JP2608497B2 - シャンプー組成物 - Google Patents

シャンプー組成物

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JP2608497B2 JP30343191A JP30343191A JP2608497B2 JP 2608497 B2 JP2608497 B2 JP 2608497B2 JP 30343191 A JP30343191 A JP 30343191A JP 30343191 A JP30343191 A JP 30343191A JP 2608497 B2 JP2608497 B2 JP 2608497B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特定のカチオン/両性
ポリマー及びキチン誘導体を含有し、髪のコンディショ
ニング効果及びスタイル保持効果を有するシャンプー組
成物に関する。
【0002】
【従来の技術】シャンプーは頭髪及び頭皮を洗浄して、
これらを清潔にするのが本来の目的である。しかしなが
ら、近年、消費者の価値観が多様化し、この目的のみで
なく、数多くの機能を持つシャンプーを求め、これに対
応すべく、数種の機能を持つシャンプーが多数上市され
ている。特に最近はシャンプー頻度の増加等により、髪
のコンディションを整える機能を持つものが求められて
おり、コンディショニング剤としてカチオンポリマーや
シリコーン油等を配合せしめたものがすでに市販されて
いる。
【0003】しかしながら、コンディショニング効果と
スタイル保持効果両方を合せ持ち、これらの効果が十分
であるシャンプー組成物は存在しなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は十分なコンディショニング効果とスタイル保持効果の
双方を合せ持つシャンプー組成物を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】斯かる実情に鑑み、本発
明者は鋭意研究を行なった結果、特定のカチオン/両性
ポリマー及び特定のキチン誘導体を含有せしめれば、優
れた髪のコンディショニング効果とスタイル保持効果を
有するシャンプー組成物が得られるを見い出し本発明を
完成した。
【0006】すなわち本発明は、次の成分(a)及び
(b) (a)下記の一般式(1)で示される四級化された繰り
返し単位5〜40モル%、一般式(2)で示される両性
化された繰り返し単位40〜90モル%、及び一般式
(3)で示される繰り返し単位5〜40モル%からなる
カチオン/両性ポリマー。
【0007】
【化4】
【0008】〔式中、R1 及びR4 は水素原子又はメチ
ル基を、R2 、R5 及びR6 は炭素数1〜4のアルキレ
ン基を、R3 は炭素数1〜4のアルキル基、ベンジル
基、2−ヒドロキシエチル基、2,3−エポキシプロピ
ル基、2−ヒドロキシプロピル基又は次式
【0009】
【化5】
【0010】(式中、nは1〜9の整数を示す。)で表
わされる基を、A1 及びA2 は酸素原子又はNHを、X
はハロゲン原子又はアルキル硫酸残基を示す。〕 (b)次の一般式(4)で表わされるポリオキシアルキ
レンキチン又はポリオキシアルキレンキトサン
【0011】
【化6】
【0012】〔式中、aは1を超える数を示し、R7
びR8 は水素原子、−COCH3 、又は−(EO)P1
(PO)q1−(BO)r1−Hを、R9 は水素原子又は−
(EO)p2−(PO)q2−(BO)r2−Hを、R10は水
素原子又は−(EO)p3−(PO)q3−(BO)r3−H
を示す(ここでp1、p2、p3、q1、q2、q3、r1
2及びr3はそれぞれ0〜5の数を示す。但し、p1
1+r1≠0、p2+q2+r2≠0、p3+q3+r3≠0
である。また、EOはオキシエチレン鎖を、POはオキ
シプロピレン鎖、BOはオキシブチレン鎖を示す)又、
EOとPOとBOとの結合の順序は問わず、D−グルコ
サミン骨格にPOが付加し、ついでEOが付加していて
もよく、EO、PO及びBOがランダムに付加していて
もよい。更に、結合している個々のD−グルコサミン骨
