JP2610421B2 - 多段型ローラーベニヤドライヤーの単板送り出し装置 - Google Patents

多段型ローラーベニヤドライヤーの単板送り出し装置

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JP2610421B2
JP2610421B2 JP28800086A JP28800086A JP2610421B2 JP 2610421 B2 JP2610421 B2 JP 2610421B2 JP 28800086 A JP28800086 A JP 28800086A JP 28800086 A JP28800086 A JP 28800086A JP 2610421 B2 JP2610421 B2 JP 2610421B2
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千冬 樋口
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明はベニヤ単板の乾燥を行う多段型ローラーベ
ニヤドライヤーの単板送り出し装置に関する。
(従来の技術) 多段型ローラーベニヤドライヤーにおける単板の送り
出し手段は種々提案されており、例えば特公昭57−2937
5号の多段型ベニヤドライヤーの単板搬出制御装置、特
開昭57−77873号の多段ロールドライヤーにおける乾燥
ベニヤ単板の取り出し装置等がある。両者ともドライヤ
ーの搬出側に間欠搬出コンベアを備え、この間欠搬出コ
ンベアの作動をオートフィーダーによる各搬送路への単
板挿入信号とドライヤーの送り速度の信号によって行う
ように構成したものである。
(発明が解決しようとする問題点) オートフィーダーにより単板を各搬送路のローダーへ
挿入するとき、ローダーには上向き下向きの傾斜があ
り、このため予め決められた順序通りにドライヤーへ送
り込まれなかったり、所定の間隔をもって送り込まれな
かったりし、また搬送路のローラーはベンディング又は
ローラーに木屑等が付着して直径が増大したり、ローラ
ーと単板間にスリップを生じたりする等の原因によっ
て、単板の送りは各搬送路によって差異を生じ、ドライ
ヤーから単板がオートフィーダーの挿入順序通りに搬出
されなかったり、また計器の単板送り速度と実際の単板
の走行速度とは異ることが多く、従って前記従来法のよ
うにオートフィーダーによる単板の各搬送路への挿入順
序と計器による単板の送り速度によって間欠搬出コンベ
アを動作させる方法では、間欠搬出コンベアを正確に動
作させることができなかったり、単板を確実に段階的に
送り出すことができない問題点があった。
(問題点を解決するための手段) n段の搬送路の搬出側にそれぞれ中継コンベアを介し
て待機送り出しコンベアを備え、各待機送り出しコンベ
アの搬入端付近にそれぞれ高速ピンチローラーとその直
後に単板検知器を備え、各単板検知器にそれぞれ単板の
定尺寸法の1/n長の搬送される搬送量に相当する時限を
遅延させる1/n遅延装置を接続し、1/n遅延装置の出力信
号を単板が各搬送路から搬出される挿入された順序に従
った通常の順序に従って順次次位の搬送路の1/n遅延装
置に伝える制御回路を設けるとともに、各1/n遅延装置
の出力信号を待機送り出しコンベアの間欠駆動機構に伝
える回路を設ける。
(作用) ドライヤーから搬出される単板を検出することによっ
てオートフイーダー又は各搬送路における順序の狂いや
遅速等に関係なく待機送り出しコンベアを正確に動作さ
せることができ、また1/n遅延装置により所定の時間差
をもって確実に待機送り出しコンベアから各搬送路の単
板を送り出すことができる。
(実施例) この発明を図面に示す実施例により説明すれば、多段
のローラーベニヤドライヤー1は上下一対のローラーに
よるn段(実施例は4段)の搬送路T−1、T−2、T
−3、T−4を備えて単板を繊維方向に搬送しながら乾
燥を行うものである。多段のローラーベニヤドライヤー
1への単板の挿入は一般に入側を支点として出側が上下
に揺動するオートフィーダー2が用いられ、オートフィ
ーダー2により複数の単板からなる一載荷分の単板A
