JPH04265641A - 直流無停電電力給電装置 - Google Patents

直流無停電電力給電装置

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JPH04265641A
JPH04265641A JP3024581A JP2458191A JPH04265641A JP H04265641 A JPH04265641 A JP H04265641A JP 3024581 A JP3024581 A JP 3024581A JP 2458191 A JP2458191 A JP 2458191A JP H04265641 A JPH04265641 A JP H04265641A
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JP3024581A
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Inventor
Katsuhiko Yamamoto
克彦 山本
Toshiyuki Sugiura
杉浦 利之
Yasuyuki Koizumi
小泉 泰之
Shizuo Ozora
大空 静男
Seiichi Muroyama
室山 誠一
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交流電力を受電し負荷
に見合った電圧と安定度に変換するAC−DC変換器と
DC−DC変換器から成る電力変換装置と、負荷と並列
に接続され、前記電力が停電したときに負荷に電力を供
給する蓄電池等の非常用直流電源を有する無停電電力給
電装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】交換機や伝送装置等の通信機器は直流電
力で動作する。この直流電力はAC−DC変換器とDC
−DC変換器を組み合わせた電力変換装置によって商用
交流電力を電圧の安定した直流電圧に変換して得るのが
一般的である。商用電源が停電した場合や電力変換装置
が故障した時でも通信機器に無瞬断で直流電力を供給す
る必要がある場合には蓄電池を使用することが多い。従
来の蓄電池を用いた直流無停電電力給電装置Aを図8に
示す。図8において、1は非常用直流電源としての蓄電
池2に電力を供給する充電器、3は交流を直流に変換す
るAC−DC変換器、4は直流を負荷5の要求する電圧
に変換するDC−DC変換器、6は負荷5近傍に置かれ
た蓄電池、7は複数のダイオードで構成され負荷5電圧
を調整するための短絡スイッチ8を有するダイオード、
9は逆流防止用ダイオード、10は電力変換装置である
。なお、交流入力の変動に対する出力電圧安定化機能は
、AC−DC変換器3,DC−DC変換器4のどちらか
一方でよく、通常、AC−DC変換器3は単なる無制御
整流器で、DC−DC変換器4に出力電圧安定化機能が
設けられている。
【0003】この従来の直流無停電電力給電装置Aでは
、AC−DC変換器3に送電し、そのAC−DC変換器
3から交流電力に基づき得られる直流電力を、DC−D
C変換器4に供給し、そのDC−DC変換器4から得ら
れる安定な直流電力によって、負荷5近傍に置かれた蓄
電池6を常に充電状態にしているとともに、直流電力を
負荷5に給電している。また、交流電力が停電になった
場合、蓄電池6から負荷5へ直流電力が供給されるが、
蓄電池6のエネルギーが少なくなり一定レベル以下にな
ると、蓄電池2から直流電力を負荷5に供給する。 なお、ダイオード7は蓄電池2からのケーブルαが長い
ため、ケーブルαの電圧降下が蓄電池6から負荷5まで
のケーブルβ電圧降下よりも大きいのでその差の電圧を
補償し、交流電力からの給電、蓄電池6からの給電、蓄
電池2からの給電にかかわらず負荷6に所定の電圧を供
給するため、複数のダイオード7を直列に接続した構成
となっている。
【0004】なお、負荷5の要求する電力が小さい場合
