JPH05141687A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JPH05141687A
JPH05141687A JP3310939A JP31093991A JPH05141687A JP H05141687 A JPH05141687 A JP H05141687A JP 3310939 A JP3310939 A JP 3310939A JP 31093991 A JP31093991 A JP 31093991A JP H05141687 A JPH05141687 A JP H05141687A
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water
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air conditioner
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JP3310939A
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Toshihiko Iwasaka
登志彦 岩坂
Takeshi Kanai
健 金井
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 室内機の設置の自由度が大きく、しかも、エ
ネルギーを節約できる空気調和装置を提供する。 【構成】 熱源機31と、室内機1とを水配管34,3
5で接続した空気調和装置において、室内機1に、ドレ
ンポンプ13と、開閉弁36と、室内機1の運転停止時
に開閉弁36を閉じると共にドレンポンプ13を停止さ
せる制御装置27とを設けたので、ドレンをドレンポン
プ13が汲上げて排水するから、室内機1の設置の自由
度を大きくすることができる。しかも、室内機1の運転
停止時に開閉弁36により熱交換器4への冷水の流れが
停止され、熱交換器4での熱ロスを抑えられるから、熱
源機31でのエネルギーを節約することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は冷水又は温水を供給す
る熱源機に、この熱源機から水が循環する熱交換器を備
えた室内機を複数台水配管で接続した空気調和装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】冷水又は温水を供給する熱源機に複数の
室外機を水配管で接続した空気調和装置の従来技術とし
ては、実公昭58−1710号公報に記載されたものが
ある。
【0003】このような空気調和装置では、その室内機
に冷水又は温水が循環する熱交換器と、この熱交換器の
下方に配置されたドレンパンとを備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した空気調和装置
では、室内機の熱交換器には常時冷水又は温水が供給さ
れており、熱交換器からのドレンを常時排水するために
ドレンパンに排水方向に向けて傾けて配置するドレンホ
ースを接続しているものが一般的である。
【0005】このため、ドレンホースを傾けるだけの空
間がない場合には、ドレンが流れにくくなるため、室内
機を天井空間等には設置できないという欠点があった。
【0006】また冷水又は温水が熱交換器に常時供給さ
れており、室内機を運転しないときにも、室内空気をわ
ずかであるが冷却あるいは加熱するため、熱源機での水
の冷却や加熱に要するエネルギーが無駄になる欠点があ
った。
【0007】室内機は天井空間等の高い所に設置されて
おり、かつ熱源機から冷水が供給されている場合には、
室内機の運転停止時においても熱交換器で室内空気が冷
却され、この冷却された空気が自然に下降することによ
って暖かい室内空気が熱交換器側に導びかれるため、暖
房運転時に比べて熱源機でのエネルギーが無駄になり易
い。
【0008】この発明は、室内機の設置の自由度が大き
く、しかも、エネルギーを節約できる空気調和装置を提
供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、冷水又は温
水を供給する熱源機と、この熱源機からの水が流れる熱
交換器及びこの熱交換器の下方に配置されたドレンパン
を有し天井空間内に設置される複数の室内機とを水配管
で接続した空気調和装置において、前記室内機には、ド
レンパン内のドレンを排出するドレンポンプと、前記水
配管に取付けた開閉弁と、室内機の運転停止時にこの開
閉弁を閉じると共に前記ドレンポンプを停止させる制御
装置とを設けたものである。
【0010】
【作用】この空気調和装置では、室内機にドレンポンプ
を設けたので、ドレンパン内のドレンをドレンポンプが