(以下単に単板とする)は適宜に設定された順序に従っ
て4段のローダー3−1、3−2、3−3、3−4を介
して順次搬送路T−1、T−2、T−3、T−4へ各搬
送路において相前後する単板の間隔が殆どない状態で送
り込まれる。
複数本のローラーからなる中継コンベア4−1、4−
2、4−3、4−4は、ローラーべニヤドライヤー1の
各搬送路T−1、T−2、T−3、T−4の搬出側にそ
の段数に応じてそれぞれ備えたもので、ドライヤーの駆
動機構(図示省略)によりそれぞれドライヤーの搬送速
度と同速か又は幾分早い速度で走行駆動され、単板Aを
各搬送路T−1、T−2、T−3、T−4からそれぞれ
受け取りこれを載置搬送するものである。
複数本のローラーからなる待機送り出しコンベア5−
1、5−2、5−3、5−4は、各中継コンベア4−
1、4−2、4−3、4−4の搬出側にその段数に応じ
てそれぞれ備えたもので、それぞれモーター、クラッチ
・ブレーキ等からなる間欠駆動機構6−1、6−2、6
−3、6−4によって停止及びドライヤーの最大送り速
度より早い速度で走行駆動され、単板Aを載置した状態
で停止させまた高速で次工程へ送り出すものである。
上下一対とローラーからなる高速ピンチローラー7−
1、7−2、7−3、7−4は、各待機送り出しコンベ
ア5−1、5−2、5−3、5−4の搬入端付近に、ド
ライヤーの搬送路の搬出端からほぼ等しい距離にそれぞ
れ備えたもので、モーター等の駆動機構8によって各中
継コンベア4−1、4−2、4−3、4−4により搬送
されて来る単板をドライヤーの送り速度より数倍の速度
で挟持搬送して停止している待機送り出しコンベア上に
送り込むものである。リミットスイッチ等の単板検知器
9−1、9−2、9−3、9−4は、各高速ピンチロー
ラー7−1、7−2、7−3、7−4の直後にそれぞれ
備えて単板の前端を検出するもので、端板の全幅に渡っ
て検出できるようにそれぞれ送り方向と直交する方向に
複数個の検出端子を備えるものである。
各単板検知器9−1、9−2、9−3、9−4と各待
機送り出しコンベアの間欠駆動機構6−1、6−2、6
−3、6−4との間には、第2図及び第3図に示すよう
にそれぞれ1/n遅延装置10−1、10−2、10−3、10−
4と待機装置11−1、11−2、11−3、11−4を設け
る。1/n遅延装置10−1、10−2、10−3、10−4は単
板Aの定尺寸法L(送り方向の長さ)を搬送路の段数n
で割った長さ1/n×Lがドライヤーにより搬送される搬
送量に相当する時限だけ遅延するように設定する。例え
ば定尺寸法L=1000mm、搬送路の段数が4段でドライヤ
ーの送り速度が毎秒50mmのときは、その時限は1000÷4
÷50=5秒となる。待機装置11−1、11−2、11−3、
11−4に設定されつ時限は、複数枚の単板Aのうち個々
に多少のずれが生じた場合にその遅れ時間を調整する等
のために各待機装置11−1、11−2、11−3、11−4に
対し適宜の同一の時限を設定する。これらの1/n遅延装
置及び待機装置としては適宜の時限装置を用いることが
でき、例えばカウンターを用い、ドライヤーの搬送速度
に比例してパルス信号を発信するエンコーダー等のパル
ス発信器12をドライヤーの搬送手段に付設し、パルス発
信器12のパルス信号をカウンターに入力して時限を設定
する等適宜の手段によることができるものである。
そして第1の発明においては、各単板検知器9−1〜
9−4のうち最初に単板が到達する単板検知器のみが作
動し、その信号はその搬送路の1/n遅延装置に伝えら
れ、その1/n遅延装置の出力信号は単板が搬送路から搬
出される挿入された順序に従った通常の順序に従って順
次次位の搬送路の1/n遅延装置に伝える制御回路13を設
ける。例えば実施例のように搬送路T−1の単板A−1
が最初に搬送路から搬出されて単板検知器9−1の位置
に到達し、以下搬送路T−3の単板A−2、搬送路T−
4の単板A−3、搬送路T−2の単板A−4が順次搬送
路すら搬出されるものとすれば、最初に単板を検出する
単板検知器9−1のみが作動し、第2図に示すようにそ
の信号はその搬送路T−1の1/n遅延装置10−1に伝え
