JP2609415B2 - シーリング構造 - Google Patents
シーリング構造Info
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- JP2609415B2 JP2609415B2 JP5166060A JP16606093A JP2609415B2 JP 2609415 B2 JP2609415 B2 JP 2609415B2 JP 5166060 A JP5166060 A JP 5166060A JP 16606093 A JP16606093 A JP 16606093A JP 2609415 B2 JP2609415 B2 JP 2609415B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は建物外壁における窓用
サッシュ外側面と躯体開口部内側面間、又は嵌め殺しガ
ラス相互間、或はサッシュ相互間に形成される隙間を防
水するシーリング構造に関する。
サッシュ外側面と躯体開口部内側面間、又は嵌め殺しガ
ラス相互間、或はサッシュ相互間に形成される隙間を防
水するシーリング構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建物外壁における上記各部位のシ
ーリング構造はサッシュ相互間を例として説明すると、
図7に示すように複数のサッシュ51,52間に形成さ
れる隙間53に合成樹脂独立発泡体からなる内部側バッ
クアップ材54、内部シーリング材55、独立気泡体か
らなる外部側バックアップ材56、外部シーリング材5
7の夫々を内側から外側へ順に充填して二重シーリング
構造にし、雨水等に対する遮水効果を確保せんとしてい
る。
ーリング構造はサッシュ相互間を例として説明すると、
図7に示すように複数のサッシュ51,52間に形成さ
れる隙間53に合成樹脂独立発泡体からなる内部側バッ
クアップ材54、内部シーリング材55、独立気泡体か
らなる外部側バックアップ材56、外部シーリング材5
7の夫々を内側から外側へ順に充填して二重シーリング
構造にし、雨水等に対する遮水効果を確保せんとしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、上記
従来のシーリング構造は外部シーリング材57に経年劣
化に伴う亀裂や剥離が発生し、雨水が外部シーリング材
57の裏側に回り込み外部側バックアップ材56にしみ
込み、外部側バックアップ材56が独立気泡体であるこ
とからそのしみ込んだ水を保水して外部シーリング材5
7を押圧して膨らませ、上記外部シーリング材57の亀
裂や剥離を益々進行させ、防水瑕疵を招来するという問
題を内在している。
従来のシーリング構造は外部シーリング材57に経年劣
化に伴う亀裂や剥離が発生し、雨水が外部シーリング材
57の裏側に回り込み外部側バックアップ材56にしみ
込み、外部側バックアップ材56が独立気泡体であるこ
とからそのしみ込んだ水を保水して外部シーリング材5
7を押圧して膨らませ、上記外部シーリング材57の亀
裂や剥離を益々進行させ、防水瑕疵を招来するという問
題を内在している。
【0004】
【問題点を解決するための手段】この発明は上記問題を
解決すべく、サッシュ相互間に形成された隙間、又は躯
体開口部内側面とサッシュ外側面に沿い形成された隙間
にシーリング材を充填するに際し、そのバックアップ材
として合成樹脂連続気泡体からなる弾性導水部材を充填
し、この弾性導水部材を上記シーリング材の密着する隙
間の両内側面とシーリング材とに密着するように配置
し、同弾性導水部材に導かれた水を導水端において外方
へ排水する排水口を設ける構成とした。
解決すべく、サッシュ相互間に形成された隙間、又は躯
体開口部内側面とサッシュ外側面に沿い形成された隙間
にシーリング材を充填するに際し、そのバックアップ材
として合成樹脂連続気泡体からなる弾性導水部材を充填
し、この弾性導水部材を上記シーリング材の密着する隙
間の両内側面とシーリング材とに密着するように配置
