JP2608693B2 - 枚葉の分離取り出し方法と装置 - Google Patents

枚葉の分離取り出し方法と装置

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JP2608693B2
JP2608693B2 JP1068895A JP1068895A JP2608693B2 JP 2608693 B2 JP2608693 B2 JP 2608693B2 JP 1068895 A JP1068895 A JP 1068895A JP 1068895 A JP1068895 A JP 1068895A JP 2608693 B2 JP2608693 B2 JP 2608693B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、積層した枚葉を一枚
ずつ確実に取り出すための枚葉(以下カードということ
もある)の分離取り出し方法と装置に関する。
【0002】
【従来の技術】積層した枚葉、例えば各種カード類を一
枚ずつ分離して取り出すための装置として、従来、最下
位のカード類を進退動自在のプッシャーで押出す方法の
ものが知られている。
【0003】上記プッシャーは、カード類の厚さと等し
い平板を用い、これを積層したカード類の最下位のカー
ド類と等しい高さ位置で進退動自在となるよう配置し、
プッシャーの前進動時その先端でカード類の後端を押し
て押し出すタイプや、図10に示すように、上下に高さ
を有するプッシャー1の上面に、カード類2の厚さに等
しい段部3を設け、この段部3の後端をカード類の押出
面4とし、プッシャー1の前進動時に押出面4でカード
類2を押出すタイプがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、カード類に
は少なからず反りがあり、しかも反りの方向が上下や前
後左右等一定化せず、このため、図11に示すように、
最下位のカード類2に大きな反りが生じていた場合、後
端部の位置が上下に変化し、プッシャー1の押出面4が
後端面に引かからない状態になり、空送りが発生した
り、逆に上からの荷重や摩擦により2枚の同時送り出し
が生じたりするという問題がある。
【0005】また、プッシャー1は水平に進退動するた
め、プッシャー1が最下位のカード類を押出すと、積層
したカード類群は全体が一枚分だけ下降して次位置のカ
ード類がこのプッシャー1上に載ることになり、このた
め、プッシャー1はその退動時にカード類の下面を擦る
ことになり、カード類に擦り傷をつけるという問題があ
る。
【0006】そこでこの発明は、カード類に反りがあっ
ても空送りの発生がなく、一枚ずつ確実に取り出せると
共に、カード類に擦り傷を生じさせることのない取り出
しが行なえる枚葉の分離取り出し方法と装置を提供する
ことを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、第1の発明は、両端部方向に移動しないよう
拘束した枚葉の両端下部を、外周面に枚葉の厚さに見合
う高さの爪を突設した爪付ローラと、外周面に平坦面を
設けたローラとで支持し、両ローラを互に内方へ逆回転
させ、爪付ローラの爪で枚葉の一方端部を引かけて他方
端部側に押し込むことにより、該枚葉を下方に撓ませな
がらこの一方端部を爪付ローラの下方に移動させ、枚葉
を両ローラ間の下部に取り出す構成を採用したものであ
る。
【0008】同第2の発明は、枚葉を両端部方向に移動
しないように拘束した状態で収納するストッカーの下部
で一方端部の位置に、外周面に枚葉の厚さに見合う高さ
の爪を突設した爪付ローラと、同じく他方端部の位置
に、外周面に平坦面を有するローラを、両ローラで枚葉
の両端下部を支持するように設け、前記両ローラを駆動
機構で互に内方へ逆回転させると共に、両ローラ間の下
部に枚葉送り出し機構を設けた構成を採用したものであ
る。
【0009】
【作用】ストッカー内に積み重ね状態で収納した枚葉
は、最下位枚葉の両端が爪付ローラとローラの上に載っ
て支持され、駆動機構で両ローラを互に内方へ1回転さ
せると、爪付ローラの爪が最下位枚葉の一方端部に係合
し、該枚葉の他方端部はローラの平坦面とストッカーの
壁面で支持されるので、該枚葉は両端部間の方向に押さ
れ、積層状態であるので最下位枚葉は下方に湾曲状とな
って撓み、一方端部を爪付ローラの下方に移動させる。
ローラの平坦面は上からの荷重を少なくして1枚の切り
離しを確実にする。