や蓄電池6による保持時間が短くて良い場合、蓄電池6
のみで良い。この場合、充電器1,蓄電池2,逆流防止
用ダイオード9が必要なくなり、非常に簡単なシステム
構成となる。しかし、負荷5の要求する電力が大きい場
合や必要とする保持時間が長い場合では、蓄電池容量が
大きくなる。床荷重や設置スペースや経済性を考慮して
前記条件を満足するには、負荷容量が約50kWの場合
、負荷5と同一フロアに設置できる蓄電池6の保持時間
は30分程度である。したがって、保持時間を30分以
上必要とするシステムでは、図8に示すように大きい床
荷重が許容でき設置スペースに余裕がある地下室等の電
力室に蓄電池2を設置する。その結果、電力室に設置さ
れる蓄電池2を充電する充電器1およびDC−DC変換
器4からの電流の流入を防止する逆流防止ダイオード9
が必要となる。また、蓄電池2と負荷5を結ぶケーブル
αは、長く、通常往復で200m程度を必要とする。 さらに、蓄電池2と負荷5のケーブルαが長いため、停
電時におけるケーブルαのインピーダンスによる負荷5
への過大電圧の落ち込みを防止するため、蓄電池6が必
要となる。したがって、高品質な無瞬断・無停電電力を
負荷5に供給するためには、蓄電池6を除去することは
できない。
【0005】以上が、従来提案されている直流無停電電
力給電装置Aの構成である。このような構成を有する直
流無停電電力給電装置Aでは、前記より明らかなように
、常時は交流を入力とするAC−DC変換器3から得ら
れる直流電力を、出力側に蓄電池6と負荷5が接続され
ているDC−DC変換器4に供給する。また、交流電力
の停止時においては、蓄電池6および蓄電池2の直流電
力により負荷5に所要の直流電力を安定に供給する。 よって、図8に示す従来の直流無停電電力給電装置Aに
よれば、交流電力が送電されなくなっても、負荷5に所
要の直流電力を中断させることなしに、安定に供給する
という機能が得られる。なお、蓄電池2には交流電力の
非停電時に充電器1を介して電力が充電されている。ま
た、蓄電池6には交流電力の非停電時にDC−DC変換
器4を介して電力が充電されている。
【0006】また、他の従来の直流無停電電力給電装置
Bを図9に示す。同図において図8と同一素子は同一符
号付し、11はDC−DC変換器、12はバイパス用ダ
イオードである。なお、DC−DC変換器11には極性
を示してある。図9の動作原理は以下の通りである。交
流電力が非停電時では、動作は図8と同様である。ただ
し、蓄電池6がないため、短絡スイッチ8付のダイオー
ド7が不要になっている。しかし、DC−DC変換器1
1を設けたことによるバイパスダイオード12が新たに
必要となる。
【0007】交流電力が停電になった場合、蓄電池2か
ら負荷5へ電力が供給されるが、この時、蓄電池2の電
力の一部がDC−DC変換器11に入り、DC−DC変
換器11で電圧変換され、バイパスダイオード12がオ
フとなる極性で出力される。このようにすると負荷5に
は蓄電池2電圧とDC−DC変換器11の出力電圧の和
が印加される。そこで、DC−DC変換器11には、負
荷5への電圧が一定になるように出力電圧を制御する機
能を持たせる。このようにすることにより、蓄電池2が
放電して蓄電池2電圧が下がっても、負荷5には一定な
電圧が供給できる。なお、本装置Bでは、DC−DC変
換器11は負荷5近傍に設置し、停電時等の過度電圧変
動を防止することにより、蓄電池2は負荷5近傍に置か
なくてもよい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8に
示す従来の直流無停電電力給電装置Aの場合、前記機能
を達成させるため以下の方法を採用していた。例えば、
多くの電話局用通信機器負荷5の許容供給電圧範囲は4
3〜53Vである。一方、蓄電池2,6には、1個あた
りの充電電圧が2.23V±1%の鉛蓄電池が経済性の
点で使用されており、蓄電池2,6は24個を直列に接