し、同弾性導水部材に導かれた水を導水端において外方
へ排水する排水口を設ける構成とした。
【0005】又この発明は嵌め殺しガラス相互間に形成
された隙間に充填したシーリング材のバックアップ材と
して、合成樹脂連続気泡体からなる弾性導水部材を上記
嵌め殺しガラス相互間のシーリング材を充填する隙間か
らガラス内表面側に連続する隙間に充填し、この弾性導
水部材をガラス内表面とシーリング材内表面とに密着す
るように配置し、同弾性導水部材に導かれた水を導水端
において外方へ排水する排水口を設ける構成とした。
された隙間に充填したシーリング材のバックアップ材と
して、合成樹脂連続気泡体からなる弾性導水部材を上記
嵌め殺しガラス相互間のシーリング材を充填する隙間か
らガラス内表面側に連続する隙間に充填し、この弾性導
水部材をガラス内表面とシーリング材内表面とに密着す
るように配置し、同弾性導水部材に導かれた水を導水端
において外方へ排水する排水口を設ける構成とした。
【0006】
【作用】上記のようにこの発明は各部位の隙間に充填す
るシーリング材のバックアップ材として合成樹脂連続気
泡体からなる弾性導水部材を充填し、この弾性導水部材
をシーリング材の密着する隙間の両内側面又はガラス内
表面とシーリング材内表面とに密着するように配置し、
弾性導水部材に導かれた水を導水端において外方へ排水
する排水口を設ける構成としたことにより、仮にシーリ
ング材に亀裂や剥離が生じた場合、その亀裂や剥離部を
通しその裏側に回り込んだ雨水を合成樹脂連続気泡体か
らなる弾性導水部材で吸収しつつ導水端へと導いて排水
口から外方へ速やかに排水することができ、これによっ
てバックアップ材がシーリング材を押圧して膨らませ止
水瑕疵を招く問題を確実に解決し、シーリング機能を長
期に亙って健全に維持することができる。
るシーリング材のバックアップ材として合成樹脂連続気
泡体からなる弾性導水部材を充填し、この弾性導水部材
をシーリング材の密着する隙間の両内側面又はガラス内
表面とシーリング材内表面とに密着するように配置し、
弾性導水部材に導かれた水を導水端において外方へ排水
する排水口を設ける構成としたことにより、仮にシーリ
ング材に亀裂や剥離が生じた場合、その亀裂や剥離部を
通しその裏側に回り込んだ雨水を合成樹脂連続気泡体か
らなる弾性導水部材で吸収しつつ導水端へと導いて排水
口から外方へ速やかに排水することができ、これによっ
てバックアップ材がシーリング材を押圧して膨らませ止
水瑕疵を招く問題を確実に解決し、シーリング機能を長
期に亙って健全に維持することができる。
【0007】
【実施例】この発明の実施例を図1乃至図6に基づいて
説明する。
説明する。
【0008】図1は第1実施例としてサッシュ相互間に
おけるシーリング構造を示す断面図である。同図におい
て、建物外壁における複数のサッシュ1,2相互の連結
部3に形成された隙間4に、シリコーン系、変成シリコ
ーン系、ポリサルファイド系、アクリルウレタン系、ポ
リウレタン系、アクリル系、SBR系、ブチル系、油性
コーキング材等の外部シーリング材5と、この外部シー
リング材5のバックアップ材として合成樹脂連続気泡体
からなる弾性導水部材6を充填し、この弾性導水部材6
を外部シーリング材5が密着する隙間4の両内側面を構
成するサッシュ1,2の外側面1a,2aと外部シーリ
ング材5の内表面5aとに密着するように配置する。
おけるシーリング構造を示す断面図である。同図におい
て、建物外壁における複数のサッシュ1,2相互の連結
部3に形成された隙間4に、シリコーン系、変成シリコ
ーン系、ポリサルファイド系、アクリルウレタン系、ポ
リウレタン系、アクリル系、SBR系、ブチル系、油性
コーキング材等の外部シーリング材5と、この外部シー
リング材5のバックアップ材として合成樹脂連続気泡体
からなる弾性導水部材6を充填し、この弾性導水部材6
を外部シーリング材5が密着する隙間4の両内側面を構
成するサッシュ1,2の外側面1a,2aと外部シーリ
ング材5の内表面5aとに密着するように配置する。
【0009】即ち、隙間4に弾性導水部材6を圧縮しつ