【0010】枚葉の一方端部と爪の係合部分が爪付ロー
ラの水平中心線よりも下方に通過すると、上記係合部分
が外れ、一方端部の支持が解かれるため、枚葉は両ロー
ラ間の下部に落下排出されることになる。
【0011】このように、爪付ローラの1回転ごとに、
枚葉を一枚ずつ確実に取り出すことができ、しかも爪で
枚葉を湾曲させるので、枚葉に擦り傷を生じさせること
がない。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面の図1乃
至図9に基づいて説明する。
【0013】図1乃至図9のように、互に直立して対向
する前部側板11と後部側板12を対向面間に所定の間
隔を確保する複数のステー13によって結合し、後部側
板12の背面側にガイド板14、15を固定し、該側板
12とガイド板14、15とで、枚葉(カード)Aを積
み重ね状態で収納するストッカー16を形成している。
【0014】上記ガイド板14、15は、平面L字状に
折り曲げた金属板を用い、カードAの長さ方向を収納す
る対向側壁14a、15aを下部が互に接近する傾斜状
とし、該側壁14a、15aの下端部間において、カー
ドAの長さ方向が丁度納まり、カードAの長さ方向への
平面的な移動を拘束する角筒状のストッカー16を形成
している。
【0015】前記後部側板12の背面側でストッカー1
6の下部には、一方側壁15aの直下位置に、カードA
の一方端部を支持する爪付ローラ17と、他方側壁14
aの直下位置に、カードAの他方端部を支持するローラ
18が各々回転自在となるよう取り付けられ、積層した
ストッカー16内のカードAを水平に支持すると共に、
更に、両ローラ17、18間の下方位置にカードAの送
り出し機構19が配置されている。
【0016】上記爪付ローラ17とローラ18の軸2
0、21は、前後の側板11、12で支持され、両軸2
0、21には側板11、12間の位置に歯車23、23
を固定し、両歯車22、23を一対の中間歯車24、2
5を介して連動すると共に、後部側板12の背面に固定
したモータ26の歯車27をローラ18の歯車23に噛
合させ、モータ26への通電ごとに、爪付ローラ17と
ローラ18を互に内方へ向けて等速で1回転させるよう
になっている。なお、1回転ごとの停止は、図4の如
く、モータ26の軸に取り付けた検出子28と近接スイ
ッチ29を用いている。
【0017】前記爪付ローラ17は、図8の如く、外周
面の1箇所に、一枚のカードAの厚みに見合う突出高さ
となる爪30が突設され、この爪30の回転方向後方位
置に平坦面17aが設けられ、また、ローラ18の外周
面には図5の如く、一部に平坦面31が形成されてい
る。上記爪30の突出高さは、カードAの厚みと等しい
か、それよりも少し低くなっている。また、爪付ローラ
17の平坦面17aは、最下位カードA1 の上からの荷
重、摩擦を少なくして2枚送り出しが生じないようにし
て1枚を確実に取り出す作用をし、ローラ18の平坦面
31は同じく上からの荷重を少なくして1枚の切り離し
を確実にするためのものである。
【0018】前記送り出し機構19は、爪付ローラ17
の直下に位置する溝付ローラ32とローラ18の直下に
位置する溝付ローラ33間にエンドレスベルト34、3
4を巻回し、図1の如く前記中間歯車24と一方の溝付
ローラ32を一対の歯車35、36で連動することによ
り、爪付ローラ17とローラ18間から落下したカード
をベルト34、34で水平に支持し、取り出し口37に
送り出すようになっている。
【0019】なお、ストッカー16内に収納したカード
A上には、適当な重さを有するカード押え38を載置
し、カードAが取り出し時に浮上らないようにしてい
る。
【0020】次に、カードの取り出し方法を図9を主体
に用いて説明する。
【0021】図9(A)のように、積み重ねたカードA
をストッカー16内に収納すると、最下位カードA1
長さ方向の両端が爪付ローラ17とローラ18上に載っ
て支持され、取り出し開始前の爪付ローラ17は爪30
がカードA1 の一方端部に臨む直前の位相で停止し、ロ
ーラ18は平坦面31がカードA1 の他方端部に臨む直
前の位相で停止している。
【0022】カードAを取り出すためにモータ26に通
電すると、爪付ローラ17とローラ18は、図9(A)
の矢印で示すように、互に内方へ逆転し、図9(B)の
如く、爪付ローラ17は爪30が最下位カードAの一方
端部に係合し、ローラ18は平坦面31が最下位カード
1 の他方端部に臨み、これにより、該カードA1 の他
