JP2610279B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2610279B2
JP2610279B2 JP62276075A JP27607587A JP2610279B2 JP 2610279 B2 JP2610279 B2 JP 2610279B2 JP 62276075 A JP62276075 A JP 62276075A JP 27607587 A JP27607587 A JP 27607587A JP 2610279 B2 JP2610279 B2 JP 2610279B2
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彰郎 飯盛
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  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Variable Magnification In Projection-Type Copying Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、たとえば原稿の走査方向に対する複写倍
率が、感光体ドラムの周速と光学系の走査速度と用紙の
搬送速度とによって決定される電子複写機などの画像形
成装置に関する。
(従来の技術) 一般に、電子複写機の走査方向に対する複写倍率は、
感光体ドラム(像担持体)の周速と、原稿を光走査する
光学系(走査手段)の走査速度と、転写部へ案内される
用紙(被転写材)の搬送速度とによって決まってくる。
このため、複写機では、感光体ドラムの回転数と、光学
系を駆動するスキャナモータの回転数と、用紙を搬送す
るレジストローラ対(搬送手段)の回転数とが、同期さ
れるように制御している。
しかしながら、それぞれの回転数が完全に同期されて
いる場合であっても、実際には、感光体ドラムの径や、
スキャナのプーリ径や、レジストローラの径の寸法誤差
など、機構部品の精度誤差によって、複写倍率は各機体
(複写機)ごとに異なり、一定の規格値の範囲内で分散
されている。
また、用紙の種類によっては、定着器を通過する際に
用紙が伸縮されるため、さらに複写倍率は変化される。
ところが、従来装置にあっては、すでに出荷済である
複写機の走査方向に対する複写倍率を高精度化(レベル
アップ)することは不可能であった。これは、各客先に
おける機体ごとにローラの径を測定し、実機の倍率誤差
を修正すべくローラ径を変更することは、不可能とされ
ていたためである。
(発明が解決しようとする問題点) この発明は、感光体ドラムの径、スキャナのプーリ
径、およびレジストローラ径の寸法誤差や用紙の種類に
よって、各機体(複写機)ごとに異なり、一定の規格値
の範囲内で分散されている複写倍率を、各客先単位で高
精度化することは不可能であったという欠点を除去すべ
くなされたもので、客先の必要に応じて、走査方向に対
する複写倍率の精度を客先単位で改善することができる
画像形成装置を提供することを目的とする。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) この発明の画像形成装置にあっては、画像を担持する
像担持体と、この像担持体を駆動するモータと、このモ
ータを駆動するための基準クロックを発信する基準クロ
ック発信器と、前記像担持体上に担持されている画像を
転写するために被転写材を搬送する搬送ローラと、この
搬送ローラを駆動するパルスモータと、このパルスモー
タを駆動するためのパルスデータを記憶する記憶手段
と、少なくとも複写枚数の設定を行うための数値入力手
段と、画像形成動作を行う画像形成モードから、画像形
成動作の調整を行う調整モードに切り換える切換手段
と、この切換手段により装置が調整モードに切り換えら
れているときに前記数値入力手段から入力された第1の
値に基づいて、前記基準クロック発信器より発信された
基準クロックを分周し、分周された基準クロックで前記
モータを駆動する第1の駆動手段と、前記切換手段によ
り装置が調整モードに切り換えられているときに前記数
値入力手段から入力された第2の値に基づいて、前記記
憶手段に記憶されている前記パルスデータを補正し、補
正されたパルスデータで前記パルスモータを駆動する第
2の駆動手段と、前記第1の駆動手段によって前記像担
持体を駆動し、前記第2の駆動手段によって前記搬送手
段を駆動することによって、前記被転写材上に転写され