つ挿入し、弾性導水部材6の両側面を弾性導水部材6の
復元にてサッシュ1,2の外側面1a,2aに密着さ
せ、この弾性導水部材6の外側における隙間4に外部シ
ーリング材5を充填し、この外部シーリング材5を弾性
導水部材6の外表面とサッシュ1,2の外側面1a,2
aに密着して隙間4を密封する。
つ挿入し、弾性導水部材6の両側面を弾性導水部材6の
復元にてサッシュ1,2の外側面1a,2aに密着さ
せ、この弾性導水部材6の外側における隙間4に外部シ
ーリング材5を充填し、この外部シーリング材5を弾性
導水部材6の外表面とサッシュ1,2の外側面1a,2
aに密着して隙間4を密封する。
【0010】上記弾性導水部材6としては、例えば名古
屋市中村区名駅南2丁目13番4号のイノアックコーポ
レーション社製の商品名「イノアックモルトフィルタ
ー」を使用する。適例として同商品中の耐薬品性、耐油
性、耐熱性、耐候性を富有するモルトプレーンを溶解処
理加工により連続気泡構造としたウレタン樹脂体である
タイプ;MF−13を使用する。
屋市中村区名駅南2丁目13番4号のイノアックコーポ
レーション社製の商品名「イノアックモルトフィルタ
ー」を使用する。適例として同商品中の耐薬品性、耐油
性、耐熱性、耐候性を富有するモルトプレーンを溶解処
理加工により連続気泡構造としたウレタン樹脂体である
タイプ;MF−13を使用する。
【0011】上記外部シーリング材5は遮水性に優れて
いるが太陽熱や気候の変化等による経年劣化によって亀
裂や剥離を発生し易い。この亀裂や剥離部から回り込ん
だ雨水は弾性導水部材6で吸収しつつ速やかに下方へ導
く。この弾性導水部材6の導水端において外部シーリン
グ材5に排水口7を設け、この排水口7が上記弾性導水
部材6の導水端に導かれた水を外方へ排水する。この結
果バックアップ材が保水により外部シーリング材5を押
し出して外部シーリング材5の亀裂や剥離を発生させる
現象を有効に防止し、シーリング機能を長期に亙って健
全に維持することができる。
いるが太陽熱や気候の変化等による経年劣化によって亀
裂や剥離を発生し易い。この亀裂や剥離部から回り込ん
だ雨水は弾性導水部材6で吸収しつつ速やかに下方へ導
く。この弾性導水部材6の導水端において外部シーリン
グ材5に排水口7を設け、この排水口7が上記弾性導水
部材6の導水端に導かれた水を外方へ排水する。この結
果バックアップ材が保水により外部シーリング材5を押
し出して外部シーリング材5の亀裂や剥離を発生させる
現象を有効に防止し、シーリング機能を長期に亙って健
全に維持することができる。
【0012】又上記弾性導水部材6の内側における隙間
4には上記外部シーリング材5と同様の素材からなる内
部シーリング材8と合成樹脂独立気泡体からなるバック
アップ材9とを相互に密着するように充填し、内部シー
リング材8が上記弾性導水部材6で吸収した雨水をサッ
シュ1,2の連結部3側に浸透しないように遮水する。
これによって内外シーリング材5,8間に弾性導水部材
6をサンドイッチ構造にしたシーリング構造を形成す
る。
4には上記外部シーリング材5と同様の素材からなる内
部シーリング材8と合成樹脂独立気泡体からなるバック
アップ材9とを相互に密着するように充填し、内部シー
リング材8が上記弾性導水部材6で吸収した雨水をサッ
シュ1,2の連結部3側に浸透しないように遮水する。
これによって内外シーリング材5,8間に弾性導水部材
6をサンドイッチ構造にしたシーリング構造を形成す
る。
【0013】図2乃至図4は第2実施例として建物の躯
体開口部とサッシュ間におけるシーリング構造を示す図
である。図2乃至図4において、躯体10の開口部の内
側面10aとサッシュ11の外側面11aに沿い形成さ
れた上下に延びる隙間12に外部シーリング材5を充填
し、この外部シーリング材5のバックアップ材として合
成樹脂連続気泡体からなる弾性導水部材6を充填し、こ
の弾性導水部材6を外部シーリング材5が密着する隙間
4の両内側面を構成する躯体10の内側面10aとサッ
シュ11の外側面11aと外部シーリング材5の内表面
