JP2608719B2 - 無停電電源装置 - Google Patents

無停電電源装置

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JP2608719B2
JP2608719B2 JP62099400A JP9940087A JP2608719B2 JP 2608719 B2 JP2608719 B2 JP 2608719B2 JP 62099400 A JP62099400 A JP 62099400A JP 9940087 A JP9940087 A JP 9940087A JP 2608719 B2 JP2608719 B2 JP 2608719B2
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雅人 森川
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、通電回路切換用ACスイッチを商用直送回路
にのみ有する無停電電源回路において、プッシュプルイ
ンバータ回路のスイッチ素子に逆並列に適当な数のダイ
オードを直列接続して、商用給電回復時に、当該ダイオ
ードにより、バッテリーの充電電流を供給する無停電電
源回路に関するものである。以下図面を用いて説明す
る。
第1図は本願出願人が先に提案したこの種の回路図で
図中1は商用入力端子、2は出力端子、3は通電回路切
替用ACスイッチ、5はプッシュプルインバータの変換用
主トランス、6と7はスイッチ素子、10はバッテリー、
11は充電回路である。この回路動作は先ず商用給電時
は、ACスイッチ3はオンしており、商用入力は1の入力
端子からACスイッチ3を通って2の出力端子に出力され
る。この際、プッシュプルインバータは待機状態にあ
り、11の充電回路はバッテリーの維持充電をしている。
又、停電が発生すると、ACスイッチ3はオフ、インバー
タはオンとなり、スイッチ素子6と7は交互にオンオフ
を繰返し、バッテリー10の電圧を交流電圧に変換して、
トランス5を経て、出力端子2に出力する。
停電が回復すると、再び待機状態に入るが、バッテリー
の放電があったので、充電回路は、充電電流をバッテリ
ーに供給する。この構成によればトランス5の1次巻線
電圧をバッテリ電圧を越えないように予め設定されてい
るので商用直送時にスイッチ素子に逆電圧がかかる恐れ
ないため該トランスの2次側を商用出力に直接接続で
き、これにより該インバータの出力側に通電切換用のAC
スイッチが不要となり装置の経済化が可能である。しか
し乍らこの回路ではインバータ回路部において、バッテ
リーの放電状態が深いと、無停電電源として十分バック
アップ可能になるバッテリーの満充電まで時間がかか
る。また、この時間を短かくするには、容量の大きな充
電回路を用意しなければならず、大きくなり、コストも
あがってしまう、等の問題がある。
本発明は係る点を鑑み商用通電時にトランスの1次側充
電圧を利用してバッテリの充電回路(第2)を形成せし
めることにより上記の問題点を解消するようにしたもの
で バッテリ充電回路と、バッテリと、該バッテリ電圧をス
イッチ素子及び変圧器を介して交流に変換するプッシュ
プル変換部より成るインバータ回路と、商用直送回路に
設けた通電切換用スイッチとから構成された無停電電源
装置において、該変換部の交流出力を無停電電源装置の
出力に直接接続すると共に、該スイッチ素子と逆並列に
1以上のダイオードを直列接続し、該バッテリ電圧及び
ダイオードの順方向電圧の和の電圧と該変圧器の1次側
電圧との差電圧により該バッテリを充電する第2の充電
回路を形成するようにしたことを特徴とするものであ
る。
第2図は本発明の実施回路例であって、ACINは商用入
力端子、ACOUTは出力端子、ACSWOは通電回路切替え用AC
スイッチ、Tはプッシュプルインバータの変換用主トラ
ンス、SW1とSW2はプッシュプルインバータのスイッチ素
子、SID1とSID2は適当な数のダイオードを直列接続した
ダイオードブロック、Eはバッテリー、RFは充電回路で
ある。
この回路動作は先ず商用給電時はACスイッチACSWOがオ
ンしており、商用入力端子ACINに入力した商用電力はAC
SWOを通して出力端子ACOUTに出力される。この際プッシ
ュプルインバータは待機状態にあり、充電回路RFはバッ
テリーEを維持充電している。
バッテリーEが満充電状態にあり、主トランスTの巻数
比が適当に選ばれていれば、主トランスTの2次側
