JP2606733B2 - 過熱水蒸気殺菌装置 - Google Patents

過熱水蒸気殺菌装置

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JP2606733B2
JP2606733B2 JP63334173A JP33417388A JP2606733B2 JP 2606733 B2 JP2606733 B2 JP 2606733B2 JP 63334173 A JP63334173 A JP 63334173A JP 33417388 A JP33417388 A JP 33417388A JP 2606733 B2 JP2606733 B2 JP 2606733B2
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temperature
heat exchanger
superheated steam
temperature heat
sterilization
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忠昌 御前
晴夫 山田
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House Foods Corp
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  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 過熱水蒸気により食品、薬品原料、化粧品原料、飼料
等の加熱殺菌を行なうとともに、加熱エアーによって殺
菌済の食品等を品質劣化を生じることなく殺菌釜から排
出し得る過熱水蒸気殺菌装置に関する。
<従来の技術と問題点> 従来、ブロアーと低温熱交換器並びに水蒸気発生機構
が夫々高温熱交換器を介して殺菌釜に連通され、過熱水
蒸気による加熱殺菌後加熱エアーにより殺菌済の食品等
を殺菌釜から排出する方式の過熱水蒸気殺菌装置が知ら
れている。
しかしながら該装置によれば殺菌終了後の食品等の排
出用に殺菌釜に供給される加熱エアーが低温熱交換器並
びに高温熱交換器を通じ加熱されるため過度に高温とな
り、そのため殺菌済食品等が排出時に過度に乾燥される
結果となり、品質上問題があった。
<問題点を解決するための手段> 本願発明者等は、ブロアー及び低温熱交換器が高温熱
交換器を介して及び直接式に供給パイプを通じ殺菌釜に
連通しているとともに、水蒸気発生機構が該高温熱交換
器を介して供給パイプを通じ該殺菌釜に連通している過
熱水蒸気殺菌装置を案出することにより前述の問題点を
解消することに成功した。
<実施例> 以下本願発明に係る装置の実施例を添付図面に沿って
説明する。
図中(1)は水蒸気発生機構であり、開閉バルブ
(2)を介して供給パイプ(3)によって高温熱交換器
(4)に連通している。該高温熱交換器は約100〜200℃
の温度設定能力があればよく、又機種としては、電熱式
の使用が、熱効率が良くクリーンな過熱水蒸気を所望の
温度に調製し得る点で好ましい。
さらに該高温熱交換器(4)には、温度センサー
(5)と温度調節計(6)を有した電力調整器(7)が
装備されており、そのため該高温熱交換器で所望温度の
過熱水蒸気を安定して調製、供給することが可能であ
る。
該電力調製器(7)としては、位相制御タイプが電力
制御の精度が高い点で好ましい機種といえる。
電力調製仕様を具体的に説明すれば、先ず温度センサ
ー(5)が供給パイプ内の過熱水蒸気温度を感知し、こ
れを温度調節計(6)で信号に変換して該信号を電力調
製器(7)に与えて熱交換器内の電気ヒーター(8)に
流れる交流電力を調整して該電気ヒーターの発生熱量を
制御し、所望温度の過熱水蒸気を安定して調製する。
次に図中(9)は、ブロアーであり、供給パイプ(1
0)を介して低温熱交換器(12)に連通しており、該供
給パイプ(10)途中には開閉バルブ(11)が装備されて
いる。
さらに該低温熱交換器(12)は、高温熱交換器(4)
を介し[供給パイプ(13)による供給ルート]及び直接
式に[供給パイプ(14)による供給ルート]殺菌釜に連
通しており、いわゆるバイパス方式の加熱エアー供給シ
ステムを形成している。
ここで、低温熱交換器(12)としては、エロヒィンヒ
ーターを使用するのが熱効率が良くクリーンな加熱エア
ーを調製し得る点で好適である。又、該低温熱交換器の
設定温度能力は、約20〜100℃であれば充分である。
加熱エアー供給システムに於いて該バイパス方式を採
択することにより、加熱エアーの調製、供給ルートを自
在に選択でき、殺菌釜内へ供給する加熱エアー温度を広
い温度範囲に亘り自由に調整することが可能となる。
その結果、高温熱交換器〜供給パイプ〜殺菌釜内に於
いて水蒸気が結露することがなく、従って結露による被
処理物である食品等の品質劣化を防ぐことができ、さら
には殺菌済食品等を加熱エアーによって殺菌釜内から排
出する場合に於いても該食品等が過度に乾燥されること
もない。
次に図中(15)は、殺菌釜(16)に連通する供給パイ
プ(17)途中に装備された開閉バルブであり、該バルブ
には0〜15分まで秒単位で任意にクッキング処理時に於
けるホールディング時間の設定が可能なホールディング
タイマーが設置されている。
該ホールディングタイマーの採択によって殺菌処理終
了後自動的に所望の時間だけ開閉バルブ(15)の閉鎖状
態を維持することができ、食品等を所定の温度条件にて