5aとに密着するように配置する。この弾性導水部材6
の導水端となる導水部材下端と対向する外部シーリング
材5に排水口7を設け、この排水口7が上記弾性導水部
材6の導水端に導かれた水を外方へ排水する。又上記隙
間12の内側にモルタル14を弾性導水部材6の内側面
と躯体10の外側面10aとサッシュ11の外側面11
aとに密着するように充填する。
体開口部とサッシュ間におけるシーリング構造を示す図
である。図2乃至図4において、躯体10の開口部の内
側面10aとサッシュ11の外側面11aに沿い形成さ
れた上下に延びる隙間12に外部シーリング材5を充填
し、この外部シーリング材5のバックアップ材として合
成樹脂連続気泡体からなる弾性導水部材6を充填し、こ
の弾性導水部材6を外部シーリング材5が密着する隙間
4の両内側面を構成する躯体10の内側面10aとサッ
シュ11の外側面11aと外部シーリング材5の内表面
5aとに密着するように配置する。この弾性導水部材6
の導水端となる導水部材下端と対向する外部シーリング
材5に排水口7を設け、この排水口7が上記弾性導水部
材6の導水端に導かれた水を外方へ排水する。又上記隙
間12の内側にモルタル14を弾性導水部材6の内側面
と躯体10の外側面10aとサッシュ11の外側面11
aとに密着するように充填する。
【0014】斯くして、外部シーリング材5に経年劣化
により亀裂や剥離を生じた場合、その亀裂や剥離部から
浸透した雨水を弾性導水部材6が吸収し、この雨水をモ
ルタル14で遮水しつつ弾性導水部材6が導水端に導び
き排水口7から外方へ排水する。結果として、バックア
ップ材が保水により外部シーリング材5を押圧して膨ら
ませ亀裂や剥離を進行させる問題を解消しシーリング機
能を長期に亙って健全に維持することができる。
により亀裂や剥離を生じた場合、その亀裂や剥離部から
浸透した雨水を弾性導水部材6が吸収し、この雨水をモ
ルタル14で遮水しつつ弾性導水部材6が導水端に導び
き排水口7から外方へ排水する。結果として、バックア
ップ材が保水により外部シーリング材5を押圧して膨ら
ませ亀裂や剥離を進行させる問題を解消しシーリング機
能を長期に亙って健全に維持することができる。
【0015】図5と図6は第3実施例として建物の嵌め
殺しガラス相互間のシーリング構造を示す図である。
殺しガラス相互間のシーリング構造を示す図である。
【0016】図5と図6において、躯体の外装材として
多数のガラス22,23を隣接配置する場合、これらガ
ラス22,23相互間、即ちガラス22,23の左右外
側面間に形成された隙間24に外部シーリング材5を充
填すると共に、この外部シーリング材5を充填する隙間
24からガラス22,23の内表面22a,23a側に
連続する隙間25、即ち、ガラス縁部内表面とサッシュ
(縦枠)21の外表面間に形成された隙間25に外部シ
ーリング材5のバックアップ材として合成樹脂連続気泡
体からなる弾性導水部材6を充填し、この弾性導水部材
6をガラス22,23の内表面22a,23aと外部シ
ーリング材5の内表面5aに密着するように配置する。
弾性導水部材6が外部シーリング材5に経年劣化により
生じた亀裂や剥離部から浸透した雨水を吸収して導水端
に導びき、その雨水を導水端に設けた排水口、例えばサ
ッシュ(縦枠)21の下縁に沿い延在したサッシュ(横
枠)26の外側チャンネル部26aの底板に設けた排水
口7から外方へ排水する。
多数のガラス22,23を隣接配置する場合、これらガ
ラス22,23相互間、即ちガラス22,23の左右外
側面間に形成された隙間24に外部シーリング材5を充
填すると共に、この外部シーリング材5を充填する隙間
24からガラス22,23の内表面22a,23a側に
連続する隙間25、即ち、ガラス縁部内表面とサッシュ
(縦枠)21の外表面間に形成された隙間25に外部シ
ーリング材5のバックアップ材として合成樹脂連続気泡
体からなる弾性導水部材6を充填し、この弾性導水部材
6をガラス22,23の内表面22a,23aと外部シ
ーリング材5の内表面5aに密着するように配置する。
弾性導水部材6が外部シーリング材5に経年劣化により
