JP2610220B2 - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機Info
- Publication number
- JP2610220B2 JP2610220B2 JP5274907A JP27490793A JP2610220B2 JP 2610220 B2 JP2610220 B2 JP 2610220B2 JP 5274907 A JP5274907 A JP 5274907A JP 27490793 A JP27490793 A JP 27490793A JP 2610220 B2 JP2610220 B2 JP 2610220B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drain
- water
- heat exchanger
- drain pump
- temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
- Air Conditioning Control Device (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は天井内に設置、あるいは
天井から吊り下げて使用する天井設置形の空気調和機に
おいて、熱交換器で生じるドレン水を天井面で漏水する
ことなく確実に排出するようにドレン水が発生する条件
の時のみドレンポンプを運転させ、ドレンポンプの運転
時間を短くすることで寿命を伸ばすようにした空気調和
機に関するものである。
天井から吊り下げて使用する天井設置形の空気調和機に
おいて、熱交換器で生じるドレン水を天井面で漏水する
ことなく確実に排出するようにドレン水が発生する条件
の時のみドレンポンプを運転させ、ドレンポンプの運転
時間を短くすることで寿命を伸ばすようにした空気調和
機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種天井設置形の空気調和機において
は、天井内に設けた所定の高さの排水路にドレン水をポ
ンプアップするものがあり、冷温水を熱媒とする空気調
和機では、冷水が熱交換器に通水されれば空気調和機の
運転・停止にかかわらずドレン水が発生する。このため
ドレンポンプの運転制御は公開特許公報昭64−570
40に開示されているように冷温水の循環ポンプが運転
されれば、ドレンポンプを運転させている。他に図2に
示す如く、冷暖切替スイッチCSにより、冷房シーズン
中はドレンポンプを連続運転させている例もある。また
この種の冷温水を熱媒とする熱交換器には、しばしば能
力制御用として熱交換器への水の供給を発停する電動弁
が組み込まれるが、水圧により電動弁の内部流れが生
じ、電動弁が閉の時にも、水が供給されるケースがある
ため、前記ドレンポンプの運転は連続運転としている。
は、天井内に設けた所定の高さの排水路にドレン水をポ
ンプアップするものがあり、冷温水を熱媒とする空気調
和機では、冷水が熱交換器に通水されれば空気調和機の
運転・停止にかかわらずドレン水が発生する。このため
ドレンポンプの運転制御は公開特許公報昭64−570
40に開示されているように冷温水の循環ポンプが運転
されれば、ドレンポンプを運転させている。他に図2に
示す如く、冷暖切替スイッチCSにより、冷房シーズン
中はドレンポンプを連続運転させている例もある。また
この種の冷温水を熱媒とする熱交換器には、しばしば能
力制御用として熱交換器への水の供給を発停する電動弁
が組み込まれるが、水圧により電動弁の内部流れが生
じ、電動弁が閉の時にも、水が供給されるケースがある
ため、前記ドレンポンプの運転は連続運転としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、冷温水
を熱媒とする空気調和機では、空気調和機の運転あるい
は停止にかかわらず、ドレンポンプを運転するため、ド
レンポンプの運転寿命が著しく短くなるという問題点が
あった。またこの種の空気調和機は、一般事務所、ホテ
ル、病院等の業務用として使用されることが多く、営業
に支障をきたす点で問題があった。
を熱媒とする空気調和機では、空気調和機の運転あるい
は停止にかかわらず、ドレンポンプを運転するため、ド
レンポンプの運転寿命が著しく短くなるという問題点が
あった。またこの種の空気調和機は、一般事務所、ホテ
ル、病院等の業務用として使用されることが多く、営業
に支障をきたす点で問題があった。
【0004】本発明は、上記問題を解決するものであっ
て、ドレン水が発生する条件の時のみドレンポンプを運
転させ、ドレンポンプの運転時間を短くすることで寿命
を伸ばすことを目的とするものである。
て、ドレン水が発生する条件の時のみドレンポンプを運
転させ、ドレンポンプの運転時間を短くすることで寿命
を伸ばすことを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになしたもので、熱媒である冷温水の温度を検
知し、熱交換器からドレン水が発生する水温以下(例え
ば15℃以下)になったらドレンポンプを運転する。ま
た熱交換器からドレン水が発生しない水温以上(例えば
20℃以上)になれば、ドレンポンプを停止させる。
するためになしたもので、熱媒である冷温水の温度を検
知し、熱交換器からドレン水が発生する水温以下(例え