加熱しクッキング処理を実施することができる。
次に図中(16)は、耐圧性の殺菌釜で、その一端に被
処理物投入口(18)、他端に被処理物排出口(19)を有
している。
該被処理物投入口(18)は、投入バルブ(20)を介し
被処理物投入装置(図示せず)に連通しており、該投入
口を通じ殺菌釜内に所定量の食品等の被処理物を投入し
得る。
又、被処理物排出口(19)は、排出バルブ(21)を介
し被処理物排出パイプ(22)により冷却装置(23)に連
通しており、殺菌済の食品等は、加熱エアーによって被
処理物排出パイプ(22)を通じ該冷却装置(23)に搬送
され所定の品温に冷却される。
本願発明で使用する殺菌釜としては、その内部が殺菌
釜を横方向に挿通する回転シャフト及び該シャフトに放
射状に固定された複数のブレードから基本的に構成さ
れ、該ブレードが該シャフトの軸方向に対して平行もし
くは螺旋状に傾斜しており、食品等が被処理物投入口
(18)側から被処理物排出口(19)側へと上下反転され
ながら順次移送される、いわゆるパドル方式の殺菌釜が
好適例として挙げられる。
さらに該殺菌釜(16)は、供給パイプ(17)に連通し
た導入口(24)及び排出パイプ(25)に連通した水蒸気
排出口(26)を有しており、該排出パイプ(25)途中に
は開閉バルブ(27)が装着されている。
又、図中(28)は、殺菌釜(16)の外周に設けられた
加熱ジャケットであり、供給パイプ(29)を介して水蒸
気発生機構(図示せず)に連通しているとともにドレー
ン排出口(30)によって発生したドレーンを排出し、該
殺菌釜で殺菌とともにクッキング処理を行なう場合は、
該加熱ジャケットによってクッキング処理時の殺菌釜内
温度の調整が行われる。
以上説明した本願発明に係る殺菌装置による食品の殺
菌乃至クッキング処理例を以下に掲げる。
先ず、開閉バルブ(15)、(27)、(31)、(32)及
び排出バルブ(21)を閉鎖し、投入バルブ(20)を開放
して所定量の食品の殺菌釜(16)内に投入する。
次に、投入バルブ(20)を閉鎖し、開閉バルブ
(2)、(15)を開放状態として、水蒸気発生機構
(1)から高温熱交換器(4)を介して所望温度の過熱
水蒸気を殺菌釜(16)内へ供給、充満させ所定時間の殺
菌処理を実施する。
該高温熱交換器(4)には電力調整器が装着されてい
るため、所望温度の過熱水蒸気を安定して殺菌釜内に供
給し得、所望の加熱程度の殺菌処理を確実に実施し得
る。
ここで好適な殺菌処理条件としては、105〜200℃、0
〜2kg/cm2で10秒〜30秒が挙げられる。
次に開閉バルブ(15)を閉鎖し、開閉バルブ(27)を
開放状態とし、殺菌釜内に充満する過熱水蒸気を排出パ
イプ(25)を通じて排出する。
次に開閉バルブ(27)が閉鎖されると同時に開閉バル
ブ(15)に装着されたホールディングタイマーが所定の
設定時間稼動し同時点でのバルブの開閉状態をそのまま
維持することにより食品のクッキング処理を実施する。
該クッキング処理は好適には、100〜200℃、0〜2kg/
cm2で10秒〜5分の条件で実施され、小麦粉、カレー
粉、各種香辛料等の種々食品に好ましいロースト臭を有
効に付与し得る。
又、該クッキング処理時の温度調整は、主として殺菌
釜の外周に設けられた加熱ジャケット(28)によって行
なわれる。
次に該ホールディングタイマーが解除され、開閉バル
ブ(11)、(15)、(31)、排出バルブ(21)が開放状
態となり、低温熱交換器(12)を介して所定の温度に調
整された加熱エアーが高温熱交換器(4)を介すること
なく殺菌釜内に供給され、殺菌済の食品を被処理物排出
口(19)、排出バルブ(21)を介して排出パイプ(22)
を通じ冷却装置(23)へと搬送する。
ここで食品の排出に使用する加熱エアーの好適温度と
しては、約70〜80℃が例示される。但し、過熱水蒸気に
よる殺菌温度が比較的高温度の場合は、低温熱交換器
(12)を介して得られた加熱エアーをさらに高温熱交換
器(4)を介することによって高温度のものとし、これ
を殺菌釜内に供給することが殺菌釜内や食品表面に於け
る結露の発生を防止する観点から望ましい。
以上の工程を繰り返し行なうことによって連続的に食
品の殺菌乃至クッキング処理を実施することが可能であ
る。
<発明の効果> 本願発明は加熱エアー供給システムにバイパス方式を
採択したため殺菌終了後所望温度の加熱エアーを選択使
用して殺菌済食品等の殺菌釜からの排出を実施すること
ができる。従って該排出時に食品等が過度に乾燥された
り又食品等表面に結露を生じることもなく高品質の殺菌
済食品等を得ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願発明に係る過熱水蒸気殺菌装置の一実施例
を示す概略図である。 31、32……開閉バルブ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブロアー及び低温熱交換器が高温熱交換器
    を介して及び直接式に供給パイプを通じ殺菌釜に連通し
    ているとともに、水蒸気発生機構が該高温熱交換器を介
    して供給パイプを通じ該殺菌釜に連通していることを特
    徴とする過熱水蒸気殺菌装置。
JP63334173A 1988-12-29 1988-12-29 過熱水蒸気殺菌装置 Expired - Lifetime JP2606733B2 (ja)

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