方端部は上からの荷重が軽減されて平坦面31とストッ
カー16の側壁14aのコーナ部分で支持され、かつ、
爪30によって両端部間の方向に押される。
【0023】最下位カードA1 は、上面にカードが載っ
ているため、両端部方向に押されると、図9(B)、
(C)の如く下方に向かって湾曲し、その上面に重なる
カードと分離する。
【0024】爪付ローラ17の回転と共にカードA1
湾曲量は増大し、爪30が水平となった時点で湾曲量は
最大となり、爪30が水平状態から更に下方に回動する
と、カードA1 の一方端部と爪30との係合が外れ、図
9Dに二点鎖線で示すように、両端部間の押圧が解かれ
たカードA1 は復元弾性力によって平坦な状態に戻ると
同時に、一方の端部が爪付ローラ17の下方に落下す
る。
【0025】このとき、ローラ18の回転により、その
平坦面31でカードA1 の他方端部を押し出すので、カ
ードA1 は両ローラ17と18間の下部に落下排出さ
れ、回動する送り出し機構19に支持されて取り出し口
37に搬送される。
【0026】爪付ローラ17とローラ18は1回転する
と停止し、図9(A)のように、爪30がカードAの一
方端部に臨み、平坦面31がカードAの他方端部に臨む
状態に復帰し、送り出し機構19も停止し、次の取り出
しに備えることになる。
【0027】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、両端
部方向への移動を拘束した枚葉の両端部を爪付ローラと
ローラで支持し、カードの一方端部を爪で引かけて該カ
ードを両端部方向に押圧して湾曲させ、爪と一方端部の
係合部分を爪付ローラの下方に移動させることにより、
両ローラ間の下部に枚葉を排出するようにしたので、最
下位枚葉を分離して1枚ずつ確実に取り出すことがで
き、枚葉の両端部をローラで支持するので、枚葉に反り
があっても、空送りや2枚送り出しの発生を防止するこ
とができる。
【0028】また、爪付ローラの爪は枚葉の厚みに対応
する高さになっているので、枚葉の取出し時に枚葉の下
面を擦ることがなく、従って枚葉に擦り傷を生じさせる
ことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る枚葉分離取り出し装置の正面図
【図2】同上の平面図
【図3】同上の右側面図
【図4】同上の左側面図
【図5】枚葉分離取り出し装置の要部を拡大した縦断正
面図
【図6】爪付ローラの部分を示す縦断側面図
【図7】平坦面を有するローラの部分を示す縦断側面図
【図8】(A)は爪付ローラの平面図、(B)は同正面
図、(C)は縦断側面図
【図9】(A)乃至(D)は枚葉取り出しの作動順序を
示す工程図
【図10】従来のプッシャーを示す拡大断面図
【図11】同上の空送り発生状態を示す断面図
【符号の説明】
16 ストッカー 17 爪付ローラ 18 ローラ 19 送り出し機構 26 モータ 30 爪 31 平坦面 37 取り出し口 A カード A1 最下位カード

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端部方向に移動しないよう拘束した枚
    葉の両端下部を、外周面に枚葉の厚さに見合う高さの爪
    を突設した爪付ローラと、外周面に平坦面を設けたロー
    ラとで支持し、両ローラを互に内方へ逆回転させ、爪付
    ローラの爪で枚葉の一方端部を引かけて他方端部側に押
    し込むことにより、該枚葉を下方に撓ませながらこの一
    方端部を爪付ローラの下方に移動させ、枚葉を両ローラ
    間の下部に取り出すことを特徴とする枚葉の分離取り出
    し方法。
  2. 【請求項2】 枚葉を両端部方向に移動しないように拘
    束した状態で収納するストッカーの下部で一方端部の位
    置に、外周面に枚葉の厚さに見合う高さの爪を突設した
    爪付ローラと、同じく他方端部の位置に、外周面に平坦
    面を有するローラを、両ローラで枚葉の両端下部を支持
    するように設け、前記両ローラを駆動機構で互に内方へ
    逆回転させると共に、両ローラ間の下部に枚葉送り出し
    機構を設けた枚葉の分離取り出し装置。
JP1068895A 1995-01-26 1995-01-26 枚葉の分離取り出し方法と装置 Expired - Lifetime JP2608693B2 (ja)

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