ば15℃以下)になったらドレンポンプを運転する。ま
た熱交換器からドレン水が発生しない水温以上(例えば
20℃以上)になれば、ドレンポンプを停止させる。
【0006】
【作用】本発明は、熱媒である冷温水の温度を検知し、
熱交換器からドレン水が発生する水温以下(例えば15
℃以下)になったらドレンポンプを運転し、また熱交換
器からドレン水が発生しない水温以上(例えば20℃以
上)になれば、ドレンポンプを停止させるようにしてド
レン水排出用のドレンポンプを運転制御することによ
り、冷房シーズンに冷暖切替スイッチを冷房にしていて
も、また熱交換器に水が供給されても、水温が所定温度
になるまでドレンポンプは運転しない。またこの種の熱
交換器の能力制御として、冷温水を熱交換器へ供給発停
する電動弁が組み込まれているときは、水圧により水の
内部洩れが生じていても、内部洩れの量により熱交換器
へ供給される水温が変わり、この水温を検知することで
所定の水温以下になるまで、つまり内部洩れが多量にな
らない限り、ドレンポンプは運転しない。これらにより
ドレンポンプの運転時間は、ドレンが発生する時のみと
なり、ドレンポンプの運転時間を大幅に減少し、その寿
命を伸ばすことができる。
熱交換器からドレン水が発生する水温以下(例えば15
℃以下)になったらドレンポンプを運転し、また熱交換
器からドレン水が発生しない水温以上(例えば20℃以
上)になれば、ドレンポンプを停止させるようにしてド
レン水排出用のドレンポンプを運転制御することによ
り、冷房シーズンに冷暖切替スイッチを冷房にしていて
も、また熱交換器に水が供給されても、水温が所定温度
になるまでドレンポンプは運転しない。またこの種の熱
交換器の能力制御として、冷温水を熱交換器へ供給発停
する電動弁が組み込まれているときは、水圧により水の
内部洩れが生じていても、内部洩れの量により熱交換器
へ供給される水温が変わり、この水温を検知することで
所定の水温以下になるまで、つまり内部洩れが多量にな
らない限り、ドレンポンプは運転しない。これらにより
ドレンポンプの運転時間は、ドレンが発生する時のみと
なり、ドレンポンプの運転時間を大幅に減少し、その寿
命を伸ばすことができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明を天井埋込形の空気調和機に適
用した実施例を図1,図3に基づいて説明する。図3に
おいて、1は天井7内に埋め込んだ天井埋込形の空気調
和機で、この空気調和機1は、内部に設けた送風機3に
より室内空気を空気調和機内に吸い込み、冷温水を熱媒
とする熱交換器2に供給する。この空気は熱交換器2を
通過する間に放熱または吸熱して所要の熱交換されて、
室内側に吹き出される。
用した実施例を図1,図3に基づいて説明する。図3に
おいて、1は天井7内に埋め込んだ天井埋込形の空気調
和機で、この空気調和機1は、内部に設けた送風機3に
より室内空気を空気調和機内に吸い込み、冷温水を熱媒
とする熱交換器2に供給する。この空気は熱交換器2を
通過する間に放熱または吸熱して所要の熱交換されて、
室内側に吹き出される。
【0008】また冷温水を熱媒とする空気調和機は送風
機が停止していても熱交換器に冷温水が供給されている
と、空気は温度差による自然対流を起こし、熱交換器2
で、送風機運転と同じように放熱または吸熱を行う。
機が停止していても熱交換器に冷温水が供給されている
と、空気は温度差による自然対流を起こし、熱交換器2
で、送風機運転と同じように放熱または吸熱を行う。
【0009】冷水通水時に熱交換器で凝縮する水滴を受
けるため、熱交換器下部にはドレンパン4を配設されて
おり、ドレンパンに一時貯められたドレン水はモータ6
によりドレンパン内に設けたドレンポンプ5が駆動さ
れ、所定の高さに配置した排水路8までドレン水を汲み
上げ、適切なドレン勾配をもった排出路から排出され
る。
けるため、熱交換器下部にはドレンパン4を配設されて
おり、ドレンパンに一時貯められたドレン水はモータ6
によりドレンパン内に設けたドレンポンプ5が駆動さ
れ、所定の高さに配置した排水路8までドレン水を汲み
上げ、適切なドレン勾配をもった排出路から排出され
る。
【0010】次に上記ドレンポンプの運転制御を図1に
より説明する。室内送風機用電動機MFは、運転スイッ
チSWにより運転・停止を行う。ドレンポンプDPは、
熱交換器2に供給される冷温水の温度を検知する水温セ
ンサTの入・切により運転・停止が行われる回路として
おり、空気調和機の運転スイッチとは関係なく、運転・
停止するようになっている。
より説明する。室内送風機用電動機MFは、運転スイッ
チSWにより運転・停止を行う。ドレンポンプDPは、
熱交換器2に供給される冷温水の温度を検知する水温セ
ンサTの入・切により運転・停止が行われる回路として
おり、空気調和機の運転スイッチとは関係なく、運転・
停止するようになっている。
【0011】ここで水温センサTは水温が、例えば15
℃以下なら入、20℃以上になると切になるように選定
しておく。これによりドレンポンプDPは熱媒の水が所
定温度以下、つまりドレン水が発生する水温の時のみ運
転を行い、空気調和機の運転・停止にかかわらず、確実
にドレン水を所定の排水路に汲み上げるものである。
℃以下なら入、20℃以上になると切になるように選定
しておく。これによりドレンポンプDPは熱媒の水が所
定温度以下、つまりドレン水が発生する水温の時のみ運
