JP2607027Y2 - 塗布具の尾栓 - Google Patents

塗布具の尾栓

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JP2607027Y2 JP1993068944U JP6894493U JP2607027Y2 JP 2607027 Y2 JP2607027 Y2 JP 2607027Y2 JP 1993068944 U JP1993068944 U JP 1993068944U JP 6894493 U JP6894493 U JP 6894493U JP 2607027 Y2 JP2607027 Y2 JP 2607027Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、軸筒内部に収容したイ
ンキ吸蔵体の後退防止のために前記インキ吸蔵体の後端
に前端を当接するように前記軸筒の後端に取付けられ
る、筆ぺん、書道筆、ボ−ルペン、アイライナ−、リッ
プカラ−、筆跡修正具、ホワイトボ−ドマ−カ−などの
塗布具の尾栓に関する。
【0002】
【従来の技術】毛細管力によってインキを保持するイン
キ吸蔵体を軸筒内部に収容した塗布具は一般的であり、
インキ吸蔵体としても、中綿と称されたりする繊維束な
どよりなるものを代表に様々のものが知られている。例
えば、フィルム被覆や製造時の一体形成などによる外皮
を有しているもの、あるいは、このような外皮を有して
いないもの、また、繊維束よりなるものであっても、繊
維相互の自己融着により一体化されているもの、あるい
は、別途接着剤により繊維相互が一体化されているもの
など、更に、円柱状であるものが一般的であるが、横断
面多角形となるものなどである。
【0003】通常、尾栓は、このようなインキ吸蔵体の
軸筒内での後退防止をするため、前端をインキ吸蔵体の
後端に当接させるように軸筒後端に取付けられる。しか
も、塗布先でのインキ消費に応じてインキ吸蔵体の後端
から空気を侵入できるよう、インキ吸蔵体の後端を密封
しないような形状のものとされる。例えば、凹陥部など
を有するものとして作製される。寸法精度と複雑な形状
の両方を満足させる必要がある訳で、そのため、専ら、
射出成形により作製されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】確かに、射出成形によ
れば種々形状のものが作製できる。しかし、どうしても
単価の高いものとならざるを得ない。しかも、塗布具の
種類に応じて多数の金型の準備を余儀なくされることも
多い。例えば、セット品とする場合などであっても、塗
布先の種類に応じて内部構造の異なるものとすることが
往々にしてあり、このとき、品質面から長さの異なる複
数のインキ吸蔵体を使用することを希望すれば、尾栓も
長さの異なるものが必要になってしまう。単価の安い尾
栓が求められるところである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、横断面異形の
内面を有する軸筒内部に収容したインキ吸蔵体の後退防
止のために前記インキ吸蔵体の後端に前端を当接するよ
うに前記軸筒の後端に取付けられる塗布具の尾栓であっ
て、斜めになった前端面を有する筒体よりなる前部材と
この前部材を内嵌する後部材の横断面を前記軸筒の内面
形状に応じて異形となし、前部材は後部材の横断面辺部
分中央部に軸筒との狭着力を働かせるよう丸みを帯びた
横断面形状にしてなる塗布具の尾栓を要旨とする。
【0006】
【実施例】添付図1〜図3に基づいて一例の説明をす
る。尾栓は軸筒との間の密閉性を求められることも多
い。軸筒の内面が横断面円形であっても、この密閉性を
確保することは意外と困難であり、今までにも多くの工
夫がなされているが、この要望も満足するもの、しか
も、軸筒の内面が横断面異形であって、密閉性の確保が
より困難なものに対する好適な一例としてのものであ
る。
【0007】軸筒1は内面外面ともに四角い横断面を有
している。前述したことによるもので、勿論、他の多角
形であってもよく、円形であってもよい。但し、先口2
の部分の外面は横断面円形にしてある。キャップ3との
密閉性を考慮したもので、従って、キャップ3も先口2
との嵌合部4を除いて四角い横断面を有するものとして
ある。
【0008】先口2の部分に塗布先5が挿通している。
図示の塗布先5としては、繊維収束体や連通多孔質体な
どよりなるものとしてあるが、チップホルダ−に取付け
られた小管ペン先のように、塗布先体としての構造を有
するものであってもよい。
【0009】また、図1において、この先口2の部分に
描いてある点線は、先口2内面と塗布先5との間に空気
孔となる隙間を確保するためのリブが形成されているこ
とを示す。空気孔は、軸筒に穿孔することによって設け
られることも多いが、このように、塗布先との隙間とし
て形成されることも多い。
【0010】塗布先5の後端はインキ吸蔵体6に埋入し
ている。ここで、図示のインキ吸蔵体6は、前述したよ
うに、一般的な円柱状のものとしてある。図示は省略し
てあるが、外皮を有するものであってよい。この塗布先
5との当接力によって、インキ吸蔵体6は前進防止され
ている。また、より前進防止力を高めるために、軸筒1
の内面にはリブ7を設けてある。ここで、図2に示すよ
うに、リブ7は、横断面四角形状の内面の各角部に中心
に向かうように設けてあるが、このようなリブは適宜箇
