JP3873043B2 - 無停電電源装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は交流入力を直流電力に変換し負荷に供給する電源装置に関し、特に無停電機能を持った電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ディスクアレイ装置のような通信・情報機器では、商用の交流入力を受電して、AC/DCコンバータで機器内負荷に要求される所望直流電圧に変換して、供給する。機器内電源の信頼性向上のため、AC/DCコンバータが並列冗長運転される。又、商用の交流に対する信頼性向上のため、AC/DCコンバータの入力を2系統の交流から得る。更に、商用の交流入力に対する高信頼化を実現するため、無停電電源装置(以下UPSという)を外付けした電源構成が採られる。接続されるUPSの主回路は、AC/DCコンバータ,バッテリー,インバータと切替SWで構成され、通常時はAC/DCコンバータにてバッテリーを充電しながらインバータに直流電力を供給し、インバータにより安定した交流電力に変換して、通信・情報機器に供給する。交流入力の停電時には、バッテリーの直流電力をインバータにより交流電力に変換して供給し、UPS内部の機器異常が発生した場合には、バイパスに切り替えて交流入力を直接に通信・情報機器に供給する。なお、上記従来技術の具体例としては、特開平7−194118 号公報に記載の電源装置がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の電源構成では、通常動作時においてUPS内部の電力変換が2段、更に通信・情報機器側で交流電力を直流電力に変換するコンバータがあり、3段の電力変換を要しており、変換効率を悪くしている。更に、重複した機能のコンバータを多段接続して構成しているので、電源装置の容積が大きく、コストも高くなる。また、通信・情報機器の多様化にともなって電源装置はワイドレンジの入力対応が多く、ユーザー側において入力電圧を意識せず機器が選択できるが、外付けUPSを接続する場合は、入出力電圧仕様が固定であるため、ユーザー環境に適した入力電圧仕様の物を選択しなければならないと言う問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の課題を考慮してためされたものであり、本発明による無停電電源装置は、入力された交流電圧を直流電圧に変換して、出力端子に前記直流電圧を出力するとともに、力率改善機能と停電時に停電検出信号を出力する停電検出機能を持つAC/DCコンバータと、入力端子が前記AC/DCコンバータの出力端子に接続され、入力された直流電圧を、負荷が使用する電圧値になるように制御して供給するDC/DCコンバータと、前記AC/DCコンバータの出力端子及び前記DC/DCコンバータの入力端子と、二次電池の間で双方向に電力の伝送を行う手段を備えるとともに、前記AC/DCコンバータと前記DC/DCコンバータ及び前記電力伝送手段は、それぞれ複数並列接続機能ならびに活線挿抜機能を有し、前記電力伝送手段は前記AC/DCコンバータの停電検出機能からの停電検出信号に応じて前記二次電池から電力を放電することを特徴とするものである。
【0005】
本発明によれば、無停電機能を有する高信頼の直流電源装置を実現できる。
【0006】
好ましくは、DCコンバータは、直流電力蓄積手段から入力される電力を、出力電圧が直流電力蓄積手段の電圧よりも昇圧されるように制御しながら、DC/DCコンバータの入力へ出力する。このような、DCコンバータの好ましい構成は、交流端子と、DC/DCコンバータの入力に接続される直流端子とを有する第1のコンバータと、第1のコンバータの交流端子に接続される高電圧側巻き線と、低電圧側巻き線とを有する変圧器と、低電圧側巻き線に接続される交流端子と、直流電力蓄積手段に接続される直流端子とを有する第2のコンバータと、を備える構成である。