格でR7 、R8 、R9 、R10、p1 、p2 、p3
1 、q2 、q3 、r1 、r2 及びr3 はそれぞれ同一
でも異なってもよい〕を含有するシャンプー組成物を提
供するものである。
【0013】本発明で用いる(a)成分は、前記一般式
(1)〜(3)で示される繰り返し単位からなるカチオ
ン/両性ポリマーであるが、式中、R1 及びR4 として
はメチル基が、R2 及びR5 としてはエチレン基が、R
6 としてはメチレン基が、R 3 としてはメチル基が、A
1 及びA2としては酸素原子が、Xとしては塩素原子が
特に好ましい。また、一般式(1)、(2)及び(3)
の繰り返し単位のモル比はそれぞれ5〜40モル%、4
0〜90モル%及び5〜40モル%であり、この範囲を
逸脱すると、これをシャンプー組成物に配合した場合充
分な効果を奏しない。また、相溶性を考えた場合、カチ
オン化度は低い方が好ましい。
【0014】(a)成分のカチオン/両性ポリマーの製
造方法としては、 1.各繰り返し単位に対応する未変性の単量体を重合し
た後に四級化及び両性化を行う方法 2.各単量体を四級化及び両性化した後に重合を行う方
法 3.四級化後の単量体と未変性の単量体を共重合体した
後に両性化を行う方法 4.両性化後の単量体と未変性の単量体を共重合体した
後に四級化を行う方法 等が挙げられる。
【0015】各単量体の共重合体は、親水性溶媒中で行
われる。親水性溶媒としては、水に可溶の1種又は2種
以上の炭素数1〜4の脂肪族アルコール又はこれと水と
の混合物が好ましく、生成する重合体の濃度が30〜7
0重量%となる量を使用するのが好ましい。なお、変性
後の単量体の溶解性により、溶媒組成の選択を要するこ
ともある。共重合は、通常の溶液重合法、例えば単量体
を上記溶媒に溶解し、重合開始剤を添加し、窒素気流下
に加熱攪拌する等の方法で、重合条件を適宜選択するこ
とにより行われる。重合開始剤としては、例えば過酸化
ベンゾイル、過酸化ラウロイル等の過酸化物、アゾビス
イソブチロニトリル等のアゾ化合物などが好ましい。単
量体は、全量を重合当初から存在させても、単量体の種
類ごとに又は少量ずつ分割添加してもよい。かくして得
られる重合体の平均分子量は、約1万〜70万であるの
が好ましい。
【0016】四級化反応は、単量体又は重合体の親水性
溶媒溶液中に、窒素気流下、攪拌しながら四級化すべき
単量体に対して等モルの四級化剤のガス体を注入又は溶
液を滴下し、70〜95℃にて2〜10時間加熱するこ
とにより行われる。
【0017】四級化剤としては、例えばメチルクロライ
ド、メチルブロマイド、メチルヨード、エチルクロライ
ド、エチルブロマイド、プロピルクロライド、エチレン
クロルヒドリン、エチレンブロムヒドリン、エピクロル
ヒドリン、エピブロムヒドリン、プロピレンクロルヒド
リン、プロピレンブロムヒドリン、ベンジルクロライ
ド、ベンジルブロマイド、ポリエチレングリコールモノ
エポキシド、ジメチル硫酸、ジエチル硫酸等が用いられ
る。
【0018】両性化反応は、単量体又は重合体の親水性
溶媒溶液中に、窒素気流下、攪拌しながら両性化すべき
単量体に対して等モルの両性化剤の水溶液、親水性溶媒
溶液又は懸濁液を滴下し、70〜95℃にて2〜10時
間加熱することにより行われる。
【0019】両性化剤としては、例えばモノブロム酢酸
ナトリウム、モノクロル酢酸ナトリウム、モノクロル酢
酸カリウム、モノクロルプロピオン酸リチウム等のモノ
ハロゲン化脂肪酸アルカリ金属塩;モノハロゲン化脂肪
酸とアンモニア、2−アミノ−2−メチル−1−プロパ
ノール、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、
トリエタノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1,
3−プロパンジオール、2−アミノ−2−エチル−1−
プロパノール、モルホリン等との中和物などが用いられ
る。
【0020】ここで、両性化剤がナトリウム、カリウ
ム、リチウム等のアルカリ金属塩の場合は、両性化反応
の進行に従い無機塩が析出するため、配合上塩分が障害