続して使用されていることが多い。この場合、交流電力
を受電している時のDC−DC変換器4の出力側電圧は
、2.23V×24=53.52Vとなり、負荷5への
許容供給電圧を越える。そこで、ダイオード7を挿入す
ることにより、約0.7V程度の電圧降下をさせる必要
があり、負荷5に1000Aを流すシステムでは常時7
00Wもの大きな給電損失が生じるという問題があった
【0009】また、蓄電池2,6から電力を供給する場
合、前記の負荷5許容供給電圧範囲43〜53Vを満た
すためには蓄電池2,6の最低使用電圧は、43/24
=1.8Vとなる。しかし、鉛蓄電池の最低使用保証電
圧(放電終止最低電圧)は1.70Vであることから、
蓄電池2,6にはエネルギーが残っていることになり、
図8の装置Aでは蓄電池2,6の蓄積エネルギーを有効
利用できず、大きな蓄電池容量が必要になる。さらに、
蓄電池2から負荷5までのケーブルαが長く、給電線で
の電圧降下を考慮すると、鉛蓄電池2の最低使用電圧は
前記よりも上がり、鉛蓄電池2の容量がより一層必要に
なる。一方、これを避けるためケーブルαの電圧降下を
低くすることが考えられるが、このためにはケーブルα
径の増大や本数の増加が必要になり、ケーブルαコスト
の悪化を招くと共に施工性が非常に悪くなる。
【0010】以上、述べたように図8に示す直流無停電
電力給電装置Aでは、要約すると以下の問題がある。■
蓄電池2,6に許容される放電終止電圧が高いため、必
要とする蓄電池容量が大きく、コスト増、スペース増と
なる。■給電品質確保のため蓄電池2,6設置場所が分
散され、蓄電池2,6コストが高く、スペース増となる
。■蓄電池2のための充電器1を必要とするため、コス
ト増となる。■ダイオード7の損失のため、交流電力受
電時(通常使用時)の給電効率が悪い。■蓄電池2から
負荷5までの電圧降下が大きく取れず、ケーブルコスト
が高く、また、ケーブル本数、ーブル径が太く、施工性
が悪い。
【0011】一方、図9の直流無停電電力給電装置Bで
は、例えば蓄電池2の個数を24個にした場合、DC−
DC変換器11の出力電圧を最大3V程度とすれば、蓄
電池2の放電終止電圧は、(43V−3V)/24個=
約1.7Vとなり、鉛蓄電池に許容される最低放電終止
電圧まで使用することができ、必要最小限な蓄電池容量
でシステムが構成できる。さらに、DC−DC変換器1
1は常時動作しており、停電時にケーブルαのインダク
タンスにより生じる過電圧は、DC−DC変換器11を
負荷5近傍に設置することにより防止できるため、蓄電
池2設置場所が集中化できる。蓄電池2から負荷5まで
のケーブルαの電圧降下は、DC−DC変換器11の出
力電圧を高めることにより、自由に選定できる。例えば
、蓄電池2の個数24個、蓄電池2の放電終止電圧1.
7V、負荷5電圧範囲53V〜43Vとし、DC−DC
変換器11の効率を考慮し、出力電圧を6.3Vとする
と、ケーブルの電圧降下は、1.7V×24個+6.3
V−43V=4.1Vとなり、蓄電池2容量を最適にし
、かつケーブルαの電圧降下も大きくでき、図8の直流
無停電電力給電装置Aに比べ、ケーブル径も細くかつ本
数も少ない利点がある。
【0012】以上述べたように、図9の直流無停電電力
給電装置Bは図8の問題であった、■蓄電池2容量が大
きい、■蓄電池2設置場所が分散する、■ケーブルαコ
ストが高く施工性が悪い、という問題が解決できる。し
かし、■充電器1を必要とすること、■交流電力受電時
(通常使用時)の給電効率が悪いこと、が依然として残
り、かつ、新たにDC−DC変換器11が必要となり、
蓄電池2およびケーブルαを除いたコストが上昇すると
いう課題がある。よって、本発明は、前記図9に示す他
の従来の直流無停電電力給電装置Bの欠点のうち、■通
常使用時の効率と、■DC−DC変換器11のコストア
ップを改善した直流無停電電力給電装置を提供せんとす
るものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題の解決は、本発
明が次の新規な特徴的構成手段を採用することにより達
成される。即ち、本発明の特徴は、交流電力を直流電力
に変換するAC−DC変換器と、当該AC−DC変換器
の出力の直流電力を入力し直流電力を所定の電圧レベル
に変換するDC−DC変換器と、非常用直流電源と、当
該DC−DC変換器の出力端に接続された負荷を有する
直流無停電電力給電装置において、前記DC−DC変換
器は2対の入力端と2対の出力端を有し、1対の入力端
を前記AC−DC変換器の出力端に接続し、他方の入力
端の1対を前記非常用直流電源に接続するとともに、1
対の出力端を前記負荷に接続しかつ当該1対の出力端の
一方を前記非常用直流電源の一端に接続し、他方の1対
の出力端のうち一方を前記負荷に接続し、他方の1対の
出力端のうち残りを前記非常用直流電源の他端に接続し
、前記他方の出力端間に前記非常用直流電源に対して順
方向にダイオードを介接し、かつ前記DC−DC変換器
の2対の入力端と2対の出力端が前記DC−DC変換器
の内部で磁気的に結合されており、前記一方の入力端と
前記一方の出力端、前記他方の入力端と前記他方の出力
端が同時に動作し、前記一方と前記他方の入・出力端間
は、同時に動作しない直流無停電電力給電装置である。
【0014】
【作用】本発明は、前記のような手段を講じたので、非
停電時、交流電力をAC−DC変換器3に送電し、AC
−DC変換器3によって直流電力に変換し、1対の入力
端からDC−DC変換器に入力し、負荷5が要求するレ
ベルに変換した後、1対の出力端から負荷5に供給する
。また、交流電力の停電時においては、非常用直流電源
の一部電力をDC−DC変換器の他の1対の入力端から
入力し、DC−DC変換器で他の1対の出力端に電圧変
換し、出力電圧と非常用直流電源の電圧を足し合わして
負荷5に供給する。なお、DC−DC変換器が故障した
場合や非常用直流電源の電圧が一定以上に高い場合には
、非常用直流電源の電力は負荷5に直送する。図9に示
す他の従来の直流無停電電力給電装置Bでは、バイパス
ダイオード12を交流電力受電時の電力伝達経路に設け
ていたため、通常時の給電効率が悪かった。しかし、本
発明の装置によれば、バイパスダイオードを交流電力受
電時の電力伝達経路から除去し、非常用直流電源からの
電力伝達経路に設置することにより、交流受電時(通常
使用時)のバイパスダイオード12の損失をなくすとと
もに、バイパスダイオードに逆流防止用ダイオードの機
能も合せ持つようにしている。このようにして、通常時
の給電効率を高めるとともに、部品数の低減も図ってい
る。さらに、DC−DC変換器のコストアップを防止す
るため、図9に示す1入力、1出力2台のDC−DC変
換器4,11に代わり、2入力、2出力の相互に磁気的
に結合された1台の多入力、多出力DC−DC変換器と
した。
【0015】
【実施例】(第1実施例)本発明の第1実施例を図面に
ついて詳説する。図1は本実施例の回路構成図であって
、他の従来装置Bを示す図9と同一素子は同一符号を付
しその説明を省略する。図中、Cは本実施例の直流無停
電電力給電装置、13はDC−DC変換器、14は逆流
防止および過負荷時に使用するダイオードである。図1
に示す本発明による直流無停電電力給電装置Cの構成は
、蓄電池2の出力を2方向α,γに分け、一方γはDC
−DC変換器13の入力端13bに入力し、他方の2線
αのうち1線は直接負荷5に接続するとともに、他線は
DC−DC変換器13の出力端に13dに接続し、DC
−DC変換器13の出力端13d間に逆方向に接続され
たダイオード14を介して負荷5に接続するように置換
されている。さらに、DC−DC変換器13は、2入力
端13a,13b、2出力端13c,13dで構成され
、これらの入出力端13a〜13dは磁気的に結合され
ている。なお、入出力端13a〜13dの+,−は、電
圧の極性を示す。