る前記画像のうち前記搬送手段による被転写材搬送方向
の倍率を調整する制御手段とから構成されている。
(作用) この発明は、像担持体、走査手段、および搬送手段を
それぞれ構成する機構部品の精度誤差などを、電気的
に、またはソフトウェア的に補正可能とすることによ
り、通常の規格値の範囲内とされた走査方向に対する複
写倍率の高精度化が、保守点検員によって容易に行える
ようにしたものである。
(実施例) 以下、この発明の一実施例について図面を参照して説
明する。
第4図、第5図はこの発明の画像形成装置、たとえば
電子複写機を概略的に示すものである。すなわち、1は
複写機本体であり、この本体1の上面には原稿を支承す
る原稿台(透明ガラス)2が固定されている。この原稿
台2には原稿のセット基準となる固定スケール21が設け
られ、さらに原稿台2の近傍には開閉自在の原稿カバー
11が設けられている。
そして、上記原稿台2に載置された原稿は、露光ラン
プ4、ミラー5,6,7からなる光学系(走査手段)が原稿
台2の下面に沿って矢印a方向に往復動することによ
り、その往動時に露光走査されるようになっている。こ
の場合、ミラー6,7は光路長を保持するようにミラー5
の1/2の速度にて移動する。上記光学系の走査による原
稿からの反射光、つまり露光ランプ4の光照射による原
稿からの反射光は上記ミラー5,6,7によって反射された
後、変倍用レンズブロック8を通り、さらにミラー91,9
2,93によって反射されて感光体ドラム(像担持体)10に
導かれ、原稿の像が感光体ドラム10の表面に結像される
ようになっている。
上記感光体ドラム10は図示矢印b方向に回転し、まず
帯電用帯電器11によって表面が帯電され、しかる後、画
像が露光部Phでスリット露光されることにより、表面に
静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像器12によ
ってトナーが付着されることにより可視像化されるよう
になっている。
一方、用紙(被転写材)は、選択された上段給紙カセ
ット131、あるいは下段給紙カセット132から送出ローラ
141,142およびローラ対151,152によって一枚ずつ取出さ
れ、用紙案内路161,162を通ってレジストローラ対(搬
送手段)17へ案内され、このレジストローラ対17によっ
て転写部へ案内されるようになっている。ここで、上記
給紙カセット131,132は、本体1の右側下端部に着脱自
在に設けられており、後述する操作パネルにおいていず
れか一方が選択できるようになっている。また、上記各
給紙カセット131,132は、それぞれカセットサイズ検知
スイッチ601,602によってカセットサイズが検知される
ようになっている。このカセットサイズ検知スイッチ60
1,602は、サイズの異なるカセットの挿入に応じてオン
/オフされる複数のマイクロスイッチにより構成されて
いる。さらに、前記給紙カセット131の上面部には、手
差しガイド13aが設けられており、この手差しガイド13a
を介して手差し挿入された用紙は、送出ローラ14aによ
って前記ローラ対151に導かれ、この後、給紙カセット1
31から給紙された用紙と同様に搬送されるようになって
いる。
転写部に送られた用紙は、転写用帯電器18の部分で感
光体ドラム10の表面と密着することにより、上記帯電器
18の作用で感光体ドラム10上のトナー像が転写される。
この転写された用紙は、剥離用帯電器19の作用で感光体
ドラム10から静電的に剥離されて搬送ベルト20で搬送さ
れ、その終端部に設けられた定着器としての定着ローラ
対21へ送られ、ここを通過することにより転写像が定着
される。そして、定着後の用紙は、送出ローラ対22によ
って本体1外のトレイ25に排出されるようになってい
る。
また、転写後の感光体ドラム10はクリーナ26で表面の
残留トナーが除去され、さらに除電ランプ27によって残
像が消去されることにより、初期状態に戻るようになっ
ている。なお、29は本体1内の温度上昇を防止するため
の冷却ファンである。また、前記露光ランプ4、ミラー
5は第1キャリッジ411に設けられ、ミラー6,7は第2キ
ャリッジ412に設けられている。
第6図は複写機本体1に設けられた操作パネル(操作
手段)30を示すものである。この操作パネル30には、複
写開始を指令する複写キー30a、複写枚数の設定などを
行うテンキー30b、各部の動作状態や用紙の紙づまりな
どを表示する表示部30c、複写濃度を設定する濃度設定
部30d、複写倍率を所定の関係で設定する倍率設定キー3
0e、複写倍率を無段階に設定するズームキー30f、設定