となる場合は、遠心分離、ろ過等の固−液分離操作によ
りこれを除去するのが好ましい。これに対し、両性化剤
がアミン塩やアンモニウム塩の場合、両性化反応の進行
によっても有機塩は析出しないので、かかる分離操作を
行う必要はなく、均一溶液としてそのまま使用すること
ができる。
【0021】このようにして得られた(a)成分のカチ
オン/両性ポリマーは、親水性溶媒溶液のまま、又は必
要に応じて水、エタノール等で希釈を行う、溶媒を除去
すると共に水と置換する等の操作を行ってから、シャン
プー組成物の配合成分として用いる。また、(a)成分
の市販品としては、プラスサイズL−450(互応化学
工業社製)等が挙げられる。(a)成分のポリマーのシ
ャンプー組成物中への配合量は、ポリマー純分として
0.01〜5重量%の範囲が好ましい。
【0022】本発明に用いる(b)成分のポリオキシア
ルキレンキチン又はポリオキシアルキレンキトサンは、
前記一般式(4)で表わされるものであるが、これらの
うち、キチン及びキトサンのグルコサミン骨格当たりの
アルキレンオキシド平均付加モル数が3.0以上のもの
がスタイル保持特性の観点から好ましく、特に4.0以
上のものが好ましい。
【0023】(b)成分のポリオキシアルキレンキチン
又はポリオキシアルキレンキトサンは、アルカリキチン
あるいはキトサンに、クロルヒドロキシエチレン、クロ
ルヒドロキシプロピレン、クロルヒドロキシブチレン、
エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、又はブチ
レンオキサイドを常温・常圧下や50〜60℃で1〜5
kg/cm2 Gの加圧下に反応させる方法又はキチンあるい
はキトサンを特定の有機溶剤と水の混合反応溶媒中にお
いて、アルカリ存在下、アルキレンオキシドと反応させ
る方法(特公昭64−5601号公報)等によって製造
することができる。これら(b)成分の配合量は0.0
1〜10重量%とすることが好ましい。0.01重量%
より少ないとスタイル保持が十分でなく10重量%を超
えて配合すると、毛髪がごわつく等感触が悪くなること
があり、好ましくない。
【0024】本発明に用いられる界面活性剤は、アニオ
ン性界面活性剤としては、EO/PO付加型アルキル/
アルケニルエーテル硫酸塩、アルキル/アルケニル硫酸
塩、オレフィンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、
飽和/不飽和脂肪酸塩、EO/PO付加型アルキル/ア
ルケニルエーテルカルボン酸塩、α−スルホ脂肪酸塩/
エステル、スルホコハク酸型界面活性剤、リン酸エステ
ル型界面活性剤、アミノ酸型界面活性剤、カルボン酸型
界面活性剤等が、非イオン界面活性剤としては、EO/
PO,EO/BO付加型非イオン界面活性剤、高級脂肪
酸アルカノールアミド/そのアルキレンオキサイド付加
物、糖系ノニオン界面活性剤等が、カチオン界面活性剤
としては、ジ長鎖アルキル四級アンモニウム塩、モノ長
鎖アルキル四級アンモニウム塩、ジ長鎖アルキルポリオ
キシエチレン四級アンモニウム塩、モノ長鎖アルキルポ
リオキシエチレン四級アンモニウム塩、ビス(ヒドロキ
シアルキル)四級アンモニウム塩、アミド/エステル結
合を有する四級アンモニウム塩等が、両性界面活性剤と
しては、ベタイン型(カルボ,アミド,スルホ,ヒドロ
キシスルホ,アミドスルホ)、イミダゾリン型、アミド
アミノ型のもの等が挙げられる。
【0025】本発明のシャンプー組成物は、更に必要に
応じて通常毛髪化粧料に配合されるその他の成分、すな
わち、油剤、希釈溶媒、ポリマーその他を配合すること
もできる。ここで用いる油剤としては、例えばエステル
油、ワックス、ワックスエステル、炭化水素、シリコー
ン、シリコーン誘導体、ポリオキシアルキレン誘導体、
ポリオキシアルキレンアルキルエーテル誘導体、高級ア
ルコール等が挙げられ、希釈溶媒としては、水、低級ア
ルコール等の揮発性担体が挙げられる。
【0026】ポリマーとしては、カチオン化セルロース
誘導体、カチオン化デンプン、カチオン化デキストラ
ン、カチオン化グアー、キチン/キトサン、四級化ポリ