このような構成によれば、直流電力蓄積手段の電圧の大きさとAC/DCコンバータの出力電圧すなわちDC/DCコンバータの入力電圧の大きさとが異なる場合でも、直流電力蓄積手段の充電及び放電が可能になる。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の第1の実施例である電源装置である。本電源装置は、入力した交流電力を直流電力に変換するAC/DCコンバータ1,バッテリー4,バッテリー4の直流電力をAC/DCコンバータ1の直流出力電圧と同程度の直流電圧に変換するDCコンバータ3,AC/DCコンバータ1或はDCコンバータ3の直流出力電力を負荷5に要求される直流電圧に変換するDC/DCコンバータ2を備える。AC/DCコンバータ1としては、ダイオードブリッジ整流回路,図9のような半導体スイッチング素子を有するブリッジコンバータ及び位相整流回路などが適用できる。また、DC/DCコンバータ2としては、図10に示す1石フォワードコンバータなどが適用できる。AC/DCコンバータ1とDCコンバータ3からDC/DCコンバータ2に直流電力を供給することにより、交流入力の事故時にもDC/DCコンバータ2から負荷5に安定した電力を供給できる。なお、DCコンバータ3の主回路は、バッテリー4の比較的低い直流電圧 (例えば40〜50V程度)を、バッテリー4の直流電圧よりも高いAC/DCコンバータ1の直流出力電圧の大きさ(例えば300〜400V程度)まで昇圧するためや、アース電位の分離及び利用率向上等のために、コンバータ32a,変圧器32cとコンバータ32bで構成する。すなわち、DCコンバータ3においては、コンバータ32bの直流端子にバッテリー4が接続され、コンバータ
32bの交流端子が変圧器32cの低電圧側巻き線に接続される。さらに、変圧器32cの高電圧側巻き線がコンバータ32aの交流端子に接続され、コンバータ32aの直流端子が、AC/DCコンバータ1の直流出力及びDC/DCコンバータ2の直流入力に接続される。コンバータ32a,32bには、図9に示すようなブリッジコンバータ等が適用できる。
【0008】
通常時において、AC/DCコンバータ1は商用100V,200Vのような交流電力を入力し、入力された交流電力を直流電力に変換して出力する。AC/DCコンバータ1から出力される直流電圧は、交流入力電圧の実効値よりも高い(例えば300〜400V)。AC/DCコンバータ1からの直流出力電力は、DC/DCコンバータ2に入力される。DC/DCコンバータ2は、入力された直流電力を、出力直流電圧の大きさが負荷5が使用する電圧値になるように制御しながら、負荷5に供給する。また、AC/DCコンバータ1の直流出力電力はコンバータ32aの直流端子に入力される。コンバータ32aは、DC/ACコンバータすなわちインバータとして動作し、入力された直流電力を半導体スイッチング素子のオン・オフにより交流電力に変換し、交流電力を変圧器32cの高電圧側巻き線に出力する。変圧器32cは、入力された交流電力を、高電圧側巻き線に印加された交流電圧を降圧して、低電圧側巻き線に出力する。低電圧側巻き線に出力される交流電力はコンバータ32bの交流端子に入力される。コンバータ32bは、AC/DCコンバータとして動作し、入力された交流電力をダイオード整流及び半導体スイッチング素子のオン・オフにより直流電力に変換し直流端子から出力する。コンバータ32bから出力された直流電力が、バッテリー4に充電され貯蔵される。すなわち、DCコンバータ3は、AC/DCコンバータ1から直流電力を入力し、DCコンバータ3の出力電圧がAC/DCコンバータ1の出力側の電圧よりも降圧されるように制御しながら、AC/DCコンバータ1からの直流入力電力を出力し、出力直流電力によりバッテリー4を充電して、バッテリー4に直流電力を蓄積する。
【0009】