【0016】本実施例の仕様は、このような具体的実施
態様を呈するので、交流電力が供給されているとき、交
流電力はAC−DC変換器3で直流に変換され、DC−
DC変換器13の入力端13aに入力する。DC−DC
変換器13では交流電力受電時に基づき、動作する後記
する内部スイッチのみが動作し、負荷5が要求する所定
の電圧で安定な出力端13cから直流電力を負荷5に供
給する。このとき、蓄電池2からの電力に基づき動作す
る内部スイッチは開となっている。一方、交流電力が停
電した時、蓄電池2の電力がDC−DC変換器13の入
力端13bから入力される。DC−DC変換器13では
蓄電池2の受電に応動する内部スイッチが動作し、負荷
5が要求する一定電圧を維持するように制御され、蓄電
池2からの入力電力は、出力端13dより負荷5に供給
される。また、交流電力に基づき動作する内部スイッチ
は、蓄電池2の電力が入力される状態では、開となる。
【0017】なお、停電直後においては、蓄電池2の放
電電圧が高いため、負荷5への電流はDC−DC変換器
13の出力端13dに並列に接続されたダイオード14
を通じて負荷5に電力を供給するようにDC−DC変換
器13の安定化機能が動作する。蓄電池2の放電が続き
、蓄電池2の電圧が下がり、負荷5が要求する電圧より
も低下した場合、その負荷5の要求電圧と蓄電池2電圧
の差分をDC−DC変換器13出力端13dの出力電圧
が自動的に受け持ち、負荷5に一定電圧で安定な電力を
供給する。この時、本実施例のDC−DC変換器13で
は新たに入力端13bから蓄電池2の一部の電力を得、
負荷5の要求電圧と蓄電池2電圧の差分を受け持ち、負
荷5に安定な電圧を供給する。
【0018】なお、本実施例は、蓄電池2を負荷5から
遠く離れた電力室などに設置することを想定したが、負
荷5の近傍に分散あるいは負荷5の近傍のみに集中して
も、本実施例の動作は同様であり、同様な効果が得られ
る。過負荷およびDC−DC変換器13の障害に対して
は、負荷5への電流は、蓄電池2からダイオード14を
通じて流れるので、DC−DC変換器13の出力容量は
、従来の直流無停電電力給電装置Bと同等でよく、DC
−DC変換器13の台数増加にはならない。なお、蓄電
池2は燃料電池、超電導エネルギー蓄積装置、フライホ
イール形エネルギー蓄積装置などの直流電力を発生させ
る機器等の直流電流装置であればなんでもよい。
【0019】〈内部回路例〉しかして、図2は、本実施
例におけるDC−DC変換器13−1の第1の内部回路
例を示したものである。ここで、15はスイッチ部、1
6はトランス部、17は整流部、18は出力フィルタ部
、19は整流部、20は出力フィルタ部、21,22,
23はスイッチ部である。
【0020】次に、本DC−DC変換器13−1の動作
について説明する。まず最初に、交流電力を供給してい
るときの動作は以下のようになる。AC−DC変換器3
からの電力を、スイッチ部15のスイッチ15aを高速
に開閉することにより、直流電力を高周波交流電力に変
換し、トランス部16の一次側16aに供給する。トラ
ンス部16の二次側16c,16dおよび一次側16b
では、AC−DC変換器3と負荷5を絶縁するとともに
、負荷5が要求する電圧レベルに変換し、整流部17,
19およびスイッチ部23に電力を供給する。トランス
部16二次側16c,16dに伝達された電力は整流部
17で直流に変換され、出力フィルタ部18で平滑され
リプル成分の小さい高品質な直流電力となり負荷5に供
給される。この時、スイッチ部21はAC−DC変換器
3からの電力の入力がある時のみスイッチ21aが閉と
なり、蓄電池2からの電力の入力がある場合はスイッチ
21aを開とする。また、出力端13dは蓄電池2入力
動作時のみ閉じ、AC−DC変換器3からの電力が入力
している時はスイッチ22aが開となるスイッチ部22
があるため、出力端13dから負荷5に電力は供給され
ない。また、出力端13cの電圧が蓄電池2電圧よりも