された倍率を表示する倍率表示部30g、上段,下段給紙
カセット131,132からの給紙または手差しによる給紙を
選択する場合に操作する給紙選択キー30h、割込みによ
り複写を行う際などに操作される割込みキー30lなどが
配設されている。
上記濃度設定部30dには、複写濃度を自動的に適正な
値に設定する自動露光ボタン30i、自動露光の設定を表
示する自動露光表示器30j、複写濃度を濃くしたり薄く
したい場合に操作されるマニュアル露光ボタン30k、こ
のマニュアル露光ボタン30kの上,下(「うすく」ある
いは「こく」キー)の操作に応じて7段階(最も薄いマ
ニュアル露光モード「1」から最も濃いマニュアル露光
モード「7」まで)に設定される複写濃度を表示するマ
ニュアル露光表示器301〜307が設けられている。
第1図は制御回路の要部を示すものである。すなわ
ち、主制御部51は複写機本体1の全体的な制御を行うも
のであり、この主制御部51には、前記操作パネル30の
他、図示していないROM(リード・オンリ・メモリ)、
前記露光ランプ4、現像器12、各種帯電器11,18,19、除
電ランプ27、クリーナ26、定着ローラ対21などが接続さ
れるとともに、前記光学系(第1キャリッジ411)を駆
動する第2の駆動手段としてのスキャナ駆動モータ(パ
ルスモータ)52を制御するパルスモータ制御部53、前記
レジストローラ対17を駆動するローラ駆動モータ(パル
スモータ)54を制御する第2の駆動手段としてのパルス
モータ制御部55、前記感光体ドラム10を駆動するドラム
駆動モータ(直流モータ)56を制御する第1の駆動手段
としてのPLLモータ制御回路(フェーズロックドループ
・システム)57などが接続されており、これらを制御す
ることにより前述した複写動作が行われる。
また、前記主制御部51には、設定手段としての不揮発
性RAM(ランダム・アクセス・メモリ)58が接続されて
おり、前記操作パネル30より入力される補正データ(調
整値としてのドラム駆動モータ56の速度補正データおよ
びローラ駆動モータ54の回転数補正データ)などが記憶
されるようになっている。
一方、前記パルスモータ制御部53には、パルスモータ
ドライバ59を介して前記スキャナ駆動モータ52が接続さ
れているとともに、前記操作パネル30の倍率設定キー30
eあるいはズームキー30fにより指定される複写倍率に応
じて前記ROMより読出されたカウントデータ(規定の回
転数データ)がセットされるプログラマブル・カウンタ
61が接続されている。このカウンタ61には、たとえばセ
ラミック発振子からなる基準発振器62より基準クロック
(基準クロック信号)が供給されている。
しかして、前記パルスモータ制御部53は、主制御部51
からの駆動信号によって動作されることにより、指定の
複写倍率に応じてROM内より読出したカウントデータを
プログラマブル・カウンタ61にセットし、パルスモータ
ドライバ59を介してスキャナ駆動モータ52を制御して第
1キャリッジ411を駆動させることによって、上記キャ
リッジ411が所定ステップ数の移動を完了されるまで、
前記プログラマブル・カウンタ61の1カウントごとにス
キャナ駆動モータ52の励磁相を切換えてその回転を制御
するようになっている。
前記パルスモータ制御部55には、パルスモータドライ
バ63を介して前記ローラ駆動モータ54が接続されている
とともに、前記ROMより読出されたカウントデータ(規
定の回転数データ)がセットされるプログラマブル・カ
ウンタ64が接続されている。このカウンタ64には、前記
基準発振器62より基準クロックが供給されている。
しかして、パルスモータ制御部55は、主制御部51から
の駆動信号によって動作されることにより、前記ROM内
より読出したカウントデータをプログラマブル・カウン
タ61にセットし、このカウンタ64の1カウントごとにロ
ーラ駆動モータ54の励磁相を切換えて、その回転をパル
スモータドライバ63を介して制御することによって規定
されている速度にて駆動させるようになっている。
また、前記パルスモータ制御部55には、前記主制御部
51よりモータ54の回転数を補正するデータ(回転数補正
データ)が供給されるようになっている。
しかして、前記主制御部51より駆動信号とともに、前
記不揮発性RAM58に記憶されているローラ駆動モータ54
の回転数補正データが供給された場合、パルスモータ制
御部55では、この補正データをROMに記憶されている規
定の回転数データに加減演算し、その結果をプログラマ
