フレームに固設され上下の歯
間に挟持される挟持部材と、前記基準フレームに相対移
動可能に設けられた顎固定部材、頭頂部固定部材および
頭側部固定部材とを備えているので、頭部との相対的位
置を比較的容易に決定することができる。
【0059】さらに、前記挟持部材は、上下の歯の少な
くともいずれか一方の歯間に係合する突条部を有してい
るので、高精度に頭部との相対的位置を決定することが
できる。
【0060】また、本発明装置の他の形態によれば、基
準フレームと、人体の頭部の中で少なくとも外耳道およ
び鼻を利用して、前記基準フレームと前記頭部との相対
的位置を決定する位置決定手段と、前記基準フレームに
移動可能に設けられた位置決め機構と、前記位置決め機
構に設けられ前記頭部の所定基準位置にMEG 用磁場発生
素子とMRI 計測用マーカとを位置付けるようにした位置
付け手段とを備えているので、MRI 用とMEG 用の基準点
を高精度で同一位置に設定することができる装置を得る
ことができる。
【0061】本発明装置の好ましい形態によれば、前記
位置決定手段は、前記基準フレームに設けられ前記外耳
道に押し付けられる押し付け部材と、前記基準フレーム
の両側に設けられた投受光装置と、前記基準フレームに
相対移動可能に設けられた顎固定部材、頭後部固定部材
および頭側部固定部材とを備えるので、MRI 用とMEG用
の基準点を高精度で繰り返し可能に同一位置に設定する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施例の部分拡大図であり、(A)
は歯間に挟持部材が挟持されている状態を示す斜視図、
(B)はその側面図、(C)は挟持部材の断面図であ
る。
【図3】本発明の他の実施例を示す斜視図である。
【図4】本発明の他の実施例の使用の手順を説明するた
めの斜視図である。
【図5】本発明に用いられるMRI 計測用マーカの他の例
と嵌装保持されるMEG 用磁場発生素子との関係を示す
(A)断面図および(B)斜視図である。
【符号の説明】
100、200 基準フレーム 104 挟持部材 108、205 顎固定部材 109 頭頂部固定部材 110、208 頭側部固定部材 112 支持腕 120 MRI 計測用マーカ 130 MEG 用磁場発生素子 206 頭後部固定部材
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−167137(JP,A) 特開 平3−118040(JP,A) 特開 平3−158138(JP,A) 特開 平4−109932(JP,A) 特開 平5−56950(JP,A) 特開 平5−72843(JP,A) 特開 昭55−85205(JP,A) 特開 平5−305062(JP,A) 実開 平1−93008(JP,U) 特公 昭52−37314(JP,B1)

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人体の頭部の中で少なくとも歯を利用し
    て、基準フレームと前記頭部との相対的位置を決定し、 前記基準フレームに移動可能に設けられた位置決め機構
    を操作し、前記頭部の所定基準位置にコイルを内蔵した
    環状体のMEG 用磁場発生素子と先端が尖形の柱体であり
    前記環状体の中心穴内に挿入されるMRI 計測用マーカと
    同時に位置付け、前記MEG 用磁場発生素子を前記MRI 計測用マーカを保持
    した状態で前記所定基準位置に貼付する ようにしたこと
    を特徴とする生体計測用基準点設定方法。
  2. 【請求項2】 人体の頭部の中で少なくとも外耳道およ
    び鼻を利用して、基準フレームと前記頭部との相対的位
    置を決定し、 前記基準フレームに移動可能に設けられた位置決め機構
    を操作し、前記頭部の所定基準位置にコイルを内蔵した
    環状体のMEG 用磁場発生素子と先端が尖形の柱体であり
    前記環状体の中心穴内に挿入されるMRI 計測用マーカと
    同時に位置付け、前記MEG 用磁場発生素子を前記MRI 計測用マーカを保持