られ、1/n遅延装置10−1のタイムアウトでその出力信
号は次位の搬送路T−3の1/n遅延装置10−3に伝えら
れ、以下単板が搬送路から搬出される挿入された順序に
従った通常の順序に従って順次1/n遅延装置10−4、1/n
遅延装置10−2に伝えられ、1/n遅延装置10−2のタイ
ムアウトの出力信号は最初に作動した1/n遅延装置10−
1に伝えられる1/n遅延装置の出力信号が循環する制御
回路13を設けるのである。単板が搬送路から搬出される
通常の順序は普通オートフィーダー1によって各搬送路
T−1〜T−4へ挿入される順番によってきまるが、ロ
ーダー又は搬送路の状態によってはこの順番が狂うこと
があり、このように順番が狂った場合は、単板が実際に
搬送路から搬出される順番を挿入された順序に従った通
常の順序に代る順序とするのである。
中継コンベア4−1によって搬送される単板A−1が
高速ピンチローラー7−1の位置に達すると高速で搬送
されて単板検知器9−1を作動し、停止している待機送
り出しコンベア5−1上へ送り込まれる。同様に他の単
板A−2、A−3、A−4もそれぞれの中継コンベアか
ら高速ピンチローラーにより高速で搬送されて停止して
いる待機送り出しコンベア上へ送り込まれる。単板A−
1を検出した単板検知器9−1の信号は1/n遅延装置10
−1に伝えられ、1/n遅延装置10−1のタイムアウトの
出力信号は次位の搬送路T−3の1/n遅延装置10−3に
伝えられるとともに待機装置11−1を介して間欠駆動機
構6−1へ伝えられ、間欠駆動機構6−1の作動により
待機送り出しコンベア5−1は駆動されて単板A−1は
発進する。この単板A−1の発進は1/n遅延装置に信号
が伝えられてから1/n遅延装置10−1と待機装置11−1
の時限を加えた後に行われる。1/n遅延装置10−1によ
り作動した1/n遅延装置10−3の出力信号は次位の搬送
路T−4の1/n遅延装置10−4に伝えられるとともに待
機装置11−3を介して間欠駆動機構6−3へ伝えられ
る。この場合搬送路T−3の単板A−2は搬送路におい
ておおむね定尺寸法Lの1/n遅れで進行し、これに多少
の差はあったとしても、1/n遅延装置10−3と待機装置1
1−3の時限以内には待機送り出しコンベア5−3上に
達しており、間欠駆動機構6−3の作動による待機送り
出しコンベア5−3の駆動によって単板A−2は待機送
り出しコンベア5−3から発進する。そして単板A−1
と単板A−2が発進する時限差は、各待機装置の時限は
同一に設定されているから1/n遅延装置の時限となる。
同様に1/n遅延装置10−3のタイムアウトの出力信号は
次位の搬送路T−4の1/n遅延装置10−4へ、1/n遅延装
置10−4のタイムアウトの出力信号は次位の搬送路T−
2の1/n遅延装置10−2へ伝えられ、また各1/n遅延装置
10−4、10−2のタイムアウトの出力信号はそれぞれ待
機装置11−4、11−2を介して間欠駆動機構6−4、6
−2へ伝えられるから、単板A−2と単板A−3及び単
板A−3と単板A−4の各待機送り出しコンベアから発
進される時限差は1/n遅延装置の時限差をもって行われ
ることになる。1/n遅延装置10−2のタイムアウトの出
力信号は搬送路T−1の1/n遅延装置10−1に伝えら
れ、搬送路T−1における相前後して搬送される単板A
−1と単板A−5は殆ど間隔のない状態であるから、待
機送り出しコンベア5−2から発進される単板A−4と
待機送り出しコンベア5−1から発進される単板A−5
との時限差も1/n遅延装置の時限となる。各待機送り出
しコンベアから所定の時限(1/n遅延装置の時限)の間
隔をもって発進する単板はアンローダー14を介して搬出
コンベア15から次の横はぎ工程等へ送り出される。この
ように一載荷分の単板を所定の時限差をもって横はぎ工
程等へ送り出すことによって、横はぎ工程等がノーマン
で円滑に単板を処理することができるのである。
第2の発明は、オートフィーダーによって単板を各搬
送路へ挿入するとき又は搬送路の途中において相前後す
る単板の間隔が開くことがあり、このような場合にこの
間隔が積算されて単板が待機送り出しコンベア上に到達