汲上げて排水する。
【0011】しかも、水配管に開閉弁を取付け、室内機
の運転停止時に開閉弁を閉じる制御装置を設けたので、
室内機の運転停止時に開閉弁により熱交換器への冷水の
流れが停止され、熱交換器での熱ロスが抑えられる。
【0012】
【実施例】この発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。
【0013】図1において、31は吸収式冷温水機等の
冷水及び温水を供給する熱源機、1は建物の天井空間3
3内に設置される複数の室内機、34,35は熱源機3
1と室内機1とを接続するための水配管で、水配管34
で室内機1に水が送られ、水配管35で熱源機31に水
が戻される。
【0014】36は熱動弁を用いた開閉弁で、この開閉
弁は水配管35内の冷水又は温水の流れを制御するため
のものである。
【0015】図2,図3において、2は吊下ボルト、3
は吊下具、4は冷水又は温水が流れる水配管5と伝熱フ
ィン6とから構成される熱交換器、7はこの熱交換器の
最下部に位置する3本の水配管に接続されている水入口
管、8はこの3本の管に接続されている大口径の水入口
管、9はこの管の接続部である。
【0016】10は熱交換器4の上部に位置する3本の
水配管に接続されている水出口管、11はこの管に接続
されている大口径の水出口管である。
【0017】12は熱交換器4の下方に配置されたドレ
ンパン、13はこのドレンパンの一番低い底に吸込口を
臨ませたドレンポンプ、14はこのドレンポンプに接続
されたドレン排出用のドレンホース、15はこのドレン
ポンプのカバー、16はドレンパン12内の水位を検知
するためのフロートスイッチである。
【0018】17は水出口管11の上部に分岐接続され
た空気抜き管で、空気抜き口18と、空気抜き作業の際
に開かれる空気抜き弁19と、この弁を開閉するための
つまみ20と、内径約1mmのキャピラリーチューブを
用いた排水量を制限するための制限装置21とを備えて
いる。
【0019】この制限装置21が設けられているため、
空気抜き弁19が開かれた際に空気抜き口18から流れ
る水の排水量は、ドレンポンプ13の汲上げ量より少く
制限されている。
【0020】22はドレンパン12内に臨むように熱交
換器4に配置された排水管で、この排水管と空気抜き口
18とが樹脂管30で接続されている。
【0021】このため、空気抜き作業の際には、空気の
混じった水は排水管22からドレンパン12内に導びか
れる。
【0022】23は室内機1内に配置された送風機で、
シロッコファン24と、強、中、弱、微弱と制御される
ファンモータ25とから構成されている。
【0023】26は電装箱で、内部には開閉弁36、ド
レンポンプ13、ファンモータ25を制御するために電
気部品で構成した制御装置27が配置されている。
【0024】28は室内機1の下方に設けられたドレン
パンで、室内機のねじ止め部等の金属の露出部からのド
レンを受ける。
【0025】29は配管の接続部等からのドレンを受け
ドレンパン28へ導びくためのドレンガイドである。
【0026】37は内部に室温センサを備えており、設
定温度と室内温度との信号及び運転モードの信号を送信
するためのワイヤレスリモコンである。
【0027】38は吸込グリル39に設けた受信部で、
ワイヤレスリモコン37からの信号を受信する。
【0028】このように構成された空気調和装置では、
次のように制御される。
【0029】冷房運転時には、制御装置27は開閉弁3
6とドレンポンプ13とを図4のように制御する。
【0030】開閉弁36は熱動弁を用いており、完全に
閉じるまで3〜4分時間がかかるので、このときにも熱
交換器4にドレンが付着する。
【0031】このドレンを汲上げて排出するためにドレ
ンポンプ13は開閉弁36の閉じ始めから約1分間の遅
延時間を設けている。
【0032】この約1分間の遅延時間が設けられている
ので、サーモオフ時や冷房運転の停止時に熱交換器4か
らのドレンがドレンパン12からあふれることなくドレ
ンポンプ13に排出される。
【0033】また、ドレンポンプ13が室内機1に設け
られているので、ドレンをドレンポンプ13で汲上げて
排出でき、室内機1の設置の自由度を大きくできる。
【0034】尚、誤動作でドレンポンプ13が停止した
場合は、水位の上昇によりフロートスイッチ16が異常
水位を検出するためドレンポンプ13が運転を開始す
る。
【0035】また、冷房運転時は、室内温度と設定温度
との差に応じて、開閉弁36とファンモータ25が図5
に示すように制御装置27によって制御される。
【0036】開閉弁36の開閉には3分間のホールドタ
イマを設けており、これより短い時間では開閉されな
い。
【0037】冷房運転時、つまり、水配管34に冷水が
供給されるとき開閉弁36が制御装置27によって開閉