高く設定されているので、ダイオード14はカットオフ
し、出力端13dから蓄電池2へ電流が流入することは
ない。さらに、スイッチ部23のスイッチ23aはこの
時、開となっているため、出力端13dを通して蓄電池
2に電流が流入または蓄電池2から放電することはない
。一方、別の応用として、この時スイッチ部23のスイ
ッチ23aに双方向性スイッチを用い断続的に開閉し、
蓄電池2の充電器1として用いることもできる。この場
合、充電器1を除去することもできる。
【0021】交流電力が供給されない時の動作は次のよ
うになる。停電になるとスイッチ部15のスイッチ15
aを開にする。蓄電池2からの電力をスイッチ部23の
スイッチ23aで高速に開閉することにより、蓄電池2
からの電力を高周波交流電力に変換し、トランス部16
の一次側16bに供給する。トランス部16の二次側1
6c,16dおよび一次側16aでは、電圧レベルを変
換し、整流部17,19およびスイッチ部15に電力を
供給する。伝達された電力は、整流部19で直流に変換
され、出力フィルタ部20で平滑された後、スイッチ2
2aが閉となったスイッチ部22を経由して出力端13
dを介して蓄電池2電圧に加え合わして負荷5に電力を
供給する。ここで、スイッチ部15のスイッチ15aは
開となっているため、AC−DC変換器3に電流が流れ
出ることはない。ただし、このスイッチ15aが閉とな
っていても、AC−DC変換器3は逆流防止機能がある
ため逆流することはない。また、スイッチ21aが開と
なっているため、蓄電池2の電力が整流部17を経由し
て負荷5に供給されることはない。
【0022】以上述べたように、非常停電時、および停
電時においても負荷5には無瞬断に電力を従来と同様に
供給できる。したがって、図9の従来の直流無停電電力
給電装置Bと同様、図8に比べて■蓄電池2容量が小さ
くでき、■蓄電池2設置場所が集中化でき、■ケーブル
コストが安く施工性が良い、というメリットを有する。 さらに、新たに、非停電時に常時負荷電流が流れるダイ
オード7が除去できることにより、通常の使用形態であ
る非停電時の給電効率を高めることができ、電気代を節
減することができるとともに、DC−DC変換器13−
1を2入力、2出力にすることにより、本機能を交流電
力用DC−DC変換器4と蓄電池用DC−DC変換器1
1の2台で構成するよりも小形化、経済化が図れる。
【0023】なお、本実施例では、スイッチ部15,2
3のスイッチ15a,23aを1個のもので説明したが
、複数用いる回路形式、例えばハーフブリッジ、プッシ
ュプル、フルブリッチ形式でも同様である。さらに、整
流部17,19の回路形式も半波整流回路、全波整流回
路、n倍電圧整流回路でも同様である。また、出力フィ
ルタ部18,20の回路形式もコンデンサインプット形
式、チョークインプット形式の回路形式でも同様である
。さらに、DC−DC変換器13−1の回路形式として
、通常言われているDC−DCコンバータであればPW
M形式、共振形式などのすべてのDC−DCコンバータ
形式が適用可能である。なお、DC−DC変換器13−
1の出力端13c,13dの電圧は、それぞれスイッチ
部15あるいは23のスイッチ15a,23a開閉の比
率を調整することにより常に一定な電圧となるよう制御
されている。
【0024】〈内部回路例2〉図3は本実施例における
DC−DC変換器13−2の第2の内部回路例を示した
ものである。第1の内部回路例を示す図2と同一素子は
同一符号を付した。図中、24はトランス部、25は整
流部、26は出力フィルタ部である。なお、本内部回路
例はトランス部24二次側24c,24dが出力端13
cおよび出力端13dの片方の線を共通にした形式であ
り、動作,効果は図2のDC−DC変換器13−1と同
様である。
【0025】〈内部回路例3〉図4は本実施例における
DC−DC変換器13−3の第3の内部回路例を示した