所に適宜数設け得る。
【0011】以上、先口2内から侵入した空気は、軸筒
1内面とインキ吸蔵体6外面との隙間を通ってインキ吸
蔵体6の後方に移動し得るものとなっている。尚、軸筒
1のインキ吸蔵体6を収容する大半の部分の内径を大き
くしてあるが、勿論、適宜である。
【0012】軸筒1内に侵入した空気を消費インキと置
換的にインキ吸蔵体6の後端から侵入できるものとする
ために、尾栓8の前端をインキ吸蔵体6の後端と部分的
に隙間を有するように当接させてある。即ち、尾栓8
は、互いに嵌着される前部材9と後部材10とよりな
り、前部材9は斜めになった前端面11を有し、この前
端面11の先部がインキ吸蔵体6の後端の外周部分に当
接している。
【0013】この前部材9は、押出成形による長尺物と
して得たものを所定長さに切断することにより安価にし
て、しかも、長さ精度の高いものが容易に得られる。
尚、切断するカッタ−は、回転刃を有するものなどであ
ってもよいが、押切刃を有するものの場合、刃の形状次
第で前端面が平坦なものも曲面状になったものも容易に
得られる。また尚、図示の前部材9の後端面も前端面1
1と並行的に斜めになっているが、一種の切断で済むこ
とと前後対称性を有する方が後部材10との嵌着が容易
になることを考慮したものであり、垂直面として形成で
きないものではない。
【0014】また、前部材9は筒体であって、後部材1
0に内嵌されている。前部材9と軸筒1との間で後部材
10を挾着する構造になっている訳で、前部材9は、十
分に強い挾着力が働くよう、比較的硬質の材質のものと
してよいが、あまりにも強すぎる挾着力が働くと軸筒1
を破壊しかねないので、筒体であることによる弾力性を
発揮できるものになっている。これに対し、挾着される
後部材10は、前部材9と比べて軟質の材質からなるも
のとしておくのが好ましい。例えば、前部材9として硬
質ポリエチレン、後部材10として軟質ポリエチレンを
使用するようにする。勿論、ポリエチレンとポリプロピ
レンとか、ポリプロピレンとポリ塩化ビニルとかといっ
たように種類の異なるものを適宜組合せ使用してもよ
い。
【0015】更に、図3に示すように、前部材9や後部
材10も、軸筒1の形状に応じて四角い横断面を有する
ものとしてあるが、前部材9は、少し丸みに富んだ形状
になっている。後部材10が特に軟質のものであろうと
なかろうと、一般に、異形断面部材の嵌合における密閉
性は角部において確保し易く、内嵌される部材の横断面
辺部分が内方に変形することから辺中央部が密閉性の確
保し難いものとなる。後部材10と軸筒1との密閉性も
同様であり、この点、前部材9による挾着により密閉性
は基本的に良好になるが、更に、前部材9が後部材10
の横断面辺部分中央部に積極的に軸筒1との挾着力を働
かせることにより、全体としての密閉性をより良好にし
ているものである。
【0016】以上、一例の説明をしたが、要旨を逸脱し
ない範囲で他にも種々なせる。例えば、図示した尾栓8
における後部材10は、軸筒1の後端壁面によって位置
決めされるものとしたが、軸筒1の内壁に段部を設け、
その段部で位置決めするようにすることもできる。従っ
て、尾栓8は、後部材10を必ずしも軸筒1の後端から
突出させるものでなくてもよい。
【0017】
【考案の効果】本考案の塗布具の尾栓は、横断面異形の
内面を有する軸筒内部に収容したインキ吸蔵体の後退防
止のために前記インキ吸蔵体の後端に前端を当接するよ
うに前記軸筒の後端に取付けられる塗布具の尾栓であっ
て、斜めになった前端面を有する筒体よりなる前部材と
この前部材を内嵌する後部材の横断面を前記軸筒の内面
形状に応じて異形となし、前部材は後部材の横断面辺部
分中央部に軸筒との狭着力を働かせるよう丸みを帯びた
横断面形状にしてなるので、後部材は射出成形によると
しても、前述のように前部材は安価に準備でき、しか
も、前部材として長さの異なるものを準備すれば、後部
材を共通部品として、適宜長さのインキ吸蔵体に適用で
き、総合的に安価なものとなる。加えて、後部材を前部
材と軸筒との間で挾着するので、容易かつ十分な力で軸
筒と嵌着できるものとなり、密閉性が求められる場合で
あっても、これに容易に満足することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の説明するための縦断面図。
【図2】図1のA−A線横断面図。
【図3】図1のB−B線横断面図。
【符号の説明】
1 軸筒 2 先口 3 キャップ 4 嵌合部 5 塗布先 6 インキ吸蔵体 7 インキ吸蔵体の前進防止用リブ 8 尾栓 9 前部材 10 後部材 11 前部材の前端面

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横断面異形の内面を有する軸筒内部に収
    容したインキ吸蔵体の後退防止のために前記インキ吸蔵
    体の後端に前端を当接するように前記軸筒の後端に取付
    けられる塗布具の尾栓であって、斜めになった前端面を
    有する筒体よりなる前部材とこの前部材を内嵌する後部
    の横断面を前記軸筒の内面形状に応じて異形となし、
    前部材は後部材の横断面辺部分中央部に軸筒との狭着力
    を働かせるよう丸みを帯びた横断面形状にしてなる塗布
    具の尾栓。
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