生じた亀裂や剥離部から浸透した雨水を吸収して導水端
に導びき、その雨水を導水端に設けた排水口、例えばサ
ッシュ(縦枠)21の下縁に沿い延在したサッシュ(横
枠)26の外側チャンネル部26aの底板に設けた排水
口7から外方へ排水する。
【0017】又隙間25に上記弾性導水部材6の左右外
側面に沿う内部シーリング材27,28をガラス22,
23の内表面22a,23aとサッシュ21の前面21
aと弾性導水部材6とに密着するように充填する。
側面に沿う内部シーリング材27,28をガラス22,
23の内表面22a,23aとサッシュ21の前面21
aと弾性導水部材6とに密着するように充填する。
【0018】又上記サッシュ26の外側チャンネル部2
6a内にガラス22,23の下縁を嵌め殺し、このガラ
ス22,23の下縁内表面とチャンネル部26aの内側
立上り板との間に前記隙間25に連続する隙間33を形
成し、この隙間33に前記内部シーリング材27と、連
続気泡体からなる弾性導水部材6′を充填し、この弾性
導水部材6′を内部シーリング材27の密着する隙間3
3におけるガラス22の内表面22aと、サッシュ(横
枠)26を形成する外側チャンネル部26aの内側立上
り板と、内部シーリング材27と、チャンネル部26a
の内底面に夫々密着するように配置する。この弾性導水
部材6′は上記弾性導水部材6の下端に連なる。
6a内にガラス22,23の下縁を嵌め殺し、このガラ
ス22,23の下縁内表面とチャンネル部26aの内側
立上り板との間に前記隙間25に連続する隙間33を形
成し、この隙間33に前記内部シーリング材27と、連
続気泡体からなる弾性導水部材6′を充填し、この弾性
導水部材6′を内部シーリング材27の密着する隙間3
3におけるガラス22の内表面22aと、サッシュ(横
枠)26を形成する外側チャンネル部26aの内側立上
り板と、内部シーリング材27と、チャンネル部26a
の内底面に夫々密着するように配置する。この弾性導水
部材6′は上記弾性導水部材6の下端に連なる。
【0019】斯くして縦方向の弾性導水部材6によって
導かれた雨水は更にチャンネル部26a内を横方向の弾
性導水部材6′によって導かれ、排水口7より外方へ放
出される。
導かれた雨水は更にチャンネル部26a内を横方向の弾
性導水部材6′によって導かれ、排水口7より外方へ放
出される。
【0020】又ガラス22,23の下端とチャンネル部
26aの底部間に隙間29を形成すると共に、チャンネ
ル部26aの外側立上り板とガラス22,23の下縁外
表面間に隙間30を形成し、この隙間30に上記とは別
の外部シーリング材31と、この外部シーリング材31
のバックアップ材としての連続気泡体からなる上記とは
別の弾性導水部材32を充填し、この弾性導水部材32
を外部シーリング材31が密着する隙間30におけるチ
ャンネル部26aの外壁内面とガラス22,23の外表
面に密着するように配置する。
26aの底部間に隙間29を形成すると共に、チャンネ
ル部26aの外側立上り板とガラス22,23の下縁外
表面間に隙間30を形成し、この隙間30に上記とは別
の外部シーリング材31と、この外部シーリング材31
のバックアップ材としての連続気泡体からなる上記とは
別の弾性導水部材32を充填し、この弾性導水部材32
を外部シーリング材31が密着する隙間30におけるチ
ャンネル部26aの外壁内面とガラス22,23の外表
面に密着するように配置する。
【0021】又連続気泡体からなる弾性導水部材32が
外部シーリング材31に発生した亀裂や剥離部から浸透
した雨水を吸収しつつその導水端に導き、その導水端に
おいて排水口7から外方へ排水する。
外部シーリング材31に発生した亀裂や剥離部から浸透
した雨水を吸収しつつその導水端に導き、その導水端に
おいて排水口7から外方へ排水する。
【0022】又サッシュ26の下縁を支持するコンクリ
ート躯体39とサッシュ26との間に形成された隙間3
7にはモルタル34を裏込めし、次で、上記連続気泡体
からなる弾性導水部材35を充填し、その外表面に密着
して外部シーリング材36を充填し、外部シーリング材