ビニルピロリドン、ポリグルコールポリアミン縮合物、
ジアリル第四級アンモニウム塩/アクリルアミド共重合
体、アジピン酸/ジメチルアミノヒドロキシプロピルエ
チレントリアミン共重合体、アルギン酸誘導体、セルロ
ース誘導体、キサンタンガム、カラギーナン、他のキチ
ン誘導体、アクリル酸誘導体、アラビアゴム、セルロー
ス誘導体、トラガントゴム、ポリビニルアルコール、ポ
リエチレンオキサイド、ポリビニルピロリドン、アニオ
ン性基(カルボン酸,スルホン酸等)を有するモノマー
と塩基性窒素を有するモノマーの共重合体、両性モノマ
ー(カルボキシベタイン型モノマー)の重合体/共重合
体塩基性窒素含有基をアニオンポリマーに導入したもの
等が挙げられる。その他、本発明の効果を損なわない量
の公知の成分すなわち、蛋白質誘導体、生薬等の植物抽
出物、水溶性高分子物質、金属イオン封鎖剤、防腐剤、
殺菌剤、グリセリン等の保湿剤、pH調整剤、紫外線吸収
剤、酸化防止剤、酸化剤、還元剤、色素及び香料等をそ
の必要に応じて配合することが出来る。
【0027】
【発明の効果】本発明のシャンプー組成物は、髪のコン
ディショニング効果及びスタイル保持効果の双方におい
て優れるシャンプー組成物である。
【0028】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。 合成例1 還流冷却器、温度計、滴下ロート、窒素置換用ガラス管
及び攪拌器を取り付けた四ツ口フラスコに、ジメチルア
ミノプロピルメタクリレート162.5g(0.95モ
ル)、2−ヒドロキシエチルメタクリレート6.5g
(0.05モル)、エチルアルコール169g及びアゾ
ビスイソブチロニトリル1.4gを加え、窒素気流下に
加熱して4時間還流し、重合させた。重合終了後、エチ
ルブロマイド5.5g(0.05モル)を、その沸点以
下の温度にて注意しながら滴下ロートより滴下し、添加
温度にて1時間維持した後、加熱還流して6時間四級化
反応を行った。
【0029】四級化反応終了後、モノクロル酢酸カリウ
ム119.3g(0.90モル)の40重量%エチルア
ルコール懸濁液を滴下ロートより滴下し、窒素気流下、
更に6時間加熱還流して両性化反応を行った。反応終了
後、得られた粘稠懸濁液から加圧ろ過器にて析出した無
機塩をろ別し、一般式(1)、(2)及び(3)の繰り
返し単位の比が5/90/5である平均分子量12万の
ポリマーを得た。次いで、これをポリマー純分濃度が3
0重量%となるように水で希釈した。
【0030】合成例2 還流冷却器、温度計、滴下ロート、窒素置換用ガラス管
及び攪拌器を取り付けた四ツ口フラスコに、ジメチルア
ミノエチルメタクリレート141.3g(0.90モ
ル)、2−ヒドロキシエチルメタクリレート13.0g
(0.10モル)、エチルアルコール154g及びアゾ
ビスイソブチロニトリル1.2gを加え、窒素気流下に
加熱して4時間還流し、重合させた。重合終了後、プロ
ピルクロライド31.4g(0.40モル)を、その沸
点以下の温度にて注意しながら滴下ロートより滴下し、
添加温度にて1時間維持した後、加熱還流して6時間四
級化反応を行った。四級化反応終了後、モノクロル酢酸
カリウム66.3g(0.50モル)の40重量%エチ
ルアルコール懸濁液を滴下ロートより滴下し、窒素気流
下、更に6時間加熱還流して両性化反応を行った。反応
終了後、得られた粘稠懸濁液から加圧ろ過器にて析出し
た無機塩をろ別し、一般式(1)、(2)及び(3)の
繰り返し単位の比が40/50/10である平均分子量
15万のポリマーを得た。次いで、これをポリマー純分
濃度が30重量%となるように水で希釈した。
【0031】合成例3 還流冷却器、温度計、滴下ロート、窒素置換用ガラス管
及び攪拌器を取り付けた四ツ口フラスコに、エチルアル
コール146g及びアゾビスイソブチロニトリル0.7
gを加え、窒素気流下、還流状態でジメチルアミノエチ
ルメタクリルアミド93.6g(0.60モル)と2−
ヒドロキシエチルメタクリレート52.0g(0.40
モル)との混合物を2時間かけて滴下した。滴下終了
後、更にアゾビスイソブチロニトリル0.7gを加えて