ブル・カウンタ64にセットせしめ、このカウンタ64の1
カウントごとにローラ駆動モータ54の励磁相を切換えて
その回転を制御するようになっている。これにより、ロ
ーラ駆動モータ54は、あらかじめROMに記憶されている
規定の速度より、前記不揮発性メモリ58上に記憶されて
いる補正データ分だけずれた速度にて回転されるように
なっている。なお、上記補正データは、前記操作パネル
30上の操作により微調整可能とされており、進行方向に
対するレジストローラ対17の回転方向が微調整可能とさ
れている。
ここで、第2図を参照して、パルスモータの速度制御
について説明する。同図(a)は、パルスモータの速度
曲線であり、同図(b)は励磁相切換間隔を示してい
る。この図から明らかなように、始めは励磁相切換間隔
が長く、徐々に短くし、やがて等間隔になり、再び徐々
に長くなり、最終的には停止される。これは、パルスモ
ータのスルーアップおよびスルーダウンを示すもので、
始めは自起動領域から立ち上がり、高速領域で使用し、
やがて立ち下がることである。なお、ta,tb,tc,tdは、
励磁相切換間隔の時間を示している。
すなわち、スルーアップおよびスルーダウンは、第2
図に示す如く、パルスモータの励磁相切換時間ta…tdを
変化させることによって行うことができるため、前記RO
M上には、あらかじめ励磁相切換間隔の時間ta…tdを基
準クロックの1クロックサイクルで除算した値ta′…t
d′が記憶されている。したがって、パルスモータ制御
部53,55では、主制御部51より駆動信号を受けた場合、
そのパルスモータの励磁相を出力するとともに、プログ
ラマブル・カウンタ61,64に値ta′をセットし、基準発
振器62より与えられる基準クロックに合わせてカウント
ダウンを開始する。そして、カウンタ61,64における値t
a′のカウントダウン終了後、つまり励磁相切換時間ta
の経過後にパルスモータ制御部53,55が次の励磁相を出
力し、再び値tb′をセットする。このようにして、スル
ーアップおよびスルーダウンが実現されるようになって
いる。
したがって、上記のように、ローラ駆動モータ54の回
転数補正データをROMに記憶されている規定の回転数デ
ータに加減演算した場合には、規定の速度における等速
時の励磁相切換時間tdが、前記不揮発性メモリ58上に記
憶されている補正データにより修飾されるこことなる。
前記PLLモータ制御回路57には、前記ドラム駆動モー
タ56が接続されているとともに、前記モータ56の回転速
度を決定する可変分周器65が接続されている。この可変
分周器65には、前記基準発振器62より基準クロックが、
また主制御部51よりカウントデータ(回転速度を決定す
る上での基準となるPLL基準クロックを発生するための
分周比データ)が供給されるようになっている。
しかして、前記PLLモータ制御回路57は、前記ROMに記
憶されている固定の分周比データが可変分周器65に供給
された場合、主制御部51からの駆動信号によって動作さ
れることにより、前記可変分周器65によって基準発振器
62より与えられる基準クロックが固定の分周比データで
分周されたPLL基準クロックにもとづいてドラム駆動モ
ータ56を制御して、規定の速度にて駆動させるようにな
っている。
また、前記主制御部51より、固定の分周比データに前
記不揮発性RAM58に記憶されているドラム駆動モータ56
の速度補正データを加減演算して得られた分周比データ
が可変分周器65に供給された場合、前記PLLモータ制御
回路57は、主制御部51からの駆動信号によって動作され
ることにより、前記可変分周器65によって基準発振器62
より与えられる基準クロックが分周比データで分周され
たPLL基準クロックにもとづいてドラム駆動モータ56を
制御して、規定の速度より前記不揮発性RAM58上に記憶
された速度補正データ分だけずれた速度にて駆動せしめ
るようになっている。これにより、ドラム駆動モータ56
の微調整がなされる。
第3図は前記PLLモータ制御回路57を示すものであ
る。このPLLモータ制御回路57では、ドラム駆動モータ5
6に取付けられたFGで発生された交流電圧が、フィルタ
・波形整形器71により、ノイズ成分や電源周波の誤差成
分を取り除いた後に方形波に波形整形される。この波形
整形されたFG信号は、感光体ドラム10の目標速度に応じ
てFG分周器72によって1/M(1:1〜1:1/4)に分周されてF
Ginとされる。この場合、M=1は倍率82%〜122%の低
速時、M=2は倍率65%〜81%、M=4は高速時であ
る。上記FGinは、速度比較器73および位相比較器74に供