36に発生した亀裂や剥離部から浸入した雨水を弾性導
水部材6で吸収しつつ速やかにその導水端に導き排水口
7から外方へ排水する。
ート躯体39とサッシュ26との間に形成された隙間3
7にはモルタル34を裏込めし、次で、上記連続気泡体
からなる弾性導水部材35を充填し、その外表面に密着
して外部シーリング材36を充填し、外部シーリング材
36に発生した亀裂や剥離部から浸入した雨水を弾性導
水部材6で吸収しつつ速やかにその導水端に導き排水口
7から外方へ排水する。
【0023】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
建物外壁におけるサッシュ外側面と躯体開口部内側面
間、又は嵌め殺しガラス相互間、或はサッシュ相互間等
の各部位の隙間に充填するシーリング材に仮に亀裂や剥
離が生じた場合、その亀裂や剥離部を通し隙間に浸入し
た雨水を合成樹脂連続気泡体からなる弾性導水部材で吸
収しつつ導水端へと導いて排水口から外方へ速やかに排
水することができる。この結果従来のシーリング構造に
おけるバックアップ材がシーリング材を押圧して膨らま
せ、シーリング材の亀裂や剥離を進行する問題を有効に
防止しシーリング材と弾性導水部材とが相補してシーリ
ング機能を長期に亙って健全に維持することができる。
建物外壁におけるサッシュ外側面と躯体開口部内側面
間、又は嵌め殺しガラス相互間、或はサッシュ相互間等
の各部位の隙間に充填するシーリング材に仮に亀裂や剥
離が生じた場合、その亀裂や剥離部を通し隙間に浸入し
た雨水を合成樹脂連続気泡体からなる弾性導水部材で吸
収しつつ導水端へと導いて排水口から外方へ速やかに排
水することができる。この結果従来のシーリング構造に
おけるバックアップ材がシーリング材を押圧して膨らま
せ、シーリング材の亀裂や剥離を進行する問題を有効に
防止しシーリング材と弾性導水部材とが相補してシーリ
ング機能を長期に亙って健全に維持することができる。
【図1】この発明の第1実施例を示すサッシュ相互間の
シーリング構造の横断面図。
シーリング構造の横断面図。
【図2】図3のA−A線断面図。
【図3】この発明の第2実施例を示す躯体開口部とサッ
シュ間のシーリング構造の正面図。
シュ間のシーリング構造の正面図。
【図4】図3の符号Bで囲んだ部分を拡大した斜視図。
【図5】この発明の第3実施例を示す嵌め殺しガラス相
互間のシーリング構造を断面して示す斜視図。
互間のシーリング構造を断面して示す斜視図。
【図6】図5のC−C線断面図。
【図7】従来のサッシュ相互間のシーリング構造を示す
横断面図。
横断面図。
1,2,11,21,26 サッシュ 4,12,24,25,30,33,37 隙間 5,31,36 外部シーリング材 6,6′,32,35 合成樹脂連続気泡体から
なる弾性導水部材 7 排水口 10 躯体
なる弾性導水部材 7 排水口 10 躯体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川西 毅 東京都千代田区岩本町三丁目10番1号 三井建設株式会社内 (72)発明者 中島 仁治 富山県高岡市早川70番地 三協アルミニ ウム工業株式会社内 (72)発明者 水上 嘉之 富山県高岡市早川70番地 三協アルミニ ウム工業株式会社内 (72)発明者 野口 賢一郎 東京都練馬区豊玉北2丁目16番1号 野 口興産株式会社内 (72)発明者 水上 洋 東京都江東区亀戸4丁目33番2号 理建 工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭53−83311(JP,A) 実開 平2−10229(JP,U) 特公 昭58−48705(JP,B2) 実公 平4−27997(JP,Y2)
Claims (3)
- 【請求項1】建物外壁におけるサッシュ相互間に形成さ
れた隙間にシーリング材を充填するシーリング構造にお
いて、上記シーリング材のバックアップ材として合成樹
脂連続気泡体からなる弾性導水部材を上記隙間に充填
し、この弾性導水部材を上記シーリング材が密着する隙
