JP2608008B2 - アトリウムの空気調和方法およびその装置 - Google Patents

アトリウムの空気調和方法およびその装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アトリウムの空気調和
方法とその装置に関するものであり、詳しくは、冬期に
アトリウムにおける冷気溜を循環し夏期には熱気溜を排
出することができる空気調和のための送排気方法とその
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建物に囲まれた中庭、吹抜けなどの大規
模な内部空間で、植木、池などを配して人工的な自然環
境をつくり出したアトリウムの暖房方式は、一般に中央
装置からの温風送気を、そのアトリウムの中低層部に設
けたノズル式の吹き出し口から、低部の居住域に向かっ
て吹き付ける方式である。
【0003】即ち図2は、従来から実施されているアト
リウムにおける送排気の概略を示す図である。図2に示
すように中央装置(図示せず)からの送気は、そのアトリ
ウム1の中低層部に設けた居住域空気調和用のノズル式
の吹き出し口4から、低部の居住域15に向けて吹き付
ける方式である。そして低層部には、換気口2が設けら
れている。そして図2において17は冷気溜、18は温
気溜である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の送排
気方式では、アトリウムの空間内に送気された温風は、
周囲の温度よりも高いために、浮力によって上昇するの
で低層部の居住域まで達せず、その結果として低層部に
冷気溜を生じたり、上層部に温気溜を生じたりすること
があり、その空気調和の効率が満足されるものではなか
った。
【0005】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、アトリウムのような大規模な内
部空間における空気調和において、加熱空気の浮力によ
る上昇を防ぎ、居住域のみを効率的に暖房するために、
低層部の冷気溜や上層部の温気溜の発生を極力抑制する
ことができる、アトリウムの空気調和における送排気方
法とその装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用】本発明者は、
上記の課題の解決について種々検討したところ、大規模
なアトリウムにおける居住域空気調和用の吹き出し口の
上部に別の吹き出し口を設け、そこからアトリウム低層
部の冷気を吹き出す循環方式を採ることにより、冬期に
おける加熱空気の浮力による上昇を防ぎ、居住域のみを
効率的に暖房することができる方式に着目した。
【0007】即ち本発明は上記の着想に基づくものであ
り、その要旨は、アトリウムの空気調和における送排気
方法において、中層部の居住域空気調和用吹き出し口か
らの送気と、低層部換気口から吸気して前記吹き出し口
の上部に設けた別の吹き出し口から送気を行う送気方法
と、中層部の居住域空気調和用吹き出し口からの送気
と、上層部換気口から吸気して外部に排出する送排気方
法を、低温時と高温時で使い分けることを特徴とするア
トリウムの空気調和方法と、アトリウムの空気調和用の
送排気設備において、上層部並びに低層部に換気口を設
け、中層部に居住域空気調和用吹き出し口を設け、前記
吹き出し口の上部に追加吹き出し口を設け、かつ低層部
換気口から吸気して追加吹き出し口へ送気することと、
上層部換気口から吸気して外部に排気することができる
ようにダクト、ファン、ダンパを設けたことを特徴とす
るアトリウムの空気調和装置である。
【0008】上記のように本発明は、大規模なアトリウ
ムにおける居住域空気調和用の吹き出し口の上部に別の
吹き出し口を設け、そこからアトリウム低層部の冷気を
吹き出す循環方式を採ることにより、冬期における加熱
空気の浮力による上昇を防ぎ、居住域のみを効率的に暖
房する方式である。そして夏期には、ダンパを切り替
え、ファンを上層部の熱気溜の排出に転用することがで
きる。
【0009】
【実施例】以下実施例に基いて本発明を説明する。図1
は、本発明に係るアトリウムの空気調和方法と空気調和
装置における送排気の流れを説明するための吹き出し
口、ダクト、ファン、ダンパ等の位置関係を示す概略図
である。そして図1(1)は、本発明を低温時(例えば冬