給される。
上記速度比較器73では、PLL基準クロックとの比較に
よって、FGin=PLL基準クロック÷2560とされているか
否かがチェックされる。また、位相比較器74では、PLL
基準クロックとの比較によって、速度の誤差が蓄積され
ていないかについてのチェックが行われ、位相幅に対応
する電圧が出力される。
上記速度比較器73および位相比較器74からのそれぞれ
の出力は合成され、この合成電圧に対応した電圧がパル
ス幅変調回路75およびドライブ回路76を介して、前記ド
ラム駆動モータ56に印加されるようになっている。この
場合、電力効率の低下を防止するために、ドラム駆動モ
ータ56に印加される電圧は、上記パルス幅変調回路75に
よってスイッチング制御される。
また、前記ドラム駆動モータ56の回転速度を決定する
PLL基準クロックは、前記基準発振器62より与えられる
基準クロックを、分周比データで分周することにより得
ることができるようになっている。なお、上記分周比デ
ータは、前記操作パネル30上の操作により微調整可能と
されており、進行方向に対する感光体ドラム10の回転方
向が微調整可能とされている。
ここで、レジストローラ対17の回転数補正データおよ
び感光体ドラム10の速度補正データの設定、および変更
方法について説明する。まず、操作パネル30のテンキー
30bの「0」と「5」とを同時に操作して、電源を投入
することにより、調整モードに設定されるとともに、表
示器30cに「AJ」が表示される。この状態において、対
応するコードをテンキー30bより入力することによっ
て、ドラム速度調整モードあるいはローラ速度調整モー
ドが設定される。
ドラム速度調整が設定されている場合、現在の速度補
正データが表示器30cに表示されるようになっており、
原稿第2にAサイズ以上のスケールを起き、A4,100%で
複写を行った際の用紙の後端50mmの長さをスケールで測
定することにより、ずれを比較する。この結果、スケー
ルより複写画像の方が縮んでいた場合には補正データの
値を小さくし、拡大している場合には値を大きくするこ
とにより、適正な値をテンキー30bより入力する。そし
て、この補正データは、割込みキー30lの操作に応じて
不揮発性RAM58に記憶される。なお、ドラム速度調整モ
ードの場合、たとえば許容入力値が「00〜15」、イニシ
ャル値が「08」であり、「0.135%/ステップ」とされ
ている。
ローラ速度調整が設定されている場合、現在の回転数
補正データが表示器30cに表示されるようになってお
り、原稿台2にA4サイズ以上のスケールを起き、A4,100
%で複写を行った際の用紙の先端100mmの長さをスケー
ルで測定することにより、ずれを比較する。この結果、
スケールより複写画像の方が縮んでいた場合には補正デ
ータの値を小さくし、拡大している場合には値を大きく
することにより、適正な値をテンキー30bより入力す
る。そして、この補正データは、割込みキー30lの操作
に応じて不揮発性RAM58に記憶される。なお、ローラ速
度調整モードの場合、たとえば許容入力値が「00〜1
5」、イニシャル値が「08」であり、「0.11%/ステッ
プ」とされている。これら補正データの設定および変更
は、保守点検員によって行われるようになっている。
また、下記の条件は、この実施例における周波数およ
び分周比データなどの一例を示すものである。
基準クロック : 12MHz PLL基準クロック : 638.57Hz(標準値) スキャナ駆動モータ52のパルスレート : 1328pps ローラ駆動モータ54のパルスレート : 530pps(標準値) 可変分周器65のカウント数 : 1/18792分周(標準値) ただし、1/18600〜1/18960まで1/24刻みで調整化(−
1%より+1%まで約0.12%刻みにて調整化) プログラマブル・カウンタ61のカウント数 : 9036カウント(固定) プログラマブル・カウンタ64のカウント数 : 22632カウント(標準値) ただし、22248カウント〜22968カウントまで48カウン
ト刻みで調整化(−1.7%より+1.5%まで約0.2%刻み
にて調整化) 次に、上記構成における微調整動作について説明す
る。たとえば今、複写機本体1の電源が投入されたとす
る。すると、主制御部51が起動され、不揮発性RAM58よ
りドラム駆動モータ56に対する速度補正データ(調整
値)が読出される。
そして、主制御部51では、図示しないROMに記憶され
ているドラム駆動モータ56を規定の回転速度で駆動する