一方、停電などによりAC/DCコンバータ1が負荷の消費電力を十分あるいはまったく供給できない場合には、バッテリー4からコンバータ32bの直流端子に直流電力を入力する。コンバータ32bは、DC/ACコンバータすなわちインバータとして動作し、入力された直流電力を半導体スイッチング素子のオン・オフにより交流電力に変換して、交流電力を変圧器32cの低電圧側巻き線に出力する。変圧器32cは、入力された直流電力を、低電圧側巻き線に印加される交流電圧を昇圧して、高電圧側巻き線に出力する。高電圧側巻き線に出力される交流電力はコンバータ32aの交流端子に入力される。コンバータ32aは、AC/DCコンバータとして動作し、交流入力電力をダイオード整流及び半導体スイッチング素子のオン・オフにより直流電力に変換して直流端子から出力する。DC/DCコンバータ2は、コンバータ32aからの直流出力電力を入力し、入力された直流電力を、直流出力電圧の大きさを負荷5で使用される電圧値に制御しながら、負荷5に出力する。すなわち、DCコンバータ3は、DCコンバータ3の直流出力電圧がバッテリー4の直流電圧より昇圧されるように制御しながら、バッテリー4の放電する直流電力をDC/DCコンバータ2の入力へ出力する。
【0010】
上記のように、図1の実施例によれば、DC/DCコンバータ2の入力の直流電圧をDCコンバータ3によりバックアップする直流の無停電電源システムとすることができるので信頼性を向上でき、重複した機能の電力変換部を持たないので小型,低コスト化や変換効率の向上が実現できる。また、DCコンバータ3は、半導体スイッチング素子を備えるコンバータ32a及び32bと変圧器32cを備えているので、バッテリー4の電圧の大きさとAC/DCコンバータ1の出力電圧すなわちDC/DCコンバータ2の入力電圧の大きさとが大幅に異なる場合でも、バッテリー4の充電及び放電が可能になり、かつ少ない電力損失で、バッテリーの電圧値とAC/DCコンバータ1の出力電圧値との間の電圧値の変換が可能になる。従って、本実施例によれば、信頼性が高くかつ低損失の電源装置を実現できる。なお、本実施例におけるバッテリー4の代わりに、各種の二次電池及び一次電池,並びにコンデンサや電気二重層など、種々の直流電力蓄積手段を適用することができる。
【0011】
図2は、本発明の第2の実施例である電源装置を示す。本電源装置において、図1の実施例と異なる点は、交流入力に接続され、交流入力から入力された交流電力を直流電力に変換する充電器6を備え、充電器6により交流入力から得られる直流電力によりバッテリー4が充電される点である。このため、DCコンバータ3によるバッテリー4の充電機能は不要である。従って、DCコンバータ3は、通常時においては動作せず、停電時に図1の実施例と同様に動作する。図2の実施例によれば、DCコンバータ3の電力変換を一方向とした単機能とすることができるので更に信頼性を向上でき、小型,低コスト化や変換効率の向上も実現できる。なお、充電器6としては、図9に示す回路やダイオードブリッジ整流器などが適用できる。また、DCコンバータ3のバッテリー充電器機能が不要なので、コンバータ32aを簡単なダイオード整流器としてもよく、この場合は回路が簡単化される。
【0012】
図3は、図2の実施例のさらに詳細な構成を示す。AC/DCコンバータ1は、制御回路11,停電検出信号回路11aと力率改善機能を有す主回路12で構成され、商用の交流入力を受電し、直流電力を出力する。制御回路11は、動作指令であるON/OFF信号(オン・オフ信号)に応じて主回路12例えば図9の回路の半導体スイッチング素子をオン・オフ駆動し、AC/DCコンバータ1の出力を所定の直流電圧に制御することは勿論であるが、力率改善機能を持ち交流入力の高調波電流の抑制制御も行う。停電検出信号回路11aは、交流入力を監視して事故等を検出する機能を備え、停電検出時には停電検出信号を形成してDCコンバータ3に印加する。すなわち、停電検出回路11aは、交流入力電圧の大きさを参照電圧と比較し、参照電圧より交流入力電圧がちいさくなったときに停電検出信号をDCコンバータ3へ送出する。DC/DCコンバータ2は、制御回路21と主回路22で構成される。制御回路21は、動作指令のON/OFF信号に応じて主回路22(例えば図10の回路)の半導体スイッチング素子をオン・オフ駆動し、主回路22は、AC/DCコンバータ1やDCコンバータ3から供給された直流電力を負荷5が要求する直流電力に変換して、負荷5に供給する。