する時期と発進の時期が狂うことになり、この問題点を
解決するために適宜の搬送路を基準に設定し、搬送路の
一循環ごとに基準の搬送路の1/n遅延装置から新しく出
力信号を発信するようにしてこの狂いを矯正するように
構成したものである。
第2の発明の実施例は、搬送路T−4を基準の搬送路
に設定し、この基準の搬送路T−4の単板検知器9−4
は常時作動し、他の搬送路T−1〜T−3の単板検知器
9−1〜9−3は単板が最初に到達するときのみ作動
し、これらの単板検知器の信号はその搬送路の1/n遅延
装置に伝えられ、その1/n遅延装置の出力信号は単板が
搬送路から搬出される挿入された順序に従った通常の順
序に従って基準の搬送路の1/n遅延装置に達するまで順
次次位の搬送路の1/n遅延装置に伝えられる制御回路13
−1を設け、また基準の搬送路の単板検知器が所定時間
経過後も単板を検出しないとき、何らかの原因で基準段
の単板が欠けていると見なし次位の搬送路に信号を送る
ため基準の搬送路の1/n遅延装置へ信号を発信する強制
作動装置16を設けたものである。例えば搬送路T−1の
単板A−1が最初に単板検知器9−1の位置に到達し、
以下搬送路T−3の単板A−2、搬送路T−4の単板A
−3、搬送路T−2の単板A−4が順次搬送路から搬出
されるものとすれば、基準の搬送路の単板検知器を除い
て単板検知器9−1のみが作動し、第3図に示すように
その信号はその搬送路T−1の1/n遅延装置10−1に伝
えられ、1/n遅延装置10−1のタイムアウトの出力信号
は次位の搬送路T−3の1/n遅延装置10−3に伝えら
れ、1/n遅延装置による信号の循環は終る。次に基準の
搬送路T−4の単板検知器9−4が単板A−3を検出す
るとその信号は1/n遅延装置10−4に伝えられ、以下そ
の出力信号は単板が搬送路から搬出される通常の順序に
従って順次1/n遅延装置10−2、1/n遅延装置10−1、1/
n遅延装置10−3へ伝えられる新しい1/n遅延装置の出力
信号が循環する制御回路13−1を設けるのである。この
場合基準の搬送路T−4の単板検知器9−4が所定の時
間経過後も単板を検出しないときは強制作動装置16から
信号が発信されて1/n遅延装置10−4を作動させ、新し
い1/n遅延装置の出力信号の循環を行う。強制作動装置1
6に設定される所定の時間は、1/n遅延装置の一循環に相
当する値又は前位の搬送路T−3の1/n遅延装置10−3
の出力信号を強制作動装置16を介して伝えるようにして
1/n遅延装置の時限に相当する値等適宜に設定する。こ
の強制作動装置16に設定される所定の時間が1/n遅延装
置の一循環に相当する値等であり、さらに待機装置11−
4に設定される時限でも調整されるため、搬送路T−4
の単板A−3は搬出される時機がたとえ相前後しても、
待機送り出しコンベア5−4から所定の時限の間隔をも
って発進されるものである。また第2の発明においても
単板が搬送路から搬出される順序は普通オートフィーダ
ー1によって各搬送路T−1〜T−4へ挿入される順番
によってきまるが、ローダー又は搬送路の状態によって
順番が狂う場合には、搬送路から搬出される順番によっ
て決めるのである。
第2の発明においても、単板A−1、A−2は高速ピ
ンチローラー7−1、7−3によって高速で搬送されて
停止している待機送り出しコンベア5−1、5−3へ送
り込まれ、単板A−1を検出した単板検知器9−1の信
号は1/n遅延装置10−1を介して待機装置11−1に伝え
られ、待機装置11−1のタイムアウトで間欠駆動機構6
−1を作動して単板A−1は待機送り出しコンベア5−
1から発進する。また1/n遅延装置10−1のタイムアウ
トの出力信号は1/n遅延装置10−3を介して待機装置11
−3に伝えられ、待機装置11−3のタイムアウトで間欠
駆動機構6−3が作動して、単板A−2は1/n遅延装置
の時限をもって待機送り出しコンベア5−3から発進す
る。次に基準の搬送路T−4の単板検知器9−4が単板
A−3を検出するとそと信号は1/n遅延装置10−4に伝
えられ、次の1/n遅延装置の出力信号の新しい循環が始
まり、1/n遅延装置10−4のタイムアウトの出力信号は