ための固定の分周比データに、前記不揮発性RAM58より
読出した速度補正データを加減演算し、得られた分周比
データを可変分周器65にカウントデータとしてストアす
る。
この後、可変分周器65が起動されることによって、基
準発振器62より与えられる基準クロックが主制御部51よ
り供給された分周比データによって分周される。この結
果、可変分周器65からは、ドラム駆動モータ56の回転速
度を決定する上での基準となるPPL基準クロックが定常
的に出力されることとなる。
一方、複写機本体1がレディ状態(複写可能状態)と
されており、主制御部51が操作パネル30上に設けられた
各種操作キーからの入力を受付け可能な状態において、
複写キー30aが操作されたとする。すると、主制御部51
の制御によって複写動作が開始される。すなわち、露光
ランプ4、帯電用帯電器11、および定着ローラ21などの
駆動を開始した後、感光体ドラム10を駆動するためにPL
Lモータ制御回路57に駆動信号が供給される。
これにより、PLLモータ制御回路57が起動されると、
前記可変分周器65より定常的に供給されるPLL基準クロ
ック、つまり固定の分周比データに速度補正データが加
減されたカウントデータによって分周されたクロックに
もとづいてドラム駆動モータ56が制御される。したがっ
て、ドラム駆動モータ56は、ROMコードで規定された速
度より、不揮発性RAM58上の速度補正データ分だけずれ
た速度にて回転される。
また、所定時間が経過されると、前記主制御部51より
パルスモータ制御部53に駆動信号が出力される。する
と、パルスモータ制御部53は、ROM内より指定の複写倍
率に応じたカウントデータを読出して、このデータをプ
ログラマブル・カウンタ61にセットせしめる。この後、
パルスモータ制御部53では、前記光学系(第1キャリッ
ジ411)が所定のステップ数を移動し終わるまで、プロ
グラマブル・カウンタ61がカウントアップするごとに、
スキャナ駆動モータ52の励磁相を切換えてパルスモータ
ドライバ59に供給せしめる。これにより、スキャナ駆動
モータ52は、複写倍率に応じてあらかじめ規定されてい
る速度にて回転される。
さらに、所定時間が経過されると、前記主制御部51よ
りパルスモータ制御部55に駆動信号が出力される。ま
た、この時、パルスモータ制御部55には、主制御部51に
よって不揮発性RAM58内より読出されたローラ駆動モー
タ54用の回転数補正データ(調整値)が供給される。す
ると、パルスモータ制御部55は、上記回転数補正データ
をROM内に記憶されている規定の回転数データに加減
し、この結果をプログラマブル・カウンタ64にセットせ
しめる。この後、パルスモータ制御部55では、前記プロ
グラマブル・カウンタ64がカウントアップするごとに、
ローラ駆動モータ54の励磁相を切換えてパルスモータド
ライバ63に供給せしめる。これにより、ローラ駆動モー
タ54は、あらかじめROMコードにて記憶されている規定
の速度より、前記不揮発性RAM58に記憶されている回転
数補正データ分だけずれた速度にて回転される。
このように、ローラ駆動モータ54の回転速度とドラム
駆動モータ56の回転速度とを、それぞれの補正データに
もとづいて微調整できるようにしている。すなわち、ロ
ーラ駆動モータ54のみ、あるいはドラム駆動モータ56の
み、もしくは両方のモータ54,56の回転速度を微調整す
ることによって、レジストローラ対17による用紙の搬送
速度と感光体ドラム10の周速と光学系による原稿の走査
速度とを、容易に一致させることが可能とされている。
上記したように、感光体ドラム、光学系、およびレジ
ストローラ対をそれぞれ構成する機構部品の精度誤差な
どを、電気的に、またはソフトウェア的に補正可能とす
ることにより、通常の規格値の範囲内とされた操作方向
に対する複写倍率の高精度化が、保守点検員によって容
易に行えるようにしている。
すなわち、不特定な客先に対して一定の規格値範囲内
で製造されている複写機の走査方向に対する複写倍率精
度を、客先の要求に応じて、保守点検員により容易に向
上することができるように、機構部品の精度誤差を補償
する手段をソフトウェア的に与えるようにしている。こ
のため、感光体ドラムを駆動するモータと、レジストロ
ーラ対を駆動するモータと、光学系を駆動するモータと
を、それぞれ独立に速度調整可能とし、上記モータのう
ち、少なくとも1つのモータの速度を可変することによ
り、感光体ドラムの径、スキャナのプーリ径、あるいは
レジストローラ径の寸法誤差を独立に補正できるように
するとともに、これらの速度調整を製品の納入後に、各