DCコンバータ3は、制御回路31,主回路32と動作信号形成回路33で構成される。動作信号形成回路33は、停電検出信号と動作指令を入力し、停電検出回路11aから停電検出信号を受けた時に入力した動作指令を制御回路31へ送出し、停電検出信号が入力されない通常時は動作指令を送出しない。本実施例では、動作信号形成回路33において、AND回路を用いている。通常時、 AND回路への停電検出信号入力はhighレベル(1)であるから、AND回路の出力は、動作指令がON(1,highレベル)の場合にはhighレベル(1)すなわちONとなり、動作指令がOFF(0,low レベル)の場合にはlow レベル(0)すなわちOFFとなる。すなわち、動作信号形成回路33の出力は、動作指令のON/OFF信号と同様のON/OFF信号となる。また、停電時、停電検出信号はlow レベル(0)となるので、AND回路の出力は動作指令のON/OFF信号のいずれに対してもlow レベル(0)となり、AND回路から動作指令信号に対応した信号が出力されない。交流入力が停電して停電検出信号が印加されると、制御回路31は動作信号形成回路33が送出するON/OFF信号を入力して、主回路32の半導体スイッチング素子をオン・オフ駆動する。これにより、主回路32はバッテリー4の直流電力をAC/DCコンバータ1の出力電圧と同程度の直流電圧に変換してDC/DCコンバータ2に供給する。充電器6は、制御回路61と主回路62で構成される。制御回路61は、動作指令のON/OFF信号を入力して主回路62の半導体スイッチング素子をオン・オフ駆動する。これにより、主回路62は、交流入力を直流電力に変換し、とバッテリーの充電状態に応じた電圧または電流によりバッテリー4を充電する。図3の電源装置によれば、DC/DCコンバータ2の入力の直流電圧をDCコンバータ3によりバックアップした直流無停電電源装置とすることができるので信頼性を向上でき、また重複した機能の電力変換部を持たないので小型,低コスト化や変換効率の向上を図れる電源装置を実現できる。
【0013】
図4に本発明の第3の実施例である電源装置を示す。図4において、図3と同一記号を付けたコンバータ等の回路構成要素は、図2や図3に示した実施例と同様の回路構成要素を示す。図4の実施例は、AC/DCコンバータ1,DC/
DCコンバータ2、及びDCコンバータ3において、それぞれ複数の単位のAC/DCコンバータ,複数の単位のDC/DCコンバータ、及び複数の単位のDCコンバータが並列接続される。単位のAC/DCコンバータ,単位のDC/DCコンバータと単位のDCコンバータは、1ケースに回路が内蔵されたり1基板上に回路が搭載されるモジュール単位あるいは半導体集積回路で構成し、負荷容量,用途に合わせ、並列接続数を設定する。回路動作は、図3の実施例と同様である。また、単位のDCコンバータの各回路構成要素もモジュール単位で構成し、負荷容量や用途に合わせて並列接続数を設定する。図4のように、各々の回路構成要素毎に並列多重化した構成では、いずれかの単位の回路構成要素が故障した時にも負荷5に安定に電力を供給できる。また単位の回路構成要素の保守交換時にも、電源装置を停止させることなく交換作業が可能である。図4の実施例によれば、DC/DCコンバータ2の入力の直流電圧をDCコンバータ3によりバックアップした直流無停電電源装置とすることができ、しかも回路構成要素の多重化で一層信頼性を向上し、しかも必要容量,用途に合わせ回路構成要素の並列接続数を変えることにより簡単に電力容量を変えることができる電源装置を実現できる。
【0014】
図5は本発明の第4の実施例である電源装置を示す。図2や図3に示した実施例の構成よりなる電源ユニットを並列多重化した電源構成である。なお、DC/DCコンバータ2は、並列動作を可能とする機能を有するものとする。図5のように多重化した構成では、いずれかの電源ユニットが故障した時にも負荷5に安定に電力を供給でき、また電源ユニットの保守交換時にも、電源装置を停止させることなく交換作業が可能である。また、電源ユニット毎に充電器及びバッテリーを備えているので、一部の充電器あるいは一部のバッテリーが故障しても、負荷への電力供給を継続することができる。従って、充電器及びバッテリーの故障に対する信頼性も向上する。更に、各電源ユニットの充電器6とバッテリー4を共通化して、1台のバッテリーから各電源ユニットのDCコンバータ3に共通に直流電力を供給することも可能である。