間の両内側面(両サッシュ外側面)と上記シーリング材
内表面とに密着するように配置し、同弾性導水部材に導
かれた水を導水端において外方へ排水する排水口を設け
たことを特徴とするシーリング構造。 - 【請求項2】建物の躯体開口部内側面とサッシュの外側
面に沿い形成された隙間にシーリング材を充填するシー
リング構造において、上記シーリング材のバックアップ
材として合成樹脂連続気泡体からなる弾性導水部材を上
記隙間に充填し、この弾性導水部材を上記シーリング材
が密着する隙間の両内側面(上記サッシュ外側面及び躯
体開口部内側面)と上記シーリング材内表面とに密着す
るように配置し、同弾性導水部材に導かれた水を導水端
において外方へ排水する排水口を設けたことを特徴とす
るシーリング構造。 - 【請求項3】建物の嵌め殺しガラス相互間に形成された
隙間にシーリング材を充填するシーリング構造におい
て、上記シーリング材のバックアップ材として合成樹脂
連続気泡体からなる弾性導水部材を上記シーリング材を
充填する隙間からガラス内表面側に連続する隙間に充填
し、この弾性導水部材を上記シーリング材が密着する隙
間の両内側面(両ガラス外側面)に連続するガラス内表
面と上記シーリング材内表面とに密着するように配置
し、同弾性導水部材に導かれた水を導水端において外方
へ排水する排水口を設けたことを特徴とするシーリング
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5166060A JP2609415B2 (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | シーリング構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5166060A JP2609415B2 (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | シーリング構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06346668A JPH06346668A (ja) | 1994-12-20 |
JP2609415B2 true JP2609415B2 (ja) | 1997-05-14 |
Family
ID=15824234
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5166060A Expired - Fee Related JP2609415B2 (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | シーリング構造 |
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CN112065221A (zh) * | 2020-09-22 | 2020-12-11 | 陈虾二 | 一种具有高效防水性能的环保铝合金门窗 |
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JPS5848705A (ja) * | 1981-09-18 | 1983-03-22 | Hitachi Ltd | 石炭ガス化発電プラント |
JPS59104173A (ja) * | 1982-12-07 | 1984-06-15 | Seiko Epson Corp | 薄膜トランジスタ−の製造方法 |
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-
1993
- 1993-06-11 JP JP5166060A patent/JP2609415B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06346668A (ja) | 1994-12-20 |
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