客先単位で可能とするようにしている。これにより、レ
ジストローラ対による用紙の搬送速度と感光体ドラムの
周速と光学系による原稿の走査速度とを、保守点検員に
よって容易に一致させることが可能となり、部品を交換
することなく、しかも製造行程における組立ての複雑
化、価格の上昇などを招くことなく、複写機の走査方向
に対する複写倍率の高精度化を図ることができる。した
がって、走査方向に対する複写倍率精度のより高精度化
を望む客先に対しては、その要求に応じて、保守点検員
レベルで通常の規格値の範囲内で製造されている複写機
の複写倍率を容易に改善し得るものである。
なお、上記実施例においては、調整値の設定手段とし
て、操作パネルより入力された補正データを記憶する不
揮発性RAMにより構成される場合を例に説明したが、こ
れに限らず、補正データが直にセットできるディプスイ
ッチ、あるいはポリウムにより構成するようにしても良
い。
また、ドラム駆動モータとローラ駆動モータとを速度
調整する場合について説明したが、たとえば光学系を駆
動するスキャナ駆動モータ、または定着ローラを駆動す
るモータなどについても、同様にして速度調整を行うよ
うにしても良い。
その他、この発明の要旨を変えない範囲において、種
々変形実施可能なことは勿論である。
[発明の効果] 以上、詳述したようにこの発明によれば、客先の必要
に応じて、走査方向に対する複写倍率の精度を客先単位
で改善することができる画像形成装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一実施例を示すもので、第1図は電子
複写機の制御回路の要部を示すブロック図、第2図はパ
ルスモータの速度制御について説明するために示す図、
第3図はPLLモータ制御回路の構成を概略的に示すブロ
ック図、第4図は複写機を概略的に示す外観斜視図、第
5図は複写機の構成を示す側断面図、第6図は操作パネ
ルを示す平面図である。 1……複写機本体、4……露光ランプ、10……感光体ド
ラム(像担持体)、11……帯電用帯電器、12……現像
器、17……レジストローラ対(搬送手段)、30……操作
パネル(操作手段)、30a……複写キー、30b……テンキ
ー、51……主制御部、52……スキャナ駆動モータ(第2
の駆動手段)、53……パルスモータ制御部(第2の制御
手段)、54……ローラ駆動モータ(第3の駆動手段)、
55……パルスモータ制御部(第3の制御手段)、56……
ドラム駆動モータ(第1の駆動手段)、57……PLLモー
タ制御回路(第1の制御手段)、58……不揮発性RAM
(設定手段)、61,64……プログラマブル・カウンタ、6
2……基準発振器、65……可変分周器。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像を担持する像担持体と、 この像担持体を駆動するモータと、 このモータを駆動するための基準クロックを発信する基
    準クロック発信器と、 前記像担持体上に担持されている画像を転写するために
    被転写材を搬送する搬送ローラと、 この搬送ローラを駆動するパルスモータと、 このパルスモータを駆動するためのパルスデータを記憶
    する記憶手段と、 少なくとも複写枚数の設定を行うための数値入力手段
    と、 画像形成動作を行う画像形成モードから、画像形成動作
    の調整を行う調整モードに切り換える切換手段と、 この切換手段により装置が調整モードに切り換えられて
    いるときに前記数値入力手段から入力された第1の値に
    基づいて、前記基準クロック発信器より発信された基準
    クロックを分周し、分周された基準クロックで前記モー
    タを駆動する第1の駆動手段と、 前記切換手段により装置が調整モードに切り換えられて
    いるときに前記数値入力手段から入力された第2の値に
    基づいて、前記記憶手段に記憶されている前記パルスデ
    ータを補正し、補正されたパルスデータで前記パルスモ
    ータを駆動する第2の駆動手段と、 前記第1の駆動手段によって前記像担持体を駆動し、前
    記第2の駆動手段によって前記搬送手段を駆動すること
    によって、前記被転写材上に転写される前記画像のうち
    前記搬送手段による被転写材搬送方向の倍率を調整する
    制御手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
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