期)に実施する場合を示すものである。
【0010】即ち、アトリウム1において低層部に換気
口2と上層部に換気口3を設け、さらに中層部に居住域
空気調和用吹き出し口4を設け、この吹き出し口4の上
部に追加吹き出し口5を設けたものである。そして、ダ
クト、ファン、ダンパは、低層部の換気口2から吸気し
ダンパ6(白丸、ダンパ開)、ダクト7、ファン8、ダク
ト9、ダンパ10(白丸、ダンパ開)を経て追加吹き出し
口5からアトリウム1内に送気する設備と、上層部の換
気口3から吸気するダクト11、ダンパ12(黒丸、ダ
ンパ閉)とダンパ13(黒丸、ダンパ閉)からなるもので
ある。 そして中央装置(図示せず)からの送気は、ダク
ト14を経てアトリウム1の中層部に設けた居住域空気
調和用吹き出し口2から、低部の居住域15に向けて吹
き付ける方式である。
【0011】つぎに図1(2)は、図1(1)に示す設備と同
様であるが、この図は本発明を高温時(例えば夏期)に実
施する場合を示すものである。即ち、低層部の換気口2
から吸気して追加吹き出し口5からアトリウム1内に送
気する循環経路のダンパ6(黒丸)とダンパ10(黒丸)は
閉状態である。そしてアトリウム1の上層部の熱気溜1
6は、上層部の換気口3から吸気してダクト11、ダン
パ12(白丸、ダンパ開)、ダクト7、ファン8、ダンパ
13(白丸、ダンパ開)を経て外部に排気される方式であ
る。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、アトリウムのような大
規模な内部空間における空気調和において、中層部の居
住域空気調和用吹き出し口からの送気と、低層部換気口
から吸気して前記吹き出し口の上部に設けた別の吹き出
し口から送気を行う送気方法と、中層部の居住域空気調
和用吹き出し口からの送気と、上層部換気口から吸気し
て外部に排出する送排気方法を、低温時と高温時におい
て使い分けることができる空気調和方法とその装置とし
たことにより、低層部の冷気溜や上層部の温気溜の発生
を極力抑制することができ、かつ加熱空気の浮力による
上昇を防ぐことができるので、居住域のみを効率的に暖
房することができる。また、夏期にはダンパを切り替え
て、ファンを上層部の熱気溜の排出に転用することがで
きるので、その効果は著大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るアトリウムの空気調和方
法と空気調和装置における送排気の流れを説明するため
の吹き出し口、ダクト、ファン、ダンパ等の位置関係を
示す概略図である。そして図1(1)は、本発明を低温時
(例えば冬期)に実施する場合を示すものであり、図1
(2)は、同じく高温時(例えば夏期)に実施する場合を示
すものである。
【図2】図2は、従来から実施されているアトリウムに
おける送排気の概略を示す図である。
【符号の説明】 1 アトリウム 2 低層部換気口 3 上層部換気口 4 居住域空気調和用吹き出し口 5 追加吹き出し口 6、10、12、13 ダンパ 7、9、11、14 ダクト 8 ファン 15 低部の居住域 16 熱気溜 17 冷気溜 18 温気溜

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アトリウムの空気調和における送排気方
    法において、中層部の居住域空気調和用吹き出し口から
    の送気と、低層部換気口から吸気して前記吹き出し口の
    上部に設けた別の吹き出し口から送気を行う送気方法
    と、中層部の居住域空気調和用吹き出し口からの送気
    と、上層部換気口から吸気して外部に排出する送排気方
    法を、低温時と高温時で使い分けることを特徴とするア
    トリウムの空気調和方法。
  2. 【請求項2】 アトリウムの空気調和用の送排気設備に
    おいて、上層部並びに低層部に換気口を設け、中層部に
    居住域空気調和用吹き出し口を設け、前記吹き出し口の
    上部に追加吹き出し口を設け、かつ低層部換気口から吸
    気して追加吹き出し口へ送気することと、上層部換気口
    から吸気して外部に排気することができるようにダク
    ト、ファン、ダンパを設けたことを特徴とするアトリウ
    ムの空気調和装置。
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