単板が搬送路から搬出される挿入された順序に従った通
常の順序に従って順位次位の搬送路T−2、T−1の1/
n遅延装置10−2、10−1に伝えられ、単板A−3、A
−4、A−5は高速ピンチローラー7−4、7−2、7
−1によって高速で搬送されて、停止している待機送り
出しコンベア5−4、5−2、5−1へ送り込まれ、単
板A−3を検出した単板検知器9−4の信号は1/n遅延
装置10−4を介して待機装置11−4に伝えられ、待機装
置11−4のタイムアウトで間欠駆動機構6−4が作動し
て単板A−3は待機送り出しコンベア5−4から発進す
る。1/n遅延装置10−4のタイムアウトの出力信号は1/n
遅延装置10−2を介して待機装置11−2へ、1/n遅延装
置10−2のタイムアウトの出力信号は1/n遅延装置10−
1を介して待機装置11−1へそれぞれ伝えられ、待機装
置11−2、11−1のタイムアウトで間欠駆動機構6−
2、6−1が作動して待機送り出しコンベア5−2、5
−1がそれぞれ駆動されて、単板A−4、A−5が待機
送り出しコンベア5−2、5−1から順次発進され、こ
れらの単板A−3、A−4、A−5はそれぞれ1/n遅延
装置の時限差をもって発進される。このように第2の発
明においては、基準の搬送路の1/n遅延装置から常に新
しい出力信号の循環が行われるから、相前後する単板の
間隔が開くような場合でも、この間隔が積算されること
なく実施でき、常に正確に各搬送路の単板を所定時限の
間隔をもって待機送り出しコンベアから発進させること
ができるのである。
(発明の効果) 以上のようにこの発明は、n段の搬送路を有するロー
ラーベニヤドライヤーの各搬送路の搬出側にそれぞれ間
欠駆動機構により駆動される待機送り出しコンベアとそ
の前端部付近に単板検知器を備え、各単板検知器にそれ
ぞれ単板の定尺寸法の1/n長が搬送される搬送量に相当
する時限を遅延させる1/n遅延装置と所定の同一時限を
設定された各々の待機装置を接続し、1/n遅延装置はそ
の出力信号を単板が搬送路から搬出される挿入された順
序に従った通常の順序に従って順次次位の搬送路の1/n
遅延装置へ伝える制御回路を設け、搬送路から搬出され
る単板の順序に基づいて各1/n遅延装置からその時限差
をもって順次待機装置を介して待機送り出しコンベアの
間欠駆動機構を作動させる構成であるから、従来法のよ
うにオートフィーダーや各搬送路における単板の順序の
狂いや遅速等に関係なく待機送り出しコンベアを正確に
動作させることができ、また1/n遅延装置により所定の
時間差をもって確実に待機送り出しコンベアから順次各
搬送路の単板を送り出すことができ、さらに第2の発明
は基準の搬送路を設けこの基準の搬送路の1/n遅延装置
から常に新しい1/n遅延装置の出力信号の循環が始まる
ように構成したから、各搬送路において相前後する単板
の間隔が開くような場合でも正確で確実な待機送り出し
コンベアからの単板の送り出しを行うことができる等の
諸効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は側面図、第2図
は第1の発明における単板検知器と待機送り出しコンベ
アの間欠駆動機構との間の接続関係を示すブロック線
図、第3図は第2の発明における単板検知器と待機送り
出しコンベアの間欠駆動機構との間の接続関係を示すブ
ロック線図である。 1……ローラーベニヤドライヤー、4−1、4−2、4
−3、4−4……中継コンベア、5−1、5−2、5−
3、5−4……待機送り出しコンベア、6−1、6−
2、6−3、6−4……間欠駆動機構、7−1、7−
2、7−3、7−4……高速ピンチローラー、9−1、
9−2、9−3、9−4……単板検知器、10−1、10−
2、10−3、10−4……1/n遅延装置、11−1、11−
2、11−3、11−4……待機装置、13、13−1……制御
回路、16……強制作動装置、A、A−1、A−2、A−
3、A−4、A−5……一載荷分の単板、T−1、T−
2、T−3、T−4……搬送路。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一載荷分の単板をn段の搬送路へ順次挿入