2時間還流し、重合させた。重合終了後、エチレンブロ
ムヒドリン12.5g(0.10モル)を、その沸点以
下の温度にて注意しながら滴下ロートより滴下し、添加
温度にて1時間維持した後、加熱還流して6時間四級化
反応を行った。
【0032】四級化反応終了後、モノクロル酢酸ナトリ
ウム53.3g(0.50モル)の40重量%水溶液を
滴下ロートより滴下し、窒素気流下、更に6時間加熱還
流して両性化反応を行い、一般式(1)、(2)及び
(3)の繰り返し単位の比が10/50/40である平
均分子量50万のポリマーを得た。反応終了後、析出し
た無機塩を含む固形分濃度が40重量%となるように水
で希釈した。
【0033】合成例4 還流冷却器、温度計、滴下ロート、窒素置換用ガラス管
及び攪拌器を取り付けた四ツ口フラスコに、エチルアル
コール169g及びアゾビスイソブチロニトリル0.8
gを加え、窒素気流下、還流状態でジエチルアミノエチ
ルメタクリレート129.5g(0.70モル)と2−
ヒドロキシエチルメタクリレート39.0g(0.30
モル)との混合物を2時間かけて滴下した。滴下終了
後、更にアゾビスイソブチロニトリル0.8gを加えて
2時間還流し、重合させた。重合終了後、エチルブロマ
イド32.7g(0.30モル)を、その沸点以下の温
度にて注意しながら滴下ロートより滴下し、添加温度に
て1時間維持した後、加熱還流して6時間四級化反応を
行った。
【0034】四級化反応終了後、モノクロル酢酸の2−
アミノ−2−メチル−1−プロパノール塩73.4g
(0.40モル)の40重量%水溶液を滴下ロートより
滴下し、窒素気流下、更に6時間加熱還流して両性化反
応を行い、一般式(1)、(2)及び(3)の繰り返し
単位の比が30/40/30である平均分子量30万の
ポリマーを得た。反応終了後、析出した無機塩を含む固
形分濃度が40重量%となるように水で希釈した。
【0035】合成例5 還流冷却器、温度計、滴下ロート、窒素置換用ガラス管
及び攪拌器を取り付けた四ツ口フラスコに、ジメチルア
ミノプロピルメタクリレート136.8g(0.8モ
ル)、2−ヒドロキシエチルメタクリレート26.0g
(0.2モル)、エチルアルコール169g及びアゾビ
スイソブチロニトリル1.4gを加え、窒素気流下に加
熱して4時間還流し、重合させた。重合終了後、エチル
ブロマイド22.0g(0.2モル)を、その沸点以下
の温度にて注意しながら滴下ロートより滴下し、添加温
度にて1時間維持した後、加熱還流して6時間四級化反
応を行った。
【0036】四級化反応終了後、モノクロル酢酸カリウ
ム79.6g(0.6モル)の40重量%エチルアルコ
ール懸濁液を滴下ロートより滴下し、窒素気流下、更に
6時間加熱還流して両性化反応を行った。反応終了後、
得られた粘稠懸濁液から加圧ろ過器にて析出した無機塩
をろ別し、一般式(1)、(2)及び(3)の繰り返し
単位の比が20/60/20である平均分子量20万の
ポリマーを得た。次いで、これをポリマー純分濃度が3
0重量%となるように水で希釈した。
【0037】実施例1 表1に示す組成のシャンプー組成物を調製し、下記試験
方法に従い、相溶性、くし通り(コンディショニング効
果)及び整髪効果(スタイリング保持効果)について評
価した。結果を表1及び表2に示す。 相溶性試験方法:サンプル外観を、次の基準で肉眼にて
評価した。 相溶性 透明溶解 ○ やや濁り △ 濁り ×
【0038】くし通り試験及び整髪試験 20gの毛束に各サンプルを塗布しシャンプー、すす
ぎ、乾燥後、下記基準により評価した。 くし通り くし・ブラシの通りがよい ○ くし・ブラシの通りがやや良い △ くし・ブラシの通りが悪い × 整髪効果 髪のまとまりが良い ○ 髪のまとまりがやや良い △ 髪のまとまりが悪い ×
【0039】
【表1】
【0040】
【表2】