(S)に商用出力電圧印加されても、バッテリーEに主
トランスTから流入する電流は発生しない。一方、停電
発生時には、ただちにACスイッチACSWOをオフさせ、ス
イッチ素子SW1とSW2が交互にオンオフを繰返し、バッテ
リーEの直流電圧を交流電圧に変換して、主トランスT
の巻数比に応じたインバータ出力を出力端子ACOUTに出
力する。
停電が回復すると、再びACスイッチACSWOをオンとし
て、プッシュプルインバータは待機状態に入る。バッテ
リーEの放電状態により充電回RFの負荷状態が違う。つ
まり、バッテリーEの放電が深いと、充電電流が大き
く、充電回路RFに、電流制限回路があれば、その制限電
流値の状態でしばらく充電電流ICHが流れることにな
る。本発明においては、商用給電時、バッテリーEの電
圧が低いと、主トランスTの1次側(P)に主トランス
Tの巻数比に応じた商用電圧epが印加されているため、
直列ダイオードブロックSID1又はSID2の順方向電圧降下
分とバッテリーEの電圧VOとの和より商用電圧epが高い
ときバッテリーEには直列ダイオードブロックSID1及び
SID2と主トランスによる整流回路からも充電電流が供給
される。このように本発明によれば第2の充電回路によ
り、待機方式無停電電源回路において、バッテリー放電
により電池電圧が降下していると、維持充電用の整流器
の容量を大きくしなくても、主トランスと直列ダイオー
ドブロックにより構成される整流回路により充電電流が
供給されることから、維持充電用の小形化、低コスト化
がはかれる。また、直列ダイオードブロックは、スイッ
チ素子に逆並列に接続されていることから、スイッチ素
子の逆電圧保護さらには、インバータ回路のフリーホイ
ルダイオードの役割りも兼ねる利点がある。
第3図は本発明の実施例回路の各部動作波形図で、当
該無停電電源回路において、商用同期方式の方形波イン
バータ制御時の商用入力電圧Vi、主トランスTの2次側
(S)電流Io、出力電圧Vo、主トランスTの1次側
(P)電圧ep、バッテリーEの電圧Vp及びバッテリー電
流ICH、直列ダイオードブロック、SID1及びSID2の電流
ID1とID2の停電時、復電時の動作例を示したものであ
る。
以上の説明から明らかなように本発明によれば装置の小
型、経済化が可能であると同時に半導体スイッチ素子の
保護がはれる等実用上の効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の回路図、第2図、第3図は本発明の一実
施例回路図及びその各部動作波形図である。 図において、1、ACINに商用入力端子、2、ACOUTは出
力端子、3、4、ACSWOはACスイッチ、5、Tは主トラ
ンス、6、7、SW1、SW2は半導体スイッチ素子、10、E
はバッテリ、11、RFは充電回路、SID2、SID2はダイオー
ドである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バッテリ充電回路と、バッテリと該バッテ
    リ電圧をスイッチ素子及び変圧器を介して交流に変換す
    るプッシプル変換部より成るインバータ回路と商用直送
    回路に設けた通電切換用スイッチとから構成された無停
    電電源装置において、該変換部の交流出力を該無停電電
    源装置の出力に直接接続すると共に、該スイッチ素子と
    逆並列に1以上のダイオードを直列接続し、該バッテリ
    電圧及びダイオードの順方向電圧の和の電圧と該変圧器
    の1次側電圧との差電圧により該バッテリを充電する第
    2の充電回路を形成するようにしたことを特徴とする無
    停電電源装置。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5223051A (en) * 1975-08-09 1977-02-21 Takeda Chem Ind Ltd Preparation of cyclohexane derivatives

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5223051A (en) * 1975-08-09 1977-02-21 Takeda Chem Ind Ltd Preparation of cyclohexane derivatives

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