    して乾燥を行う多段型ローラーベニヤドライヤーにおい
    て、該多段型ローラーベニヤドライヤーの各搬送路のそ
    れぞれの搬出側にドライヤーの搬送速度と同速又は幾分
    早い速度で走行駆動されて一載荷分の単板を載置搬送す
    る中継コンベアと間欠駆動機構により停止及びドライヤ
    ーの搬送速度より早い速度で走行駆動される待機送り出
    しコンベアを備え、該各待機送り出しコンベアの搬入端
    付近にそれぞれ高速ピンチローラーとその直後に単板検
    知器を備え、該各単板検知器と前記各待機送り出しコン
    ベアの間欠駆動機構との間にそれぞれドライヤーにより
    単板の定尺寸法の1/n長が搬送される搬送量に相当する
    時限を遅延させる1/n遅延装置と待機送り出しコンベア
    上に一載荷分の単板を所定の各搬送路に対し同一の時限
    待機させる待機装置を設け、且つ一載荷分の単板が最初
    に到達した搬送路の単板検知器のみが検知信号を出力し
    その検知信号によりその搬送路に設けられた1/n遅延装
    置を作動させてその遅延した出力信号を、一載荷分の単
    板が各搬送路から搬出される通常の順序に従って、順次
    次位の搬送路の1/n遅延装置へ伝える制御回路を設ける
    とともに、各搬送路に設けられた1/n遅延装置、待機装
    置及び待機送り出しコンベアの間欠駆動機構を接続する
    直列回路をそれぞれ設けて、各搬送路の待機送り出しコ
    ンベアからそれぞれ一載荷分の単板を所定時限間隔ごと
    に順次発進させるように構成したことを特徴とする多段
    型ローラーベニヤドライヤーの単板送り出し装置。
  2. 【請求項2】一載荷分の単板をn段の搬送路へ順次挿入
    して乾燥を行う多段型ローラーベニヤドライヤーにおい
    て、該多段型ローラーベニヤドライヤーの各搬送路のそ
    れぞれの搬出側にドライヤーの搬送速度と同速又は幾分
    早い速度で走行駆動されて一載荷分の単板を載置搬送す
    る中継コンベアと間欠駆動機構により停止及びドライヤ
    ーの搬送速度より早い速度で走行駆動される待機送り出
    しコンベアを備え、該各待機送り出しコンベアの搬入端
    付近にそれぞれ高速ピンチローラーとその直後に単板検
    知器を備え、該各単板検知器と前記各待機送り出しコン
    ベアの間欠駆動機構との間にそれぞれドライヤーにより
    単板の定尺寸法の1/n長が搬送される搬送量に相当する
    時限を遅延させる1/n遅延装置と待機送り出しコンベア
    上に一載荷分の単板を所定の各搬送路に対し同一の時限
    待機させる待機装置を設け、且つ適宜の搬送路を基準の
    搬送路に設定し、該基準の搬送路の単板検知器は常時検
    知信号出力可能とし他の基準以外の搬送路の単板検知器
    は一載荷分の単板が最初に到達したもののみ検知信号を
    出力するとともにこれらの検知信号によりその搬送路に
    設けられた1/n遅延装置を作動させてその遅延した出力
    信号を、一載荷分の単板が各搬送路から搬出される通常
    の順序に従って、基準の搬送路の1/n遅延装置に達する
    まで順次次位の搬送路の1/n遅延装置へ伝える制御回路
    を設けるとともに基準の搬送路の単板検知器が設定され
    た所定の時間経過後も一載荷分の単板を検出しないとき
    その基準の搬送路に設けられた1/n遅延装置へ信号を発
    信する強制作動装置を設けるとともに各搬送路に設けら
    れた1/n遅延装置、待機装置及び待機送り出しコンベア
    の間欠駆動機構を接続する直列回路をそれぞれ設けて、
    各搬送路の待機送り出しコンベアからそれぞれ一載荷分
    の単板を所定時限間隔ごとに順次発進させるように構成
    したことを特徴とする多段型ローラーベニヤドライヤー
    の単板送り出し装置。
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