【0041】実施例2 抗フケシャンプー組成物: N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸ナトリウム 12 重量% ヤシ脂肪酸−N−カルボメトキシエチル−N−カルボキ シエチルイミダゾリニウムベタインナトリウム 8 ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 5 エチレングリコールジステアレート 2 ポリオキシプロピレンキトサン*3 0.5 カチオン/両性ポリマー*4 0.5 オクトピロックス*5 0.5 オキシベンゾン 0.1 香料 0.5 エタノール 1 精製水 適量 *3:キトフィルマー(一丸ファルコス社製) *4:プラスサイズL−450(互応化学工業社製) *5:ピラクトンオーラミン(ヘキスト社製)
【0042】実施例3 シャンプー組成物: N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸ナトリウム 12 重量% ヤシ脂肪酸−N−カルボメトキシエチル−N−カルボキ シエチルイミダゾリニウムベタインナトリウム 8 ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 5 エチレングリコールジステアレート 2 ポリオキシプロピレンキトサン*3 0.5 カチオン/両性ポリマー*4 0.5 アミノ変性シリコーン*6 0.1 香料 0.5 エタノール 1 精製水 適量 *3:キトフィルマー(一丸ファルコス社製) *4:プラスサイズL−450(互応化学工業社製) *6:SM−8702C(東レ社製) 実施例2及び3のシャンプー組成物は、いずれもコンデ
ィショニング効果及びスタイリング保持効果に優れるも
のであった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−186318(JP,A) 特開 平1−92211(JP,A) 特開 平4−308525(JP,A) 特開 昭64−9911(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(a)及び(b) (a)下記の一般式(1)で示される四級化された繰り
    返し単位5〜40モル%、一般式(2)で示される両性
    化された繰り返し単位40〜90モル%、及び一般式
    (3)で示される繰り返し単位5〜40モル%からなる
    カチオン/両性ポリマー。 【化1】 〔式中、R1 及びR4 は水素原子又はメチル基を、
    2 、R5 及びR6 は炭素数1〜4のアルキレン基を、
    3 は炭素数1〜4のアルキル基、ベンジル基、2−ヒ
    ドロキシエチル基、2,3−エポキシプロピル基、2−
    ヒドロキシプロピル基又は次式 【化2】 (式中、nは1〜9の整数を示す。)で表わされる基
    を、A1 及びA2 は酸素原子又はNHを、Xはハロゲン
    原子又はアルキル硫酸残基を示す。〕 (b)次の一般式(4)で表わされるポリオキシアルキ
    レンキチン又はポリオキシアルキレンキトサン 【化3】 〔式中、aは1を超える数を示し、R7 及びR8 は水素
    原子、−COCH3 、又は−(EO)p1−(PO)q1
    (BO)r1−Hを、R9 は水素原子又は−(EO)p2
    (PO)q2−(BO)r2−Hを、R10は水素原子又は−
    (EO)p3−(PO)q3−(BO)r3−Hを示す(ここ
    でp1、p2、p3、q1、q2、q3、r1、r2及びr3
    それぞれ0〜5の数を示す。但し、p1+q1+r1
    0、p2+q2+r2≠0、p3+q3+r3≠0である。ま
    た、EOはオキシエチレン鎖を、POはオキシプロピレ
    ン鎖、BOはオキシブチレン鎖を示す)又、EOとPO
    とBOとの結合の順序は問わず、D−グルコサミン骨格
    にPOが付加し、ついでEOが付加していてもよく、E
    O、PO及びBOがランダムに付加していてもよい。更
    に、結合している個々のD−グルコサミン骨格でR7
    8 、R9 、R10、p1、p2 、p3 、q1 、q2 、q
    3 、r1 、r2 及びr3 はそれぞれ同一でも異なっても
    よい〕を含有するシャンプー組成物。
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