【0015】
図6に本発明の第5の実施例である電源装置を示す。図6において、図3と同一記号を付けたコンバータ等の回路構成要素は、図2や図3に示した実施例と同様の回路構成要素を示す。図6の実施例では、図2や図3の実施例と異なり、AC/DCコンバータ1の直流出力に、DC/DCコンバータ7の直流入力が接続され、さらにDC/DCコンバータ7の直流出力にDC/DCコンバータ8の直流入力が接続される。DC/DCコンバータ8は単位のDC/DCコンバータが複数並列接続されて多重化されたものである。各単位のDC/DCコンバータは共通した直流入力と共通した直流出力を有し、共通した直流出力が負荷に接続され、上記のように共通した直流入力がDC/DCコンバータ7の出力に接続される。また、DCコンバータ3の直流端子は、DC/DCコンバータ7の直流出力及びDC/DCコンバータ8の共通した直流入力に接続される。
【0016】
図6において、AC/DCコンバータ1は交流入力から交流電力を入力し、入力された交流電力を、出力電圧の大きさを第1の直流電圧に制御しながら、直流電力に変換して、DC/DCコンバータ7に供給する。DC/DCコンバータ7は、入力された第1の直流電力を、DC/DCコンバータ7の直流出力電圧を第1の直流電圧より電圧の低い第2の直流電圧に制御しながら、DC/DCコンバータ8に出力して供給する。DCコンバータ3は、バッテリーに蓄積された直流電力を、DCコンバータ3の出力電圧を第2の直流電圧程度の電圧に制御しながら、DC/DCコンバータ7の出力側に出力して供給する。DC/DCコンバータ8は、DC/DCコンバータ7やDCコンバータ3から供給された直流電力を、DC/DCコンバータ8の直流出力電圧の大きさを負荷5が使用する直流電圧に制御しながら、負荷5に供給する。なお、AC/DCコンバータ1,DC/
DCコンバータ7,DCコンバータ3や充電器6,バッテリー4の各部分を図4や図5に示した実施例のように多重化できることは勿論である。また、充電器6やバッテリー4の部分を電源装置外に備える電源構成にしてもよい。図6の実施例では、DC/DCコンバータ8の入力電圧を第1の直流電圧より低くできるので、多重化したDC/DCコンバータ8の保守交換がより安全に可能である。
【0017】
図7に本発明の第6の実施例である電源装置を示す。図7において、図6と同一記号を付けたコンバータ等の回路構成要素は、図6と同一である。図7は、図6に示したDC/DCコンバータ8における複数の単位のDC/DCコンバータを、複数の群(単位DC/DCコンバータ群)8a及び8bに分けている。単位DC/DCコンバータ群8a及び8bは、それぞれ各群に属する複数の単位DC/DCコンバータに共通した直流入力及び共通した直流出力を有する。単位DC/DCコンバータ群8a及び8bの各々の共通した直流出力は共にDC/DCコンバータ7の直流出力に接続される。また、単位DC/DCコンバータ群8a及び8bの各々の共通した直流出力は、負荷5を構成する独立した負荷部分である負荷5a及び5bにそれぞれ接続される。図7の実施例では、単位DC/DCコンバータ群8a,8bの各々において複数の単位DC/DCコンバータが並列多重化されている。従って、いずれの負荷についても、1つの単位DC/DCコンバータが故障しても他の単位DC/DCコンバータによって電力を供給し続けることができる。従って、高い信頼性で複数の負荷に電力を供給する電源装置が実現できる。
【0018】