    した状態で前記所定基準位置に貼付する ようにしたこと
    を特徴とする生体計測用基準点設定方法。
  3. 【請求項3】 前記MRI 計測用マーカは水分子を含み耐
    水洗性の油脂性ペイントを含んでいることを特徴とする
    請求項1または2に記載の生体計測用基準点設定方法。
  4. 【請求項4】 前記頭部の所定基準位置は、ナギオンお
    よびトラギオンであることを特徴とする請求項1ないし
    3項のいずれかに記載の生体計測用基準点設定方法。
  5. 【請求項5】 基準フレームと、 人体の頭部の中で少なくとも歯を利用して、前記基準フ
    レームと前記頭部との相対的位置を決定する位置決定手
    段と、 前記基準フレームに移動可能に設けられた位置決め機構
    と、 前記位置決め機構に設けられ前記頭部の所定基準位置に
    コイルを内蔵した環状体のMEG 用磁場発生素子と先端が
    尖形の柱体であり前記環状体の中心穴内に挿入 されるMR
    I 計測用マーカとを同時に位置付けるようにした位置付
    け手段とを備え、前記MEG 用磁場発生素子は前記MRI 計測用マーカを保持
    した状態で前記所定基準位置に貼付され得る ことを特徴
    とする生体計測用基準点設定装置。
  6. 【請求項6】 前記位置決定手段は、前記基準フレーム
    に固設され上下の歯間に挟持される挟持部材と、前記基
    準フレームに相対移動可能に設けられた顎固定部材、頭
    頂部固定部材および頭側部固定部材とを備えることを特
    徴とする請求項5に記載の生体計測用基準点設定装置。
  7. 【請求項7】 前記挟持部材は、上下の歯の少なくとも
    いずれか一方の歯間に係合する突条部を有していること
    を特徴とする請求項6に記載の生体計測用基準点設定装
    置。
  8. 【請求項8】 前記MRI 計測用マーカは水分子を含み耐
    水洗性の油脂性ペイントを含んでいることを特徴とする
    請求項5ないし7のいずれかに記載の生体計測用基準点
    設定装置。
  9. 【請求項9】 前記頭部の所定基準位置は、ナギオンお
    よびトラギオンであることを特徴とする請求項5ないし
    8項のいずれかに記載の生体計測用基準点設定装置。
  10. 【請求項10】 基準フレームと、 人体の頭部の中で少なくとも外耳道および鼻を利用し
    て、前記基準フレームと前記頭部との相対的位置を決定
    する位置決定手段と、 前記基準フレームに移動可能に設けられた位置決め機構
    と、 前記位置決め機構に設けられ前記頭部の所定基準位置に
    コイルを内蔵した環状体のMEG 用磁場発生素子と先端が
    尖形の柱体であり前記環状体の中心穴内に挿入されるMR
    I 計測用マーカとを同時に位置付けるようにした位置付
    け手段とを備え、前記MEG 用磁場発生素子は前記MRI 計測用マーカを保持
    した状態で前記所定基準位置に貼付され 得ることを特徴
    とする生体計測用基準点設定装置。
  11. 【請求項11】 前記位置決定手段は、前記基準フレー
    ムに設けられ前記外耳道に押し付けられる押し付け部材
    と、前記基準フレームの両側に設けられた投受光装置
    と、前記基準フレームに相対移動可能に設けられた顎固
    定部材、頭後部固定部材および頭側部固定部材とを備え
    ることを特徴とする請求項10に記載の生体計測用基準
    点設定装置。
  12. 【請求項12】 前記MRI 計測用マーカは水分子を含み
    耐水洗性の油脂性ペイントを含んでいることを特徴とす
    る請求項10または11に記載の生体計測用基準点設定
    装置。
  13. 【請求項13】 前記頭部の所定基準位置は、ナギオン
    およびトラギオンであることを特徴とする請求項10な
    いし12のいずれかに記載の生体計測用基準点設定装
    置。
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