転を行い、空気調和機の運転・停止にかかわらず、確実
にドレン水を所定の排水路に汲み上げるものである。
【0012】また熱交換器への冷温水の供給を制御する
電動弁MV(図示せず)が組み込まれている場合でも、
電動弁の内部洩れにより冷水が熱交換器に供給され、ド
レン水が発生したときも同様にドレンポンプDPにより
ドレン水が排出される。
電動弁MV(図示せず)が組み込まれている場合でも、
電動弁の内部洩れにより冷水が熱交換器に供給され、ド
レン水が発生したときも同様にドレンポンプDPにより
ドレン水が排出される。
【0013】
【発明の効果】本発明空気調和機は、熱交換器の下部に
設けたドレンパンと、ドレンパンに貯められたドレン水
を排出するドレンポンプ、このドレンポンプを駆動する
モータを備え、ドレンポンプの吐出路を所定の高さにま
で立ち上げて適切なドレン勾配を得るようにした空気調
和機において、熱交換器入口の熱媒温度が所定以下の温
度の時にドレンポンプを運転するようにした制御回路を
備えているため、ドレンポンプが作動するのは熱媒の水
温が所定温度以下のドレン水が発生する時のみであり、
不必要な運転をしないので、ドレンポンプ駆動用モータ
の長寿命化が図れる利点がある。また熱交換器への冷温
水の供給を制御する電動弁を使用しているときには、電
動弁の内部洩れが生じている時のみ、ドレンポンプを運
転、つまり、内部洩れが少なく、水温センサが所定温度
以上になるとドレンポンプは停止するので、さらにドレ
ンポンプ駆動用モータの寿命は伸びる利点がある。
設けたドレンパンと、ドレンパンに貯められたドレン水
を排出するドレンポンプ、このドレンポンプを駆動する
モータを備え、ドレンポンプの吐出路を所定の高さにま
で立ち上げて適切なドレン勾配を得るようにした空気調
和機において、熱交換器入口の熱媒温度が所定以下の温
度の時にドレンポンプを運転するようにした制御回路を
備えているため、ドレンポンプが作動するのは熱媒の水
温が所定温度以下のドレン水が発生する時のみであり、
不必要な運転をしないので、ドレンポンプ駆動用モータ
の長寿命化が図れる利点がある。また熱交換器への冷温
水の供給を制御する電動弁を使用しているときには、電
動弁の内部洩れが生じている時のみ、ドレンポンプを運
転、つまり、内部洩れが少なく、水温センサが所定温度
以上になるとドレンポンプは停止するので、さらにドレ
ンポンプ駆動用モータの寿命は伸びる利点がある。
【図1】本発明の一実施例を示す制御回路図である。
【図2】従来技術の制御回路図例である。
【図3】ドレンポンプを配置した天井埋込形空気調和機
の説明図である。
の説明図である。
1 天井埋込形空気調和機 2 熱交換器 3 送風機 4 ドレンパン 5 ドレンポンプ 6 モータ 7 天井 SW 運転スイッチ MF 送風機用電動機 DP ドレンポンプ T 水温センサ CS 冷暖切替スイッチ
Claims (1)
- 【請求項1】 冷温水を熱媒として空気を冷却・加熱す
る熱交換器であって、該熱交換器の下部に設けたドレン
パンと、ドレンパンに貯められたドレン水を排出するド
レンポンプ、このドレンポンプを駆動するモータを備
え、ドレンポンプの吐出路を所定の高さにまで立ち上げ
て適切なドレン勾配を得るようにした空気調和機におい
て、熱交換器入口の熱媒温度が所定以下の温度の時にド
レンポンプを運転するようにした制御回路を備えている
ことを特徴とする空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5274907A JP2610220B2 (ja) | 1993-10-05 | 1993-10-05 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5274907A JP2610220B2 (ja) | 1993-10-05 | 1993-10-05 | 空気調和機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07103507A JPH07103507A (ja) | 1995-04-18 |
JP2610220B2 true JP2610220B2 (ja) | 1997-05-14 |
Family
ID=17548199
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5274907A Expired - Lifetime JP2610220B2 (ja) | 1993-10-05 | 1993-10-05 | 空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2610220B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4711438B2 (ja) * | 2007-03-19 | 2011-06-29 | 三菱電機株式会社 | 冷凍空調装置および冷凍空調方法 |
-
1993
- 1993-10-05 JP JP5274907A patent/JP2610220B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07103507A (ja) | 1995-04-18 |
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