図8は本発明の第7の実施例である電源装置を示す。図8において、図6と同一記号を付けたコンバータ等の回路構成要素は、図6と同一である。図8の実施例では、図6に示したDC/DCコンバータ8として複数の単位DC/DCコンバータ8cを備える。各単位DC/DCコンバータ8cの直流入力はDC/DCコンバータ7の直流出力に接続される。各単位DC/DCコンバータ8cの直流出力は、負荷5を構成する互いに独立した負荷部分に接続される。本実施例では、各単位DC/DCコンバータ8cの出力電圧や出力電力を負荷に合わせて独立に調整することができる。従って、消費電力や使用電圧が異なる複数の負荷に対し、信頼性の高い電力供給を行うことができる電源装置を実現できる。
【0019】
なお、第2〜第7の実施例の説明では、DCコンバータ3は、電力変換をバッテリーからDC/DCコンバータ側への一方向とした単機能としている。しかし、DCコンバータ3は、双方向への電力伝送を可能とするコンバータを利用して、充電器とともにバッテリーを充電してもよい。特に、図6の実施例では、双方向への電力伝送を可能とするDCコンバータを用い、交流入力の正常時は前段
DC/DCコンバータ7から直流電力を得てバッテリー4を充電し、交流入力の停電時はバッテリー4から後段DC/DCコンバータ8に直流電圧を供給する電源装置とすることも可能である。また、各回路構成要素の並列数や負荷部分の個数は、図に記載のもののみならず、任意でよい。
【0020】
【発明の効果】
本願では無停電電源装置を構成するAC/DCコンバータ,DC/DCコンバータそして電力伝送手段それぞれが全て並列接続機能を有すると共に、AC/DCコンバータの停電検出機能からの停電検出信号に応じて二次電池から電力を放電する構成を備えている。
これにより、各コンポーネントが接続されているポイントを中心にしてコンバータ及び電力伝送手段が複数並列接続出来る構成になっているので、故障が発生した際にも電源装置を可能な限り稼働させることが実現でき、更に特定のコンバータに故障が発生した場合でも、活線挿抜機能によりコンバータを取り替えることを可能にすると共に、本願ではAC/DCコンバータの中に停電検出機能を持たせることで、停電検出の信頼性が上がり、かつ入力される交流電圧の異常を早く検出して、停電検出機能が停電検出信号を二次電池をコントロールする電力伝送手段に伝達することで、遅延無く二次電池からの電力を負荷に供給することを実現している。よって、本発明によれば無停電電源装置を安定して
24時間稼働させることを実現出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例。
【図2】本発明の第2の実施例。
【図3】本発明の第2の実施例の詳細な構成。
【図4】本発明の第3の実施例。
【図5】本発明の第4の実施例。
【図6】本発明の第5の実施例。
【図7】本発明の第6の実施例。
【図8】本発明の第7の実施例。
【図9】ブリッジ型のコンバータの一例。
【図10】1石フォワードコンバータの一例。
【符号の説明】
1,9…AC/DCコンバータ、2,7,8,8a,8b,8c…DC/DCコンバータ、3…DCコンバータ、4…バッテリー、5,5a,5b,5c,5d…負荷、6…充電器、32a,32b…コンバータ、32c…変圧器。
Claims (1)
- 入力された交流電圧を直流電圧に変換して、出力端子に前記直流電圧を出力するとともに、力率改善機能と停電時に停電検出信号を出力する停電検出機能を持つAC/DCコンバータと、
入力端子が前記AC/DCコンバータの出力端子に接続され、入力された直流電圧を、負荷が使用する電圧値になるように制御して供給するDC/DCコンバータと、
前記AC/DCコンバータの出力端子及び前記DC/DCコンバータの入力端子と、二次電池の間で双方向に電力の伝送を行う手段を備えるとともに、
前記AC/DCコンバータと前記DC/DCコンバータ及び前記電力伝送手段は、それぞれ複数並列接続機能ならびに活線挿抜機能を有し、
前記電力伝送手段は前記AC/DCコンバータの停電検出機能からの停電検出信号に応じて前記二次電池から電力を放電することを特徴とする無停電電源装置。
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