制御され、水配管34に流れる冷水を不要なとき〔サー
モオフ時、運転停止時〕に止めることができるため、熱
交換器4での熱ロスが抑えられ、熱源機31で水を冷却
するのに要するエネルギーを節約できる。
【0038】ドライ運転時は、室内温度と設定温度との
差に応じて、図6に示すように制御装置27によって制
御される。
【0039】室温が15℃以上であり、かつ、設定温度
マイナス1℃未満の範囲のとき、制御装置27は温度低
下の小さいドライB運転を行う。
【0040】室温が設定温度マイナス1℃以上であり、
かつ、設定温度プラス2℃未満の範囲のとき、制御装置
27は温度低下のやや大きいドライA運転を行う。
【0041】室温が設定温度プラス2℃以上のとき、制
御装置27は温度を下げる冷房運転を行って、室内を除
湿する。
【0042】暖房運転時には、室内温度と設定温度との
差に応じて、開閉弁36とファンモータ25とが図7に
示すように制御装置27によって制御される。
【0043】尚、送風には30秒間のホールドタイマを
設けており、自動風量切替には1分間のホールドタイマ
を設けている。
【0044】このように冷房運転時、及び暖房運転時に
室内温度と設定温度との差に応じて室内機1を制御して
いるので、この空気調和装置では自動的に室内温度を制
御することができる。
【0045】また、冷房運転時やドライ運転時のように
熱源機31が冷水を供給するときだけ、制御装置27は
開閉弁36を開閉するので、年間を通じて開閉弁36の
開閉回数を減らすことができるから、開閉弁36の寿命
を長くすることができる。
【0046】しかも、開閉弁36として熱動弁を用いて
いるので、電磁弁等に比べて、安価かつ静かである。
【0047】
【発明の効果】この発明は、冷水又は温水を供給する熱
源機と複数の室内機とを水配管で接続した空気調和装置
において、室内機に、ドレンポンプと、開閉弁と、水配
管に冷水が供給されるときこの開閉弁とドレンポンプと
を制御する制御装置とを設けたので、ドレンパン内のド
レンをドレンポンプが汲上げて排水するから、室内機の
設置の自由度を大きくでき狭い天井空間内にも室内機を
設置できる。
【0048】しかも、室内機の運転停止時に熱交換器へ
の冷水の流れが停止され、熱交換器での熱ロスを抑えら
れるから、熱源機でのエネルギーを節約することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す空気調和装置の水回
路図である。
【図2】同空気調和装置の室内機の断面図である。
【図3】同空気調和装置の室内機の斜視図である。
【図4】同空気調和装置の冷房運転時のドレンポンプと
開閉弁との制御を示す線図である。
【図5】同空気調和装置の冷房運転時の制御を示す線図
である。
【図6】同空気調和装置のドライ運転時の制御を示す線
図である。
【図7】同空気調和装置の暖房運転時の制御を示す線図
である。
【符号の説明】
1 室内機 4 熱交換器 12 ドレンパン 13 ドレンポンプ 27 制御装置 31 熱源機 33 天井空間 34,35 水配管 36 開閉弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷水又は温水を供給する熱源機と、この
    熱源機からの水が流れる熱交換器及びこの熱交換器の下
    方に配置されたドレンパンを有し天井空間内に設置され
    る複数の室内機とを水配管で接続した空気調和装置にお
    いて、前記室内機には、ドレンパン内のドレンを排出す
    るドレンポンプと、前記水配管に取付けた開閉弁と、室
    内機の運転停止時にこの開閉弁を閉じると共に前記ドレ
    ンポンプを停止させる制御装置とを設けたことを特徴と
    する空気調和装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07110146A (ja) * 1993-10-14 1995-04-25 Kajima Corp 漏水防止冷温水配管方式
JPH07110145A (ja) * 1993-10-14 1995-04-25 Kajima Corp 漏水防止冷温水配管方式
JP2010032094A (ja) * 2008-07-28 2010-02-12 Daikin Ind Ltd ドレン排水方法、空気調和装置および空気調和システム、ドレンソケット
JP2013145073A (ja) * 2012-01-13 2013-07-25 Mitsubishi Electric Corp 空気調和装置
JP2016125677A (ja) * 2014-12-26 2016-07-11 ダイキン工業株式会社 温調システム

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