ものである。なお、第1の内部回路例を示す図2と同一
素子は同一符号を付した。図中、27は整流部、28は
出力フィルタ部、29はスイッチ部である。なお、スイ
ッチ部29の負荷5と直結している上部のスイッチ29
aは、AC−DC変換器3の電力が入力している時のみ
閉であり、出力端13dの+側についている下部のスイ
ッチ29bは蓄電池2の電力が入力されている時のみ閉
である。本内部回路例は、出力端13c側と出力端13
d側の1対の整流部27a,27bと1対の出力フィル
タ部28a,28bを共通にした形式であり、動作,効
果は図2のDC−DC変換器13−1と同様である。
【0026】〈内部回路例4〉図5は本実施例における
DC−DC変換器13−4の第4の内部回路例を示した
ものである。なお、第2の内部回路例を示す図3と同一
素子は同一符号を付した。図中、30はトランス部,3
1は整流部,32は出力フィルタ部,33はスイッチ部
である。ダイオード14は図2と逆向きに接続されてい
る。本例は、出力端13c側に対応するトランス部30
の二次側30c,30d連続巻線の境界からタップ34
を取り出し、出力端13d側の二次側30d巻線を取り
出す形式であり、動作,効果は図2のDC−DC変換器
13−1と同様である。
【0027】〈内部回路例5〉図6は、本実施例におけ
るDC−DC変換13−5の第5の内部回路例を示した
ものである。なお、第4の内部回路例を示す図5と同一
素子は同一符号を付した。図中、34はトランス部、3
5,36はスイッチ部である。本内部回路例は、蓄電池
2入力端13b側に対応する一次側34b巻線とAC−
DC変換器3入力端13a側に対応する一次側34a,
34bを連続共用化した回路形式であり、動作,効果は
図2のDC−DC変換器13−1と同様である。なお、
本回路形式は、蓄電池2入力端13b側に対応する一次
側34a巻線と二次側34c,34d巻線とが分離され
ている図2〜図5の内部回路例にも容易に適応できる。 なお、動作,効果は図2のDC−DC変換器13−1と
同様である。
【0028】(第2実施例)本発明の第2実施例を図面
について説明する。図7は、本実施例の直流無停電電力
給電装置Dの回路構成図であって、前記第1実施例を示
す図1と同一素子は同一符号を付した。また、13の内
部構成は、図2〜図6に示す第1〜第5の内部回路例を
適用することができる。本実施例は、図2〜図6のDC
−DC変換器13−1〜5の蓄電池2入力端13bに対
応するスイッチ部23,35のスイッチ23a,35b
に片方向ではなく双方向のスイッチを用い、交流電力が
供給されているときに開とするのではなく、高速に開閉
し、かつ、蓄電池2が要求する充電電流になるように制
御し、前記スイッチ23a,35bにトランス16,2
4,30,34の一次側16b,24b,30b,34
b巻線からの電流を蓄電池2に流入するような特性を持
たせることでDC−DC変換器13は蓄電池2への充電
器1として動作させることができ、本実施例のように、
従来の装置Bにおける窮極の欠点である、別に設置する
必要があった充電器が除去できる。
【0029】
【発明の効果】かくして、本発明の直流無停電電力給電
装置によれば、交流電力が非停電時、交流電力はAC−
DC変換器およびDC−DC変換器を経由して1対の出
力端から第1の直流電力として負荷に供給される一方、
交流電力が停電時、蓄電池からの電力の一部が、DC−
DC変換器に供給され、他方、負荷には蓄電池の電圧と
DC−DC変換器のもう1対の出力端電圧との合計和の
電圧レベルが第2の電力として供給されるので、従来の
直流無停電電力給電装置の場合と同様に、交流電力が非
停電状態から停電状態になった場合においても、DC−
DC変換器に接続される負荷に、蓄電池からの直流電力
を間断なく安定に給電できるという機能が得られる。さ
らに、通常使用時の電流経路からバイパスダイオードを
除去し、かつDC−DC変換部を一体化したため、従来
装置の利点をすべて生かし、かつ課題となる通常使用時
の効率とDC−DC変換部のコストアップを解決できる
等優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す回路構成図である。
【図2】本発明の第1実施例におけるDC−DC変換器
の第1の内部回路例を示す構成図である。
【図3】同上の第2の内部回路例を示す構成図である。
【図4】同上の第3の内部回路例を示す構成図である。
【図5】同上の第4の内部回路例を示す構成図である。
【図6】同上の第5の内部回路例を示す構成図である。
【図7】本発明の第2の実施例を示す回路構成図である
【図8】従来装置の実施例を示す回路構成図である。
【図9】従来装置の他の実施例を示す回路構成図である
【符号の説明】
A,B,C,D…直流無停電電力給電装置1…充電器 2,6…蓄電池 3…AC−DC変換器 4,11,13,13−1〜5…DC−DC変換器5…
負荷 7,14…ダイオード 8…短絡スイッチ 9,14…逆流防止用ダイオード 10…電力変換装置 12…バイパス用ダイオード 13a,13b…入力端 13c,13d…出力端 15,21,22,23,29,33,35,36…ス
イッチ部 15a,21a,22a,23a,29a,29b,3
5a,35b…スイッチ 16,24,30,34…トランス部 16a,16b,24a,24b,30a,30b,3
4a,34b…一次側16c,16d,30c,30d
,34c,34d…二次側 17,19,25,27,27a,27b,31…整流
部 18,20,26,28,28a,28b,32…出力
フィルタ部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流電力を直流電力に変換するAC−DC
    変換器と、当該AC−DC変換器の出力の直流電力を入
    力し直流電力を所定の電圧レベルに変換するDC−DC
    変換器と、非常用直流電源と、当該DC−DC変換器の
    出力端に接続された負荷を有する直流無停電電力給電装
    置において、前記DC−DC変換器は2対の入力端と2
    対の出力端を有し、1対の入力端を前記AC−DC変換
    器の出力端に接続し、他方の入力端の1対を前記非常用
    直流電源に接続するとともに、1対の出力端を前記負荷
    に接続しかつ当該1対の出力端の一方を前記非常用直流
    電源の一端に接続し、他方の1対の出力端のうち一方を
    前記負荷に接続し、他方の1対の出力端のうち残りを前
    記非常用直流電源の他端に接続し、前記他方の出力端間
    に前記非常用直流電源に対して順方向にダイオードを介
    接し、かつ前記DC−DC変換器の2対の入力端と2対
    の出力端が前記DC−DC変換器の内部で磁気的に結合
    されており、前記一方の入力端と前記一方の出力端、前
    記他方の入力端と前記他方の出力端が同時に動作し、前
    記一方と前記他方の入・出力端間は、同時に動作しない
    ことを特徴とする直流無停電電力給電装置
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004064996A (ja) * 2003-08-11 2004-02-26 Hitachi Ltd 電源装置
US7053502B2 (en) 1998-12-25 2006-05-30 Hitachi, Ltd. Power supply with uninterruptible function
WO2012169171A1 (ja) * 2011-06-06 2012-12-13 パナソニック株式会社 車両用電源システム
JP5659240B2 (ja) * 2010-11-08 2015-01-28 株式会社日立製作所 太陽光発電システム

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